JPH0552014B2 - - Google Patents
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- JPH0552014B2 JPH0552014B2 JP57209647A JP20964782A JPH0552014B2 JP H0552014 B2 JPH0552014 B2 JP H0552014B2 JP 57209647 A JP57209647 A JP 57209647A JP 20964782 A JP20964782 A JP 20964782A JP H0552014 B2 JPH0552014 B2 JP H0552014B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grooves
- collector
- section
- straight
- electron beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
- H01J23/02—Electrodes; Magnetic control means; Screens
- H01J23/027—Collectors
- H01J23/033—Collector cooling devices
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、ビーム直進形マイクロ波管の改良
に関する。 〔発明の技術的背景〕 一般にマイクロ波の増幅、発振を行なわせるマ
イクロ波管の代表的な管種に、直進形クライスト
ロンや進行波管がある。 例えば直進形大電力クライストロンは、電子銃
と、入力空洞、中間空胴、出力空洞をドリフト管
で連結した高周波増幅部と、コレクタ部とで構成
し、電子銃から発射された電子ビームを入力空洞
に導入された入力信号で速度変調し、中間空洞お
よびドリフト管で徐々に密度変調に変え、その密
度変調された電子ビームが出力空洞のドリフト管
ギヤツプを通過することにより、出力空洞から増
幅されたマイクロ波を得るもので、この際、用済
みとなつた電子ビームはコレクタ部に捕集され
る。 なお一般的にコレクタ部は、比較的低出力形で
は水冷構造とされるが、数百kW以上の平均出力
の超大電力用マイクロ波管では蒸発冷却構造とさ
れる。 〔背景技術の問題点〕 このようなビーム直進形マイクロ波管では、動
作条件によりコレクタ内部に入射する電子ビーム
のエネルギー分布が著しく異なる。すなわち、高
周波によるビーム変調がない場合や非常に小さい
変調度の場合は、電子の速度エネルギーが大きく
且つよく揃つたままコレクタ内部に入射する。そ
のため、電子ビームの大半がコレクタ部の先端部
すなわちビーム下流の内壁に比較的集中して入射
する。一方、高周波によるビーム変調度が大きい
場合は、速度エネルギーが相対的に小さいがエネ
ルギー分布の広い電子ビームがコレクタ内に入射
し、入口付近すなわちビーム上流側の内壁に多く
入射する。 このようなことから実際のマイクロ波管の動作
時においては、コレクタ内壁への電子ビーム衝撃
は複雑に変化し、局部的に集中して流入する場合
も多い。そのため、コレクタ壁が局部的な膨脹、
収縮を繰返すので、コレクタ構体はその応力に十
分耐えるものでなければならない。また、コレク
タ外周壁からの熱散散性が全面で十分且つ均一で
ある必要がある。 ところで、コレクタ外周壁に軸方向に沿つて多
数の溝及びこれら溝間にできる凸条片を設けて冷
却する構造のマイクロ波管が、例えば特公昭42−
19842号公報、あるいは実開昭56−75459号公報、
実開昭57−121050号公報などに開示されている。
しかしながら、これら刊行物に記載された構成に
よると、凸条片がコレクタのビーム上流側から下
流側先端まで連続しているので、冷却水の流れが
よい反面、機械的にはコレクタ壁が実質的に厚く
剛体的であり、熱変形による応力がきわめて大き
くなる。そのため、径大、長尺となる超大電力用
マイクロ波管のコレクタ部としては必ずしも実用
性が十分でない。 〔発明の目的〕 この発明は、以上のような事情に鑑みてなされ
たもので、外周壁からの熱放散性を良好に維持し
つつ電子ビームの不均一入射によるコレクタ壁の
局部的熱膨脹、収縮に対し機械的に十分耐え得る
