JPH0552973A - 集積回路装置 - Google Patents
集積回路装置Info
- Publication number
- JPH0552973A JPH0552973A JP3210981A JP21098191A JPH0552973A JP H0552973 A JPH0552973 A JP H0552973A JP 3210981 A JP3210981 A JP 3210981A JP 21098191 A JP21098191 A JP 21098191A JP H0552973 A JPH0552973 A JP H0552973A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- voltage
- integrated circuit
- current
- pulse generating
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】集積回路装置での低消費電流化。
【構成】降圧回路を使用して発振回路、分周回路、パル
ス発生回路を動作させ、降圧回路に使用するコンデンサ
を内蔵化。
ス発生回路を動作させ、降圧回路に使用するコンデンサ
を内蔵化。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超低消費電流で動作する
電子時計に関する。
電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の低消費電流の電子時計は、図2に
示すように低電圧回路を使用し、発振回路、分周回路の
一部あるいはすべてをこの低電圧回路で動作させてい
た。電池電圧が1.58Vの場合、低電圧回路の出力は
およそ1.0V程度である。分周回路の消費電流はI=
F・C・V(F:周波数 C:ゲート、ドレイン容量
V:電源電圧)であるから、低電圧回路を使用すること
により分周部の消費電流は1/1.58となり、ある程
度の低消費電流化は図られていた。
示すように低電圧回路を使用し、発振回路、分周回路の
一部あるいはすべてをこの低電圧回路で動作させてい
た。電池電圧が1.58Vの場合、低電圧回路の出力は
およそ1.0V程度である。分周回路の消費電流はI=
F・C・V(F:周波数 C:ゲート、ドレイン容量
V:電源電圧)であるから、低電圧回路を使用すること
により分周部の消費電流は1/1.58となり、ある程
度の低消費電流化は図られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の低電圧回
路方式は、電源電圧を一定にする機能もあり、1.58
Vから1.0Vに低下した差の0.58Vは出力トラン
ジスタの発熱としてエネルギー消費されており、有効な
電流の使い方ではなかった。特に10秒、20秒運針す
る2針時計はモーターで消費される電流に比べICの消
費電流が上回り、更なる低消費電流化を図る場合この無
効電流を低減する必要があった。
路方式は、電源電圧を一定にする機能もあり、1.58
Vから1.0Vに低下した差の0.58Vは出力トラン
ジスタの発熱としてエネルギー消費されており、有効な
電流の使い方ではなかった。特に10秒、20秒運針す
る2針時計はモーターで消費される電流に比べICの消
費電流が上回り、更なる低消費電流化を図る場合この無
効電流を低減する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するために、図1に示すようにエネルギーロスのな
い降圧回路を設け、発振回路、分周回路に与える電源を
電池電圧の半分にする。このことによって下記2段階の
電流低減が可能となった。1.、発振、分周回路の電圧
は0.79Vとなり、従来の1.0Vより低下すること
によって低消費電流化が可能となった。2.コンデンサ
を利用した1/2降圧回路はエネルギーロスがなく、電
池側に流れる電流は回路側に流れる電流の1/2となる
ため更に低消費電流化が可能となった。
解決するために、図1に示すようにエネルギーロスのな
い降圧回路を設け、発振回路、分周回路に与える電源を
電池電圧の半分にする。このことによって下記2段階の
電流低減が可能となった。1.、発振、分周回路の電圧
は0.79Vとなり、従来の1.0Vより低下すること
によって低消費電流化が可能となった。2.コンデンサ
を利用した1/2降圧回路はエネルギーロスがなく、電
池側に流れる電流は回路側に流れる電流の1/2となる
ため更に低消費電流化が可能となった。
【0005】
【0006】
【実施例】図1に本発明のブロック図を示す。101は
発振回路、102は分周回路、103は駆動パルス発生
回路、104はインターフェイス、105はモーター、
液晶等を駆動する駆動回路、106は降圧回路である。
発振回路、102は分周回路、103は駆動パルス発生
回路、104はインターフェイス、105はモーター、
液晶等を駆動する駆動回路、106は降圧回路である。
【0007】降圧回路で電池電圧1.58Vをちょうど
半分の電圧とし、発振回路と分周回路、更にモーターを
駆動するためのパルス発生回路に与える。このことによ
ってそれぞれの回路の電流は電圧に比例して低下する。
平均電流として考えるとこれらの電流は電池側では更に
半分になる。
半分の電圧とし、発振回路と分周回路、更にモーターを
駆動するためのパルス発生回路に与える。このことによ
ってそれぞれの回路の電流は電圧に比例して低下する。
