JPH0556064A - 符号化レート可変方式 - Google Patents

符号化レート可変方式

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JPH0556064A
JPH0556064A JP20931991A JP20931991A JPH0556064A JP H0556064 A JPH0556064 A JP H0556064A JP 20931991 A JP20931991 A JP 20931991A JP 20931991 A JP20931991 A JP 20931991A JP H0556064 A JPH0556064 A JP H0556064A
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JP
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Withdrawn
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JP20931991A
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English (en)
Inventor
Tomonobu Takashima
知信 高島
Ryuji Hyodo
竜二 兵頭
Hideki Mase
秀樹 間瀬
Takeshi Tanaka
剛 田中
Hidetoshi Toyofuku
秀敏 豊福
Masanori Kajiwara
正範 梶原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声信号及びファクシミリ信号及びモデム信
号などを同時に満足する最適なスイッチバッファ容量、
許容遅延値を与えることにより効果的なセル廃棄制御を
行える方式を提供することを技術的目的とする。 【構成】 ATM多重伝送装置において、受信したセル
からディジタル信号形式の情報を取り出してセルを分解
するセル分解手段(5)は、セル分解手段(5)に到着
したセルの到着時間を計測するセル到着時間計測部
(8)と、通信相手の符号化レートを検出する符号化レ
ート検出部(7)と、前記セル到着時間計測部(8)及
び符号化レート検出部(7)の結果に基いてセル到着の
遅延時間を算出する遅延時間算出部(9)と、前記遅延
時間算出部(9)の算出結果に基いて前記送信側の符号
化レートを決定する符号化レート制御部(10)とから
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】音声や映像信号等のアナログ信号
形式の情報をディジタル信号形式へ符号化してセルと呼
ばれる固定長のパケット単位に情報を転送するATM
(非同期転送モード)による伝送網において、アナログ
信号からディジタル信号への符号化を行う際に、符号化
レートを制御する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDNは、ディジタル通信網であり、
種々の情報をディジタル信号で運ぶ方式である。したが
って、データ情報やファクシミリ情報など、もともと情
報がディジタル形式のものはそのまま運ぶことが可能で
ある。
【0003】しかし、音声や映像信号等のように情報が
アナログ信号形式の情報は、ディジタル信号形式に変換
する必要が生じる。上記のようなアナログからディジタ
ルへの変換プロセスを符号化といい、ディジタルからア
ナログへの変換プロセスを復号化という。
【0004】ここで、音声については、64kb/sP
CM符号化方式が広く使われてきましたが、最近では、
ディジタル信号処理技術やLSIの発展によって、より
低いビットレーとの符号化方式や高品質の符号化方式の
開発が進められています。
【0005】また、映像信号の符号化についても上記と
同様のことが言える。一般には、音声情報や映像情報を
ATM(Asynchronous Transfer Mode)伝送網で転送
を行う場合には、アナログ信号形式の音声情報や映像情
報は、一旦ディジタル信号形式に変換し、その後ディジ
タル信号化された情報をATMセル化する方式が知られ
ている。
【0006】そこで、前記方式を図に基いて説明する。
図8は、音声信号をATM伝送網において通信を行う多
重伝送方式について示した。
【0007】この方式では、端末としてアナログ電話機
39を用い、送信側において、前記アナログ電話機39
