JPH0552768B2 - - Google Patents

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JPH0552768B2
JPH0552768B2 JP63205611A JP20561188A JPH0552768B2 JP H0552768 B2 JPH0552768 B2 JP H0552768B2 JP 63205611 A JP63205611 A JP 63205611A JP 20561188 A JP20561188 A JP 20561188A JP H0552768 B2 JPH0552768 B2 JP H0552768B2
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JP
Japan
Prior art keywords
product
cross
sectional shape
mold
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63205611A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0255112A (ja
Inventor
Takeshi Ikura
Makoto Moriguchi
Toshibumi Iwata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiko Inc
Original Assignee
Daiko Inc
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Publication date
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Publication of JPH0255112A publication Critical patent/JPH0255112A/ja
Publication of JPH0552768B2 publication Critical patent/JPH0552768B2/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は少なくとも屈曲断面形状を有するシー
ト製品をSMC用シート状樹脂素材から圧縮成形
する方法および型構造に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、バスタブ、自動車用外板、レインホース
メント等の製造にはSMC(シートモールドコンパ
ウンド)工法が用いられている。かかる工法は通
常、ポリエステル樹脂、充填材、増粘材、着色
剤、離型剤、硬化剤を混合したコンパウンドをド
クターブレードでポリエチレンフイルムに塗布
し、その上にロービングを25〜30mmと切断して散
布、さらにコンパウンドを塗布し、ポリエチレン
フイルムではさみ、ローラで押さえ巻き取り、40
〜50℃で3〜4日増粘させてSMCを得、これを
成形時には所定の大きさに切断し、ポリエチレン
フイルムを除いて金型にチヤージし、圧縮成形す
るようにしている。しかしながら、かかる工法は
比較的平担な形状である場合はよいが、複雑な断
面形状である場合は均一な材料充填が難しく、ま
た、凸部を有する金型、即ちコア側は断面が複雑
となると圧縮成形時の応力により凸部の耐久性が
極端に悪化し、しかも材料の流動抵抗が大きくな
つて、製品断面形状に均一に充填されないという
問題点が惹起される。
(発明の課題) 本発明は上記従来のSMC工法の問題点を解消
し、生産性が良く、しかも品質の良いSMC製品
を提供することを課題とする。
(課題解決のための手段) 本発明は製品断面形状が複雑である場合は金型
の製品断面形状内にSMC用シート状樹脂素材を
置くことが種々の問題点の起因となる一方、素材
を製品断面形状外に置き、圧縮成形力を利用して
素材を金型の製品断面形状内に充填するようにす
ることにより問題点を解消できることを見出だし
て完成したもので、 少なくとも屈曲断面形状を有するシート製品を
SMC用シート状樹脂素材を圧縮成形して製造す
るにあたり、 圧縮成形型の製品断面形状部外の素材プール部
に上記素材を載置し、該素材を上型の下降押圧に
より製品断面形状部周縁から該製品断面形状部に
充填し、硬化後型抜きして製品に残存するプール
部素材を切除することを要旨とするシート製品の
樹脂圧縮成形方法にある。
本発明方法により左右対称または略対称形状の
製品を圧縮成形するときは製品の体積を等分割又
は略等分割する分割線に沿つて製品断面形状部外
から素材も断面形状部内に充填するようにすれば
その分割線の左右にバランスを取りながら均一に
充填されるが、非対称形状の場合は製品断面形状
内の素材流れがバランスを取りながら均一に充填
されるように略等分割する分割線の延長線上の製
品断面形状部外からの充填方向および充填箇所数
を考慮するのがよい。
他方、本発明方法を実施するにあたつては、少
なくとも屈曲断面形状を有するシート製品を
SMC用シート状樹脂から圧縮成形して製造する
型において、圧縮成形型の製品断面形状部外近傍
の、製品断面形状部の略体積等分割する分割線の
延長線上に少なくとも1箇所の素材プール用空所
を設けるとともに、上型の下降圧縮により該空所
より製品断面形状部内に素材流れを上記体積等分
割線に沿つて導入可能な供給路を形成するように
考慮するのが望ましい。
このように型構造を形成すると、上記製品断面
形状部が該断面形状部の体積を略等分割する分割
線に沿う素材流れに対して交差する方向に分岐す
る屈曲部を有する場合においても支障なく本発明
方法を実施することができる金型を構成すること
ができる。
(作用) 本発明によれば、複雑な断面形状の製品を
SMC工法により成形する場合であつても、製品
素材を製品断面形状外の平面部で押圧して製品断
面形状内に導入するため、大きい初期材料流動速
度が得られ、金型内に均一に充填される一方、
SMC用シート状樹脂素材を直接製品面形状にし
て押しつぶす必要がないため、金型に過大な圧縮
応力がかかることがない。
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づ
き、詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本発明方法にて製造される製品1の斜
視図で、左右に湾曲部11,11を有し、対称形
状をなすが、その中央断面は第2図に示すよう
に、V字形の第1屈曲部12とT字形の第2屈曲
部13とを有し、複雑な断面形状をなすため、第
3図に示すように、下金型であるコア金型2はV
字形凹部20に続き、第1隆起部21と第2隆起
部22とが形成される一方、上金型であるキヤビ
テイ金型3は上記V字形凹部20に突入する第3
隆起部31が形成され、上記コア金型2上に
