JPH0556402B2 - - Google Patents

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JPH0556402B2
JPH0556402B2 JP1171086A JP1171086A JPH0556402B2 JP H0556402 B2 JPH0556402 B2 JP H0556402B2 JP 1171086 A JP1171086 A JP 1171086A JP 1171086 A JP1171086 A JP 1171086A JP H0556402 B2 JPH0556402 B2 JP H0556402B2
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JP
Japan
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valve
oil chamber
pressure
pilot
diameter hole
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Masaru Sugyama
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体制御装置に係り、特に、流量制御
機能と保圧機能とリリーフ機能を備えた流体制御
装置に関する。
〔従来技術〕
この種の流体制御装置としては、従来、第6図
にて示したものがあり、同図に示した流体制御装
置は、主弁10とパイロツト弁20とリリーフ弁
30を主体としている。主弁10は、大径孔11
aと小径孔11bを連設して連設段部に弁座11
cを形成してなり同弁座11cを間にして小径孔
側を図示しないアクチユエータに接続される流入
路11dとしかつ大径孔側をリザーバに接続され
る流出路11eとしてなる弁本体11と、同弁本
体11の大径孔11a内にOリング,バツクアツ
プリング等のシール部材12を介して摺動自在に
嵌挿されて背圧室Roを形成しかつ弁座11cに
着座したり離脱して流入路11dと流出路11e
間を連通遮断するポペツト弁体13と、背圧室
Ro内に組込まれてポペツト弁体13を弁座11
cに向けて付勢するばね14と、弁本体11に螺
進退可能に組付けられてポペツト弁体13の弁座
11cからのリフト量を調整可能に規定するスト
ツパねじ15によつて構成されている。一方、パ
イロツト弁20は、背圧室Roへのパイロツト圧
の給排を行う電磁切換弁であつて、図示の非作動
状態にてパイロツト圧を背圧室Roに供給し、ま
た作動状態にて背圧室Roからパイロツト圧を排
出する。また、リリーフ弁30は、主弁10に対
して並列的に設けられていて、流入路11d内油
圧が所定値に達したとき同油圧をリリーフする。
上記構成により、第6図に示した装置において
は、パイロツト弁20が非作動状態にあつてパイ
ロツト圧が背圧室Roに供給されておれば、ポペ
ツト弁体13がパイロツト圧及びばね14の力に
より弁座11cに着座させられるため、流入路1
1dと流出路11e間の連通は遮断され、流入路
11d内油圧は保持される(保圧機能)。この状
態において、流入路11d内油圧が所定値に達す
ると、リリーフ弁30が作動して流入路11d内
の圧油がリザーバに向けて流れ、流入路11d内
油圧の過度な上昇が抑制されてアクチユエータ等
が保護される(リリーフ機能)。
また、パイロツト弁20が作動されてパイロツ
ト圧が背圧室Roから排出されると、ポペツト弁
体13が流入路11dから流出路11eに流れよ
うとする作動油の圧力によりストツパねじ15に
当接するまで押し開かれるため、流入路11dか
ら流出路11eにはストツパねじ15によつて設
定された流量の作動油が流れる。(流量制御機
能)。なお、パイロツト弁20と主弁10間には
流量調整弁31,32が介装されているため、ポ
ペツト弁体13の開閉速度が調整される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記した従来の流体制御装置におい
ては、流量を調整する場合、受圧面積が大きくて
大きな力を受けているポペツト弁体13を直接ス
トツパねじ15により動かさなければならず、そ
