JPH0553569B2 - - Google Patents
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- JPH0553569B2 JPH0553569B2 JP58210374A JP21037483A JPH0553569B2 JP H0553569 B2 JPH0553569 B2 JP H0553569B2 JP 58210374 A JP58210374 A JP 58210374A JP 21037483 A JP21037483 A JP 21037483A JP H0553569 B2 JPH0553569 B2 JP H0553569B2
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- guide
- wire
- wire electrode
- axial direction
- guides
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/02—Wire-cutting
- B23H7/08—Wire electrodes
- B23H7/10—Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
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- B23H7/02—Wire-cutting
- B23H7/08—Wire electrodes
- B23H7/10—Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
- B23H7/105—Wire guides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ワイヤカツト放電加工装置におい
て、ワイヤ電極の位置制御を行なうワイヤガイド
装置に関する。
て、ワイヤ電極の位置制御を行なうワイヤガイド
装置に関する。
ワイヤカツト放電加工装置は、第1図に示すよ
うに、間隔を置いて配置した一対の位置決めガイ
ド56,56′間にワイヤ電極1を軸方向に更新
送り移動させながら前記ワイヤ電極の軸方向に対
して略直角方向に相対的に被加工物57を移動さ
せ、該被加工物57の通常両側に、例えば前記ワ
イヤ電極と同軸状に相対向して配置した一対の加
工液噴射ノズル(図示せず)から加工部へ加工液
を噴射供給させつつ前記ワイヤ電極1と被加工物
57との間に管歇的な電圧パルスを印加し、発生
する放電により加工を行なうものである。
うに、間隔を置いて配置した一対の位置決めガイ
ド56,56′間にワイヤ電極1を軸方向に更新
送り移動させながら前記ワイヤ電極の軸方向に対
して略直角方向に相対的に被加工物57を移動さ
せ、該被加工物57の通常両側に、例えば前記ワ
イヤ電極と同軸状に相対向して配置した一対の加
工液噴射ノズル(図示せず)から加工部へ加工液
を噴射供給させつつ前記ワイヤ電極1と被加工物
57との間に管歇的な電圧パルスを印加し、発生
する放電により加工を行なうものである。
前記位置決めガイド56,56′として、一般
に第2図に示すように、中央に円形のガイド穴5
6aを設けたダイヤモンドダイス等が用いられ、
例えば直径0.2mmのワイヤ電極の場合、ガイド穴
56aの直径は、例えば約0.206〜0.22mmにする
というように、ワイヤ電極1とガイド穴56aの
ガイド面との間に約6〜20μm前後、通常6〜
12μm程度の間隙のあるダイスが用いられる。ワ
イヤ電極1は荒加工や中加工では電極表面に大き
な凹凸を生じ、ガイド穴56aの直径がこれより
小さいとワイヤ電極1は出口側の位置決めガイド
56′のガイド穴56aに凸部で引掛かり、ワイ
ヤ電極が突然切断することがあるるので、ガイド
穴56aの径の大きなものが用いられる。
に第2図に示すように、中央に円形のガイド穴5
6aを設けたダイヤモンドダイス等が用いられ、
例えば直径0.2mmのワイヤ電極の場合、ガイド穴
56aの直径は、例えば約0.206〜0.22mmにする
というように、ワイヤ電極1とガイド穴56aの
ガイド面との間に約6〜20μm前後、通常6〜
12μm程度の間隙のあるダイスが用いられる。ワ
イヤ電極1は荒加工や中加工では電極表面に大き
な凹凸を生じ、ガイド穴56aの直径がこれより
小さいとワイヤ電極1は出口側の位置決めガイド
56′のガイド穴56aに凸部で引掛かり、ワイ
ヤ電極が突然切断することがあるるので、ガイド
穴56aの径の大きなものが用いられる。
一方、第1図に示すように、加工進行方向が矢
印58である場合、ワイヤ電極1は矢印59に示
すように反対方向の放電圧力を受け、極端に描く
と、ワイヤ電極1は1′に示すように湾曲し、こ
のため、第2図に示すように、ワイヤ電極1はガ
イド穴56a内の進行方向と反対側のガイド面に
1″のように偏倚する。この種のワイヤカツト放
電加工装置においては、ガイド穴56aの中心が
加工位置座標となるように設計されているので、
ワイヤ電極が1″のように偏倚すると、少なくと
もその偏倚分だけ加工位置がずれ、加工精度が低
下することになる。従つて、仕上加工において
は、ガイド穴56aの径が小さい位置決めガイド
が用いられる。
印58である場合、ワイヤ電極1は矢印59に示
すように反対方向の放電圧力を受け、極端に描く
と、ワイヤ電極1は1′に示すように湾曲し、こ
のため、第2図に示すように、ワイヤ電極1はガ
イド穴56a内の進行方向と反対側のガイド面に
1″のように偏倚する。この種のワイヤカツト放
電加工装置においては、ガイド穴56aの中心が
加工位置座標となるように設計されているので、
ワイヤ電極が1″のように偏倚すると、少なくと
もその偏倚分だけ加工位置がずれ、加工精度が低
下することになる。従つて、仕上加工において
は、ガイド穴56aの径が小さい位置決めガイド
が用いられる。
このため、従来は、荒加工あるいは中加工に用
いる位置決めガイドと仕上加工に用いる位置決め
ガイドとを交換したりしていたが、この交換作業
には位置出し等に手間がかかる。また、この交換
作業を行なわない場合には、仕上加工にもガイド
穴56aの径の大きな位置決めガイドを用いるこ
とになるため、加工精度が低下する。
いる位置決めガイドと仕上加工に用いる位置決め
ガイドとを交換したりしていたが、この交換作業
には位置出し等に手間がかかる。また、この交換
作業を行なわない場合には、仕上加工にもガイド
穴56aの径の大きな位置決めガイドを用いるこ
とになるため、加工精度が低下する。
また、前記の直径0.2mmのワイヤ電極とは、ワ
イヤの最大直径部分のそれ(直径の上限)が0.2
mmであるということであつて、最小直径部分のそ
れは、例えば0.198〜0.196mm程度であるから、実
際の加工精度はワイヤ電極の直径を0.2mmと想定
した場合よりも低い可能性が高いのである。
イヤの最大直径部分のそれ(直径の上限)が0.2
mmであるということであつて、最小直径部分のそ
れは、例えば0.198〜0.196mm程度であるから、実
際の加工精度はワイヤ電極の直径を0.2mmと想定
した場合よりも低い可能性が高いのである。
また、従来のワイヤガイドとして、第3図に示
すように、横断面がV字形のガイド溝51aを有
する摺接ガイド51と、ワイヤ電極1を可動ガイ
ド部材54を介して押す押しばね53とを備えた
