JPH1079304A - ソレノイドの駆動方法及びソレノイド駆動回路 - Google Patents
ソレノイドの駆動方法及びソレノイド駆動回路Info
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- JPH1079304A JPH1079304A JP24846396A JP24846396A JPH1079304A JP H1079304 A JPH1079304 A JP H1079304A JP 24846396 A JP24846396 A JP 24846396A JP 24846396 A JP24846396 A JP 24846396A JP H1079304 A JPH1079304 A JP H1079304A
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- solenoid
- capacitor
- coil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複雑な回路を用いずに高速駆動可能なソレノ
イド駆動回路を提供する。 【解決手段】 励磁コイル2の近傍には、誘導コイル1
0が設けられており、電源スイッチ8が開成された後に
開成されるようになっている第3のスイッチ13を介し
て誘導コイル10とコンデンサ11とは閉回路を形成
し、電源スイッチ8の開成時に誘導コイル10に誘起さ
れる誘導起電圧がコンデンサ11に充電されるようにな
っている。コンデンサ11が充電された後、第3のスイ
ッチ13が開成され、その後、第2のスイッチ12が閉
成されて、コンデンサ11が第2のダイオード7を介し
て励磁コイル2の一端に接続され、電源スイッチ8が再
度閉成されたときに、直流電源9の電圧と、コンデンサ
11の充電電圧とが励磁コイル2に印加されるようにな
っており、励磁開始時に高電圧を印加することで、立ち
上がり特性の改善が図られるものである。
イド駆動回路を提供する。 【解決手段】 励磁コイル2の近傍には、誘導コイル1
0が設けられており、電源スイッチ8が開成された後に
開成されるようになっている第3のスイッチ13を介し
て誘導コイル10とコンデンサ11とは閉回路を形成
し、電源スイッチ8の開成時に誘導コイル10に誘起さ
れる誘導起電圧がコンデンサ11に充電されるようにな
っている。コンデンサ11が充電された後、第3のスイ
ッチ13が開成され、その後、第2のスイッチ12が閉
成されて、コンデンサ11が第2のダイオード7を介し
て励磁コイル2の一端に接続され、電源スイッチ8が再
度閉成されたときに、直流電源9の電圧と、コンデンサ
11の充電電圧とが励磁コイル2に印加されるようにな
っており、励磁開始時に高電圧を印加することで、立ち
上がり特性の改善が図られるものである。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、燃料噴射
制御装置等において、各種の部材を変位させるために用
いられる電磁アクチュエータ等のソレノイドを駆動する
ための駆動方法及びその駆動回路に係り、特に、駆動信
号の立ち上がり及び立ち下がり特性の改善、駆動回路の
簡素化を図ったものに関する。
制御装置等において、各種の部材を変位させるために用
いられる電磁アクチュエータ等のソレノイドを駆動する
ための駆動方法及びその駆動回路に係り、特に、駆動信
号の立ち上がり及び立ち下がり特性の改善、駆動回路の
簡素化を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】ソレノイドを用いた電磁アクチュエータ
の例としては、例えば、燃料噴射制御装置において、コ
ントロールスリーブの往復動を行うものや、弁の開閉成
を行うためのいわゆる電磁弁等がある(例えば、特開昭
56−146027号公報等参照)。このようなソレノ
イドを用いたものにあっては、駆動の際の逆起電力の発
生があり、この逆起電力の発生が、回路のいわゆる立ち
上がり及び立ち下がり特性を低下させないようにするた
めに、従来から種々の対策が講じられている。
の例としては、例えば、燃料噴射制御装置において、コ
ントロールスリーブの往復動を行うものや、弁の開閉成
を行うためのいわゆる電磁弁等がある(例えば、特開昭
56−146027号公報等参照)。このようなソレノ
イドを用いたものにあっては、駆動の際の逆起電力の発
生があり、この逆起電力の発生が、回路のいわゆる立ち
上がり及び立ち下がり特性を低下させないようにするた
めに、従来から種々の対策が講じられている。
【0003】例えば、ダイオードと抵抗とを直列接続し
たものを、ソレノイドに並列接続し、逆起電力発生時に
ソレノイドとダイオードと抵抗との閉回路が形成される
ようにして、逆起電力の解消を図るようにしたものは、
最も簡易な構成による逆起電力対策として公知・周知で
ある。また、ソレノイドへの印加電圧を高電圧として、
特に、ソレノイドの駆動電流の立ち上がりの改善を図る
ようにしたもの等の技術が種々提案されている。
たものを、ソレノイドに並列接続し、逆起電力発生時に
ソレノイドとダイオードと抵抗との閉回路が形成される
ようにして、逆起電力の解消を図るようにしたものは、
最も簡易な構成による逆起電力対策として公知・周知で
ある。また、ソレノイドへの印加電圧を高電圧として、
特に、ソレノイドの駆動電流の立ち上がりの改善を図る
ようにしたもの等の技術が種々提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合、回路構成は簡易であるが、回路動作の高速性を考