の操作に大きな力が必要である。また、ストツパ
ねじ15により主弁10のポペツト弁体13を動
かして流量を調整するものであつてポペツト弁体
13のわずかな移動によつて流量が大きく変るた
め、ストツパねじ15のピツチを如何に小さくし
ても流量の設定(微調整)が難しい。
また、上記した従来の流体制御装置において
は、両流量調整弁31,32によりポペツト弁体
13の開閉速度を調整し得るものの、ポペツト弁
体13はその両側に作用する押圧力の差によつて
動くものであるため、背圧室Roに供給されるパ
イロツト圧の変動や流入路11d及び流出路11
e内圧力の変動によつてポペツト弁体13の開閉
速度が変動してしまう。
更に、上記した従来の流体制御装置において
は、その構成部材である主弁10とリリーフ弁3
0が大流量を制御するものであつて大型であるた
め、当該装置が大型となり、取付スペースやコス
ト面で問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記した問題を解決するために、当該
流体制御装置を、 大径孔の両端に同一径の小径孔をそれぞれ連設
してなり一方の連設段部に弁座を形成してなる弁
本体と、前記大径孔内に嵌挿されて一側に流入路
に常時連通する第1油室を形成し前記弁座に着座
したり離脱して同弁座を開閉するポペツト弁部と
同ポペツト弁部の一側に連設されて前記一方の小
径孔内に延び同小径孔との間に流出路に常時連通
しかつ前記弁座を通して前記第1油室に連通する
第2油室を形成する連結部と同連結部に連設され
て前記一方の小径孔に摺動自在に嵌挿され同小径
孔端に第3油室を形成するピストン部を一体的に
備えるとともに前記ポペツト弁部の他側に連設さ
れて前記他方の小径孔に摺動自在に嵌挿され同小
径孔端に前記流入路側に絞りを介して接続される
第4油室を形成するとともに前記大径孔端に第2
の絞りを介して前記流入路側に連通する第5油室
を形成する小径部を一体的に備える弁体と、同弁
体を前記第3油室に向けて付勢するばねを具備し
てなる主弁と、 前記第3油室に付与されるパイロツト圧を電流
付与値に応じて比例制御する第1パイロツト弁
と、 前記パイロツト圧により作動を制御されて前記
パイロツト圧が設定値未満であるとき前記第4油
室と戻り路の連通を遮断しまた前記パイロツト圧
が設定値以上であるとき前記第4油室と前記戻り
路を連通させる第2パイロツト弁と、 前記流入路内油圧及び前記第5油室内油圧によ
り作動を制御されて前記第5油室内油圧が所定値
に達したとき作動して同油圧をリリーフするとと
もに前記第4油室内油圧をリリーフする第3パイ
ロツト弁を備える構成とした。
〔発明の作用〕
本発明による流体制御装置においては、第3パ
イロツト弁が作動しないかぎり、流入路側油圧が
第1油室及び第5油室に付与されてポペツト弁部
に作用する押圧力が相殺されているため、第1油
室及び第5油室に付与される流入路側油圧の変動
によつて主弁の弁体が押動されることはない。一
方、流出路側油圧は第2油室にて主弁の弁体のポ
ペツト弁部とピストン部に作用してその押圧力が
相殺されているため、流出路側油圧の変動によつ
て主弁の弁体が押動されることはない。
また第1パイロツト弁への電流付与値が設定値
未満であつて第3油室に付与されるパイロツト圧
が設定値未満である場合、第2パイロツト弁が第
4油室と戻り路の連通を遮断している。このた
め、主弁の弁体は流入路側から絞りを通して第4
油室に付与される油圧及びばねの作用により第3
油室内のパイロツト圧に抗して押圧されていてポ
ペツト弁部を弁座に着座させており、流入路と流
出路の連通が遮断され、流入路側油圧が保持され
ている(保圧機能)。かかる状態にて流入路油圧
が所定値に達すると、第3パイロツト弁が作動し
て第4油室及び第5油室内の油圧をリリーフする
ため、主弁の弁体は第1油室内油圧と第5油室内
油圧との差圧と第3油室内油圧と第4油室内油圧
との差圧(主として前者の差圧)によりばねの作
用に抗して摺動する。したがつて、弁体のポペツ
ト弁部が弁座から離れて流入路から流出路に圧油
が流れ、流入路側油圧の過度な上昇が抑制される
(リリーフ機能)。
しかして、第1パイロツト弁への電流付与値を
設定値以上として第3油室に付与されるパイロツ