ものがあり、斯種のワイヤガイドにおけるワイヤ
電極挿通時には可動ガイド部材54がガイド溝5
1aから後退、離隔されるものの、ワイヤ電極1
を挿通するV字形のガイド溝51aの目標が小さ
く、ワイヤ電極のガイド溝51a部への位置決め
挿通が容易ではないという欠点がある。また、こ
のワイヤガイドは、ガイド51部の部材として、
WC、サフアイヤ、ダイヤモンド、TiN等の硬質
材や該硬質材をコーテイングしたものが提案され
ているが、ワイヤ電極の走行による摩耗または電
食により、あるいはワイヤ電極1の毛状ばり等の
付着により、精度が低下するという欠点があつ
た。なお、斯種摺接ガイド51は、角柱状体の一
面に切削、研削等によりV溝51aを加工形成し
たものであつても良いが、通常は破線51bの位
置で縦に分割されている2つのブロツクを図示の
如く密着保持する構成のものが使用される。
すように、横断面がV字形のガイド溝51aを有
する摺接ガイド51と、ワイヤ電極1を可動ガイ
ド部材54を介して押す押しばね53とを備えた
ものがあり、斯種のワイヤガイドにおけるワイヤ
電極挿通時には可動ガイド部材54がガイド溝5
1aから後退、離隔されるものの、ワイヤ電極1
を挿通するV字形のガイド溝51aの目標が小さ
く、ワイヤ電極のガイド溝51a部への位置決め
挿通が容易ではないという欠点がある。また、こ
のワイヤガイドは、ガイド51部の部材として、
WC、サフアイヤ、ダイヤモンド、TiN等の硬質
材や該硬質材をコーテイングしたものが提案され
ているが、ワイヤ電極の走行による摩耗または電
食により、あるいはワイヤ電極1の毛状ばり等の
付着により、精度が低下するという欠点があつ
た。なお、斯種摺接ガイド51は、角柱状体の一
面に切削、研削等によりV溝51aを加工形成し
たものであつても良いが、通常は破線51bの位
置で縦に分割されている2つのブロツクを図示の
如く密着保持する構成のものが使用される。
そこで、第4図乃至第10図に示すようなガイ
ド装置を用いることにより、ワイヤ電極を断線さ
せることなく等価的にダイス状ガイドと同様の態
様でワイヤ電極を案内し、且つガイド面との〓間
を小さくした状態で位置決め案内して高精度の加
工を行なうことができる。図面に於て、1はワイ
ヤ電極、2,3は該ワイヤ電極1のガイドローラ
4,5を取付けた上アームおよび下アームであ
り、これらは図示しない装置本体に取付けられ
る。6,7は手動ハンドルまたはモータ8,9に
よつて上下位置調節可能にアーム2,3に取付け
られた支持部材、10は通電ピンであり、これは
支持部材6に取付けられ、耐摩耗性で絶縁性の押
付ピン10′により押圧変位したワイヤ電極1と
接触することによりワイヤ電極に電圧を印加する
上部通電装置を構成するものである。
ド装置を用いることにより、ワイヤ電極を断線さ
せることなく等価的にダイス状ガイドと同様の態
様でワイヤ電極を案内し、且つガイド面との〓間
を小さくした状態で位置決め案内して高精度の加
工を行なうことができる。図面に於て、1はワイ
ヤ電極、2,3は該ワイヤ電極1のガイドローラ
4,5を取付けた上アームおよび下アームであ
り、これらは図示しない装置本体に取付けられ
る。6,7は手動ハンドルまたはモータ8,9に
よつて上下位置調節可能にアーム2,3に取付け
られた支持部材、10は通電ピンであり、これは
支持部材6に取付けられ、耐摩耗性で絶縁性の押
付ピン10′により押圧変位したワイヤ電極1と
接触することによりワイヤ電極に電圧を印加する
上部通電装置を構成するものである。
11は下部ガイドローラを兼用する下部通電装
置としての通電ローラであつて、ワイヤカツト放
電加工に供されたワイヤ電極1と接触して通電す
るものであるため、上部の清浄ワイヤ電極1に対
する固定通電ピン10に対して回転ローラとした
ものであつて、接触面積を大きくするためにピン
10に対して充分径を大きくし、また、該通電ロ
ーラ11に対するワイヤカツト放電加工電源から
の通電は、該通電ローラ11またはその回転軸に
対するブラツシ通電により行なわれている。
置としての通電ローラであつて、ワイヤカツト放
電加工に供されたワイヤ電極1と接触して通電す
るものであるため、上部の清浄ワイヤ電極1に対
する固定通電ピン10に対して回転ローラとした
ものであつて、接触面積を大きくするためにピン
10に対して充分径を大きくし、また、該通電ロ
ーラ11に対するワイヤカツト放電加工電源から
の通電は、該通電ローラ11またはその回転軸に
対するブラツシ通電により行なわれている。
12,13はそれぞれ前記支持部材6,7にワ
イヤ電極1軸方向と直角方向に微小位置調節可能
に、または固定して取付けられた中空円筒状のノ
ズル本体であり、これらのノズル本体12,13
の上下端面にはそれぞれ開口部14,15および
16,17が形成され、これらの開口部14〜1
7はノズル本体12,13のほぼ中心軸線部に形
成されていて、前記ガイドローラ4および通電ロ
ーラ11間のワイヤ電極1がほぼ鉛直、かつ直線
状で同軸状に挿通するような位置関係に配置され
ている。さらにノズル本体12,13の内部に
は、上下位置決めガイド18,19のガイドホル
ダ20,21が同軸状にそれぞれ固設してあり、
また上方のノズル本体12の下端開口部15と、
下方のノズル本体13の上端開口部17には、そ
れぞれノズル22,23が互いに対向するように
同軸状に固設されるかまたは図示のように軸方向
に移動可能に嵌設されている。
イヤ電極1軸方向と直角方向に微小位置調節可能
に、または固定して取付けられた中空円筒状のノ
ズル本体であり、これらのノズル本体12,13
の上下端面にはそれぞれ開口部14,15および
16,17が形成され、これらの開口部14〜1
7はノズル本体12,13のほぼ中心軸線部に形
成されていて、前記ガイドローラ4および通電ロ
ーラ11間のワイヤ電極1がほぼ鉛直、かつ直線
状で同軸状に挿通するような位置関係に配置され
ている。さらにノズル本体12,13の内部に
は、上下位置決めガイド18,19のガイドホル
ダ20,21が同軸状にそれぞれ固設してあり、
また上方のノズル本体12の下端開口部15と、
下方のノズル本体13の上端開口部17には、そ
れぞれノズル22,23が互いに対向するように
同軸状に固設されるかまたは図示のように軸方向
に移動可能に嵌設されている。
前記ガイドホルダ20,21はノズル本体1
2,13内の加工液が流通する孔20a,21a
を有する中空の筒体であり、両方または何れか一
方の先端部には本発明によるダイス状位置決めガ
イド18,19が取付けられ、これらのガイド1
8,19によつてノズル22,23間に介在させ
る被加工物24の上部および下部におけるワイヤ
電極1の加工部27の位置決めを行なつている。
また、この例のノズル22,23は、所望の軸方
向長さ内径および軸方向径絞りを有する中空円筒
状体であり、ノズル本体12,13内のフランジ
部22a,23aの外径よりもノズル本体12,
13の先端部の内径が小さく形成され、このフラ
ンジ22a,23aによつてノズル本体12,1
3からの脱落を防いでいる。22Aは加工液非供
給時にノズル22を被加工物24から離隔させる
ために必要に応じて設けられる押しバネである。
2,13内の加工液が流通する孔20a,21a
を有する中空の筒体であり、両方または何れか一
方の先端部には本発明によるダイス状位置決めガ
イド18,19が取付けられ、これらのガイド1
8,19によつてノズル22,23間に介在させ