慮したものではないため、回路動作のいわゆる立ち上が
り及び立ち下がりに高速性が要求されるものには適さな
い。また、後者の場合、高電圧の発生回路が必要であ
り、従来のものは比較的構成が複雑であるため、装置全
体の高価格化を招くという問題がある。
場合、回路構成は簡易であるが、回路動作の高速性を考
慮したものではないため、回路動作のいわゆる立ち上が
り及び立ち下がりに高速性が要求されるものには適さな
い。また、後者の場合、高電圧の発生回路が必要であ
り、従来のものは比較的構成が複雑であるため、装置全
体の高価格化を招くという問題がある。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、複雑な回路を用いずに駆動速度の早い回路に適用で
きるソレノイドの駆動方法及びソレノイド駆動回路を提
供するものである。本発明の他の目的は、簡易な回路構
成で、安価なソレノイド駆動回路を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、ソレノイド励磁の際の立ち上
がり及び立ち下がりを早くできるソレノイドの駆動方法
及びソレノイド駆動回路を提供することにある。
で、複雑な回路を用いずに駆動速度の早い回路に適用で
きるソレノイドの駆動方法及びソレノイド駆動回路を提
供するものである。本発明の他の目的は、簡易な回路構
成で、安価なソレノイド駆動回路を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、ソレノイド励磁の際の立ち上
がり及び立ち下がりを早くできるソレノイドの駆動方法
及びソレノイド駆動回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るソレノイド駆動方法は、ソレノイドへ対する所定の電
源電圧の印加が断たれたときに、当該ソレノイド近傍に
配置された誘導コイルに誘起される誘導起電圧によりコ
ンデンサを充電して保持し、前記ソレノイドを再度励磁
する際、所定の電源電圧と共に前記コンデンサの充電電
圧を前記ソレノイドへ印加するようにしたものである。
るソレノイド駆動方法は、ソレノイドへ対する所定の電
源電圧の印加が断たれたときに、当該ソレノイド近傍に
配置された誘導コイルに誘起される誘導起電圧によりコ
ンデンサを充電して保持し、前記ソレノイドを再度励磁
する際、所定の電源電圧と共に前記コンデンサの充電電
圧を前記ソレノイドへ印加するようにしたものである。
【0007】かかる構成においては、ソレノイドが非励
磁状態とされたときに、誘導コイルに誘導される誘導起
電圧をコンデンサに充電し、ソレノイドが再び励磁され
る際に、電源電圧にこのコンデンサの充電電圧を重畳す
ることで、ソレノイドにより高い電圧を印加できるよう
にし、励磁電流の立ち上がりを改善するようにしたもの
である。
磁状態とされたときに、誘導コイルに誘導される誘導起
電圧をコンデンサに充電し、ソレノイドが再び励磁され
る際に、電源電圧にこのコンデンサの充電電圧を重畳す
ることで、ソレノイドにより高い電圧を印加できるよう
にし、励磁電流の立ち上がりを改善するようにしたもの
である。
【0008】請求項2記載の発明に係るソレノイド駆動
回路は、ソレノイドの近傍に設置された誘導コイルと、
前記誘導コイルに誘起される誘導起電圧を充電するため
のコンデンサと、前記ソレノイドへ対する所定の電源電
圧の印加が断たれた際に前記誘導コイルに誘起される誘
導起電圧を前記コンデンサへ充電させるため、前記誘導
コイルとコンデンサとの閉回路を所定の間形成する閉回
路形成手段と、前記閉回路形成手段による前記誘導コイ
ルとコンデンサとの閉回路が解消された後、前記コンデ
ンサの正極側を、所定の電源の正極側が接続される前記
励磁コイルの一端側へ接続する一方、前記励磁コイルへ
対する前記所定の電源電圧の印加が断たれた後、前記励
磁コイルとコンデンサとの接続を断つ接続制御手段と、
を具備してなるものである。
回路は、ソレノイドの近傍に設置された誘導コイルと、
前記誘導コイルに誘起される誘導起電圧を充電するため
のコンデンサと、前記ソレノイドへ対する所定の電源電
圧の印加が断たれた際に前記誘導コイルに誘起される誘
導起電圧を前記コンデンサへ充電させるため、前記誘導
コイルとコンデンサとの閉回路を所定の間形成する閉回
路形成手段と、前記閉回路形成手段による前記誘導コイ
ルとコンデンサとの閉回路が解消された後、前記コンデ
ンサの正極側を、所定の電源の正極側が接続される前記
励磁コイルの一端側へ接続する一方、前記励磁コイルへ
対する前記所定の電源電圧の印加が断たれた後、前記励
磁コイルとコンデンサとの接続を断つ接続制御手段と、
を具備してなるものである。
【0009】かかる構成において、例えば、ソレノイド
は、ヨークと、このヨークに設けられた励磁コイルと、
一端がばねを介して固定されると共に、前記励磁コイル
の励磁により発生する磁気作用により前記ヨークへ吸引
されて変位可能に設けられたプランジャと、を具備して
なるアクチュエータの前記励磁コイルである。
は、ヨークと、このヨークに設けられた励磁コイルと、
一端がばねを介して固定されると共に、前記励磁コイル
の励磁により発生する磁気作用により前記ヨークへ吸引
されて変位可能に設けられたプランジャと、を具備して
なるアクチュエータの前記励磁コイルである。
【0010】また、閉回路形成手段は、プランジャの外
周面の第1の所定位置に突設された第1のスイッチ用突
