JPH055408Y2 - - Google Patents

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JPH055408Y2
JPH055408Y2 JP1987019643U JP1964387U JPH055408Y2 JP H055408 Y2 JPH055408 Y2 JP H055408Y2 JP 1987019643 U JP1987019643 U JP 1987019643U JP 1964387 U JP1964387 U JP 1964387U JP H055408 Y2 JPH055408 Y2 JP H055408Y2
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heat exchanger
tank
fins
tube element
passage
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用空調装置等に用いられる
積層型熱交換器にあつて、特に熱交換器をバイパ
スする空気を阻止するようにした積層型熱交換器
の収納構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種の収納構造として、例えば実開昭
61−169365号公報に示されるように、収納ケース
の内側に設けられる断熱材に多数の突部を形成
し、熱交換器を弾性シール部材を介して突部に押
し付け、シール部材をこの突部で熱交換器のチユ
ーブエレメント間に押し入れることによりケース
と熱交換器との間をシールするようにしたものが
公知となつている。
また、実開昭54−155655号公報に示すような、
タンクとケースとの間を介在するシール部材を設
ける例が示されている。この例のシール部材は単
品ではあるが、シール部材15の突部15aはヘ
ツダ13の上端縁13aとほぼ同水準になるよう
に合致させて装着する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前者は、その収納構造におい
て、熱交換器を押圧して全突部によりシール部材
を一度にチユーブエレメント間に押し込まなけれ
ばならないので、非常に力がいり、また、シール
部材がずれて熱交換器をバイパスする空気を誘起
する可能性があつた。特に、熱交換器がエバポレ
ータである場合には、このバイパスエアにより飛
水が生じる虞れもある。
また、後者は、そのシール材15の突部15a
がヘツダ13の上端縁13aとほぼ同水準となる
ように装着されることから、フイン4と上端縁1
3aとの間に空気が吹きぬけるバイパス路が出来
る不都合が生じている。
そこで、この考案においては、より確実かつ容
易にケースと熱交換器及びタンクとフインとの間
をシールしてバイパスエアを防止するようにした
積層型熱交換器の収納構造を提供することを目的
としている。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、タ
ンク形成用凹部5と、このタンク形成用凹部5に
続く通路形成用凹部6とが形成された成形プレー
ト4を二枚接合して、互いのタンク形成用凹部5
からタンク7を、互いの通路形成用凹部5から熱
交換媒体通路部8をそれそれ構成したチユーブエ
レメント2を有し、このチユーブエレメント2の
通路形成用凹部6間にフイン3を介在し、該チユ
ーブエレメント2とフイン3とを多数積層した積
層型熱交換器1にあつて、前記チユーブエレメン
ト2の積層方向に延びる帯部9aと、この帯部9
aの一面から突出する複数の突部9bとから成る
弾性シール部材9を設け、この弾性シール部材9
のこの突部9bを前記チユーブエレメント2の接
合縁部2aとの間で且つ前記タンク7と前記フイ
ン3との間に押圧挿入すると共に、前記帯部9a
の他面を前記積層型熱交換器1を収納するケース
10の内面に当接するようにしたことにある。
(作用) したがつて、熱交換器1の収納ケース10への
取付けは、まず弾性シール部材9をタンク7とフ
イン3間に隙間に添つて且つ対向せしめてチユー
ブエレメント2の積層方向に配した後に、弾性シ
ール部材9の突部9bをチユーブエレメント2の
接合縁部2aとの間に1つずつ押圧挿入すること
によりこの弾性シール部材9を積層型熱交換器1
にあらかじめ取付けておき、その後、収納ケース
10に収納することで、積層型熱交換器1を弾性
シール部材9の帯部1aが該ケース1の内面に当
接するようになり、容易に収納ケース1と積層型
熱交換器1との間をシールすることができると共
に、タンク7とフイン3との間もシールすること
ができ、もつてバイパスエアの発生が防がれ、そ
のため、上記目的を達成することができるもので
ある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図乃至第3図において積層型熱交換器1
は、両側端を除いてチユーブエレメント2とコル
ゲート状のフイン3とを交互に複数段に積層して
構成され、チユーブエレメント2は、2枚の成形
プレート4,4を接合して形成されている。成形
プレート4は、上下端にタンク形成用凹部5,5
を有し、その間にタンク形成用凹部5,5よりも
浅い通路形成用凹部6が続いて形成され、チユー
ブエレメント2は、双方の成形プレート4,4の
タンク形成用凹部5,5と通路形成用凹部6をそ
れぞれ向かい合わせ、互いのタンク形成用凹部5
からタンク7が、互いの通路形成用凹部6から熱
交換媒体通路部8がそれぞれ構成されている。そ
して隣合うチユーブエレメント2,2は互いのタ
ンク7,7で接合されると共に、フイン3はこれ
ら隣合うチユーブエレメント2,2の熱交換媒体
通路部8,8の間に挿入固定され、このように形
成された積層型熱交換器1は、弾性シール部材9
を介して収納ケース10に収納されている。
尚、熱交換器1の両側端は、フイン3を介して
エンドプレート11が取付けられている。
収納ケース10は、積層型熱交換器1の外側を
覆うように形成され、その内面に弾性材12が嵌
め入れられて構成されている。熱交換器11の積
層面に臨む部分には、空調装置を構成する他のユ
ニツトと接続する風入口13及び風出口14が形
成され、特に、積層型熱交換器1がエバポレータ
である場合は下部に凝縮水の排出口15が設けら
れている。
弾性シール部材9は、第4図にも示されている
ように、チユーブエレメント2の積層方向に延び
る帯部9aと、この帯部9aの一面から突出する
複数の突部9bとから構成されている。帯部9a