る被加工物24の上部および下部におけるワイヤ
電極1の加工部27の位置決めを行なつている。
また、この例のノズル22,23は、所望の軸方
向長さ内径および軸方向径絞りを有する中空円筒
状体であり、ノズル本体12,13内のフランジ
部22a,23aの外径よりもノズル本体12,
13の先端部の内径が小さく形成され、このフラ
ンジ22a,23aによつてノズル本体12,1
3からの脱落を防いでいる。22Aは加工液非供
給時にノズル22を被加工物24から離隔させる
ために必要に応じて設けられる押しバネである。
前記ノズル本体12,13には、加工液の加圧
供給ホース25,26がそれぞれ取付けられ、こ
こから加工液がノズル本体12,13内に所定の
圧力および流量で供給され、内部の位置決めガイ
ド18,19を冷却し、上下のノズル22,23
から被加工物24の加工部27へそれぞれ上方、
下方から噴出すると共に、各ノズル本体1213
の上端、下端の開口部14,16から噴出してワ
イヤ電極1と通電ピン10および通電ローラ11
を冷却するようになつている。30は加工済溝、
39,40はそれぞれ上下のノズル22,23か
ら噴出される加工液の流れを示す。
供給ホース25,26がそれぞれ取付けられ、こ
こから加工液がノズル本体12,13内に所定の
圧力および流量で供給され、内部の位置決めガイ
ド18,19を冷却し、上下のノズル22,23
から被加工物24の加工部27へそれぞれ上方、
下方から噴出すると共に、各ノズル本体1213
の上端、下端の開口部14,16から噴出してワ
イヤ電極1と通電ピン10および通電ローラ11
を冷却するようになつている。30は加工済溝、
39,40はそれぞれ上下のノズル22,23か
ら噴出される加工液の流れを示す。
前記被加工物24は、加工テーブル31に固定
され、該加工テーブル31はX軸モータ32、Y
軸モータ33によつてワイヤ電極1の軸と直角な
平面上を数値制御装置による制御の下に所定の輪
郭形状等に沿つて自在に移動できるようになつて
いる。また、ワイヤ電極1は、図示しない装置本
体のカラム等に設けた貯蔵リールからブレーキロ
ーラ等を介して引き出され、ガイドローラ4部か
ら下方へ延び、下方のアーム3の通電ローラ11
およびガイドローラ5を介して図示しない巻取り
ローラを経てカラム本体等の巻取りリールまたは
回収容器に巻取りまたは回収されるようになつて
いる。そして、被加工物24とワイヤ電極1との
間に間歇的な電圧パルスを印加し、放電加工を行
なうものである。
され、該加工テーブル31はX軸モータ32、Y
軸モータ33によつてワイヤ電極1の軸と直角な
平面上を数値制御装置による制御の下に所定の輪
郭形状等に沿つて自在に移動できるようになつて
いる。また、ワイヤ電極1は、図示しない装置本
体のカラム等に設けた貯蔵リールからブレーキロ
ーラ等を介して引き出され、ガイドローラ4部か
ら下方へ延び、下方のアーム3の通電ローラ11
およびガイドローラ5を介して図示しない巻取り
ローラを経てカラム本体等の巻取りリールまたは
回収容器に巻取りまたは回収されるようになつて
いる。そして、被加工物24とワイヤ電極1との
間に間歇的な電圧パルスを印加し、放電加工を行
なうものである。
そして、上下の位置決めガイド18,19の何
れか一方または双方が、第5図および第6図に上
方の位置決めガイド18で代表して示すように、
2個の摺接ガイド41,42を多段に所定間隔を
置くかまたは直接に重ね合わせることにより構成
され、各摺接ガイド41,42はそれぞれほぼ同
形のV字形のガイド溝41a,42aを有し、各
ガイド溝41a,42aが互いに反対方向に向
く、すなわち断面V字開口が向かい合つて重なる
ように組合わされる。各摺接ガイド41,42は
外周面に設けた突出部41c,42cをガイドホ
ルダ20の内周面に縦方向に設けた溝20b,2
0cにそれぞれ嵌合することにより回り止めさ
れ、また、ガイダホルド20の内周面に設けたス
トツパ20dとガイドホルダ20の下端に螺合さ
れるキヤツプ20eとの間で両摺接ガイド41,
42を挾持することによつて上下方向の位置規制
を行なつている。下方の位置決めガイド19も通
常は同様に、但し、第5図の上下方向の向きを逆
にして構成されている。
れか一方または双方が、第5図および第6図に上
方の位置決めガイド18で代表して示すように、
2個の摺接ガイド41,42を多段に所定間隔を
置くかまたは直接に重ね合わせることにより構成
され、各摺接ガイド41,42はそれぞれほぼ同
形のV字形のガイド溝41a,42aを有し、各
ガイド溝41a,42aが互いに反対方向に向
く、すなわち断面V字開口が向かい合つて重なる
ように組合わされる。各摺接ガイド41,42は
外周面に設けた突出部41c,42cをガイドホ
ルダ20の内周面に縦方向に設けた溝20b,2
0cにそれぞれ嵌合することにより回り止めさ
れ、また、ガイダホルド20の内周面に設けたス
トツパ20dとガイドホルダ20の下端に螺合さ
れるキヤツプ20eとの間で両摺接ガイド41,
42を挾持することによつて上下方向の位置規制
を行なつている。下方の位置決めガイド19も通
常は同様に、但し、第5図の上下方向の向きを逆
にして構成されている。
なお、図示例では、摺接ガイド41,42のガ
イド溝41a,42aの底部の円弧の径をワイヤ
電極1の径とほぼ同一としてあるが、上記ガイド
溝41a,42aは例えば前述第3図の如く底部
がより深く、ワイヤ電極1の径よりも充分小さい
径の底部を有するものであつてもよい。
イド溝41a,42aの底部の円弧の径をワイヤ
電極1の径とほぼ同一としてあるが、上記ガイド
溝41a,42aは例えば前述第3図の如く底部
がより深く、ワイヤ電極1の径よりも充分小さい
径の底部を有するものであつてもよい。
このような位置決めガイドの構成とすれば、第
7図に示すように、ワイヤ電極の軸方向から見た
場合、各摺接ガイド41,42のガイド溝41
a,42aの組合わせによりガイド穴が形成さ
れ、そのガイド穴に内接する真円43の直径をワ
イヤ電極1の直径以下(例えば最大直径が0.20mm
のワイヤ電極1に対して前記真円43の直径をワ
イヤ電極1と同じく0.20mmとする)としても、ワ
イヤ電極1の持つ可撓性により、ワイヤ電極1を
容易に組合わせガイド穴に挿入して挿通すること
が可能であつた。この場合、第5図に示すよう
に、各ガイド溝41a,42aの少くともワイヤ
電極1の入口側を、41a,42bのように角取
りして曲面状に形成するかあるいはテーパ状に形
成することによつてガイド溝41a,42aによ
り形成されるガイド穴へのワイヤ電極1の挿入が
より容易となる。
7図に示すように、ワイヤ電極の軸方向から見た
場合、各摺接ガイド41,42のガイド溝41
a,42aの組合わせによりガイド穴が形成さ
れ、そのガイド穴に内接する真円43の直径をワ
イヤ電極1の直径以下(例えば最大直径が0.20mm
のワイヤ電極1に対して前記真円43の直径をワ
イヤ電極1と同じく0.20mmとする)としても、ワ
イヤ電極1の持つ可撓性により、ワイヤ電極1を
容易に組合わせガイド穴に挿入して挿通すること
が可能であつた。この場合、第5図に示すよう
に、各ガイド溝41a,42aの少くともワイヤ
電極1の入口側を、41a,42bのように角取
りして曲面状に形成するかあるいはテーパ状に形
成することによつてガイド溝41a,42aによ
り形成されるガイド穴へのワイヤ電極1の挿入が
より容易となる。
また、加工時には、ワイヤ電極1はこれに張力