起と、前記プランジャの変位に伴う前記第1のスイッチ
用突起の変位に応じて開閉成されるよう配設され、誘導
コイルとコンデンサとを閉回路状態に接続する閉回路ス
イッチと、を具備してなり、接続制御手段は、前記プラ
ンジャの外周面の第2の所定位置に突設された第2のス
イッチ用突起と、前記プランジャの変位に伴う前記第2
のスイッチ用突起の変位に応じて開閉成されるよう配設
され、コンデンサの一端と励磁コイルの一端を接続する
接続スイッチと、を具備してなるものが好適である。
周面の第1の所定位置に突設された第1のスイッチ用突
起と、前記プランジャの変位に伴う前記第1のスイッチ
用突起の変位に応じて開閉成されるよう配設され、誘導
コイルとコンデンサとを閉回路状態に接続する閉回路ス
イッチと、を具備してなり、接続制御手段は、前記プラ
ンジャの外周面の第2の所定位置に突設された第2のス
イッチ用突起と、前記プランジャの変位に伴う前記第2
のスイッチ用突起の変位に応じて開閉成されるよう配設
され、コンデンサの一端と励磁コイルの一端を接続する
接続スイッチと、を具備してなるものが好適である。
【0011】そして、励磁コイルには、第1のダイオー
ドを介して所定の電源の正極側が接続される一方、前記
励磁コイルの前記第1のダイオードが接続される一端と
接続スイッチとの間には、第2のダイオードが、前記接
続スイッチ側にアノードが、前記励磁コイル側にカソー
ドが、それぞれ位置するように直列接続されてなるもの
が好適である。
ドを介して所定の電源の正極側が接続される一方、前記
励磁コイルの前記第1のダイオードが接続される一端と
接続スイッチとの間には、第2のダイオードが、前記接
続スイッチ側にアノードが、前記励磁コイル側にカソー
ドが、それぞれ位置するように直列接続されてなるもの
が好適である。
【0012】かかる構成においては、ソレノイドが励磁
状態から非励磁とされた際、誘導コイルに誘起された電
圧が閉回路スイッチを介して誘導コイルと閉回路を形成
しているコンデンサに瞬時にして充電され、励磁コイル
が非励磁状態となったことに対応して、プランジャがば
ね力によって引き戻されると同時に、閉回路スイッチが
開閉されコンデンサと誘導コイルとの閉回路は解消され
る。そして、プランジャがばね力によって所定の位置ま
で引き戻されると、接続スイッチが第2のスイッチ用突
起により閉成状態とされ、コンデンサの正極側が励磁コ
イルの一端、すなわち、第1のダイオードを介して所定
の電源の正極側が接続されている箇所に、第2のダイオ
ードを介して接続されることとなる。その後、励磁コイ
ルが励磁されるときには、所定の電源の電圧と共に、コ
ンデンサの充電電圧が印加されることとなり、所定の電
源のみの印加に比してより高い電圧が印加され、そのた
め、励磁電流の立ち上がりが改善されることとなるもの
である。
状態から非励磁とされた際、誘導コイルに誘起された電
圧が閉回路スイッチを介して誘導コイルと閉回路を形成
しているコンデンサに瞬時にして充電され、励磁コイル
が非励磁状態となったことに対応して、プランジャがば
ね力によって引き戻されると同時に、閉回路スイッチが
開閉されコンデンサと誘導コイルとの閉回路は解消され
る。そして、プランジャがばね力によって所定の位置ま
で引き戻されると、接続スイッチが第2のスイッチ用突
起により閉成状態とされ、コンデンサの正極側が励磁コ
イルの一端、すなわち、第1のダイオードを介して所定
の電源の正極側が接続されている箇所に、第2のダイオ
ードを介して接続されることとなる。その後、励磁コイ
ルが励磁されるときには、所定の電源の電圧と共に、コ
ンデンサの充電電圧が印加されることとなり、所定の電
源のみの印加に比してより高い電圧が印加され、そのた
め、励磁電流の立ち上がりが改善されることとなるもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図11を参照しつつ説明する。なお、以下
に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。本発明の実施の形態におけるソレノイド駆
動回路は、車両用燃料噴射制御装置に用いられる電磁ア
クチュエータを構成するソレノイドに適用された場合を
示すもので、最初に、この電磁アクチュエータの構成に
ついて、図6及び図9を参照しつつ説明する。
て、図1乃至図11を参照しつつ説明する。なお、以下
に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。本発明の実施の形態におけるソレノイド駆
動回路は、車両用燃料噴射制御装置に用いられる電磁ア
クチュエータを構成するソレノイドに適用された場合を
示すもので、最初に、この電磁アクチュエータの構成に
ついて、図6及び図9を参照しつつ説明する。
【0014】この電磁アクチュエータは、励磁コイル2
を有するヨーク1と、磁性材からなるプランジャ3とを
主要構成要素としてなるものである(図6参照)。ヨー
ク1は、例えば、磁性材を用いて外観形状が円柱状に形
成される一方、その内部は、中空状に形成され、一方の
端面中央には、プランジャ3が遊貫される貫通孔1aが
穿設されてなるものである。このヨーク1の中空状に形
成された内部底面の中央には、円柱状のプランジャ対向
突起1bが突設され、このプランジャ対向突起1bの周
囲には、環状に形成された励磁コイル2が配設されてい
る。
を有するヨーク1と、磁性材からなるプランジャ3とを
主要構成要素としてなるものである(図6参照)。ヨー
ク1は、例えば、磁性材を用いて外観形状が円柱状に形