平均電流として考えるとこれらの電流は電池側では更に
半分になる。
【0008】図3に降圧回路の一例を掲げる。図5
(a)を用いて原理を説明する。充電サイクルと放電サ
イクルが存在し、図5(a)に充電サイクル、図5
(b)に放電サイクルを示す。まず図3のコンデンサ3
07、308を直列に充電する。307、308の電荷
がほとんど放電していると仮定すると、回路(発振、分
周、駆動パルス発生回路)に流れる電流は0.05−
0.1μAであるため、電流はほとんど307、308
を充電するのに使われる。次のサイクルでコンデンサ3
07、308は電池と切り離され回路に対して並列とな
り回路に対して電池の役割を果たす。このとき実際の電
池からは電流の供給がないため、放電サイクルで費やさ
れる電流は0である。回路に流れる電流I0は充電放電
される電流に対してわずかであるとすると、充電に費や
される電流は次第に小さくなり、ついには回路に流れる
電流I0分だけ電池から供給すればよい。すなわち平衡
状態に於いては、充電時にI0という電流、放電時は0
であるため総合的な消費電流はI0/2となる。
(a)を用いて原理を説明する。充電サイクルと放電サ
イクルが存在し、図5(a)に充電サイクル、図5
(b)に放電サイクルを示す。まず図3のコンデンサ3
07、308を直列に充電する。307、308の電荷
がほとんど放電していると仮定すると、回路(発振、分
周、駆動パルス発生回路)に流れる電流は0.05−
0.1μAであるため、電流はほとんど307、308
を充電するのに使われる。次のサイクルでコンデンサ3
07、308は電池と切り離され回路に対して並列とな
り回路に対して電池の役割を果たす。このとき実際の電
池からは電流の供給がないため、放電サイクルで費やさ
れる電流は0である。回路に流れる電流I0は充電放電
される電流に対してわずかであるとすると、充電に費や
される電流は次第に小さくなり、ついには回路に流れる
電流I0分だけ電池から供給すればよい。すなわち平衡
状態に於いては、充電時にI0という電流、放電時は0
であるため総合的な消費電流はI0/2となる。
【0009】図3で詳細な説明をする。充電時CCとい
う信号がHレベルになる。ONするトランジスタは30
2と305でそのほかはOFFである。充電電流はVD
Dー307ー305ー308ー302ーVSSのループ
である。307、308にはそれぞれ電池電圧の半分の
電圧が充電される。次の放電サイクルでは303と30
4がONし302、305はOFFするので電池からは
切り離され、308に蓄えられた電荷304ー回路ー3
06ー303のループで放電する。306はラッチアッ
プ防止用抵抗でその抵抗値は小さいので電圧効果は無視
できる。ここでCCとCAのタイミング差は304ー3
05を流れるショート電流、303ー302を流れるシ
ョート電流を阻止するためつけてある。
う信号がHレベルになる。ONするトランジスタは30
2と305でそのほかはOFFである。充電電流はVD
Dー307ー305ー308ー302ーVSSのループ
である。307、308にはそれぞれ電池電圧の半分の
電圧が充電される。次の放電サイクルでは303と30
4がONし302、305はOFFするので電池からは
切り離され、308に蓄えられた電荷304ー回路ー3
06ー303のループで放電する。306はラッチアッ
プ防止用抵抗でその抵抗値は小さいので電圧効果は無視
できる。ここでCCとCAのタイミング差は304ー3
05を流れるショート電流、303ー302を流れるシ
ョート電流を阻止するためつけてある。
【0010】このような降圧回路の出力=0.79V程
度で発振する発振回路を構成するトランジスタのしきい
値電圧は駆動回路を構成するトランジスタのしきい値電
圧に比べて、低くしかもリークのないようにしてある。
同様に降圧回路の出力で動作する分周回路、駆動パルス
発生回路も同じである。しかししきい値電圧を複数作る
ことは低電圧回路を採用して電池電圧より低い電圧で回
路を動作させるのには必要であり、従来より行われてい
た。
度で発振する発振回路を構成するトランジスタのしきい
値電圧は駆動回路を構成するトランジスタのしきい値電
圧に比べて、低くしかもリークのないようにしてある。
同様に降圧回路の出力で動作する分周回路、駆動パルス
発生回路も同じである。しかししきい値電圧を複数作る
ことは低電圧回路を採用して電池電圧より低い電圧で回
路を動作させるのには必要であり、従来より行われてい
た。
【0011】また、これらの回路では大電流が流れる回
路ではショート電流が流れないように回路設計する必要
がある。しかし時計用モータのパルス発生回路では、最
終段のドライバ、磁界検出回路、回転検出回路以外は大
電流制御はしていないのでこれらは電池側の電源で動作
させればよい。
路ではショート電流が流れないように回路設計する必要
がある。しかし時計用モータのパルス発生回路では、最
終段のドライバ、磁界検出回路、回転検出回路以外は大
電流制御はしていないのでこれらは電池側の電源で動作
させればよい。
【0012】降圧回路に使用しているコンデンサは一旦
充電してしまえばその負荷回路に流れる電流は0.05
−0.1μAである。0.8Vのときのインピーダンス
は8MΩであるので500PFのコンデンサに充電して
おけば時定数4mSで放電する。信号CC,CAの周波
数を2kHz程度にしておくことにより、実現できる。
また、500PF程度のコンデンサの占める面積は0.
