JPH0554271A - 火災警報システム - Google Patents

火災警報システム

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JPH0554271A
JPH0554271A JP21407691A JP21407691A JPH0554271A JP H0554271 A JPH0554271 A JP H0554271A JP 21407691 A JP21407691 A JP 21407691A JP 21407691 A JP21407691 A JP 21407691A JP H0554271 A JPH0554271 A JP H0554271A
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Takashi Kurio
孝 栗尾
Kazumasa Murakami
和正 村上
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】状況に応じて蓄積時間を変化させ、非火災報の
低減を図るとともに、実火災報の早期発生も可能な火災
警報システムを提供するにある。 【構成】受信機2はアナログ火災感知器1と接続してい
る。受信機2は処理部3、確信度決定部4、危険度計算
部6、蓄積時間決定部7、火災判断部9等を有する。確
信度決定部4は処理部3で抽出されたアナログ感知出力
の時系列データの特徴から火災確信度、非火災確信度を
決定する。危険度計算部6は火災確信度や非火災確信
度、システム設置後から発生した誤予報の発生頻度等か
ら決定される誤報の発生し易さ等危険度を計算する。蓄
積時間決定部7は危険度計算部6で計算された危険度に
応じて蓄積時間を決定する。火災判断部9は蓄積時間決
定部7で決定された蓄積時間をカウントしてカウント終
了時におけるアナログ感知出力のレベルが警報レベル以
上あれば火災報を発生させるための信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災警報システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ光電式煙感知器や、アナ
ログイオン式煙感知器からのアナログ感知出力を時分割
多重伝送等を用いて受信機(或いは中継器)に返送さ
せ、受信機(或いは中継器)では返送されてきたアナロ
グ感知出力レベルが予め設定している警報レベルを越え
た時点から所定時間(以下蓄積時間と称する)カウント
して、その蓄積時間の終了時点でアナログ感知出力のレ
ベルが警報レベルを越えていると、警報を発する火災警
報システムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシス
テムでは上記蓄積時間は5秒乃至60秒程度の範囲で設
定できるものの、その設定値を状況に応じて変動させる
ものではない。そのため、非火災要因によって感知出力
レベルが警報レベルを越え、しかも越えている時間が蓄
積時間以上あることがしばしば起こって所謂非火災報が
度々発生する場所では、非火災報が発生し易いというこ
とがわかっていても、次に同様な感知出力があれば同じ
ように非火災報を発生させてしまうとういう問題があっ
た。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは状況に応じて蓄積時間
を変化させ、非火災報の低減を図るとともに、実火災の
早期発見も可能な火災警報システムを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、アナログ式火災感知器の
アナログ感知出力レベルが予め設定した警報レベルに達
すると蓄積時間をカウントしてそのカウント終了時点で
のアナログ感知出力レベルにより警報を発するか否かを
判断する火災警報システムにおいて、誤報の発生のし易
さに応じて上記蓄積時間を変化させるものである。
【0006】また請求項2記載の発明はアナログ式火災
感知器のアナログ感知出力レベルが予め設定した警報レ
ベルに達すると蓄積時間をカウントしてそのカウント終
了時点でのアナログ感知出力レベルにより警報を発する
か否かを判断する火災警報システムにおいて、アナログ
式火災感知器のアナログ感知出力レベルが警報レベルに
至るまでの時系列データに応じて上記蓄積時間を変化さ
せるものである。
【0007】請求項3記載の発明は、アナログ式火災感
知器のアナログ感知出力レベルが予め設定した警報レベ
ルに達すると蓄積時間をカウントしてそのカウント終了
時点でのアナログ感知出力レベルにより警報を発するか
否かを判断する火災警報システムにおいて、警報発生を
100とする危険度を設定し、誤報の発生のし易さによ
り決定される傾きに従って、アナログ感知出力レベルに
比例して危険度を上昇させ、アナログ感知出力が上記警
報レベルに達したときの危険度を、アナログ式火災感知
器のアナログ感知出力レベルが警報レベルに至るまでの
時系列データに応じて上下させ、その上下させた危険度
