JPH0554471U - 繊維巻取り機 - Google Patents

繊維巻取り機

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Publication number
JPH0554471U
JPH0554471U JP11340091U JP11340091U JPH0554471U JP H0554471 U JPH0554471 U JP H0554471U JP 11340091 U JP11340091 U JP 11340091U JP 11340091 U JP11340091 U JP 11340091U JP H0554471 U JPH0554471 U JP H0554471U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
center
rotary shaft
linear member
rotating shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP11340091U
Other languages
English (en)
Inventor
栄三 出野
敬祐 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP11340091U priority Critical patent/JPH0554471U/ja
Publication of JPH0554471U publication Critical patent/JPH0554471U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 回転軸12の外周に取り付けられる螺旋状に
湾曲された繊維案内用線状部材13を備える。その回転
軸12に取り付けられたウエイト14は重心が回転軸1
2の軸心に対し偏心すると共に、その重心位置を変更で
きるように回転軸12に対する取り付け位置が変更可能
とされている。 【効果】 線状部材の重心が回転軸の軸心に対し偏心す
ることによる回転軸の振幅を低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、螺旋状に湾曲された繊維案内用線状部材を備えたトラバース装置を 有する繊維巻取り機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばガラス繊維巻取り機にあっては、ガラス溶融槽から紡出される繊維をチ ューブに巻き取るに際し、トラバース装置によって繊維にトラバース運動をさせ る。そのような繊維巻取り機用トラバース装置として、回転軸と、この回転軸の 外周に取り付けられるワイヤ等の線状部材とを備え、その回転軸の回転によって 巻取り繊維が線状部材に案内されてトラバース運動するように、その線状部材が 螺旋状に湾曲されたものが用いられている。
【0003】 しかし、そのような線状部材を回転中心に対し完全に点対称に湾曲成形するこ とは困難なため、線状部材の重心は回転中心に対し偏心する。このような重心の 偏心があると回転軸の振幅が大きくなり、回転軸の軸受寿命の短縮や巻取り機本 体の損傷が生じ、さらに繊維の巻取り状態にも悪影響を及ぼすという問題がある 。
【0004】 そこで、トラバース装置の回転軸を両端支持することで振幅を小さくすること が提案されている(実公昭63‐38203号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、回転軸を両端支持して振幅を小さくしても軸受に作用する負荷は低減 しないため、軸受の寿命が短くなるという問題がある。
【0006】 本考案は上記技術的課題を解決することのできる繊維巻取り機を提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本件考案の特徴とするところは、回転軸と、この回転軸の外周に取り付けられ る線状部材とを備え、その回転軸の回転によって巻取り繊維が線状部材に案内さ れてトラバース運動をするように、その線状部材が螺旋状に湾曲されているトラ バース装置を備えた繊維巻取り機において、その回転軸にウエイトが取り付けら れ、このウエイトは重心が回転軸の軸心に対し偏心すると共に、その重心位置を 変更できるように回転軸に対する取り付け位置が変更可能とされている点にある 。
【0008】
【作用】
本考案の構成によれば、回転軸の軸心に対し偏心するウエイトの重心の位置を 、回転軸の軸心に対する線状部材の重心の偏心に応じて変更することで、線状部 材とウエイトとを釣り合わせて回転軸の振幅を小さくできる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】 図4に示すガラス繊維巻取り機1は、本体2にタレット盤3が取り付けられ、 このタレット盤3に一対のコレット4が取り付けられている。各コレット4にガ ラス繊維巻取り用チューブ5が抜き差し可能に嵌合される。そのタレット盤3が 回転駆動されることによって、コレット4は図4において右方の巻取り位置と左 方の玉揚げ位置とに位置変更される。その巻取り位置で回転駆動されるコレット 4に保持されたチューブ5に、上方の溶融槽6から紡出される多数のガラス繊維 フィラメント7を集束したストランド(繊維)8が巻取られる。そのフィラメン ト7はローラ9を介してバインダーを付与され、ローラ10を介して集束される 。
