JPH0552145U - 二重ネット - Google Patents

二重ネット

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JPH0552145U
JPH0552145U JP11169491U JP11169491U JPH0552145U JP H0552145 U JPH0552145 U JP H0552145U JP 11169491 U JP11169491 U JP 11169491U JP 11169491 U JP11169491 U JP 11169491U JP H0552145 U JPH0552145 U JP H0552145U
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JP
Japan
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net
arch
double
horizontal
lines
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JP11169491U
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井 諄 一 白
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瀬戸内金網商工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットの頂部中央に継目がなく、且つ上端部
に二重の横線を備えた二重ネットを、広大なネットや長
尺線条等を180度折曲することなく簡単に形成できる
ようにすること。 【構成】 縦線3a及び横線4aからなる網体の上端部
を横線4aを内側にしてアーチ形に折り曲げた第1のネ
ット半体2aと、縦線3b及び横線4bからなる網体の
上端部を横線4bを外側にしてアーチ形に折り曲げた第
2のネット半体2bとを、アーチ部5a,5bを内側に
向けて対向させ、第1のネット半体2aのアーチ部5a
を第2のネット半体2bのアーチ部5b内に嵌合した状
態で相互に結合した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は二重ネットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、フェンスを構成するネットとして、縦線及び横線からなる網体を前後 二重に配設した二重ネットは従来より公知である(例えば、実公昭58−534 03号公報参照)。 かかる従来の二重ネットは、二重の網体が全く一体のものとして構成されてい るため、その製造に際しては、1枚の広大なネットを二つに折り曲げるか、ある いは、1本の長尺線条を二つに折り曲げてなる二重縦線を一定間隔で配設し、こ れらの二重縦線に横線を溶着することにより構成しなければならず、いずれの方 法においても、広大なネットまたは長尺の線条を180度折曲しなければならな いために、その折曲作業が大変であるばかりでなく、折曲に当って広い作業空間 を必要とするなどの欠点があった。しかも後者の方法においては、各二重縦線の 曲げが不揃いとなってその配列時に位置ずれを生じ易いとか、縦線の二重の部分 にそれぞれ横線を溶着する作業が面倒であるため、製造に手数がかかるという欠 点もあった。 さらに、二つの網面の色が異る着色二重ネットを得るのが困難であったり、二 つの網面における縦線の位置が互いに異る二重ネットを得ることができない、等 の問題もあった。
【0003】 そこで本考案者は、実開昭62-92036号公報に開示されているように、別々に形 成した二つのネット半体を相互に連結して二重ネットを形成することを提案し、 上述した問題点を解消することができた。
【0004】 しかしながら、この改良型の二重ネットは、それを真ん中で完全に2分割した 形の二つのネット半体を突き合わせて結合したものであるため、これらのネット 半体の継目が二重ネットの頂部中央に現れ、外観や手触りが良くないという問題 があり、特に、二つのネット半体を縦線が互いに横にずれた状態、即ち、一方の ネット半体の隣接する縦線間に他方のネット半体の縦線が位置するように配置し て結合した場合には、各縦線の上端の切れ端が二重ネットの頂部中央に横向きに 現れるため、上述した問題が顕著になる。