の大きさに応じて蓄積時間を変化させるものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、アナログ式火災感知器のアナログ感知出力
レベルが警報レベルに至るまでの時系列データに応じ
て、火災確信度若しくは非火災確信度を決定し、これら
確信度に応じて危険度の上、下変化量を決定するもので
ある。請求項5記載の発明は、アナログ式火災感知器と
して煙感知器を用い、その煙感知器の感知煙濃度が略0
%から急上昇する場合水蒸気によるものと判断し非火災
確信度を高くするものである。
【0009】請求項6記載の発明は警報レベルより低く
設定したプリ警報レベルに、水蒸気による感知煙濃度が
略1%より達するまでの時間が0のときを確信度を最大
とし、水蒸気と判断される最大許容時間を越えると確信
度を0として、感知煙濃度が略1%を越えプリ警報レベ
ルに達するまでの時間より第1の確信度を求め、プリ警
報レベルを越えて警報レベルに達すまでの時間が0のと
き確信度を最大とし、水蒸気と判断される最大許容時間
を越えると確信度を0として、感知煙濃度がプリ警報レ
ベルを越え警報レベルに達するまでの時間から第2の確
信度を求め、これら第1、第2の確信度の平均値により
水蒸気による非火災確信度を決定するものである。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項4記載の発
明において、アナログ式火災感知器として煙感知器を用
い、その煙感知器の感知煙濃度が略1乃至2%から急上
昇する場合煙草の煙によるものと判断し非火災確信度を
高くするものである。請求項8記載の発明は、過去一定
時間において煙濃度を一定回数サンプングした時に、略
0.5乃至2.5%の範囲のデータの個数の割合を第1
の確信度とし、煙濃度が略2.5%を越え警報レベルに
達するまでの時間が、0のとき確信度を最大とし、煙草
の煙と判断される最大許容時間を越えると確信度を0と
して、感知煙濃度が略2.5%を越え警報レベルに達す
るまでの時間から第2の確信度を求め、これら第1、第
2の確信度の平均値により煙草の煙による非火災確信度
を決定するものである。
【0011】請求項9記載の発明は、請求項4記載の発
明において、火災確信度は、プリ警報レベルを越えるま
での一定時間範囲を二分して、先の時間範囲における煙
濃度の平均値と、後の時間範囲における煙濃度の平均値
の差が、火災と判断できる最大値以上で確信度を最大と
し、最小値より低い場合を確信度を0とし、この条件に
より実測した平均値から決定した第1の確信度又はプリ
警報レベルに煙濃度が略0%から達するまでの平均値
が、火災と判断できる最大値以上で確信度を最大とし、
最小値より低い場合を確信度を0とし、この条件により
実測した平均値から決定した第2の確信度を採用するも
のである。
【0012】請求項10記載の発明は、第1の確信度、
第2の確信度の小さい方を火災確信度として採用するも
のである。請求項11記載の発明は、請求項3記載の発
明においてアナログ感知出力レベルに比例して危険度を
上昇させる傾きを一日の時間帯により変動させるもので
ある。
【0013】請求項12記載の発明は、請求項3記載の
発明においてアナログ感知出力レベルに比例して危険度
を上昇させる傾きを初期値に加えて設置後の非火災報の
発生頻度で変化させるものである。請求項13記載の発
明は、請求項4記載の発明において、水蒸気、煙草の煙
による非火災確信度が共にあれば、非火災確信度を高く
設定するものである。
【0014】請求項14記載の発明は、請求項1、請求
項2、請求項3、請求項4、請求項6、請求項8、請求
項9記載において、警報レベル、プリ警報レベルを、空
調設備のオン/オフ、人の存否により変化させるもので
ある。
【0015】
【作用】而して請求項1記載の発明によれば、アナログ
式火災感知器のアナログ感知出力レベルが予め設定した
警報レベルに達すると蓄積時間をカウントしてそのカウ
ント終了時点でのアナログ感知出力レベルにより警報を
発するか否かを判断する火災警報システムにおいて、誤
報の発生のし易さに応じて上記蓄積時間を変化させるも
のであるから、誤報の発生の多い場所では蓄積時間を長
くして誤報の発生を抑え、誤報の発生の少ない場所では
蓄積時間を短くして火災を早期に発見することができ
る。
【0016】また請求項2記載の発明によれば、アナロ
グ式火災感知器のアナログ感知出力レベルが予め設定し
た警報レベルに達すると蓄積時間をカウントしてそのカ
ウント終了時点でのアナログ感知出力レベルにより警報
を発するか否かを判断する火災警報システムにおいて、
アナログ式火災感知器のアナログ感知出力レベルが警報
レベルに至るまでの時系列データに応じて上記蓄積時間
を変化させるものであるから、時系列データに基づいて
非火災によるものか、火災によるものかの推論を加味し
て誤報の発生を低減することができる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、アナログ式