からのアナログ信号形式の情報をディジタル信号形式に
変換する符号化器40と、前記符号化器40によりディ
ジタル信号化された情報をセルと呼ばれるパケットに埋
め込むセル生成手段41と、前記セルを他のチャネルか
らのセルと共に多重化を行い且つ伝送するクロスコネク
ト多重化手段42とを備える。
【0008】一方、受信側においては、通信相手からフ
レーム単位に転送された情報をセル単位に分離させるセ
ルフレーム分離手段43と、前記セル単位の情報を各セ
ル毎に情報を読み出してセルを分解するセル分解手段4
4と、前記セル分解手段44より読み出されたディジタ
ル信号形式の情報を再びアナログ信号形式に変換する復
号化器45とを備えたものが知られている。
【0009】ここで、前記クロスコネクト多重化手段4
2は、複数のチャネルからセルが送られて来るためにセ
ルの競合が生じる。そこで、クロスコネクト多重化手段
42は、セルの競合を防ぐために、セル待ち合わせるた
めのスイッチバッファを設け、ここに受け取ったセルを
一旦蓄積しておくものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したAT
M多重伝送方式では、通信が輻輳してくるとクロスコネ
クト多重化手段においてセル廃棄が起こり、音声信号の
場合には通話音質の劣化、またファクシミリ信号の場合
にはエラーとなってしまう。
【0011】そこで、クロスコネクト多重化手段におけ
るスイッチバッファの容量を大きくする必要性を生じる
が、スイッチバッファの容量が増えるにつれてセル廃棄
が減少する一方、ゆらぎ遅延が増加してしまう。
【0012】ここで、音声通話の場合には、セル廃棄は
ある程度(廃棄率10-5)許容するが、リアルタイムで
の相互通信であるがために遅延は問題となってくる。一
方、ファクシミリ/モデム信号の場合、遅延は許容する
がセル廃棄は許容しない。
【0013】そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてな
されたものであり、音声信号及びファクシミリ信号及び
モデム信号などを同時に満足する最適なスイッチバッフ
ァ容量、許容遅延値を与えることにより効果的なセル廃
棄制御を行える方式を提供することを技術的課題とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は以下のようにした。これを図1、2の原理
図に基いて説明する。
【0015】先ず、図1は、本発明における請求項1記
載の符号化レート可変方式の構成ブロック図である。音
声や映像信号等のアナログ信号形式の情報をディジタル
信号形式へ符号化してセルと呼ばれる固定長のパケット
単位に情報を転送するATM(非同期転送モード)によ
る伝送網において、アナログ信号からディジタル信号へ
の符号化を行う際に、符号化レートを制御する方式に関
し、セル送信側においては、アナログ信号形式の情報を
ディジタル信号形式の情報へ変換する符号化器1と、前
記符号化器1により符号化されたディジタル信号形式の
情報を固定長のパケットであるセル単位に分割格納する
セル生成手段2と、前記セル生成手段2により生成され
たセルを他のチャネルと共に多重化して伝送路へ転送す
るクロスコネクト多重化手段3とを備える。
【0016】一方、セル受信側においては、フレーム単
位に受信した情報をセル単位に分離するセルフレーム分
離手段6と、前記セルフレーム分離手段6により分離さ
れたセルからディジタル信号形式の情報を取り出してセ
ルを分解するセル分解手段5と、前記セル分解手段5か
らのディジタル信号形式の情報を再びアナログ信号に変
換する復号化器4とを備えている。
【0017】前記符号化器1とセル分解手段5の間に
は、セル分解手段5に到着したセルの到着時間を計測す
るセル到着時間計測部8と、通信相手の符号化レートを
検出する符号化レート検出部7と、前記セル到着時間計
測部8及び符号化レート検出部7の結果に基いてセル到
着の遅延時間を算出する遅延時間算出部9と、前記遅延
時間算出部9の算出結果に基いて前記送信側の符号化レ
ートを決定する符号化レート制御部10とを有している
ことを特徴とする符号化レート可変方式とした。
【0018】次に、図2に請求項2記載の符号化レート
可変方式の構成ブロック図を示す。セル送信側において
は、アナログ信号形式の情報をディジタル信号形式の情
報へ変換する符号化器1と、前記符号化器1により符号
化されたディジタル信号形式の情報を固定長のパケット
であるセル単位に分割格納するセル生成手段2と、前記
