JPH0553861A - 遠隔保守診断システム - Google Patents

遠隔保守診断システム

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JPH0553861A
JPH0553861A JP3210821A JP21082191A JPH0553861A JP H0553861 A JPH0553861 A JP H0553861A JP 3210821 A JP3210821 A JP 3210821A JP 21082191 A JP21082191 A JP 21082191A JP H0553861 A JPH0553861 A JP H0553861A
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Shohei Suzuki
祥平 鈴木
Takayoshi Ohashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】保守サービスセンタ側からサービス可能な保守
診断機能を、ユーザ側で変更できるようし、保守運用の
適切化を図る。 【構成】保守対象コンピュータシステム11内におい
て、分類定義テーブル15上に遠隔保守サービスセンタ
21が実行可能な保守診断機能が複数の実行許可グルー
プに分類して定義されており、それら複数の実行許可グ
ルーブのいずれかのグループが分類指定スイッチ14に
よって指定される。そして、この指定された実行許可グ
ルーブに属す保守診断機能だけが実行許可される。この
ため、保守サービスセンタ21側からの保守診断機能を
グループ単位で許可/禁止できるので、指定するグルー
プを変更することによって、サービス可能な保守診断機
能をユーザ側で変更できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は保守対象のコンピュー
タシステムと遠隔地の保守サービスセンタを通信回線を
介して結合し、保守サービスセンタがその保守対象コン
ピュータシステムの保守診断を行う遠隔保守診断システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遠隔保守診断システムは、保守
対象コンピュータシステムのサービスプロセッサ(SV
P;Service Processor)の回線インターフェースに
より、通信回線を介してその保守対象コンピュータシス
テムを保守サービスセンタに接続し、保守サービスセン
タ側で各種保守診断作業を行う構成である。
【0003】この場合、保守サービスセンタ側からサー
ビス可能な保守診断機能は、契約時や、システムインス
トール時のユーザー指定等により予め決定される。この
ため、保守対象コンピュータシステムの運用中において
は、そのサービス可能な保守診断機能を変更することは
できない。
【0004】例えば、24時間ノンストップ稼働のコン
ピュータシステムでは、その稼働時間帯によってユーザ
管理者が不在となる場合がある。しかし、従来の遠隔保
守診断システムでは、サービス可能な保守診断機能を変
更できないので、このようにユーザ管理者が不在の場合
でも、ユーザ管理者が保守作業を行っている場合と同じ
保守運用しか行うことが出来なかった。
【0005】また、最近では、システム性能やセキュリ
ティー管理上の観点からも、ユーザと保守会社間で実行
可能な機能範囲を限定し、それをユーザ管理者が許可し
た特定の時間帯のみ実行許可するといった運用が望まれ
ているが、従来では、このような保守診断サービスの実
行の許可/禁止もシステム運用中に変更することは出来
ず、適切な保守運用を行うことが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来では、保守対象コ
ンピュータシステムの運用中においては、保守サービス
センタ側からサービス可能な保守診断機能をユーザ側で
変更することができず、適切な保守運用を行うことが困
難であった。
【0007】この発明はこの様な点に鑑みてなされたも
ので、保守対象コンピュータシステムの運用中において
も保守サービスセンタ側からサービス可能な保守診断機
能をユーザ側で変更できるようし、適切な保守運用を実
現できる遠隔保守診断システムを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
保守対象のコンピュータシステムと遠隔地の保守サービ
スセンタを通信回線を介して結合し、保守サービスセン
タが保守対象コンピュータシステムの保守診断を行う遠
隔保守診断システムにおいて、前記保守対象コンピュー
タシステムは、前記保守サービスセンタが実行可能な保
守診断機能を複数の実行許可グループに分類して保持す
る分類定義手段と、この分類定義手段によって分類され
ている複数の実行許可グループのいずれか1グループを
指定する指定手段と、前記保守サービスセンタが実行す
る保守診断機能が前記指定手段で指定された実行許可グ
ループに属すか否かに基づいて、その保守診断機能の実
行を許可/禁止する手段とを具備し、前記保守サービス
センタから実行可能な保守診断機能の実行範囲を、前記
保守対象コンピュータシステム側で変更することを特徴
とする。
【0009】この遠隔保守診断システムにおいては、保
守対象コンピュータシステム内において、保守サービス