構造のコレクタ部をもつビーム直進形マイクロ波
管を提供することを目的とする。 〔発明の概要〕 そこで第1の発明は、電子ビームを捕集する略
釣鐘形状のコレクタ部が、そのビーム上流側の円
筒部およびビーム下流側のテーパ条先端部ともそ
れぞれ軸方向に対して垂直に輪切りされた複数個
の単体部品からなつていてこれらが気密ろう接に
より一体化されてなり、且つ各単体部品の外周壁
に形成された多数の溝が一定又はほぼ一定幅を有
し軸方向に沿つて一直線上に整列しており、さら
に単体部品相互のろう接部外周の凸条片が欠如さ
れていてそれにより隣合う単体部品の凸条片同士
が所定間隔を保つて離隔されてなるビーム直進形
マイクロ波管である。 また第2の発明は、コレクタ部のテーパ状先端
部が、深さがビーム上流側円筒部の第1の溝群と
同等の深さを有する第2の溝群、およびビーム上
流側端部で前記第1の溝群の深さと同等の深さを
有しビーム下流側に行くにつれて除々に浅くなつ
て終る第3の溝群とが円周方向に交互に穿設され
てなる複数個の単体部品が接合されてなることを
特徴としている。 [発明の実施例] この発明を出力1メガワツト(MW)級の超大
電力直進形大電力クライストロン装置に実施した
例の概略を、第1図により説明する。 このクライストロン装置は、電子銃部11、高
周波増幅部12、出力導波管部13、およびコレ
クタ部14を有する管本体と、上記電子銃部11
が収納され電源が接続される絶縁油充填タンク1
5、高周波増幅部12のまわりに配置される集束
磁石装置16、コレクタ部14のまわりに取付け
られた蒸発冷却用ボイラ17とが組み合わされて
なる。 電子銃部11は凹面状の電子放射カソード1
8、第1アノード19、第2アノード20を有し
てなり、絶縁筒21a,21bで真空気密が保た
れ、図の下端部に金属排気管22が設けられてな
る。そしてフイラメント、カソード端子23,2
4および第1アノード端子19aを介して電源が
接続されるようになつている。これらは絶縁油充
填タンク15内の絶縁油中に入れられて動作させ
られる。 高周波増幅部12は、電子ビームの上流側から
高周波入力用共振空洞である第1空洞25、第2
空洞26、第3空洞27、第4空洞28、第5空
洞29および出力空洞である第6空洞30が縦列
に配置され、それぞれらが各々ドリフト管31,
31……により連結されてなる。各空洞には、同
調周波数可変用の容量板をもつチユーナ32,3
2……が設けられており、これらは管軸に平行に
延びる駆動軸33,33……によりコレクタ側ポ
ールピース34の上部に設けられた駆動体および
適当なギヤ機構で駆動される。 第1空洞25には、結合度をギヤにより調整し
得る可変入力結合部36が設けられている。第2
空洞26には、同様に可変入力結合部37が設け
られ、これに図示しない高周波吸収器が接続され
る。 なお、入力空洞の下方の第2アノード20に
は、カソード側ポールピース38が一体的に連結
されている。第4空洞28と第5空洞29との間
のドリフト管部分には、その上下の各空洞および
ドリフト管の軸を微調整するための軸調整装置3
9が設けられている。そして、出力空洞である第
6空洞30には、折り曲げテーパ導波管40が結
合され、これはコレクタ側ポールピース34部分
を貫通し、コレクタとボイラとの間の空間から横
方向に延長されて、真空気密を保つ誘電体板41
を有する出力導波管部13と一体化されている。 集束磁石装置16はヨーク42と、その内側に
設けられた複数の電磁石コイル43,43……と
を有し、両ポールピース34,38に磁気的に接
続されている。 なお、高周波増幅部12は円筒状カバー44に
より覆われ、その外側に磁石装置が配置される。 コレクタ部14はほぼ釣鐘形状に形成され、そ
の外周は凹凸に形成されている。このコレクタ部
14を囲む蒸発冷却用ボイラ17には、下方に導
水口45が設けられ、上部に排水口46が設けら
れ、そして天井部分には蒸気の排出口47が形成
されている。排水口46の内側には、コレクタ部
14の先端よりも所定の高さまで常に水が充填さ
れるように排水管48の開口端が突設されてい
る。 なお、各ドリフト管、各空洞外壁、コレクタの
電子ビーム入口部分、コレクタ側ポールピース、
および出力導波管部は強制水冷されるようになつ
ている。 さて、コレクタ部14は、全体としてほぼ釣鐘
