JPH0556038U - ハンドポットの蓋 - Google Patents

ハンドポットの蓋

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JPH0556038U
JPH0556038U JP71992U JP71992U JPH0556038U JP H0556038 U JPH0556038 U JP H0556038U JP 71992 U JP71992 U JP 71992U JP 71992 U JP71992 U JP 71992U JP H0556038 U JPH0556038 U JP H0556038U
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intake hole
valve
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valve body
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隆 権藤
政治 田中
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドポット用の蓋において、給湯時容器内
部が負圧になることを避けるために設けられる吸気孔を
通じて蒸気が蓋内部に侵入することを防止することであ
る。 【構成】 吸気孔27の外端を蓋本体1の外側面に開放
せしめた構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はハンドポットの蓋に関し、特に吸気孔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハンドポットを傾けて給湯する場合、容器内部が負圧になることを防止するた めに、従来からハンドポットの蓋に吸気孔を設け、給湯時以外は弁体の一部で吸 気孔の内端を閉塞するようにしている。
【0003】 図6はその一例であり、このハンドポットの蓋Aは、蓋本体1にハンドポット の吐出口2に通じた液通路3を設け、その液通路3の内端に弁室4を設け、その 弁室4の内部に弁体5を上下動自在に収納している。弁体5の外周縁にはパッキ ン6が装着され、このパッキン6が、上記の弁室4の外部と蓋本体1の下板8と の間に形成された弁座7に密着するようになっている。また、弁座7の一部に吸 気孔9を設け、その吸気孔9を蓋Aの内部に開放している。
【0004】 この場合、給湯時にはパッキン6が吸気孔9から離れるため、容器10の内部 に外気が吸引され、負圧になることが防止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来例のものは、給湯時に容器10内部の蒸気の一部が矢印で示すよう に吸気孔9を経て蓋Aの内部に侵入するため、その内壁面に結露が生じるという 問題があった。
【0006】 そこで、この考案は蓋内部に結露を生じることのないハンドポットの蓋を提供 することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するための第1の手段は、蓋本体にハンドポットの吐出口に 通じた液通路を設け、その液通路を開閉する上下動自在の弁体と、蓋本体にハン ドポット外部に通じた吸気孔を設け、その吸気孔の内端を弁体近傍に開放せしめ 、弁体の開閉に応じて上記吸気孔の内端を弁体の一部で開閉するようにしたハン ドポットの蓋において、上記吸気孔の外端を蓋本体の外側面に開放せしめた構成 としたものである。
【0008】 また、第2の手段は、上記吸気孔を蓋本体の半径方向に直状に形成し、その吸 気孔の内端を上記弁体の弁室の周壁に開放せしめ、上記弁体の上面に閉弁時も吸 気孔の内端を閉塞し、開弁時その内端を開放するリブを設けた構成としたもので ある。
【0009】
【作用】
上記の第1の手段及び第2の手段の考案は、共に閉弁状態では吸気孔が弁体の 一部で閉塞されているため蒸気は吸気孔に侵入せず、従って、蓋内部に結露を生 じることが防止される。また、給湯に際して開弁されると、吸気孔も開放される ので、外気が容器内に吸引され、容器内部が負圧になることを防止する。このと き、蒸気が蓋内部に侵入することはない。
【0010】 また、第2の手段の場合は、蓋本体の成形時、吸気孔を成形するピンを半径方 向に抜くだけで離型できる。
【0011】
【実施例】
図1から図4に示す第1実施例は電気ハンドポットであり、蓋Aはポットの胴 11の上端に設けられた肩体12の内径面に着脱自在に螺合される。蓋本体1の 下板13の中央部には下面が開放された弁室4が形成され、その弁室4の内部と 連通した液通路3が下板13の上面に形成されている。その液通路3は蓋本体1 の外周面に開放され、その開放端は肩体12に設けられた吐出口2に臨んでいる 。
【0012】 上記弁室4の下面に弁座7が設けられ、弁室4内に収納された弁体5の弁棒1 4が弁室4の上壁を上下動自在に貫通している。弁体5の外周縁にパッキン6が 装着され、そのパッキン6が弁座7に密着するようになっている。
【0013】 弁棒14の上半分は二股に割れており(図2参照)、その部分が弁室4の上部 に設けられた一対の案内片14′の間に挿通される。また弁棒14の割れ溝15 にカム軸16が水平方向にスライド自在に挿入され、そのカム軸16に設けられ た傾斜カム面17が割れ溝15下端の突起18に接触する。また、ハンドル19 の上端と肩体12にはプッシュ・プッシュ機構を内蔵した弁開閉装置21が設け られ、その機構軸22の先端が前記のカム軸16の後端と対向している。
【0014】 また、カム軸16の先端には、これを後退方向へ付勢するコイルばね23が装 着される。弁棒14の下端の凹所24と内蓋25の間にもコイルばね26が介在 され、これにより弁体5を上向きに付勢し、常時パッキン6を弁座7に押圧して いる。
【0015】 また、前記弁室4の弁開閉装置21側の側壁と、蓋本体1の周壁との間に直状 の吸気孔27が設けられ、弁室4の内部はこの吸気孔27を経て外気に通じてい る。
