JPH0554773A - 電磁石制御装置 - Google Patents

電磁石制御装置

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JPH0554773A
JPH0554773A JP20927791A JP20927791A JPH0554773A JP H0554773 A JPH0554773 A JP H0554773A JP 20927791 A JP20927791 A JP 20927791A JP 20927791 A JP20927791 A JP 20927791A JP H0554773 A JPH0554773 A JP H0554773A
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JP
Japan
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iron core
coil
switching element
movable iron
switch
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JP20927791A
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Masahiro Kakizoe
正博 垣添
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流励磁される電磁石において、鉄心6が開
放状態の時の投入吸引力と鉄心6が吸着状態の時の保持
吸引力の切換えを鉄心6の位置を検出して、かつ吸着状
態寸前で切換えるスイッチを備えた電磁石制御装置を得
る。 【構成】 第1のスイッチング素子8によりコイルを励
磁して投入吸引力で鉄心6を動作させると共に、鉄心6
の漏れ磁束でリ−ドスイッチ14を閉路させる。鉄心6
の吸着直前に漏れ磁束が急激に減少してリ−ドスイッチ
14は再び開路する。このリ−ドスイッチ14により第
1のスイッチング素子8を開路するか、コイルに分圧回
路を挿入することにより保持吸引力に切換える。 【効果】 鉄心6が吸着する直前に切換えるので安定し
た投入動作が得られ、コイルの温度上昇を抑えることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被吸引物を吸引する
電磁石の初期吸引力を大きくし、かつ、吸着後には鉄心
が被吸引物を継続して吸引する保持吸引力を小さくした
直流励磁型の電磁石制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交流励磁の電磁石の場合、鉄心の投入動
作と同時にコイルのインピ−ダンスが大きくなって励磁
電流が小さくなるので、初期吸引力が大きく保持吸引力
が小さいものが容易に得ることができる。しかし、直流
励磁の電磁石の場合には、励磁電流が一定のため初期吸
引力を大きくしようとするとコイルが大形なものとな
る。そこで、投入動作時は大きな励磁電流で駆動して、
投入動作完了後には分圧回路または所定周期の電圧開閉
によって励磁電流を小さくして小型の電磁石を得る方法
が多く採用されている。
【0003】従来、このような直流励磁型の電磁石制御
装置として例えば図7に示すような実公昭60−116
06号公報にて開示された電磁石制御装置がある。図中
1は交流電源、2は交流電源を全波整流して直流にする
整流器、3は給電する外部スイッチ、4は整流器2と並
列接続した保持吸引力を発生する保持コイル、5は初期
吸引力を発生する投入コイル、6は投入コイル5の初期
吸引力により投入動作する可動鉄心と対向する固定鉄心
である。
【0004】また、8は投入コイル5に直列接続して初
期吸引力の期間導通している第1のスイッチング素子で
ある第1のサイリスタ、9は第1のサイリスタ8のゲ−
トとアノ−ド間に接続されたコンデンサ、10はコンデ
ンサ9の電荷によって第1のサイリスタ8に逆バイアス