火災感知器のアナログ感知出力レベルが予め設定した警
報レベルに達すると蓄積時間をカウントしてそのカウン
ト終了時点でのアナログ感知出力レベルにより警報を発
するか否かを判断する火災警報システムにおいて、警報
発生を100とする危険度を設定し、誤報の発生のし易
さにより決定される傾きに従って、アナログ感知出力レ
ベルに比例して危険度を上昇させ、アナログ感知出力が
上記警報レベルに達したときの危険度を、アナログ式火
災感知器のアナログ感知出力レベルが警報レベルに至る
までの時系列データに応じて上下させ、その上下させた
危険度の大きさに応じて蓄積時間を変化させるものであ
るから、請求項1、請求項2の発明の両者の特徴が生か
せて、より一層誤報の発生を低減することができる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において、アナログ式火災感知器のアナログ感
知出力レベルが警報レベルに至るまでの時系列データに
応じて、火災確信度若しくは非火災確信度を決定し、こ
れら確信度に応じて危険度の上、下変化量を決定するも
のであるから、火災、非火災の確信度に応じた蓄積時間
が決定でき、誤報の発生の低減と、火災の早期発見とを
達成できる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、アナログ式
火災感知器として煙感知器を用い、その煙感知器の感知
煙濃度が略0%から急上昇する場合水蒸気によるものと
判断し非火災確信度を高くするものであるから、水蒸気
の多く発生する場所での誤報を低減することが可能とな
る。請求項6記載の発明によれば、警報レベルより低く
設定したプリ警報レベルに、水蒸気による感知煙濃度が
略1%より達するまでの時間が0のときを確信度を最大
とし、水蒸気と判断される最大許容時間を越えると確信
度を0として、感知煙濃度が略1%を越えプリ警報レベ
ルに達するまでの時間より第1の確信度を求め、プリ警
報レベルを越えて警報レベルに達すまでの時間が0のと
き確信度を最大とし、水蒸気と判断される最大許容時間
を越えると確信度を0として、感知煙濃度がプリ警報レ
ベルを越え警報レベルに達するまでの時間から第2の確
信度を求め、これら第1、第2の確信度の平均値により
水蒸気による非火災確信度を決定するものであるから、
水蒸気による誤報の発生を一層少なくすることができ
る。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項4記載の発
明において、アナログ式火災感知器として煙感知器を用
い、その煙感知器の感知煙濃度が略1乃至2%から急上
昇する場合煙草の煙によるものと判断し非火災確信度を
高くするものであるから、煙草の煙が多く発生しやすい
場所における誤報を低減することが可能となる。請求項
8記載の発明は、過去一定時間において煙濃度を一定回
数サンプングした時に、略0.5乃至2.5%の範囲の
データの個数の割合を第1の確信度とし、煙濃度が略
2.5%を越え警報レベルに達するまでの時間が、0の
とき確信度を最大とし、煙草の煙と判断される最大許容
時間を越えると確信度を0として、感知煙濃度が略2.
5%を越え警報レベルに達するまでの時間から第2の確
信度を求め、これら第1、第2の確信度の平均値により
煙草の煙による非火災確信度を決定するものであるか
ら、煙草の煙による誤報の発生を一層少なくすることが
できる。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項4記載の発
明において、火災確信度は、プリ警報レベルを越えるま
での一定時間範囲を二分して、先の時間範囲における煙
濃度の平均値と、後の時間範囲における煙濃度の平均値
の差が、火災と判断できる最大値以上で確信度を最大と
し、最小値より低い場合を確信度を0とし、この条件に
より実測した平均値から決定した第1の確信度又はプリ
警報レベルに煙濃度が略0%から達するまでの平均値
が、火災と判断できる最大値以上で確信度を最大とし、
最小値より低い場合を確信度を0とし、この条件により
実測した平均値から決定した第2の確信度を採用するも
のであるから、実火災の早期発見が可能となる。
【0022】請求項10記載の発明は、請求項9の発明
において第1の確信度、第2の確信度の小さい方を火災
確信度として採用するから、誤報の発生の率を一層少な
くすることができる。請求項11記載の発明は、アナロ
グ感知出力レベルに比例して危険度を上昇させる傾きを
一日の時間帯により変動させるものであり、請求項12
記載の発明は、アナログ感知出力レベルに比例して危険
度を上昇させる傾きを初期値に加えて設置後からの非火
災報の発生頻度で変化させるものであり、また請求項1
3記載の発明は、水蒸気、煙草の煙による非火災確信度
が共にあれば、非火災確信度を高く設定するものであ
り、更に請求項14記載の発明は、警報レベル、プリ警
報レベルを、空調設備のオン/オフ、人の存否により変
化させるものであるから、時、場所等諸状況に応じて細
