JPH0555240B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0555240B2
JPH0555240B2 JP62335621A JP33562187A JPH0555240B2 JP H0555240 B2 JPH0555240 B2 JP H0555240B2 JP 62335621 A JP62335621 A JP 62335621A JP 33562187 A JP33562187 A JP 33562187A JP H0555240 B2 JPH0555240 B2 JP H0555240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
piston
hydraulic
cylinder
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62335621A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01180800A (ja
Inventor
Bunpei Masuda
Takamasa Arikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP62335621A priority Critical patent/JPH01180800A/ja
Publication of JPH01180800A publication Critical patent/JPH01180800A/ja
Publication of JPH0555240B2 publication Critical patent/JPH0555240B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液圧室荷重制御方法及びその装置に
関するものである。
[従来の技術] 例えば複動メカニカルプレスの一般的な例を第
4図により説明すると、軸受1により支持された
駆動可能なクランク軸2には、2組のピツトマン
3,4が枢着され、ピツトマン3の下端には、パ
ンチ6を備えたインナースライド5が連結され、
ピツトマン4の下端には、ねじ軸7が連結されて
いる。
下端に押え板8を備えたブランクホルダ9に形
成した中空部9aには、第5図に拡大して示すよ
うにオーバーロード防止用のシリンダ10が嵌
入、固定され、該シリンダ10には、軸心部に上
下へ貫通する中空孔11aが設けられ且つ上端が
シリンダ10から上方へ突出し、下端がシリンダ
10から下方へ突出したピストン11が昇降可能
に嵌入され、シリンダ10内部にはピストン11
との間に油圧室12が形成されており、ピストン
11の下端突出部外周には、上面がシリンダ10
の下面に当接し得るようにした位置決め用のナツ
ト14が螺合されている。又ピストン11の上面
には、ケーシング75がボルト76により取付け
られており、該ケーシング75内には、軸心部に
雌ねじの設けられたウオームホイール13が格納
され、ウオームホイール13の下面はピストン1
1の上面に当接し、ウオームホイール13の上面
は、ケーシング75の上部に設けた位置決め部材
75aに当接している。更にウオームホイール1
3の雌ねじ部には、ピストン11の中空孔11a
に挿通された前記ねじ軸7が挿通、螺合されてい
る。
而して、ウオームホイール13に噛合したウオ
ーム15を駆動することによりウオームホイール
13が回動して、ねじ軸7は上下しようとする
が、ねじ軸7はクランク軸2に連結されていて昇
降できないため、相対的にブランクホルダ9が昇
降し、ダイハイト調整を行い得るようになつてい
る。
第4図中16はボルスタ、17はブレツシヤー
パツド、18はプレツシヤーピン、19はクツシ
ヨン、20は材料である。
上述の複動メカニカルプレスに使用するブラン
クホルダ荷重制御装置は第5図に示され、油圧室
12に一端に接続した管路21の他端にはシリン
ダ22が接続されている。前記油圧室12と連通
したシリンダ22の中空部23には、昇降可能な
小径ピストン24が嵌合され、該小径ピストン2
4の下端には、シリンダ25に昇降自在に嵌合さ
れた大径ピストン26が一体的に固着され、シリ
ンダ25の大径ピストン26下部中空部27に
は、管路28を介して供給した圧縮空気を封入し
得るようになつている。
シリンダ22の上端には、中空部23と連通す
る管路29が接続され、該管路29から中空部2
3及び管路21を介して前記ブランクホルダ9の
油圧室12へ油を補給し得るようになつている。
第5図中30は油圧ポンプ、31は逆止弁、3
2は安全弁、33はシリンダ22の中間部に設け
られ管路34を介して油をタンク35へ戻す油抜
き孔である。
第4図に示す上記複動メカニカルプレスでプレ
ス加工を行う場合には、図示してない駆動装置に
よりクランク軸2を回転させる。そうすると、ピ
