JPH0554991B2 - - Google Patents

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JPH0554991B2
JPH0554991B2 JP30504188A JP30504188A JPH0554991B2 JP H0554991 B2 JPH0554991 B2 JP H0554991B2 JP 30504188 A JP30504188 A JP 30504188A JP 30504188 A JP30504188 A JP 30504188A JP H0554991 B2 JPH0554991 B2 JP H0554991B2
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JP
Japan
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anode
discrimination mark
forming
center line
dental prosthesis
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Toshio Sugita
Yoshinobu Morinushi
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Sankin Industry Co Ltd
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Sankin Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は義歯、冠等の歯科用補綴物に判別マ
ークを形成する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
歯科用補綴物は患者別の個別性の高いものであ
り、技工工作を行なつた施設、歯科医師等の記録
と対照できるように、または航空機事故、火災等
にあつた人達の個人識別、身元確認を行なうこと
ができるように、歯科用補綴物に文字、図形、記
号、コード等の判別マークを形成することが考え
られている。
従来の歯科用補綴物の判別マーク形成方法にお
いては、特開昭63−5730号公報に示されるよう
に、判別マークを刻印したワツクスを鋳型にして
金属冠を鋳造している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような歯科用補綴物の判別マーク
形成方法においては、判別マークの深さが大きく
なるから、歯垢の付着を助長するので、しか口腔
内疾患を生じさせる恐れがあり、また判別マーク
の形状が大きくなるから、多くの数字、文字等か
らなる判別マークを形成することができない。
この発明は上述の課題を解決するためになされ
たもので、しかも口腔内疾患を生じさせる恐れが
なく、また多くの数字、文字等からなる判別マー
クを形成することができる歯科用補綴物の判別マ
ーク形成方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明において
は、歯科用補綴物に判別マークを形成する方法に
おいて、真空容器と、上記真空容器内に設けられ
た中空状の陽極と、上記陽極の両側にかつ上記陽
極の中心線のほぼ直角に設けられた一対の対向陰
極と、磁力線が上記陽極の中心線とほぼ平行な磁
場を形成する磁石と、上記対向陰極の一方に設け
られかつ中心線が上記陽極の中心線とほぼ平行な
透過孔とを有する侵食装置により上記歯科用補綴
物の表面を侵食して判別マークを形成する。
また、上記目的を達成するために、この発明に
おいては、歯科用補綴物に判別マークを形成する
方法において、真空容器と、上記真空容器内に設
けられ中空状の陽極と、上記陽極の両側にかつ上
記陽極の中心線とほぼ直角に設けられた一対の対
向陰極と、磁力線が上記陽極の中心線とほぼ平行
な磁場を形成する磁石と、上記対向陰極の一方に
設けられかつ中心線が上記陽極の中心線とほぼ平
行な透過孔とを有する侵食・膜形成装置により上
記歯科用補綴物の表面を侵食し、上記侵食・膜形