ト圧を設定値以上とすると、第2パイロツト弁が
作動して第4油室を戻り路に連通させる。このた
め、第4油室内の油圧は減少し、主弁の弁体は第
3油室内のパイロツト圧(第1パイロツト弁によ
つて設定値以上の或る値に設定されている)によ
る押圧力とばねの作用力(詳細には、同作用力と
第4油室内に残つている油圧による押圧力の合
力)がバランスする位置にて保持され流入路から
流出路へ流れる流量が規定される。したがつて、
第1パイロツト弁への電流付与値を変えて第2油
室に付与されるパイロツト圧を変えることによ
り、主弁の弁体の位置を調整でき、流入路から流
出路へ流れる流量を調整することができる。(流
量制御機能)。
また、本発明による流体制御装置においては、
第1パイロツト弁への電流付与値を適宜に時定数
制御して第3油室に付与されるパイロツト圧の増
大又は減少速度を適宜に調整すれば、主弁の弁体
の開弁速度及び閉弁速度を適宜に調整することが
できる。
〔発明の効果〕
上述した作用説明から明らかなように、本発明
による流体制御装置においては、第3パイロツト
弁が作動しないかぎり、主弁の弁体のポペツト弁
部に作用する流入路側油圧による押圧力が相殺さ
れるとともにポペツト弁部とピストン部に作用す
る流出路側油圧による押圧力が相殺されていて、
流入路側油圧や流出路側油圧の変動に拘わらず、
第1パイロツト弁への電流付与値を決定すること
により、主弁の弁体の位置を設定できるため、そ
の操作が極めて容易であるばかりか、弁体の位置
の設定を正確に行うことができて、正確な流量調
整を行うことができる。
また、本発明による流体制御装置においては、
第3パイロツト弁が作動しないかぎり、主弁の弁
体のポペツト弁部に作用する流入路側油圧による
押圧力が相殺されるとともにポペツト弁部とピス
トン部に作用する流出路側油圧による押圧力が相
殺されていて、第2パイロツト弁の作動により第
4油室が戻り路に連通している場合には、流入路
側油圧や流出路側油圧の変動によつて主弁の弁体
が押動されることはないため、第1パイロツト弁
への電流付与値を適宜に時定数制御して設定した
主弁の弁体の開閉速度が流入路側油圧や流出路側
油圧の変動による影響を受けず、常に安定して得
られる。
更に、本発明による流体制御装置においては、
大流量を制御する単一の主弁と、小流量を制御す
る第1,第2及び第3パイロツト弁をその構成部
材としているため、第6図に示した従来の流体制
御装置に比して小型化することができて、取付ス
ペースの削減やコスト低減を図ることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の1実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本発明による流体量制御装置を示して
いて、同装置は主弁40,第1パイロツト弁5
0,第2パイロツト弁60及び第3パイロツト弁
70によつて構成されている。
主弁40は、第1図及び第2図にて示したよう
に、第1部材41A,第2部材41B及び第3部
材41Cからなる弁本体41と、この弁本体41
内に上下方向へ摺動自在に嵌挿した弁体42と、
この弁体42を下方へ付勢するばね43によつて
構成されている。弁本体41は、大径孔41aの
上下両端に同一径の小径孔41b,41cをそれ
ぞれ連設してなり下方の連設段部に弁座41dを
形成してなる段付内孔を有するとともに、流入路
P1が連通する環状溝41eや流出路P2が連通
する環状溝41fを有している。
弁体42は、大径孔41a内に摺動自在に嵌挿
されて図示しないアクチユエータに接続される流
入路P1に常時連通する第1油室R1を形成し弁
座41dに着座したり離脱して流入路P1とリザ
ーバ80に接続される流出路P2間を連通遮断
(開閉)するポペツト弁部42aと、同ポペツト
弁部42aの下側に連設されて下方の小径孔41
b内に延び同小径孔41bとの間に流出路P2が
常時連通し弁座41dを通して第1油室R1に連
通する第2油室R2を形成する連結部42bと、
同連結部42bに連設されて下方の小径孔41b
に摺動自在に嵌挿され同小径孔41b端に第3油
室R3を形成するピストン部42cを一体的に備
えるとともに、ポペツト弁部42aの上側に上方
