JPH0555883U - 薬液揮散装置 - Google Patents

薬液揮散装置

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Publication number
JPH0555883U
JPH0555883U JP48292U JP48292U JPH0555883U JP H0555883 U JPH0555883 U JP H0555883U JP 48292 U JP48292 U JP 48292U JP 48292 U JP48292 U JP 48292U JP H0555883 U JPH0555883 U JP H0555883U
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JP
Japan
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chemical liquid
chemical solution
heat generating
switch
chemical
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Withdrawn
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JP48292U
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一志 斉藤
通一 竹内
純博 安田
洋 野原
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TDK Corp
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬液タンク内の薬液が無くなったときの無駄
な電力消費を防止するようにする。 【構成】 薬液タンク1の重量に応じて動作するスイッ
チ23を設ける。薬液タンク1を台板20を介してスプ
リング22で支持し、台板20の下側20Aにスイッチ
23の可動接点端子G1を取付ける。薬液タンク1内の
薬液が無くなったときは、スプリング22が伸張して可
動接点端子G1が固定接点端子G2から離れることによ
り、スイッチ23がオフするので発熱部として動作する
正特性サーミスタ装置30に対する給電は自動的に停止
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は殺虫液等の薬液を吸上げて加熱することにより揮散させる薬液揮散装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
薬液タンクに収容されている殺虫液等の薬液を吸上げ芯によって吸上げ、この 吸上げられた薬液を正特性サーミスタ装置等の発熱部によって加熱して揮散させ るようにした薬液揮散装置が知られている。この場合発熱部に対しては、家庭用 電源を利用して給電することにより発熱を行わせるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来の薬液揮散装置では、薬液タンク内の薬液が無くなっているにも かかわらず、これに気がつかずに発熱部に対する給電を継続させている場合があ るので、無駄な電力を消費してしまうという問題がある。
【0004】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、薬液タンク内の薬液が 無くなったときには自動的に発熱部に対する給電を停止させるようにした薬液揮 散装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、薬液タンクから突出している吸上げ芯を 発熱部に近接させ、吸上げ芯に吸上げられた薬液を発熱部により加熱して揮散さ せる薬液揮散装置において、前記薬液タンクの重量に応じて動作するスイッチを 設け、前記重量が所定値以下になったときスイッチを動作させて前記発熱部に対 する給電を停止させることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】 請求項1記載の本考案の構成によれば、薬液タンクの重量に応じて動作するス イッチを設けることにより、薬液タンク内の薬液が無くなったときは薬液タンク の重量が軽くなるので、スイッチが動作して発熱部に対する給電を停止させる。 これにより薬液タンク内の薬液が無くなれば自動的に発熱部への給電が停止され るので、無駄な電力消費を防止することができる。
【0007】 請求項2記載の本考案の構成によれば、吸上げ芯を発熱部の円筒部材に挿入す るように配置することにより、発熱部によって吸上げ芯を効率良く加熱すること ができる。
【0008】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1は本考案の薬液揮散装置の実施例を示す断面図で、1は薬液1Aを収容し ている薬液タンクでその上部には吸上げ芯50が突出されている。この吸上げ芯 50は例えばフェルト等の多孔質材料から成っている。20は薬液タンク1を支 持している台板で、薬液タンク1はこの台板20を介して外容器2により保持さ れている。台板20は外容器2の内壁2Aに摺動可能に接している。4は外容器 2に対向して設けられる蓋となる第2の外容器である。