かい蓄積時間の決定ができて、より一層誤報の発生を少
なくすることができる。
【0023】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図1は
本発明の火災警報システムの概略構成図を示しており、
警戒場所に設置された例えば光電式若しくはイオン式煙
感知器からなるアナログ火災感知器1と、このアナログ
火災感知器1のアナログ感知出力データを受信する受信
機2とから構成される。受信機2とアナログ火災感知器
1との間は公知の時分割多重伝送等を採用してアナログ
感知出力のデータをアナログ火災感知器1から受信機2
へ返送させたりする等適宜な方法でアナログ感知出力を
受信機2は受信するようになっている。
【0024】受信機2は、アナログ感知出力のデータを
時系列的に受信して、その時系列データの処理を行って
時系列データの特徴量を抽出する処理部3と、この処理
部3で抽出されたデータを後述の火災、非火災判断ルー
ルに基づいて火災確信度、非火災確信度を決定する確信
度決定部4と、確信度決定部4で決定された各確信度
や、システム設置後から発生した誤予報の発生頻度等か
ら決定される誤報の発生し易さとで危険度等を計算する
危険度計算部6と、危険度計算部6で計算された危険度
に応じて蓄積時間を決定する蓄積時間決定部7と、上記
火災判断ルールによって確信度を求める際や、蓄積時間
のカウント開始等に用いるプリ警報レベルや、警報レベ
ルを人存否センサ10や空調設備動作検出部11等の検
出状況に応じて設定するレベル設定部8と、上記蓄積時
間決定部7で決定された蓄積時間をカウントしてカウン
ト終了時におけるアナログ感知出力レベルが警報レベル
以上あれば火災報を発生させるための信号を出力する火
災判断部9と、上記誤予報発生頻度をアナログ火災感知
器1の設置場所に基づいて初期設定される時間帯別誤予
報発生頻度を、設置後における誤予報発生データの収拾
に基づいて更新し、その更新された発生頻度のデータを
誤報の発生しやすさのデータとして危険度計算部6に与
える誤予報頻度更新記憶部5と、火災判断部9からの信
号に基づいて火災通報を行う火災通報部12とで構成さ
れ、実際にはマイクロコンピュータが用いられる。
【0025】次に本発明システムに用いられる危険度、
判断ルール等について説明する。まず、危険度は、火災
報を発生させるときを100とし、0から100の値を
とる尺度であって、この危険度は3つの段階を経て変動
する。まず図2に示すように警報レベルL0 にアナログ
感知出力のレベル、つまり感知煙濃度が達するまでの段
階を第1ステージとし、この第1ステージでは誤報の発
生し易さ(アナログ火災感知器1の設置状況、環境、時
間帯、季節、過去の誤予報の発生頻度)により、決定さ
れる傾きに従って感知煙濃度の値に比例して危険度を上
昇させる。
【0026】警報レベルL0 に感知煙濃度が達した段階
を第2ステージとし、この第2スレージでは、警報レベ
ルL0 に達するまでの感知煙濃度の時系列データによ
り、予め選択した判断ルールに基づいて非火災か、否か
を判断し、この判断に基づいて危険度を上下させる。次
に警報レベルL0を感知煙濃度が越えてからを第3ステ
ージとし、この第3ステージでは、第2ステージによっ
て決定された危険度により蓄積時間が設定され、この蓄
積時間のカウントが終了した時点で警報レベルL0 を感
知煙濃度が越えたままであれば危険度100として警報
を発する。
【0027】以上の条件で危険度は危険度計算部6で計
算されるのである。判断ルールは、第2ステージにおけ
る危険度の決定を行うためのものであり、この判断ルー
ルは次のように定められている。感知煙濃度の時系列デ
ータにより水蒸気であるとする確信度を決定するルール
は次の通りである。
【0028】先ず水蒸気に対応した感知煙濃度は0%か
ら急激に上昇する特徴がある。そこで警報レベルL0
対して略半分程度のレベルで設定したプリ警報レベルL
1 に感知煙濃度が1%を越えてから達するまでの時間T
pが図3に示すように短く、この時間範囲を図4に示す
ように0秒から9秒までの範囲とし、0秒の時を確信度
0、9秒以上の時を確信度1とし、実測時間に応じて第
1の確信度X1 を決定する。そしてプリ警報レベルL1
を越え警報レベルL0 に達する時間Tpaも短く、この
時間範囲を図5に示すように0秒から9秒までの範囲と
し、0秒の時を確信度0、9秒以上の時を確信度1と
し、実測時間に応じて第2の確信度X2 を決定する。そ
してこの両確信度X1 、X2 の平均値(X1 +X2 )/
2を水蒸気確信度Xとしている。
【0029】同様に感知煙濃度の時系列データにより煙
草の煙であるとする確信度を決定するルールは次の通り
である。煙草の煙に対応した感知煙濃度は煙濃度が急激
に上昇してくる以前に、図6に示すように煙濃度が1〜
2%の状態が続くという特徴がある。そこで過去1分間
に感知煙濃度を一定回数サンプング(20回)した時
に、0.5乃至2.5%の範囲のデータの個数aの割合
a/20を第1の確信度Y1 とし、煙濃度が略2.5%