ツトマン3,4は第4図に示す上限位置から下降
を開始し、このためインナースライド5及びブラ
ンクホルド9も下降を開始する。しかるに、クラ
ンク軸2の回転中心(軸受1の中心)からピツト
マン3枢着部までの距離e1は、クランク軸2の回
転中心からピツトマン4枢着部までの距離e2より
も大きいため、クランク軸2の回転により、ブラ
ンクホルダ9よりもインナースライド5の方が速
く下降し、インナースライド5の下端に取付けら
れたパンチ6は下降しつつブランクホルダ9中央
部の中空部へ徐々に進入して来る。
一方、ブランクホルダ9が所定量下降すると、
ボルスタ16上の材料20の周縁部は押え板8に
より押えられ、その直後にパンチ6が材料20に
当接し、それ以降はブランクホルダ9は下降せ
ず、パンチ6が下降し、プレツシヤーパツド17
がパンチ6により押されて下降することにより、
材料20はパンチ6とプレツシヤーパツド17間
に挾まれて所定の形状にプレス成形される。
ブランクホルダ9の押え板8が材料20周縁部
を押えたまま、更にクランク軸2が回転しても、
ブランクホルダ9は材料20を介してボルスタ1
6に押えられており、それ以上は下降できない。
このためクランク軸2の回転によりピツトマン4
に対し下向きに作用する力はねじ軸7及びウオー
ムホイール13を介してピストン11に作用し、
これにより油圧室12内の圧力は急激に増大す
る。そうすると、油圧室12の圧力上昇分は第5
図の管路21からシリンダ22の中空部23へ伝
えられ、小径ピストン24の上面に作用する。
油圧室12の圧力が低く、小径ピストン24上
面に作用する力が大径ピストン26下面に作用す
る空気による力よりも小さい場合は、小径ピスト
ン24は空気圧により大径ピストン26を介して
上限位置まで押上げられている。しかるに、上述
のように油圧室12の圧力が増大し、小径ピスト
ン24の上面に作用する力が大径ピストン26下
面に作用する力よりも大きくなると、小径ピスト
ン24及び大径ピストン26は押下げられる。而
して、小径ピストン24の上端が油抜き孔33の
上縁部下方まで下降すると、中空部23の油は油
抜き孔33から管路34を経てタンク35へ戻
る。このため、油圧室12内の圧力は略一定に保
持され、ブランクホルダ9の押え荷重も第6図の
直線イに示すようにクランク軸回転角度のいかん
に拘らず略一定に保持され、従つて材料20周縁
部は略一定の荷重によつて押えられる。このよう
に、従来の装置では、プレスのオーバーロードを
防ぐと共にブランクホルダの押え力が略一定にな
るようにしている。なお、押え力を一定にするよ
うにするものとしてリンクモーシヨンにより制御
するようにしたものもある。
しかるに、近年、ブランクホルダ9の押え荷重
を第6図の直線ロ、曲線ハに示すようにクランク
軸回転角度θに応じて変化させることが要求され
るようになり、このような手段として、例えば特
開昭60−261698号公報に示すような荷重制御手段
が提案されている。
この荷重制御手段は、原理的には例えば第5図
の管路29のシリンダ22と逆止弁31との間
に、圧力制御弁を設けると共に圧力制御弁の一次
側にアキユムレータを設け、更に圧力制御弁の作
動を制御する制御装置を設けたものである。
又、ブランクホルダ押え荷重をクランク軸回転
角度に応じて任意に変化させるものとして例えば
特開昭60−9526号公報に示すようなものがある。
而して、上述の各装置では、油圧ポンプ30と
雰囲気の悪いブランクホルダ9の油圧室12との
間を流れる油は圧力制御弁を通るため荷重制御手
段の圧力制御弁として制御性能の良いサーボ弁を
用いた場合、サーボ弁の性能保持のためにライン
全体の油の汚染度の管理を厳重に行う必要があ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、特開昭60−261698号公報及び特開昭
60−9526号公報に示すものの何れにあつても管路
の中途にサーボ弁を用いた場合、管路の油は、
熱、粉塵等により雰囲気の悪化しているブランク
ホルダの油圧室へ送られるため劣化し易く、従つ
て油の汚染度の管理が大掛りで大変であるという
問題がある。
本発明は、上述の実情に鑑み、サーボ弁を用い
てブランクホルダに設けられているオーバーロー
ド防止用油圧室12をはじめとして種々の装置の
油圧室の圧力を制御し、これによつて荷重を制御
する場合にも、油の汚染度の管理を簡単且つ容易
に行い得るようにすることを目的としてなしたも
のである。
[課題を解決するための手段] 第1の手段は、オーバーロード防止用シリンダ
の液圧室の圧力変化に対応して、液圧源からの液
をサーボ弁を通して2個のピストンを有する圧力
制御用シリンダの一のピストンの前後に形成され
た液圧室に送り、2個のピストンを一体的に移動
させることによりオーバーロード防止用シリンダ
の液圧室に連通する、前記圧力制御用シリンダの
他のピストンの前方若しくは後方に形成された液
圧室の容積を変化させ、これによつてオーバーロ