成される一方、その内部は、中空状に形成され、一方の
端面中央には、プランジャ3が遊貫される貫通孔1aが
穿設されてなるものである。このヨーク1の中空状に形
成された内部底面の中央には、円柱状のプランジャ対向
突起1bが突設され、このプランジャ対向突起1bの周
囲には、環状に形成された励磁コイル2が配設されてい
る。
【0015】一方、プランジャ3は、円柱状に形成され
ると共に、その外周面には、所定の間隔を隔てて2つの
第1及び第2のスイッチ用突起4,5が突設されてなる
ものである。このプランジャ3は、その一部が、先のヨ
ーク1の貫通孔1aを通されて、一端部がプランジャ対
向突起1bと所定の間隙を介して対向するように配設さ
れるものである。そして、他端側は、図示されないばね
に接続されており、このばねは、励磁コイル2の非励磁
状態において、プランジャ3の一端がプランジャ対向突
起1bと所定の間隙を介して対向する際には、プランジ
ャ3に対してばね力を及ぼすことがなく、励磁コイル2
が励磁され、プランジャ3がプランジャ対向突起1b側
へ変位する際に、この変位方向と反対方向にばね力が作
用するように設けられているものである。
ると共に、その外周面には、所定の間隔を隔てて2つの
第1及び第2のスイッチ用突起4,5が突設されてなる
ものである。このプランジャ3は、その一部が、先のヨ
ーク1の貫通孔1aを通されて、一端部がプランジャ対
向突起1bと所定の間隙を介して対向するように配設さ
れるものである。そして、他端側は、図示されないばね
に接続されており、このばねは、励磁コイル2の非励磁
状態において、プランジャ3の一端がプランジャ対向突
起1bと所定の間隙を介して対向する際には、プランジ
ャ3に対してばね力を及ぼすことがなく、励磁コイル2
が励磁され、プランジャ3がプランジャ対向突起1b側
へ変位する際に、この変位方向と反対方向にばね力が作
用するように設けられているものである。
【0016】プランジャ3に設けられた第1及び第2の
スイッチ用突起4,5は、励磁コイル2の駆動回路(詳
細は後述)を構成する第2及び第3スイッチ12,13
をいわゆるオンオフのためのものである。なお、図1乃
至図10においては、第2のスイッチ12は、「SW
2」と、第3のスイッチ13は、「SW3」と、それぞ
れ表記してある。すなわち、接続スイッチとしての第2
のスイッチ12は、第1のスイッチ用突起4の近傍に、
閉回路スイッチとしての第3のスイッチ13は、第2の
スイッチ用突起5の近傍に、それぞれ配設されており、
励磁コイル2が非励磁の状態である場合、すなわち、プ
ランジャ3の一端がプランジャ対向突起1bと所定の間
隙を介して対向している状態においては、第2のスイッ
チ12の開閉接点12aが第1のスイッチ用突起4に当
接して、第2のスイッチ12が閉成状態とされるように
なっている(図9参照)。
スイッチ用突起4,5は、励磁コイル2の駆動回路(詳
細は後述)を構成する第2及び第3スイッチ12,13
をいわゆるオンオフのためのものである。なお、図1乃
至図10においては、第2のスイッチ12は、「SW
2」と、第3のスイッチ13は、「SW3」と、それぞ
れ表記してある。すなわち、接続スイッチとしての第2
のスイッチ12は、第1のスイッチ用突起4の近傍に、
閉回路スイッチとしての第3のスイッチ13は、第2の
スイッチ用突起5の近傍に、それぞれ配設されており、
励磁コイル2が非励磁の状態である場合、すなわち、プ
ランジャ3の一端がプランジャ対向突起1bと所定の間
隙を介して対向している状態においては、第2のスイッ
チ12の開閉接点12aが第1のスイッチ用突起4に当
接して、第2のスイッチ12が閉成状態とされるように
なっている(図9参照)。
【0017】一方、第3のスイッチ13の開閉接点13
aは、第2のスイッチ用突起5からプランジャ3の軸方
向に離間して、プランジャ3の外周面に当接し、第3の
スイッチ13は開成状態とされるようになっている。こ
のとき、第2のスイッチ用突起5は、第3のスイッチ1
3よりも反ヨーク1側に位置するように設定されている
(図9参照)。
aは、第2のスイッチ用突起5からプランジャ3の軸方
向に離間して、プランジャ3の外周面に当接し、第3の
スイッチ13は開成状態とされるようになっている。こ
のとき、第2のスイッチ用突起5は、第3のスイッチ1
3よりも反ヨーク1側に位置するように設定されている
(図9参照)。
【0018】そして、後述するように、励磁コイル2の
励磁によりプランジャ3が変位し、プランジャ3の一端
部と、プランジャ対向突起1bとが最も接近した状態に
おいては、第2のスイッチ12の開閉接点12aが当接
していた第1のスイッチ用突起4が、ヨーク1側へ変位
し、第2のスイッチ12の開閉接点12aは、この第1
のスイッチ用突起4からはずれるため、第2のスイッチ
12は、開成状態とされるようになっている(図6参
照)。
励磁によりプランジャ3が変位し、プランジャ3の一端
部と、プランジャ対向突起1bとが最も接近した状態に
おいては、第2のスイッチ12の開閉接点12aが当接
していた第1のスイッチ用突起4が、ヨーク1側へ変位
し、第2のスイッチ12の開閉接点12aは、この第1
のスイッチ用突起4からはずれるため、第2のスイッチ
12は、開成状態とされるようになっている(図6参
照)。
【0019】一方、上述のようなプランジャ3の変位に
伴い、第2のスイッチ用突起5は、第3のスイッチ13
の開閉接点13a側へ変位するため、開閉接点13aが
押圧される結果、第3のスイッチ13は、閉成状態とさ
れるようになっている(図6参照)。なお、この発明の