しかも、二重ネットの上端部の強度を 拡大して重厚感を出すために、該上端部に横線を二重に配設したいというような 場合には、各ネット半体における縦線の上端部両面にそれぞれ横線を二重に溶着 しなければならず、構造が複雑化して製造が非常に面倒になる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、頂部中央に継目がなく、且つ上端部に二重の横線を備えた二 重ネットを、広大なネットや長尺線条等を180度折曲することなく簡単に形成 できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の二重ネットは、縦線及び横線からなる網体 の上端部を横線を内側にしてアーチ形に折り曲げた第1のネット半体と、縦線及 び横線からなる網体の上端部を横線を外側にしてアーチ形に折り曲げた第2のネ ット半体とを、それぞれアーチ部を内側に向けて対向させ、第1のネット半体の アーチ部を第2のネット半体のアーチ部内に嵌合した状態で相互に結合してなる ことを特徴とするものである。
【0007】 前記二重ネットにおいて、第1のネット半体のアーチ部に位置する横線のうち 頂部の横線をアーチの外側に配設し、第2のネット半体のアーチ部に位置する横 線のうち頂部の横線をアーチの内側に配設することもできる。
【0008】
【作用】
二つのネット半体を互いに結合することにより、1枚の広大なネットを二つに 折り曲げることなく、二重ネットを簡単に形成することができる。 また、各ネット半体の上端部がアーチ形をなしているから、両ネット半体の継 目が二重ネットの頂部中央に現れることがない。 更に、アーチ部の内側又は外側に横線を溶着した二つのネット半体を結合する だけで、上端部に二重の横線を備えた二重ネットを簡単且つ確実に得ることがで きる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明するに、図1は二重ネット を用いて形成したフェンスを示すもので、1は支柱、2は隣接する支柱1,1間 に張設した二重ネットであって、該二重ネット2は、別々に構成した第1及び第 2の二つのネット半体2a,2bを相互に結合することにより、一体に組み立て られている。
【0010】 前記第1のネット半体2aは、図2乃至図4から分るように、所定間隔で配設 した複数の縦線3a,3a,・・及び横線4a,4a・・からなる網体の上端部 を、横線4aを内側にしてアーチ形に折り曲げることにより、上端にアーチ部5 aを備えたものとして形成され、一方、第2のネット半体2bは、所定間隔で配 設した複数の縦線3b,3b,・・及び横線4b,4b・・からなる網体の上端 部を、横線4bを外側にしてアーチ形に折り曲げることにより、上端にアーチ部 5bを備えたものとして形成されており、これらのネット半体2a,2bを、ア ーチ部5a,5bを内側にして相互に向い合わせ、両ネット半体の縦線3a,3 bが互いに横に位置ずれした状態、即ち、一方のネット半体2aの隣接する縦線 3a,3a間に他方のネット半体2bの縦線3b,3bが位置するように配置し て、第1のネット半体2aのアーチ部5aを第2のネット半体2bのアーチ部5 b内に嵌合した状態で相互に結合することにより、前記二重ネット2が構成され ている。この場合、各ネット半体2a,2bの下端部は、図示したように内側に 折り曲げても、又は外側に折り曲げても、あるいは折り曲げないで真直のままに 伸ばしておいても良い。
【0011】 前記ネット半体2a,2bの結合方法は任意であって、近接する横線同士や横 線と縦線とを、適宜の金具で分離可能に結合したり、溶接により固定的に結合す る方法等がある。
【0012】 また、アーチ部5a,5bの形状も、図示したような半円形のものに限定され る訳ではなく、U字形や角溝形等、任意の形状に形成することができる。
【0013】 前記実施例では、ネット半体2a,2bとして縦線3a,3bの片面に全ての 横線4a,4bを取り付けたものを使用しており、このため図3から明らかなよ うに、二つのネット半体2a,2bを結合して二重ネット2とした場合に、一方 の網面側においては横線4aが二重ネット2の内側に位置し、他方の網面側にお いては横線4bが二重ネット2の外側に位置しているといった具合に、横線の位 置が網面により内外異なっている。これを避けるため、図5に示す実施例におい ては、第1のネット半体2aにおける横線4aを、アーチ部5aにおいてはアー チの内側に位置するように縦線3aの一側に取り付けて、アーチ部5a以外の部 分においては縦線3aの他側に取り付けており、これにより、二重ネット2の何 れの網面においても横線4a,4bが外側に位置することになる。なお、第1の ネット半体2aの横線4aの取り付け位置を変えることなく、第2のネット半体 2bにおける横線4bのうちアーチ部5b以外の部分に位置するものを、アーチ 部5bの横線とは反対側の面に取り付けることにより、横線4bを二重ネット2 の内側に配設することができる。
