JPH05145245A - 取付用絶縁ブシユ - Google Patents
取付用絶縁ブシユInfo
- Publication number
- JPH05145245A JPH05145245A JP30312791A JP30312791A JPH05145245A JP H05145245 A JPH05145245 A JP H05145245A JP 30312791 A JP30312791 A JP 30312791A JP 30312791 A JP30312791 A JP 30312791A JP H05145245 A JPH05145245 A JP H05145245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating bush
- round hole
- rubber ring
- mount
- cylindrical rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属板の丸孔に嵌着して用い、部品を固定す
る取付用絶縁ブシュに関し、金属板の丸孔に嵌着して用
い、嵌挿した部品を外圧による摩擦力で絶縁固定するこ
とを目的とする。 【構成】 少なくとも1つの山形突起1a-1を周設した圧
入孔1a-2と両端につば1a-3とを有する円筒ゴムリング1a
で構成する。
る取付用絶縁ブシュに関し、金属板の丸孔に嵌着して用
い、嵌挿した部品を外圧による摩擦力で絶縁固定するこ
とを目的とする。 【構成】 少なくとも1つの山形突起1a-1を周設した圧
入孔1a-2と両端につば1a-3とを有する円筒ゴムリング1a
で構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、とくに金属板の丸孔に
嵌着して用い、部品を固定する取付用絶縁ブシュに関す
る。
嵌着して用い、部品を固定する取付用絶縁ブシュに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3の組立側断面図に示すように、六角
ナット13b で止める取付用おねじ部13a を備える同軸コ
ネクタ13を固定板12に接地導通することなく取り付ける
場合、従来、固定板12に板厚4mmのフェノール樹脂板な
どの絶縁板を用い、絶縁板12に取付用おねじ部13a を嵌
入する切円孔12a (図4の要部平面図参照)を穿設し、
取付用おねじ部13a の平坦面取部13a-1 を係合させて回
り止めとしナット締め固定している。
ナット13b で止める取付用おねじ部13a を備える同軸コ
ネクタ13を固定板12に接地導通することなく取り付ける
場合、従来、固定板12に板厚4mmのフェノール樹脂板な
どの絶縁板を用い、絶縁板12に取付用おねじ部13a を嵌
入する切円孔12a (図4の要部平面図参照)を穿設し、
取付用おねじ部13a の平坦面取部13a-1 を係合させて回
り止めとしナット締め固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記取付構造によれば、使用する絶縁板が一般の鉄
板などに比較し高価である上、取付強度を確保する上で
板厚を厚くする必要があり、また丸孔でなく異形孔(切
円孔)を空けるため通常ボール盤での孔加工ができず、
NCフライス盤で細いドリルを使用し孔空け加工を行う
ため部材費及、加工工数が多く掛かり製造コスト高にな
るといった問題があった。
うな上記取付構造によれば、使用する絶縁板が一般の鉄
板などに比較し高価である上、取付強度を確保する上で
板厚を厚くする必要があり、また丸孔でなく異形孔(切
円孔)を空けるため通常ボール盤での孔加工ができず、
NCフライス盤で細いドリルを使用し孔空け加工を行う
ため部材費及、加工工数が多く掛かり製造コスト高にな
るといった問題があった。
【0004】上記問題点に鑑み、本発明は金属板の丸孔
に嵌着して用い、嵌挿した部品を外圧による摩擦力で絶
縁固定することのできる取付用絶縁ブシュを提供するこ
とを目的とする。
に嵌着して用い、嵌挿した部品を外圧による摩擦力で絶
縁固定することのできる取付用絶縁ブシュを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の取付用絶縁ブシュにおいては、少なくとも
1つの山形突起を周設した圧入孔と両端につばとを有す
る円筒ゴムリングで構成する。
に、本発明の取付用絶縁ブシュにおいては、少なくとも
1つの山形突起を周設した圧入孔と両端につばとを有す
る円筒ゴムリングで構成する。
【0006】
【作用】取付用絶縁ブシュは、山形突起を周設した圧入
孔と両端につばとを有する円筒ゴムリングで構成するこ
とにより、両端のつばは、挿通した丸孔の両側に係合し
て抜け止め作用し、圧入孔の山形突起に圧入した部品は
軸方向にナットなどで円筒ゴムリングを両側から締め付
ける外圧によって生じる摩擦力で絶縁固定することがで
きる。
孔と両端につばとを有する円筒ゴムリングで構成するこ
とにより、両端のつばは、挿通した丸孔の両側に係合し
て抜け止め作用し、圧入孔の山形突起に圧入した部品は
軸方向にナットなどで円筒ゴムリングを両側から締め付
ける外圧によって生じる摩擦力で絶縁固定することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
の要旨を詳細に説明する。図1の側断面図に示すよう
に、取付用絶縁ブシュ1は少なくとも1つの山形突起1a
-1(図は内周を中央部で中高にした1つの山形突起を示
すが、その他、例えば複数の三角山形、即ち鋸歯形突起
でもよい)を周設した圧入孔1a-2と両端につば1a-3とを
有する円筒ゴムリング1aで構成する。なお、つば1a-3の
外径は、円筒ゴムリング1aの胴体部1a-4を嵌着する固定
板2の丸孔2a(2点鎖線で示す)に、つば1a-3を押しつ
ぶすことにより挿通でき、しかも丸孔2aに両側から係合
するように胴体部1a-4の外径Dより僅かに大径に設定す
る。円筒ゴムリング1aの材質は、例えばネオプレンゴム
やポリウレタンゴムなどを用いる。
の要旨を詳細に説明する。図1の側断面図に示すよう
に、取付用絶縁ブシュ1は少なくとも1つの山形突起1a
-1(図は内周を中央部で中高にした1つの山形突起を示
すが、その他、例えば複数の三角山形、即ち鋸歯形突起
でもよい)を周設した圧入孔1a-2と両端につば1a-3とを
有する円筒ゴムリング1aで構成する。なお、つば1a-3の
外径は、円筒ゴムリング1aの胴体部1a-4を嵌着する固定
板2の丸孔2a(2点鎖線で示す)に、つば1a-3を押しつ
ぶすことにより挿通でき、しかも丸孔2aに両側から係合
するように胴体部1a-4の外径Dより僅かに大径に設定す
る。円筒ゴムリング1aの材質は、例えばネオプレンゴム
やポリウレタンゴムなどを用いる。
【0008】この取付用絶縁ブシュを用いて部品を固定
板の丸孔に取り付ける場合を、同軸コネクタの取付けを
例に図2の組立側断面図を用いて説明する。固定板2、
