JPH0556758U - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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Publication number
JPH0556758U
JPH0556758U JP11274591U JP11274591U JPH0556758U JP H0556758 U JPH0556758 U JP H0556758U JP 11274591 U JP11274591 U JP 11274591U JP 11274591 U JP11274591 U JP 11274591U JP H0556758 U JPH0556758 U JP H0556758U
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JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
absorbing member
shock absorbing
panel
body structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP11274591U
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English (en)
Inventor
洋 中川
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 側方からの衝撃エネルギーを吸収する車体構
造の提供を図る。 【構成】 車体の側面を構成するピラー部10は、アウ
タパネルの内側に設けられる補強部材22と、インナパ
ネル30を有する。インナパネル30にはシートベルト
のリトラクター50が固着される。補強部材22とイン
ナパネル30の間に発泡樹脂製の第1の衝撃吸収部材1
10をとりつけ、フロアパネル40上に発泡樹脂製の第
2の衝撃吸収部材120を載置する。第1、第2の衝撃
吸収部材はリトラクターを挾んで車軸に直交する方向に
ほぼ直列に配設される。第1の衝撃吸収部材110の上
部はガセット25で覆われ、第2の衝撃吸収部材120
の上部はカバー150、160で覆われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は側方からの外力に対して剛性を向上した自動車の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体に対する側方からの衝撃に対してそのエネルギーを吸収して乗員 の保護を図る車体構造が提案されている。 例えば、特開昭49−48021号公報は、車体と座席の間と、各座席の間に 中空部にプラスチックフォームを充填した部材を設けて側方からの衝撃を吸収す る車体構造が開示されており、また、実開昭54−170520号公報には、衝 撃時にドアが車両内にめり込むことに対抗する構造が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した第1の公報に示されたものは、衝撃の吸収部材が車室内に配設され、 利用スペースを削減してしまう構造であり、また、第2の公報のものは、ドアが 内側へめり込むことを防止するもので、衝撃のエネルギーを吸収する構造を示す ものではない。 本考案は、車室の利用スペースに影響を与えない車体空間に、発泡体による衝 撃吸収部材を合理的に配設することにより側突に対する剛性を向上する車体構造 を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の車体構造は、車体の側面を構成するアウタパネルとインナパネルの間 に配設される発泡樹脂製の第1の衝撃吸収部材と、インナパネルに固着される金 属製部材と、車体のフロアパネル上に載置される発泡樹脂製の第2の衝撃吸収部 材を車体の軸線に直交する方向にほぼ直列に配設したものである。
【0005】
【作用】 2個の発泡樹脂の間に剛体を挾むことにより良好なエネルギー吸収作用が達成 される。
【0006】
【実施例】
図1は本考案を実施する車両の斜視図、図2は構成部材を示す説明図、図3は 図1のX−X断面図、図4は図1のY−Y断面図である。 車両1の車体には、ドア5を受けるとともに、車体の構造部材となるピラー部 10を含むリアクオーターパネル12が配設される。 図2はピラー部10の周辺の剛性を向上する本考案の車体構造の構成要素を示 す説明図であって、ピラー部10はアウタパネル20と、アウタパネルの内側に 設けられる補強部材22と、インナパネル30及びインナパネル及びインナパネ ル下部部材32で剛性の高い構造が構成されている。ピラー部10の内側には、 シートベルトを巻き取るリトラクター50がとりつけられる。リトラクター50 は、ケーシング内にスプリングを備えた剛性の高い部材である。 ピラー部10を構成するアウタパネル20及び補強部材22とインナパネル3 0の間の空間に第1の衝撃吸収部材110を配設してあり、リトラクター50よ り内側のフロアパネル40上に第2の衝撃吸収部材120が配設される。