が加えられた状態で位置決めガイド18,19に
ガイドされるため、ワイヤ電極1はガイド溝41
a,42aの組合わせにより形成されるガイド穴
によりガイドされ、実質的にワイヤ電極と同径の
ガイド穴によつてガイドされるのと同様な精度で
ガイドされることになり、加工精度、加工面荒さ
が良好となり、加工速度も向上することになる。
が加えられた状態で位置決めガイド18,19に
ガイドされるため、ワイヤ電極1はガイド溝41
a,42aの組合わせにより形成されるガイド穴
によりガイドされ、実質的にワイヤ電極と同径の
ガイド穴によつてガイドされるのと同様な精度で
ガイドされることになり、加工精度、加工面荒さ
が良好となり、加工速度も向上することになる。
具体的には、厚さが50mmのSKD材を、1パル
スの加工送り0.1μm、放電電流ピーク値Ip:5A、
放電電流パルス幅τon:0.3μsecで四角柱状の製品
を加工した時、寸法精度は±1.5μm以内となつ
た。また、加工面荒さは1.2μmRmaxであつた。
従来のワイヤカツト放電加工における高精度仕上
加工ではせいぜい2〜3μm程度の加工精度しか
得られないのに比較し、加工精度を一段と向上さ
せることができた。
スの加工送り0.1μm、放電電流ピーク値Ip:5A、
放電電流パルス幅τon:0.3μsecで四角柱状の製品
を加工した時、寸法精度は±1.5μm以内となつ
た。また、加工面荒さは1.2μmRmaxであつた。
従来のワイヤカツト放電加工における高精度仕上
加工ではせいぜい2〜3μm程度の加工精度しか
得られないのに比較し、加工精度を一段と向上さ
せることができた。
また、従来の単円摺接ガイドの場合、ワイヤ電
極の直径寸法0.20mmに対してガイド穴56aの寸
法を0.206mm以下とすればワイヤ電極の挿通が難
しく、かつしばしば切れるが、各摺接ガイド4
1,42のガイド溝41a,42aは側方が開口
されているため、その開口部がワイヤ電極の逃げ
場となるので、見掛のガイド穴(真円43)の径
は小さくても、ワイヤ電極1と各摺接ガイド4
1,42の間では放電痕や溶融ビードの突出部の
逃げ場が形成され、ワイヤ電極の切断が防止され
る。
極の直径寸法0.20mmに対してガイド穴56aの寸
法を0.206mm以下とすればワイヤ電極の挿通が難
しく、かつしばしば切れるが、各摺接ガイド4
1,42のガイド溝41a,42aは側方が開口
されているため、その開口部がワイヤ電極の逃げ
場となるので、見掛のガイド穴(真円43)の径
は小さくても、ワイヤ電極1と各摺接ガイド4
1,42の間では放電痕や溶融ビードの突出部の
逃げ場が形成され、ワイヤ電極の切断が防止され
る。
上記例ではワイヤ電極1と2つのガイド溝41
a,42aにより形成されるガイド穴(真円4
3)の各直径を同一としたが、上方の位置決めガ
イド18の該ガイド穴(真円)の直径をワイヤ電
極1の最大直径よりも小さくし、かつ必要なら
ば、例えば第8図に示すように、前記通電ローラ
11の代わりに外周を歯状に形成して滑り止めし
た通電用歯車11′を設けると共に、該歯車1
1′との間でワイヤ電極1を挟んで連動する歯車
44を設けてワイヤ電極1を強制的に引張ること
により、ワイヤ電極1を上部位置決めガイド18
にて線引きし、サイジングして加工部27へ送り
込むことにより、ワイヤ電極の外周面の加工硬化
を行なわせ、剛性を増大させれば、より高精度の
加工が可能となる。
a,42aにより形成されるガイド穴(真円4
3)の各直径を同一としたが、上方の位置決めガ
イド18の該ガイド穴(真円)の直径をワイヤ電
極1の最大直径よりも小さくし、かつ必要なら
ば、例えば第8図に示すように、前記通電ローラ
11の代わりに外周を歯状に形成して滑り止めし
た通電用歯車11′を設けると共に、該歯車1
1′との間でワイヤ電極1を挟んで連動する歯車
44を設けてワイヤ電極1を強制的に引張ること
により、ワイヤ電極1を上部位置決めガイド18
にて線引きし、サイジングして加工部27へ送り
込むことにより、ワイヤ電極の外周面の加工硬化
を行なわせ、剛性を増大させれば、より高精度の
加工が可能となる。
一例としてワイヤ電極1を前記の通り最大直径
0.20mmのものとし、前記真円43の直径を0.198
mmとし、線引き張力を0.8Kgとし、前記と同様の
加工を行なつた結果、寸法精度は±1.0μm以下と
なり、加工面荒さは1.0μmRmaxとなつた。
0.20mmのものとし、前記真円43の直径を0.198
mmとし、線引き張力を0.8Kgとし、前記と同様の
加工を行なつた結果、寸法精度は±1.0μm以下と
なり、加工面荒さは1.0μmRmaxとなつた。
なお上記例では位置決めガイド18,19をそ
れぞれ2個の摺接ガイド41,42によつて構成
したが、第9図および第10図に示すように、そ
れぞれV字形のガイド溝45a,46a,47a
を有する3個の同形の摺接ガイド45,46,4
7あるいは4個以上の摺接ガイドによつて構成し
てもよい。3個の同形の摺接ガイド45〜47に
より構成する場合、各ガイド溝45a,46a,
47aの中心線S1,S2,S3の方向は互いに
約120度をなすように組合わせる。なお、図中、
45b〜47bはガイド溝45a〜47aのワイ
ヤ電極入口側に設けた曲面部、45c〜47cは
溝20f〜20hに嵌合される回り止め用突出
部、20dはストツパ、20eはキヤツプであ
る。このように、摺接ガイドの数を3個とすれ
ば、V字形をなすガイド溝の開き角を大きくする
ことができ、ワイヤ電極1の逃げ場を広くするこ
とができ、ワイヤ電極1の断線防止の上で第5
図、第6図の場合よりも優れておいる。
れぞれ2個の摺接ガイド41,42によつて構成
したが、第9図および第10図に示すように、そ
れぞれV字形のガイド溝45a,46a,47a
を有する3個の同形の摺接ガイド45,46,4
7あるいは4個以上の摺接ガイドによつて構成し
てもよい。3個の同形の摺接ガイド45〜47に
より構成する場合、各ガイド溝45a,46a,
47aの中心線S1,S2,S3の方向は互いに
約120度をなすように組合わせる。なお、図中、
45b〜47bはガイド溝45a〜47aのワイ
ヤ電極入口側に設けた曲面部、45c〜47cは
溝20f〜20hに嵌合される回り止め用突出
部、20dはストツパ、20eはキヤツプであ
る。このように、摺接ガイドの数を3個とすれ
ば、V字形をなすガイド溝の開き角を大きくする
ことができ、ワイヤ電極1の逃げ場を広くするこ
とができ、ワイヤ電極1の断線防止の上で第5
図、第6図の場合よりも優れておいる。
また、上述したガイド装置では、各2つあるい
は各3つのワイヤガイド41,42あるいは45
〜47を相互に密着して組合せ組立ててガイドホ
ルダ20,21に取付け構成しているが、各々ま
たは一部の摺接ガイド41,42間または45〜
47間には例えばmmオーダ程度以下の間隔がある
ようにドーナツ状の介在物を挿設して組立て構成
しても良く、また、ワイヤ電極1と摺接するガイ
ド溝41a,42aおよび45a〜47aの底部
近傍の如く一部をダイヤモンドとして、他をルビ
ーまたはサフアイヤ等で構成し、周囲を合金製ガ
イドホルダとする等、各種の変更構成が可能であ
る。
は各3つのワイヤガイド41,42あるいは45
〜47を相互に密着して組合せ組立ててガイドホ
ルダ20,21に取付け構成しているが、各々ま
たは一部の摺接ガイド41,42間または45〜
47間には例えばmmオーダ程度以下の間隔がある
