JPH0554673U - 流し台および洗面台の水栓装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流し台および洗面台の水栓の操作を子供や、
身障者でも容易にできるようにすること。 【構成】 流し台および洗面台の水槽の背後に吐水管を
設け、この吐水の操作部を天板の前縁付近に設けて流し
台および洗面台の水栓装置を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、流し台及び洗面台に設ける水栓装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図５は、従来の洗面台の一例を示すもので、１はキャビネット、２は天板、３ は天板２の奥に突設した吐水管、４は吐水管３の側方に設けた操作ハンドル、５ は壁面に沿って設けた鏡である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述のように従来の流し台および洗面台の吐水管３の操作ハンドル４は、天板 ２の奥に設けられていたため、背の低い子供や、老人や、車椅子を使用している 障害者等にとっては、手が操作ハンドル４に屈きにくいという問題点があった。 またその対策として踏み台等を利用することも考えられるが、この踏み台も他の 使用者にとっては邪魔になるという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の問題点を解決するため本考案においては、流し台および洗面台の水槽の 背後に吐水管を設け、この吐水の操作部を天板の前縁付近に設けて流し台および 洗面台の水栓装置を構成する。

【０００５】

【作用】

上述のように本考案においては、吐水の操作部を天板の前縁付近に設けたから 、この前縁付近の操作部により、子供でも、老人でも、車椅子にのった身障者で も、誰もが容易に操作をすることができる。また本考案によれば、従来必要とし た踏み台も不要になるから、踏み台が邪魔になるおそれもなくなる。

【０００６】

【実施例】 以下、図１〜図４について本考案の実施例を説明する。本実施例は、本考案を 流し台に適要したものであるが、洗面台の場合も同様である。図中６は流し台の キャビネット、７はその前扉、８は天板、8aはその前縁、９は天板８に設けた水 槽、10は水槽９の背後の天板８に突設した吐水管である。

【０００７】 図３は、天板８の下方の制御装置の一例を示すもので、吐水管10は天板８の下 方において混合水管11と接続しており、この混合水管11は、その上流側で水供給 管12と湯供給管13に分岐している。14は水供給管12に介挿した水側弁、15はその 弁開度調節手段、16は湯供給管13に介挿した湯側弁、17はその弁開度調節手段、 18は混合水管11に介挿した湯温検出手段である。

【０００８】 本実施例においては、天板８の前縁8aに、各操作ボタンを有する操作部19を設 け、前記弁開度調節手段15, 17および湯温検出手段18を制御できるようにする。 図中20は水側弁14の制御ボタン、21は湯側弁16の制御ボタン、22は湯温を下げる 温度制御ボタン、23は湯温を上げるための温度制御ボタンであり、図３の24, 25 , 26は導線である。

【０００９】 本実施例では、天板８の前縁8aに操作部19を設けてあるが、この操作部19の設 置位置は、前縁8aに近い天板８上でもよい。またこの操作部19の他, 従来通りの 操作ハンドルを吐水管10の近傍に設けてもよい。

【００１０】 本考案装置は上述のように構成したから、吐水管10から水を出すには、天板８ の前縁8aに設けた操作部19のボタンを操作すればよい。すなわちボタン20を押せ ば水が出るし、ボタン21を押せば湯が出る。両方のボタン20, 21を押せば、水と 湯の混合水が吐水管10より吐出されるが、その温度の調整は温度制御ボタン22, 23によって行うことができる。

【００１１】

【考案の効果】

上述のように本考案においては、吐水の操作部19を天板８の前縁8aまたはその 付近に設けたから、この前縁付近の操作部19により、子供でも、老人でも、車椅 子にのった身障者でも、誰もが容易に操作をすることができる。また本考案によ れば、従来必要とした踏み台も不要になるから、踏み台が邪魔になるおそれそも なくなる等、本考案によれば、実用上すぐれた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案装置を付した流し台の斜視図である。

【図２】図１の使用状態を示す側面図である。

【図３】図１の天板の下方の装置を示す部分断面図であ
る。

【図４】操作部の正面図である。

【図５】従来の洗面台の使用状態を示す側面図である。

【符号の説明】

１ キャビネット ２ 天板 ３ 吐水管 ４ 操作ハンドル ５ 鏡 ６ キャビネット ７ 前扉 ８ 天板 8a 前縁 ９ 水槽 10 吐水管 11 混合水管 12 水供給管 13 湯供給管 14 水側弁 15 弁開度調節手段 16 湯供給管 17 弁開度調節手段 18 湯温検出手段 19 操作部 20, 21 弁の制御ボタン 22, 23 温度制御ボタン 24, 25, 26 導線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 流し台および洗面台の水槽の背後に吐水
   管を設け、この吐水の操作部を天板の前縁付近に設けた
   ことを特徴とする流し台および洗面台の水栓装置。