JPH0555309U - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH0555309U
JPH0555309U JP11419991U JP11419991U JPH0555309U JP H0555309 U JPH0555309 U JP H0555309U JP 11419991 U JP11419991 U JP 11419991U JP 11419991 U JP11419991 U JP 11419991U JP H0555309 U JPH0555309 U JP H0555309U
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義治 田中
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萬世工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズ駆動装置におけるトラッキング動
作の際に生じる対物レンズの光軸とその入射ビームとの
ずれを最少限にする。 【構成】 対物レンズを保持する保持体を基盤に軸支
し、当該保持体を情報記録媒体の記録面と平行に回動す
ることによってトラッキング制御を行う情報記録媒体の
光学的記録又は再生に使用する対物レンズ駆動装置にお
いて、レーザ光源とこのレーザ光源から放射されたビー
ムを上記対物レンズに案内するビーム偏向手段との間に
平行平板を配し、当該平行平板をトラッキング動作中に
前記保持体とともに回動させて前記レーザ光源と前記ビ
ーム偏向手段との間における光路を変更することを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、情報記録媒体の光学的記録又は再生に使用される光ピックアップ、 特に、対物レンズの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
対物レンズを保持する保持体を回動自在に基盤上に軸支し、この基盤と別の基 盤にレーザ光源を配置して、対物レンズのみをフォーカシング及びトラッキング の2軸方向に駆動制御する光ピックアップが提案されている。このような光ピッ クアップにおいては、対物レンズに入射するビームの光軸は常に一定で変らず、 従って、対物レンズがトラッキング動作中に水平方向に回動すると対物レンズの 光軸と入射ビームの光軸がずれることになる。
【0003】 レーザ光のエネルギーはビームの半径方向に光軸を中心としてガウス分布曲線 に従って分布している。従って、上記構成においてビームの光軸と対物レンズの 光軸とにずれが生じることは、情報の記録及び再生におけるレーザ光の効率的利 用の点で好ましくない。また、このような光軸のずれによって情報記録媒体の記 録又は再生に使用するビームの光量が変化し、それによるフォーカス及びトラッ キング制御信号の誤差を補正する手段が必要であった。さらに、対物レンズが水 平移動するため、その移動範囲を十分にカバーするよう対物レンズに入射するビ ームの直径を太くする必要があり、その分ビームの密度が低くなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記欠点に鑑み、トラッキング動作の際に生じる対物レンズの光軸 とその入射ビームの光軸とのずれを最少限にし、レーザ光の効率的利用を可能に する光ピックアップを堤供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 対物レンズを保持する保持体を基盤に軸支し、当該保持体を情報記録媒体の記 録面と平行に回動することによってトラッキング制御を行う情報記録媒体の光学 的記録又は再生に使用する対物レンズ駆動装置において、レーザ光源とこのレー ザ光源から放射されたビームを上記対物レンズに案内するビーム偏向手段との間 に平行平板を配し、当該平行平板をトラッキング動作中に前記保持体とともに回 動させて前記レーザ光源と前記ビーム偏向手段との間における光路を変更するこ とを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図1は本考案に基づく対物レンズ駆動装置の斜視図、図2は図1の対物レンズ 駆動装置の断面図、図3は従来装置における対物レンズの回動に伴う対物レンズ 通過光量の変化を示す図、図4は本考案に基づく対物レンズ駆動装置の光学素子 の位置関係を示す図である。以下図1乃至図4を参照して、本考案による実施例 を説明する。本考案に基づく光ピックアップ、特に、対物レンズ駆動装置は、基 盤1、この基盤1に固定された固定枠2、そしてこの固定枠に支持されたレンズ 保持体3から構成されている。基盤1は、平坦部1aと、この平坦部1aの右端 部分に相対向して設けた二つの起立片1b、1cとからなる。そして、平坦部1 aの上側面には、レーザ光源(図示せず。)からのビームを偏向する手段、すな わち、第一プリズム4及び第二プリズム5を設け、また外側の起立片bの内側壁 には第一マグネット6を配している。
【0007】 前記固定枠2は、両端部の脚部2a、この両脚部2aを連結する連結部2b、 そしてこの連結部2bの内側壁に形成した二つの垂下片2cからなる。前記両脚 部2aの内側壁には、それぞれ第二及び第三マグネット7、8を固着し、固定枠 2はレンズ保持体3を支持するとともに一対のヨークを構成している。また、前 記連結部2bの中央部分には、通孔2dを設け、この通孔2dに前記レンズ保持 体3を回動自在に支持する支軸9を挿通して、当該支軸9の上方端部を当該通孔 内に固定している。
【0008】 前記レンズ保持体3は、その本体3aの中央部分に通孔3bを有し、この通孔 3bを介して前記支軸9の回りに水平方向及び上下方向へ移動可能にに配置され ている。このレンズ保持体3は、前記第二プリズム5に面する前記本体3aの右 端部に中空筒体3cを有し、その上方開孔部分に対物レンズ10を固定している 。また、前記固定枠2の垂下片2cに面する両側部分には切欠き3dを設け、垂 下片2cと本体3aとの間にレンズ保持体3の回動間隙を形成している。そして 、本体3aの側壁及び前記中空筒体3cの下方端部にフォーカスコイル11を巻 回し、当該フォーカスコイル11の前記第一マグネット6に面する部分にはこの フォーカスコイル11に積層するかたちでトラッキングコイル12を固着してい る。さらに、本体3aの中央下側壁には長方形の凹部が形成され、この凹部に一 部嵌合させて平行平板13を固着している。この平行平板13の回動中心はレン ズ保持体3の回動中心と一致し、この回動中心と対物レンズ10の開孔の中心と の距離R及び平行平板13の光軸方向の長さLは、それぞれ図4に示した関係に おいて、平行平板13の屈折率nをもとに決定される。