を越え警報レベルL0に達するまでの時間Taが、図7
に示すように0のとき確信度を1とし、煙草の煙と判断
される最大許容時間9秒を越えると確信度を0として、
感知煙濃度が略2.5%を越え警報レベルL0 に達する
までの実測時間から第2の確信度Y2 を求め、これら第
1、第2の確信度Y1 、Y2 の平均値(Y1 +Y2 )/
2より煙草の煙による煙草確信度Yを決定する。
【0030】以上の水蒸気確信X、煙草確信度Yが非火
災確信度として第2ステージにおける危険度の決定判断
に用いられる。この場合採用される判断ルールは設置場
所、つまり厨房のように水蒸気の発生しやす場所や、或
いは煙草がよく吸われる場所により選択され、両方が成
立する場所では確信度の大きい方を採用する。また火災
であるとする確信度を決定するルールは次の通りであ
る。つまり図8に示すプリ警報レベルL1 を越える時点
までの一定時間前(例えば3分前)迄の範囲を二分し
て、先の時間範囲(3分前から1.5分前)における感
知煙濃度の平均値M1 と、後の時間範囲(1.5分前か
ら到達時点まで)における感知煙濃度の平均値M2 の差
が図8に示すように大きいから、図9に示すように火災
と判断できる最大値(3%)以上で確信度を1とし、最
小値(1.5%)以下の場合を確信度を0とし、この条
件により実測した平均値から決定した第1の確信度Z1
と、図10に示すようにプリ警報レベルL1 に感知煙濃
度が0%から達するまでの平均値Mが、火災と判断でき
る最大値(3%)以上で確信度を1とし、最小値(1.
5パーセント)以下の場合を確信度を0とし、この条件
により実測した平均値から決定した第2の確信度Z2
の内の最小値を火災確信度Zとして決定する。
【0031】誤予報頻度更新記憶部5での誤予報頻度更
新は次のように行われる。まず誤予報発生の判断は例え
ばプリ警報レベルを越えるアナログ感知出力の発生によ
り判断し、誤予報頻度更新記憶部5では1日24時間を
図11に示すように一定時間幅の時間帯で区分して誤予
報発生数を時間帯毎に集計し、例えば過去3か月のデー
タに基づいて毎月一回時間帯別誤予報頻度を更新するよ
うになっている。
【0032】危険度計算部6は誤予報頻度更新記憶部1
0の時間帯別誤予報頻度データに基づき図12に示すよ
うに警報レベルL0 に達したときの危険度が40乃至8
0の何れかになるようにステージ1での感知煙濃度に応
じた危険度の上昇の傾きを決定するのである。次に、本
発明火災警報システムの動作を図1及び図2により説明
する。
【0033】今火災警報シテスムを起動し、各アナログ
火災感知器1の設置場所に対応して夫々の場所における
時間帯別誤予報発生頻度の初期値設定を行うとともに、
設置場所用途に応じて適用する火災判断ルールを選択設
定する。さて警戒状態に入ると、警報レベルL0 、プリ
警報レベルL1 は、レベル設定部8により空調設備が非
稼動中で、人が存在しているときに標準値に設定され、
人が存在していないときに標準値よりやや高く設定され
る。また空調設備が稼動中で、人が存在しているときに
は標準より高く設定され、人が存在していないときは人
が存在しているときよりも倍に設定される。
【0034】今、アナログ火災感知器1の感知煙濃度が
上昇しはじめると、危険度計算部6では、誤予報頻度更
新記憶部5からの誤予報頻度に基づいて決定している煙
濃度に対する危険度の傾きに基づいて危険度を計算す
る。やがて感知煙濃度が警報レベルL0 に達すると、第
2ステージに入り、このとき危険度計算部6は、危険度
を変化させるかどうかを確信度決定部4の決定内容で判
断する。
【0035】確信度決定部4は選択された判断ルールに
より、第1ステージにおける感知煙濃度の時系列データ
に基づいて非火災、火災確信度を計算する。危険度計算
部6は確信度決定部4で決定され火災確信度が一定値以
上のとき、火災確信度に応じて危険度80から90の範
囲で上昇させる。例えば火災確信度が1であれば90に
危険度を上昇させる。
【0036】また火災確信度が一定値以下のとき、非火
災確信度(煙草確信度、水蒸気確信度)に応じて、危険
度を最大80まで上昇させる。例えば非火災確信度が1
の場合には危険度はそのまま、また非火災確信度が0の
ときには危険度を80とする。このようにして危険度計
算部6は第2ステージにおいて、危険度の変化量を確信
度決定部4の決定内容に基づいて計算する。
【0037】さて感知煙濃度が警報レベルL0 を越える
と、第3ステージに入り、蓄積時間決定部7は第2ステ
ージでの危険度に基づいて蓄積時間を決定する。つまり
危険度が第2ステージで最高の90であれば、蓄積時間
を10秒、危険度80であれば20秒、危険度が60程
度であれば40秒、更に最低の危険度40であれば60
秒というように危険度が大きくなればなるほど蓄積時間
を短くして火災発見を早め、逆に、逆に危険度が小さけ
れば長くして非火災報の発生を防ぐのである。
【0038】そして蓄積時間が決定されると、火災判断
部9ではその蓄積時間をカウントし、カウント終了時点
でのアナログ火災感知器1の感知煙濃度が警報レベルL