【0014】 図6は本考案の異なる実施例を示すもので、第1のネット半体2aのアーチ部 5aに位置する横線4aのうち頂部の横線4Aをアーチの外側に配設し、第2の ネット半体2bのアーチ部5bに位置する横線4bのうち頂部の横線4Bをアー チの内側に配設したものである。従って、このようなネット半体2a,2bで形 成された二重ネット2は、その頂部において、隣接する縦線3a,3b間に若干 の段差が生じることになる。
【0015】 前記各実施例では、二つのネット半体2a,2bを網面が平行な二重ネットと して結合しているが、図7に示すように網面が非平行をなすように結合すること もでき、このような下開きの非平行二重ネットは、内部空間に植物を植えて保護 育成する植栽用フェンスとして有効に使用すことができる。なお、この二重ネッ トの非平行度は、設置条件等に応じて現場で任意に設定又は調整することができ る。
【0016】 また、前記二つのネット半体2a,2bにおける縦線及び横線の素材や太さ、 色彩、配列間隔等は任意であって、互いに同じであっても異なっていても良く、 それらは二重ネットの使用目的や設置場所の条件等に応じて適宜決めることがで きる。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、次のような顕著な効果を期待することが できる。 (1) 別々に構成した二つのネット半体を互いに結合するだけで、1枚の広 大なネットを二つに折り曲げることなく、所期の二重ネットを簡単に得ることが できる。 (2) 各ネット半体の上端部がアーチ形をなしているから、両ネット半体の 継目が二重ネットの頂部中央に現れることがなく、その継目によって外観を損ね たり、手触りが悪くなるといった問題がない。 (3) アーチ部の内側又は外側に横線を取り付けた二つのネット半体を結合 するだけで、上端部に横線が二重に配設された二重ネットを簡単且つ確実に得る ことができる。 (4) 二重ネットの頂部に位置する縦線の湾曲部の数が、各網面における縦 線の数のほぼ2倍であるため、頂部の強度が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る二重ネットの一実施例を示す使用
状態での正面図である。
【図2】図1に示す二重ネットの部分拡大図である。
【図3】図1に示す二重ネットの中間部を省略した拡大
断面図である。
【図4】図3における分解図である。
【図5】本考案に係る二重ネットの異なる実施例を示す
中間部省略断面図である。
【図6】本考案に係る二重ネットの更に異なる実施例を
示す要部断面図である。
【図7】本考案に係る二重ネットの更に異なる実施例を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
2 二重ネット 2a 第1のネット
半体 2b 第2のネット半体 3a,3b 縦線 4a,4b 横線 5a,5b アーチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦線及び横線からなる網体の上端部を横
    線を内側にしてアーチ形に折り曲げた第1のネット半体
    と、縦線及び横線からなる網体の上端部を横線を外側に
    してアーチ形に折り曲げた第2のネット半体とを、それ
    ぞれアーチ部を内側に向けて対向させ、第1のネット半
    体のアーチ部を第2のネット半体のアーチ部内に嵌合し
    た状態で相互に結合してなることを特徴とする二重ネッ
    ト。
  2. 【請求項2】 第1のネット半体のアーチ部に位置する
    横線のうち頂部の横線をアーチの外側に配設し、第2の
    ネット半体のアーチ部に位置する横線のうち頂部の横線
    をアーチの内側に配設してなることを特徴とする請求項
    1に記載の二重ネット。
JP11169491U 1991-12-20 1991-12-20 二重ネット Expired - Lifetime JPH0721758Y2 (ja)

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JP11169491U JPH0721758Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 二重ネット

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Publication Number Publication Date
JPH0552145U true JPH0552145U (ja) 1993-07-09
JPH0721758Y2 JPH0721758Y2 (ja) 1995-05-17

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