JPH055294Y2 - - Google Patents

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JPH055294Y2
JPH055294Y2 JP1988101734U JP10173488U JPH055294Y2 JP H055294 Y2 JPH055294 Y2 JP H055294Y2 JP 1988101734 U JP1988101734 U JP 1988101734U JP 10173488 U JP10173488 U JP 10173488U JP H055294 Y2 JPH055294 Y2 JP H055294Y2
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JP
Japan
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clutch
clutch member
piston
piston member
boss
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JP1988101734U
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JPH0222423U (ja
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は回転伝達用の摩擦型クラツチ装置の改
良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 一般に、合成樹脂フイルム、あるいは紙等のシ
ート状物の巻取、巻出装置において、該シート状
物を所定の張力で巻取、巻出し、および停止操作
を行なう機構に圧力流体によりクラツチ部材を押
圧させて連結し、回転力を伝達、遮断する摩擦型
のクラツチ装置が使用されている。そして、この
摩擦型クラツチ装置としては、例えば、特開昭52
−18556号公報、特開昭59−13133号公報に記載さ
れているような構成のものがある。
この摩擦型クラツチ装置は、一方のクラツチ部
材が軸体に回転自在に装着されていると共に、他
方のクラツチ部材であるピストンが、軸体に移動
自在に装着されており、圧力流体を供給するとピ
ストンが移動してクラツチ部材に当接して一体的
に連結されるようになつている。そして、圧力流
体による押圧力に関係なくピストンの押圧力を調
節するために、圧力流体による押圧力に対向する
方向に押圧力が作用するようバネと螺子体がピス
トンに設置されている。
この様な構成のクラツチ装置では、圧力流体に
よる押圧力を減少させる方向での調節はできる
が、押圧力を増加させる方向での調節ができな
い。そのため、巻取、巻出装置に限らず、一つの
圧力流体供給装置によつて同時に回転伝達力の異
なる複数のクラツチ装置を作動させることができ
ないという問題がある。
また、回転伝達力調節用のバネと螺子体が回転
するクラツチ部材に取付けられているため、回転
中は回転伝達力の調節操作を行なうことができな
いという問題がある。
本考案は上述の問題点を解決し、回転中でも回
転伝達力の調節操作を行なうことができるように
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の摩擦型クラツチ装置は、枠体に回転自
在に装着された第1クラツチ部材と、枠体に突設
されたボスに軸心長手方向に移動自在に装着され
たピストン部材と、前記ピストン部材に回転自在
に装着された第2クラツチ部材と、前記ボスに穿
設された孔に連結された圧力流体供給用管とによ
り構成し、ピストン部材に圧力流体による押圧力
を作用させるとピストン部材と共に第2クラツチ
部材が第1クラツチ部材側に移動、押圧されて第
1クラツチ部材と第2クラツチ部材が一体的に連
結されるクラツチ装置において、螺子体を前記枠
体の第1クラツチ部材の軸心と略同一軸心になる
位置に螺着せしめ、前記ピストン部材と前記螺子
体の間にコイルバネを配設せしめると共に、押え
ナツトを、前記ボスに螺着せしめ、前記ピストン
部材と前記押えナツトの間に皿バネを配設せしめ
た構成にしてある。
(実施例) 本考案の摩擦型クラツチ装置を設置した巻取機
の1実施例の構成を図面に基づいて説明する。
巻取機は、枠体1に設置されたクラツチ機構3
1と、該クラツチ機構31の回転をチヤツク21
に伝達する回転伝達機構32により構成されてい
る。
上述のクラツチ機構31は、枠体1にベアリン
グ4によつて回転自在に取付けられた第1クラツ
チ部材2と、該第1クラツチ部材2にボルト、ピ
ン、接着材等によつて一体的に取付けられた摩擦
板3と、第1クラツチ部材2と対向するよう同位
置軸心上の枠体1に取付けられたボス5と、該ボ
ス5に軸心長手方向に移動するように取付けられ
たピストン部材6と、該ピストン部材6にベアリ
ング10によつて回転自在に取付けられた第2ク
ラツチ部材8と、該第2クラツチ部材8にボル
ト、ピン、接着材等によつて一体的に取付けられ
た摩擦板9とにより構成されている。
上述のボス5に形成された環状溝には摺接する
シート部材7が装着され、ピストン部材6の内周
面に摺接してシートするようになつている。
上述の第2クラツチ部材8と対向し、同一軸心
位置の枠体1には螺子体11が螺着され、ピスト
ン部材6の頭部と該螺子体11の間にコイルバネ
12が配設されている。
また、ボス5の枠体1と第2クラツチ部材8の
間には押えナツト14が螺着され、ピストン部材
6の鍔6aと該押えナツト14の間に皿バネ13
が配設されている。
上述の螺子体11の捩込み量によつてコイルバ
ネ12の押圧量を、押えナツト14を正逆回転さ
せることによつて皿バネ13の押圧量を調節す
る。
上述の回転伝達機構32は、ベアリング16に
よつて回転自在に取付けられた軸体15と、該軸
体15と一体的に取付けられたアーム17と、該
アーム17にベアリング19によつて回転自在に
取付けられた歯車体8とにより構成されている。
そして、第1クラツチ部材2に形成されたは2
aが歯車体18に形成された歯18aに、第2ク