【0010】 22はスプリングで台板20の下面20Aと外容器2の底面2Bとの間に設置 されて、薬液タンク1の重量に応じて伸縮可能に作用する。23はスイッチで可 動接点端子G1とこれに対向する固定接点端子G2とを含んでおり、可動接点端 子G1は台板20の下面20Aにねじ止めにより取付けられると共に、固定接点 端子G2は外容器2の底面2Bの突出部2Cにねじ止めにより固定されている。 このスイッチ23は薬液タンク1内に薬液1Aが収容されて通常状態では、薬液 タンク1の重量によってスプリング22が収縮することにより、可動接点端子G 1と固定接点端子G2とが短絡してオンするように設定されている。
【0011】 一方、このスイッチ23は薬液タンク1内の薬液が無くなったときには、薬液 タンク1の重量が軽くなることによってスプリング22が伸張することにより、 台板20が持上げられて可動接点端子G1は固定接点端子G2と離れてオフする ように設定されている。スイッチ23がオフするタイミングは、薬液タンク1及 び台板20の重量等を考慮して予め設定されている。
【0012】 図4は薬液量(縦軸)とスプリング伸縮量(横軸)との関係を示している。薬 液が無くなった(0になる)ときのスプリング22の高さ位置Pで可動接点端子 G1が固定接点端子G2から離れることにより、電源回路はオフされる。K1, K2は各々端子G1,G2に接続される電源端子例えば家庭用100Vの電源端 子である。
【0013】 30は発熱部として動作する正特性サーミスタ装置で、薬液タンク1の上方に 吸上げ芯50に接近されるように配置されている。図2はこの正特性サーミスタ 装置30の分解斜視図を示し、図3は図2の各構成部品によって組立てられた正 特性サーミスタ装置30の断面図を示している。
【0014】 図2において、5,6は正特性サーミスタ装置30における熱源となる正特性 サーミスタ、7は容器、8は放熱部材、9,10は一対の電極端子、11は蓋体 、12は保持金具である。
【0015】 正特性サーミスタ5,6は円板状から成り、各々厚さ方向の両面には一対の電 極51,52及び61,62が設けられている。この正特性サーミスタ5,6は 周知の手段によって製造されたものを用いることができる。
【0016】 一対の電極端子9,10は例えばステンレス薄板等のバネ性に富んだ導電材料 から成り、一対の電極端子9,10は後述する容器7の平坦部721,722に 面接触して重ねられる平坦状の接触部91,92が相対向して設けられると共に 、これら接触部91,92間は連結部93で連結され、端子部94とも一体化さ れた構造となっている。接触部91,92に正特性サーミスタ5,6の電極51 ,61が面接触される。
【0017】 他方の電極端子10は、両端側が湾曲されてバネ性を持つ接触部101,10 2が形成されると共に、これら接触部101,102間は連結部103で連結さ れ、端子部104とも一体化された構造となっている。正特性サーミスタ5,6 は接触部101,102のバネ性を利用して、前記接触部91,92を介して平 坦部721,722に熱的に密着されると共に、接触部91,92に電極51, 61が密着され、かつ電極52,62が接触部101,102に密着される。
【0018】 これら電極端子9,10の一方、例えば電極端子10には狭幅の過電流溶断部 105,106が形成され、これを利用して過電流保護動作を行わせることがで きる。
【0019】 容器7はアルミナ磁器または耐熱性プラスチック等の熱伝導性の良好な絶縁材 料から成り、中心に軸方向に貫通する内径穴71を有する内筒部72と、外筒部 73とを有し、両筒部72,73間には環状の収納部74が形成されている。内 筒部72の外壁部には内筒部72を挟んで相対向するように平坦部721,72 2が形成され、各々には電極端子9を介して正特性サーミスタ5,6が面結合さ れる。内筒部72は外周部にフランジ部75,76を有し、外筒部73は略12 0度隔てて3つの突出部761,762,763を有しており、そのうち2つに は溝761a,762aが形成されている。内径穴71内にはアルミニウム等の 熱伝導性の良好な円筒状の放熱部材8が挿入されて密着され、この放熱部材8の 内面81には前記吸上げ芯50が挿入される。
【0020】 蓋体11はアルミナ磁器または耐熱性プラスチック等の絶縁材料から成り、中 心部に穴111を有するリング状に形成され、略120度隔てて突出部112, 113,114が設けられ、これによって凹溝115が形成されている。これら 突出部112乃至114は容器7の突出部761乃至763内に嵌合される。
【0021】 保持金具12はステンレス薄板等から成り、回り止めが施されて蓋体11の外 面に取付けられる。また、前記孔111に重なる穴121を有すると共に、リン グ部122に略120度隔てて保持腕123,124,125が設けられている 。これら保持腕123乃至125は殺虫容器に取付ける際の取付腕として使用さ れる。