センタが実行可能な保守診断機能が複数の実行許可グル
ープに分類して定義されており、それら複数の実行許可
グルーブのいずれかのグループが指定される。そして、
この指定された実行許可グルーブに属す保守診断機能だ
けが実行許可される。このため、保守サービスセンタ側
からの保守診断機能をグループ単位で許可/禁止できる
ので、指定するグループを変更することによって、保守
対象コンピュータシステムの運用中においても保守サー
ビスセンタ側からサービス可能な保守診断機能をユーザ
側で容易に変更できるようになり、適切な保守運用を実
現できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0011】図1にはこの発明の一実施例に係わる遠隔
保守診断システムを実現するためのシステム構成が示さ
れている。この遠隔保守診断システムは、遠隔地の保守
サービスセンタ21からの遠隔保守診断機能によって、
保守対象コンピュータシステム11の設置場所にいるユ
ーザ管理者が遠隔保守サービスセンタ21からの支援を
受けてコンピュータシステム11のシステム保全を行う
ものであり、保守対象コンピュータシステム11は、モ
デム17、通信回線10およびモデム24を介して遠隔
保守サービスセンタ21に接続されている。
【0012】保守対象コンピュータシステム11は、サ
ービスプロセッサ(SVP)12と本体側プロセッサ
(本体CPU)13とから構成されている。サービスプ
ロセッサ(SVP)12は、遠隔保守サービスセンタ2
1からの遠隔保守診断機能を実現するために用いられる
ものであり、本体側プロセッサ(本体CPU)13の保
守診断を行う。
【0013】サービスプロセッサ(SVP)12は、本
体側プロセッサ(本体CPU)13の保守診断のため
に、診断プログラム等をロードして故障診断を実行した
り、障害監視や障害記録の採取等を実行し、これによっ
て保守対象コンピュータシステム11におけるハードウ
ェアおよびソフトウェアの保守管理を行うものである
が、遠隔保守サービスセンタ21からの遠隔保守診断機
能の実行の許可/禁止を制御するために、図示のよう
に、分類指定スイッチ14、分類定義テーブル15、お
よびリモート保守診断制御機構16を備えている。
【0014】分類定義テーブル15は、保守サービスセ
ンタ21が実行可能な保守診断機能を複数のグループに
分類して保持するものであり、各グループ毎に、実行許
可される機能が定義されている。保守診断機能は、例え
ば、サービスプロセッサ11のみを用いて実行される保
守診断機能と、例えばユーザファイルの保守管理等の本
体側プロセッサ(本体CPU)13のオペレーティング
システムを用いて実行管理される保守診断機能とに大別
する事ができ、さらに、これら各保守診断機能はハード
ウェアについての保守診断機能とソフトウェアについて
の保守診断機能とに分けることができる。
【0015】図2には、分類定義テーブル15の一例が
示されている。ここでは、“0”が実行不許可を示し、
“1”が実行許可を示している。すなわち、この図2の
分類定義テーブル15においては、グループAの分類に
ついては、保守サービスセンタ21からの第1乃至第3
の遠隔保守診断機能全ての実行が禁止され、グループB
の分類については、保守サービスセンタ21からの第1
の遠隔保守診断機能の実行だけが許可され、第2および
第3の遠隔保守診断機能の実行が禁止されている。ま
た、グループCの分類については、保守サービスセンタ
21からの第1乃至第3の遠隔保守診断機能全ての実行
が許可されている。
【0016】分類指定スイッチ14は、保守対象コンピ
ュータシステム11の設置場所にいるユーザ管理者によ
って操作可能なスイッチであり、分類定義テーブル15
によって定義されている複数のグループのうちのいずれ
か1グループを指定する。
【0017】この分類指定スイッチ14は、例えば、サ
ービスプロセッサ(SVP)12の図示しない操作パネ
ル上に設けられたロータリスイッチ等によって実現する
ことができる。
【0018】リモート保守診断制御機構16は、遠隔保
守サービスセンタ21からの遠隔保守診断機能の実行の
許可/禁止を制御するためのものであり、分類指定スイ
ッチ14によって指定されたグループ内で実行許可され
ている機能についてのみ遠隔保守診断機能の実行を許可
する。
【0019】遠隔保守サービスセンタ21は、保守対象
コンピュータシステム11を通信回線10を介して遠隔
保守するものであり、リモート保守診断制御機構22お
よび操作端末23を備えている。
【0020】リモート保守診断制御機構22は、遠隔故
障診断を初めとする各種保守診断機能によって保守対象
コンピュータシステム11の故障診断等を行い、操作端
末23の画面に各種保守診断情報を表示して保守管理者
に保守対象コンピュータシステム11の障害状況等を通
知する。
【0021】次に、図3のフローチャートを参照して、
保守対象コンピュータシステム11によって実行される
保守サービスセンタ21による遠隔保守診断機能nの実
行許可/不許可の判断処理について説明する。
【0022】まず、保守対象コンピュータシステム11
のリモート保守診断制御機構16は、分類指定スイッチ
14で指定されたグループを認識し(ステップS1
1)、次いで、分類定義テーブル15を参照して、その
指定されたグループを分類定義テーブル15から読み込
む。