セル生成手段2により生成されたセルを他のチャネルと
共に多重化して伝送路へ転送するクロスコネクト多重化
手段3とを備える。
【0019】一方、セル受信側においては、フレーム単
位に受信した情報をセル単位に分離するセルフレーム分
離手段6と、前記セルフレーム分離手段6により分離さ
れたセルからディジタル信号形式の情報を取り出してセ
ルを分解するセル分解手段5と、前記セル分解手段5か
らのディジタル信号形式の情報を再びアナログ信号に変
換する復号化器4とを備えるようにした。
【0020】前記セル分解手段5には、セルの到着時間
を計測するセル到着時間計測部8と、通信相手の符号化
レートを検出する符号化レート検出部7と、前記セルの
ヘッダ部分から遅延情報を検出しこれをセル生成手段2
に通知するヘッダ内遅延情報検出部12と、前記セル到
着時間計測部8及び符号化レート検出部7より通信相手
の遅延時間を算出する遅延時間算出部9と、前記遅延時
間算出部9の算出結果を送信側のセルに付加する遅延時
間付加部11と、受信したセルのヘッダ部分より通信相
手の遅延情報を検出するヘッダ内遅延情報検出部12
と、前記遅延時間算出部9及びヘッダ内遅延情報検出部
12の算出結果及び検出結果に基いて符号化レートを決
定し且つそれを前記符号化器1に通知する符号化レート
制御部10とを有することを特徴とする符号化レート可
変方式とした。
【0021】ここで、前記符号化レート制御部10は、
遅延時間が短い場合は符号化レートを上げ、遅延時間が
長い場合には符号化レートを低くするようにした。
【0022】
【作用】本発明によれば、先ず、ATM多重伝送装置の
受信側において、セル分解手段にセルが到着した場合
に、セル到着時間計測部はその到着時間を計測し、符号
化レート検出部では通信相手方の符号化レートを検出す
る。
【0023】前記計測結果及び検出結果は共に遅延時間
算出部へ通知され、ここで前記セルの遅延時間を算出す
る。そして、前記算出結果は、該ATM多重伝送装置の
送信側に設置した符号化器へ通知される。前記符号化器
は、通知結果より、遅延時間が長ければ符号化レートを
下げてセルの生成数を抑制する。
【0024】また、前記遅延時間算出部からの通知によ
り、遅延時間が短ければ符号化レートを上げることによ
りセルの生成数を増やす。次に、受信側で到着したセル
の遅延時間を算出した結果を送信側のセル組立部へ通知
する。
【0025】前記通知を受けたセル組立部では、セル生
成時においてそのセル内に前記遅延時間情報を付加す
る。これにより、通信相手のATM多重伝送装置へ前記
遅延時間情報が通知される。そして、前記ATM多重伝
送装置では、上記同様に前記遅延時間情報を符号化制御
部へ通知する。前記遅延時間情報に基いて符号化制御部
は、遅延時間が長ければ符号化レートを下げてセルの生
成数を抑制する。
【0026】一方、遅延時間が短ければ符号化レートを
上げてセルの生成数を増加させる。
【0027】
【実施例】本発明の実施例を図に基いて説明する。 (実施例1)本実施例1における符号化レート可変方式
を採用するATM多重伝送装置の構成を図3に示した。
【0028】本ATM多重伝送装置は、送信側に符号化
器14と、セル生成部15と、クロスコネクト多重化装
置16とを備え、受信側には、セルフレーム分離装置1
7と、セル分解部18と、復号化器19とを備えてい
る。
【0029】さらに、前記セル分解部18には、セル到
着時間計測部20と、符号化レート検出部21と、遅延
時間算出部22と、符号化レート制御部23とを備え
る。以下に前記各部の機能について説明する。
【0030】符号化器14は、端末A13からのアナロ
グ信号形式の音声情報をディジタル信号形式の情報へ変
換する。セル生成部15は、前記符号化器14からディ
ジタル信号形式の情報をセル単位にパケット化する。
【0031】クロスコネクト多重化装置16は、種々の
チャネルから転送されるセルを多重化して伝送路へ転送
する。セルフレーム分離装置17は、受信したフレーム
単位の情報をセル単位に分離する装置である。
【0032】セル分解部18は、セル単位の情報をビッ
ト単位に分解する。復号化器19は、前記セル分解部1
8からのディジタル信号形式の情報を再びアナログ信号
形式に変換する。
【0033】セル到着時間計測部20は、セル分解部1
8に到着したセルの到着時間を計測する。符号化レート
検出部21は、セル分解部18に到着したセルから相手
先のATM多重伝送装置における符号化レートを検出す
る。
【0034】遅延時間算出部22は、前記セル到着時間
