JPH055407A - 内燃機関の排気弁支持装置 - Google Patents
内燃機関の排気弁支持装置Info
- Publication number
- JPH055407A JPH055407A JP15806791A JP15806791A JPH055407A JP H055407 A JPH055407 A JP H055407A JP 15806791 A JP15806791 A JP 15806791A JP 15806791 A JP15806791 A JP 15806791A JP H055407 A JPH055407 A JP H055407A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter portion
- guide
- valve
- large diameter
- small diameter
- Prior art date
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- Pending
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】排気弁の弁軸を支持するバルブガイドの外周部
に冷却水が流通するものにおいて、熱的損傷を受けるこ
となくバルブガイドとシリンダへッドとのシール性を向
上させる。 【構成】バルブガイド5が取付けられるガイド挿入孔3
にテーパ部3Cを形成する一方、バルブガイド5に鍔部
5Cを形成し、鍔部5Cをテーパ部3Cに圧接させる。
に冷却水が流通するものにおいて、熱的損傷を受けるこ
となくバルブガイドとシリンダへッドとのシール性を向
上させる。 【構成】バルブガイド5が取付けられるガイド挿入孔3
にテーパ部3Cを形成する一方、バルブガイド5に鍔部
5Cを形成し、鍔部5Cをテーパ部3Cに圧接させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気弁支持
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気弁支持装置の従来例とし
て、以下のようなものがある(実開昭50−10303
1号公報、実開昭52−111842号公報参照)。す
なわち、シリンダへッドにガイド挿入孔を排気ポートに
貫通させて形成し、ガイド挿入孔に円筒状のバルブガイ
ドを圧入するようにしている。そして、バルブガイドに
排気弁を摺動自由に挿通させて排気弁を開閉駆動させる
ようにしている。
て、以下のようなものがある(実開昭50−10303
1号公報、実開昭52−111842号公報参照)。す
なわち、シリンダへッドにガイド挿入孔を排気ポートに
貫通させて形成し、ガイド挿入孔に円筒状のバルブガイ
ドを圧入するようにしている。そして、バルブガイドに
排気弁を摺動自由に挿通させて排気弁を開閉駆動させる
ようにしている。
【0003】ここで、前記バルブガイドの中間部は、シ
リンダへッド内に形成された冷却水通路に、位置されて
いる。
リンダへッド内に形成された冷却水通路に、位置されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の排気弁支持装置おいては、バルブガイドをシ
リンダへッドのガイド挿入孔に圧入するようにしている
ので、シリンダへッドとバルブガイドとのシール性が悪
く冷却水通路からバルブガイド外周を通って冷却水が排
気ポートに漏出するおそれがあった。 また、シール性
を高めるためのOリングを取付けることも考えられるが
排気熱によりOリングが熱的損傷を受けるという不具合
がある。
うな従来の排気弁支持装置おいては、バルブガイドをシ
リンダへッドのガイド挿入孔に圧入するようにしている
ので、シリンダへッドとバルブガイドとのシール性が悪
く冷却水通路からバルブガイド外周を通って冷却水が排
気ポートに漏出するおそれがあった。 また、シール性
を高めるためのOリングを取付けることも考えられるが
排気熱によりOリングが熱的損傷を受けるという不具合
がある。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たもので、耐熱性を考慮しつつシール性を高めて冷却水
の漏出を防止できる排気弁支持装置を提供することを目
的とする。
たもので、耐熱性を考慮しつつシール性を高めて冷却水
の漏出を防止できる排気弁支持装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は排気
弁の弁軸を支持するバルブガイドが取付けられるガイド
挿入孔に、大径部と、該大径部より小径の小径部と、前
記冷却水通路より排気ポート側に設けられ前記大径部と
小径部とを接続する円錐状のテーパ部と、を形成し、か
つ前記バルブガイド外周部に、前記大径部よりやや小径
に形成され前記大径部に取付けられる大径部と、前記小
径部に取付けられる小径部と、大径部と小径部との間に
形成され前記テーパ部に圧接される圧接部と、を形成す
