JPH0554464U - サクションローラ - Google Patents

サクションローラ

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JPH0554464U
JPH0554464U JP107460U JP10746091U JPH0554464U JP H0554464 U JPH0554464 U JP H0554464U JP 107460 U JP107460 U JP 107460U JP 10746091 U JP10746091 U JP 10746091U JP H0554464 U JPH0554464 U JP H0554464U
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JP
Japan
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suction
cylinder
roller
sliding member
suction port
Prior art date
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Pending
Application number
JP107460U
Other languages
English (en)
Inventor
真一 山崎
Original Assignee
株式会社志機
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Publication of JPH0554464U publication Critical patent/JPH0554464U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェブを吸着搬送するサクションローラの吸
引幅の調整を容易とする。 【構成】 両端部が支持されたサクション筒2の外側に
多数の小孔5を全体に形成したローラ外筒4を回転自在
に設ける。サクション筒2にはローラ外筒4の内側から
所要範囲の小孔5に対して吸引力を付与する吸込口8を
形成する。サクション筒2の内側に逆ねじを有するねじ
軸17の回転によって軸方向に移動する一対の摺動部材
9a、9bを組込む。一方の摺動部材9aをサクション
筒2内に位置する内端が開口する筒状とし、その筒状摺
動部材9aのサクション筒2から外側に位置する外端部
に吸引口12を形成する。各摺動部材9a、9bの外周
に吸込口8を軸方向に仕切る調整板15a、15bを設
ける。摺動部材9a、9bの軸方向の移動により調整板
15a、15bの位置を調整て吸引幅を調節する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は連続紙等のウェブを吸着搬送するサクションローラに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
上記サクションローラとして、図4および図5に示したものが従来から知られ ている。このサクションローラは、サクション筒30の外側に回転自在に設けた ローラ外筒31の全体に多数の小孔32を形成し、サクション筒30にはローラ 外筒31内に位置する部分に吸込口33を形成し、かつローラ外筒31から外側 に位置する部分に吸引口34を設け、その吸引口34を吸引し、吸込口33に対 向する小孔32に吸引力を付与してローラ外筒31の外周に巻付くウェブWを吸 着し、ローラ外筒31の回転によりウェブWを長さ方向に搬送している。
【0003】 上記サクションローラは、ローラ外筒31の両端部に位置する小孔32間の長 さLが最大の吸引幅であり、その吸引幅は、ウェブWの幅寸法に応じて調整する 必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のサクションローラにおいては、吸引幅の調整に際し、ウェブ Wによって閉塞されない小孔32を粘着テープの貼り付けによって塞ぐようにし ているため、吸引幅の調整に非常に手間がかかっていた。
【0005】 この考案は、上記の問題点を解決し、吸引幅の調整を容易とすることを技術的 課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、第1の考案においては、固定部材に両端部が支 持されたサクション筒と、そのサクション筒の外側に回転自在に設けられたロー ラ外筒とから成り、ローラ外筒の全体に多数の小孔を形成し、サクション筒には 軸方向長さがローラ外筒の両端部に位置する小孔間の長さ以上とされた吸込口を 形成し、その吸込口を介して吸込口と対向する小孔に吸引力を付与するサクショ ンローラにおいて、前記サクション筒の内側に、そのサクション筒内を軸方向に 仕切る摺動部材をスライド自在に組込み、その摺動部材の外周に前記吸込口を軸 方向に仕切る調整板を設け、上記摺動部材を軸方向へ移動させる移動手段を設け た構成を採用したのである。
【0007】 また、第2の考案においては、第1の考案におけるサクション筒内に別のもう 1つの摺動部材を組込み、その摺動部材をサクション筒内に位置する内端部が開 口する筒状とし、その筒状摺動部材のサクション筒から外側に位置する外端部に 吸引口を形成し、かつ摺動部材の外周に吸込口を軸方向に仕切る調整板を設け、 各摺動部材を同時に逆方向に移動させる移動手段を設けた構成とする。
【0008】
【作用】
上記の構成から成るサクションローラの吸引幅の調整に際しては、サクション 筒の内周に沿って摺動部材を移動させ、調整板の位置調整により吸引力が付与さ れる吸込口の軸方向長さを調整する。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。図1に示すよう に、固定部材としての左右一枚のフレーム1、1間にはサクション筒2が設けら れ、そのサクション筒2の一端部は一方のフレーム1に支持され、他端部は他方 のフレーム1に取付けたモータケース3に支持されている。
【0010】 サクション筒2の外側に設けたローラ外筒4には全体に多数の小孔5が設けら れている。このローラ外筒4は上記サクション筒2を中心として回転自在に支持 され、前記モータケース3内に組込まれたサーボモータ6によって回転駆動され る。