の小径孔41cに摺動自在に嵌挿され同小径孔4
1c端に第4油室R4を形成するとともに大径孔
41a端に第5油室R5を形成する小径筒部42
dを一体的に備えている。しかして、第3油室R
3は第1パイロツト弁50に接続されるとともに
第2パイロツト弁60の第1切換弁61に接続さ
れ、第4油室R4は流入路P1に絞り44を介し
て接続されるとともに第2パイロツト弁60の第
2切換弁62に接続され、第5油室R5は流入路
P1に第2の絞り45を介して連通するとともに
第3パイロツト弁70に接続されている。
第1パイロツト弁50は、供給路P3を通して
導入された圧油を所定値に減圧する減圧弁51
と、この減圧弁51から絞り52を通して第3油
室R3に付与されるパイロツト圧を電流付与値に
応じて比例制御する電流制御リリーフ弁53によ
つて構成されている。第2パイロツト弁60は、
第1図及び第3図にて示したように、第3油室R
3に付与されるパイロツト圧により作動を制御さ
れる第1切換弁61と、この第1切換弁61によ
つて作動を制御される第2切換弁62によつて構
成されている。第1切換弁61は、スプール弁体
61aとばね61bを備えていて、第3油室R3
から油室R6に通路P5を通して付与されるパイ
ロツト圧が設定値未満であるとき図示のように非
作動状態にあつて供給路P3と第2切換弁62の
接続を断ちまたパイロツト圧が設定値以上である
とき作動状態となつてて供給路P3を第2切換弁
62に接続させる。第2切換弁62は、突起を一
体的に有するピストン62a,ポペツト弁体62
b及びばね62cを備えていて、第1切換弁61
によつて油室R7が供給路P3に接続されたとき
作動して第4油室R4に連通する通路P6とリザ
ーバ80に連通する戻り路P4を連通させ、また
第1切換弁61によつて油室R7が供給路P3と
の接続を断たれて戻り路P4に接続されたとき図
示のように非作動となつて第4油室R4に連通す
る通路P6と戻り路P4の連通を遮断する。
第3パイロツト弁70は、流入路P1から絞り
45を通して付与される第5油室R5内の油圧が
所定値に達したとき作動して第5油室R5内の作
動油を戻り路P4に流すリリーフ弁71とこのリ
リーフ弁71の作動に応答して作動する切換弁7
2によつて構成されている。切換弁72は、第1
図及び第4図にて示したように、弁体72aとば
ね72bを備えていて、油室R8に通路P7を通
して付与される第5油室R5内の油圧がリリーフ
弁71によつてリリーフされていないとき図示の
ように非作動状態にあつて第4油室R4に連通す
る油室R9と戻り路P4の接続を断ち、また油室
R8に付与される油圧がリリーフ弁71によつて
リリーフされたとき通路P8を通して油室R10
に付与される流入路P1内の油圧によつて弁体7
2aがばね72bに抗して摺動して油室R9を戻
り路P4に接続させる。
上記のように構成した本実施例においては、第
3パイロツト弁70が作動しないかぎり、流入路
P1側油圧が第1油室R1及び第5油室R5に付
与されてポペツト弁部42aに作用する押圧力が
相殺されているため、第1油室R1及び第5油室
R5に付与される流入路P1側油圧の変動によつ
て主弁40の弁体42が押動されることはない。
一方、流出路P2側油圧は第2油室R2にて弁体
42のポペツト弁部42aとピストン部42cに
作用してその押圧力が相殺されているため、流出
路P2側油圧の変動によつて主弁40の弁体42
が押動されることはない。
また第1パイロツト弁50におけるリリーフ弁
53への電流付与値が設定値未満であつて第3油
室R3に付与されるパイロツト圧が設定値未満で
ある場合には、図示のごとく、第2パイロツト弁
60における第1切換弁61が非作動状態にあつ
て供給路P3と第2切換弁62の接続を断つてお
り、第2切換弁62が非作動状態にあつて第4油
室R4と戻り路P4の連通を遮断している。この
ため、主弁40の弁体42は流入路P1から絞り
44を通して第4油室R4に付与される油圧及び
ばね43の作用により第3油室R3内のパイロツ
ト圧に抗して押圧されていて、ポペツト弁部42
aを弁座41dに着座させており、流入路P1と
流出路P2の連通が遮断されている。したがつ
て、主弁40から図示しないアクチユエータに至
る流入路P1を含む回路内の油圧が保持され、ア