【0009】 上記構成の対物レンズ駆動装置は、レーザ光源(図示せず。)から放射された ビームが第一プリズム4に案内され、この第一プリズム4で屈折されたビームは レンズ保持体3に固定された平行平板13を通過して第二プリズム5に入射し、 当該第二プリズム5の上方に設けた対物レンズ10によって集光され、情報媒体 上にビームスポットが形成される。
【0010】 対物レンズ駆動装置は、情報の記録又は再生時、情報媒体の記録面に沿って、 かつ情報トラックと直交する方向に公知の方法で駆動されるが、その際、本実施 例の対物レンズ駆動装置においては、前記基盤1全体が第一プリズム4に入射す るビームの光軸と常に平行に案内駆動される。第一プリズムに代り、この位置に レーザ光源を配置することも可能である。また、レーザ光源を基盤1とは別の基 盤に設け、両基盤を同時に平行に駆動してもよい。そして、情報媒体上のビーム スポットと情報トラックとの位置ずれを補正するトラッキング制御は、基盤1の 起立片1c、第一マグネット6及びトラッキングコイル12で構成される第一電 磁制御手段によって行われ、公知の方法で位置ずれを検出し、その位置信号に基 づき前記起立片1c及び第一マグネット6に生じる磁界と直交するトラッキング コイル12の電流を制御することによって、前記レンズ保持体3を前記支軸9を 中心に水平方向に回動する。
【0011】 従来のレンズ駆動装置においては対物レンズに入射するビームが常に一定の位 置にあって変化しないため、前記トラッキング動作時に前記レンズ保持体の水平 方向への回動によって対物レンズが移動すると、図3に示したように、対物レン ズの光軸とビームの光軸にずれが生じる。しかし、本考案によるレンズ駆動装置 においては、対物レンズ10の水平移動がなされても、対物レンズ10と当該対 物レンズ10に入射するビームの光軸は常に一定の範囲内に維持され、従来装置 のようなずれは生じない。
【0012】 トラッキング動作によって対物レンズ保持体3が水平方向に回動すると、当該 対物レンズ保持体3に設けられた前記平行平板13も同時に回動する。そして、 前記第一プリズム4から第二プリズム5に至る光路に配置された前記平行平板1 3が回動するために、当該平行平板13の作用により第二プリズム5へ入射する ビームが対物レンズ10の回動方向へ案内される。その結果、当該ビームの光軸 と対物レンズ10の光軸は一致乃至ほぼ一致した状態に維持される。
【0013】 次に、情報媒体と対物レンズ10の距離を所定の距離に保ち、情報媒体上に形 成されるビームスポットの大きさを一定に保つためのフォーカス制御は、固定枠 2の垂下片2c、第二及び第三マグネット7、8及びフォーカスコイル11で構 成する第二電磁制御手段によって行われる。すなわち、公知の方法で情報媒体上 のビームスポット大きさを検出し、その検出信号に基づきフォーカスコイル11 の電流を制御し、対物レンズ10を保持するレンズ保持体3を前記支軸9に沿っ て上下方向へ摺動させる。この情報媒体の記録面に近接する方向又は当該記録面 から離間する方向へ移動することによって、情報媒体上のビームスポットが一定 の大きさに維持される。
【0014】 なお、14はレンズ保持体3の重心位置を調整するための重量体であり、15 はレンズ保持体3の脱落を防止するリングである。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、対物レンズを保持する対物レンズ保持体に当該 保持体と一体的に平行平板を配置してレーザ光源から放射されたビームの光路を 対物レンズの回動に応じて偏向するため、対物レンズの光軸とその入射光のビー ムの光軸を一致乃至そのずれを最少限に維持し、レーザ光の効率的利用を実現す ることができる。また、従来装置においては情報記録媒体の記録又は再生に使用 するビーム自体の光量に変化が生じるために、それによる制御信号の誤差を補正 する手段が必要であったが、そのような補正手段も必要なくなる等の効果を奏す るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく対物レンズ駆動装置の斜視図で
ある。
【図2】図1の対物レンズ駆動装置の断面図である。
【図3】従来装置における対物レンズの回動に伴う対物
レンズ通過光量の変化を示す図である。
【図4】本考案に基づく対物レンズ駆動装置の光学素子
の位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 基盤、2 固定枠、3 レンズ保持体、4 第一プ
リズム、5 第二プリズム、6 第一マグネット、7
第二マグネット、8 第三マグネット、9 支軸、10
対物レンズ、11 フォーカスコイル、12 トラッ
キングコイル、13 平行平板、14 重量体、15
リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持する保持体を基盤に軸
    支し、当該保持体を情報記録媒体の記録面と平行に回動
    することによってトラッキング制御を行う情報記録媒体
    の光学的記録又は再生に使用する対物レンズ駆動装置に
    おいて、レーザ光源から放射されたビームを上記対物レ
    ンズに案内するためのビーム偏向手段を基盤上に設け、
    当該ビーム偏向手段と前記レーザ光源との間に平行平板
    を配し、当該平行平板をトラッキング動作中に前記保持
    体とともに回動させて前記レーザ光源と前記ビーム偏向
    手段との間における光路を変更することを特徴とする対
    物レンズ駆動装置。
JP1991114199U 1991-12-17 1991-12-17 対物レンズ駆動装置 Expired - Lifetime JP2544630Y2 (ja)

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JP2544630Y2 JP2544630Y2 (ja) 1997-08-20

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