計測部20と符号化レート検出部21との計測結果及び
検出結果に基いて遅延時間を算出する。符号化レート制
御部23は、前記遅延時間算出部22の算出結果に基い
て符号化レートを決定し、これを前記符号化器14に通
知する。
【0035】次に、本実施例1におけるATM多重伝送
装置の動作過程を説明する。端末13から送信されたア
ナログ信号形式の音声信号は、ATM多重伝送装置に送
達され、ATM多重伝送装置では、符号化器14により
前記音声情報をディジタル信号形式の情報へ変換する。
【0036】前記符号化器14によりディジタル化され
た情報は、セル生成部15によってセル単位にパケット
化され、クロスコネクト多重化装置16へ転送される。
そして、クロスコネクト多重化装置16では、前記情報
を他のチャネルと共に多重化し、通信先のATM多重伝
送装置(図示せず)へ伝送される。
【0037】ここで、前記クロスコネクト多重化装置1
6では、複数のチャネルから多数のセルが送られてくる
ために、セルの競合が生じる。これを防止するためにク
ロスコネクト多重化装置16は、セルの競合制御を行っ
ていて、競合が生じた場合にはスイッチバッファ(図示
せず)内にセルを待機させる。
【0038】クロスコネクト多重化装置16から伝送さ
れた情報は通信先のATM多重伝送装置内において、ア
ナログ信号形式の情報へ変換されて相手端末へ送信され
る。前記相手端末からの応答情報は、再びATM多重伝
送装置に送信されてディジタル信号形式の情報へ変換さ
れて該ATM多重伝送装置に伝送されてくる。
【0039】該ATM多重伝送装置では、セルフレーム
分離手段17によりフレーム単位で入力された情報か
ら、当端末13宛のセルを分離させる。前記セルフレー
ム分離手段17により分離されたセルをセル分解部18
により分解(セル単位からビット単位の情報形式に)す
る。
【0040】そして、復号化器19によりアナログ信号
形式に変換されて端末13へ送信される。ここで、前記
セル分解部18にセルが到着した時点において、セル到
着時間計測部20は到着したセルの時間を計測し、符号
化レート検出部21は通信相手の符号化レートを検出す
る。
【0041】遅延時間算出部22は前記セル到着時間と
符号化レートに基いて相手先のATM多重伝送装置にお
けるセル遅延時間を算出し、これを符号化レート制御部
23に通知する。
【0042】前記遅延の算出は、遅延分布の最小値を絶
対遅延(ゆらぎ遅延時間0)として行う。ここで得たゆ
らぎ遅延時間dを以下の様に近似する。 0 <d≦ 10m sec d=0000 10m sec<d≦ 20m sec d=0001 20m sec<d≦ 30m sec d=0010 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 140m sec<d≦150m sec d=1110 150m sec<d ここでは、10m secピッチで4bitで近似して
符号化レート制御部に送る。
【0043】前記通知を受けた符号化レート制御部23
は、前記遅延時間に応じた符号化レートを決定し、これ
を前記符号化器14に通知する。すなわち、遅延時間が
長ければ符号化レートを下げて符号化速度をおとし、セ
ル生成数を抑える。一方、遅延時間が短ければ符号化レ
ートを上げて符号化速度を上げ、セル生成数を増加させ
る。
【0044】また、本実施例1においては符号化レート
として32kb/s/24kb/sのADPCM(Adap
tive Differentaial PCM)を適用した。 (実施例2)本実施例2における符号化レート可変方式
を採用するATM多重伝送装置の構成を図4に示した。
【0045】図中のATM多重伝送装置A24とATM
多重伝送装置B25は同様の装置であり、ATM多重伝
送装置Bの構成は省略してあり、ここでは、ATM多重
伝送装置Aの構成について説明する。
【0046】前記ATM多重伝送装置A24は、送信側
に符号化器27と、セル生成部28と、クロスコネクト
多重化装置29を備えている。一方、受信側には、セル
フレーム分離装置30と、セル分解部31と、復号化器
32とを備えている。
【0047】さらに、前記セル分解部31には、セル到
着時間計測部34と、符号化レート検出部33と、ヘッ
ダ内遅延情報検出部35と、遅延時間算出部36と、遅
延時間付加部37と、符号化レート制御部38とを備え
ている。
【0048】以下に前記各部の機能について説明する。
符号化器27は、端末A26からのアナログ信号形式の
音声情報をディジタル信号形式の情報へ変換する。