を印加する第2のスイッチング素子である第2のサイリ
スタ、23は抵抗器、24は抵抗器23と共にタイマ回
路を構成するツェナダイオ−ド11(後述する)に接続
されたコンデンサ、11はコンデンサ24の充電電圧が
所定の値以上に達したときに導通するツェナダイオ−ド
である。
【0005】次に、このように構成された従来の電磁石
制御装置の動作について図7を参照して説明する。外部
スイッチ3を閉路すると保持コイル4が励磁される。さ
らに第1のサイリスタ8が導通して投入コイル5が励磁
されて、開放状態の可動鉄心6が投入して対向する固定
鉄心7に吸着する。
【0006】タイマ回路のコンデンサ24の充電時間
は、可動鉄心6の投入完了時間以後にツェナダイオ−ド
11の動作電圧を越えるに十分な時間に設定されてい
る。鉄心6が固定鉄心7に吸着した後、タイマ回路によ
りツェナダイオ−ド11が導通すると第2のサイリスタ
10が導通する。第2のサイリスタ10が導通するとコ
ンデンンサ9により第1のサイリスタ8に逆バイアスが
加わり、第1のサイリスタ8は消弧して投入コイル5が
消磁される。
【0007】しかし、保持コイル4は励磁されているの
で小さな保持吸引力で可動鉄心6と固定鉄心7の吸着を
保っている。外部スイッチ3を開路すると保持コイル4
は消磁されて可動鉄心6は被吸引物(図示せず)のばね
力等により元の開放状態に復帰する。
【0008】例えば図8は特公平1−43972号公報
に開示された電磁接触器の回路構成を示している。図中
15は整流器2と並列接続されたコイル、21はコイル
15に加わる励磁電圧を分圧するインピ−ダンス素子で
コイル15と直列接続されたコンデンサである。
【0009】25はコンデンサ21と並列接続された常
閉接点で、可動鉄心6の動作により機械的に開閉される
切換スイッチである。この切換スイッチ25は、可動鉄
心6の投入動作時には電磁接触器の主接点(図示せず)
が閉路した後に閉路するように、ヒステリシス特性を備
えた接続動作機構から構成されている。
【0010】次に、このように構成された従来の電磁石
制御装置の動作について図8を参照して説明する。外部
スイッチ3を閉路するとコイル15は励磁されて、開放
状態の可動鉄心6が投入動作を開始する。
【0011】そして、電磁接触器の主接点が閉路した後
に、投入動作の途中で切換スイッチ25が開路してコン
デンサ21の短絡が解かれるので、コイル15の励磁電
圧が小さくなり投入吸引力が小さくなる。しかし、可動
鉄心6の吸着力が主接点のばね力より大きいので、可動
鉄心6は固定鉄心7に吸着して動作を完了する。
【0012】鉄心の吸着状態から交流電源1の電圧を徐
々に低くしていくと、保持吸引力が小さくなり可動鉄心
6は固定鉄心7から開離する。コイル15が励磁された
まま可動鉄心6は開離を続け、電磁接触器の主接点が開
路した後に可動鉄心6によって切換スイッチ25は閉路
される。この結果コンデンサ21が短絡して吸引力が大
きくなるが、主接点のばね力より可動鉄心6の吸着力が
小さいので可動鉄心6は元の開放状態に復帰する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図7の電磁石制御装置
は上述のように構成されているので、投入吸引力と保持
吸引力の切換を、可動鉄心の位置検出を行わずに投入完
了時間以上に設定したタイマ回路によって行っている。
このため、投入吸引力の期間が必要以上に長くなりコイ
ルの温度が上昇して高頻度も開閉を行うことができない
問題点があった。
【0014】図8の電磁接触器は上述のように構成され
ているので、切換スイッチにはヒステリス特性を備えた
特別なものが必要である。しかも、投入動作の途中で吸
引力が小さくなるため、切換スイッチの位置精度が悪い
ことや電源電圧の変動が大きいことから、安定した投入
動作を実現できない問題があった。
【0015】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
のであり、投入吸引力と保持吸引力の切換を位置検出に
て行うことができると共に、鉄心が吸着する投入動作の