0 を越えていれば、危険度100に達しているとして火
災通報部12に信号を送り、火災発報を行わせる。また
火災判断と同時に警報レベルL0 の変更をレベル設定部
8に指示する。
【0039】蓄積時間決定後においても感知煙濃度の推
移を見て、警報レベルL0 よりも感知煙濃度が一旦下降
した後、再び警報レベルL0 を越えるような場合には、
火災の可能性が高いため危険度計算部6はその時点で危
険度を上昇させる。この上昇により蓄積時間決定部7は
蓄積時間を短くし、火災発見を早める。図13は本発明
警報システムの上述した各部の動作の流れを示すもので
ある。四角の枠は入出力の変数を、また長丸枠は推論制
御の部分を示す。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、アナログ式火災
感知器のアナログ感知出力レベルが予め設定した警報レ
ベルに達すると蓄積時間をカウントしてそのカウント終
了時点でのアナログ感知出力レベルにより警報を発する
か否かを判断する火災警報システムにおいて、誤報の発
生のし易さに応じて上記蓄積時間を変化させるものであ
るから、誤報の発生の多い場所では蓄積時間を長くして
誤報の発生を抑え、誤報の発生の少ない場所では蓄積時
間を短くして火災を早期に発見することができるという
効果がある。
【0041】また請求項2記載の発明は、アナログ式火
災感知器のアナログ感知出力レベルが予め設定した警報
レベルに達すると蓄積時間をカウントしてそのカウント
終了時点でのアナログ感知出力レベルにより警報を発す
るか否かを判断する火災警報システムにおいて、アナロ
グ式火災感知器のアナログ感知出力レベルが警報レベル
に至るまでの時系列データに応じて上記蓄積時間を変化
させるものであるから、時系列データに基づいて非火災
によるものか、火災によるものかの推論を加味して誤報
の発生を低減することができるという効果がある。
【0042】請求項3記載の発明は、アナログ式火災感
知器のアナログ感知出力レベルが予め設定した警報レベ
ルに達すると蓄積時間をカウントしてそのカウント終了
時点でのアナログ感知出力レベルにより警報を発するか
否かを判断する火災警報システムにおいて、警報発生を
100とする危険度を設定し、誤報の発生のし易さによ
り決定される傾きに従って、アナログ感知出力レベルに
比例して危険度を上昇させ、アナログ感知出力が上記警
報レベルに達したときの危険度を、アナログ式火災感知
器のアナログ感知出力レベルが警報レベルに至るまでの
時系列データに応じて上下させ、その上下させた危険度
の大きさに応じて蓄積時間を変化させるものであるか
ら、請求項1、請求項2の発明の両者の特徴が生かせ
て、より一層誤報の発生を低減することができるという
効果がある。
【0043】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、アナログ式火災感知器のアナログ感知出力
レベルが警報レベルに至るまでの時系列データに応じ
て、火災確信度若しくは非火災確信度を決定し、これら
確信度に応じて危険度の上、下変化量を決定するもので
あるから、火災、非火災の確信度に応じた蓄積時間が決
定でき、誤報の発生の低減と、火災の早期発見とを達成
できるという効果がある。
【0044】請求項5記載の発明は、アナログ式火災感
知器として煙感知器を用い、その煙感知器の感知煙濃度
が略0%から急上昇する場合水蒸気によるものと判断し
非火災確信度を高くするものであるから、水蒸気の多く
発生する場所での誤報を低減することが可能となる。請
求項6記載の発明は、警報レベルより低く設定したプリ
警報レベルに、水蒸気による感知煙濃度が略1%より達
するまでの時間が0のときを確信度を最大とし、水蒸気
と判断される最大許容時間を越えると確信度を0とし
て、感知煙濃度が略1%を越えプリ警報レベルに達する
までの時間より第1の確信度を求め、プリ警報レベルを
越えて警報レベルに達すまでの時間が0のとき確信度を
最大とし、水蒸気と判断される最大許容時間を越えると
確信度を0として、感知煙濃度がプリ警報レベルを越え
警報レベルに達するまでの時間から第2の確信度を求
め、これら第1、第2の確信度の平均値により水蒸気に
よる非火災確信度を決定するものであるから、水蒸気に
よる誤報の発生を一層少なくすることができるという効
果がある。
【0045】請求項7記載の発明は、請求項4記載の発
明において、アナログ式火災感知器として煙感知器を用
い、その煙感知器の感知煙濃度が略1乃至2%から急上
昇する場合煙草の煙によるものと判断し非火災確信度を
高くするものであるから、煙草の煙が多く発生しやすい
場所における誤報を低減することが可能となる。請求項
8記載の発明は、過去一定時間において煙濃度を一定回
数サンプングした時に、略0.5乃至2.5%の範囲の
データの個数の割合を第1の確信度とし、煙濃度が略
2.5%を越え警報レベルに達するまでの時間が、0の
とき確信度を最大とし、煙草の煙と判断される最大許容
時間を越えると確信度を0として、感知煙濃度が略2.
