JPH0556308A - 輪郭修整回路 - Google Patents

輪郭修整回路

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JPH0556308A
JPH0556308A JP3211802A JP21180291A JPH0556308A JP H0556308 A JPH0556308 A JP H0556308A JP 3211802 A JP3211802 A JP 3211802A JP 21180291 A JP21180291 A JP 21180291A JP H0556308 A JPH0556308 A JP H0556308A
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潤 染谷
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和弘 千葉
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一喜 渡部
Yoshie Yamamoto
芳枝 山本
Mamoru Inamura
守 稲村
Noboru Sunada
登 砂田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオプリンタなどにメモリされたデジタル
画像に対して、輪郭の強調と平滑化を適応的に切り替え
ることで、好ましい画像に修整する。 【構成】 所定の順序に並べられた画像データPiの高
域成分Faを微分フィルタa2で抽出し、その高域成分
Faの絶対値と判別データKを比較し、比較結果からセ
レクタ6によって修整データFoを選択する。修整デー
タFoと遅延回路1で所定時間遅延した着目画素P
(n,m)を加算器7で加算演算することで画像の輪郭
修整を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像もしくは画像関連
機器の信号処理に係わり、中でも所望画像の輪郭部分を
好ましく修整する輪郭修整回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は例えば特開昭61−71773
号公報に示された従来の輪郭修整回路を示す図であり、
図において、100と101はレジスタ、102と10
3と104および107は乗算器、105と108は加
算器、106は係数設定器、Piは入力画像データ、P
i+1およびPi+2は所定時間遅延されたデータ、P
oは出力画像データである。
【0003】図17は乗算器107の入力レベルと出力
レベルの関係を示す図である。
【0004】次に動作について説明する。入力画像デー
タPiは、レジスタ100およびレジスタ101で所定
時間遅延されPi+1とPi+2になる。乗算器102
は、Piに係数−1を乗じ、乗算器103はPi+1に
係数2を乗じ、乗算器104はPi+3に係数−1を乗
じる。その乗算結果が加算器105で加算演算され、係
数設定器106と乗算器107に入力される。乗算器1
07は加算器105の加算結果と係数設定器106の出
力を乗じる。ここで、係数設定器106は、乗算器10
7が図17に示した入力と出力の関係になるような乗算
係数を出力する。例えば加算器105の出力が小さいと
きは、入力信号を雑音とみなして出力を小さくするよう
な乗算係数を出力する。乗算器107の出力とレジスタ
100の出力が加算器108で加算演算され、輪郭の強
調された画像データPoを出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の輪郭修整回路は
以上のように構成されているので、雑音の強調を低減し
た輪郭強調を実施することができるが、雑音の除去およ
び修整量の調整を行なうことができず、使用者にとって
必ずしも好ましい画像が得られない等の問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、輪郭の強調と雑音の除去ができ
るとともに、強調の修整量を可変できる画像の輪郭修整
回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の輪郭
修整回路は、所定の標本化周波数で量子化されたデジタ
ル画像データの高域成分を抽出するとともに、その抽出