ード防止用シリンダの液圧室の圧力を所定の圧力
に制御すると共に、圧力調整装置のピストンの移
動により、前記オーバーロード防止用シリンダの
液圧室と圧力制御用シリンダの他のピストンの前
方若しくは後方に形成された液圧室に連通する管
路の圧力調整を行い、前記圧力制御用シリンダの
ピストン或いは圧力調整装置のピストンの移動量
を検出して該移動量に所定の係数を掛けたものと
設定されたオーバーロード防止用シリンダの液圧
室の荷重の偏差を求め、該偏差に対応した大きさ
の指令信号を前記サーボ弁に与えるものである。
第2の手段は、一体的に移動し得るようにした
直列配置の2個のピストンを有し且つ2個のピス
トン間を仕切られると共に各ピストンの前後に液
圧室を形成した圧力制御用シリンダを設置し、該
圧力制御用シリンダの一のピストンの前後に形成
した液圧室と液圧源を結ぶ管路にサーボ弁を設
け、前記圧力制御用シリンダの他のピストンの前
方若しくは後方に形成された液圧室のうち一方の
液圧室に、オーバーロード防止用シリンダの液圧
室を通過させ、前記他のピストンの一方の液圧室
とオーバーロード防止用シリンダの液圧室を連通
させる管路に、ピストンの移動により前記オーバ
ーロード防止用シリンダの液圧室の圧力を調整す
る圧力調整装置を接続すると共に、圧力制御用シ
リンダ或いは前記圧力調整装置のピストンの移動
量を検出する位置検出器を設け、該位置検出器で
検出された位置信号に所定の係数を掛けたものと
設定されたオーバーロード防止用シリンダの液圧
室の荷重の偏差を求め、該偏差に対応した大きさ
の指令信号を前記サーボ弁に出力する制御装置を
設けたものである。
[作用] 本発明においては、オーバーロード防止用シリ
ンダの液圧室と圧力制御用シリンダの一の液圧室
とを連通させる管路にはサーボ弁を設けず、圧力
制御用シリンダの他の液圧室と液圧源を接続する
管路にサーボ弁を設けるようにしているため、サ
ーボ弁を通る液は汚染されない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ
説明する。
第1図は本発明の一実施例で、ブランクホルダ
に適用した場合の例である。
ブランクホルダのシリンダ10とピストン11
により形成された油圧室12に管路36を接続
し、管路36に油圧ポンプ37、チエツク弁3
8、アキユムレータ39、チエツク弁40、リリ
ーフ弁41を接続し、管路36の中途部に、リリ
ーフ弁43を備えた管路42を接続し、管路42
の中途部に接続した管路65の先端に圧力調整装
置66を接続する。圧力調整装置66は、一体的
に設けられた大径ケーシング67及び小径ケーシ
ング68を備えている。而してピストン69の大
径部69aを大径ケーシング67内に、又ピスト
ン69の小径部69bを小径ケーシング68内に
夫々摺動自在に嵌合させ、小径ケーシング68内
のピストン69小径部69b先端に油圧室70を
形成させ、該油圧室70に前記管路65を接続
し、大径ケーシング67内にピストン69を油圧
室70側へ付勢するばね71を収納し、大径ケー
シング67のばね71よりも反ピストン側に調整
板72を螺合させ、調整板72によりばね71の
撓みを調整し得るようにし、又ピストン69の移
動量をロツド73を介して検出するマグネスケー
ル等の位置検出器74を圧力調整装置66の外部
へ配置する。
アクチユエータである圧力制御用シリンダ44
について説明すると、中間部に仕切り板47を介
してシリンダ45,46を直列配置すると共にシ
リンダ45,46内にピストン48,49を摺動
自在に嵌合させ、ピストン48,49を、仕切り
板47を貫通して両シリンダ45,46内へ延び
るロツド50の両端部に固着し、シリンダ45に
は、ピストン48のヘツド側に油圧室51を形成
させ、シリンダ46には、ピストン49のロツド
50側に油圧室52を、又ヘツド側に油圧室53
を形成させ、前記管路42を油圧室51と連通す
るようシリンダ45に接続する。又シリンダ45
のピストン48ロツド側は空気抜き孔を設けるか
或いは油圧源を接続する。
管路54に油圧ポンプ(油圧源)55、チエツ
ク弁56、アキユムレータ57、サーボ弁58を
接続し、サーボ弁58の出側に管路59,60を
接続し、管路59,60を油圧室52,53と連
通するようシリンダ46に接続する。又管路54
にはリリーフ弁61を、サーボ弁58には戻り管
路62を接続する。
制御装置63に、第4図に示すブランクホルダ
9の押え荷重とクランク軸回転角度θの関係を設
定する設定器64を接続し、制御装置63からサ
ーボ弁58へ指令信号を与え得るようにし、第4
図に示すクランク軸2にロータリーエンコーダを
取付け、ロータリーエンコーダーで検出したクラ
ンク軸2の回転角度の信号を制御装置63へ与え
得るようにし、又位置検出器74で検出したピス
トン69の位置信号を制御装置63へ与え得るよ
うにする。なお、複動メカニカルプレス自体の構
造は第4図に示すものと同じであり、図中77は