SMC用シート状樹脂素材W1を置いてキヤビテイ
金型3を下隆してSMC用シート状樹脂素材W1
押圧すると、第1および第2隆起部21、22の
先端部が破損しやすく、また、素材W1の流動抵
抗が大きく、製品シヨートが起こり易い状態にあ
る。
本発明では、SMC用シート状樹脂素材W1をコ
ア金型2とキヤビテイ金型3の形成する製品形状
断面部4に置かず、該製品形状断面部4近傍の、
製品断面形状部の略体積等分割する延長線上に平
担な素材プールが可能な空所5を設けるととも
に、キヤビテイ上型3の下隆圧縮により該空所5
より製品断面形状部4内に素材流れを上記体積等
分割線に沿つて導入可能な供給口51を形成して
いる。
したがつて、上記金型2、3を用いて、非平面
的な断面形状を有する製品をSMC用シート状樹
脂素材W1を圧縮成形して製造するにあたつては、 製品断面形状部4外の素材プール部である空所
5に上記素材W1を載置し、該素材W1をキヤビテ
イ上型3のコア金型2に対して下隆押圧すると、
素材W1は空所5の平面部にて押し流されて大き
な初期流動速度をもつて製品断面形状部4の周縁
に形成された供給口51から該製品断面形状部を
略等体積に分割する中心線(図面では第3図およ
び第4図の断面端面部)に沿つて優先的に導入さ
れ、次いで、製品断面形状部4内の素材流れは第
1図に示す上記中心線−の左右にバランスを
取りながら流れ、製品形状断面部4に均一に充填
される。硬化後型抜きすると、製品1にはプール
部素材W2が残存するが、該残存するプール部素
材W2は製品1とのネツク部Nにて切除する。
(試験例) SMC用シート状樹脂素材として、 樹脂分(液状)20〜30重量部 (不飽和ポリエステル樹脂60〜70重量部に低収縮
樹脂40〜30重量部を混合) 充填材(炭カル)45〜50重量部 補強繊維 20〜30重量部 (Eガラス 1インチ長チヨツプドストランド) その他添加剤 2重量部弱 (内部離型剤ステアリン酸亜鉛、希釈剤スチレン
モノマー、硬化剤TBPB) の混合比率で調整されるSMC材料を使用して以
下の条件下に本発明方法を実施した。
製品面積約2000cm2 チヤージ率20〜30% 加圧力 120〜140Kg/cm2 加圧時間 7〜10sec 加圧速度 4〜5mm/sec (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、製品断面形状が複雑である場合は金型の製品
断面形状内にSMC用シート状樹脂素材を置くこ
とを起因とする種々の問題点を解消すべく、製品
形状断面部外に素材をプールできるようにしたの
で、材料チヤージが容易であるとともに、SMC
用シート状樹脂素材を直接製品面形状にして押し
つぶす必要がなく、複雑な断面形状の金型におけ
る耐久性が向上する。
また、製品形状断面部外から素材を供給するの
で、大きな初期材料流動速度が得られ、非平面的
な断面形状部の略等体積に分割する分割線に沿つ
て導入され、その後、上記分割線の左右にバラン
スを取りながら流れるので、形状に起因する流動
抵抗がなく、均一に充填可能であるとともに、材
料の流れは製品断面形状部を屈曲部に上下から圧
入する場合のように屈曲部底部に空気が封じ込ま
れることがなく、製品品質が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法にて圧縮成形される製品を
しめす斜視図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図は本発明方法の型圧縮前の状態を示す
断面図、第4図は第3図の型を圧縮した状態の断
面図である。 1……製品、2……コア金型、3……キヤビテ
イ金型、4……製品形状断面部、5……素材プー
ル用空所。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも屈曲断面形状を有するシート製品
    をSMC用シート状樹脂素材を圧縮成形して製造
    するにあたり、 圧縮成形型の製品断面形状部外の素材プール部
    に上記素材を載置し、該素材を上型の下降押圧に
    より製品断面形状部周縁から該製品断面形状部に
    充填し、硬化後型抜きして製品に残存するプール
    部素材を切除することを特徴とするシート製品の
    樹脂圧縮成形方法。 2 少なくとも屈曲断面形状を有するシート製品
    をSMC用シート状樹脂から圧縮成形して製造す
    る金型であつて、 圧縮成形型の製品断面形状部外近傍の、製品断
    面形状部の略体積等分割する分割線の延長線上に
    少なくとも1箇所の素材プール用空所を設けると
    ともに、上型の下降圧縮により該空所より製品断
    面形状部内に素材流れを上記体積等分割線に沿つ
    て導入可能な供給口を形成したことを特徴とする
    シート製品の樹脂圧縮成形型構造。 3 上記製品断面形状部が該断面形状部の体積を
    略等分割する分割線に沿う素材流れに対して交差
    する方向に分岐する屈曲部を有する前記第2項記
    載の型構造。
JP20561188A 1988-08-18 1988-08-18 シート製品の樹脂圧縮成形方法およびその型構造 Granted JPH0255112A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20561188A JPH0255112A (ja) 1988-08-18 1988-08-18 シート製品の樹脂圧縮成形方法およびその型構造

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JP20561188A JPH0255112A (ja) 1988-08-18 1988-08-18 シート製品の樹脂圧縮成形方法およびその型構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0255112A JPH0255112A (ja) 1990-02-23
JPH0552768B2 true JPH0552768B2 (ja) 1993-08-06

Family

ID=16509742

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JP20561188A Granted JPH0255112A (ja) 1988-08-18 1988-08-18 シート製品の樹脂圧縮成形方法およびその型構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63125523U (ja) * 1987-02-10 1988-08-16

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JPH0255112A (ja) 1990-02-23

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