成装置により侵食部に薄膜を形成して判別マーク
を形成する。
〔作用〕
この歯科用補綴物の判別マーク形成方法におい
ては、判別マークの深さ、形状を小さくすること
ができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明に係る歯科用補綴物の判別マ
ーク形成方法により判別マークが形成された義歯
を示す概略図である。この歯科用補綴物の判別マ
ーク形成方法においては、セラミツクからなる前
歯の陶歯1の裏面A部の方面を侵食・膜形成装置
(説明後述)により侵食して、第2図に示すよう
な幅が60μm、深さが1μmの数字「3」の形状の
侵食部を形成し、その侵食部内にSiO2からなる
透明保護膜を設けることにより、判別マーク2を
形成する。
この歯科用補綴物の判別マーク形成方法におい
ては、陶歯1の表面を侵食・膜形成装置により侵
食して判別マーク2を形成するから、判別マーク
2の深さを小さくすることができるので、歯垢の
付着を助長することがないため、しか口腔内疾患
を生じさせる恐れがなく、また判別マーク2の形
状を小さくすることができるので、多くの数字、
文字等からなる判別マークを形成することができ
る。また、透明保護膜を設けるから、歯垢の付着
を確実に防止することができる。
また、第3図はこの発明に係る他の歯科用補綴
物の判別マーク形成方法により判別マークが形成
さた義歯の一部を示す概略断面図である。図にお
いて、3は陶歯1の表面に侵食・膜形成装置によ
り設けられた侵食部で、侵食部3は幅が60μm、
深さが1μmの第2図に示すような数字「3」の
形状をしている。4は侵食部3内に侵食・膜形成
装置におり形成された厚さが0.6μmの金の薄膜、
5は薄膜4を覆つて設けられたSiO2からなる透
明保護膜で、侵食部3、薄膜4、透明保護膜5で
判別マーク6を構成している。
この歯科用補綴物の判別マーク形成方法におい
ては、侵食部3内に金の薄膜4を形成するから、
判別マーク6を識別するのが容易である。また、
透明保護膜5で薄膜4を覆うから、薄膜4が侵食
部3内から離脱するのを防止することができる。
第4図はこの発明に係る他の歯科用補綴物の判
別マーク形成方法により義歯に形成した判別マー
クの形状を示す図である。この判別マーク形成方
法においては、重合レジンからなる前歯のレジン
歯の裏面表面に侵食・膜形成装置により第4図に
示すような幅が500μmのハート形状の侵食部を
設け、侵食部内に侵食・膜形成装置によりクロム
の薄膜を形成して、判別マーク7を形成する。
第5図はこの発明に係る他の歯科用補綴物の判
別マーク形成方法により判別マークが形成された
義歯を示す概略図である。この歯科用補綴物の判
別マーク形成方法においては、総入歯8のチタン
からなる全部床8aのB部の表面を侵食・膜形成
装置により侵食し、第6図に示すような幅が60μ
mの数字「5」の形状の侵食部を設け、侵食・膜
形成装置により侵食部内に金の薄膜を形成して、
判別マーク9を形成する。
第7図はこの発明に係る歯科用補綴物の判別マ
ーク形成方法により判別マークが形成された冠を
示す概略断面図である。この歯科用補綴物の判別
マーク形成方法においては、侵食・膜形成装置に
よりパラジウム合金からなる鋳造冠10のC部す
なわち舌側にそれぞれ幅が60μm、高さが100μ
m、深さが0.6μmの文字「A001」の形状の判別
マークを形成する。
第8図はこの発明に係る歯科用補綴物の判別マ
ーク形成方法に使用する侵食・膜形成装置を示す
断面図である。図において、11aは直径70mm、
厚さ5mmのステンレススチールからなるベツド、
11bはベツド11aに気密に取り付けられたガ
ラス製のベルジヤーで、ベルジヤー11bの直径
は65mm、高さは40mmで、ベツド11a、ベルジヤ
ー11bで真空容器11を構成している。12は
ベツド11aに設けられた排気管で、排気管12
は50/分油拡散ポンプ(図示せず)に接続され
ている。13はベツド11aに設けられたガス導
入管で、ガス導入管13はアルゴンガスボンベ
(図示せず)に接続されている。21は真空容器
11内に設けられた軟鉄製のスパツタリング槽
で、スパツタリング槽21の外径は30mm、内径は