【0011】 そのチューブ5に巻取られるストランド8にトラバース運動をさせるためにト ラバース装置11が設けられている。このトラバース装置11は、図1にも示す ように、本体2に片持ち支持された回転軸12と、この回転軸12に取り付けら れた線状部材13とを備えている。その回転軸12は軸心がコレット4の軸心に 平行とされ、本体2に内蔵された駆動機構により軸中心に回転駆動すると共に軸 方向に往復移動する。その線状部材13はワイヤを螺旋状に湾曲することで成形 され、回転軸12に同行回転するよう取り付けられている。これにより、図1に おいて矢印で示すように回転軸12が回転すると、ストランド8が線状部材13 に案内されて回転軸12の軸方向に往復移動してトラバース運動をする。なお、 回転軸12が軸方向に往復移動することで、ストランド8のチューブ5への巻取 り形状が整えられる。
【0012】 その回転軸12の先端にウエイト14が取り付けられている。このウエイト1 4は図2、図3にも示すように円柱形であって、その軸心Oに対し図中eだけ中 心O′が偏心する通孔15を有し、その通孔15に回転軸12が挿通される。こ れにより、ウエイト14の重心は回転軸12の軸心に対し偏心する。また、ウエ イト14には通孔15に連通するように径方向に沿うネジ孔16が形成され、こ のネジ孔16にねじ込まれる雄ねじ17が回転軸12に押し付けられることで、 ウエイト14は回転軸12に固定される。これにより、ウエイト14は回転軸1 2に対する取り付け位置が変更可能とされている。
【0013】 上記構成によれば、雄ねじ17を緩めて回転軸12に対しウエイト14を回転 させてウエイト14の重心位置を調節し、回転軸12の軸心に対し重心が偏心す る線状部材13とウエイト14とを釣り合わせることで、回転軸12の振幅を小 さくすることができる。
【0014】 なお、具体的なウエイト14の重量、外径d1 、内径d2 、軸方向長さLおよ び偏心量eは、線状部材13の重心の回転中心に対する偏心により生じるアンバ ランスモーメントに応じて適宜定めると良い。回転軸12の長さが600mm、 線状部材13のアンバランスモーメントが500g・mm、回転軸12の先端の 振幅が120μmのトラバース装置において、d1 =27mm、d2 =45mm 、L=15mm、h=6mmのスチール製のウエイト14をM6の雄ねじ17に より取り付けたところ、回転軸12の先端の振幅は30μmに低減した。
【0015】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、回転軸の外周 に雄ねじを形成し、この雄ねじにねじ合わされる一対のナットによりウエイトを 挟んで回転軸に取り付けてもよい。また、ウエイトとして粘土を用い、その形状 を変化させることで重心位置を変更するようにしてもよい。また、回転軸が両端 支持されるトラバース装置にも本考案を適用できる。また、ガラス繊維以外の繊 維巻取り機用トラバース装置にも本考案を適用できる。また、ウエイトの個数は 1個に限らず、例えば2個取り付け、各ウエイトの重心の回転軸に対する位置を ずらすことで線状部材とウエイトとの釣り合いをとってもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案による繊維巻取り機によれば、線状部材の重心が回転軸の軸心に対し偏 心することによる回転軸の振幅を、回転軸に取り付けられるウエイトの重心位置 の調節により低減することができるので、その回転軸の軸受寿命を延長し、巻取 り機本体の損傷を防止し、繊維の巻取り状態を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るトラバース装置の要部の
斜視図
【図2】本考案の実施例に係るウエイトの正面図
【図3】本考案の実施例に係るウエイトの側面図
【図4】本考案の実施例に係る繊維巻取り機の正面図
【符号の説明】
12 回転軸 13 線状部材 14 ウエイト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、この回転軸の外周に取り付け
    られる線状部材とを備え、その回転軸の回転によって巻
    取り繊維が線状部材に案内されてトラバース運動をする
    ように、その線状部材が螺旋状に湾曲されているトラバ
    ース装置を備えた繊維巻取り機において、その回転軸に
    ウエイトが取り付けられ、このウエイトは重心が回転軸
    の軸心に対し偏心すると共に、その重心位置を変更でき
    るように回転軸に対する取り付け位置が変更可能とされ
    ていることを特徴とする繊維巻取り機。
JP11340091U 1991-12-26 1991-12-26 繊維巻取り機 Pending JPH0554471U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11340091U JPH0554471U (ja) 1991-12-26 1991-12-26 繊維巻取り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11340091U JPH0554471U (ja) 1991-12-26 1991-12-26 繊維巻取り機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0554471U true JPH0554471U (ja) 1993-07-20

Family

ID=14611341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11340091U Pending JPH0554471U (ja) 1991-12-26 1991-12-26 繊維巻取り機

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JP (1) JPH0554471U (ja)

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