JPH0554363B2 - - Google Patents
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- JPH0554363B2 JPH0554363B2 JP24468985A JP24468985A JPH0554363B2 JP H0554363 B2 JPH0554363 B2 JP H0554363B2 JP 24468985 A JP24468985 A JP 24468985A JP 24468985 A JP24468985 A JP 24468985A JP H0554363 B2 JPH0554363 B2 JP H0554363B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- retardant
- flame retardant
- air filter
- decrease
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J13/00—Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
- B01J13/02—Making microcapsules or microballoons
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明はビル空調等に使用する難燃性エアーフ
イルターの構成に関するものであり、特に強度低
下の少ない、難燃性能が長期にわたり安定して発
揮しうるエアーフイルターを得ることを目的とす
るものである。 従来の技術及びその問題点 従来、ビル空調用及び一般家電空調用フイルタ
ーとして、難燃性を有する不織布製エアーフイル
ターが多く使用されている。これ等のエアーフイ
ルターは、多くの場合、難燃剤、防炎剤と称する
有機化合物を、その製造工程中に結合剤と混合し
て同時に付着させるか、もしくは、単独で含浸、
コーテイングして作成する。従つてこの様にして
得た難燃性エアーフイルターは難燃性、防炎剤が
一般に液状形態のまま相溶性、加工安定性の良い
不織布結合剤と混合して付着させるか、単独にて
付着適用する為難燃性、防炎剤の添加による強力
の低下、耐侯性の低下（変色）、耐久性特に水洗
後の難燃性能の低下、タツク性（ベトツキ感）の
発現、難燃剤、防炎剤のにじみ出し、たれ落ちに
よる取り扱い性、皮膚障害、周辺器材への塗料障
害が発生する等の多くの問題点があつた。 問題点を解決するための手段 本発明はかかる問題点を解消するものであり、
難燃剤を芯物質として内包せしめた、多孔質の無
機質カプセル壁材よりなる球形マイクロカプセル
を繊維製濾材に付着させることにより難燃効果の
長期安定性に優れ、強力低下、タツク性の発現、
塗料及び皮膚障害等の発生しない難燃性エアーフ
イルターを提供せんとするものである。以下実施
例に基き具体的に説明する。 実施例 第１図は本発明の１実施例に用いる粘調液状難
燃剤（トリス〈ベータクロロエチル〉フオスフエ
ート）を芯成分１として内包する、カプセル壁２
が、水酸化アルミニウムよりなる微細孔３を有す
る球形マイクロカプセル４の断面図である。本マ
イクロカプセルの粒子の直径は10μ〜50μの範囲
に分布しており、壁材は微細な多孔質構造となつ
ている為、芯成分として内包した難燃剤を徐々に
制御放出するコントロール、リリース機能、いわ
ゆる徐放性を有するものである。 この徐放性を有する難燃剤を含むマイクロカプ
セル４を酢ビ系結合剤と当量割合で混合し、第２
図に示すように繊維製濾材例えばポリエステル繊
維15デニール×38mm50％、ポリエステル繊維６デ
ニール×51mm50％よりなる目付180ｇ／m2のラン
ダムに積層された繊維ウエブのウエブ構成繊維５
の表面上に固着せしめてなる厚さ12mm、上り目付
290ｇ／m2の難燃性不織布エアーフイルターＡを
構成する。尚、繊維製濾材としては上記不織布の
他、ニードルパンチフエルト、フエルト、織布
等、天然又は合成又は半合成繊維より形成された
シート、マツト又は層状物を用いることができ
る。 次に比較例として、実施例と同様にポリエステ
ル繊維15デニール×38mm50％、ポリエステル繊維
６デニール×51mm50％よりなる目付180ｇ／m2の
ランダムに積層された繊維ウエブを、液状難燃剤
（トリス〈ベータクロロエチル〉フオスフエート）
と酢ビ系結合剤とを当量割合で混合された結合剤
にて含浸固着せしめて厚さ12mm、上り目付290
ｇ／m2の不織布エアーフイルターＢを作成した。 以上の様に作成した本発明の難燃性エアーフイ