25mmである。14はスパツタリング槽21内に設
けられた円筒状の陽極で、陽極14の外径は7
mm、内径は6mm、幅は2.5mmであり、陽極14は
直流高電圧電源に接続されている。24は陽極1
4を紙面左右方向に5mm移動させる陽極移動機構
で、陽極移動機構24は真空モータ機構を有して
いる。23a,23bはスパツタリング槽21の
内側部に設けられた磁束密度0.1Tの永久磁石で、
永久磁石23a,23bの直径は25mm、厚さは1
mmである。15,16はスパツタリング槽21の
内面に設けられた一対の平板状対向陰極で、対向
陰極15,16は陽極14の両側に位置してお
り、対向陰極15,16は陽極14の中心線と直
角であり、また対向陰極15,16はアース電位
であり、対向陰極15,16の大きさは20mm×20
mm、厚さは0.5mmである。17は対向陰極16に
設けらた透過孔、22はスパツタリング槽21に
設けられた透過孔で、透過孔17の中心線と透過
孔22の中心線とは一致しており、透過孔17,
22の中心線は陽極14の中心線と平行である。
25は透過孔22内に設けられたステンレススチ
ール製のパタンマスクである。
第8図に示した侵食・膜形成装置により第1図
に示した判別マークを形成するには、まず数字
「3」の形状に穿孔したパタンマスク25を透過
孔22内に設け、スパツタリング槽21の透過孔
22が設けられた部分に陶歯1を取り付け、油拡
散ポンプにより真空容器11内を1×10-3Pa以
下に排気したのち、真空容器11内にアルゴンガ
スボンベからアルゴンガスを導入することによ
り、真空容器11内を2×10-2Paのアルゴンガ
ス雰囲気としたのち、陽極移動機構24により陽
極14を移動して、透過孔17の中心線が陽極1
4の内側を通るようにした状態で、直流高電圧電
源により陽極14に1kVの正電位を約3分間与え
ると、陽極14と対向陰極15,16との間に冷
陰極放電が生じ、冷陰極放電によつて生じた中性
粒子が透過孔17,22、パタンマスク25の小
孔を通過して、陶歯1の表面を中性粒子が衝撃す
るから、陶歯1の表面が侵食され、陶歯1の表面
に侵食部が形成される。こののち、透明保護膜を
設ける。
また、第8図に示した侵食・膜形成装置により
第3図に示した判別マークを形成するには、金か
らなる対向陰極15,16を用い、上述と同様に
して陶歯1の表面に侵食部3を設けたのち、陽極
移動機構24により陽極14をゆつくりと移動し
て、透過孔17の中心線が陽極14の外側を通る
ようにした状態で、直流高電圧電源により陽極1
4に1kVの正電位を約10分間与えると、スパツタ
リングされた金原子の一部が透過孔17,22、
パタンマスク25の小孔を通過して、陶歯1の表
面に設けられた侵食部3内に付着するか、陶歯1
の表面の侵食部3内に金の薄膜4が形成される。
こののち、透明保護膜6を設ける。
さらに、第8図に示した侵食・膜形成装置によ
り第4図に示した判別マークを形成するには、ま
ずハートの形状に穿孔したパタンマスク25を透
過孔22内に設け、スパツタリング槽21の透過
孔22に設けられた部分に陶歯1の代わりにレジ
ン歯を取り付け、クロムからなる対向陰極15,
16を用い、上述と同様にして、透過孔17の中
心線が陽極14の内側を通るようにした状態で直
流高電圧電源により陽極14に1kVの正電位を約
5分間与えたのち、透過孔17の中心線が陽極1
4の外側を通るようにした状態で、直流高電圧電
源により陽極14に1kVの正電位を約7分間与え
る。
また、第8図に示した侵食・膜形成装置により
第5図に示した判別マークを形成するには、まず
数字「5」の形状に穿孔したパタンマスク25を
透過孔22内に設け、スパツタリング槽21の透
過孔22に設けられた部分に陶歯1の代わりに総
入歯8を取り付け、金からなる対向陰極15,1
6を用い、上述と同様にして、透過孔17の中心
線が陽極14の内側を通るようにした状態で、直
流高電圧電源により陽極14に1kVの正電位を約
10分間与えたのち、透過孔17の中心線が陽極1
4の外側を通るようにした状態で、直流高電圧電
源により陽極14に1kVの正電位を約10分間与え
る。
さらに、第8図に示した侵食・膜形成装置によ