【0007】 第1の衝撃吸収部材110及び第2の衝撃吸収部材120は、例えば発泡ウレ タン等の軽量でかつエネルギーの吸収性に富む材料でつくられる。 第1の衝撃吸収部材110は、下部が内側に湾曲する部分22Aを有する補強 部材22とインナパネル30との間に挿入され、上部には鋼板製のガセット25 が配設される。 第2の衝撃吸収部材120は、その外側を剛板製の第1のカバー150と第2 のカバー160で覆われる。
【0008】 図3は、衝撃吸収部材の配置を示す断面平面図、図4は車体の前部から後部を みた断面図である。 第1の衝撃吸収部材110は、発泡ウレタンをブロック状に成形したもので、 内側パネル30の開口部31を通り、補強部材22に植設した2本のピン23に 差し込むことでとりつけられる。この第1の衝撃吸収部材110の内側には内側 パネルの下部部材32を利用して剛体であるシートベルトのリトラクター50が 固着される。 フロアパネル40は、車室中央側が立ち上がって、側壁部42を形成する。こ のフロアパネル40上に第2の衝撃吸収部材120を載せ、上面を第1のカバー 150で覆う。
【0009】 この第2の衝撃吸収部材120は複雑な形状をしてたり、その外側の延長部1 20Aの先端はアウタパネル20の内側に対向する。この延長部120を押える ために第2のカバー160がとりつけられる。発泡ウレタン製の第2の衝撃吸収 部材120の外周を金属板でつくった第1のカバー150と第2のカバー160 で覆ったので、外部からの衝撃エネルギーを効果的に吸収することができる。 カバーの取付けには、例えば接着剤150Aを利用することができる。 フロアパネル40の側壁42の内側のスペースには、燃料タンク70を配設す ることができ、スペースの有効利用と重量バランスの向上を図ることができる。 なお、図示の実施例は、車体の左側の構造について説明したが、車体の右側も 同様の構造を採用する。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上のように、車両の側方からの衝撃に対抗する車体構造であって、 車体のピラーを構成するアウタパネルとインナパネルの間に配設される発泡樹脂 製の第1の衝撃吸収部材と、インナパネルに固着される金属製の部材と、フロア パネル上に載置される発泡樹脂製の第2の衝撃吸収部材を、車軸に直交する方向 にほぼ直列に配設したものである。発泡樹脂の間に剛体を挾むことで、側方から の衝撃エネルギーを効果的に吸収した車体の損傷を低減することができる。 フロアパネルは、車体内側で立ち上がって側壁を形成するので、第2の衝撃吸 収部材の車体内側への移動を規制するための部材を新たに設ける必要はない。ま た、第2の衝撃吸収部材の上部を板材のカバーで覆うことにより、上方への移動 を規制して良好なエネルギー吸収を達成し、上部にとりつけられるシートクッシ ョン等の支持部材を兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施する車両の斜視図。
【図2】車体構造の要部の説明図。
【図3】図1のX−X断面図。
【図4】図1のY−Y断面図。
【符号の説明】
10 ピラー部 12 リアクオータパネル 20 アウタパネル 22 補強部材 30 インナパネル 40 フロアパネル 50 リトラクター 110 第1の衝撃吸収部材 120 第2の衝撃吸収部材 150 第1のカバー 160 第2のカバー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側方からの衝撃を吸収する車体構
    造であって、車体の側面を構成するアウタパネルとイン
    ナパネルの間に配設される発泡樹脂性の第一の衝撃吸収
    部材と、インナパネルに固着される金属製部材と、車体
    のフロアパネル上に載置される発泡樹脂製の第2の衝撃
    吸収部材を車体の軸線に直交する方向にほぼ直列に配設
    してなる車体構造。
  2. 【請求項2】 第2の衝撃吸収部材を載置するフロアパ
    ネルは、車体内側で立ち上がって側壁を形成してなる請
    求項1記載の車体構造。
  3. 【請求項3】 第2の衝撃吸収部材を覆う金属板製のカ
    バーを設けてなる請求項1又は2記載の車体構造。
JP11274591U 1991-12-27 1991-12-27 車体構造 Pending JPH0556758U (ja)

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JP11274591U JPH0556758U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 車体構造

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JP11274591U JPH0556758U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 車体構造

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