ルターＡ及び比較例Ｂの初期引張強力、初期難燃
性、洗濯試験後引張強力及び難燃性、耐光性、タ
ツク性の物性比較試験結果を下記の表に示す。
イルターの構成に関するものであり、特に強度低
下の少ない、難燃性能が長期にわたり安定して発
揮しうるエアーフイルターを得ることを目的とす
るものである。 従来の技術及びその問題点 従来、ビル空調用及び一般家電空調用フイルタ
ーとして、難燃性を有する不織布製エアーフイル
ターが多く使用されている。これ等のエアーフイ
ルターは、多くの場合、難燃剤、防炎剤と称する
有機化合物を、その製造工程中に結合剤と混合し
て同時に付着させるか、もしくは、単独で含浸、
コーテイングして作成する。従つてこの様にして
得た難燃性エアーフイルターは難燃性、防炎剤が
一般に液状形態のまま相溶性、加工安定性の良い
不織布結合剤と混合して付着させるか、単独にて
付着適用する為難燃性、防炎剤の添加による強力
の低下、耐侯性の低下（変色）、耐久性特に水洗
後の難燃性能の低下、タツク性（ベトツキ感）の
発現、難燃剤、防炎剤のにじみ出し、たれ落ちに
よる取り扱い性、皮膚障害、周辺器材への塗料障
害が発生する等の多くの問題点があつた。 問題点を解決するための手段 本発明はかかる問題点を解消するものであり、
難燃剤を芯物質として内包せしめた、多孔質の無
機質カプセル壁材よりなる球形マイクロカプセル
を繊維製濾材に付着させることにより難燃効果の
長期安定性に優れ、強力低下、タツク性の発現、
塗料及び皮膚障害等の発生しない難燃性エアーフ
イルターを提供せんとするものである。以下実施
例に基き具体的に説明する。 実施例 第１図は本発明の１実施例に用いる粘調液状難
燃剤（トリス〈ベータクロロエチル〉フオスフエ
ート）を芯成分１として内包する、カプセル壁２
が、水酸化アルミニウムよりなる微細孔３を有す
る球形マイクロカプセル４の断面図である。本マ
イクロカプセルの粒子の直径は10μ〜50μの範囲
に分布しており、壁材は微細な多孔質構造となつ
ている為、芯成分として内包した難燃剤を徐々に
制御放出するコントロール、リリース機能、いわ
ゆる徐放性を有するものである。 この徐放性を有する難燃剤を含むマイクロカプ
セル４を酢ビ系結合剤と当量割合で混合し、第２
図に示すように繊維製濾材例えばポリエステル繊
維15デニール×38mm50％、ポリエステル繊維６デ
ニール×51mm50％よりなる目付180ｇ／m2のラン
ダムに積層された繊維ウエブのウエブ構成繊維５
の表面上に固着せしめてなる厚さ12mm、上り目付
290ｇ／m2の難燃性不織布エアーフイルターＡを
構成する。尚、繊維製濾材としては上記不織布の
他、ニードルパンチフエルト、フエルト、織布
等、天然又は合成又は半合成繊維より形成された
シート、マツト又は層状物を用いることができ
る。 次に比較例として、実施例と同様にポリエステ
ル繊維15デニール×38mm50％、ポリエステル繊維
６デニール×51mm50％よりなる目付180ｇ／m2の
ランダムに積層された繊維ウエブを、液状難燃剤
（トリス〈ベータクロロエチル〉フオスフエート）
と酢ビ系結合剤とを当量割合で混合された結合剤
にて含浸固着せしめて厚さ12mm、上り目付290
ｇ／m2の不織布エアーフイルターＢを作成した。 以上の様に作成した本発明の難燃性エアーフイ
ルターＡ及び比較例Ｂの初期引張強力、初期難燃
性、洗濯試験後引張強力及び難燃性、耐光性、タ
ツク性の物性比較試験結果を下記の表に示す。
【表】
【表】
テスト結果は上表の通り、本発明品は、難燃剤
添加による強度低下、タツク感の発現、耐光性の
低下及び洗濯後の強度低下、難燃効果の低下が小
さく、長期間にわたり安定した性能を有する難燃
性エアーフイルターが得られた。 発明の効果 上記の如く本発明の構成によれば、難燃剤、防
炎剤を無機質壁材により封じ込めた微細な球形マ
イクロカプセル状とした為、いかなる結合剤でも
安定した混合液の調整が可能で、難燃剤、防炎剤
添加による接着効果の低下は著しく小さい。又、
カプセル粒子径の大きさ、無機質壁材の厚さ、芯
物質と壁材物質の組み合せを自由に変更する事に
より、難燃効果を自由にコントロールする事が可
能である。また、タツクの発生もなく、耐光性も
改良されるなど種々の効果を有する発明である。
添加による強度低下、タツク感の発現、耐光性の
低下及び洗濯後の強度低下、難燃効果の低下が小
さく、長期間にわたり安定した性能を有する難燃
性エアーフイルターが得られた。 発明の効果 上記の如く本発明の構成によれば、難燃剤、防
炎剤を無機質壁材により封じ込めた微細な球形マ
イクロカプセル状とした為、いかなる結合剤でも
安定した混合液の調整が可能で、難燃剤、防炎剤
添加による接着効果の低下は著しく小さい。又、
カプセル粒子径の大きさ、無機質壁材の厚さ、芯
物質と壁材物質の組み合せを自由に変更する事に
より、難燃効果を自由にコントロールする事が可
能である。また、タツクの発生もなく、耐光性も
改良されるなど種々の効果を有する発明である。
第１図は本発明の実施例に使用した難燃剤を内
包した球形マイクロカプセルの断面図、第２図は
本発明の１実施例を示す難燃性不織布エアーフイ
ルターの概略構成断面図である。 １……無機質カプセル壁材、２……芯物質（難
燃剤）、３……微細孔、４……球形マイクロカプ
セル、５……ウエブ構成繊維。
包した球形マイクロカプセルの断面図、第２図は
本発明の１実施例を示す難燃性不織布エアーフイ
ルターの概略構成断面図である。 １……無機質カプセル壁材、２……芯物質（難
燃剤）、３……微細孔、４……球形マイクロカプ
セル、５……ウエブ構成繊維。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 難燃剤を芯物質として内包させた微細孔を有
する無機質カプセル壁材よりなる球形マイクロカ
プセルを繊維製濾材に付着させてなる事を特徴と
する難燃性エアーフイルター。 ２ 繊維製濾材が不織布、ニードルパンチフエル
ト、フエルト、織布、編布である特許請求の範囲
第１項記載の難燃性エアーフイルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24468985A JPS62106815A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 難燃性エア−フイルタ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24468985A JPS62106815A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 難燃性エア−フイルタ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62106815A JPS62106815A (ja) | 1987-05-18 |
| JPH0554363B2 true JPH0554363B2 (ja) | 1993-08-12 |
Family
ID=17122474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24468985A Granted JPS62106815A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 難燃性エア−フイルタ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62106815A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0515715A (ja) * | 1990-12-29 | 1993-01-26 | Kaasuru Sangyo Kk | 換気扇、レンジフード等のフイルター材 |
| JP4178279B2 (ja) | 2005-01-11 | 2008-11-12 | 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 | 信号検出方法、消費電力制御方法、信号検出装置及び消費電力制御装置 |
| JP2007130632A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-05-31 | Toray Ind Inc | 濾材およびフィルター |
| US8465833B2 (en) * | 2011-08-30 | 2013-06-18 | Empire Technology Development Llc | Ferrocene/carbon dioxide releasing system |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP24468985A patent/JPS62106815A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62106815A (ja) | 1987-05-18 |
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