完了直前に切換を行うことができる電磁制御装置を提供
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、直流により
励磁されるコイルと、該コイルと直列接続された第1の
スイッチング素子と、該第1のスイッチング素子より遅
れて導通して該第1のスイッチング素子を開路させる第
2のスイッチング素子と、前記コイルの励磁によって動
作する可動鉄心と、該可動鉄心が吸着状態の時に消磁す
る漏れ磁束により開閉するように前記鉄心の近傍に配置
して、閉路状態では前記第2のスイッチング素子を開路
状態に保つリ−ドスイッチとを備えたことを特徴とする
電磁石制御装置である。
【0017】この発明では、コイルを常時励磁されてい
る保持コイルと第1のスイッチング素子と直列接続され
た投入コイルの2つで構成するのが好ましい。
【0018】また、この発明では、第1のスイッチング
素子によってコイルを常時励磁した後に第2のスイッチ
ングの導通により所定周期の開閉信号を発振して、第1
のスイッチング素子をこの所定周期で開閉する発振回路
を設けるのが好ましい。
【0019】更に、この発明は、直流電流によって励磁
されるコイルと、該コイルの励磁電圧分圧用インピ−ダ
ンス素子を該コイルに直列接続した分圧回路と、前記コ
イルの励磁により動作する可動鉄心と、前記分圧回路と
並列接続された常閉接点を有して可動鉄心により機械的
に開路する切換スイッチと、前記可動鉄心が吸着状態の
時に消磁する漏れ磁束により閉路するように該鉄心の近
傍に配置すると共に、前記切換スイッチと並列接続した
常開接点のリ−ドスイッチとを備えたことを特徴とする
電磁石制御装置である。
【0020】
【作用】この発明における投入吸引力と保持吸引力の切
換手段は、リ−ドスイッチによって行われる。第1のス
イッチング手段によりコイルを励磁すると、鉄心から漏
れた磁束によって常開接点のリ−ドスイッチが閉路し、
第1のスイッチング素子より遅れて動作する第2のスイ
ッチング素子を開路状態に保つ。
【0021】さらに、投入動作を完了して鉄心が吸着す
る直前から鉄心の漏れ磁束は急激に少なくなってリ−ド
スイッチが開路するので、第2のスイッチング素子が導
通して第1のスイッチング素子を開路することにより投
入吸引力と保持吸引力の切換えを行う。
【0022】この時、保持コイルは常時励磁して、リ−
ドスイッチと第1、第2のスイッチング素子によって投
入コイルを投入動作中励磁することにより、投入吸引力
と保持吸引力の切換を行う。
【0023】また、発振回路が、第1のスイッチング素
子を導通させてコイルを常時励磁すると、上述の通りリ
−ドスイッチは閉路する。さらに投入動作を完了して鉄
心が吸着する直前にリ−ドスイッチが開路して第2のス
イッチング素子を導通させると、発振回路は所定周期の
開閉信号を発振するので第1のスイッチング素子が所定
周期で開閉されてコイルの励磁電流を少なくし、投入吸
引力と保持吸引力の切換えを行う。
【0024】また、この発明における投入吸引力と保持
吸引力の切換え手段は、リ−ドスイッチと可動鉄心によ
り機械的に開閉する切換スイッチにより行われる。分圧
回路は切換スイッチにより短絡されているので、コイル
は投入吸引力を発生してリ−ドスイッチを閉路させる。
【0025】投入吸引力で可動鉄心が動作すると、切換
スイッチが開路するかリ−ドスイッチにより分圧回路が
短絡されているので投入吸引力が継続する。さらに投入
動作を完了して鉄心が吸着する直前にリ−ドスイッチが
開路して分圧回路が導通するので、コイルの励磁電圧が
小さくなってこれが保持吸引力となることにより、投入
吸引力と保持吸引力の切換えを行う。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。 実施例1 図1は、実施例1の電磁石制御装置の構成を示す回路図
である。なお、図7、図8にて示した従来の装置と同様
の部分については同符号を付して説明を省略する。図1
中12は抵抗器、13は抵抗器12と共にタイマ回路を