値と任意に設定することのできる判別係数とを比較し
て、雑音か輪郭かの判定を行い、輪郭の場合は高域成分
を原画素データに加算して輪郭強調を実施して、雑音の
場合は原画素データから高域成分を減算して雑音の除去
を実施するようにしたものである。
【0008】本発明に係る第2の輪郭修整回路は、所定
の標本化周波数で量子化されたデジタル画像データの高
域成分を抽出するとともに、その抽出値と任意に設定す
ることのできる判別係数とを比較して、雑音か輪郭かの
判定を行い、輪郭の場合は高域成分から修整量を減算し
た後に原画素データに加算して輪郭強調を実施し、雑音
の場合は原画素データから高域成分を減算して雑音の除
去を実施するようにしたものである。
【0009】本発明に係る第3の輪郭修整回路は、所定
の標本化周波数で量子化されたデジタル画像データに対
して、輪郭強調のための高域成分の抽出手段と雑音除去
のための高域成分の抽出手段で複数の高域成分を抽出す
るとともに、輪郭強調のための高域成分と任意に設定す
ることのできる判別係数とを比較して、雑音か輪郭かの
判定を行い、輪郭の場合は輪郭強調のための高域成分と
原画素データを加算して輪郭強調を実施し、雑音の場合
は原画素データから雑音除去のための高域成分を減算し
て雑音の除去を実施するようにしたものである。
【0010】本発明に係る第4の輪郭修整回路は、任意
の電圧を設定し、設定された電圧を量子化して輪郭の修
整量とすることで、輪郭の修整量を自由に設定できるよ
うにしたものである。
【0011】本発明に係る第5の輪郭修整回路は、予め
複数の修整量を記憶しておき、記憶された修整量の中か
ら目的に応じた修整量を選択することで、輪郭の修整を
実施するようにしたものである。
【0012】
【作用】本発明における第1の輪郭の修整は、画像デー
タの積分処理による平滑化と微分による輪郭の強調を、
抽出した画像の高域成分に応じて適応的に選択すること
で、雑音の除去と輪郭の強調を同時に実施できる。
【0013】本発明における第2の輪郭の修整は、輪郭
の強調時に抽出した高域成分と修整量の減算を実施する
ことで、輪郭強調と雑音除去の境界部における処理の差
を減らし、自然な処理画像を得られる。
【0014】本発明における第3の輪郭の修整は、特性
の異なる複数の高域成分の抽出手段を備えて、輪郭強調
の時と雑音除去の時に異なる高域成分を用いて処理を実
施することで、ドット妨害を強調しない輪郭の修整が実
施できる。
【0015】本発明における第4の輪郭の修整は、使用
者が連続的に可変な修整量を入力できるように構成した
ことで、輪郭の修整結果が可変となり、好みの輪郭に修
整できる。
【0016】本発明における第5の輪郭の修整は、予め
記憶された複数の修整量から使用者の目的に応じた修整
量を選択する構成としたので、簡便に好みの輪郭修整結
果を選択することができる。
【0017】
【実施例】実施例1.以下、この発明を図に基づいて説
明する。図1は本発明の実施例1に示す輪郭修正回路の
構成図である。図において、1は画素データを所定時間
遅延させる遅延回路、2は画像の高域成分を抽出する微
分フィルタa、3は−1倍の乗算器、4は絶対値回路、
5は比較器、6は2入力から一方を選択するセレクタ、
7は加算器、Piは入力画像データ、Kは判別データ、
Eはセレクタ6の出力制御信号、Faは微分フィルタa
2の出力データ、Foは修整データ、Poは輪郭修整さ
れた出力画像データである。
【0018】図2は量子化された二次元画像データの一
部を示す図で、P(n,m) が着目画素である。
【0019】次に、この動作について説明する。所定の
順序で入力された画像データPiは、遅延回路1および
微分フィルタa2に入力される。微分フィルタa2は、
着目画素P(n,m) と、その周辺画素との微分値(画像の
高域成分)Faを抽出する。例えばFaは、
【0020】
【数1】
【0021】である。高域成分Faは、乗算器3とセレ
クタ6および絶対値回路4に入力される。乗算器3は平
滑化データ(−Fa)を出力し、絶対値回路4は|Fa
|を算出する。ただし、|x|はxの絶対値を表わす。
比較器5は|Fa|と、例えば、キー入力によって設定
された判別データKとの比較を行ない、セレクタ6の制
御信号を出力する。セレクタ6は、比較器5によって|
Fa|≦Kの時、平滑化データ(−Fa)を選択し、|
Fa|>Kの時、輪郭強調データFaを選択する。ま