形状をなしていて、一定の内外直径を有するビー
ム上流側円筒部14a、および先細りとなつてい
るビーム下流側のテーパ状先端部14bが一体構
造をなしている。そして、上流側円筒部14aは
軸方向に対し垂直に輪切りされた形状の3個の円
筒単体部品50a,50b,50cからなり、ま
たテーパ状先端部14bは円錘筒の一部の形状を
もつ3個の円筒単体部品50d,50e,50
f、および最先端の傘状単体部品50gからな
り、これらが気密ろう接部51a,51b,…5
1fで連結されて一体構造になつている。 また各単体部品の外周壁には、後述する多数の
溝52、およびこれら溝の間の凸条片53が、コ
レクタ部14の根元部分14cから平坦な先端1
4dまで軸方向に沿つて一直線上に並ぶように穿
設されている。そしてコレクタ外周壁のこれら溝
および凸条片のすべての面が露出しており、冷却
媒体に接するようになつている。さらに各単体部
品の接合部51a〜51fの外周では、各溝を形
成している凸条片が軸方向に所定寸法欠如されて
おり、隣合う単体部品の凸条片同士は所定間隔の
〓間Gを保つて離隔されている。 溝52の円周方向の幅Wは、すべての単体部品
においてどこでも一定又はほぼ一定寸法で形成さ
れている。そのため、上流側円筒部14aの凸条
片53の円周方向の幅はすべて一定であり、下流
側のテーパ状先端部14bでは各単体部品の凸条
片の幅は上流側に対し下流側に行くにしたがつて
除々に狭くなつている。そしてとくに、コレクタ
壁の傾斜角度が大きい最先端の傘状単体部品50
g、およびそのすぐ1つ上流の単体部品50fで
は、第3図および第4図に示す構成になつてい
る。すなわち、この2つの単体部品のうち上流側
の円錘筒状単体部品50fには、その外周にこれ
よりも上流側の円筒部品の溝52(これを第1の
溝と記す)と同じ深さの第2の溝54と、深さが
上流側端部で第1の溝と同じで下流側に行くにし
たがつて除々に浅くなり下流端で零となつて終る
第3の溝55とが、交互に、複数、軸方向に沿つ
て穿設され、いずれも第1の溝に続いて一直線上
に整列させられている。 さらに最先端の単体部品50fには、深さが第
1の溝52と同じ第4の溝56と、深さが上流側
端部で第1の溝と同じで下流側に行くにしたがつ
て除々に浅くなり下流端で零となつて終る第5の
溝57とが、交互に、複数、軸方向に沿つて穿設
され、いずれも第2の溝に続いて一直線上に整列
させられている。したがつて、この単体部品の溝
の数はすぐ1つ上流の単体部品50fの溝の数の
半分になつている。上流の単体部品50fの凸条
片53aの下流端の円周方向の幅aと、最先端の
単体部品の凸条片53bの上流端の幅bとはほぼ
同等になつている。 なお上述のように、各溝(53〜57)の幅W
はすべてのところで均等又はほぼ均等であり、管
軸方向に沿つて一直線上に並んで形成されてい
る。 これらを模式的展開図で示すと第5図のように
なり、コレクタ部の根元14cから先端14dま
で同じ幅と深さで直線的に続く溝群イと、最先端
の単体部品50gで除々に浅くなつて終る溝群ロ
と、その1つ上流の単体部品50fで除々に浅く
なつて終る溝群ハとが、同周方向に周期的に並ん
でいる。これらの溝内の矢印の如く冷却水が流通
するようになつている。 なお、第4図から明らかなように、予め分割さ
れている各単体部品の被接合部分の凸条片端面に
は、複数個の孔58が穿たれている。これらは、
コレクタ部の組立て時の各単体部品の吊下げ、お
よび位置合わせに利用される。 また、第2図中の符号60は冷却水の流れ、6
1,62は冷却水用パイプ、63は冷却水通路を
あらわしている。 〔発明の効果〕 この発明によれば、釣鐘状のコレクタ部が外周
に多数の溝および凸条片を有する輪切り状の複数
の単体部品の一体気密接合物からなり、隣り合う
単体部品の各凸条片同士は接合部を挾んで互いに
離間しているので、単体部品相互のすべての接合
部が熱応力の吸収に寄与する。それによりコレク
タ全体が内壁への不均一電子ビーム入射による局
部的熱膨脹、収縮に対し機械的に柔軟性があり、
破損のおそれが少なくなる。 また、外周の溝幅が実質的に均等であり、ビー
ム下流側のテーパ状先端部の各単体部品ごとに
除々に浅くなつて終る溝が組合わせられているの
で、各溝内を流通する冷却水や気泡が乱流を起す