ようにドーナツ状の介在物を挿設して組立て構成
しても良く、また、ワイヤ電極1と摺接するガイ
ド溝41a,42aおよび45a〜47aの底部
近傍の如く一部をダイヤモンドとして、他をルビ
ーまたはサフアイヤ等で構成し、周囲を合金製ガ
イドホルダとする等、各種の変更構成が可能であ
る。
このように、第4図乃至第10図により説明し
たガイド装置を用いることにより、等価的にダイ
ス状ガイドと同様の態様で、ガイド面との〓間を
小さくしても断線させることなくワイヤ電極を位
置決め案内して高精度の加工を行なうことができ
る。しかし、各摺接ガイドのワイヤ電極入口側の
角部を面取りしたり、あるいは各摺接ガイドの間
に間隔を設ければ、いくらか容易にはなるもの
の、このようなガイド装置ではワイヤ電極の挿通
セツトが困難で、特に自動挿通にはとても適用す
ることはできない。
たガイド装置を用いることにより、等価的にダイ
ス状ガイドと同様の態様で、ガイド面との〓間を
小さくしても断線させることなくワイヤ電極を位
置決め案内して高精度の加工を行なうことができ
る。しかし、各摺接ガイドのワイヤ電極入口側の
角部を面取りしたり、あるいは各摺接ガイドの間
に間隔を設ければ、いくらか容易にはなるもの
の、このようなガイド装置ではワイヤ電極の挿通
セツトが困難で、特に自動挿通にはとても適用す
ることはできない。
このような問題点に鑑み、本発明は、ダイス状
ガイドと同様の態様でガイド面との〓間を小さく
してもワイヤ電極を断線させることなく位置決め
案内することができ、かつ、ワイヤ電極の挿通セ
ツト操作が容易なガイド装置の提供を目的とす
る。
ガイドと同様の態様でガイド面との〓間を小さく
してもワイヤ電極を断線させることなく位置決め
案内することができ、かつ、ワイヤ電極の挿通セ
ツト操作が容易なガイド装置の提供を目的とす
る。
そして、この目的を達成するため、本発明のガ
イド装置は、断面V字形のガイド溝を有する板状
の摺接ガイドを複数個、被加工物と対向する加工
部のワイヤ電極の軸方向に積層させて、前記の軸
方向から見て各摺接ガイドのV字形ガイド溝の組
合わせによりワイヤ電極用の所定のガイド穴が形
成される所定位置に、ワイヤ電極に外力が作用し
ても移動しないように設置して成ると共に、各摺
接ガイドのうちの少なくとも1個を前記の軸方向
と直角方向に位置が変えられる構造として前記ガ
イド穴を大または小と為し得るように構成して成
ることを特徴とする。
イド装置は、断面V字形のガイド溝を有する板状
の摺接ガイドを複数個、被加工物と対向する加工
部のワイヤ電極の軸方向に積層させて、前記の軸
方向から見て各摺接ガイドのV字形ガイド溝の組
合わせによりワイヤ電極用の所定のガイド穴が形
成される所定位置に、ワイヤ電極に外力が作用し
ても移動しないように設置して成ると共に、各摺
接ガイドのうちの少なくとも1個を前記の軸方向
と直角方向に位置が変えられる構造として前記ガ
イド穴を大または小と為し得るように構成して成
ることを特徴とする。
以下、本発明の実施例を第11図乃至第19図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第11図および第12図はその一例であり、本
実施例はガイドホルダ20′を角型としてストツ
パ20d′とキヤツプ20e′との間に、それぞれV
字形のガイド溝48a,49aを有するそれぞれ
板状をした摺接ガイド48,49を、各ガイド溝
48a,49aが反対向きとなるように保持し、
一方の摺接ガイド48はガイド溝48aの軸線S
方向に可動とし、該摺接ガイド48にはガイドホ
ルダ20′に設けた穴61に摺動可能に貫通した
ロツド62を挿設し、該ロツド62の先端の大径
部62aに、前記ノズル本体12に貫通固定した
ねじ筒63に螺合した調節ねじ64の先端の中空
円盤64aを嵌合し、調節ねじ64を回わせば摺
接ガイド48が軸線S方向に移動してガイド溝4
8a,49aにより形成されるガイド穴を大また
は小と変更し得るようにしたもので、かつ、その
際各摺接ガイド48,49は、精度維持のため、
摺接案内するワイヤ電極に外力が作用しても移動
しないように保持されているものである。
実施例はガイドホルダ20′を角型としてストツ
パ20d′とキヤツプ20e′との間に、それぞれV
字形のガイド溝48a,49aを有するそれぞれ
板状をした摺接ガイド48,49を、各ガイド溝
48a,49aが反対向きとなるように保持し、
一方の摺接ガイド48はガイド溝48aの軸線S
方向に可動とし、該摺接ガイド48にはガイドホ
ルダ20′に設けた穴61に摺動可能に貫通した
ロツド62を挿設し、該ロツド62の先端の大径
部62aに、前記ノズル本体12に貫通固定した
ねじ筒63に螺合した調節ねじ64の先端の中空
円盤64aを嵌合し、調節ねじ64を回わせば摺
接ガイド48が軸線S方向に移動してガイド溝4
8a,49aにより形成されるガイド穴を大また
は小と変更し得るようにしたもので、かつ、その
際各摺接ガイド48,49は、精度維持のため、
摺接案内するワイヤ電極に外力が作用しても移動
しないように保持されているものである。
本実施例によれば、ワイヤ電極1の挿通時には
調節ねじ64を回わすことによつて摺接ガイド4
8を仮想線で示すように移動させて48a′で示す
ガイド溝と摺接ガイド49のガイド溝49aとで
大きなガイド穴を形成することができ、ワイヤ電
極1の挿通を容易化することができる。
調節ねじ64を回わすことによつて摺接ガイド4
8を仮想線で示すように移動させて48a′で示す
ガイド溝と摺接ガイド49のガイド溝49aとで
大きなガイド穴を形成することができ、ワイヤ電
極1の挿通を容易化することができる。
また、荒加工や中加工の際には等価的なガイド
穴の径を大としてワイヤ電極の切断を防止し、仕
上加工の際には等価的なガイド穴の径を小として
ワイヤ電極を高精度に位置決めすることにより、
極めて高精度の加工が可能となる。また、ガイド
穴の径を大または小に変え得るようにすることに
より、従来のように位置決めガイドを交換する必
要がなくなるため、能率よく加工を行なうことが
できる。
穴の径を大としてワイヤ電極の切断を防止し、仕
上加工の際には等価的なガイド穴の径を小として
ワイヤ電極を高精度に位置決めすることにより、
極めて高精度の加工が可能となる。また、ガイド
穴の径を大または小に変え得るようにすることに
より、従来のように位置決めガイドを交換する必
要がなくなるため、能率よく加工を行なうことが
できる。
第13図および第14図は本発明の他の実施例
であり、V字形のガイド溝66aを有する一方の
板状をした摺接ガイド66をノズル本体12′お
よび支持部材6′に固定したガイドホルダ20A
に固設し、V字形のガイド溝67aを有する他方
の板状をした摺接ガイド67を、ノズル本体1
2′に固設した軸受筒70に回動可能に嵌合した
軸71の下端に固設したアーム状のガイドホルダ
20Bに保持させ、軸71の上端はノズル本体1
2′より突出させてその先端の歯車72をモータ
73の出力歯車74と噛合させ、ワイヤ電極1の
挿通時にはモータ73の作動によつてガイドホル
ダ20Bを仮想線20B′に示すように退避させ
ておき、挿通後はモータ73を逆方向に作動させ
て各ガイドホルダ20A,20Bにそれぞれ設け
たストツパ68,69どうしを当接させ、ノズル
本体12′の穴75と支持部材6′に設けたブラケ
ツト76に移動自在に装着したロツク用ピン77
を前記ストツパ69に当接させ、かつピン78に