実施の形態において、第1及び第2のスイッチ用突起
4,5には、第2及び第3のスイッチ12,13の開閉
接点12a,13aがそれぞれ押圧され易いようにする
ため、これら開閉接点12a,13aが当接する側の面
が傾斜面となっている(図6参照)。
伴い、第2のスイッチ用突起5は、第3のスイッチ13
の開閉接点13a側へ変位するため、開閉接点13aが
押圧される結果、第3のスイッチ13は、閉成状態とさ
れるようになっている(図6参照)。なお、この発明の
実施の形態において、第1及び第2のスイッチ用突起
4,5には、第2及び第3のスイッチ12,13の開閉
接点12a,13aがそれぞれ押圧され易いようにする
ため、これら開閉接点12a,13aが当接する側の面
が傾斜面となっている(図6参照)。
【0020】次に、励磁コイル2の駆動回路について図
3を参照しつつ説明する。励磁コイル2の一端は、第1
のダイオード6のカソード側が接続される一方、励磁コ
イル2の他端は、電源スイッチ8(図1乃至図5におい
ては「SW1」と表記)の一端に接続されている。ま
た、第1のダイオード6のアノードは、直流電源9の正
極側に接続され、この直流電源9の負極側は、電源スイ
ッチ8の他端と共に接地されており、電源スイッチ8が
閉成されると、第1のダイオード6を介して励磁コイル
2に励磁電流が供給されるようになっている。
3を参照しつつ説明する。励磁コイル2の一端は、第1
のダイオード6のカソード側が接続される一方、励磁コ
イル2の他端は、電源スイッチ8(図1乃至図5におい
ては「SW1」と表記)の一端に接続されている。ま
た、第1のダイオード6のアノードは、直流電源9の正
極側に接続され、この直流電源9の負極側は、電源スイ
ッチ8の他端と共に接地されており、電源スイッチ8が
閉成されると、第1のダイオード6を介して励磁コイル
2に励磁電流が供給されるようになっている。
【0021】また、励磁コイル2に励磁電流が流れた際
に、誘導起電圧を発生させるための誘導コイル10が設
けられている。この誘導コイル10は、例えば、励磁コ
イル2に重ねて巻き回したり、励磁コイル2による磁界
と交差するように励磁コイル2と別体に設ける等種々の
設置状態が選択可能である。なお、図6乃至図10にお
いては、この誘導コイル10の図示は省略されている。
に、誘導起電圧を発生させるための誘導コイル10が設
けられている。この誘導コイル10は、例えば、励磁コ
イル2に重ねて巻き回したり、励磁コイル2による磁界
と交差するように励磁コイル2と別体に設ける等種々の
設置状態が選択可能である。なお、図6乃至図10にお
いては、この誘導コイル10の図示は省略されている。
【0022】誘導コイル10は、その一端が第3のスイ
ッチ13の一端に接続され、他端はコンデンサ11の一
端に接続されると共に接地されている。さらに、第3の
スイッチ13の他端とコンデンサ11との接続点は、第
2のスイッチ12の一端に接続され、第2のスイッチ1
2の他端は、第2のダイオード7のアノード側に接続さ
れている。そして、この第2のダイオード7のカソード
は、先の第1のダイオード6のカソードと励磁コイル2
の一端との接続点に接続されている。
ッチ13の一端に接続され、他端はコンデンサ11の一
端に接続されると共に接地されている。さらに、第3の
スイッチ13の他端とコンデンサ11との接続点は、第
2のスイッチ12の一端に接続され、第2のスイッチ1
2の他端は、第2のダイオード7のアノード側に接続さ
れている。そして、この第2のダイオード7のカソード
は、先の第1のダイオード6のカソードと励磁コイル2
の一端との接続点に接続されている。
【0023】次に、上記構成における励磁コイル2の駆
動について図1乃至図10を参照しつつ説明する。ま
ず、電源スイッチ8が閉成されており、直流電源9から
励磁コイル2に励磁電流が供給されている状態(図1参
照)において、励磁コイル2の周辺には、例えば、図6
において点線矢印で示されたように磁束が生ずる。この
ため、ヨーク1及びプランジャ3が磁化され、相互に作
用する吸引力により、プランジャ3は、図示されないば
ね力に抗しつつプランジャ対向突起1b側に変位し、両
者は所定間隔を隔てて対向した状態となる(図6参
照)。
動について図1乃至図10を参照しつつ説明する。ま
ず、電源スイッチ8が閉成されており、直流電源9から
励磁コイル2に励磁電流が供給されている状態(図1参
照)において、励磁コイル2の周辺には、例えば、図6
において点線矢印で示されたように磁束が生ずる。この
ため、ヨーク1及びプランジャ3が磁化され、相互に作
用する吸引力により、プランジャ3は、図示されないば
ね力に抗しつつプランジャ対向突起1b側に変位し、両
者は所定間隔を隔てて対向した状態となる(図6参
照)。
【0024】かかる状態において、第2のスイッチ12
は、開成状態(OFF)であり、第3のスイッチ13
は、閉成状態(ON)となっている(図1及び図6参
照)。そして、励磁コイル2を非励磁状態とするため
に、電源スイッチ8が開成状態とされると(図2参
照)、励磁コイル2による磁界が消失するため、プラン
ジャ3にそれまで作用していた吸引力がなくなり、プラ
ンジャ3は、ばね力により反プランジャ対向突起1b側
(図7において二点鎖線矢印方向)へ変位しようとす
る。図7には、プランジャ3が変位を開始する直前の状
態が示されている。
は、開成状態(OFF)であり、第3のスイッチ13
は、閉成状態(ON)となっている(図1及び図6参
照)。そして、励磁コイル2を非励磁状態とするため