るようにした。
弁の弁軸を支持するバルブガイドが取付けられるガイド
挿入孔に、大径部と、該大径部より小径の小径部と、前
記冷却水通路より排気ポート側に設けられ前記大径部と
小径部とを接続する円錐状のテーパ部と、を形成し、か
つ前記バルブガイド外周部に、前記大径部よりやや小径
に形成され前記大径部に取付けられる大径部と、前記小
径部に取付けられる小径部と、大径部と小径部との間に
形成され前記テーパ部に圧接される圧接部と、を形成す
るようにした。
【0007】
【作用】このようにして、冷却水通路より排気ポート側
において、ガイド挿入孔のテーパ部にバルブガイドの圧
接部を圧接することにより、それらの間隙のシール性を
高めて冷却水が排気ポートに漏出するのを防止するよう
にした。
において、ガイド挿入孔のテーパ部にバルブガイドの圧
接部を圧接することにより、それらの間隙のシール性を
高めて冷却水が排気ポートに漏出するのを防止するよう
にした。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図1及び図2に
基づいて説明する。図において、シリンダへッド1には
排気ポート2が形成され、排気ポート2上方のシリンダ
へッド1にはガイド挿入孔3が排気ポート2に貫通させ
て形成されている。前記ガイド挿入孔4の中間部は、シ
リンダへッド1に形成された冷却水通路4端部を通過す
るようになっている。
基づいて説明する。図において、シリンダへッド1には
排気ポート2が形成され、排気ポート2上方のシリンダ
へッド1にはガイド挿入孔3が排気ポート2に貫通させ
て形成されている。前記ガイド挿入孔4の中間部は、シ
リンダへッド1に形成された冷却水通路4端部を通過す
るようになっている。
【0009】前記ガイド挿入孔3には、ドリル加工によ
ってシリンダへッド1上部に形成される円筒状の大径部
3Aと、前記排気ポート2に連通させて形成され前記大
径部3Aよりも小径の小径部としてのメネジ部3Bと、
前記冷却水通路4よりも排気ポート2側にドリル加工時
に形成され該メネジ部3Bと前記大径部3Aとを接続す
る円錐状のテーパ部3Cと、が形成されている。
ってシリンダへッド1上部に形成される円筒状の大径部
3Aと、前記排気ポート2に連通させて形成され前記大
径部3Aよりも小径の小径部としてのメネジ部3Bと、
前記冷却水通路4よりも排気ポート2側にドリル加工時
に形成され該メネジ部3Bと前記大径部3Aとを接続す
る円錐状のテーパ部3Cと、が形成されている。
【0010】前記ガイド挿入孔3には円筒状のバルブガ
イド5が取付けられている。前記バルブガイド5には、
前記ガイド挿入孔3の大径部3Aよりやや小径に形成さ
れ前記大径部3Aに挿入される大径部5Aと、前記メネ
ジ部3Bに螺合される小径部としてのオネジ部5Bと、
該メネジ部5Bの基端部に突出形成されて前記テーパ部
5Bに外周部が圧接される断面三角状の圧接部としての
鍔部5Cと、が形成されている。また、バルブガイド5
には、締付用六角ナット部5Dと、略中央部に形成され
冷却水を周方を流通させる細径部5Eと、が形成されて
いる。
イド5が取付けられている。前記バルブガイド5には、
前記ガイド挿入孔3の大径部3Aよりやや小径に形成さ
れ前記大径部3Aに挿入される大径部5Aと、前記メネ
ジ部3Bに螺合される小径部としてのオネジ部5Bと、
該メネジ部5Bの基端部に突出形成されて前記テーパ部
5Bに外周部が圧接される断面三角状の圧接部としての
鍔部5Cと、が形成されている。また、バルブガイド5
には、締付用六角ナット部5Dと、略中央部に形成され
冷却水を周方を流通させる細径部5Eと、が形成されて
いる。
【0011】そして、排気弁(図示せず)の弁軸(図示
せず)がバルブガイド5の挿通孔5Fに挿通されて弁軸
が摺動自由に支持される。尚、6はバルブシートであ
る。かかる構成によれば、メネジ部3Bにオネジ部5B
を螺合してバルブガイド5をガイド挿入孔3に取付ける
と、鍔部5Cがテーパ部3Cに圧接されるので、鍔部5
Cが塑性変形すると共にその残留応力により鍔部5Cと
テーパ部3Cとが良好に接触する。このため、それらの
間のシール性を大幅に向上できるので、冷却水が排気ポ
ート2に漏出するのを防止できる。また、鍔部5Cとテ
ーパ部3Cとが金属により形成されているので、熱的損
傷も発生しない。
せず)がバルブガイド5の挿通孔5Fに挿通されて弁軸
が摺動自由に支持される。尚、6はバルブシートであ
る。かかる構成によれば、メネジ部3Bにオネジ部5B
を螺合してバルブガイド5をガイド挿入孔3に取付ける
と、鍔部5Cがテーパ部3Cに圧接されるので、鍔部5
Cが塑性変形すると共にその残留応力により鍔部5Cと
テーパ部3Cとが良好に接触する。このため、それらの
間のシール性を大幅に向上できるので、冷却水が排気ポ
ート2に漏出するのを防止できる。また、鍔部5Cとテ
ーパ部3Cとが金属により形成されているので、熱的損
傷も発生しない。
【0012】尚、鍔部5Cとオネジ部5Bとの間の空間