た、出力制御信号Eは、セレクタ6の出力を強制的にゼ
ロにするための信号であり、無修整のときに使用する。
セレクタ6の出力データは、修整データFoとして加算
器7に入力され、加算器7でFoと遅延回路1によって
所定時間遅延されたP(n,m) が加算演算される。演算結
果は出力画像データPoとして出力される。
【0022】図3は高域成分Faと判別データKおよび
修整データFoの関係の一例を示す図である。図におい
て、横軸は高域成分Fa、縦軸は修整データFoであ
る。高域成分Faが−K≦Fa≦Kの範囲(図3のA)
の時、セレクタ6は平滑化データ(−Fa)を選択する
ので、修整データFoはFo=−Faとなり、この時の
出力画像データPoは、
【0023】
【数2】
【0024】となり、画像は平滑化される。また、Fa
<−KおよびFa>Kの範囲(図3のB)の時は、輪郭
強調データFaが選択されて、Fo=Faとなる。この
時の出力画像データPoは、
【0025】
【数3】
【0026】となるので、画像は輪郭強調される。従っ
て、判別データKを雑音とみなすレベルに設定すること
によって、雑音とみなす画像の領域では、平滑化処理に
よる雑音の除去が行なわれ、その他の領域では、輪郭強
調が実施される。また、出力制御信号EによってFo=
0とすることで、処理を施さない画像を出力することが
できる。
【0027】実施例2.図4は本発明の実施例2に示す
輪郭修整回路の構成図である。この図において、10は
−1倍の乗算器、11はセレクタ、12は加算器、Sa
は高域成分Faの符号ビットである。
【0028】次に、この動作について説明する。判別デ
ータKは、乗算器10で−1倍されて−Kとなる。この
−KとKはセレクタ11に入力され、高域成分Faの符
号ビットSaにより選択される。Faが正の時に−Kを
選択し、Faが負の時にKを選択する。セレクタ11の
出力と高域成分Faが加算器12で加算演算されて、輪
郭強調データとしてセレクタ6に入力される。その他の
動作については実施例1と同様であるので省略する。
【0029】図5は図4に示した実施例2における高域
成分Faと判別データKおよび修整データFoの関係の
一例を示す図である。高域成分Faが−K≦Fa≦Kの
範囲(図5のA)の時は、実施例1と同様にFo=−F
aとなり、画像は平滑化される。また、Fa<−Kの範
囲ではFo=Fa−(−K)となり、Fa>Kの範囲で
はFo=Fa−Kとなる。従って、実施例1よりも画像
の平滑化領域と輪郭強調の領域との境界における処理の
差を減らすことができ、より自然な画像を出力すること
ができる。
【0030】実施例3.図6は本発明の実施例3に示す
輪郭修整回路の構成図である。この図において、20は
微分フィルタbである。ここで、微分フィルタb20
は、微分フィルタa2と異なった特性を示す。
【0031】次に、この動作について説明する。所定の
順序で入力された画像データPiは、遅延回路1と微分
フィルタa2及び微分フィルタb20に入力される。微
分フィルタa2では、高域成分Faが抽出される。例え
ば、図2のP(n,m) を着目画素とするとFaは、
【0032】
【数4】
【0033】である。高域成分Faは、乗算器3で−1
倍されてセレクタ6に入力する。また、微分フィルタb
20では、高域成分Fbが抽出される。例えば、Fb
は、
【0034】
【数5】
【0035】で示される。高域成分Fbは、セレクタ6
と絶対値回路4に入力され、比較器5でFbの絶対値|
Fb|と判別データKが比較される。この比較結果より
セレクタ6は、−FaとFbの一方を選択して修整デー
タFoとする。加算器7は、修整データFoと遅延回路
1によって所定時間遅延されたP(n,m) が加算演算され
て、出力画像データPoとして出力される。また、出力
制御信号EによってFo=0とすることで、処理を施さ
ない画像を出力することができる。
【0036】図7は図6に示した実施例3における高域
成分Fbと判別データKおよび修整データFoの関係の
一例を示す図である。図において、横軸は高域成分F
b、縦軸は修整データFoである。高域成分Fbが−K
≦Fb≦Kの範囲(図7のA)において、修整データF
oは、Fo=−Faとなり、この時の出力画像データP
oは、
【0037】
【数6】
【0038】である。従って、画像は平滑化される。ま
た、Fb<−KおよびFb>Kの範囲(図7のB)にお