即ち鉄板(板厚2mm)などの金属板にプレス打抜き加工
により丸孔2aを穿設し、その丸孔2aに取付用絶縁ブシュ
1を挿通する。両つば1a-3は、挿通した丸孔2aの両側に
係合し板厚に保持される。その状態の圧入孔1a-2に部品
3、即ち同軸コネクタを、その取付用おねじ部3aのフラ
ンジ3a-1が取付用絶縁ブシュ1(円筒ゴムリング1a)の
端面に当接するまで矢印方向に押入しておき、六角ナッ
ト3bで取付用絶縁ブシュ1を締め付けることで取付けを
完了する。
板の丸孔に取り付ける場合を、同軸コネクタの取付けを
例に図2の組立側断面図を用いて説明する。固定板2、
即ち鉄板(板厚2mm)などの金属板にプレス打抜き加工
により丸孔2aを穿設し、その丸孔2aに取付用絶縁ブシュ
1を挿通する。両つば1a-3は、挿通した丸孔2aの両側に
係合し板厚に保持される。その状態の圧入孔1a-2に部品
3、即ち同軸コネクタを、その取付用おねじ部3aのフラ
ンジ3a-1が取付用絶縁ブシュ1(円筒ゴムリング1a)の
端面に当接するまで矢印方向に押入しておき、六角ナッ
ト3bで取付用絶縁ブシュ1を締め付けることで取付けを
完了する。
【0009】このように、取付用絶縁ブシュは、山形突
起を周設した圧入孔と両端につばとを有する円筒ゴムリ
ングで構成することにより、弾性を有するため、つばを
押しつぶして丸孔に挿通することができ、両端のつばは
丸孔の両側に係合して抜け止め作用し、圧入孔の山形突
起に圧入した部品は軸方向にナットなどで円筒ゴムリン
グを両側から締め付ける外圧によって生じる摩擦力で絶
縁固定することができる。また、絶縁性を有するため、
従来の絶縁板の代わりに金属板を用いることが可能とな
り、金属板は丸孔をプレス打抜き加工で穿設できるた
め、加工工数を従来のNCフライス盤加工に比べ大幅に
低減することができる。
起を周設した圧入孔と両端につばとを有する円筒ゴムリ
ングで構成することにより、弾性を有するため、つばを
押しつぶして丸孔に挿通することができ、両端のつばは
丸孔の両側に係合して抜け止め作用し、圧入孔の山形突
起に圧入した部品は軸方向にナットなどで円筒ゴムリン
グを両側から締め付ける外圧によって生じる摩擦力で絶
縁固定することができる。また、絶縁性を有するため、
従来の絶縁板の代わりに金属板を用いることが可能とな
り、金属板は丸孔をプレス打抜き加工で穿設できるた
め、加工工数を従来のNCフライス盤加工に比べ大幅に
低減することができる。
【0010】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
取付用絶縁ブシュは金属板の丸孔に嵌着し部品を容易に
絶縁固定することができるため、生産性の向上を図るこ
とができるといった産業上極めて有用な効果を発揮す
る。
取付用絶縁ブシュは金属板の丸孔に嵌着し部品を容易に
絶縁固定することができるため、生産性の向上を図るこ
とができるといった産業上極めて有用な効果を発揮す
る。
【図1】 本発明による一実施例の側断面図
【図2】 図1を用いた組立側断面図
【図3】 従来技術による組立側断面図
【図4】 図3の固定板の要部平面図
1は取付用絶縁ブシュ 1aは円筒ゴムリング 1a-1は山形突起 1a-2は圧入孔 1a-3はつば
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも1つの山形突起(1a-1)を周設
した圧入孔(1a-2)と両端につば(1a-3)とを有する円筒ゴ
ムリング(1a)でなることを特徴とする取付用絶縁ブシ
ュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30312791A JPH05145245A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 取付用絶縁ブシユ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30312791A JPH05145245A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 取付用絶縁ブシユ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05145245A true JPH05145245A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17917208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30312791A Withdrawn JPH05145245A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 取付用絶縁ブシユ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05145245A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09131150A (ja) * | 1995-11-11 | 1997-05-20 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リールの釣糸係止構造 |
JP2005071994A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Agilent Technol Inc | ケーブルの回転を許容するラッチ機構を持つロック式精密オス型bncコネクタ |
JP2016105265A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-06-09 | ケイ・アール・ディコーポレーション株式会社 | 作業用具 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP30312791A patent/JPH05145245A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09131150A (ja) * | 1995-11-11 | 1997-05-20 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リールの釣糸係止構造 |
JP2005071994A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Agilent Technol Inc | ケーブルの回転を許容するラッチ機構を持つロック式精密オス型bncコネクタ |
JP2016105265A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-06-09 | ケイ・アール・ディコーポレーション株式会社 | 作業用具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |