JPH0554304A - 回転磁気ヘツド装置 - Google Patents

回転磁気ヘツド装置

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JPH0554304A
JPH0554304A JP3208002A JP20800291A JPH0554304A JP H0554304 A JPH0554304 A JP H0554304A JP 3208002 A JP3208002 A JP 3208002A JP 20800291 A JP20800291 A JP 20800291A JP H0554304 A JPH0554304 A JP H0554304A
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JP
Japan
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magnetic head
coil
outer coil
rotor core
inner coil
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Noriaki Kaneko
典章 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏洩磁界を少なくし、1次側と2次側コイル
との結合係数を向上させる。 【構成】 回転トランスは、ディスク状のロータコアと
ステータコアとを対向して備える平面対向型であり、該
ロータコアおよびステータコアは、それぞれ、内側コイ
ルおよび外側コイルを同心円状に備え、前記ロータコア
の内側コイルおよび外側コイルは金属薄板からなり、該
内側コイルに連接し外方に引き出されて磁気ヘッドと接
合される引出線部と、前記外側コイルは、それらの交叉
部で部分的に離間されるように設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体としての磁気
テープに信号を記録したり、磁気テープに記録されてい
る信号を再生するための回転磁気ヘッド装置、特に該装
置に用いられる回転トランスの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(VTR)、ディ
ジタルオーディオテープレコーダ(DAT)等の情報記
録再生装置に使用される従来の回転磁気ヘッド装置の一
例を、図5に基づいて説明する。図5に示されるよう
に、回転磁気ヘッド装置100は、図面上方の回転部
と、図面下方の固定部とに概略大別される。回転部は、
回転シャフト150に固定された回転ドラム105を有
し、回転ドラム105の下端部には支持部材としてのヘ
ッドダイム107が固着され、このヘッドダイム107
の周縁部には磁気ヘッド120が取り付けられている。
一方、固定部は、基板101と、この基板101に固着
された固定ドラム103を有している。そして、この固
定ドラム103の上端と前記回転ドラム105の下端に
は、ステータコア220とロータコア210とが対向し
てそれぞれ、設けられる。このロータコア210とステ
ータコア220との組み合わせによって、いわゆる平面
対向型の回転トランス200が形成される。
【0003】ロータコア210およびステータコア22
0にはそれぞれ、1次巻線としての内側コイル211、
外側コイル215および2次巻線としての内側コイル2
21、外側コイル225が配設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転トランス200の特に、ロータコア210の1次巻
線の敷設構造については以下のような問題が生じてい
た。
【0005】すなわち、図6〜図8に示されるように、
ロータコア210の片面には、内側コイル211および
外側コイル215が敷設されるための溝212,216
が形成され、これらの溝内に内側コイル211および外
側コイル215が敷設される。そして、内側コイル21
1に連接し外方に引き出されて磁気ヘッド(図示しな
い)と接合される引出線部211aは、前記外側コイル
215との交叉部Cでコイル相互の接触を防止するため
に、ポリエチレンフィルム等を間に挟んでいた。そのた
め、コイルを敷設する溝の深さとしては、コイル厚みの
2倍にポリエチレンフィルムの厚み分を加えた深さが必
要とされ、さらに、コイル敷設にあたっては、図7に示
されるように、2つのコイルは2段構造、特にこの例で
は内側コイル211が下側になり、内側コイル211に
とっては必要以上の溝深さとなりロータコア210の表
層近傍から離れた深い位置に設置され、漏洩磁束が増加
し、ロータコア210およびステータコア220間の結
合係数の低下をもたらすという問題が生じていた。
【0006】このような実情のもと本発明は創案された
