JPH0553236U - リボン端子付き電子部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リボン端子の長さ調節を容易に精度よく行う
ことができるリボン端子付き電子部品の提供する。 【構成】 本考案にかかるリボン端子付き電子部品のリ
ボン２には、その長さ方向に沿ってその長さを示す目印
３，４が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、リボン端子付き電子部品に関する。

【０００２】

【従来の技術】

積層セラミックコンデンサのような電子部品には、図３に示すように、素体１ １の両端にリボン端子１２，１２を設けたものがある。このような電子部品は、 寸法の異なる基板に対して、リボン端子１２の長さを調節することにより、装着 することが可能で、その装着の際には、作業者が基板寸法に合わせてリボン端子 １２の長さを切断により調節する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、従来のこの種の電子部品では、リボン端子１２は単なる導体片であ り、目印がないので、切断すべき個所が分からなくなって切断長さに狂いが生じ るおそれがあり、これに対しては、作業者がリボン端子にマークを付けたり、切 断治具を工夫したりして対処してきた。

【０００４】 そのため、従来は、装着作業に手数がかかり効率が低く、また、対処の仕方に よっては、作業精度が低下する、という不都合があった。

【０００５】 本考案は、かかる不都合に鑑みて創案されたものであって、リボン端子の長さ 調節を容易に精度よく行うことができるリボン端子付き電子部品の提供を目的と している。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、このような目的を達成するために、リボン端子付き電子部品におい て、リボンには、その長さ方向に沿ってその長さを示す目印が設けられている構 成とした。

【０００７】

【作用】

上記構成によれば、作業者は目印を確認してリボン端子を切断することで、精 度よく長さ調節ができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の詳細を図１および図２に示す実施例に基づいて説明する。図１ は、本考案の一実施例に係るリボン端子付き積層セラミックコンデンサの外観斜 視図である。

【０００９】 図１において、１はコンデンサの素体、２，２はリボン端子である。各リボン 端子２の延長部の表面には、その長さ方向に沿って長さ目盛り３が印刷により付 設されている。

【００１０】 このリボン端子付き積層セラミックコンデンサを基板に装着する際、作業者は リボン端子２を、基板寸法に合わせた長さで切断するのであるが、上記のように リボン端子２には長さ目盛り３があるから、その長さ目盛り３が切断個所の目安 となり、作業者は、特定の長さ目盛り３を確認して、その個所でリボン端子２を 切断すればよい。これによって、容易に精度よくリボン端子２の長さ調節を行え る。

【００１１】 図１の実施例では、リボン端子２に長さ目盛り３を設けたが、これに限らず、 リボン端子２には長さを示す目印があればよい。図２は、長さを示す目印の他の 実施例を示すもので、この例では、リボン端子２の延長部の両側縁に、一定長さ 毎にＶ字形の切り込み４が列設されている。このような切り込み４がある個所で は、リボン端子２は切り取りやすくなっているから、切断作業が一段と容易で、 簡単な治具により切断作業を行える。

【００１２】 このほか、長さを示す目印としては、印刷による長さ目盛り３と、両側縁の切 り込み４とを組み合わせて設けてもよく、上記の実施例のものに限らず、例えば 、リボン端子を成形する際に刻印を打つ等、種々のものが採用可能である。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、目印を確認して切断することにより、 リボン端子の長さ調節を容易に精度よく行うことができ、リボン端子付き電子部 品の装着作業の効率および精度が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係るリボン端子付き積層セ
ラミックコンデンサの外観斜視図である。

【図２】本考案の他の実施例に係るリボン端子付き積層
セラミックコンデンサの外観斜視図である。

【図３】従来のリボン端子付き積層セラミックコンデン
サの外観斜視図である。

【符号の説明】

１ 素体 ２ リボン端子 ３ 長さ目印（目印） ４ 切り込み（目印）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リボン（２）には、その長さ方向に沿っ
   てその長さを示す目印（３，４）が設けられていること
   を特徴とするリボン端子付き電子部品。