よりピン77の移動を防ぐことにより、ガイドホ
ルダ20Bがロツクされ、ワイヤ電極に外力が作
用しても移動しないように設置したものである。
本実施例によれば、前記同様にワイヤ電極挿通の
容易化を図ることができ、また、ガイドホルダ2
0Bを回動させる手段として、ノズル本体12′
にガイドホルダ20Bの回動接線方向に貫通固定
した筒体に調節ねじを回動可能にかつそのねじの
軸方向には移動不能に嵌合してそのねじの先端を
ガイドホルダ20Bに螺合する構造を採用するこ
とにより、ガイド穴の大きさの調節を行なうこと
が可能となり、荒加工と仕上加工とで位置決めガ
イドの交換を行なう必要は無くなる。
であり、V字形のガイド溝66aを有する一方の
板状をした摺接ガイド66をノズル本体12′お
よび支持部材6′に固定したガイドホルダ20A
に固設し、V字形のガイド溝67aを有する他方
の板状をした摺接ガイド67を、ノズル本体1
2′に固設した軸受筒70に回動可能に嵌合した
軸71の下端に固設したアーム状のガイドホルダ
20Bに保持させ、軸71の上端はノズル本体1
2′より突出させてその先端の歯車72をモータ
73の出力歯車74と噛合させ、ワイヤ電極1の
挿通時にはモータ73の作動によつてガイドホル
ダ20Bを仮想線20B′に示すように退避させ
ておき、挿通後はモータ73を逆方向に作動させ
て各ガイドホルダ20A,20Bにそれぞれ設け
たストツパ68,69どうしを当接させ、ノズル
本体12′の穴75と支持部材6′に設けたブラケ
ツト76に移動自在に装着したロツク用ピン77
を前記ストツパ69に当接させ、かつピン78に
よりピン77の移動を防ぐことにより、ガイドホ
ルダ20Bがロツクされ、ワイヤ電極に外力が作
用しても移動しないように設置したものである。
本実施例によれば、前記同様にワイヤ電極挿通の
容易化を図ることができ、また、ガイドホルダ2
0Bを回動させる手段として、ノズル本体12′
にガイドホルダ20Bの回動接線方向に貫通固定
した筒体に調節ねじを回動可能にかつそのねじの
軸方向には移動不能に嵌合してそのねじの先端を
ガイドホルダ20Bに螺合する構造を採用するこ
とにより、ガイド穴の大きさの調節を行なうこと
が可能となり、荒加工と仕上加工とで位置決めガ
イドの交換を行なう必要は無くなる。
第15図および第16図は本発明の他の実施例
であり、本実施例はそれぞれ同形のV字形ガイド
穴81a,82a,83aを有する板状をした摺
接ガイド81,82,83を重ね合わせ、各摺接
ガイド81,82,83は、ガイドホルダ20の
本体20aにそれぞれ120度ずつ向きを変え、か
つ高さを変えて設けた3つの摺動溝84,85,
86に沿つてそれぞれ摺動可能に挿着され、各摺
接ガイド81,82,83の外周ホルダの各片面
はそれぞれ摺動溝84,85,86の片側に納め
た押しばね87,88,89に押接して一方向に
押圧され、他面はノズル本体12に貫設したねじ
筒91,92,93にそれぞれ螺合した調節ねじ
94,95,96の先端に当接し、各調節ねじ9
4,95,96を最も深く螺入した時には各摺接
ガイド81,82,83のガイド溝81a,82
a,83aにより形成されるガイド穴が小とな
り、各調節ねじ94,95,96を螺入深さが浅
くなる方向に回すとガイド穴の直径が大きくなる
ように構成したものである。従つて、各調節ねじ
94,95,96の螺入深さを最も浅くすること
により大きな直径のガイド穴を形成することがで
き、ワイヤ電極の挿通が容易となる。
であり、本実施例はそれぞれ同形のV字形ガイド
穴81a,82a,83aを有する板状をした摺
接ガイド81,82,83を重ね合わせ、各摺接
ガイド81,82,83は、ガイドホルダ20の
本体20aにそれぞれ120度ずつ向きを変え、か
つ高さを変えて設けた3つの摺動溝84,85,
86に沿つてそれぞれ摺動可能に挿着され、各摺
接ガイド81,82,83の外周ホルダの各片面
はそれぞれ摺動溝84,85,86の片側に納め
た押しばね87,88,89に押接して一方向に
押圧され、他面はノズル本体12に貫設したねじ
筒91,92,93にそれぞれ螺合した調節ねじ
94,95,96の先端に当接し、各調節ねじ9
4,95,96を最も深く螺入した時には各摺接
ガイド81,82,83のガイド溝81a,82
a,83aにより形成されるガイド穴が小とな
り、各調節ねじ94,95,96を螺入深さが浅
くなる方向に回すとガイド穴の直径が大きくなる
ように構成したものである。従つて、各調節ねじ
94,95,96の螺入深さを最も浅くすること
により大きな直径のガイド穴を形成することがで
き、ワイヤ電極の挿通が容易となる。
なお、図中、97,98,99はノズル本体1
2とガイドホルダ本体20aとの間に介装されて
ガイドホルダ本体20aのガタつきを防止する補
強部材、100,101,102はそれぞれ各調
節ねじ94,95,96に固着されたストツパで
あり、前記等価のガイド穴の最大直径を設定する
ものである。
2とガイドホルダ本体20aとの間に介装されて
ガイドホルダ本体20aのガタつきを防止する補
強部材、100,101,102はそれぞれ各調
節ねじ94,95,96に固着されたストツパで
あり、前記等価のガイド穴の最大直径を設定する
ものである。
上記実施例において、摺接ガイド81,82,
83の3個全部が、ワイヤ電極1の移動方向に対
して略直角方向の移動ができる構成である必要は
なく、例えば中央の摺接ガイド82を固定とし
て、他の2個の摺接ガイド81,83を摺接移動
が可能な構成としても足り、この場合も前述の場
合とほぼ同様に、前記等価ガイド穴を目的に応じ
て変更設定することができる。
83の3個全部が、ワイヤ電極1の移動方向に対
して略直角方向の移動ができる構成である必要は
なく、例えば中央の摺接ガイド82を固定とし
て、他の2個の摺接ガイド81,83を摺接移動
が可能な構成としても足り、この場合も前述の場
合とほぼ同様に、前記等価ガイド穴を目的に応じ
て変更設定することができる。
また、上記調節ねじ94,95,96の先端を
摺接ガイド81,82,83の外周ホルダに形成
した雌ねじに螺合する構成とし、さらにその際押
しばね87,88,89を省略してもよく、さら
に前記調節ねじ94,95,96の一部または全
部を被制御モータによりスイツチ操作やプログラ
ム数値制御指令等によつて駆動調節する等、各種
の変更構成が可能である。
摺接ガイド81,82,83の外周ホルダに形成
した雌ねじに螺合する構成とし、さらにその際押
しばね87,88,89を省略してもよく、さら
に前記調節ねじ94,95,96の一部または全
部を被制御モータによりスイツチ操作やプログラ
ム数値制御指令等によつて駆動調節する等、各種
の変更構成が可能である。
第17図ないし第19図は本発明の他の実施例
であり、本実施例は位置決めガイド18を、それ
ぞれワイヤ電極1と同軸状に嵌合されるガイドホ
ルダ20A,20B,20Cに保持される3段の
それぞれ板状をした摺接ガイド103,104,
105により構成し、最上部の摺接ガイド103
のガイドホルダ20Aとノズル本体12′は支持
部材6′に固設され、中間の摺接ガイド104の
ガイドホルダ20Bはガイドホルダ20Aと支持
部材6′に対して回動可能に、最下部の摺接ガイ
ド105のガイドホルダ20Cはガイドホルダ2
0Bとノズル本体12′に対して回動可能に取付
けられている。そして2つの可動ガイドホルダ2
0B,20Cにはそれぞれ一体に歯車106,1