クチユエータはその停止状態に保持される(保圧
機能)。かかる状態において、アクチユエータに
過大な負荷が作用して上記した流入路P1を含む
油圧回路内の油圧が上昇し第5油室R5内の油圧
が第3パイロツト弁70のリリーフ弁71にて設
定した所定値に達すると、油路P7内の圧油が戻
り路P4に流れて切換弁72が作動し、主弁40
の第4油室R4内の圧油が切換弁72を通して戻
り路P4に流れる。このため、かかる場合には、
主弁40の弁体42は第1油室R1内油圧と第5
油室R5内油圧との差圧と第3油室R3内油圧と
第4油室R4内油圧との差圧(主として前者の差
圧)によりばね43の作用に抗して摺動する。し
たがつて、弁体43のポペツト弁部42aが弁座
41dから離れてアクチユエータからリザーバ8
0に圧油が流れ、主弁40とアクチユエータ間の
油圧回路内油圧の過度な上昇が抑制されて、アク
チユエータ等が保護される。
しかして、第1パイロツト弁50におけるリリ
ーフ弁53への電流付与値を設定値以上として第
3油室R3に付与されるパイロツト圧を設定値以
上とすると、第2パイロツト弁60における第1
切換弁61が作動して供給路P3を第2切換弁6
2に接続するため、第2切換弁62が作動して第
4油室R4を戻り路P4に連通させる。このた
め、第4油室R4内の油圧は減少し、主弁40の
弁体42は第3油室R3内のパイロツト圧(第1
パイロツト弁50によつて設定値以上の或る値に
設定されている)による押圧力とばね43の作用
力(詳細には、同作用力と第4油室R4内に残つ
ている油圧による押圧力の合力)がバランスする
位置にて保持され流入路P1から流出路P2へ流
れる流量が規定される。したがつて、第1パイロ
ツト弁50におけるリリーフ弁53への電流付与
値を変えて第3油室R3に付与されるパイロツト
圧を変えることにより、主弁40の弁体42の位
置を調整でき、流入路P1から流出路P2へ流れ
る流量を調整することができる(流量制御機能)。
また、本実施例の流体制御装置においては、第
1パイロツト弁50におけるリリーフ弁53への
電流付与値を適宜に時定数制御して第3油室R3
に付与されるパイロツト圧の増大又は減少速度を
適宜に調整すれば、主弁40の弁体42の開弁速
度及び閉弁速度を適宜に調整することができる。
上述した作用説明から明らかなように、本実施
例の流体制御装置においては、第3パイロツト弁
70が作動しないかぎり、弁体42のポペツト弁
部42aに作用する流入路P1側油圧による押圧
力が相殺されるとともにポペツト弁部42aとピ
ストン部42cに作用する流出路P2側油圧によ
る押圧力が相殺されていて、流入路P1側油圧や
流出路P2側油圧の変動に拘わらず、第1パイロ
ツト弁50におけるリリーフ弁53への電流付与
値を決定することにより、主弁40の弁体42の
位置を設定できるため、その操作が極めて容易で
あるばかりか、弁体42の位置の設定を正確に行
うことができて、正確な流量調整を行うことがで
きる。
また、本実施例の流体制御装置においては、第
3パイロツト弁70が作動しないかぎり、弁体4
2のポペツト弁部42aに作用する流入路P1側
油圧による押圧力が相殺されるとともにポペツト
弁部42aとピストン部42cに作用する流出路
P2側油圧による押圧力が相殺されていて、第2
パイロツト弁60の作動により第4油室R4が戻
り路P4に連通している場合には、流入路P1側
油圧や流出路P2側油圧の変動によつて主弁40
の弁体42が押動されることはないため、第1パ
イロツト弁50におけるリリーフ弁53への電流
付与値を適宜に時定数制御して設定した主弁40
の弁体42の開閉速度が流入路P1側油圧や流出
路P2側油圧の変動による影響を受けず、常に安
定して得られる。
更に、本実施例の流体制御装置においては、大
流量を制御する単一の主弁40と、小流量を制御
する第1,第2及び第3パイロツト弁50,6
0,70をその構成部材としているため、第6図
に示した従来の流体制御装置に比して小型化する
ことができて、取付スペースの削減やコスト低減
を図ることができる。
第5図は本発明の他の実施例を示していて、同
図に示した流体制御装置においては、減圧弁5
1,絞り52及びリリーフ弁53からなる第1パ
イロツト弁50に代えて電流制御減圧弁からなる