構成するツェナダイオ−ド11に接続されたコンデン
サ、14は漏れ磁束により開閉動作するように可動鉄心
6、固定鉄心7の近傍に配置した常開接点を備えたリ−
ドスイッチである。このリ−ドスイッチ14はコンデン
サ13に並列接続されている。
【0027】次に、このように構成された実施例1の電
磁石制御装置の動作を図2を参照して説明する。外部ス
イッチ3を開始すると保持コイル4は励磁されて鉄心間
に漏れ磁束が発生する。しかし、保持コイル4の磁束は
小さいためリ−ドスイッチ14は動作せず開路状態を保
っている。
【0028】コンデンサ9が充電を完了するt1後に第
1のサイリスタ8が導通して投入コイル5が励磁される
と、磁束が発生して可動鉄心6は固定鉄心7に投入吸引
力で引張られる。そして、鉄心間に発生する漏れ磁束に
より動作時間t2後にリ−ドスイッチ14は閉路する。
【0029】タイマ回路のコンデンサ13の充電電圧は
リ−ドスイッチ14が閉路するまではツェナダイオ−ド
11の動作電圧以下になるように設定してあるので、リ
−ドスイッチ14が上述の通り閉路すると、コンデンサ
13の電荷は放電されツェナダイオ−ド11は動作せず
に、結局第2のサイリスタ10は不導通の状態を保つ。
【0030】可動鉄心6が固定鉄心7に吸着する直前に
鉄心間の漏れ磁束は急激に減少するので、リ−ドスイッ
チ14が再び開路して鉄心の吸着後は漏れ磁束がほとん
どなくなる。この結果、リ−ドスイッチ14は開路状態
を保っている。
【0031】リ−ドスイッチ14が開路するとコンデン
サ13の充電が再び開始され、ツェナダイオ−ド11の
動作電圧を越える時間t3後に、コンデンサ13の電荷
によって第2のサイリスタ10が導通する。第2のサイ
リスタ10が導通すると第1のサイリスタ8のゲ−トは
コンデンサ9により逆バイアスされるので、時間t4後
に第1のサイリスタ8は消弧して投入コイル5が消磁さ
れる。この時、保持コイル4は励磁されているので小さ
な保持吸引力で可動鉄心6と固定鉄心7の吸着を継持す
る。
【0032】次に、外部スイッチ3を開路すると保持コ
イル4は消磁され、整流器2によるフライホイ−ル回路
により保持コイル4の電流は徐々に減少する。そして、
保持吸引力が被吸引物(図示せず)のばね力等を下回る
と可動鉄心6は固定鉄心7から開離して元の開放状態に
戻る。第2のサイリスタ10は時間t5後に消弧し、リ
−ドスイッチ14は開路状態を保っている。
【0033】実施例2 図3は、実施例2の電磁石制御装置の構成を示す回路図
である。なお、図1にて示した実施例1の装置と同様の
部分については同符号を付している。すなわち、図3に
おいて1〜3、6、7、14は実施例1と全く同一のも
のである。15は投入吸引力と保持吸引力を発生させる
1つのコイルである。
【0034】16はコイル15と直列接続された第1の
スイッチング素子であるトランジスタ、17は抵抗器、
18は抵抗器17と共にタイマ回路を構成するコンデン
サ、19は排他的ORの論理回路であって、リ−ドスイ
ッチ14とコンデンサ18を入力に接続した第2のスイ
ッチング素子である。
【0035】20は外部スイッチ3により電圧が印加さ
れるとトランジスタ16を常時導通させると共に、第2
のスイッチング素子19の出力の信号によってトランジ
スタ16を所定周期で開閉する発振回路である。
【0036】次に、このように構成された実施例2の電
磁石制御装置の動作を図4を参照して説明する。外部ス
イッチ3を閉路すると時間t1後に発振回路20の出力
信号により、トランジスタ16が導通してコイル15は
常時励磁される。
【0037】コイル15による漏れ磁束により動作時間
t2後にリ−ドスイッチ14は閉路して第2のスイッチ
ング素子19の入力を“L”から“H”に変化させる。
これと前後してコンデンサ18の充電電圧の上昇により
第2のスイッチング素子19の他の入力を“L”から
“H”に変化させる。
【0038】結局、第2のスイッチング素子19の出力
は“L”を保つので発振回路20の入力と出力とも変化
せず、コイル15は常時励磁された状態を保つ。可動鉄