に、電源スイッチ8が開成状態とされると(図2参
照)、励磁コイル2による磁界が消失するため、プラン
ジャ3にそれまで作用していた吸引力がなくなり、プラ
ンジャ3は、ばね力により反プランジャ対向突起1b側
(図7において二点鎖線矢印方向)へ変位しようとす
る。図7には、プランジャ3が変位を開始する直前の状
態が示されている。
【0025】ところで、この電源スイッチ8の開成の瞬
間、誘導コイル10には、それまで交差していた磁界と
逆方向の磁界を生じさせるような方向に逆起電圧が発生
し、閉成状態にある第3のスイッチ13を介して、コン
デンサ11がこの逆起電圧により充電されることとなる
(図2参照)。仮に、逆起電圧の方向が、図2において
点線矢印で示されたような方向に充電電流が流れるよう
な方向であるとすると、コンデンサ11は、第2のスイ
ッチ12の一端に接続された端部側が正極となるように
充電されることとなる。
間、誘導コイル10には、それまで交差していた磁界と
逆方向の磁界を生じさせるような方向に逆起電圧が発生
し、閉成状態にある第3のスイッチ13を介して、コン
デンサ11がこの逆起電圧により充電されることとなる
(図2参照)。仮に、逆起電圧の方向が、図2において
点線矢印で示されたような方向に充電電流が流れるよう
な方向であるとすると、コンデンサ11は、第2のスイ
ッチ12の一端に接続された端部側が正極となるように
充電されることとなる。
【0026】そして、プランジャ3がばね力により引き
戻され始まると、定位置に到達する前に、まず、第2の
スイッチ用突起5が第3のスイッチ13の開閉接点13
aから離間することとなり、第3のスイッチ13は、開
成状態とされることとなる(図3及び図8参照)。した
がって、誘導コイル10とコンデンサ11の閉回路が解
消されることとなり(図3参照)、コンデンサ11に
は、充電電圧が保持された状態となる(図3参照)。
戻され始まると、定位置に到達する前に、まず、第2の
スイッチ用突起5が第3のスイッチ13の開閉接点13
aから離間することとなり、第3のスイッチ13は、開
成状態とされることとなる(図3及び図8参照)。した
がって、誘導コイル10とコンデンサ11の閉回路が解
消されることとなり(図3参照)、コンデンサ11に
は、充電電圧が保持された状態となる(図3参照)。
【0027】そして、プランジャ3が所定の位置まで変
位した状態となると、第1のスイッチ用突起4により第
2のスイッチ12の開閉接点12aが第2のスイッチ1
2を開閉状態とする方向へ変位され、第2のスイッチ1
2は閉成状態とされることとなる(図4及び図9参
照)。このため、コンデンサ11の一端、すなわち、こ
の場合には、正極側が第2のスイッチ12を介して第2
のダイオード7のアノードに接続された状態となる(図
4参照)。
位した状態となると、第1のスイッチ用突起4により第
2のスイッチ12の開閉接点12aが第2のスイッチ1
2を開閉状態とする方向へ変位され、第2のスイッチ1
2は閉成状態とされることとなる(図4及び図9参
照)。このため、コンデンサ11の一端、すなわち、こ
の場合には、正極側が第2のスイッチ12を介して第2
のダイオード7のアノードに接続された状態となる(図
4参照)。
【0028】励磁コイル2の励磁のため、電源スイッチ
8が再び閉じられると、励磁コイル2には、直流電源9
からの電源電圧V1と共に、第2のダイオード7を介し
てコンデンサ11の充電電圧VCが重畳されて印加され
ることとなり(図5参照)、直流電源9のみで励磁され
る場合に比してより大きな励磁電圧が印加されることと
なる(図5参照)。このため、励磁電圧のいわゆる立ち
上がりは、直流電源9のみで励磁する従来の駆動方法の
場合に比して、例えば、図11において実線で示された
ように急峻なものとなる。なお、図11において、点線
は従来の駆動方法における立ち上がり及び立ち下がりを
示すものである。
8が再び閉じられると、励磁コイル2には、直流電源9
からの電源電圧V1と共に、第2のダイオード7を介し
てコンデンサ11の充電電圧VCが重畳されて印加され
ることとなり(図5参照)、直流電源9のみで励磁され
る場合に比してより大きな励磁電圧が印加されることと
なる(図5参照)。このため、励磁電圧のいわゆる立ち
上がりは、直流電源9のみで励磁する従来の駆動方法の
場合に比して、例えば、図11において実線で示された
ように急峻なものとなる。なお、図11において、点線
は従来の駆動方法における立ち上がり及び立ち下がりを
示すものである。
【0029】また、電源スイッチ8が開成された時点に
おける励磁電圧の立ち下がりは、従来と異なり徐々に零
となるようなことがなく、略瞬時に零となる(図11参
照)。これは、本発明の実施の形態における駆動回路に
おいては、励磁コイル2の逆起電力を解消するために従
来のようなダイオードと抵抗が直列接続されたものが励
磁コイル2に対して並列接続される構成ではなく、電源
スイッチ8の開成後に励磁コイル2を含んだ閉回路が形
成されることがないためである。
おける励磁電圧の立ち下がりは、従来と異なり徐々に零
となるようなことがなく、略瞬時に零となる(図11参
照)。これは、本発明の実施の形態における駆動回路に
おいては、励磁コイル2の逆起電力を解消するために従
来のようなダイオードと抵抗が直列接続されたものが励
磁コイル2に対して並列接続される構成ではなく、電源
スイッチ8の開成後に励磁コイル2を含んだ閉回路が形
成されることがないためである。
【0030】なお、上述のように、電源スイッチ8が再
び閉成されることにより、プランジャ3は、先に述べた