第1パイロツト弁50Aが採用され、また第1切
換弁61及び第2切換弁62からなる第2パイロ
ツト弁60に代えてパイロツト圧により直接作動
されて第4油室R4と戻り路P4を連通遮断する
切換弁からなる第2パイロツト弁60Aが採用さ
れており、第1パイロツト弁50Aは上記実施例
の第1パイロツト弁50と同様に第3油室R3に
付与されるパイロツト圧を電流付与値に応じて比
例制御し、また第2パイロツト弁60Aは上記実
施例の第2パイロツト弁60と同様にパイロツト
圧により作動を制御されてパイロツト圧が設定値
未満であるとき第4油室R4と戻り路P4の連通
を遮断しまたパイロツト圧が設定値以上であると
き第4油室R4と戻り路P4を連通させる。
なお、第5図に示した実施例の作用・効果は上
述した第1図〜第4図にて示した実施例の作用・
効果と実質的に同じであり、上述した説明から容
易に理解されるため、その説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による流体制御装置の一実施例
を示す全体構成図、第2図は第1図に示した装置
における主弁部分の詳細な拡大断面図、第3図は
第1図に示した装置における第2パイロツト弁部
分の詳細な拡大断面図、第4図は第1図に示した
装置における第3パイロツト弁部分の詳細な拡大
断面図、第5図は本発明の他の実施例を示す全体
構成図、第6図は従来例を示す全体構成図であ
る。 符号の説明、40……主弁、41……弁本体、
41a……大径孔、41b,41c……小径孔、
41d……弁座、42……弁体、42a……ポペ
ツト弁部、42b……連結部、42c……ピスト
ン部、42d……小径部、43……ばね、44…
…絞り、45……第2の絞り、50,50A……
第1パイロツト弁、60,60A……第2パイロ
ツト弁、70……第3パイロツト弁、P1……流
入路、P2……流出路、P3……供給路、P4…
…戻り路、R1……第1油室、R2……第2油
室、R3……第3油室、R4……第4油室、R5
……第5油室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大径孔の両端に同一径の小径孔をそれぞれ連
    設してなり一方の連設段部に弁座を形成してなる
    弁本体と、前記大径孔内に嵌挿されて一側に流入
    路に常時連通する第1油室を形成し前記弁座に着
    座したり離脱して同弁座を開閉するポペツト弁部
    と同ポペツト弁部の一側に連設されて前記一方の
    小径孔内に延び同小径孔との間に流出路に常時連
    通しかつ前記弁座を通して前記第1油室に連通す
    る第2油室を形成する連結部と連結部に連設され
    て前記一方の小径孔に摺動自在に嵌挿され同小径
    孔端に第3油室を形成するピストン部を一体的に
    備えるとともに前記ポペツト弁部の他側に連設さ
    れて前記他方の小径孔に摺動自在に嵌挿され同小
    径孔端に前記流入路側に絞りを介して接続される
    第4油室を形成するとともに前記大径孔端に第2
    の絞りを介して前記流入路側に連通する第5油室
    を形成する小径部を一体的に備える弁体と、同弁
    体を前記第3油室に向けて付勢するばねを具備し
    てなる主弁と、 前記第3油室に付与されるパイロツト圧を電流
    付与値に応じて比例制御する第1パイロツト弁
    と、 前記パイロツト圧により作動を制御されて前記
    パイロツト圧が設定値未満であるとき前記第4油
    室と戻り路の連通を遮断しまた前記パイロツト圧
    が設定値以上であるとき前記第4油室と前記戻り
    路を連通させる第2パイロツト弁と、 前記流入路内油圧及び前記第5油室内油圧によ
    り作動を制御されて前記第5油室内油圧が所定値
    に達したとき作動して同油圧をリリーフするとと
    もに前記第4油室内油圧をリリーフする第3パイ
    ロツト弁を備えてなる流体制御装置。
JP1171086A 1986-01-22 1986-01-22 流体制御装置 Granted JPS62171504A (ja)

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