圧力検出器である。
作業時には、設定器64により制御装置63に
対し、第6図のイ,ロ,ハ,ニ,ホに示すような
ブランクホルダ押え荷重とクランク軸回転角度θ
との関係を予め設定すると共に調整板72により
圧力調整装置66のばね71の撓みを所定の状態
に設定しておく。而して、第4図のパンチ6によ
り材料20がプレス成形される際には、ロータリ
エンコーダによりクランク軸2の回転角度θが検
出されてその信号が制御装置63に与えられ、制
御装置63からはクランク軸2の回転角度θに対
応したブランクホルダ押え荷重の信号が指令信号
としてサーボ弁58に与えられ、サーボ弁58の
開度が所定の開度に制御される。このため油圧ポ
ンプ55から吐出された油は、管路54を通り、
サーボ弁58で油量を制御され、管路59若しく
は60を通りシリンダ46の油圧室52,53へ
供給され、油圧室53,52から流出する油の量
がサーボ弁58により制御され、ピストン49が
所定の位置へ移動する。このため、ピストン48
もピストン49と一緒に移動し、油圧室51の容
積が変化するため、ブランクホルダのシリンダ1
0の油圧室12の圧力は油圧室51の容積変化に
対応して変化し、所定の圧力に制御される。その
結果、第4図のブランクホルダ9の押え荷重は予
め設定された荷重に制御される。
又圧力調整装置66がないと、圧力制御用シリ
ンダ44の油圧室51のわずかな容積変化により
油圧室12の圧力は大きく変動し、ブランクホル
ダ押え荷重が大きく変動するおそれがあるが、圧
力調整装置66が設けてあるため、油圧室51の
容積変化による圧力の変動は圧力調整装置66で
吸収される。このため、油圧室12の圧力変動も
少なくてすみ、ブランクホルダ押え荷重の精度が
向上する。例えば、第2図に示すように、設定さ
れたばね71の撓みがδ1の場合、ばね71により
発生する荷重はP1であり、ピストン48の移動
による油圧室51の容積変化が生じた場合ばね7
1により発生する最大荷重P0と設定された撓みδ1
により発生する荷重P1の差P0−P1が圧力調整装
置66で調整される圧力調整範囲である。
更に荷重上記制御時には、位置検出器74によ
り圧力調整装置66のピストン69の移動量Xが
検出されてその信号が制御装置63へ与えられ、
制御装置63ではその信号にある係数が掛けら
れ、設定器64による設定圧力と比較され、偏差
がある場合には、その偏差に応じた信号がサーボ
弁58へ与えられ、サーボ弁58の制御が行われ
る。これによつてクランク軸回転角度θが対応し
た油圧室12の圧力はより一層正確に制御され
る。
なお、油圧ポンプ37は油圧室12,51の油
補給用として使用され、アキユムレータ39,5
7は油圧ポンプ37,55の停止時の油送給手段
として使用される。
次に、制御の具体的な手順について説明する。
() ブランクホルダ押え荷重がクランク軸回転
角度θのいかんにかかわらず一定の場合(第6
図の直線イの場合)。
クランク軸2の回転によりピツトマン4が下
降し、押え板8が材料20を押えると、以後は
ピツトマン4の下降に従いピツトマン4に使用
する垂直力が急激に増大する。従つて、材料2
0を押えたら、それ以後のピツトマン4の下降
に従い、シリンダ46の油圧室52へサーボ弁
58で制御した油を供給し、ピストン49,4
8を第1図の右方向へ所定量移動させる。そう
すると、シリンダ45の油圧室51の容積が増
加し、ブランクホルダ9のシリンダ10の油圧
室12の圧力は上昇することを防止される。そ
の結果、ブランクホルダ押え荷重は略一定に保
持される。こうすることにより、ブランクホル
ダ押え荷重を一定に保持する精度も高くなる。
() ブランクホルダ押え荷重がクランク軸回転
角度θに従い減少する場合(第6図の直線ロの
場合)。
この場合は、油圧室52へ供給する油の流量
を第6図のイの場合の流量より増加し、油圧室
51の単位時間当りの容積変化量すなわち容積
変化率を大きくする。このため、油圧室12に
作用する圧力は減少し、ブランクホルダ押え荷
重はクランク軸2の回転角度の増加すなわちビ
ツトマン4の下降に従い減少する。
() ブランクホルダ押え荷重がクランク軸回転
角度θに従い増加し、ピークに達した後減少す
るような場合(第6図の曲線ハ,ニの場合)。
ブランクホルダ9の押え板8が材料20を押
えた直後は、油圧室52へ供給する油量を油圧
室12の圧力増大に比較して少量とし、クラン
ク軸2が所定の角度になつたら、以後油圧室5
2へ供給する油量を油圧室12の圧力増大に比
較して多くする。このため、油圧室51の単位
時間当りの容積増加量は最初は小さいが、徐々
に大きくなる。このためブランクホルダ押え荷
重は徐々に増加し、ピーク後は減少する。
() ブランクホルダ押え荷重がクランク軸回転
角度θに従い増加、減少を繰返すような場合
(第6図の曲線ホの場合)。
()の項で説明した制御を繰返す。
第3図の本発明の他の実施例で、前記実施例と
異なるところは、位置検出器74を圧力制御用シ