ラツチ部材8に形成された歯8aが電動機、ある
いはラインシヤフト等に取付けられた歯車(図示
せず)に噛合わされている。また、該歯車体8に
形成された歯8bとアーム17の端部に回転自在
に取付けられたチヤツク21の歯には歯付ベルト
20が張架されている。
該電動機(図示せず)によつて第2クラツチ部
材8が回転されると、摩擦板9、摩擦板3、第1
クラツチ部材2、歯車体18、チヤツク21の順
に回転が伝達される。
上述のボス5に穿設された孔5aには圧力調節
器23、供給路切換弁24を有する圧力流体供給
用管22が連結されており、圧空をボス5の孔5
aに供給して圧空による押圧力がピストン部材6
の端部内壁面6bに作用させると、該ピストン部
材6と共に第2クラツチ部材8が突出して摩擦板
9が摩擦板3に所定の面圧で押圧されて第2クラ
ツチ部材8と第1クラツチ部材2が一体的に連結
される。
上述のクラツチ機構31における回転伝達力の
調節操作について説明する。
先ず、圧力調節器23を操作して供給する圧空
の圧力を調節する。次いで、供給路切換弁24を
作動させて管路を切替えて圧空をボス5の孔5a
に供給してピストン部材6と共に第2クラツチ部
材8を(イ)方向に移動させて摩擦板9を摩擦板3に
押圧させて連結させる。
一方、チヤツク21にはチヤツクの回転伝達力
を測定するトルク測定器(図示せず)を装着する
と共に、螺子体11と押えナツト14を緩めてコ
イルバネ12と皿バネ13を自由な状態にしてお
く。
これ等の準備ができると、電動機(図示せず)
を作動してクラツチ機構31によつてチヤツク2
1を回転させ、トルク測定器(図示せず)で回転
伝達力を測定する。
もし、チヤツク21における回転伝達力が設定
値より大きい場合は、螺子体11を捩込んででコ
イルバネ12を圧縮せしめてピストン部材6に対
して(ロ)方向の押圧力を作用させ圧空による押圧力
を減少させる。これとは逆に、回転伝達力が設定
値より小さい場合は、押えナツト14を締込んで
皿バネ13を圧縮せしめてピストン部材6に対し
て(イ)方向の押圧力を作用させ圧空による押圧力に
付加させる。
上述のように螺子体11、また押えナツト14
の捩込み量を調節するだけで回転伝達力の微調節
を行なうことができる。
上述の操作はユニツト単体で行なうことができ
ると共に、機台等に設置された状態で行なうこと
ができる。
(考案の効果) 本考案は上述のように螺子体を枠体に、押えナ
ツトを枠体に突設されたボスに螺着せしめると共
に、第2クラツチ部材が回転自在に装着されたピ
ストン部材の一方にコイルバネを、他方に皿バネ
を配設し、螺子体によつてコイルバネの押圧力を
押えナツトによつて皿バネの押圧力を調節するよ
うになつているため、クラツチ部材の回転、停止
に関係なく何時でも螺子体と押えナツトを回転さ
せて回転伝達力の調節を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の摩擦型クラツチ装置の1実施例を
示す概略断面図である。 1……枠体、2……第1クラツチ部材、3,9
……摩擦板、5……ボス、6……ピストン部材、
8……第2クラツチ部材、11……螺子体、12
……コイルバネ、13……皿バネ、14……押え
ナツト、31……クラツチ機構、32……回転伝
達機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠体に回転自在に装着された第1クラツチ部材
    と、枠体に突設されたボスに軸心長手方向に移動
    自在に装着されたピストン部材と、前記ピストン
    部材に回転自在に装着された第2クラツチ部材
    と、前記ボスに穿設された孔に連結された圧力流
    体供給用管とにより構成し、ピストン部材に圧力
    流体による押圧力を作用させるとピストン部材と
    共に第2クラツチ部材が第1クラツチ部材側に移
    動、押圧されて第1クラツチ部材と第2クラツチ
    部材が一体的に連結されるクラツチ装置におい
    て、螺子体を前記枠体の第1クラツチ部材の軸心
    と略同一軸心になる位置に螺着せしめ、前記ピス
    トン部材と前記螺子体の間にコイルバネを配設せ
    しめると共に、押えナツトを、前記ボスに螺着せ
    しめ、前記ピストン部材と前記押えナツトの間に
    皿バネを配設せしめたことを特徴とする摩擦型ク
    ラツチ装置。
JP1988101734U 1988-07-29 1988-07-29 Expired - Lifetime JPH055294Y2 (ja)

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JP1988101734U JPH055294Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29

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JPH0222423U JPH0222423U (ja) 1990-02-14
JPH055294Y2 true JPH055294Y2 (ja) 1993-02-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913133A (ja) * 1982-06-28 1984-01-23 ボルグ・ワ−ナ−・コ−ポレ−シヨン ウエツトクラツチ組立体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919149U (ja) * 1972-05-29 1974-02-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913133A (ja) * 1982-06-28 1984-01-23 ボルグ・ワ−ナ−・コ−ポレ−シヨン ウエツトクラツチ組立体

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JPH0222423U (ja) 1990-02-14

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