ものであって、その目的は、漏洩磁界を少なくし、1次
側コイルと2次側コイルとの結合係数を向上させること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、回転する磁気ヘッドと、該回転する
磁気ヘッドと静止側の回路との間の信号伝達手段として
の回転トランスを備える回転磁気ヘッド装置において、
前記回転トランスは、ディスク状のロータコアとステー
タコアとを対向して備える平面対向型であり、該ロータ
コアおよびステータコアは、それぞれ、内側コイルおよ
び外側コイルを同心円状に備え、前記ロータコアの内側
コイルおよび外側コイルは金属薄板からなり、該内側コ
イルに連接し外方に引き出されて磁気ヘッドと接合され
る引出線部と、前記外側コイルとは、それらの交叉部で
部分的に離間されるように構成した。
【0008】
【作用】内側コイルの引出線部は、外側コイルとの交叉
部で部分的に離間しつつ配設されているので、内側コイ
ルと外側コイルはロータコアの表層近傍に設置でき、そ
のため、1次側コイルと2次側コイルとの結合係数は格
段と向上する。さらに、絶縁体をはさむことが不用とな
り、作業性の向上が図られる。
【0009】
【実施例】本発明の回転磁気ヘッド装置の一実施例を、
図1〜図4に基づいて説明する。本発明の回転磁気ヘッ
ド装置1は、図1に示されるように図面上方の回転部R
と、図面下方に示される固定部Fとに概略大別される。
回転部Rは、回転するシャフト5と、このシャフト5に
固定された回転ドラム10を備えている。
【0010】前記回転ドラム10の周縁部下方には、支
持部材11としてのヘッドダイムが固着され、この支持
部材11の上端部には磁気ヘッド12,12が載置され
る(一方の磁気ヘッド12は他方の磁気ヘッド12と対
称位置に配置されるが、図面上は表われていない)。一
方、上記回転ドラム10の下端部10aには、平面対向
型の回転トランス20、特に、その一部を構成するロー
タコア21が接着固定される。ちなみに、このロータコ
ア21と対向して設置されるステータコア31は、後述
する回転部Fの固定ドラム50に固定されている。
【0011】前記ロータコア21は、その下面に1次側
コイルとしての内側コイル23および外側コイル27を
同心円状に備えるための溝22,26が形成され(図
2、図4)、これらの溝22,26内に、それぞれ、1
次側コイルとしての内側コイル23および外側コイル2
7が配置される。内側コイル23および外側コイル27
は、1ターンの金属薄板から形成される。このような内
側コイル23に連接し外方に引き出されて、磁気ヘッド
と間接的に接合される引出線部24(リード部分)は、
図2、図3に示されるように前記外側コイル27との交
叉部Cで部分的に離間させつつ下方を潜るように配設さ
れる。すなわち、図3に示されるように引出線部24は
外側コイル27と同様な高さレベルの部分24aと、外
側コイル27との接触を防止するために下方に引っ込ん
だ逃げ部24bを有する。このような構造とすることに
より、内側コイル23と外側コイル27は、共に、ロー
タコア21の表層近傍に設置可能になり、従来生じてい
た漏洩磁束の減少が図られ、1次側コイルと2次側コイ
ルとの結合係数は格段と向上する。
【0012】一方、外側コイル27からも同様に、引出
線部28(リード部分)が外方に引き出されて、別の磁
気ヘッド12と間接的に接合される。しかし、この場
合、引出線部28(リード部分)は、内側コイル23と
の交叉がなく、いわゆる、逃げ部分を形成する必要はな
い。引出線部(リード部分)と、磁気ヘッドと間接的な
接合方法について、外側コイル27から連結する場合を
例にとって、図4に基づいて説明する。図4は、ロータ
コア21を裏面方向から見た図である。この図から分か
るように、引出線部28(リード部分)の先端方向はロ
ータコア21の上面方向(図4は裏面方向から見た図で
あるため、図の下側が上面となる)に折り曲げられ、そ
の先端部は28a,28aは、それぞれ左右に拡げら
れ、前記支持部材11の下面に形成された平板状のいわ
ゆるラウンド13,13に接合される。この接合方法と
しては、半田付けが一般であるが、本発明のごとくコイ
ルを板材(特に、バネ性を有する板材)とすることによ
り単なる付勢による押圧接続の方法が可能になる。この
場合には、半田付けの手間が省け、生産性は向上する。
なお、図4に示されるようにラウンド13,13にはヘ
ッド巻線14,14が接続されている。ところで、引出
線部28(リード部分)の先端方向の部分を、ロータコ
ア21の上面側(4図は裏面方向から見た図であるた
め、図の下側が上面となる)まで完全に折り曲げ、ロー
タコア21の上面側に密着せしめ、この部分をラウンド
とすることもできる。
【0013】一方、固定部Fは、図1に示されるよう
に、ベース60に固定された筒状の固定ドラム50を有