いてFo=Fbであり、この時の出力画像データPo
は、
【0039】
【数7】
【0040】となり、画像は輪郭強調される。従って、
判別データKを雑音とみなすレベルに設定することによ
って、雑音とみなす画像の領域では、平滑化処理による
雑音除去がおこなわれ、その他の領域では、輪郭強調が
実施される。例えば、入力画像データが4倍の副搬送波
周波数(約14.4MHz)でサンプリングされたデー
タであるとすると、画像によっては、隣接する画素にド
ット妨害が発生することになる。この時、雑音とみなさ
れる領域においては、ドット妨害の平滑化が行なわれ、
また、その他の領域では一画素おきの輪郭強調を実施す
るため、ドット妨害が強調されることはなく、画像の輪
郭強調と雑音除去およびドット妨害の除去が同時に実施
される。
【0041】実施例4.図8は本発明の実施例4に示す
輪郭修整回路の構成図である。この図において、Sbは
高域成分Fbの符号ビットである。
【0042】次に、この動作について説明する。判別デ
ータKは、乗算器10で−1倍され−Kとなる。この−
KとKはセレクタ11に入力され、高域成分Fbの符号
ビットSbにより選択される。Fbが正の時に−Kを選
択し、Fbが負の時にKを選択する。セレクタ11の出
力と高域成分Fbが加算器12で加算演算されて、セレ
クタ6に入力される。その他の動作については実施例3
と同様であるので省略する。
【0043】図9は図8に示した実施例4における高域
成分Fbと判別データKおよび修整データFoの関係の
一例を示す図である。図において、高域成分Faが−K
≦Fb≦Kの範囲(図9のA)の時は、実施例3と同様
にFo=−Faとなり、画像は平滑化される。また、F
b<−Kの範囲ではFo=Fb−(−K)となり、Fb
>Kの範囲ではFo=Fb−Kとなる。従って、実施例
3よりも画像の平滑化領域と輪郭強調の領域との境界に
おける処理の差を減らすことができ、より自然な画像を
出力することができる。
【0044】実施例5.本発明に係る第4の輪郭修整回
路の一実施例について説明する。図10は連続的に可変
な修整量を入力する手段の一実施例である。図におい
て、30は可変抵抗器、31はA/D変換器である。
【0045】次に、この動作について説明する。可変抵
抗器30によって任意の電位を発生させる。この電位を
A/D変換器31でデジタルデータに変換し、判別デー
タKとして図1の比較器5に入力する。以下の動作につ
いては実施例1と同様であるので省略する。
【0046】図12は実施例5における高域成分Faと
判別データKおよび修整データFoの関係の一実施例を
示す図である。図において、(a)は判別データKがK
=0の時のFaとFoの関係を示し、同様に(b)は、
0<K<Kmax(ただし、KmaxはKのとり得る最
大値)、(c)はK=Kmaxの時のFaとFoの関係
を示す。K=0の時、高域成分Faが全ての値において
Fo=Faとなり、輪郭強調だけが実施される。0<K
<Kmaxの時は、実施例1と同様にKとFaの関係に
より雑音の除去と輪郭強調が実施され、K=Kmaxの
時は、Faが全ての範囲でFo=−Faとなり、平滑化
処理だけを実施する。従って、使用者は画像に応じた任
意の判別データを連続的に設定することができ、ソフト
な画像からハードな画像へ好みの画像に修整することが
できる。
【0047】実施例6.本発明に係る第4の輪郭修整回
路の一実施例について説明する。図10に示した連続的
に可変な修整量を入力する手段によって発生させた判別
データKを図4の乗算器10とセレクタ11と比較器5
に入力する。以下の動作については実施例2と同様であ
るので省略する。
【0048】図13は実施例6における高域成分Faと
判別データKおよび修整データFoの関係の一実施例を
示す図である。図において、(a)は判別データKがゼ
ロの時のFaとFoの関係を示し、同様に(b)は、0
<K<Kmax(ただし、KmaxはKのとり得る最大
値)、(c)はK=Kmaxの時のFaとFoの関係を
示す。K=0の時、高域成分Faが全ての値においてF
o=Faとなり、輪郭強調だけが実施される。0<K<
Kmaxの時は実施例2にと同様にKとFaの関係によ
り雑音の除去と輪郭強調を実施する。また、K=Kma
xの時はFaが全ての範囲でFo=−Faとなり、平滑
化処理だけを実施する。従って、使用者は画像に応じた