07が設けられていて、この各歯車106,10
7と噛合するピニオン108,109および該ピ
ニオン108,109を回転駆動する被制御モー
タ110,111が設けられている。
であり、本実施例は位置決めガイド18を、それ
ぞれワイヤ電極1と同軸状に嵌合されるガイドホ
ルダ20A,20B,20Cに保持される3段の
それぞれ板状をした摺接ガイド103,104,
105により構成し、最上部の摺接ガイド103
のガイドホルダ20Aとノズル本体12′は支持
部材6′に固設され、中間の摺接ガイド104の
ガイドホルダ20Bはガイドホルダ20Aと支持
部材6′に対して回動可能に、最下部の摺接ガイ
ド105のガイドホルダ20Cはガイドホルダ2
0Bとノズル本体12′に対して回動可能に取付
けられている。そして2つの可動ガイドホルダ2
0B,20Cにはそれぞれ一体に歯車106,1
07が設けられていて、この各歯車106,10
7と噛合するピニオン108,109および該ピ
ニオン108,109を回転駆動する被制御モー
タ110,111が設けられている。
本実施例において、ガイドホルダ20B,20
Cの一方の回動限界位置では第18図のように摺
接ガイド103,104,105のガイド溝10
3a,104a,105aの向きがほぼ一致する
ようにして大きなガイド穴が形成されるように
し、他方の回動限界位置では、第19図のよう
に、各ガイド溝103a,104a,105aの
向きが約120度ずつずれて等価的に小さなガイド
穴が形成されるようにしたものであり、本実施例
によつても前記各実施例と同様の効果をあげるこ
とができる。
Cの一方の回動限界位置では第18図のように摺
接ガイド103,104,105のガイド溝10
3a,104a,105aの向きがほぼ一致する
ようにして大きなガイド穴が形成されるように
し、他方の回動限界位置では、第19図のよう
に、各ガイド溝103a,104a,105aの
向きが約120度ずつずれて等価的に小さなガイド
穴が形成されるようにしたものであり、本実施例
によつても前記各実施例と同様の効果をあげるこ
とができる。
なおこのように一部の摺接ガイドのみを回動さ
せる場合には、等価的なガイド穴の中心位置が異
なつてくるのでNC装置で位置制御を行なう場合
に位置座標を補正するようにしてもよい。
せる場合には、等価的なガイド穴の中心位置が異
なつてくるのでNC装置で位置制御を行なう場合
に位置座標を補正するようにしてもよい。
上述のように一部または全部の摺接ガイドを移
動させる場合、第13図、第14図の実施例は摺
接ガイドの数が3以上である場合にも適用でき、
また、第17図ないし第19図の実施例は摺接ガ
イドの数が2あるいは4である場合にも適用でき
る。
動させる場合、第13図、第14図の実施例は摺
接ガイドの数が3以上である場合にも適用でき、
また、第17図ないし第19図の実施例は摺接ガ
イドの数が2あるいは4である場合にも適用でき
る。
以上述べたように、本発明においては、位置決
めガイドの両方または一方をV字形のガイド溝を
有する板状の摺接ガイドの2個以上の組み合せに
より構成されるもので、該板状の摺接ガイドを2
個以上ワイヤ電極軸方向に積層させ、前記軸方向
から見て各摺接ガイドのV字形ガイド溝の組合わ
せによりワイヤ電極用の所定のガイド穴が形成さ
れるように、かつ、ワイヤ電極に外力が作用して
も移動しないように設置したので、ワイヤ電極と
の〓間の小さいガイド穴を形成させても、各摺接
ガイドの側方にワイヤ電極の逃げ場が形成される
ため、高精度のワイヤ電極位置決めによる高精度
加工が可能となり、他方ワイヤ電極の断線事故も
大幅に軽減される。
めガイドの両方または一方をV字形のガイド溝を
有する板状の摺接ガイドの2個以上の組み合せに
より構成されるもので、該板状の摺接ガイドを2
個以上ワイヤ電極軸方向に積層させ、前記軸方向
から見て各摺接ガイドのV字形ガイド溝の組合わ
せによりワイヤ電極用の所定のガイド穴が形成さ
れるように、かつ、ワイヤ電極に外力が作用して
も移動しないように設置したので、ワイヤ電極と
の〓間の小さいガイド穴を形成させても、各摺接
ガイドの側方にワイヤ電極の逃げ場が形成される
ため、高精度のワイヤ電極位置決めによる高精度
加工が可能となり、他方ワイヤ電極の断線事故も
大幅に軽減される。
また、本発明においては、板状の摺接ガイドの
少なくとも1個をワイヤ電極の軸方向と直角方向
に位置が変えられる構造として前記ガイド穴が開
閉されるように構成したので、ワイヤ挿通時には
ガイド穴を大きくしておくことによつて極めて容
易にワイヤ挿通を行なうことができる。また、荒
加工や中加工の際には等価的なガイド穴の径を大
としてワイヤ電極の切断を防止し、仕上加工の際
には等価的なガイド穴の径を小としてワイヤ電極
を高精度に位置決めすることにより、極めて高精
度の加工が可能となる。また、ガイド穴の径を変
えるようにすることにより、従来のように位置決
めガイドを交換する必要がなくなるため、能率よ
く加工を行なうことができる。
少なくとも1個をワイヤ電極の軸方向と直角方向
に位置が変えられる構造として前記ガイド穴が開
閉されるように構成したので、ワイヤ挿通時には
ガイド穴を大きくしておくことによつて極めて容
易にワイヤ挿通を行なうことができる。また、荒
加工や中加工の際には等価的なガイド穴の径を大
としてワイヤ電極の切断を防止し、仕上加工の際
には等価的なガイド穴の径を小としてワイヤ電極
を高精度に位置決めすることにより、極めて高精
度の加工が可能となる。また、ガイド穴の径を変
えるようにすることにより、従来のように位置決
めガイドを交換する必要がなくなるため、能率よ
く加工を行なうことができる。
第1図は本発明の対象となるワイヤカツト放電
加工装置の概略図、第2図および第3図は従来の
ワイヤガイドの一例図、第4図は従来のワイヤガ
イド装置回りの縦断面図、第5図は第4図の一部
拡大縦断面図、第6図は第5図のA−A断面図、
第7図は該従来例のガイド穴の説明図、第8図は
従来例におけるワイヤ電極強制送り機構の一例
図、第9図は他の従来例を示す縦断面図、第10
図は第9図のB−B断面図、第11図は本発明の
一実施例を示す縦断面図、第12図は第11図の
C−C断面図、第13図は本発明の他の実施例を
示す縦断面図、第14図は第13図のD−D断面
図、第15図は本発明の他の実施例を示す縦断面
図、第16図は第15図のE−E断面図、第17
図は本発明の他の実施例を示す縦断面図、第18
図および第19図はその作用説明図である。 1……ワイヤ電極、18,19……位置決めガ
イド、20,20A,20B……ガイドホルダ、
41,42,45〜49,66,67,81〜8
3,103〜105……摺接ガイド、41a,4
2a,45a〜49a,66a,67a,81a
〜83a,103a〜105a……ガイド溝、4
1b,42b,45b〜47b……曲面部、6
4,94〜96……調節ねじ。
加工装置の概略図、第2図および第3図は従来の
ワイヤガイドの一例図、第4図は従来のワイヤガ
イド装置回りの縦断面図、第5図は第4図の一部
拡大縦断面図、第6図は第5図のA−A断面図、
第7図は該従来例のガイド穴の説明図、第8図は
従来例におけるワイヤ電極強制送り機構の一例
図、第9図は他の従来例を示す縦断面図、第10
図は第9図のB−B断面図、第11図は本発明の
一実施例を示す縦断面図、第12図は第11図の
C−C断面図、第13図は本発明の他の実施例を