心6が動作して固定鉄心7に吸着する直前に実施例1と
同じくリ−ドスイッテ14は回路するので、時間t6後
に第2スイッチング素子19の入力を“H”から“L”
に変化させて、第2のスイッチング素子19の出力を
“L”から“H”に変える。
【0039】第2のスイッチング素子19が“H”にな
ると、発振回路20は所定周期の開閉信号を出力する。
そして、トランジスタ16をこの所定周期で開閉してコ
イル15の励磁電流を減少させる。この結果、小さな保
持吸引力に切換えて可動鉄心6と固定鉄心7の吸着を継
持する。
【0040】以上のように、実施例1、2の電磁石制御
装置によれば、投入吸引力と保持吸引力の切換えを従来
の投入完了期間以上に設定したタイマ回路によらずに、
鉄心が吸着寸前に急激に減少する漏れ磁束によって動作
するリ−ドスイッチによって行うようにしたので、投入
吸引力の時間が短く、しかも、コイルの温度を低く抑え
ることができる。この結果、高頻度開閉を極めて容易に
実現することができる。
【0041】実施例3 図5は、実施例3の電磁石制御装置の構成を示す回路図
である。なお、図1にて示した実施例1の装置と同様の
部分については同符号を付している。すなわち、図5に
おいて1〜3、6、7、15は実施例1と全く同一のも
のである。
【0042】21はコイル15と直列接続されてコイル
の励磁電圧を分圧するコンデンサ、22は、コンデンサ
21に並列接続された常閉接点を備えて、可動鉄心6の
投入動作より電磁接触器の主接点(図示せず)が閉路す
る以前に機械的に開路する切換えスイッチである。
【0043】なお、リ−ドスイッチ14は切換えスイッ
チ22と並列接続されている以外は実施例1と全く同一
のものである。
【0044】次に、このように構成された実施例3の電
磁石制御装置の動作を図6を参照して説明する。外部ス
イッチを閉路するとコンデンサ21は切換スイッチ22
により短絡されているので、交流電源1の投入電圧が整
流器2を介してコイル15に印加される。
【0045】コイル15による漏れ磁束により動作時間
t2後にリ−ドスイッチ14は閉路する。そして、可動
鉄心の投入動作により時間t7後に切換スイッチ22は
開路する。このため、コンデンサ21は、切換スイッチ
22またはリ−ドスイッチ14のいずれかにより短絡さ
れている。
【0046】可動鉄心6が固定鉄心7に吸着する直前
に、実施例1と同じくリ−ドスイッチ14が開路する。
このため、コンデンサ21により交流電圧を分圧してコ
イル15に印加される励磁電圧と励磁電流が小さくな
る。この結果、小さな保持吸引力に切り換えて可動鉄心
6と固定鉄心7の吸着を継持する。
【0047】鉄心が吸着した状態で、交流電源1の電圧
を可動鉄心6が、固定鉄心7から開離する落下電圧まで
下げて印加し続けると、可動鉄心6を開離して鉄心間に
漏れ磁束が発生する。しかし、コンデンサ21によりコ
イル15の励磁電流は小さく抑えられているので、磁束
も小さくリ−ドスイッチ14が閉路することはない。
【0048】さらに、可動鉄心6が開離して切換えスイ
ッチ22が閉路すると、コンデンサ21が短絡され、コ
イル15には落下電圧の全てが加わる。このため、励磁
電流も増すが可動鉄心6と固定鉄心7の距離が十分に離
れているので、従来のものと同様に投入吸引力は反抗力
を下回る。この結果、再度投入することなく可動鉄心6
は元の開放状態に戻る。また、励磁電流が増すと漏れ磁
束が大きくなってリ−ドスイッチ14が再び閉路する
が、切換えスイッチ22が先に閉路しているので問題と
なることはない。
【0049】なお、切換えスイッチ22を排除してリ−
ドスイッチ14のみをコンデンサ21と並列接続する
と、電源電圧1を印加するとコンデンサ21によって分
圧されるのでコイル15の発生する磁束が小さなる。こ
の結果、リ−ドスイッチ14によって閉路することがで
きないので投入動作を行うことができず使用に耐えない
ものとなる。
【0050】以上のように、実施例の3の電磁石装置に
よれば、投入吸引力と保持吸引力の切換えを鉄心吸着寸