【0016】 上記の吸気孔27の弁室4側の端部を閉塞するリブ28が弁体5に設けられる (図2参照)。このリブ28は、図1に示す閉弁状態では吸気孔27の内端を閉 塞するが、二点鎖線で示す開弁状態では吸気孔27の下方へ移動しこれを開放す る。
【0017】 なお、上記実施例の電気ハンドポットは、図3及び図4に示すように、容器1 0の下部外周にバンドヒータ29を装着し、また容器10の底に設けた凹所31 の下面に沸とう検知用サーモスタット32を取付けている。バンドヒータ29は ハンドル19の近辺の範囲aは非発熱部となり、それ以外の部分が発熱部となる ように構成されている。このためハンドル19を装着した部分の胴11の温度が 過剰に上昇することを防いでいる。また沸とう検知用サーモスタット32を発熱 部側に片寄って取付けているので、空炊き時の応答が早くなる。このため上記の 沸とう検知用サーモスタット32により空炊き検知用サーモスタットを兼用する ことができる。
【0018】 実施例の電気ハンドポットは以上のごときものであり、通常は図1に示すよう に、弁体5のリブ28によって吸気孔27を閉塞しているので、容器10内で発 生した蒸気は吸気孔27に侵入することはない。
【0019】 また、弁開閉装置21のプッシュボタン33を押し込むと、その機構軸22に よってカム軸16が前方に押されるため、そのカム面17で弁体5を下方へ押し 、パッキン6を弁座7から離す。これによって液通路3が開放され、ハンドル1 9を持ってポット全体を傾けると、吐出口2から湯が吐出される。
【0020】 このとき、弁体5のリブ28も下方へ移動するため、吸気孔27が開放され、 湯の吐出に従って外気が吸引される。このため容器10の内部が負圧になること が防止される。
【0021】 次に、図5に示す第2実施例の場合は、吸気孔27を蓋本体1の半径方向に形 成し、その外端を蓋本体1の外側面に開放せしめると共に、その内端を下向きに 屈曲して弁座7の部分に開放せしめ、弁体5のパッキン6によりその内端を開閉 するようにしたものである。
【0022】 その場合も、給湯時に吸気孔27が開放され、容器10の内部が負圧になるこ とが防止される。
【0023】
【考案の効果】 以上のように、この第1の手段及び第2の手段に係るハンドポットの蓋は、い ずれも吸気孔の外端を蓋本体の外側面に開放せしめたことにより、開弁時蓋内部 に蒸気が侵入することがなく、そのために結露の発生を防止することができる。 また、第2の手段に係るものは、成形金型の脱型時に吸気孔成形用のピンを半径 方向に抜くだけでよい。このため、金型の構造が簡単になり、成形作業が容易に なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部省略断面図
【図2】同上の一部切欠斜視図
【図3】同上の一部省略断面図
【図4】同上の横断平面図
【図5】第2実施例の一部省略断面図
【図6】従来例の一部省略断面図
【符号の説明】
A 蓋 1 蓋本体 2 吐出口 3 液通路 4 弁室 5 弁体 6 パッキン 7 弁座 8 下板 9 吸気孔 10 容器 11 胴 12 肩体 13 下板 14 弁棒 14’ 案内片 15 割れ溝 16 カム軸 17 カム面 18 突起 19 ハンドル 21 弁開閉装置 22 機構軸 23 コイルばね 24 凹所 25 内蓋 26 コイルばね 27 吸気孔 28 リブ 29 バンドヒータ 31 凹所 32 沸とう検知用サーモスタット 33 プッシュボタン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋本体にハンドポットの吐出口に通じた
    液通路を設け、その液通路を開閉する上下動自在の弁体
    と、蓋本体にハンドポット外部に通じた吸気孔を設け、
    その吸気孔の内端を弁体近傍に開放せしめ、弁体の開閉
    に応じて上記吸気孔の内端を弁体の一部で開閉するよう
    にしたハンドポットの蓋において、上記吸気孔の外端を
    蓋本体の外側面に開放せしめたことを特徴とするハンド
    ポットの蓋。
  2. 【請求項2】 上記吸気孔を蓋本体の半径方向に直状に
    形成し、その吸気孔の内端を上記弁体の弁室の周壁に開
    放せしめ、上記弁体の上面に閉弁時吸気孔の内端を閉塞
    し、開弁時その内端を開放するリブを設けたことを特徴
    とするハンドポットの蓋。
JP1992000719U 1992-01-13 1992-01-13 ハンドポットの蓋 Expired - Fee Related JP2563672Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011152462A (ja) * 2011-05-16 2011-08-11 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 水加熱容器
JP2011189150A (ja) * 2011-05-16 2011-09-29 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 水加熱容器
JP2013236969A (ja) * 2013-09-02 2013-11-28 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ケトル
JP2015019798A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 象印マホービン株式会社 水加熱容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58179071U (ja) * 1982-05-06 1983-11-30 タイガー魔法瓶株式会社 液体保温容器の栓装置

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