JPH0554826U - 電気絶縁化ユニバーサルジョイント - Google Patents

電気絶縁化ユニバーサルジョイント

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Publication number
JPH0554826U
JPH0554826U JP107615U JP10761591U JPH0554826U JP H0554826 U JPH0554826 U JP H0554826U JP 107615 U JP107615 U JP 107615U JP 10761591 U JP10761591 U JP 10761591U JP H0554826 U JPH0554826 U JP H0554826U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
bolt
universal joint
insulating
yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP107615U
Other languages
English (en)
Inventor
怜二 斎藤
茂 沼田
治朗 福田
Original Assignee
株式会社中村自工
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社中村自工 filed Critical 株式会社中村自工
Priority to JP107615U priority Critical patent/JPH0554826U/ja
Publication of JPH0554826U publication Critical patent/JPH0554826U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁ブッシュを使用しないことによってフラ
ンジ部の径を大きくすることなく、外部機械が連結され
るフランジと、ユニバーサルジョイントのフランジヨー
クとの間の電気的絶縁を得る。 【構成】 フランジ1とフランジヨーク3との間に円板
状の絶縁部材4を介在し、フランジ1、絶縁部材4及び
フランジヨーク3の各対応する部分に設けたボルト孔
に、胴部と、ナットがかからないねじ部に絶縁性及び大
きい機械的強度を有するチューブ8を嵌着したボルト5
を、ボルト及びナットの首下にそれぞれ少なくとも絶縁
性座金9を介して挿通し、そのボルトとナット6で締め
付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、駆動側と従動側とを電気的に絶縁して連結する電気絶縁化ユニバー サルジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車産業や家電業界では、防錆鋼板の需要が多くなってきている。そ の防錆鋼板を製造する工程、例えば鋼板に亜鉛メッキするライン等では、長尺の 鋼板に対して酸洗いやメッキ処理を連続して行なうため、そこで使用されるユニ バーサルジョイントは駆動側と従動側を電気的に絶縁する必要がある。
【0003】 図2は、従来のこの種のユニバーサルジョイントを示したもので、外部機械が 連結されるフランジ1と、ユニバーサルジョイント2のフランジヨーク3との間 で絶縁構造が採られているが、フランジ1とフランジヨーク3との間に円板状の 絶縁部材4を介在するとともに、フランジ1、絶縁部材4及びフランジヨーク3 に設けた挿通孔に通して締め付けるボルト5とナット6には、フランジ1及びフ ランジヨーク3との間に絶縁ブッシュ7を介在していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、絶縁ブッシュをフランジ部に挿着するた め、フランジ1の軸部の径を標準の寸法にするとフランジ部の外径を大きくしな ければならず、逆に、フランジ部の外径を標準の寸法に抑えると、軸部の径を小 さくしなければならない。また、フランジの厚さに応じて、ブッシュの首下長さ も変更しなければならないし、いずれの場合もボルト孔径を大きくしなければな らない。さらに、軸径やフランジ部の径を標準の寸法に抑えると、締付ボルトの 径が細くなってユニバーサルジョイントのトルクの伝達能力が低下し、その伝達 能力を維持しようとすると締付ボルトの本数を増やさなければならない、といっ た問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来技術の問題点を解決しようとするもので、絶縁ブッシュを 使用することなく、従って、フランジ部の径を大きくする必要はなく、従来と同 径の締付ボルト及び本数で所要のトルクの伝達能力を維持することができる電気 絶縁化ユニバーサルジョイントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、外部機械が連結されるフランジと、ユ ニバーサルジョイントのフランジヨークとの間に円板状の絶縁部材を介在し、フ ランジ、絶縁部材及びフランジヨークの各対応する部分に設けたボルト孔に、胴 部と、ナットがかからないねじ部に絶縁性及び大きい機械的強度を有するチュー ブを嵌着したボルトを、ボルト及びナットの首下にそれぞれ少なくとも絶縁性座 金を介して挿通し、そのボルトとナットで締め付けてなる構成とする。
【0007】
【作用】
この構成によれば、胴部と、ナットがかからないねじ部に絶縁性及び大きい機 械的強度を有するチューブが嵌着されたボルトを用いるので、従来の絶縁ブッシ ュを挿着するような大きな孔をフランジ部に設ける必要はなく、そして、その絶 縁チューブと、フランジとフランジヨークとの間に介した絶縁部材と、ボルト及 びナットの首下に介した絶縁性座金とによって、フランジとフランジヨークとの 間は完全に絶縁される。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。図1は、本考案の一実施例を 示したもので、1は外部機械が連結されるフランジ、3はユニバーサルジョイン トのフランジヨーク、4はフランジ1とフランジヨーク3との間に介在された円 板状の絶縁部材、5はフランジ1、絶縁部材4及びフランジヨーク3にそれぞれ 設けられた挿通孔に通したボルト、6はナットであり、以上は従来のものと同一 である。