【0011】 上記サクション筒2のローラ外筒4内に位置する部分には一対のフランジ7a 、7bが設けられ、そのフランジ7a、7b間に吸込口8が形成されている。吸 込口8の開口部の軸方向長さは、ローラ外筒4の両端部に位置する小孔5間の長 さ以上とされている。吸込口8の周方向の長さは、搬送しようとするウェブの搬 送方向によって適宜に決定する。実施例の場合は、図2に示すように、吸込口8 の開口角αを120°程度としている。
【0012】 サクション筒2の内側には一対の摺動部材9a、9bがスライド自在に組込ま れている。一対の摺動部材9a、9bのうち、一方の摺動部材9aは、サクショ ン筒2内に位置する内端が開口し、外端に閉塞壁10を有する筒状をなしている 。この筒状摺動部材9aの外端部はサクション筒2から外方に突出して一方のフ レーム1の外側面に取付けたサクションボックス11内に位置し、その外端部の 外周に吸引口12が設けられている。一方、サクションボックス11には吸引筒 13が設けられている。
【0013】 他方の摺動部材9bも内側に閉塞壁14を有する筒状をなしている。各摺動部 材9a、9bの外周には前記吸込口8を軸方向に仕切る調整板15a、15bが 設けられている。
【0014】 また、各摺動部材9a、9bの閉塞壁10、14にはねじ孔16a、16bが 設けられ、そのねじ孔16a、16bにねじ軸17がねじ係合されている。ねじ 軸17は、サクションボックス11を貫通し、そのサクションボックス11から 外側に位置する端部にハンドル18が取付けられている。
【0015】 ここで、ねじ軸17の各ねじ孔17a、17bにねじ係合するねじ17a、1 7bは逆ねじとされ、上記ねじ軸17を回転させることにより、一対の摺動部材 9a、9bが同時に逆方向に移動するようになっている。
【0016】 実施例で示すサクションローラは上記の構造から成り、ウェブの吸着搬送に際 しては、そのウェブをローラ外筒4の外周に巻付け、ウェブの幅寸法に応じてサ クションローラの吸引幅を調整する。
【0017】 吸引幅の調整に際しては、ハンドル18の操作によってねじ軸17を回転し、 一対の摺動部材9a、9bを互に逆方向に移動させて調整板15a、15bの位 置を調整し、一対の調整板15a、15b間の間隔をウェブの幅寸法に略一致さ せる。
【0018】 上記のような吸引幅の調整後に、吸引筒13内に吸引力を付与すると、その吸 引力は一対の調整板15a、15b間に作用し、その調整板15a、15b間と 対向する小孔5に吸引力を付与することができ、ローラ外筒4にかけられたウェ ブを吸着することができる。
【0019】 このため、サーボモータ6を駆動してローラ外筒4を回転させることにより、 ウェブを搬送することができる。
【0020】 実施例の場合は、ローラ外筒4の両端間の中央を基準線とし、その基準線にウ ェブの幅方向中央を一致させてウェブを吸着搬送する例を示したが、図1におい て、ローラ外筒4の左側端部の小孔5を基準とし、その基準小孔5にウェブの側 縁を一致させてウェブを搬送する場合は、図1の左側の摺動部材9aを省略した 構成とする。
【0021】 図3は、図1および図2に示すサクションローラAの使用の一例を示し、ロー ル体Rから引き出されるウェブWの移送路に送りローラ20とサクションローラ Aとを設け、送りローラ20の上側には押えローラ21を設け、上記送りローラ 21の回転によってウェブWを一定長さ間歇的に送り、サクションローラAの回 転によって送り量に相当するだけウェブWを周方向に吸着搬送し、ウェブWが停 止する毎に印刷装置22を作動させてウェブWに印刷を施すようにしている。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係るサクションローラによれば、摺動部材を軸方向 に移動させ、吸込口を軸方向に仕切る調整板の位置を調整することによって吸引 幅を調整することができるため、吸引幅の調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るサクションローラの一実施例を
示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】同上サクションローラの使用の一例を示す印刷
機の概略図
【図4】従来のサクションローラを示す斜視図
【図5】同上の縦断正面図
【符号の説明】
2 サクション筒 4 ローラ外筒 5 小孔 8 吸込口 9a、9b 摺動部材 12 吸引口 15a、15b 調整板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に両端部が支持されたサクショ
    ン筒と、そのサクション筒の外側に回転自在に設けられ
    たローラ外筒とから成り、ローラ外筒の全体に多数の小
    孔を形成し、サクション筒には軸方向長さがローラ外筒
    の両端部に位置する小孔間の長さ以上とされた吸込口を
    形成し、その吸込口を介して吸込口と対向する小孔に吸
    引力を付与するサクションローラにおいて、前記サクシ
    ョン筒の内側に、そのサクション筒内を軸方向に仕切る
    摺動部材をスライド自在に組込み、その摺動部材の外周
    に前記吸込口を軸方向に仕切る調整板を設け、上記摺動
    部材を軸方向へ移動させる移動手段を設けたことを特徴
    とするサクションローラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のサクションローラにお
    いて、サクション筒内に組込まれた摺動部材とは別にも
    う1つの摺動部材を組込み、その摺動部材をサクション
    筒内に位置する内端部が開口する筒状とし、その筒状摺
    動部材のサクション筒から外側に位置する外端部に吸引
    口を形成し、かつ摺動部材の外周に吸込口を軸方向に仕
    切る調整板を設け、各摺動部材を同時に逆方向に移動さ
    せる移動手段を設けたことを特徴とするサクションロー
    ラ。
JP107460U 1991-12-26 1991-12-26 サクションローラ Pending JPH0554464U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035933A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Bridgestone Corp 帯状部材の吸着保持方法および装置
KR101510279B1 (ko) * 2013-10-15 2015-04-08 주식회사 포스코 박판 소재 권취기 및 이를 이용한 권취장치
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