り第7図に示した判別マーク形成するには、まず
「A001」の形状に穿孔したパタンマスク25を透
過孔22内に設け、スパツタリング槽21の透過
孔22が設けられた部分に陶歯1の代わりに鋳造
冠10を取り付け、上述と同様にして、透過孔1
7の中心線が陽極14の内側を通るようにした状
態で、直流高電圧電源により陽極14に1kVの正
電位を約2分間与える。
第9図は第8図に示した侵食・膜形成装置の作
用の実験装置の一部を示す断面図、第10図は第
9図のA矢視図である。図において、36は真空
排気管、ガス導入管を有する真空容器内に設けら
れた陽極リード、32は陽極リード36に取り付
けられた円筒状の陽極で、陽極32の外径は15
mm、内径は14mmである。38,39は陽極32の
両側に設けられた一対の対向陰極で、対向陰極3
8,39は金からなり、対向陰極38,39は陽
極32の中心線とほぼ直角に設けられており、対
向陰極38,39はアース電位であり、対向陰極
38,39の寸法は25×15×0.2mmである。33
は対向陰極38に設けられたスリツト、31は対
向陰極38に当接して設けられた基板であり、永
久磁石(図示せず)により陽極32の中心線とほ
ぼ平行な磁場が形成されている。
第11図は第9図、第10図に示す実験装置に
おいて、ガラスからなる基板31を用い、真空容
器内を1×10-4Paの真空に排気したうえで、真
空容器内にアルゴンガスを導入することにより、
真空容器内を2×10-2Paのアルゴンガス雰囲気
としたのち、直流高電圧電源により陽極32に
2kVの正電位を与えて、放電電流を5mAとして
12分間スパツタリングを続けたのち、高感度触針
式表面解析器によつて基板31の表面の侵食状態
等を調べた結果を示すグラフで、陽極32の中心
線からの距離と基板31の表面に堆積した金薄膜
34の膜厚、基板31に形成された凹所35aの
侵食深さとの関係を示すものである。このグラフ
から明らかなように、陽極32のほぼ外側に対応
する部分には膜厚が約2000Åの金薄膜34が形成
されており、また陽極32のほぼ内側に対応する
部分に凹所35aが形成されており、凹所35a
は陽極32の縁端部に対応する部分の近傍で最も
深く、その深さは約4000Åである。このように、
陽極32の縁端部に対応する部分の近傍で最も深
い凹所35aが形成されるのは、基板31の表面
はアルゴンガスの正イオンによつて衝撃される
が、基板31がガラスのように非金属の場合に
は、基板31の表面がアルゴンガスの正イオンに
よつて衝撃されると、表面に帯電するため、以後
アルゴンガスの正イオンによる衝撃が行なわれな
くなり、また基板31の表面の陽極32の縁端部
に対応する部分の近傍では、基板31の表面の陽
極32の外側に対応する部分に到達する中性金原
子よりも高エネルギーの中性金原子による衝撃が
行なわれているためであると考えられる。したが
つて、第8図に示した侵食・膜形成装置により非
金属からなる歯科用補綴物の表面を侵食する場合
には、透過孔17の中心線が陽極14の縁端部の
近傍を通るようにするのが望ましい。なお、電
界、磁界を変化させると、金薄膜34と凹所35
aとの境界の位置が変化するので、それに応じて
陽極14の位置を設定するのが望ましい。また、
第8図に示した侵食・膜形成装置により歯科用補
綴物の侵食部に薄膜を形成する場合には、透過孔
17の中心線が陽極14の外側を通るようにす
る。
第12図は第9図、第10図に示す実験装置に
おいて、金属からなる基板31を用い、上述と同
様に基板31の表面を調べた結果を示すグラフ
で、陽極32の中心線からの距離と基板31の表
面に堆積した金薄膜34の膜厚、基板31に形成
された凹所35bの侵食深さとの関係を示すもの
である。このグラフから明らかなように、陽極3
2のほぼ外側に対応する部分には金薄膜34が形
成されており、また陽極32のほぼ内側に対応す
る部分に凹所35bが形成されていて、凹所35
bは陽極32の中央部に対応する部分が最も深く
なつている。このように、凹所35bが陽極32
の中央部に対応する部分で最も深くなるのは、基
板31の表面にアルゴンガスの正イオンによつて
衝撃され、基板31が金属からなる場合には、ア