【0049】セル生成部28は、前記符号化器27から
のディジタル信号形式の情報をセル単位にパケット化す
る。クロスコネクト多重化装置29は、種々のチャネル
から転送されるセルを多重化して伝送路へ転送する。
【0050】セルフレーム分離装置30は、受信したフ
レーム単位の情報をセル単位に分離する装置である。セ
ル分解部31は、セル単位の情報をビット単位に分解す
る。
【0051】復号化器32は、前記セル分解部31から
のディジタル信号形式の情報を再びアナログ信号形式に
変換する。セル到着時間計測部34は、前記セル分解部
31に到着したセルの到着時間を計測する。
【0052】符号化レート検出部33は、セル分解部3
1に到着したセルより相手先のATM多重伝送装置25
の符号化レートを検出する。遅延時間算出部26は、前
記セル到着時間計測部34と符号化レート検出部33と
からの計測結果及び検出結果から相手ATM多重伝送装
置B25が送信したセルの遅延時間を算出する。
【0053】符号化レート制御部38は、前記遅延時間
算出部36の算出結果に基いて符号化レートを決定し、
これを前記符号化器27に通知する。遅延情報付加部2
8は、前記遅延時間情報をセル生成部28に通知し、セ
ル生成部28は、セル生成時にセルのヘッダ内に前記遅
延時間情報を付加する。
【0054】次に、本実施例2におけるATM多重伝送
装置の動作過程を説明する。端末Aが端末Bと音声通信
を行う場合において、端末A26からのアナログ信号形
式の音声情報は、ATM多重伝送装置A24に送信さ
れ、前記音声情報は符号化器27によりアナログ信号形
式からディジタル信号形式へ変換する。
【0055】前記符号化後のディジタル信号形式の情報
は、セル生成部28においてセル単位の情報へパケット
化される。そして、前記セルは、クロスコネクト多重化
装置29に送達されて、クロスコネクト多重化装置29
は前記セルを他のチャネルから転送されてくるセルと共
に多重化され、相手先のATM多重伝送装置B25へ伝
送される。
【0056】ここで、クロスコネクト多重化装置29で
は、複数のチャネルから多数のセルが送られてくるため
に、セルの競合が生じる。これを防止するためにクロス
コネクト多重化装置29は、セルの競合制御を行ってい
て、競合が生じた場合にはスイッチバッファ(図示せ
ず)内にセルを待機させる。
【0057】ATM多重伝送装置B25は、伝送された
セルを分解して再びディジタル信号形式からアナログ信
号形式の情報へ変換し、そのアナログ信号形式の音声情
報を端末Bへ送信する。
【0058】そして、端末B39の応答情報は、ディジ
タル信号形式に変換され、さらにセル化されて当ATM
多重伝送装置A24に伝送される。当ATM多重伝送装
置A24では、セルフレーム分離装置30において前記
ATM多重伝送装置B25から伝送されてきたフレーム
単位の情報から端末A26宛のセルを分離させる。
【0059】前記セルフレーム分離装置30において分
離されたセルは、セル分解部31に送達される。前記セ
ル分解部31では、前記セルをセル単位からビット単位
の情報へ分解する。
【0060】そして、前記ビット単位の情報は復号化器
32によりディジタル信号形式からアナログ信号形式へ
変換されて端末Aへ送信される。ここで、セルの分解時
において、セル到着時間計測部34はセルの到着時間を
計測し、符号化レート検出部33は相手先のATM多重
伝送装置B25の符号化レートを検出する。
【0061】さらに、ヘッダ内遅延情報検出部35は、
相手先のATM多重伝送装置B25がセル生成時に付加
した遅延時間情報を検出し、これを符号化レート制御部
38に通知する。
【0062】遅延時間算出部26は、前記セル到着時間
計測部34及び符号化レート検出部33の計測結果及び
検出結果から遅延時間を算出する。符号化レート制御部
38は、前記遅延時間算出部36の算出結果及びヘッダ
内遅延情報検出部35の検出結果に基いて符号化レート
を決定し、これを符号化器27に通知する。すなわち、
遅延時間が長ければ符号化レートを下げて符号化の速度
をおとし、セル生成数を抑える。一方、遅延時間が短け
れば符号化レートを上げて符号化の速度を上げ、セル生
成数を増加させる。
【0063】また、遅延情報付加部37は、前記遅延時
間算出部36の算出結果を入力してそれをセル生成部2
8に通知してセルの生成時にセルのヘッダ部分に付加す
る。また、セル生成時において、遅延、廃棄の為に音声
サンプルを1区間とするサンプルNo.(11ビット)
を生成する。そして、最初の音声情報のサンプルNo.