ことなくスムースに上昇する。それによつて、各
単体部品の溝形成が容易であるとともに、放熱性
もすぐれている。 こうしてこの発明は、とくに径大、長尺なコレ
クタ構造となる超大電力用のビーム直進形マイク
ロ波管に好適である。
に関する。 〔発明の技術的背景〕 一般にマイクロ波の増幅、発振を行なわせるマ
イクロ波管の代表的な管種に、直進形クライスト
ロンや進行波管がある。 例えば直進形大電力クライストロンは、電子銃
と、入力空洞、中間空胴、出力空洞をドリフト管
で連結した高周波増幅部と、コレクタ部とで構成
し、電子銃から発射された電子ビームを入力空洞
に導入された入力信号で速度変調し、中間空洞お
よびドリフト管で徐々に密度変調に変え、その密
度変調された電子ビームが出力空洞のドリフト管
ギヤツプを通過することにより、出力空洞から増
幅されたマイクロ波を得るもので、この際、用済
みとなつた電子ビームはコレクタ部に捕集され
る。 なお一般的にコレクタ部は、比較的低出力形で
は水冷構造とされるが、数百kW以上の平均出力
の超大電力用マイクロ波管では蒸発冷却構造とさ
れる。 〔背景技術の問題点〕 このようなビーム直進形マイクロ波管では、動
作条件によりコレクタ内部に入射する電子ビーム
のエネルギー分布が著しく異なる。すなわち、高
周波によるビーム変調がない場合や非常に小さい
変調度の場合は、電子の速度エネルギーが大きく
且つよく揃つたままコレクタ内部に入射する。そ
のため、電子ビームの大半がコレクタ部の先端部
すなわちビーム下流の内壁に比較的集中して入射
する。一方、高周波によるビーム変調度が大きい
場合は、速度エネルギーが相対的に小さいがエネ
ルギー分布の広い電子ビームがコレクタ内に入射
し、入口付近すなわちビーム上流側の内壁に多く
入射する。 このようなことから実際のマイクロ波管の動作
時においては、コレクタ内壁への電子ビーム衝撃
は複雑に変化し、局部的に集中して流入する場合
も多い。そのため、コレクタ壁が局部的な膨脹、
収縮を繰返すので、コレクタ構体はその応力に十
分耐えるものでなければならない。また、コレク
タ外周壁からの熱散散性が全面で十分且つ均一で
ある必要がある。 ところで、コレクタ外周壁に軸方向に沿つて多
数の溝及びこれら溝間にできる凸条片を設けて冷
却する構造のマイクロ波管が、例えば特公昭42−
19842号公報、あるいは実開昭56−75459号公報、
実開昭57−121050号公報などに開示されている。
しかしながら、これら刊行物に記載された構成に
よると、凸条片がコレクタのビーム上流側から下
流側先端まで連続しているので、冷却水の流れが
よい反面、機械的にはコレクタ壁が実質的に厚く
剛体的であり、熱変形による応力がきわめて大き
くなる。そのため、径大、長尺となる超大電力用
マイクロ波管のコレクタ部としては必ずしも実用
性が十分でない。 〔発明の目的〕 この発明は、以上のような事情に鑑みてなされ
たもので、外周壁からの熱放散性を良好に維持し
つつ電子ビームの不均一入射によるコレクタ壁の
局部的熱膨脹、収縮に対し機械的に十分耐え得る
構造のコレクタ部をもつビーム直進形マイクロ波
管を提供することを目的とする。 〔発明の概要〕 そこで第1の発明は、電子ビームを捕集する略
釣鐘形状のコレクタ部が、そのビーム上流側の円
筒部およびビーム下流側のテーパ条先端部ともそ
れぞれ軸方向に対して垂直に輪切りされた複数個
の単体部品からなつていてこれらが気密ろう接に
より一体化されてなり、且つ各単体部品の外周壁
に形成された多数の溝が一定又はほぼ一定幅を有
し軸方向に沿つて一直線上に整列しており、さら
に単体部品相互のろう接部外周の凸条片が欠如さ
れていてそれにより隣合う単体部品の凸条片同士
が所定間隔を保つて離隔されてなるビーム直進形
マイクロ波管である。 また第2の発明は、コレクタ部のテーパ状先端
部が、深さがビーム上流側円筒部の第1の溝群と
同等の深さを有する第2の溝群、およびビーム上
流側端部で前記第1の溝群の深さと同等の深さを
有しビーム下流側に行くにつれて除々に浅くなつ
て終る第3の溝群とが円周方向に交互に穿設され
てなる複数個の単体部品が接合されてなることを
特徴としている。 [発明の実施例] この発明を出力1メガワツト(MW)級の超大
電力直進形大電力クライストロン装置に実施した
例の概略を、第1図により説明する。 このクライストロン装置は、電子銃部11、高