任意の判別データを連続的に設定することができ、ソフ
トな画像からハードな画像へ好みの画像に修整すること
ができる。また、0<K<Kmaxの時は、実施例5よ
り平滑化領域と輪郭強調の領域との境界における処理の
差を減らすことができ、より自然な画像を得ることがで
きる。
【0049】実施例7.上記第4の輪郭修整回路の一実
施例について説明する。図10に示した連続的に可変な
修整量を入力する手段によって発生させた判別データK
を図6の比較器5に入力する。以下の動作については実
施例3と同様であるので省略する。
【0050】図14は実施例7における高域成分Fbと
判別データKおよび修整データFoの関係の一実施例を
示す図である。図において、(a)は判別データKがK
=0の時のFbとFoの関係を示し、同様に(b)は、
0<K<Kmax(ただし、KmaxはKのとり得る最
大値)、(c)はK=Kmaxの時のFbとFoの関係
を示す。K=0の時、高域成分Fbが全ての値において
Fo=Fbとなり、輪郭強調だけが実施される。0<K
<Kmaxの時は実施例3と同様にKとFbの関係によ
り雑音の除去と輪郭強調を実施する。また、K=Kma
xの時はFbが全ての範囲でFo=−Faとなり、平滑
化処理だけを実施する。従って、使用者は画像に応じた
任意の判別データを連続的に設定することができ、ソフ
トな画像からハードな画像へ好みの画像に修整すること
ができる。
【0051】実施例8.上記第4の輪郭修整回路の一実
施例について説明する。図10に示した連続的に可変な
修整量を入力する手段によって発生させた判別データK
を図8の乗算器10とセレクタ11と比較器5に入力す
る。以下の動作については実施例4と同様であるので省
略する。
【0052】図15は実施例8における高域成分Fbと
判別データKおよび修整データFoの関係の一実施例を
示す図である。図において、(a)は判別データKがゼ
ロの時のFbとFoの関係を示し、同様に(b)は、0
<K<Kmax(ただし、KmaxはKのとり得る最大
値)、(c)はK=Kmaxの時のFbとFoの関係を
示す。K=0の時、高域成分Fbが全ての値においてF
o=Fbとなり、輪郭強調だけが実施される。この時の
輪郭強調は、微分フィルタb20の特性にょりドット妨
害を強調しない。また、0<K<Kmaxの時は実施例
4と同様にKとFbの関係により雑音の除去と輪郭強調
を実施する。また、K=Kmaxの時はFbが全ての範
囲でFo=−Faとなり、平滑化処理だけを実施する。
従って、使用者は画像に応じた任意の判別データを連続
的に設定することができ、ソフトな画像からハードな画
像へ好みの画像に修整することができる。また、0<K
<Kmaxの時は、実施例7より平滑化領域と輪郭強調
の領域との境界における処理の差を減らすことができ、
より自然な画像を得ることができる。
【0053】実施例9.本発明に係る第5の輪郭修整回
路の一実施例について説明する。図11は、複数の修整
量を記憶する手段と前記の修整量を選択する手段の一実
施例である。図において32,33,34,35は、修
整量を記憶するメモリ、K1,K2,K3,Knは、前
記メモリに記憶された修整量を示すデータ、36はセレ
クタ、Mはセレクタの選択信号である。
【0054】次にこの動作について説明する。使用者は
目的に応じた選択信号Mを与える。例えば、メモリa3
2を選択した場合、セレクタ36からK1が判別データ
Kとして出力される。判別信号Kは、図1の比較器5に
入力される。以下の動作は、実施例1と同様であるので
省略する。
【0055】実施例9において、例えば、修整量を記憶
するメモリが3つの場合において、K1=0,0<K2
<Kmax,K3=Kmaxであるとする。ここで、選
択信号Mによってメモリa32を選択した場合は、図1
2の(a)の動作となり、輪郭強調のみを行なったハー
ドな画像となる。メモリb33を選択した場合は、図1
2の(b)の動作で雑音除去と輪郭強調、メモリc34
を選択した場合は、図12の(c)の動作で平滑化のみ
を行なったソフトな画像となる。また、出力制御信号E
によって、処理を施さない画像を出力することができ
る。このように、使用者は、あらかじめ用意された複数
のモードを選択することで、簡便に好みの処理を施すこ
とができる。
【0056】実施例10.上記第5の輪郭修整回路の一
実施例について説明する。図11に示した複数の修整量