5%を越え警報レベルに達するまでの時間から第2の確
信度を求め、これら第1、第2の確信度の平均値により
煙草の煙による非火災確信度を決定するものであるか
ら、煙草の煙による誤報の発生を一層少なくすることが
できるという効果がある。
【0046】請求項9記載の発明は、請求項4記載の発
明において、火災確信度は、プリ警報レベルを越えるま
での一定時間範囲を二分して、先の時間範囲における煙
濃度の平均値と、後の時間範囲における煙濃度の平均値
の差が、火災と判断できる最大値以上で確信度を最大と
し、最小値より低い場合を確信度を0とし、この条件に
より実測した平均値から決定した第1の確信度又はプリ
警報レベルに煙濃度が略0%から達するまでの平均値
が、火災と判断できる最大値以上で確信度を最大とし、
最小値より低い場合を確信度を0とし、この条件により
実測した平均値から決定した第2の確信度を採用するも
のであるから、実火災の早期発見が可能となる。
【0047】請求項10記載の発明は、請求項9の発明
において第1の確信度、第2の確信度の小さい方を火災
確信度として採用するから、誤報の発生の率を一層少な
くすることができるという効果がある。請求項11記載
の発明は、アナログ感知出力レベルに比例して危険度を
上昇させる傾きを1日の時間帯により変動させるもので
あり、請求項12記載の発明は、アナログ感知出力レベ
ルに比例して危険度を上昇させる傾きを初期値に加えて
設置後からの誤報発生頻度で変化させるものであり、ま
た請求項13記載の発明は、水蒸気、煙草の煙による非
火災確信度が共にあれば、非火災確信度を高く設定する
ものであり、請求項14記載の発明は、警報レベル、プ
リ警報レベルを、空調設備のオン/オフ、人の存否によ
り変化させるものであるから、時、場所等諸状況に応じ
て細かい蓄積時間の決定ができて、より一層誤報の発生
を少なくすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例の危険度、蓄積時間の決定推
移を示す動作説明図である。
【図3】本発明の一実施例の水蒸気の判断ルールの説明
図である。
【図4】本発明の一実施例の水蒸気の判断ルールの説明
図である。
【図5】本発明の一実施例の水蒸気の判断ルールの説明
図である。
【図6】本発明の一実施例の煙草の煙の判断ルールの説
明図である。
【図7】本発明の一実施例の煙草の煙の判断ルールの説
明図である。
【図8】本発明の一実施例の火災の判断ルールの説明図
である。
【図9】本発明の一実施例の火災の判断ルールの説明図
である。
【図10】本発明の一実施例の火災の判断ルールの説明
図である。
【図11】本発明の一実施例の誤予報頻度のカウント説
明図である。
【図12】本発明の一実施例の煙濃度とスーテジ1の危
険度の傾きの説明図である。
【図13】本発明の一実施例の全体の動作説明用の流れ
図である。
【符号の説明】
1 アナログ火災感知器 2 受信機 3 処理部 4 確信度決定部 6 危険度計算部 7 蓄積時間決定部 9 火災判断部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ式火災感知器のアナログ感知出力
    レベルが予め設定した警報レベルに達すると蓄積時間を
    カウントしてそのカウント終了時点でのアナログ感知出
    力レベルにより警報を発するか否かを判断する火災警報
    システムにおいて、誤報の発生のし易さに応じて上記蓄
    積時間を変化させることを特徴とする火災警報システ
    ム。
  2. 【請求項2】アナログ式火災感知器のアナログ感知出力
    レベルが予め設定した警報レベルに達すると蓄積時間を
    カウントしてそのカウント終了時点でのアナログ感知出
    力レベルにより警報を発するか否かを判断する火災警報
    システムにおいて、アナログ式火災感知器のアナログ感
    知出力レベルが警報レベルに至るまでの時系列データに
    応じて上記蓄積時間を変化させることを特徴とする火災
    警報システム。
  3. 【請求項3】アナログ式火災感知器のアナログ感知出力
    レベルが予め設定した警報レベルに達すると蓄積時間を
    カウントしてそのカウント終了時点でのアナログ感知出
    力レベルにより警報を発するか否かを判断する火災警報
    システムにおいて、警報発生点を最大とする危険度を設
    定し、誤報の発生のし易さにより決定される傾きに従っ
    て、アナログ感知出力レベルに比例して危険度を上昇さ
    せ、アナログ感知出力が上記警報レベルに達したときの
    危険度を、アナログ式火災感知器のアナログ感知出力レ