周波増幅部12、出力導波管部13、およびコレ
クタ部14を有する管本体と、上記電子銃部11
が収納され電源が接続される絶縁油充填タンク1
5、高周波増幅部12のまわりに配置される集束
磁石装置16、コレクタ部14のまわりに取付け
られた蒸発冷却用ボイラ17とが組み合わされて
なる。 電子銃部11は凹面状の電子放射カソード1
8、第1アノード19、第2アノード20を有し
てなり、絶縁筒21a,21bで真空気密が保た
れ、図の下端部に金属排気管22が設けられてな
る。そしてフイラメント、カソード端子23,2
4および第1アノード端子19aを介して電源が
接続されるようになつている。これらは絶縁油充
填タンク15内の絶縁油中に入れられて動作させ
られる。 高周波増幅部12は、電子ビームの上流側から
高周波入力用共振空洞である第1空洞25、第2
空洞26、第3空洞27、第4空洞28、第5空
洞29および出力空洞である第6空洞30が縦列
に配置され、それぞれらが各々ドリフト管31,
31……により連結されてなる。各空洞には、同
調周波数可変用の容量板をもつチユーナ32,3
2……が設けられており、これらは管軸に平行に
延びる駆動軸33,33……によりコレクタ側ポ
ールピース34の上部に設けられた駆動体および
適当なギヤ機構で駆動される。 第1空洞25には、結合度をギヤにより調整し
得る可変入力結合部36が設けられている。第2
空洞26には、同様に可変入力結合部37が設け
られ、これに図示しない高周波吸収器が接続され
る。 なお、入力空洞の下方の第2アノード20に
は、カソード側ポールピース38が一体的に連結
されている。第4空洞28と第5空洞29との間
のドリフト管部分には、その上下の各空洞および
ドリフト管の軸を微調整するための軸調整装置3
9が設けられている。そして、出力空洞である第
6空洞30には、折り曲げテーパ導波管40が結
合され、これはコレクタ側ポールピース34部分
を貫通し、コレクタとボイラとの間の空間から横
方向に延長されて、真空気密を保つ誘電体板41
を有する出力導波管部13と一体化されている。 集束磁石装置16はヨーク42と、その内側に
設けられた複数の電磁石コイル43,43……と
を有し、両ポールピース34,38に磁気的に接
続されている。 なお、高周波増幅部12は円筒状カバー44に
より覆われ、その外側に磁石装置が配置される。 コレクタ部14はほぼ釣鐘形状に形成され、そ
の外周は凹凸に形成されている。このコレクタ部
14を囲む蒸発冷却用ボイラ17には、下方に導
水口45が設けられ、上部に排水口46が設けら
れ、そして天井部分には蒸気の排出口47が形成
されている。排水口46の内側には、コレクタ部
14の先端よりも所定の高さまで常に水が充填さ
れるように排水管48の開口端が突設されてい
る。 なお、各ドリフト管、各空洞外壁、コレクタの
電子ビーム入口部分、コレクタ側ポールピース、
および出力導波管部は強制水冷されるようになつ
ている。 さて、コレクタ部14は、全体としてほぼ釣鐘
形状をなしていて、一定の内外直径を有するビー
ム上流側円筒部14a、および先細りとなつてい
るビーム下流側のテーパ状先端部14bが一体構
造をなしている。そして、上流側円筒部14aは
軸方向に対し垂直に輪切りされた形状の3個の円
筒単体部品50a,50b,50cからなり、ま
たテーパ状先端部14bは円錘筒の一部の形状を
もつ3個の円筒単体部品50d,50e,50
f、および最先端の傘状単体部品50gからな
り、これらが気密ろう接部51a,51b,…5
1fで連結されて一体構造になつている。 また各単体部品の外周壁には、後述する多数の
溝52、およびこれら溝の間の凸条片53が、コ
レクタ部14の根元部分14cから平坦な先端1
4dまで軸方向に沿つて一直線上に並ぶように穿
設されている。そしてコレクタ外周壁のこれら溝
および凸条片のすべての面が露出しており、冷却
媒体に接するようになつている。さらに各単体部
品の接合部51a〜51fの外周では、各溝を形
成している凸条片が軸方向に所定寸法欠如されて
おり、隣合う単体部品の凸条片同士は所定間隔の
〓間Gを保つて離隔されている。 溝52の円周方向の幅Wは、すべての単体部品
においてどこでも一定又はほぼ一定寸法で形成さ
れている。そのため、上流側円筒部14aの凸条