をセルのヘッダ部分に多重してクロスコネクト多重化装
置に送るようにしてもよい。
【0064】ここで、図5は、情報フィールドの一部を
セル組立、分解などの情報として使用した場合のセル構
成を示したものであり、図中DLY3〜0は相手先のA
TM多重伝送装置に遅延情報を知らせるためのフィール
ドである。また、SN10〜0は音声サンプル1区間で
カウントアップする数をもとに音声データ1バイト目の
No.を多重するフィールドであり、CRC3〜0はA
TMヘッダエラーチェック用コードであり、RT3〜0
は符号化レート情報である。
【0065】(実施例3)実施例1、2の符号化レート
制御部の符号化レート決定時において、符号化レートの
可変条件の閾値を遅延時間の条件より可変とする。これ
を図6、7に基いて説明する。
【0066】先ず、図6の表1は、遅延時間の増減グラ
フであり、図中のS、Tは監視区間である。前記表1の
グラフの50msec間のゆらぎ遅延時間分布平均をと
ったものが図7に示す表2であり、このグラフの関数
は、 f(n)=(n番目の区間の遅延時間分布平均)−(n
−1番目) とした。
【0067】ここで、ある一定区間、遅延時間を監視
し、その平均が増加傾向にあれば可変符号化レートの閾
値を標準から低レート側に変え、減少傾向にあれば高レ
ート側に変える。
【0068】すなわち、図6中の監視区間S、Tを遅延
時間が増加傾向にあればプラス側に移動し、減少傾向に
あればマイナス側に移動する。さらに、図7中では、区
間Lは、遅延増加傾向にあるところであり、表1中のS
=30、T=10をS=40、T=120へ移動する。
【0069】また、区間Mは遅延減少傾向にあるところ
であり、表1中のS=30、T=110をS=20、T
=100に移動する。前記の区間L、M以外の区間は増
加も減少もせず平行に推移しているとみなし、表1中S
=30、T=110はそのままとする。
【0070】従って、バースト的に発生したトラヒック
に符号化レートを適応させることが可能となる。
【0071】
【発明の効果】セル競合によって生じるセル遅延時間を
検知することにより、その検知情報にから情報の符号化
レートを可変とすることでセル廃棄制御を行う。
【0072】従って、セル廃棄率の低減が可能となり、
音質品質の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図
【図2】本発明の原理図
【図3】本実施例1における符号化レート可変方式の構
成図
【図4】本実施例2における符号化レート可変方式の構
成図
【図5】本実施例3におけるセルの構成図
【図6】本実施例3における遅延時間の増減グラフ
【図7】図6のグラフの増減の平均グラフ
【図8】従来の符号化方式
【符号の説明】
1・・符号化器 2・・セル生成手段 3・・クロスコネクト多重化手段 4・・復号器 5・・セル分解手段 6・・セルフレーム分離手段 7・・符号化レート検出部 8・・セル到着時間計測部 9・・遅延時間算出部 10・・符号化レート制御部 11・・遅延時間付加部 12・・ヘッダ内遅延情報検出部 13・・短末 14・・符号化器 15・・セル生成部 16・・クロスコネクト多重化装置 17・・セルフレーム分離装置 18・・セル分解部 19・・復号化器 20・・セル到着時間計測部 21・・符号化レート検出部 22・・遅延時間算出部 23・・符号化レート制御部 24・・ATM多重伝送装置A 25・・ATM多重伝送装置B 26・・端末A 27・・符号化器 28・・セル生成部 29・・クロスコネクト多重化装置 30・・セルフレーム分離装置 31・・セル分解部 32・・復号化器 33・・符号化レート検出部 34・・セル到着時間計測部 35・・ヘッダ内遅延情報検出部 36・・遅延時間算出部 37・・遅延情報付加部 38・・符号化レート制御部 39・・端末B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9076−5K S (72)発明者 田中 剛 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 豊福 秀敏 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 梶原 正範 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声や映像信号等のアナログ信号形式の
    情報をディジタル信号形式へ符号化してセルと呼ばれる
    固定長のパケット単位に情報を転送するATM(非同期
    転送モード)による伝送網において、アナログ信号から
    ディジタル信号への符号化を行う際に、符号化レートを
    制御する方式に関し、 セル送信側において、アナログ信号形式の情報をディジ
    タル信号形式の情報へ変換する符号化器(1)と、前記
    符号化器(1)により符号化されたディジタル信号形式
    の情報を固定長のパケットであるセル単位に分割格納す
    るセル生成手段(2)と、前記セル生成手段(2)によ
    り生成されたセルを他のチャネルと共に多重化して伝送
    路へ転送するクロスコネクト多重化手段(3)とを備