リンダ44のそばに配設し、位置検出用のロツド
73を圧力制御用シリンダ44のピストン48,
49に連結されたロツド50に取付け、ロツド5
0の移動量Xは位置検出器74により検出して制
御装置63へ与え得るようにしものの例である。
斯かる構成としても前記実施例と同様油圧室12
の圧力は正確に制御される。
なお、本発明の実施例ではブランクホルダ油圧
室の押え荷重を制御する場合について説明した
が、他の装置の油圧室に対して適用することもで
きること、油圧以外の水等の液圧の使用も可能な
こと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 本発明の液圧室荷重制御方法及びその装置によ
れば、サーボ弁をオーバーロード防止用のシリン
ダ液圧室と連通するラインとは別のラインに設け
ているため、サーボ弁により制御される液は汚染
しにくく、従つて液の管理が簡単且つ容易とな
り、且つ押え荷重の急激な変動が防止されて押え
荷重精度が良好になると共に、液圧により移動す
る部材の移動量によりサーボ弁の開度を調整する
ようにしているためプレス時の材料の押え荷重を
自由に変化させることができる、等種々の優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液圧室荷重制御方法及びその
装置の一実施例の説明図、第2図は圧力調整装置
のばねの撓みと荷重の関係を表わすグラフ、第3
図は本発明の液圧室荷重制御方法及びその装置の
他の実施例の説明図、第4図は複動メカニカルプ
レスの原理的な説明図、第5図は従来の油圧室荷
重制御装置の一例の説明図、第6図は油圧室をブ
ランクホルダに適用した場合のブランクホルダ押
え荷重とクランク軸回転角度の関係を表わすグラ
フである。 図中2はクランク軸、3,4はピツトマン、5
はインナースライド、6はパンチ、8は押え板、
9はブランクホルダ、10はシリンダ、11はピ
ストン、12は油圧室、36は管路、37は油圧
ポンプ、42は管路、44は圧力制御用シリン
ダ、45,46はシリンダ、48,49はピスト
ン、50はロツド、51,52,53は油圧室、
54は管路、55は油圧ポンプ、58はサーボ
弁、59,60は管路、63は制御装置、64は
設定器、66は圧力調整装置、74は位置検出器
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 オーバーロード防止用シリンダの液圧室の圧
    力変化に対応して、液圧源からの液をサーボ弁を
    通して2個のピストンを有する圧力制御用シリン
    ダの一のピストンの前後に形成された液圧室に送
    り、2個のピストンを一体的に移動させることに
    よりオーバーロード防止用シリンダの液圧室に連
    通する、前記圧力制御用シリンダの他のピストン
    の前方若しくは後方に形成された液圧室の容積を
    変化させ、これによつてオーバーロード防止用シ
    リンダの液圧室の圧力を所定の圧力に制御すると
    共に、圧力調整装置のピストンの移動により、前
    記オーバーロード防止用シリンダの液圧室と圧力
    制御用シリンダの他のピストンの前方若しくは後
    方に形成された液圧室に連通する管路の圧力調整
    を行い、前記圧力制御用シリンダのピストン或い
    は圧力調整装置のピストンの移動量を検出して該
    移動量に所定の係数を掛けたものと設定されたオ
    ーバーロード防止用シリンダの液圧室の荷重の偏
    差を求め、該偏差に対応した大きさの指令信号を
    前記サーボ弁に与えることを特徴とする液圧室荷
    重制御方法。 2 一体的に移動し得るようにした直列配置の2
    個のピストンを有し且つ2個のピストン間を仕切
    られると共に各ピストンの前後に液圧室を形成し
    た圧力制御用シリンダを設置し、該圧力制御用シ
    リンダの一のピストンの前後に形成した液圧室と
    液圧源を結ぶ管路にサーボ弁を設け、前記圧力制
    御用シリンダの他のピストンの前方若しくは後方
    に形成された液圧室のうち一方の液圧室に、オー
    バーロード防止用シリンダの液圧室を連通させ、
    前記他のピストンの一方の液圧室とオーバーロー
    ド防止用シリンダの液圧室を連通させる管路に、
    ピストンの移動により前記オーバーロード防止用
    シリンダの液圧室の圧力を調整する圧力調整装置
    を接続すると共に、圧力制御用シリンダ或いは前
    記圧力調整装置のピストンの移動量を検出する位
    置検出器を設け、該位置検出器で検出された位置
    信号に所定の係数を掛けたものと設定されたオー
    バーロード防止用シリンダの液圧室の荷重の偏差
    を求め、該偏差に対応した大きさの指令信号を前
    記サーボ弁に出力する制御装置を設けたことを特
    徴とする液圧室荷重制御装置。