片53の円周方向の幅はすべて一定であり、下流
側のテーパ状先端部14bでは各単体部品の凸条
片の幅は上流側に対し下流側に行くにしたがつて
除々に狭くなつている。そしてとくに、コレクタ
壁の傾斜角度が大きい最先端の傘状単体部品50
g、およびそのすぐ1つ上流の単体部品50fで
は、第3図および第4図に示す構成になつてい
る。すなわち、この2つの単体部品のうち上流側
の円錘筒状単体部品50fには、その外周にこれ
よりも上流側の円筒部品の溝52(これを第1の
溝と記す)と同じ深さの第2の溝54と、深さが
上流側端部で第1の溝と同じで下流側に行くにし
たがつて除々に浅くなり下流端で零となつて終る
第3の溝55とが、交互に、複数、軸方向に沿つ
て穿設され、いずれも第1の溝に続いて一直線上
に整列させられている。 さらに最先端の単体部品50fには、深さが第
1の溝52と同じ第4の溝56と、深さが上流側
端部で第1の溝と同じで下流側に行くにしたがつ
て除々に浅くなり下流端で零となつて終る第5の
溝57とが、交互に、複数、軸方向に沿つて穿設
され、いずれも第2の溝に続いて一直線上に整列
させられている。したがつて、この単体部品の溝
の数はすぐ1つ上流の単体部品50fの溝の数の
半分になつている。上流の単体部品50fの凸条
片53aの下流端の円周方向の幅aと、最先端の
単体部品の凸条片53bの上流端の幅bとはほぼ
同等になつている。 なお上述のように、各溝(53〜57)の幅W
はすべてのところで均等又はほぼ均等であり、管
軸方向に沿つて一直線上に並んで形成されてい
る。 これらを模式的展開図で示すと第5図のように
なり、コレクタ部の根元14cから先端14dま
で同じ幅と深さで直線的に続く溝群イと、最先端
の単体部品50gで除々に浅くなつて終る溝群ロ
と、その1つ上流の単体部品50fで除々に浅く
なつて終る溝群ハとが、同周方向に周期的に並ん
でいる。これらの溝内の矢印の如く冷却水が流通
するようになつている。 なお、第4図から明らかなように、予め分割さ
れている各単体部品の被接合部分の凸条片端面に
は、複数個の孔58が穿たれている。これらは、
コレクタ部の組立て時の各単体部品の吊下げ、お
よび位置合わせに利用される。 また、第2図中の符号60は冷却水の流れ、6
1,62は冷却水用パイプ、63は冷却水通路を
あらわしている。 〔発明の効果〕 この発明によれば、釣鐘状のコレクタ部が外周
に多数の溝および凸条片を有する輪切り状の複数
の単体部品の一体気密接合物からなり、隣り合う
単体部品の各凸条片同士は接合部を挾んで互いに
離間しているので、単体部品相互のすべての接合
部が熱応力の吸収に寄与する。それによりコレク
タ全体が内壁への不均一電子ビーム入射による局
部的熱膨脹、収縮に対し機械的に柔軟性があり、
破損のおそれが少なくなる。 また、外周の溝幅が実質的に均等であり、ビー
ム下流側のテーパ状先端部の各単体部品ごとに
除々に浅くなつて終る溝が組合わせられているの
で、各溝内を流通する冷却水や気泡が乱流を起す
ことなくスムースに上昇する。それによつて、各
単体部品の溝形成が容易であるとともに、放熱性
もすぐれている。 こうしてこの発明は、とくに径大、長尺なコレ
クタ構造となる超大電力用のビーム直進形マイク
ロ波管に好適である。
第1図はこの発明の実施例を示す概略縦断面
図、第2図はその要部拡大半断面図、第3図はそ
の一部拡大断面図、第4図はその斜視図、第5図
はその模式展開図である。 11……電子銃部、12……高周波増幅部、1
4……コレクタ部、14a……ビーム上流側円筒
部、14b……ビーム下流側テーパ状先端部、5
0a,50b,50c,50d,50e,50
f,50g……単体部品、52……第1の溝、W
……溝幅、53,53a,53b……凸条片、5
1a,51b,51c,51d,51e,51f
……接合部、G……〓間、54,56……第2の
溝、55,57……第3の溝。
図、第2図はその要部拡大半断面図、第3図はそ
の一部拡大断面図、第4図はその斜視図、第5図
はその模式展開図である。 11……電子銃部、12……高周波増幅部、1
4……コレクタ部、14a……ビーム上流側円筒
部、14b……ビーム下流側テーパ状先端部、5
0a,50b,50c,50d,50e,50
f,50g……単体部品、52……第1の溝、W
……溝幅、53,53a,53b……凸条片、5