ようにヨーク1との間に生ずる吸引力によりプランジャ
対向突起1b側へ変位されることとなる(図10参
照)。
び閉成されることにより、プランジャ3は、先に述べた
ようにヨーク1との間に生ずる吸引力によりプランジャ
対向突起1b側へ変位されることとなる(図10参
照)。
【0031】上述した発明の実施の形態において、第2
及び第3のスイッチ12,13は、開閉成が機構的にな
されるような、いわゆる機械的スイッチであったが、こ
のようなスイッチに限定される必要はなく、いわゆる電
子スイッチであってもよいものである。例えば、第1及
び第2のスイッチ用突起4,5に小磁石を接合する一
方、ホール素子や磁気抵抗素子を上述した第2及び第3
のスイッチ12,13の設置位置に相当する位置に設
け、第1及び第2のスイッチ用突起4,5の小磁石の接
近、離間をこれらホール素子や磁気抵抗素子により検知
し、トランジスタ等からなる電子スイッチを開閉成でき
るようにしてもよい。また、例えば、いわゆるフォトカ
ップラを用いて、第1及び第2のスイッチ用突起4,5
の変位を検出し、その検出結果に応じて、トランジスタ
等からなる電子スイッチを開閉するようにしてもよい。
及び第3のスイッチ12,13は、開閉成が機構的にな
されるような、いわゆる機械的スイッチであったが、こ
のようなスイッチに限定される必要はなく、いわゆる電
子スイッチであってもよいものである。例えば、第1及
び第2のスイッチ用突起4,5に小磁石を接合する一
方、ホール素子や磁気抵抗素子を上述した第2及び第3
のスイッチ12,13の設置位置に相当する位置に設
け、第1及び第2のスイッチ用突起4,5の小磁石の接
近、離間をこれらホール素子や磁気抵抗素子により検知
し、トランジスタ等からなる電子スイッチを開閉成でき
るようにしてもよい。また、例えば、いわゆるフォトカ
ップラを用いて、第1及び第2のスイッチ用突起4,5
の変位を検出し、その検出結果に応じて、トランジスタ
等からなる電子スイッチを開閉するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
ソレノイドの近傍に誘導コイルを設け、ソレノイドが励
磁状態から非励磁状態となるときに、この誘導コイルに
誘起される電圧を、ソレノイドの励磁の際に、電源電圧
と共に印加できるように構成することにより、特別の高
電圧発生回路を用いることなく、ソレノイドの励磁開始
の際に、高電圧を印加することができるので、いわゆる
立ち上がりを早くでき、ソレノイドの高速駆動が可能と
なるものである。また、従来と異なり、ソレノイドに
は、例えばダイオードと抵抗とが直列接続されて構成さ
れたような逆起電圧吸収用の回路が並列接続されていな
いので、ソレノイドの励磁が断たれた際のいわゆる立ち
下がりも従来に比して素早くなり、さらに動作特性の改
善が図られることとなるものである。さらに、高電圧発
生のための従来のような複雑な回路が不要であるため、
回路構成が簡単になり、安価な装置を提供することが可
能となるものである。
ソレノイドの近傍に誘導コイルを設け、ソレノイドが励
磁状態から非励磁状態となるときに、この誘導コイルに
誘起される電圧を、ソレノイドの励磁の際に、電源電圧
と共に印加できるように構成することにより、特別の高
電圧発生回路を用いることなく、ソレノイドの励磁開始
の際に、高電圧を印加することができるので、いわゆる
立ち上がりを早くでき、ソレノイドの高速駆動が可能と
なるものである。また、従来と異なり、ソレノイドに
は、例えばダイオードと抵抗とが直列接続されて構成さ
れたような逆起電圧吸収用の回路が並列接続されていな
いので、ソレノイドの励磁が断たれた際のいわゆる立ち
下がりも従来に比して素早くなり、さらに動作特性の改
善が図られることとなるものである。さらに、高電圧発
生のための従来のような複雑な回路が不要であるため、
回路構成が簡単になり、安価な装置を提供することが可
能となるものである。
【図1】本発明の実施の形態におけるソレノイド駆動回
路により励磁コイルに励磁電流が供給されている状態に
おける回路図である。
路により励磁コイルに励磁電流が供給されている状態に
おける回路図である。
【図2】図1に示された状態の後電源スイッチが開成さ
れた時点における回路図である。
れた時点における回路図である。
【図3】図2に示された状態の後第3のスイッチが開成
された状態における回路図である。
された状態における回路図である。
【図4】図3に示された状態の後第2のスイッチが閉成
された状態における回路図である。
された状態における回路図である。
【図5】図4に示された状態の後電源スイッチが閉成さ
れた状態における回路図である。
れた状態における回路図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるソレノイド駆動回
路により励磁コイルに励磁電流が供給されている状態に
おける電磁アクチュエータの機構的構成を模式的に示す
模式図である。
路により励磁コイルに励磁電流が供給されている状態に
おける電磁アクチュエータの機構的構成を模式的に示す
模式図である。
【図7】励磁コイルの励磁状態から電源スイッチが開成
された時点における電磁アクチュエータの機構的構成を
模式的に示す模式図である。
された時点における電磁アクチュエータの機構的構成を
模式的に示す模式図である。
【図8】図7に示された状態の後プランジャが所定の位
置へ戻るまでの間で第3のスイッチが開成状態とされた
際の電磁アクチュエータの機構的構成を模式的に示す模
式図である。