を記憶する手段と前記の修整量を選択する手段によって
発生させた判別データKを図4の乗算器10とセレクタ
11と比較器5に入力する。以下の動作については実施
例2と同様であるので省略する。
【0057】実施例10において、例えば、修整量を記
憶するメモリが3つの場合でK1=0,0<K2<Km
ax,K3=Kmaxであるとする。ここで、選択信号
Mによってメモリa32を選択したとき図13の(a)
の動作となり、輪郭強調のみを行なったハードな画像と
なる。メモリb33を選択したときは、図13の(b)
で雑音除去と輪郭強調、メモリc34を選択したとき
は、図13の(c)で、平滑化のみを行なったソフトな
画像となる。また、出力制御信号Eによって、処理を施
さない画像を出力することができる。このように、使用
者は、あらかじめ用意された複数のモードを選択するこ
とで、簡便に好みの処理を施すことができる。
【0058】実施例11.上記第5の輪郭修整回路の一
実施例について説明する。図11に示した複数の修整量
を記憶する手段と前記の修整量を選択する手段によって
発生させた判別データKを図6の比較器5に入力する。
以下の動作については実施例3と同様であるので省略す
る。
【0059】実施例11において、例えば、修整量を記
憶するメモリが3つの場合でK1=0,0<K2<Km
ax,K3=Kmaxであるとする。ここで、選択信号
Mによってメモリa32を選択したとき図13の(a)
の動作となり、輪郭強調のみを行なったハードな画像と
なる。メモリb33を選択したときは、図13の(b)
の動作で微分フィルタa2による雑音除去と微分フィル
タb20による輪郭強調、メモリc34を選択したとき
は、図13の(c)の動作で平滑化のみを行なったソフ
トな画像となる。この時の輪郭強調は、微分フィルタb
20の特性によりドット妨害を強調しない。また、出力
制御信号Eによって、処理を施さない画像を出力するこ
とができる。このように、使用者は、あらかじめ用意さ
れた複数のモードを選択することで、簡便に好みの処理
を施すことができる。
【0060】実施例12.上記第5の輪郭修整回路の一
実施例について説明する。図11に示した複数の修整量
を記憶する手段と前記の修整量を選択する手段によって
発生させた判別データKを図8の乗算器10とセレクタ
11と比較器5に入力する。以下の動作については実施
例4と同様であるので省略する。
【0061】実施例12において、例えば、修整量を記
憶するメモリが3つの場合でK1=0,0<K2<Km
ax,K3=Kmaxであるとする。ここで、選択信号
Mによってメモリa32を選択したとき図14の(a)
の動作となり、輪郭強調のみを行なったハードな画像と
なる。メモリb33を選択したときは、図14の(b)
の動作で微分フィルタa2による雑音除去と微分フィル
タb20による輪郭強調、メモリc34を選択したとき
は、図14の(c)の動作で平滑化のみを行なったソフ
トな画像となる。また、図14の(b)において、雑音
除去と輪郭強調の境界における処理の差は、実施例11
に比べて少なく、より自然な画像を得ることができる。
なお、出力制御信号Eによって処理を施さない画像を出
力することができる。このように、使用者は、あらかじ
め用意された複数のモードを選択することで、簡便に好
みの処理を施すことができる。
【0062】上記の実施例では、判別データを入力する
手段として、キー入力の場合と可変抵抗器とA/D変換
器を用いた場合、およびメモリとセレクタを用いた場合
について示したが、これに限るものではなく、マン/マ
シンのインターフェース手段であれば、どの様な手段で
も使用できる。また、高域成分を抽出する微分フィルタ
も任意の構成と係数のフィルタを使用できる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば画像の
輪郭修整として、輪郭強調と雑音除去を同時に実施でき
るとともに、任意に設定できる判別データKによって輪
郭強調と雑音除去の度合を自由に可変もしくは選択でき
る構成としたので、使用者が好ましい画像に調節できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に示す輪郭修整回路の構成図
である。
【図2】本発明における量子化されたデジタル画像デー
タの一部を示す図である。
【図3】本発明の実施例1に示す高域成分と修整データ