し、この固定ドラム50には、回転トランス20の一部
を構成するステータコア31が固着される。ステータコ
ア31は、前記ロータコア21と非接触で対向するよう
に配置され、ロータコア21の1次コイルに対向して、
2次コイルとしての内側コイル33および外側コイル3
7が同心状に配置される。ところで、回転トランス20
は、磁気ヘッド12が磁気テープTから読み取った情報
信号を、配線を介して受信して固定された固定ドラム5
0側に伝え、または、固定ドラム50からの信号を配線
を介して磁気ヘッド12に伝える役割を果たす。また、
前記回転部R,特に固定ドラム10を回転させる駆動装
置は、本実施例では、ロータリマグネット80とステー
タコア部材90とを有する駆動系となっているが、これ
に限定されるものではない。
【0014】また、本実施例では、内側コイルからの引
出線部を外側コイルとの交叉部で下方に潜らせている
が、これとは逆に交叉部において外側コイルの一部を下
方に潜らせてもよいことは勿論である。
【0015】
【発明の効果】本発明に用いられる回転トランスは、デ
ィスク状のロータコアとステータコアとを対向して備え
る平面対向型であり、該ロータコアおよびステータコア
は、それぞれ、内側コイルおよび外側コイルを同心円状
に備え、前記ロータコアの内側コイルおよび外側コイル
は金属薄板からなり、該内側コイルに連接し外方に引き
出されて磁気ヘッドと接合される引出線部と、前記外側
コイルは、それらの交叉部で部分的に離間されるように
設置されている。従って、従来生じていた漏洩磁界は極
端に少くなり、1次側コイルと2次側コイルとの結合係
数は格段と向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転磁気ヘッド装置の断面図である。
【図2】本発明に用いられるロータコアの1次側コイル
の配線の状態を示す平面図である。
【図3】図2の III−III 端面矢視図である。
【図4】外側コイルと磁気ヘッドとの電気的接合の仕方
を説明するための概略斜視図である。
【図5】従来の回転磁気ヘッド装置の断面図である。
【図6】従来のロータコアの1次側コイルの配線の状態
を示す平面図である。
【図7】図6のVII −VII 方向から、1次巻線としての
内側コイル、外側コイルのみを抽出して描いた図面であ
る。
【図8】ロータコアに形成された溝と、この溝の内に敷
設された外側コイルとの概略関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
20…回転トランス 21…ロータコア 23…内側コイル 24…引出線部 27…外側コイル 31…ステータコア C…交叉部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する磁気ヘッドと、該回転する磁気
    ヘッドと静止側の回路との間の信号伝達手段としての回
    転トランスを備える回転磁気ヘッド装置において、 前記回転トランスは、ディスク状のロータコアとステー
    タコアとを対向して備える平面対向型であり、該ロータ
    コアおよびステータコアは、それぞれ、内側コイルおよ
    び外側コイルを同心円状に備え、 前記ロータコアの内側コイルおよび外側コイルは金属薄
    板からなり、 該内側コイルに連接し外方に引き出されて磁気ヘッドと
    電気的に接合される引出線部と、前記外側コイルとは、
    それらの交叉部で部分的に離間されるように設置するこ
    とを特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記内側コイルに連接し外方に引き出さ
    れて磁気ヘッドと電気的に接合される引出線部は、前記
    外側コイルとの交叉部で部分的に離間させつつ下方を潜
    るように配設され、内側コイルと外側コイルはロータコ
    アの表層近傍に設置されることを特徴とする請求項1記
    載の回転磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記外側コイルは、前記内側コイルに連
    接し外方に引き出されて磁気ヘッドと電気的に接合され
    る引出線部との交叉部で部分的に離間させつつ下方を潜
    るように配設され、内側コイルと外側コイルはロータコ
    アの表層近傍に設置されることを特徴とする請求項1記
    載の回転磁気ヘッド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028405A1 (ja) * 2007-08-24 2009-03-05 Calsonic Kansei Corporation 車室前部構造

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