    ベルが警報レベルに至るまでの時系列データに応じて上
    下させ、その上下させた危険度の大きさに応じて蓄積時
    間を変化させることを特徴とする火災警報システム。
  4. 【請求項4】アナログ式火災感知器のアナログ感知出力
    レベルが警報レベルに至るまでの時系列データに応じ
    て、火災確信度若しくは非火災確信度を決定し、これら
    確信度に応じて危険度の上、下変化量を決定することを
    特徴とする請求項3記載の火災警報システム。
  5. 【請求項5】アナログ式火災感知器として煙感知器を用
    い、その煙感知器の感知煙濃度が略0%から急上昇する
    場合水蒸気によるものと判断し非火災確信度を高くする
    ことを特徴とする請求項4記載の火災警報システム。
  6. 【請求項6】警報レベルより低く設定したプリ警報レベ
    ルに、水蒸気による感知煙濃度が略1%より達するまで
    の時間が0のときを確信度を最大とし、水蒸気と判断さ
    れる最大許容時間を越えると確信度を0として、感知煙
    濃度が略1%を越えプリ警報レベルに達するまでの時間
    より第1の確信度を求め、プリ警報レベルを越えて警報
    レベルに達すまでの時間が0のとき確信度を最大とし、
    水蒸気と判断される最大許容時間を越えると確信度を0
    として、感知煙濃度がプリ警報レベルを越え警報レベル
    に達するまでの時間から第2の確信度を求め、これら第
    1、第2の確信度の平均値により水蒸気による非火災確
    信度を決定することを特徴とする請求項5記載の火災警
    報システム。
  7. 【請求項7】アナログ式火災感知器として煙感知器を用
    い、その煙感知器の感知煙濃度が略1乃至2%から急上
    昇する場合煙草の煙によるものと判断し非火災確信度を
    高くすることを特徴とする請求項4記載の火災警報シス
    テム。
  8. 【請求項8】過去一定時間において煙濃度を一定回数サ
    ンプングした時に、略0.5乃至2.5%の範囲のデー
    タの個数の割合を第1の確信度とし、煙濃度が略2.5
    %を越え警報レベルに達するまでの時間が、0のとき確
    信度を最大とし、煙草の煙と判断される最大許容時間を
    越えると確信度を0として、感知煙濃度が略2.5%を
    越え警報レベルに達するまでの時間から第2の確信度を
    求め、これら第1、第2の確信度の平均値により煙草の
    煙による非火災確信度を決定することを特徴とする請求
    項7記載の火災警報システム。
  9. 【請求項9】火災確信度は、プリ警報レベルを越えるま
    での一定時間範囲を二分して、先の時間範囲における煙
    濃度の平均値と、後の時間範囲における煙濃度の平均値
    の差が、火災と判断できる最大値以上で確信度を最大と
    し、最小値より低い場合を確信度を0とし、この条件に
    より実測した平均値から決定した第1の確信度又はプリ
    警報レベルに煙濃度が略0%から達するまでの平均値
    が、火災と判断できる最大値以上で確信度を最大とし、
    最小値より低い場合を確信度を0とし、この条件により
    実測した平均値から決定した第2の確信度を採用するこ
    とを特徴とする請求項4記載の火災警報システム。
  10. 【請求項10】第1の確信度、第2の確信度の小さい方
    を火災確信度として採用することを特徴とする請求項9
    記載の火災警報システム。
  11. 【請求項11】アナログ感知出力レベルに比例して危険
    度を上昇させる傾きを一日の時間帯により変動させるこ
    とを特徴とする請求項3記載の火災警報システム。
  12. 【請求項12】アナログ感知出力レベルに比例して危険
    度を上昇させる傾きを初期値に加えて設置後の非火災報
    の発生頻度で変化させることを特徴とする請求項3記載
    の火災警報システム。
  13. 【請求項13】水蒸気、煙草の煙による非火災確信度が
    共にあれば、非火災確信度を高く設定することを特徴と
    する請求項4記載の火災警報システム。
  14. 【請求項14】警報レベル、プリ警報レベルは、空調設
    備のオン/オフ、人の存否により変化させることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項6、請求項8、請求項9記載の火災警報システム。
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