JPH0556231U - 粉体の溶解装置 - Google Patents

粉体の溶解装置

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Publication number
JPH0556231U
JPH0556231U JP362592U JP362592U JPH0556231U JP H0556231 U JPH0556231 U JP H0556231U JP 362592 U JP362592 U JP 362592U JP 362592 U JP362592 U JP 362592U JP H0556231 U JPH0556231 U JP H0556231U
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JP
Japan
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water
powder
supply port
milk powder
dissolved
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Withdrawn
Application number
JP362592U
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English (en)
Inventor
享子 田村
芳彦 本多
健吉 阿彦
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 泡の発生の少ない粉体の溶解装置をうること
を目的とする。 【構成】 内部が真空にできる溶解タンクに粉体供給
口、脱気水供給口を設けるとともに、内部に攪拌翼を設
置してなる粉体の溶解装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、脱脂粉乳等の粉体の溶解装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乳製品製造の際、脱脂粉乳の溶解は単に温水に脱脂粉乳を加え、攪拌、溶解し ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
通常、水で脱脂粉乳を溶解する場合溶けにくく、また脱脂粉乳中に含まれてい る空気が水に溶けきれなくて、気泡となって水面に浮かび上がるという問題があ る。 従来の脱脂粉乳等の溶解の際には、このため温水を用いて溶解しているが、泡 は多量に発生し、容易に消えないことから一晩エージング処理している。 したがって、本案は泡の発生のない粉体の溶解装置をうることを目的とするも のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するため、次のような粉体の溶解装置を提供するもの である。 すなわち、溶解タンク内部を真空にできる真空装置と、溶解タンク内部に脱気 水を供給する脱気装置を備えていて、真空装置につながれた吸引口から内部が真 空にできる溶解タンクに粉体供給口と、脱気装置を経て脱気された脱気水の供給 口を設けるとともに、内部に攪拌翼を設置してなる粉体の溶解装置である。
【0005】
【作用】
本案装置の1つの用い方は、溶解タンクを真空にして脱気水を所定量入れた後 、攪拌機を起動し、水を攪拌しながら脱脂粉乳を供給して溶解する。
【0006】
【実施例】
以下、図面に基づいて説明する。 本案は水中に含まれる空気を取り除いた水を用いることにより、粉への浸透速 度を早め、その溶解速度を上昇させることができ、泡の発生を減少させることが できるという知見に基づいて創案されたものである。 図1に示す(1)は保温材でできている溶解タンクで、この蓋部(2)には内部 を真空にするための真空装置につながれた吸引口(3)があり、又粉体供給口( 4)がある。 更に、蓋部(2)には攪拌機(5)があり、攪拌棒を介してタンク内部の攪拌 翼(6)を回転するようになっている。 更に又、蓋部には脱気水供給口(7)がある。(8)は溶解液排出口である。 脱気水供給口(7)には水道水管(9)からの水が脱気装置(10)を経て脱気 され、送水管(11)中で殺菌機(12)で殺菌され、次いで熱交換機(13) で加温されて脱気水が供給されるようになっている。
【0007】 脱気水は、例えば中空糸状の気体透過膜の外側を真空ポンプで吸引することに より水中に含まれている気体を除去するような装置で造られる。 水道水をこのような脱気装置(10)を用いて溶存する気体を除去した後、殺 菌機(12)および熱交換機(13)を利用して溶解タンク(1)へ供給するよ うになっている。殺菌機(12)は紫外線殺菌機であっても、又プレート式の殺 菌機であっても良い。後者の場合のプレート殺菌機は水を所定温度にするための 熱交換機と兼用で用いても構わない。溶解タンク(1)へ脱気水を供給する場合 、溶解タンク(1)は真空装置によって吸引口(3)から空気を吸引してほぼ真 空状態にしておく。これはこの水が溶解タンク(1)内に入る際、空気が再溶解 されるのを防止するためである。水をタンク(1)に所定量入れた後、攪拌機( 5)を起動し、水を攪拌翼(6)で攪拌しながら脱脂粉乳等を供給口(4)から 供給する。例えば真空状態で脱脂粉乳を粉体供給口から供給する。この際、空気 が供給口(4)から巻き込まれないようにしなければならない。 このようにして脱脂粉乳等を溶解した場合、溶解速度は水道水の場合に比して 著しく早くなり、又、泡は全く生じない。 しかし、脱脂粉乳等中に含まれる空気のため、溶存される気体量としては水道 水の場合と大差なくなる。