37mm2であり、IC全体の面積をおよそ4mm2と仮
定すると、約10%程度の面積の増加である。 図6に
コンデンサの断面図、及び結線図を示す。トランジスタ
を構成するのに必要なゲート酸化膜を利用する。601
はゲート膜によるコンデンサである。602はPN接合
による空乏層による浮遊容量であり、P+,N−濃度に
よって相違するが、602の容量は601の容量に比べ
約1/3程度ある。従って、この結線により面積増加は
6ー7%程度である。
充電してしまえばその負荷回路に流れる電流は0.05
−0.1μAである。0.8Vのときのインピーダンス
は8MΩであるので500PFのコンデンサに充電して
おけば時定数4mSで放電する。信号CC,CAの周波
数を2kHz程度にしておくことにより、実現できる。
また、500PF程度のコンデンサの占める面積は0.
37mm2であり、IC全体の面積をおよそ4mm2と仮
定すると、約10%程度の面積の増加である。 図6に
コンデンサの断面図、及び結線図を示す。トランジスタ
を構成するのに必要なゲート酸化膜を利用する。601
はゲート膜によるコンデンサである。602はPN接合
による空乏層による浮遊容量であり、P+,N−濃度に
よって相違するが、602の容量は601の容量に比べ
約1/3程度ある。従って、この結線により面積増加は
6ー7%程度である。
【0013】
【発明の効果】以上述べたようにコンデンサを集積回路
内に内蔵したエネルギーロスのない降圧回路を利用する
ことによって、同一電圧を低電圧回路を利用して作った
場合に比べて約半分の低消費電流化が可能となった。こ
の低消費電流化により時計体として考えると、電池の長
寿命化、小型化、時計体の薄型化、節約した電力でステ
ップモータのトルクを上げるなど様様な効果を及ぼすこ
とが可能である。。
内に内蔵したエネルギーロスのない降圧回路を利用する
ことによって、同一電圧を低電圧回路を利用して作った
場合に比べて約半分の低消費電流化が可能となった。こ
の低消費電流化により時計体として考えると、電池の長
寿命化、小型化、時計体の薄型化、節約した電力でステ
ップモータのトルクを上げるなど様様な効果を及ぼすこ
とが可能である。。
【図1】本発明による低消費電流集積回路。
【図2】従来の低消費電流集積回路。
【図3】降圧回路。
【図4】降圧回路のタイムチャート。
【図5】降圧回路の説明図。 (a)は(充電サイクル)。 (b)は(放電サイクル)。
【図6】(a)はコンデンサの断面図。 (b)はコンデンサの結線図。
Claims (4)
- 【請求項1】発振回路、分周回路、駆動パルス発生回
路、駆動回路を有する集積回路装置において、降圧回路
を有し、発振回路、分周回路の一部あるいはすべて、駆
動パルス発生回路の一部或はすべてを前記降圧回路の出
力で動作したことを特徴とする集積回路装置。 - 【請求項2】請求項1において降圧回路用のコンデンサ
を発振回路、分周回路、駆動パルス発生回路、駆動回路
と同一の集積回路内に配置したことを特徴とする集積回
路装置。 - 【請求項3】請求項1において、降圧回路の出力を電源
として動作する発振回路、分周回路の一部或はすべて、
駆動パルス発生回路の一部或はすべてを構成するトラン
ジスタのしきい値電圧は、外部駆動回路を構成するトラ
ンジスタのしきい値電圧より低いことを特徴とする集積
回路装置。 - 【請求項4】請求項2において内蔵されるコンデンサは
薄い酸化膜を上部電極と下部電極で挟み上部電極とサブ
ストレート、或は上部電極とウェルを結線したことを特
徴とする集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3210981A JPH0552973A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3210981A JPH0552973A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552973A true JPH0552973A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16598335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3210981A Pending JPH0552973A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0552973A (ja) |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP3210981A patent/JPH0552973A/ja active Pending
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