および判別データの関係を示す図である。
【図4】本発明の実施例2に示す輪郭修整回路の構成図
である。
【図5】本発明の実施例2に示す高域成分と修整データ
および判別データの関係を示す図である。
【図6】本発明の実施例3に示す輪郭修整回路の構成図
である。
【図7】本発明の実施例3に示す高域成分と修整データ
および判別データの関係を示す図である。
【図8】本発明の実施例4に示す輪郭修整回路の構成図
である。
【図9】本発明の実施例4に示す高域成分と修整データ
および判別データの関係を示す図である。
【図10】本発明における修整データ入力手段の一実施
例を示す図である。
【図11】本発明における修整データ入力手段の他の一
実施例を示す図である。
【図12】本発明の実施例5および実施例9に示す高域
成分と修整データおよび判別データの関係を示す図であ
る。
【図13】本発明の実施例6および実施例10に示す高
域成分と修整データおよび判別データの関係を示す図で
ある。
【図14】本発明の実施例7および実施例11に示す高
域成分と修整データおよび判別データの関係を示す図で
ある。
【図15】本発明の実施例8および実施例12に示す高
域成分と修整データおよび判別データの関係を示す図で
ある。
【図16】従来の輪郭修整回路の一実施例を示す図であ
る。
【図17】従来の実施例における輪郭修整の入力レベル
と出力レベルを示す図である。
【符号の説明】
1 遅延回路 2 微分フィルタa 3、10 乗算器 4 絶対値回路 5 比較器 6、11、36 セレクタ 7 加算器 12 加算器 20 微分フィルタb 30 可変抵抗器 31 A/D変換器 32 メモリa 33 メモリb 34 メモリc 35 メモリn
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【数3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 芳枝 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内 (72)発明者 稲村 守 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内 (72)発明者 砂田 登 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 エンジニアリング株式会社京都事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の輪郭部をデジタル的に修整する回
    路であって、輪郭部の修整量を入力する手段と、画像の
    高域成分を抽出する手段と、前記の修整量と高域成分を
    比較判定する手段と、画像の高域成分を強調する手段
    と、画像の高域成分を平滑化する手段と、比較判定手段
    の出力に応じて、前記の強調手段と平滑化手段の一方を
    選択する手段を備えて、好ましい画像に輪郭部を修整で
    きるように構成したことを特徴とする輪郭修整回路。
  2. 【請求項2】 画像の高域成分と修整量を演算する手段
    を備えて、好ましい画像に輪郭部を修整できるように構
    成したことを特徴とする請求項第1項記載の輪郭修整回
    路。
  3. 【請求項3】 特性の異なる複数の高域成分の抽出手段
    を備えたことを特徴とする請求項第1項または請求項第
    2項記載の輪郭修整回路。
  4. 【請求項4】 連続的に可変な修整量を入力する手段を
    備えて、画像の輪郭部を任意に調整できるように構成し
    たことを特徴とする請求項第1項乃至請求項第3項記載
    の輪郭修整回路。
  5. 【請求項5】 複数の修整量を記憶する手段と前記の修
    整量を選択する手段を備えて、目的に応じた修整結果を
    選択できるように構成したことを特徴とする請求項第1
    項乃至請求項第3項記載の輪郭修整回路。
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US08/238,946 US5550936A (en) 1991-08-23 1994-05-06 Image processing system
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