    え、 一方、セル受信側において、フレーム単位に受信した情
    報をセル単位に分離するセルフレーム分離手段(6)
    と、前記セルフレーム分離手段(6)により分離された
    セルからディジタル信号形式の情報を取り出してセルを
    分解するセル分解手段(5)と、前記セル分解手段
    (5)からのディジタル信号形式の情報を再びアナログ
    信号に変換する復号化器(4)とを備え、 さらに、前記符号化器(1)とセル分解手段(5)の間
    には、セル分解手段(5)に到着したセルの到着時間を
    計測するセル到着時間計測部(8)と、通信相手の符号
    化レートを検出する符号化レート検出部(7)と、前記
    セル到着時間計測部(8)及び符号化レート検出部
    (7)の結果に基いてセル到着の遅延時間を算出する遅
    延時間算出部(9)と、前記遅延時間算出部(9)の算
    出結果に基いて前記送信側の符号化レートを決定し且つ
    それを前記符号化器(1)に通知する符号化レート制御
    部(10)とを有していることを特徴とする符号化レー
    ト可変方式。
  2. 【請求項2】 音声や映像信号等のアナログ信号形式の
    情報をディジタル信号形式へ符号化してセルと呼ばれる
    固定長のパケット単位に情報を転送するATM(非同期
    転送モード)による伝送網において、アナログ信号から
    ディジタル信号への符号化を行う際に、符号化レートを
    制御する方式に関し、 セル送信側において、アナログ信号形式の情報をディジ
    タル信号形式の情報へ変換する符号化器(1)と、前記
    符号化器(1)により符号化されたディジタル信号形式
    の情報を固定長のパケットであるセル単位に分割格納す
    るセル生成手段(2)と、前記セル生成手段(2)によ
    り生成されたセルを他のチャネルと共に多重化して伝送
    路へ転送するクロスコネクト多重化手段(3)とを備
    え、 一方、セル受信側において、フレーム単位に受信した情
    報をセル単位に分離するセルフレーム分離手段(6)
    と、前記セルフレーム分離手段(6)により分離された
    セルからディジタル信号形式の情報を取り出してセルを
    分解するセル分解手段(5)と、前記セル分解手段
    (5)からのディジタル信号形式の情報を再びアナログ
    信号に変換する復号化器(4)とを備え、 前記セル分解手段(5)には、セルの到着時間を計測す
    るセル到着時間計測部(8)と、通信相手の符号化レー
    トを検出する符号化レート検出部(7)と、前記セル到
    着時間計測部(8)及び符号化レート検出部(7)より
    通信相手の遅延時間を算出する遅延時間算出部(9)
    と、前記遅延時間算出部(9)の算出結果を送信側のセ
    ルに付加する遅延時間付加部(11)と、受信したセル
    のヘッダ部分より通信相手の遅延情報を検出するヘッダ
    内遅延情報検出部(12)と、前記遅延時間算出部
    (9)及びヘッダ内遅延情報検出部(12)の算出結果
    及び検出結果に基いて符号化レートを決定し且つそれを
    前記符号化器(1)に通知する符号化レート制御部(1
    0)とを有することを特徴とする符号化レート可変方
    式。
  3. 【請求項3】 前記符号化レート制御部(10)は、遅
    延時間が短い場合は符号化レートを上げ、遅延時間が長
    い場合には符号化レートを低くし、遅延時間に応じて符
    号化レートを可変とすることを特徴とする請求項1及び
    2記載の符号化レート可変方式。
JP20931991A 1991-08-21 1991-08-21 符号化レート可変方式 Withdrawn JPH0556064A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001058096A1 (en) * 2000-02-02 2001-08-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method and apparatus for distributing compressed bit stream to user device over network
JP2003532329A (ja) * 2000-04-19 2003-10-28 クゥアルコム・インコーポレイテッド データ上での音声無線通信方式の音声待ち時間を短くする方法と装置
JP2004207964A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Nec Commun Syst Ltd VoATM通信システム、及びそれに用いる音声符号化復号化装置と音声符号化選択の制御方法
JP2006237865A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Yamaha Corp 通信装置

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