1a,51b,51c,51d,51e,51f
……接合部、G……〓間、54,56……第2の
溝、55,57……第3の溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電子ビームを発生する電子銃部と、この電子
ビームの直流エネルギーの高周波エネルギーに変
換する高周波増幅部と、用済後の電子ビームを捕
集する略釣鐘形状のコレクタ部とを備え、このコ
レクタ部の外周壁に多数の溝が形成されていてこ
れら溝および溝間の凸条片のすべての面が冷却媒
体に接する構造のビーム直進形マイクロ波管にお
いて、 上記コレクタ部は、そのビーム上流側の円筒部
およびビーム下流側のテーパ状先端部ともそれぞ
れ軸方向に対して垂直に輪切りされた複数個の単
体部品からなつていてこれらが気密ろう接により
一体化されてなり、且つ各単体部品の外周壁に形
成された多数の溝が一定又はほぼ一定幅を有し軸
方向に沿つて一直線上に整列しており、 さらに前記単体部品相互のろう接部外周の凸条
片が欠如されていてそれにより隣合う単体部品の
凸条片同士が所定間隔を保つて離隔されてなるこ
とを特徴とするビーム直進形マイクロ波管。 2 電子ビームを発生する電子銃部と、この電子
ビームの直流エネルギーを高周波エネルギーに変
換する高周波増幅部と、用済後の電子ビームを捕
集する略釣鐘形状のコレクタ部とを備え、このコ
レクタ部の外周壁に多数の溝が形成されていてこ
れら溝および溝間の凸条片のすべての面が冷却媒
体に接する構造のビーム直進形マイクロ波管にお
いて、 上記コレクタ部は、そのビーム上流側の円筒部
およびビーム下流側のテーパ状先端部ともそれぞ
れ軸方向に対して垂直に輪切りされた複数個の単
体部品からなつていてこれらが気密ろう接により
一体化されてなり、且つ各単体部分の外周壁に形
成された多数の溝が一定又はほぼ一定幅を有し軸
方向に沿つて一直線上に整列しており、 さらに前記テーパ状先端部は、深さが上記ビー
ム上流側円筒部の第1の溝群と同等の深さを有す
る第2の溝群、およびビーム上流側端部で前記第
1の溝群の深さと同等の深さを有しビーム下流側
に行くにつれて除々に浅くなつて終る第3の溝群
が円周方向に交互に穿設されてなる複数個の単体
部品が接合されてなることを特徴とするビーム直
進形マイクロ波管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20964782A JPS5999643A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ビ−ム直進形マイクロ波管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20964782A JPS5999643A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ビ−ム直進形マイクロ波管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5999643A JPS5999643A (ja) | 1984-06-08 |
| JPH0552014B2 true JPH0552014B2 (ja) | 1993-08-04 |
Family
ID=16576256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20964782A Granted JPS5999643A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ビ−ム直進形マイクロ波管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5999643A (ja) |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP20964782A patent/JPS5999643A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5999643A (ja) | 1984-06-08 |
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