【0023】この後、リモート保守診断制御機構16
は、保守サービスセンタ21による遠隔保守診断機能n
の実行が、読み込んだグループにおいて許可されている
か否かを判断し、許可されている場合はその遠隔保守診
断機能nの実行を許可し、不許可の場合にはその遠隔保
守診断機能nの実行を禁止する。
【0024】例えば、分類指定スイッチ14で図2の分
類定義テーブル15におけるグループBが指定された場
合を想定すると、保守サービスセンタ21による遠隔保
守診断機能nが第1の保守診断機能の場合にはその実行
は許可されるが、保守サービスセンタ21による遠隔保
守診断機能nが第2または第3の保守診断機能の場合に
はそれら機能の実行は禁止される。
【0025】このように、この実施例の遠隔保守診断シ
ステムにおいては、保守対象コンピュータシステム11
内において、分類定義テーブル15上に遠隔保守サービ
スセンタ21が実行可能な保守診断機能が複数の実行許
可グループに分類して定義されており、それら複数の実
行許可グルーブのいずれかのグループが分類指定スイッ
チ14によって指定される。そして、この指定された実
行許可グルーブに属す保守診断機能だけが実行許可され
る。
【0026】このため、保守対象コンピュータシステム
11側でグループを指定することにより、保守サービス
センタ21側からの保守診断機能をグループ単位で許可
/禁止できるので、保守対象コンピュータシステム11
の運用中においても保守サービスセンタ21側からサー
ビス可能な保守診断機能をユーザ側で変更できるように
なり、適切な保守運用を実現できる。
【0027】以上は、分類指定スイッチ14を物理的ス
イッチとして説明してきたが、このようなハードウェア
スイッチの代わりに、例えば、保守対象コンピュータシ
ステム11の操作端末のコンソールからのキー入力等に
よってグループを指定することも可能である。また、こ
のような分類指定機構で指定するグループは任意に変更
可能であり、例えば、次のような指定変更が考えられ
る。 i)日時によって指定を変える。
【0028】例えば、24時間、ノンストップ稼働のマ
シンにおいて、夜間や休日はユーザ側管理者がいない運
用をしている場合が多いので、実行許可の指定を、日、
曜日、時刻等にしたがって自動的に変更することによっ
て、通常は、保守対象コンピュータシステム11上の不
具合をマシン管理用コンソール画面に表示してユーザ側
だけで保守管理を行い、ユーザ管理者が不在のときは、
保守サービスセンタ21による遠隔保守診断を行うとい
った保守形態を実現できる。 ii) 遠隔指示で指定を変える。 例えば、実行許可された範囲で遠隔保守診断機構を実行
した後に、それよりも狭い範囲のグループに指定を変更
してからサービスを終了する。
【0029】このように、グループの指定およびその指
定変更のための機構としては、遠隔保守診断システムの
利用形態に応じて、任意の機構を選択して用いることが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、保守
対象コンピュータシステムの運用中においても保守サー
ビスセンタ側からサービス可能な保守診断機能をユーザ
側で変更できるようなり、適切な保守運用を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる遠隔保守診断シス
テムの構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した遠隔保守診断システムで使用され
る分類定義テーブルの内容の一例を示す図。
【図3】図1に示した遠隔保守診断システムにおける実
行許可機能の判断動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…保守対象コンピュータシステム、14…分類指定
スイッチ、15…分類定義テーブル、16…リモート保
守診断制御機構、21…遠隔保守サービスセンタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保守対象のコンピュータシステムと遠隔
    地の保守サービスセンタを通信回線を介して結合し、保
    守サービスセンタが保守対象コンピュータシステムの保
    守診断を行う遠隔保守診断システムにおいて、 前記保守対象コンピュータシステムは、 前記保守サービスセンタが実行可能な保守診断機能を複
    数の実行許可グループに分類して保持する分類定義手段
    と、 この分類定義手段によって分類されている複数の実行許
    可グループのいずれか1グループを指定する指定手段
    と、 前記保守サービスセンタが実行する保守診断機能が前記
    指定手段で指定された実行許可グループに属すか否かに
    基づいて、その保守診断機能の実行を許可/禁止する手
    段とを具備し、 前記保守サービスセンタから実行可能な保守診断機能の
    実行範囲を、前記保守対象コンピュータシステム側で変
    更することを特徴とする遠隔保守診断システム。
  2. 【請求項2】 前記指定手段は、指定する実行許可グル
    ープを前記保守対象コンピュータシステムの稼働日時に
    よって更新することを特徴とする請求項1記載の遠隔保
    守診断システム。
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