は、前記熱交換器1の積層方向の巾よりも長く形
成されているもので、前記タンク7とフイン3と
の間の隙間15を覆うよう熱交換器1の端部に当
てがわれ、これに対して突部9bの各々は、熱交
換器1のチユーブエレメント2の接合縁部1a間
で且つ端部からタンク7とフイン3との間に挿入
されている。これら突部9bは、熱交換媒体通路
部8のピツチにほぼ等しい横巾を有しており、そ
れぞれの側面がチユーブエレメント2の接合縁部
1aの形状に沿つて弾性変形し、チユーブエレメ
ント2の接合縁部1aに密着されている。また、
突部9bの先端は、チユーブエレメント2間に挿
入しやすいようテーパ状に形成されている。
このような弾性シール部材9は、熱交換器1の
風上側の上下及び風下側の上下の計4箇所に取付
けることが可能であるが、この実施例において
は、風上側の上下2箇所に取付けられ、帯部9a
の他面が風入口13の上下端に近い断熱材12の
内面に当接されて収納ケース10との間をシール
している。また、帯部9aの両端は、収納ケース
10の内面に沿つて折り曲げられ、エンドプレー
ト11とケース10との間の風上側の一部をもシ
ールしている。
したがつて、風入口13から導入される空気
は、この弾性シール部材9によりタンク7,7と
収納ケース10との間に廻り込むことはなく、ま
たタンク7,7とフイン3との間の隙間15を通
過することも阻止され、フイン3の間を確実に通
過して熱交換され、風出口14から送出されるこ
とになる。
次に、積層型熱交換器1を収納ケース10に取
付ける手順を説明する。
先ず、弾性シール部材9の突部9bを熱交換器
1のタンク7,7とフイン3との間の隙間15に
対向せしめ、この突部9bの1つ1つをチユーブ
エレメント2の接合縁部2a間に押圧挿入して、
第5図に示すように、あらかじめ弾性シール部材
9を熱交換器1の端部に取付ける。この際、突部
9bは先端がテーパ状に形成されているのでチユ
ーブエレメント2の接合縁部2a間に容易に挿入
でき、また挿入するだけで突部9bの側面はチユ
ーブエレメント2の接合縁部2aに密着される。
次いでこの熱交換器1を弾性シール部材9の両端
をエンドプレート11に沿つて折り曲げつつケー
ス10内に押し入れ、弾性シール部材9の帯部9
aをケース10の内面に押し当てる。これによ
り、熱交換器1はその風上側の上下端が弾性シー
ル部材9で確実にシールされてケース10に取付
けられるものである。
尚、好ましくは、この実施例のように風上側の
上下端に弾性シール部材9を取付ける方がよい
が、風下側に取付けたり、風上側の下方のみ取付
けるようにしてもよく、取付けの組合せは適宜選
択可能である。
また、弾性シール部材9が取付けられる熱交換
器1の端部に、このシール部材9を嵌め込む溝を
チユーブエレメント2の接合縁部2aを切欠いて
設けるようにしてもよい。チユーブエレメント2
の接合縁部2aは成形プレート4が折り曲げられ
てT字状になつているので、このような溝を設け
れば熱交換器への弾性シール部材9の装着がより
簡易に行なえる利点がある。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、シール
部材を積層型熱交換器のタンクとフインとの間の
隙間に対向せしめて配し、且つそのシール部材の
突部をチユーブエレメントの接合縁部間に押圧挿
入することで容易に取付できるもので、この積層
型熱交換器を収納ケース内に挿入すれば、シール
部材が収納ケース内面に密着することになつて、
該収納ケースと熱交換器とのシールを確実に且つ
容易に行なうことができる。そしてシール部材は
タンクとフインとの間の隙間をもシールすること
ができるために、タンクと収納ケースとの間及び
フインとの間のバイパスエアの発生を防止するこ
とができる。
これにより、弾性シール部材により熱交換器の
フインの間に空気を確実に通過させることがで
き、熱交換効率の向上が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は第1図における−線の断面図、第3図は
第1図における−線の断面図、第4図はこの
考案に用いられる弾性シール部材を示す平面図、
第5図は熱交換器の取付前の状態を示す断面図で
ある。 1……積層型熱交換器、2……チユーブエレメ
ント、3……フイン、4……成形プレート、5…
…タンク形成用凹部、6……通路形成用凹部、7
……タンク、8……熱交換媒体通路部、9……弾
性シール部材、9a……帯部、9b……突部、1
0……ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク形成用凹部5と、このタンク形成用凹部
    5に続く通路形成用凹部6とが形成された成形プ
    レート4を二枚接合して、互いのタンク形成用凹
    部5からタンク7を、互いの通路形成凹部5から
    熱交換媒体通路部8をそれそれ構成したチユーブ
    エレメント2を有し、このチユーブエレメント2
    の通路形成用凹部6間にフイン3を介在し、該チ
    ユーブエレメント2とフイン3とを多数積層した
    積層型熱交換器1にあつて、前記チユーブエレメ
    ント2の積層方向に延びる帯部9aと、この帯部
    9aの一面から突出する複数の突部9bとから成
    る弾性シール部材9を設け、この弾性シール部材
    9の突部9bを前記チユーブエレメント2の接合
    縁部2aとの間で且つ前記タンク7と前記フイン
    3との間に押圧挿入すると共に、前記帯部9aの
    他面を前記積層型熱交換器1を収納するケース1
    0の内面に当接するようにしたことを特徴とする
    積層型熱交換器の収納構造。
JP1987019643U 1987-02-13 1987-02-13 Expired - Lifetime JPH055408Y2 (ja)

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JPS63129166U JPS63129166U (ja) 1988-08-24
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JPS54155655U (ja) * 1978-04-21 1979-10-29

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JPS63129166U (ja) 1988-08-24

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