【0022】 図2の各構成部品は以上のような配置関係で組立てられることにより、図3の ような正特性サーミスタ装置30が完成されて、図1の薬液タンク1の上方にそ の吸上げ芯50が前記放熱部材8の内面81に挿入されるようにして配置されて いる。なお、この正特性サーミスタ装置30のより詳細な内容は本出願人等の出 願による実願平1−88201号に開示されている。
【0023】 図1において31は支持板で貫通孔31Aが形成されており、この貫通孔31 Aに保持腕123乃至125が挿入されることにより、正特性サーミスタ装置3 0は薬液タンク1の上方に配置される。第2の外容器4には開口部42が設けら れ、これを介して揮散した薬液のガスが矢印a1のように外部に放散される。
【0024】 次に本実施例の作用を説明する。
【0025】 薬液タンク1内に薬液1Aを収容した状態で、台板20上に薬液タンク1を載 置することによりスイッチ23がオンするので正特性サーミスタ装置30には給 電が開始される。これによって吸上げ芯50に吸上げられた薬液は放熱部材8の 内面81により加熱されるので、揮散されて外容器4の開口部42から矢印a1 のように外部に放散される。
【0026】 時間の経過について薬液1Aが徐々に揮散されて、薬液タンク1内の薬液が無 くなると薬液タンク1の重量が軽くなることにより、台板20はスプリング22 によって持ち上げられる。このタイミングで台板20の下面20Aに取付けられ ている可動接点端子G1は固定接点端子G2から離れるので、スイッチ23はオ フする。この結果、各端子G1,G2に接続されている電源端子K1,K2も開 方されることにより、電源からの給電は停止されるので、正特性サーミスタ装置 30は発熱しなくなる。
【0027】 このように本実施例によれば、薬液タンク1内の薬液が無くなったときは、薬 液タンク1の重量が軽くなるので、スイッチ23がオフするように動作すること によって、発熱部として動作する正特性サーミスタ装置30に対する給電は自動 的に停止される。従って無駄な電力消費を防止することができる。
【0028】 本文実施例では発熱部としては正特性サーミスタ装置を用いる例で説明したが 、何らこれに限らず他の発熱部を用いることも任意である。また、薬液としては 、殺虫液に限ることなく、加熱によって揮散させる目的で使用するものであれば 同様に適用することができ、例えば芳香器等に適用することができる。
【0029】 さらに、薬液タンク内の薬液は、完全に無くなる前でもスイッチを動作させて 、自動的に発熱部への給電を停止させるようにしてもよい。
【0030】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、薬液タンク内の薬液が無くなったときは薬 液タンクの重量に応じてスイッチを動作させて自動的に発熱部に対する給電を停 止させるようにしたので、無駄な電力消費を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の薬液揮散装置の実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本実施例装置に用いられる正特性サーミスタ装
置を示す分解斜視図である。
【図3】本実施例装置に用いられる正特性サーミスタ装
置を示す断面図である。
【図4】本考案の動作原理を示す特性図である。
【符号の説明】
1 薬液タンク 2,4 外容器 5,6 正特性サーミスタ 8 放熱部材 9,10 電極端子 20 台板 22 スプリング 23 スイッチ 30 正特性サーミスタ装置(発熱部) 50 吸上げ芯 G1 可動接点端子 G2 固定接点端子 K1,K2 電源端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野原 洋 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液タンクから突出している吸上げ芯を
    発熱部に近接させ、吸上げ芯に吸上げられた薬液を発熱
    部により加熱して揮散させる薬液揮散装置において、前
    記薬液タンクの重量に応じて動作するスイッチを設け、
    前記重量が所定値以下になったときスイッチを動作させ
    て前記発熱部に対する給電を停止させることを特徴とす
    る薬液揮散装置。
  2. 【請求項2】 前記発熱部に吸上げ芯を挿入する円筒部
    材を設けた請求項1記載の薬液揮散装置。
JP48292U 1992-01-10 1992-01-10 薬液揮散装置 Withdrawn JPH0555883U (ja)

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JP48292U JPH0555883U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 薬液揮散装置

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JPH0555883U true JPH0555883U (ja) 1993-07-27

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