示す縦断面図、第14図は第13図のD−D断面
図、第15図は本発明の他の実施例を示す縦断面
図、第16図は第15図のE−E断面図、第17
図は本発明の他の実施例を示す縦断面図、第18
図および第19図はその作用説明図である。 1……ワイヤ電極、18,19……位置決めガ
イド、20,20A,20B……ガイドホルダ、
41,42,45〜49,66,67,81〜8
3,103〜105……摺接ガイド、41a,4
2a,45a〜49a,66a,67a,81a
〜83a,103a〜105a……ガイド溝、4
1b,42b,45b〜47b……曲面部、6
4,94〜96……調節ねじ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 間隔を置いて配置した一対の位置決めガイド
間にワイヤ電極を軸方向に更新送り移動させなが
ら前記軸方向と略直角方向に相対的に被加工物を
移動させ、両者が相対向する加工部へ加工液を流
通介在させた状態で前記ワイヤ電極と被加工物と
の間に間歇的な電圧パルスを印加し、繰返し発生
する放電により所望輪郭形状の加工を行なうワイ
ヤカツト放電加工に於て、前記位置決めガイドと
して使用するワイヤガイド装置であつて、断面V
字形のガイド溝を有する板状の摺接ガイドを複数
個、前記ワイヤ電極の軸方向に積層し、前記の軸
方向から見て各摺接ガイドのV字形ガイド溝の組
合わせによりワイヤ電極の所定のガイド穴を形成
させる所定位置に、ワイヤ電極に外力が作用して
も移動しないように設置して成ると共に、各摺接
ガイドのうちの少なくとも1個を前記ワイヤ電極
の軸方向と直角方向に位置が変えられる構造とし
て前記ガイド穴を大または小と為し得るように構
成して成ることを特徴とするワイヤカツト放電加
工用のワイヤガイド装置。 2 前記板状の摺接ガイドのガイド溝のワイヤ電
極入口側角部を、テーパ状又は曲面状に形成して
成る特許請求の範囲第1項記載のワイヤカツト放
電加工用のワイヤガイド装置。 3 一対の位置決めガイドの両方又は一方が、3
個の前記板状の摺接ガイドにより構成される特許
請求の範囲第1項記載のワイヤカツト放電加工用
のワイヤガイド装置。 4 前記板状の摺接ガイドの2個が、前記ワイヤ
電極の軸方向と直角方向に位置が変えられる構造
である特許請求の範囲第3項記載のワイヤカツト
放電加工用のワイヤガイド装置。 5 前記板状の摺接ガイドの3個が、前記ワイヤ
電極の軸方向と直角方向に位置が変えられる構造
である特許請求の範囲第3項記載のワイヤカツト
放電加工用のワイヤガイド装置。 6 前記ワイヤ電極の軸方向と直角方向に前記板
状の摺接ガイドの位置を変える構成が、前記摺接
ガイドを一軸方向に移動させる構成から成る特許
請求の範囲第1項記載のワイヤカツト放電加工用
のワイヤガイド装置。 7 前記ワイヤ電極の軸方向と直角方向に前記板
状の摺接ガイドの位置を変える構成が、前記ワイ
ヤ電極の軸を中心として前記摺接ガイドを回動さ
せる構成から成る特許請求の範囲第1項記載のワ
イヤカツト放電加工用のワイヤガイド装置。 8 前記ワイヤ電極の軸方向と直角方向に前記板
状の摺接ガイドの位置を変える構成が、前記ワイ
ヤ電極の軸と平行な軸を中心として前記摺接ガイ
ドを旋回させる構成から成る特許請求の範囲第1
項記載のワイヤカツト放電加工用のワイヤガイド
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58210374A JPS60104618A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | ワイヤカツト放電加工用のワイヤガイド装置 |
US06/694,811 US4605834A (en) | 1983-11-08 | 1985-01-25 | Precision TW electroerosion with staggering multiple V-notched guides |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58210374A JPS60104618A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | ワイヤカツト放電加工用のワイヤガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60104618A JPS60104618A (ja) | 1985-06-10 |
JPH0553569B2 true JPH0553569B2 (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=16588288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58210374A Granted JPS60104618A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | ワイヤカツト放電加工用のワイヤガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60104618A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0796169B2 (ja) * | 1990-05-23 | 1995-10-18 | 株式会社牧野フライス製作所 | ワイヤ放電加工機のワイヤ電極案内装置 |
WO1999039859A1 (en) * | 1998-02-05 | 1999-08-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Wire discharge machining apparatus |
JP3731786B2 (ja) * | 1998-02-19 | 2006-01-05 | 三菱電機株式会社 | ワイヤ放電加工装置 |
KR100771798B1 (ko) | 2006-11-02 | 2007-10-30 | (주)서울정기 | 와이어컷 방전 가공기용 와이어가이드 구조 |
JP6072718B2 (ja) * | 2014-03-07 | 2017-02-01 | 三菱電機株式会社 | ワイヤ放電加工装置、薄板の製造方法および半導体ウエハの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50143197A (ja) * | 1974-05-04 | 1975-11-18 | ||
JPS5549132U (ja) * | 1978-09-25 | 1980-03-31 |
-
1983
- 1983-11-08 JP JP58210374A patent/JPS60104618A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50143197A (ja) * | 1974-05-04 | 1975-11-18 | ||
JPS5549132U (ja) * | 1978-09-25 | 1980-03-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60104618A (ja) | 1985-06-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |