JPH0552372A - 加湿器 - Google Patents
加湿器Info
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- JPH0552372A JPH0552372A JP23557791A JP23557791A JPH0552372A JP H0552372 A JPH0552372 A JP H0552372A JP 23557791 A JP23557791 A JP 23557791A JP 23557791 A JP23557791 A JP 23557791A JP H0552372 A JPH0552372 A JP H0552372A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】騒音レベルの低い電気スチーム式の加湿器を提
供する。 【構成】蒸気発生装置１と、給水装置２とを有する。蒸
気発生装置１は容器１１が金属材料で構成され一面側に
開口面を有し、補助容器１４が合成樹脂材料で構成され
開口面の上方に取付けられ容器１１から連続する貯水室
１０を形成する。加熱装置１２が容器１１に熱結合さ
れ、蒸気放出筒１３が一端側を蒸発面に対向させ他端側
に蒸気出口部を有している。給水装置２は、貯水タンク
２１が補助タンク２２に給水して補助タンク１１の水位
を定水位Ｌ１に保つ。補助タンク２２が給水管２３を介
して貯水室１０に連通し、貯水室１０内の水位Ｌ１を、
補助容器１４が喫水する位置に保つ。
供する。 【構成】蒸気発生装置１と、給水装置２とを有する。蒸
気発生装置１は容器１１が金属材料で構成され一面側に
開口面を有し、補助容器１４が合成樹脂材料で構成され
開口面の上方に取付けられ容器１１から連続する貯水室
１０を形成する。加熱装置１２が容器１１に熱結合さ
れ、蒸気放出筒１３が一端側を蒸発面に対向させ他端側
に蒸気出口部を有している。給水装置２は、貯水タンク
２１が補助タンク２２に給水して補助タンク１１の水位
を定水位Ｌ１に保つ。補助タンク２２が給水管２３を介
して貯水室１０に連通し、貯水室１０内の水位Ｌ１を、
補助容器１４が喫水する位置に保つ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水を加熱して蒸発させ
る電気スチーム式の加湿器に関する。
る電気スチーム式の加湿器に関する。
【０００２】
【従来の技術】加湿器としては、超音波霧化方式のもの
が良く知られているが、最近、水を加熱し蒸発させる電
気スチーム式の加湿器が提案されている。電気スチーム
式加湿器は水を加熱して霧化し、これを放出する構成で
あり、先行技術文献として、特開平３ー１４４２３７号
公報等がある。図６は先に提案された加湿器の一例を示
している。１は蒸気発生装置、２は給水装置、３は支持
ケースである。蒸気発生装置１は、水を入れる皿状の容
器１１、発熱装置１２及び蒸気放出筒１３を有する。
が良く知られているが、最近、水を加熱し蒸発させる電
気スチーム式の加湿器が提案されている。電気スチーム
式加湿器は水を加熱して霧化し、これを放出する構成で
あり、先行技術文献として、特開平３ー１４４２３７号
公報等がある。図６は先に提案された加湿器の一例を示
している。１は蒸気発生装置、２は給水装置、３は支持
ケースである。蒸気発生装置１は、水を入れる皿状の容
器１１、発熱装置１２及び蒸気放出筒１３を有する。
【０００３】容器１１は、例えばアルミニウム等の成
形、加工が容易で熱伝導率の高い金属材料またはアルミ
ナ等の比較的熱伝導性の良好なセラミック材料等によっ
て形成する。容器１１は、底部等の適当な位置に、外部
に突出する給水管用継手１１１を有している。更に容器
１１はその開口面側に補助容器１４を有している。補助
容器１４は、耐熱性の高い合成樹脂で構成され、Ｏリン
グ１５を介して容器１１の開口端面に密着して配置さ
れ、ネジ等の結合具１６によって容器１１に取付け固定
され、容器１１から連続する貯水室１０を形成してい
る。容器１１及び補助容器１４等は支持ケース３によっ
て支持されている。
形、加工が容易で熱伝導率の高い金属材料またはアルミ
ナ等の比較的熱伝導性の良好なセラミック材料等によっ
て形成する。容器１１は、底部等の適当な位置に、外部
に突出する給水管用継手１１１を有している。更に容器
１１はその開口面側に補助容器１４を有している。補助
容器１４は、耐熱性の高い合成樹脂で構成され、Ｏリン
グ１５を介して容器１１の開口端面に密着して配置さ
れ、ネジ等の結合具１６によって容器１１に取付け固定
され、容器１１から連続する貯水室１０を形成してい
る。容器１１及び補助容器１４等は支持ケース３によっ
て支持されている。
【０００４】発熱装置１２は、面発熱構造の正特性サー
ミスタによって構成できる。正特性サーミスタを用いた
場合は、発熱面を、電気絶縁して、容器１１の外面に面
接触させて熱結合させる。発熱装置１２を構成する正特
性サーミスタは、その発熱量及び要求される発熱量に応
じて複数個備えられる。正特性サーミスタを用いた発熱
装置１２の具体的構造は、先行技術文献としてあげた特
開平３ー１４４２３７号公報に開示されている。
ミスタによって構成できる。正特性サーミスタを用いた
場合は、発熱面を、電気絶縁して、容器１１の外面に面
接触させて熱結合させる。発熱装置１２を構成する正特
性サーミスタは、その発熱量及び要求される発熱量に応
じて複数個備えられる。正特性サーミスタを用いた発熱
装置１２の具体的構造は、先行技術文献としてあげた特
開平３ー１４４２３７号公報に開示されている。
【０００５】蒸気放出筒１３は、一端側１３１が容器１
１の蒸発面側と対向し、他端側が蒸気出口部１３２とな
っており、一端側１３１から蒸気出口部１３２に至る蒸
気通路を構成している。そして、蒸気通路となる筒部
に、切欠で構成された外気導入路１３３が設けられてい
る。１７は外カバーである。外カバー１７は外気導入孔
１７１を有すると共に、蒸気放出筒１３を支持する支持
体として利用されている。
１の蒸発面側と対向し、他端側が蒸気出口部１３２とな
っており、一端側１３１から蒸気出口部１３２に至る蒸
気通路を構成している。そして、蒸気通路となる筒部
に、切欠で構成された外気導入路１３３が設けられてい
る。１７は外カバーである。外カバー１７は外気導入孔
１７１を有すると共に、蒸気放出筒１３を支持する支持
体として利用されている。
【０００６】給水装置２は、互いに着脱可能な貯水タン
ク２１、補助タンク２２及び給水管２３を備えている。
貯水タンク２１は、タンク部分２１１と給水栓２１２を
有している。給水栓２１２は、タンク部分２１１に設け
られたリング状の突起２１３に、弁体２１０を有するキ
ャップ２１５をネジ結合等の手段によって装着すること
によって構成されている。２１６はバネ、２１７はＯリ
ングである。
ク２１、補助タンク２２及び給水管２３を備えている。
貯水タンク２１は、タンク部分２１１と給水栓２１２を
有している。給水栓２１２は、タンク部分２１１に設け
られたリング状の突起２１３に、弁体２１０を有するキ
ャップ２１５をネジ結合等の手段によって装着すること
によって構成されている。２１６はバネ、２１７はＯリ
ングである。
【０００７】補助タンク２２の面２２１には、突起２２
２が設けられている。この突起２２２により、弁体２１
０がバネ２１６に抗して押上げられ、貯水タンク２１か
ら補助タンク２２に水が補給される。
２が設けられている。この突起２２２により、弁体２１
０がバネ２１６に抗して押上げられ、貯水タンク２１か
ら補助タンク２２に水が補給される。
【０００８】補助タンク２２は、給水管２３を介して蒸
気発生装置１を構成する容器１１の給水管用継手１１１
に連通し、容器１１の水位Ｌ１を自己の水位Ｌ１と同じ
水位に保っている。水位Ｌ１は容器１１の内部に設定さ
れている。給水管２３は、シリコーン樹脂またはゴム等
を主成分とする可撓性管体とし、その弾力を利用して給
水管継手１１１に接続する。接続の機械的強度を高める
ため、図示しないクランプ等を用いて締付け固定する。
気発生装置１を構成する容器１１の給水管用継手１１１
に連通し、容器１１の水位Ｌ１を自己の水位Ｌ１と同じ
水位に保っている。水位Ｌ１は容器１１の内部に設定さ
れている。給水管２３は、シリコーン樹脂またはゴム等
を主成分とする可撓性管体とし、その弾力を利用して給
水管継手１１１に接続する。接続の機械的強度を高める
ため、図示しないクランプ等を用いて締付け固定する。
【０００９】加熱装置１の加熱作用により気化した容器
１１内の水は、蒸気となって蒸気放出筒１３の内部を上
昇し、蒸気出口部１３２から外部に放出される。ここ
で、容器１１の蒸発面から蒸気出口部１３２に至る蒸気
通路の側方に外気導入路１３３を有するので、外気導入
路１３３から大量の外気が導入され、蒸気出口部１３２
における吐出蒸気温度が熱傷を生じさせない温度まで低
下する。
１１内の水は、蒸気となって蒸気放出筒１３の内部を上
昇し、蒸気出口部１３２から外部に放出される。ここ
で、容器１１の蒸発面から蒸気出口部１３２に至る蒸気
通路の側方に外気導入路１３３を有するので、外気導入
路１３３から大量の外気が導入され、蒸気出口部１３２
における吐出蒸気温度が熱傷を生じさせない温度まで低
下する。
【００１０】蒸気放出筒１３の内部には、外気導入路１
３３から開口部１３２に向かう空気の流れが生じ、この
気流により蒸気放出筒１３の内部の蒸気の流れが促進さ
れ、蒸気が効率よく放出される。
３３から開口部１３２に向かう空気の流れが生じ、この
気流により蒸気放出筒１３の内部の蒸気の流れが促進さ
れ、蒸気が効率よく放出される。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水位Ｌ
１を、容器１１の内部に設定した従来の加湿器では、使
用時の騒音レベルが２６．１２ｄＢ程度であった。この
程度の騒音レベルは、通常の日常生活ではそれほど気に
なるものではなく、電気スチーム式加湿器の有用性を妨
げるものではないが、静かな室内等で使用されたときに
は、人によっては気になるものである。
１を、容器１１の内部に設定した従来の加湿器では、使
用時の騒音レベルが２６．１２ｄＢ程度であった。この
程度の騒音レベルは、通常の日常生活ではそれほど気に
なるものではなく、電気スチーム式加湿器の有用性を妨
げるものではないが、静かな室内等で使用されたときに
は、人によっては気になるものである。
【００１２】そこで、本発明の課題は、上述する問題点
を解決し、騒音レベルの低い加湿器を提供することであ
る。
を解決し、騒音レベルの低い加湿器を提供することであ
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、蒸気発生装置と、給水装置とを有する加
湿器であって、前記蒸気発生装置は、容器と、補助容器
と、加熱装置と、蒸気放出筒とを含み、前記容器が金属
材料で構成され一面側に開口面を有し、前記補助容器が
合成樹脂材料で構成され前記開口面の上方に取付けられ
前記容器から連続する貯水室を形成し、前記加熱装置が
前記容器に熱結合され、前記蒸気放出筒が一端側を前記
蒸発面に対向させ他端側に蒸気出口部を有しており、前
記給水装置は、貯水タンクと、補助タンクとを有し、前
記貯水タンクが前記補助タンクに給水して前記補助タン
クの水位を常時定水位に保ち、前記補助タンクが給水管
を介して前記貯水室に連通し、前記貯水室内の水位を、
前記補助容器が喫水する位置に保つことを特徴とする。
め、本発明は、蒸気発生装置と、給水装置とを有する加
湿器であって、前記蒸気発生装置は、容器と、補助容器
と、加熱装置と、蒸気放出筒とを含み、前記容器が金属
材料で構成され一面側に開口面を有し、前記補助容器が
合成樹脂材料で構成され前記開口面の上方に取付けられ
前記容器から連続する貯水室を形成し、前記加熱装置が
前記容器に熱結合され、前記蒸気放出筒が一端側を前記
蒸発面に対向させ他端側に蒸気出口部を有しており、前
記給水装置は、貯水タンクと、補助タンクとを有し、前
記貯水タンクが前記補助タンクに給水して前記補助タン
クの水位を常時定水位に保ち、前記補助タンクが給水管
を介して前記貯水室に連通し、前記貯水室内の水位を、
前記補助容器が喫水する位置に保つことを特徴とする。
【００１４】
【作用】補助タンクが給水管を介して容器及び補助容器
によって構成される貯水室に連通し、貯水室内の水位
を、補助容器が喫水する位置に保つと、水位を容器の内
部に設定した従来品と比較して、動作時の騒音レベルが
３ｄＢ程度低下する。
によって構成される貯水室に連通し、貯水室内の水位
を、補助容器が喫水する位置に保つと、水位を容器の内
部に設定した従来品と比較して、動作時の騒音レベルが
３ｄＢ程度低下する。
【００１５】蒸気発生装置は、加熱装置が容器に熱結合
され、蒸気放出筒が一端側を容器の蒸発面に対向させ他
端側に蒸気出口部を有しており、給水装置は貯水タンク
が補助タンクに給水して常時定水位に保っているので、
貯水タンク内に水があって、補助タンクに給水される定
常状態では、容器の水位も定水位に保たれ、この定水位
の水が加熱装置によって加熱されて蒸気が発生し、蒸気
放出筒より蒸気が放出される。
され、蒸気放出筒が一端側を容器の蒸発面に対向させ他
端側に蒸気出口部を有しており、給水装置は貯水タンク
が補助タンクに給水して常時定水位に保っているので、
貯水タンク内に水があって、補助タンクに給水される定
常状態では、容器の水位も定水位に保たれ、この定水位
の水が加熱装置によって加熱されて蒸気が発生し、蒸気
放出筒より蒸気が放出される。
【００１６】
【実施例】図１は本発明に係る加湿器の正面部分断面
図、図２は容器部分の拡大断面図である。図において、
図１と同一の参照符号は同一性ある構成部分を示してい
る。図示するように、補助タンク２２が給水管２３を介
して貯水室１０に連通し、貯水室１０内の水位Ｌ１を、
補助容器１４が喫水する位置に保っている。実験による
と、水位Ｌ１は、容器１１の端面からの距離ｄで与えら
れる喫水量が１０ｍｍ以上となるような位置に設定する
のが望ましいことが分った。貯水室１０内の水位Ｌ１
は、補助タンク２２の水位Ｌ１にほぼ一致し、補助タン
ク２２の水位Ｌ１は貯水タンク２１に備えられた給水栓
２１２の高さ位置によって定まる。従って、給水栓２１
２の高さ位置選定によって貯水室１０内の水位Ｌ１を設
定できる。
図、図２は容器部分の拡大断面図である。図において、
図１と同一の参照符号は同一性ある構成部分を示してい
る。図示するように、補助タンク２２が給水管２３を介
して貯水室１０に連通し、貯水室１０内の水位Ｌ１を、
補助容器１４が喫水する位置に保っている。実験による
と、水位Ｌ１は、容器１１の端面からの距離ｄで与えら
れる喫水量が１０ｍｍ以上となるような位置に設定する
のが望ましいことが分った。貯水室１０内の水位Ｌ１
は、補助タンク２２の水位Ｌ１にほぼ一致し、補助タン
ク２２の水位Ｌ１は貯水タンク２１に備えられた給水栓
２１２の高さ位置によって定まる。従って、給水栓２１
２の高さ位置選定によって貯水室１０内の水位Ｌ１を設
定できる。
【００１７】上述のように、貯水室１０内の水位を、補
助容器１４が喫水する位置に保つと、水位Ｌ１を容器１
１の内部に設定した従来品（図６参照）と比較して、騒
音レベルが３ｄＢ程度低下する。図５は騒音の実測デー
タである。曲線Ａは本発明に係る加湿器のデータ、曲線
Ｂは図６に示した従来の加湿器のデータである。本発明
に係る加湿器において、貯水室１０内の水位Ｌ１は、容
器１１の端面からの距離ｄで与えられる喫水量が１１ｍ
ｍとなるように設定した。周囲騒音レベルは３１ｄＢで
あった。図に示すように、本発明に係る加湿器は、騒音
レベルが、従来の加湿器よりも、平均して３ｄＢ前後低
下している。
助容器１４が喫水する位置に保つと、水位Ｌ１を容器１
１の内部に設定した従来品（図６参照）と比較して、騒
音レベルが３ｄＢ程度低下する。図５は騒音の実測デー
タである。曲線Ａは本発明に係る加湿器のデータ、曲線
Ｂは図６に示した従来の加湿器のデータである。本発明
に係る加湿器において、貯水室１０内の水位Ｌ１は、容
器１１の端面からの距離ｄで与えられる喫水量が１１ｍ
ｍとなるように設定した。周囲騒音レベルは３１ｄＢで
あった。図に示すように、本発明に係る加湿器は、騒音
レベルが、従来の加湿器よりも、平均して３ｄＢ前後低
下している。
【００１８】容器１１の給水管用継手１１は、図２にも
拡大して示すように、その外面が一体に密着して形成さ
れた保護膜１１２によって覆われている。保護膜１１２
としては、耐熱性及び耐水性に富み、望まくは給水管２
３と材質の似たコーティグ材料が適している。具体例と
してシリコーン樹脂系コーティング材料をあげることが
できる。給水管用継手１１の外面が保護膜１１２によっ
て覆われていると、給水管用継手１１と保護膜１１２と
の接触界面にカルキ成分が付着し、水中溶存塩素イオン
が侵入した場合でも、保護膜１１２によって、孔食現象
による給水管用継手１１１の隙間腐蝕を防止することが
できる。
拡大して示すように、その外面が一体に密着して形成さ
れた保護膜１１２によって覆われている。保護膜１１２
としては、耐熱性及び耐水性に富み、望まくは給水管２
３と材質の似たコーティグ材料が適している。具体例と
してシリコーン樹脂系コーティング材料をあげることが
できる。給水管用継手１１の外面が保護膜１１２によっ
て覆われていると、給水管用継手１１と保護膜１１２と
の接触界面にカルキ成分が付着し、水中溶存塩素イオン