置へ戻るまでの間で第3のスイッチが開成状態とされた
際の電磁アクチュエータの機構的構成を模式的に示す模
式図である。
【図9】図8に示された状態の後プランジャが所定の位
置へ戻った状態における電磁アクチュエータの機構的構
成を模式的に示す模式図である。
置へ戻った状態における電磁アクチュエータの機構的構
成を模式的に示す模式図である。
【図10】図8に示された状態の後電源スイッチが閉成
された時点における電磁アクチュエータの機構的構成を
模式的に示す模式図である。
された時点における電磁アクチュエータの機構的構成を
模式的に示す模式図である。
【図11】本発明の実施の形態のソレノイド駆動回路に
よる励磁コイルへの印加電圧の立ち上がり及び立ち下が
り特性を従来例と共に示す特性線図である。
よる励磁コイルへの印加電圧の立ち上がり及び立ち下が
り特性を従来例と共に示す特性線図である。
1…ヨーク 1b…プランジャ対向突起 2…励磁コイル 3…プランジャ 4…第1のスイッチ用突起 5…第2のスイッチ用突起 8…電源スイッチ 10…誘導コイル 11…コンデンサ 12…第2のスイッチ 12a…開閉接点 13…第3のスイッチ 13a…開閉接点
Claims (5)
- 【請求項1】 ソレノイドへ対する所定の電源電圧の印
加が断たれたときに、当該ソレノイド近傍に配置された
誘導コイルに誘起される誘導起電圧によりコンデンサを
充電して保持し、前記ソレノイドを再度励磁する際、所
定の電源電圧と共に前記コンデンサの充電電圧を前記ソ
レノイドへ印加することを特徴とするソレノイドの駆動
方法。 - 【請求項2】 ソレノイドの近傍に設置された誘導コイ
ルと、 前記誘導コイルに誘起される誘導起電圧を充電するため
のコンデンサと、 前記ソレノイドへ対する所定の電源電圧の印加が断たれ
た際に前記誘導コイルに誘起される誘導起電圧を前記コ
ンデンサへ充電させるため、前記誘導コイルとコンデン
サとの閉回路を所定の間形成する閉回路形成手段と、 前記閉回路形成手段による前記誘導コイルとコンデンサ
との閉回路が解消された後、前記コンデンサの正極側
を、所定の電源の正極側が接続される前記励磁コイルの
一端側へ所定の間接続する接続制御手段と、 を具備してなることを特徴とするソレノイド駆動回路。 - 【請求項3】 ソレノイドは、ヨークと、このヨークに
設けられた励磁コイルと、一端がばねを介して固定され
ると共に、前記励磁コイルの励磁により発生する磁気作
用により前記ヨークへ吸引されて変位可能に設けられた
プランジャと、を具備してなるアクチュエータの前記励
磁コイルであることを特徴とする請求項2記載のソレノ
イド駆動回路。 - 【請求項4】 閉回路形成手段は、プランジャの外周面
の第1の所定位置に突設された第1のスイッチ用突起
と、 前記プランジャの変位に伴う前記第1のスイッチ用突起
の変位に応じて開閉成されるよう配設され、誘導コイル
とコンデンサとを閉回路状態に接続する閉回路スイッチ
と、を具備してなり、 接続制御手段は、前記プランジャの外周面の第2の所定
位置に突設された第2のスイッチ用突起と、 前記プランジャの変位に伴う前記第2のスイッチ用突起
の変位に応じて開閉成されるよう配設され、コンデンサ
の一端と励磁コイルの一端を接続する接続スイッチと、 を具備してなることを特徴とする請求項3記載のソレノ
イド駆動回路。 - 【請求項5】 励磁コイルには、第1のダイオードを介
して所定の電源の正極側が接続される一方、 前記励磁コイルの前記第1のダイオードが接続される一
端と接続スイッチとの間には、第2のダイオードが、前
記接続スイッチ側にアノードが、前記励磁コイル側にカ
ソードが、それぞれ位置するように直列接続されてなる
ことを特徴とする請求項4記載のソレノイド駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24846396A JPH1079304A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | ソレノイドの駆動方法及びソレノイド駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24846396A JPH1079304A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | ソレノイドの駆動方法及びソレノイド駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1079304A true JPH1079304A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17178521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24846396A Pending JPH1079304A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | ソレノイドの駆動方法及びソレノイド駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1079304A (ja) |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP24846396A patent/JPH1079304A/ja active Pending
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