ルゴンガスの正イオンによつて衝撃されても、表
面に帯電することがなく、しかもアルゴンガスの
正イオンは陽極32の中心線に対応する部分に向
かつて強くなつており、また基板31の表面の縁
端部に対応する部分の近傍では、中性金原子によ
る衝撃が行なわれているが、アルゴンガスの正イ
オンによる衝撃の方が中性金原子による衝撃より
も強いためであると考えられる。したがつて、第
8図に示した侵食・膜形成装置により金属からな
る歯科用補綴物の表面を侵食する場合には、透過
孔17の中心線が陽極14の中央部を通るように
するのが望ましい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明に係る歯科用補綴
物の判別マーク形成方法においては、判別マーク
の深さが小さくなることができるから、歯垢の付
着を助長することがないので、しか口腔内疾患を
消磁させる恐れがなく、また判別マークの形状を
小さくすることができるから、多くの数字、文字
等からなる判別マークを形成することができる。
このように、この発明の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る歯科用補綴物の判別マ
ーク形成方法により判別マークが形成された義歯
を示す概略図、第2図は第1図に示された義歯に
形成された判別マークを示す図、第3図はこの発
明に係る他の歯科用補綴物の判別マーク形成方法
により判別マークが形成された義歯の一部を示す
概略断面図、第4図はこの発明に係る他の歯科用
補綴物の判別マーク形成方法により義歯に形成し
た判別マークの形状を示す図、第5図はこの発明
に係る他の歯科用補綴物の判別マーク形成方法に
より判別マークが形成された義歯を示す概略図、
第6図は第5図に示された義歯に形成された判別
マークを示す図、第7図はこの発明に係る歯科用
補綴物の判別マーク形成方法により判別マークが
形成された冠を示す概略断面図、第8図はこの発
明に係る歯科用補綴物を製造するための侵食・膜
形成装置を示す断面図、第9図は第8図に示した
侵食・膜形成装置の作用の実験装置の一部を示す
断面図、第10図は第9図のA矢視図、第11
図、第12図はそれぞれ第9図、第10図に示す
実験装置によつて処理した基板の表面を調べた結
果を示すグラフである。 1……陶歯、2……判別マーク、3……侵食
部、4……薄膜、6,7……判別マーク、8……
総入歯、9……判別マーク、10……鋳造冠。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 歯科用補綴物に判別マークを形成する方法に
    おいて、真空容器と、上記真空容器内に設けられ
    た中空状の陽極と、上記陽極の両側にかつ上記陽
    極の中心線のほぼ直角に設けられた一対の対向陰
    極と、磁力線が上記陽極の中心線とほぼ平行な磁
    場を形成する磁石と、上記対向陰極の一方に設け
    られかつ中心線が上記陽極の中心線とほぼ平行な
    透過孔とを有する侵食装置により上記歯科用補綴
    物の表面を侵食して判別マークを形成することを
    特徴とする歯科用補綴物の判別マーク形成方法。 2 歯科用補綴物に判別マークを形成する方法に
    おいて、真空容器と、上記真空容器内に設けられ
    た中空状の陽極と、上記陽極の両側にかつ上記陽
    極の中心線とほぼ直角に設けられた一対の対向陰
    極と、磁力線が上記陽極の中心線とほぼ平行な磁
    場を形成する磁石と、上記対向陰極の一方に設け
    られかつ中心線が上記陽極の中心線とほぼ平行な
    透過孔とを有する侵食・膜形成装置により上記歯
    科用補綴物の表面を侵食し、上記侵食・膜形成装
    置により侵食部に薄膜を形成して判別マークを形
    成することを特徴とする歯科用補綴物の判別マー
    ク形成方法。
JP63305041A 1988-12-01 1988-12-01 歯科用補綴物の判別マーク形成方法 Granted JPH02152448A (ja)

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