にシール剤を追加するようにしてもよく、このときには
シール性がさらに向上する。また、耐熱的に厳しくない
のでバルブガイド5の大径部5Aとガイド挿入孔3の大
径部3Aとの間隙に、シール剤を塗布したり、Oリング
を挿着してもよい。また、オネジ部5Bとメネジ部とに
ネジ部を設けないで圧入によるシール構造としてもよ
い。
にシール剤を追加するようにしてもよく、このときには
シール性がさらに向上する。また、耐熱的に厳しくない
のでバルブガイド5の大径部5Aとガイド挿入孔3の大
径部3Aとの間隙に、シール剤を塗布したり、Oリング
を挿着してもよい。また、オネジ部5Bとメネジ部とに
ネジ部を設けないで圧入によるシール構造としてもよ
い。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、バルブ
ガイドの圧接部を、ガイド挿入孔のテーパ部に、圧接す
るようにしたので、熱的損傷をうけることなくそれらの
間のシール性を大幅に向上でき、冷却水の漏出を防止で
きる。
ガイドの圧接部を、ガイド挿入孔のテーパ部に、圧接す
るようにしたので、熱的損傷をうけることなくそれらの
間のシール性を大幅に向上でき、冷却水の漏出を防止で
きる。
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】 同上の要部断面図。
1…シリンダへッド 4…冷却水通路 2…排気ポート 5…バルブガイド 3…ガイド挿入孔 5A…大径部 3A…大径部 5B…オネジ部 3B…メネジ部 5C…鍔部 3C…テーパ部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】ガイド挿入孔をシリンダへッド内の冷却水
通路の少なくとも一部を通過させて形成し、該ガイド挿
入孔に筒状のバルブガイドを取付け、前記バルブガイド
により排気弁の弁軸を摺動自由に支持する内燃機関の排
気弁支持装置において、前記ガイド挿入孔に、大径部
と、該大径部より小径の小径部と、前記冷却水通路より
排気ポート側に設けられ前記大径部と小径部とを接続す
る円錐状のテーパ部と、を形成し、かつ前記バルブガイ
ド外周部に、前記大径部よりやや小径に形成され前記大
径部に取付けられる大径部と、前記小径部に取付けれる
小径部と、大径部と小径部との間に形成され前記テーパ
部に圧接される圧接部と、を形成するようにしたことを
特徴とする内燃機関の排気弁支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15806791A JPH055407A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 内燃機関の排気弁支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15806791A JPH055407A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 内燃機関の排気弁支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055407A true JPH055407A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15663579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15806791A Pending JPH055407A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 内燃機関の排気弁支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055407A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014009595A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関のバルブ支持構造 |
CN113167192A (zh) * | 2018-11-19 | 2021-07-23 | 日本发动机股份有限公司 | 冷却构造 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15806791A patent/JPH055407A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014009595A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関のバルブ支持構造 |
CN113167192A (zh) * | 2018-11-19 | 2021-07-23 | 日本发动机股份有限公司 | 冷却构造 |
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