前に動作するリ−ドスイッチと鉄心で動作する切換えス
イッチを並列接続して、コイルの励磁電圧の分圧回路を
切換えるようにした。この結果、投入動作が安定すると
共にヒステリシス特性を必要としない安価な切換えスイ
ッチを使用できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明した如く、この発明にかかる電
磁石制御装置によれば、吸引引力と保持吸引力の切換を
位置検出にて行うことができると共に、鉄心が吸着する
投入動作の完了直前に切換を行うことができる等顕著な
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による電磁石制御装置を示
す回路図である。
【図2】同実施例の電磁石制御装置の動作を示す説明図
である。
【図3】この発明の実施例2による電磁石制御装置を示
す回路図である。
【図4】同実施例2の電磁石制御装置の動作を示す説明
図である
【図5】この発明の実施例3による電磁石制御装置を示
す回路図である。
【図6】同実施例3の電磁石制御装置の動作を示す説明
図である
【図7】従来の電磁石制御装置を示す回路図である。
【図8】従来の電磁石制御装置を示す回路図である。
【符号の説明】
4.保持コイル 5.投入コイル 6.可動鉄心 8.第1のスイッチング素子である第1のサイリスタ 10.第2のスイッチング素子である第2のサイリスタ 13.タイマ回路を構成するコンデンサ 14.リ−ドスイッチ 15.コイル 16.第1のスイッチング素子であるトランジスタ 19.第2のスイッチング素子 20.発振回路 21.励磁電圧分圧回路用のコンデンサ 22.切換えスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流により励磁されるコイルと、該コイ
    ルと直列接続された第1のスイッチング素子と、該第1
    のスイッチング素子より遅れて導通して該第1のスイッ
    チング素子を開路させる第2のスイッチング素子と、前
    記コイルの励磁によって動作する可動鉄心と、該可動鉄
    心が吸着状態の時に消磁する漏れ磁束により開閉するよ
    うに前記鉄心の近傍に配置して、閉路状態では前記第2
    のスイッチング素子を開路状態に保つリ−ドスイッチと
    を備えたことを特徴とする電磁石制御装置。
  2. 【請求項2】 第1のスイッチング素子に直列接続され
    た投入コイルと、電磁石装置本体を駆動する直流電源に
    並列接続された保持コイルとを備えたことを特徴とする
    請求項第1項記載の電磁石制御装置。
  3. 【請求項3】 第1のスイッチング素子によりコイルを
    常時励磁した後に第2のスイッチング素子の導通によっ
    て所定周期の開閉信号を発振して、前記第1のスイッチ
    ング素子を前記所定周期で開閉する発振回路とを備えた
    ことを特徴とする請求項第1項記載の電磁石制御装置。
  4. 【請求項4】 直流電流によって励磁されるコイルと、
    該コイルの励磁電圧分圧用インピ−ダンス素子を該コイ
    ルに直列接続した分圧回路と、前記コイルの励磁により
    動作する可動鉄心と、前記分圧回路と並列接続された常
    閉接点を有して可動鉄心により機械的に開路する切換ス
    イッチと、前記可動鉄心が吸着状態の時に消磁する漏れ
    磁束により閉路するように該鉄心の近傍に配置すると共
    に、前記切換スイッチと並列接続した常開接点のリ−ド
    スイッチとを備えたことを特徴とする電磁石制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0726584A1 (de) * 1995-02-09 1996-08-14 Sprecher + Schuh AG Einrichtung zur Steuerung eines Elektromagneten

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