が侵入した場合でも、保護膜１１２によって、孔食現象
による給水管用継手１１１の隙間腐蝕を防止することが
できる。
【００１９】図３は本発明に係る加湿器の別の実施例に
おける容器部分の拡大断面図で、給水管２３と給水管用
継手１１１に設けられた保護膜１１２との接触界面に接
着剤１１３が充填され、接着剤１１３が接触界面を封止
すると共に、給水管２３と給水管用継手１１１を固着し
ている。接着剤１１３としては、耐熱性及び耐水性に富
む接着剤、例えばシリコーン系接着剤、エポキシ系接着
剤等が適している。この実施例の場合は、給水管２３と
給水管用継手１１１の接触界面には接着剤１１３が充填
され、接着剤１１３が接触界面を封止しているから、給
水管用継手１１１と給水管２３との接触界面に、Ｍｇ、
Ｃａ等のカルキ成分が付着することがないし、塩素イオ
ンの侵入も防止できる。接着剤１１３による封止が仮に
不充分となったために、接触界面にカルキ成分が付着
し、塩素イオンが侵入した場合でも、保護膜１１２によ
って、孔食現象による給水管用継手１１１の隙間腐蝕を
防止することができる。このため、隙間腐蝕防止に関し
て、より信頼性の高い加湿器が得られる。図示は省略し
たが、保護膜１２を設けずに、接着剤１１３によって接
触界面を封止するような構造も、隙間腐蝕防止に有効で
ある。
おける容器部分の拡大断面図で、給水管２３と給水管用
継手１１１に設けられた保護膜１１２との接触界面に接
着剤１１３が充填され、接着剤１１３が接触界面を封止
すると共に、給水管２３と給水管用継手１１１を固着し
ている。接着剤１１３としては、耐熱性及び耐水性に富
む接着剤、例えばシリコーン系接着剤、エポキシ系接着
剤等が適している。この実施例の場合は、給水管２３と
給水管用継手１１１の接触界面には接着剤１１３が充填
され、接着剤１１３が接触界面を封止しているから、給
水管用継手１１１と給水管２３との接触界面に、Ｍｇ、
Ｃａ等のカルキ成分が付着することがないし、塩素イオ
ンの侵入も防止できる。接着剤１１３による封止が仮に
不充分となったために、接触界面にカルキ成分が付着
し、塩素イオンが侵入した場合でも、保護膜１１２によ
って、孔食現象による給水管用継手１１１の隙間腐蝕を
防止することができる。このため、隙間腐蝕防止に関し
て、より信頼性の高い加湿器が得られる。図示は省略し
たが、保護膜１２を設けずに、接着剤１１３によって接
触界面を封止するような構造も、隙間腐蝕防止に有効で
ある。
【００２０】再び、図１を参照して説明する。５は水位
検出装置である。水位検出装置５は、補助タンク２２の
水位を検出し、貯水タンク２１から補助タンク２２への
給水が停止した後、図５に示す如く、少なくとも容器１
１の内底面１１０よりは上に水が残留する水位Ｌ２で加
熱装置１２の電源（図示しない）を遮断する。電源を遮
断する水位Ｌ２は、容器１１の深さ程度、即ち容器１１
の満水状態に近い位置に設定することが望ましい。定常
時の水位Ｌ１は、前述したように、容器１１を越え、補
助容器１４の内部に位置しているから、電源を遮断する
水位Ｌ２を、容器１１の満水状態に近い位置に設定する
ことが可能である。図示の水位検出装置５は、リードス
イッチ等の磁気応動スイッチ５１と、マグネットフロー
ト５２とを有し、マグネットフロート５２が補助タンク
２２の水位に追従し、磁気応動スイッチ５１がマグネッ
トフロート５２の位置に応動して動作する。水位検出装
置５は補助タンク２２の水位Ｌ２を検出できる構成であ
ればよい。
検出装置である。水位検出装置５は、補助タンク２２の
水位を検出し、貯水タンク２１から補助タンク２２への
給水が停止した後、図５に示す如く、少なくとも容器１
１の内底面１１０よりは上に水が残留する水位Ｌ２で加
熱装置１２の電源（図示しない）を遮断する。電源を遮
断する水位Ｌ２は、容器１１の深さ程度、即ち容器１１
の満水状態に近い位置に設定することが望ましい。定常
時の水位Ｌ１は、前述したように、容器１１を越え、補
助容器１４の内部に位置しているから、電源を遮断する
水位Ｌ２を、容器１１の満水状態に近い位置に設定する
ことが可能である。図示の水位検出装置５は、リードス
イッチ等の磁気応動スイッチ５１と、マグネットフロー
ト５２とを有し、マグネットフロート５２が補助タンク
２２の水位に追従し、磁気応動スイッチ５１がマグネッ
トフロート５２の位置に応動して動作する。水位検出装