JP62335621A 1987-12-28 1987-12-28 液圧室荷重制御方法及びその装置 Granted JPH01180800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62335621A JPH01180800A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 液圧室荷重制御方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62335621A JPH01180800A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 液圧室荷重制御方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01180800A JPH01180800A (ja) 1989-07-18
JPH0555240B2 true JPH0555240B2 (ja) 1993-08-16

Family

ID=18290635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62335621A Granted JPH01180800A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 液圧室荷重制御方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01180800A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747196Y2 (ja) * 1989-10-23 1995-11-01 日立造船株式会社 プレス機のダイクッション装置
JP3345144B2 (ja) * 1993-12-27 2002-11-18 アイダエンジニアリング株式会社 プレス機械のスライド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01180800A (ja) 1989-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3948077A (en) Forging press with independent hammer-position adjustment and overload protector
JPS5832015Y2 (ja) 流体静水圧軸受
US5673601A (en) Breakthrough buffer for presses and control method therefor
KR101883850B1 (ko) 소형 압연기 또는 롤 프레스기에 이용되는 유압 압하 장치 및 이 유압 압하 장치에 의한 유압 제어 방법
US6390888B1 (en) Grinder pressing device
GB2026616A (en) Hydraulic apparatus such as presses and press brakes
JPH11227157A (ja) クリーム半田印刷機
CA2196937C (en) Press shutheight control through hydraulic pressure
EP1279488B1 (en) Device and method for controlling stop of hydraulic press and device and method for detecting trouble of speed selector valve
JP5995918B2 (ja) プレス機械の横方向高剛性化装置
JPH0555240B2 (ja)
JP3273312B2 (ja) 液圧圧下式圧延機
US5425237A (en) Counterbalance system
US4279181A (en) Tool control head for pipe and tubing cutting machine
US4250805A (en) High-speed hydraulic press
JPH01306100A (ja) 液圧室荷重制御方法及び装置
JP2007160319A (ja) プレス用ダイクッション装置
US3927605A (en) Linkage-drive pump
US3018697A (en) Counterbalance control device
JPH01233099A (ja) 液圧室荷重制御方法及び装置
JPH01104498A (ja) 液圧室荷重制御装置
JPH0563246B2 (ja)
JPH0737484U (ja) プレス機械のスライド駆動装置
JP4323025B2 (ja) プレスにおける駆動装置
JPH06155088A (ja) 機械プレスの加圧力保持装置