【0009】 ボルト5は、図1(b)に示したように、胴部と、ナットがかからないねじ部に 絶縁性及び大きい機械的強度を有するチューブ8を嵌着している。そして、ボル ト5とナット6とでフランジ1、絶縁部材4及びフランジヨーク3を締め付ける 際は、ボルト5及びナット6の首下にそれぞれ絶縁性座金9と金属性座金10とを 介在させる。
【0010】 このように構成された本実施例では、絶縁部材4、絶縁性座金9及び絶縁性チ ューブ8により、フランジ1とフランジヨーク3との間が完全に絶縁される。し かも、フランジ1、絶縁部材4及びフランジヨーク3に設けるボルト5の挿通孔 の径は、電気的絶縁を必要としないユニバーサルジョイントとほとんど同径でよ く、従って、フランジ部の径を大きくする必要はなく、そして、軸径やボルト径 、あるいはボルト本数を変えることなく、所要のトルクの伝達能力を維持するこ とができる。
【0011】 なお、絶縁性のチューブ8として、熱収縮チューブを使用すれば、ボルト5に 完全に密着させることができ、紛失することもない。絶縁性がありかつ大きい機 械的強度を有するチューブの材質としては、エチレン・プロピレンゴム、クロロ プレンゴム等が好適である。また、絶縁部材4や絶縁性座金9としては、ポリア ミド、フェノール等の材質が使用できる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、次のような効果がある。 フランジ及びフランジヨークの径や、ボルトの径、本数等を変更すること なく、ユニバーサルジョイント本来のトルク伝達能力を発揮することができる。
【0013】 ボルトの規格が同じであれば、フランジ厚が変わった場合は、その厚みが 増減した分だけチューブの長さを増減すればよいので、従来のように、絶縁ブッ シュの種類を増やすなどの無駄がなくなる。
【0014】 熱収縮チューブを使用すれば、チューブがボルトに確実に固着されるので 、ブッシュのように紛失することがなくなる。
【0015】 特殊な部品が少なくなるので、コストの低減、製作期間の短縮などが図れ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の構成図である。
【図2】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 … フランジ、 3 … フランジヨーク、 4 … 絶縁
部材、 5 … ボルト、6 … ナット、 8 … チュー
ブ、 9 … 絶縁性座金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機械が連結されるフランジと、ユニ
    バーサルジョイントのフランジヨークとの間に円板状の
    絶縁部材を介在し、前記フランジ、絶縁部材及びフラン
    ジヨークの各対応する部分に設けたボルト孔に、胴部
    と、ナットがかからないねじ部に絶縁性及び大きい機械
    的強度を有するチューブを嵌着したボルトを、ボルト及
    びナットの首下にそれぞれ少なくとも絶縁性座金を介し
    て挿通し、そのボルトとナットで締め付けてなることを
    特徴とする電気絶縁化ユニバーサルジョイント。
JP107615U 1991-12-27 1991-12-27 電気絶縁化ユニバーサルジョイント Pending JPH0554826U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP107615U JPH0554826U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 電気絶縁化ユニバーサルジョイント

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JP107615U JPH0554826U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 電気絶縁化ユニバーサルジョイント

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JPH0554826U true JPH0554826U (ja) 1993-07-23

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ID=14463666

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JP107615U Pending JPH0554826U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 電気絶縁化ユニバーサルジョイント

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JP (1) JPH0554826U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52127544A (en) * 1976-04-16 1977-10-26 Hitachi Ltd Shaft coupling
JPS6412013U (ja) * 1987-07-13 1989-01-23

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52127544A (en) * 1976-04-16 1977-10-26 Hitachi Ltd Shaft coupling
JPS6412013U (ja) * 1987-07-13 1989-01-23

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