置５は補助タンク２２の水位Ｌ２を検出できる構成であ
ればよい。
【００２１】上述のように、水位検出装置５は、補助タ
ンク２２の水位を検出し、貯水タンク２１から補助タン
ク２２への給水が停止した後、容器１１内に水が残留し
ている水位Ｌ２で加熱装置１２の電源を遮断するから、
容器１１の内底面１１０等に付着した水垢は常に水中に
ある。水位Ｌ２を、容器１１の満水状態に近い位置に設
定した場合は、容器１１の内面に付着した水垢の殆ど全
部が常に水中に位置する。水垢は水中であれば、加熱さ
れても熱硬化しない。このため、簡単に清掃除去でき
る。定期的な清掃除去により水垢の堆積、熱硬化を防
ぎ、熱効率の低下や製品寿命の短縮を回避できるのであ
る。
ンク２２の水位を検出し、貯水タンク２１から補助タン
ク２２への給水が停止した後、容器１１内に水が残留し
ている水位Ｌ２で加熱装置１２の電源を遮断するから、
容器１１の内底面１１０等に付着した水垢は常に水中に
ある。水位Ｌ２を、容器１１の満水状態に近い位置に設
定した場合は、容器１１の内面に付着した水垢の殆ど全
部が常に水中に位置する。水垢は水中であれば、加熱さ
れても熱硬化しない。このため、簡単に清掃除去でき
る。定期的な清掃除去により水垢の堆積、熱硬化を防
ぎ、熱効率の低下や製品寿命の短縮を回避できるのであ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 （ａ）補助タンクが給水管を介して容器及び補助容器に
よって構成される貯水室に連通し、貯水室内の水位を、
補助容器が喫水する位置に保っているから、水位を容器
の内部に設定した従来品と比較して、騒音レベルを平均
して３ｄＢ程度低下させた加湿器を提供できる。 （ｂ）蒸気発生装置は、加熱装置が容器に熱結合され、
蒸気放出筒が一端側を容器の蒸発面に対向させ他端側に
蒸気出口部を有しており、給水装置は貯水タンクが補助
タンクに給水して常時定水位に保っているので、定常状
態では、容器の定水位の水を加熱装置によって加熱して
蒸気を発生させ、蒸気放出筒より蒸気を放出する電気ス
チーム式の加湿器を提供できる。
のような効果が得られる。 （ａ）補助タンクが給水管を介して容器及び補助容器に
よって構成される貯水室に連通し、貯水室内の水位を、
補助容器が喫水する位置に保っているから、水位を容器
の内部に設定した従来品と比較して、騒音レベルを平均
して３ｄＢ程度低下させた加湿器を提供できる。 （ｂ）蒸気発生装置は、加熱装置が容器に熱結合され、
蒸気放出筒が一端側を容器の蒸発面に対向させ他端側に
蒸気出口部を有しており、給水装置は貯水タンクが補助
タンクに給水して常時定水位に保っているので、定常状
態では、容器の定水位の水を加熱装置によって加熱して
蒸気を発生させ、蒸気放出筒より蒸気を放出する電気ス
チーム式の加湿器を提供できる。
【図１】本発明に係る電気スチーム式加湿器の正面部分
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明に係る電気スチーム式加湿器の容器部分
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図３】本発明に係る電気スチーム式加湿器の別の実施
例における容器部分の各拡大断面図である。
例における容器部分の各拡大断面図である。
【図４】本発明に係る電気スチーム式加湿器の動作を説
明する図である。
明する図である。
【図５】騒音の実測データを示す図である。
【図６】従来の電気スチーム式加湿器の正面部分断面図
である。
である。
１ 蒸気発生装置 １１ 容器 １２ 加熱装置 １３ 蒸気放出筒 １４ 補助容器 ２ 給水装置 ２１ 貯水タンク ２２ 補助タンク ２３ 給水管
Claims (4)
- 【請求項１】 蒸気発生装置と、給水装置とを有する加
湿器であって、 前記蒸気発生装置は、容器と、補助容器と、加熱装置
と、蒸気放出筒とを含み、前記容器が金属材料で構成さ
れ一面側に開口面を有し、前記補助容器が合成樹脂材料
で構成され前記開口面の上方に取付けられ前記容器から
連続する貯水室を形成し、前記加熱装置が前記容器に熱
結合され、前記蒸気放出筒が一端側を前記蒸発面に対向
させ他端側に蒸気出口部を有しており、 前記給水装置は、貯水タンクと、補助タンクとを有し、
前記貯水タンクが前記補助タンクに給水して前記補助タ
ンクの水位を定水位に保ち、前記補助タンクが給水管を