【0008】 一方、攪拌機(5)を停止した状態で供給口(4)から脱脂粉乳を溶解タンク (1)に供給後、真空装置によって脱脂粉乳中に含まれる空気を充分除去してか ら攪拌機(5)を起動した場合では、溶存される気体量は水道水の時の30%以 下になる。 又、脱脂粉乳等を溶解タンク(1)に入れ、真空装置によって脱脂粉乳中に含 有する空気を十分除去した後に、脱気水を供給口(7)から入れ、攪拌機(5) を起動して溶解した場合、溶存される気体量は上記の場合よりさらに低下する。 このようにして溶解した場合、この還元脱脂乳の溶存酸素は低値になるため、 乳酸菌等の嫌気性の菌の培養に適しているという特徴を有する。
【0009】 以上のようにして脱気した水を用いることにより、低温で溶解しにくい脱脂粉 乳等も短時間で溶解でき、しかも泡が全く発生しない。 さらに、脱脂粉乳中の空気を除去することにより、溶存気体がほとんどない還 元脱脂乳の調製も可能となる。 何れにしても、DO値が0〜3ppmの脱気処理した水を用いた場合、脱脂粉 乳中の空気を脱気処理した水が吸収するため泡が発生せず、さらに水道水と比較 して低温でも溶解性に優れているため、製造工程でのエネルギーの節約および時 間短縮にもなる。
【0010】 以下、実験例を示す。 (実験例1) 溶解タンクに10リットルの脱気処理した水(DO値1.5ppm)および水 道水(7.1ppm)をそれぞれ入れ、攪拌機で空気を巻き込まない程度に攪拌 しながら1kgの脱脂粉乳を溶解した。溶解後、発生した泡の高さを側面から測 定した。 その結果、脱気処理した水で溶解した溶液では泡の発生は認められず、一方、 水道水で溶解した溶液では泡の高さは3cmであり、脱気水を用いると泡の発生 は明らかに減少した。 (実験例2) 〔表1〕 50リットル容量の溶解タンクに脱気処理した水および水道水を30リットル 入れ、攪拌機で攪拌しながら脱脂乳を溶解タンクの端から5cmの位置より10 0g/minの一定速度で落下させた。脱脂粉乳が溶解されずに水面に堆積し始 める迄の時間を測定した。 その結果を表1に示した。脱気処理した水では堆積を始める迄に2分30秒か ら3分38秒あったが、水道水を用いた場合は1分28秒から1分30秒であっ た。
【0011】
【考案の効果】
本案のものによれば、脱気した水を用いることにより低温で溶解しにくい脱脂 粉乳等も短時間で溶解でき、しかも泡が全く発生しない。したがって、従来のよ うに泡を消すために一晩エージング処理する必要がない。さらに溶解タンク中を 真空とすることにより、溶存気体がほとんどない還元脱脂乳の調整が可能である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置を示す説明図である。
【符号の説明】 1 溶解タンク 2 蓋部 3 吸引口 4 粉体供給口 5 攪拌機 6 攪拌翼 7 脱気水供給口 10 脱気装置 12 殺菌機 13 熱交換機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解タンク内部を真空にできる真空装置
    と、溶解タンク内部に脱気水を供給する脱気装置を備え
    ていて、真空装置につながれた吸引口から内部が真空に
    できる溶解タンクに粉体供給口と、脱気装置を経て脱気
    された脱気水の供給口を設けるとともに、内部に攪拌翼
    を設置してなる粉体の溶解装置。
JP362592U 1992-01-07 1992-01-07 粉体の溶解装置 Withdrawn JPH0556231U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009528311A (ja) * 2006-02-28 2009-08-06 ローマン・アニマル・ヘルス・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー 水安定化組成物、これの生成方法、およびこれの使用
JP2011195457A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Denki Kagaku Kogyo Kk ヒアルロン酸及び/又はその塩の含有液の脱泡方法
JP2011195463A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Denki Kagaku Kogyo Kk 高純度ヒアルロン酸及び/又はその塩の含有液の製造法
CN114789005A (zh) * 2022-04-18 2022-07-26 姚奇锋 一种化工用溶液稳定装置

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