JPH0552078U - 二重床のフロアパネル - Google Patents

二重床のフロアパネル

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Publication number
JPH0552078U
JPH0552078U JP10450991U JP10450991U JPH0552078U JP H0552078 U JPH0552078 U JP H0552078U JP 10450991 U JP10450991 U JP 10450991U JP 10450991 U JP10450991 U JP 10450991U JP H0552078 U JPH0552078 U JP H0552078U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
vibration
base
floor panel
surface plate
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Pending
Application number
JP10450991U
Other languages
English (en)
Inventor
隆 津久井
順 松本
浩一 池田
辰夫 庄司
博之 増野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Naka Corp
Original Assignee
Ryobi Ltd
Naka Corp
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Publication date
Application filed by Ryobi Ltd, Naka Corp filed Critical Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は二重床のフロアパネルに関し、制振機
能を高めることを目的とする。 【構成】フロアパネルはアルミニウムダイカスト製の基
台1の表層に、制振複合鋼板からなる表面板2を固定し
て形成される。この結果、構造材料としての必要な強度
は基台1により確保され、かつ、その上面での歩行、あ
るいは機器の運搬等の際の振動は表面板2に配置される
粘弾性体4により熱に変換され、制振がなされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二重床のフロアパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
二重床は、床基部上の適宜高さにフロアパネルを敷設して構成されるもので、 従来、該フロアパネルは、成形性、および材料強度等を考慮してアルミニウムダ イカストにより形成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、アルミニウムダイカストは、強度、およびフロアパネル全体の軽量化 にとっては有効な材料であるが、振動伝達性が良好なために、歩行音や機器の振 動音が大きくなるという欠点を有するものであった。
【0004】 この結果、床面の歩行音を有効に消すために、該床面に厚手の敷物等を敷く必 要があり、コスト高になるという欠点を有するものであった。 本考案は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、強度的にも高く、 しかも制振機能の高い二重床のフロアパネルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば上記目的は、実施例に対応する図1、図2に示すように、 アルミニウムダイカストにより製せられる基台1と、 この基台1の表層に密着して固定される表面板2とからなり、 前記表面板2は、二枚の鋼板3、3により制振性の粘弾性体4を介在させた制 振複合鋼板により形成される二重床のフロアパネルを提供することにより達成さ れる。
【0006】
【作用】 本考案においてフロアパネルはアルミニウムダイカスト製の基台1の表層に、 制振複合鋼板からなる表面板2を固定して形成される。この結果、構造材料とし ての必要な強度は基台1により確保され、かつ、その上面での歩行、あるいは機 器の運搬等の際の振動は表面板2に配置される粘弾性体4により熱に変換され、 制振がなされる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の望ましい実施例に添付図面に基づいて詳細に説明する。 フロアパネルの全体図を図1に示す。フロアパネルは、基台1と、この基台1 の表面に固定される表面板2と、四隅部に設けられる支持脚7とを有して平面視 正方形状に形成される。
【0008】 かかるフロアパネルの床基部(図示せず)上への敷設は、その四隅部を衝合さ せた状態で行われ、該衝合部位においてフロアパネル同士を連結するために、フ ロアパネルの四隅部には、四分円形状の切欠凹部8が凹設される。また、支持脚 7は、フロアパネルに螺合する螺杆であり、その上面に形成したスリット9を操 作することにより突出高さが調整され、フロアパネルの床基部からの設置高さが 調整可能とされる。
【0009】 基台1は、面板部1aの側縁から垂下縁1bを垂下させたアルミニウムダイカ スト製部材であり、該基台1を可及的に軽量にし、しかも必要な強度が保たれる ように、基台1の面板部1aは薄板状に形成され、かつ、その裏面に補強リブ1 cが設けられる。
【0010】 一方、表面板2は、図2に示すように、二枚の鋼板3、3により制振性の粘弾 性体4を介在させた制振複合鋼板により形成されており、上記基台1の面板部1 aに接着される。制振複合鋼板は、鋼板3間に挟みこまれた粘弾性体4のずり変 形により、表面板2に与えられた振動エネルギーを熱エネルギーに変換して制振 効果を発揮するもので、粘弾性体4としては、振動振幅の損失係数が大きな樹脂 材料等が使用される。
【0011】 なお、上述したように、この表面板2を接着剤を使用して基台1に接着する場 合には、接着剤層の粘弾性も制振性能の向上に寄与し、全体としてより高い制振 性能を発揮させることができる。また、この場合、図3に示すように、表面板2 を基台1の側縁部に回りこませるように構成する場合には、フロアパネル同士の 衝突による衝撃音の吸収も行うことができる。
【0012】 本考案の他の実施例を図4、図5に示す。この実施例は、表面板2自体が鋼板 であり、構造材料とし必要な強度を有することに着目したもので、基台1の肉抜 きを積極的に行って全体の重量の軽減を図ったものである。すなわち、この実施 例における基台1は、格子状に配置される多数の穴10、10・・を有しており 、これら穴10を閉塞するように表面板2が接着される。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案による二重床のフロアパネルによれば 、アルミニウムダイカスト製の基台の表面部に制振鋼板からなる表面板を固定し たので、床面構成部材としての必要な強度が得られる上に、歩行音等を制振鋼板 の粘弾性体により吸収することができる。
【0014】 この結果、足音等を吸収するために厚手の敷物を別途敷設する必要がなく、施 工費用を安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本考案の変形例を示す断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】図4の要部断面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 表面板 3 鋼板 4 粘弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松本 順 東京都千代田区外神田3−15−1 リョー ビ株式会社東京本社内 (72)考案者 池田 浩一 広島県府中市目崎町762番地 リョービ株 式会社内 (72)考案者 庄司 辰夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 株 式会社ナカ技術研究所内 (72)考案者 増野 博之 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 株 式会社ナカ技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムダイカストにより製せられる
    基台と、 この基台の表層に密着して固定される表面板とからな
    り、 前記表面板は、二枚の鋼板により制振性の粘弾性体を介
    在させた制振複合鋼板により形成される二重床のフロア
    パネル。
JP10450991U 1991-12-18 1991-12-18 二重床のフロアパネル Pending JPH0552078U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101477550B1 (ko) * 2013-05-23 2014-12-30 주식회사 해광 이중마루용 뷰 패널 조립체 및 그 제조 방법

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