介して前記貯水室に連通し、前記貯水室内の水位を、前
記補助容器が喫水する位置に保つことを特徴とする加湿
器。 - 【請求項２】 前記貯水室内の水位は、前記補助容器の
喫水量が１０ｍｍ以上となる位置に設定されていること
を特徴とする請求項１に記載の加湿器。 - 【請求項３】 水位検出装置を有し、前記水位検出装置
が前記補助タンクの水位を検出し、前記貯水タンクから
前記補助タンクへの給水が停止した後、少なくとも前記
容器の内底面よりは上に水が残留する水位で前記加熱装
置の電源を遮断することを特徴とする請求項１または２
に記載の加湿器。 - 【請求項４】 前記水位検出装置は、磁気応動スイッチ
と、マグネットフロートとを有し、前記マグネットフロ
ートが前記補助タンクの水位に追従し、前記応動スイッ
チが前記マグネットフロートの位置に応動することを特
徴とする請求項３に記載の加湿器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23557791A JPH0552372A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 加湿器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23557791A JPH0552372A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 加湿器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552372A true JPH0552372A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16988056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23557791A Withdrawn JPH0552372A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 加湿器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0552372A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5855823A (en) * | 1997-05-16 | 1999-01-05 | Huntair Inc. | Steam humidifier |
| US6938886B2 (en) | 2000-05-16 | 2005-09-06 | Appliance Development Corporation | Apparatus for conditioning air |
| US7534196B2 (en) | 2005-09-20 | 2009-05-19 | Toyota Jidosha Kanushiki Kaisha | Automatic stop device and method for internal combustion engine |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP23557791A patent/JPH0552372A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5855823A (en) * | 1997-05-16 | 1999-01-05 | Huntair Inc. | Steam humidifier |
| US6938886B2 (en) | 2000-05-16 | 2005-09-06 | Appliance Development Corporation | Apparatus for conditioning air |
| US7534196B2 (en) | 2005-09-20 | 2009-05-19 | Toyota Jidosha Kanushiki Kaisha | Automatic stop device and method for internal combustion engine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |