JP3258061B2 - ジャイロトロン - Google Patents

ジャイロトロン

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JP3258061B2
JP3258061B2 JP03800092A JP3800092A JP3258061B2 JP 3258061 B2 JP3258061 B2 JP 3258061B2 JP 03800092 A JP03800092 A JP 03800092A JP 3800092 A JP3800092 A JP 3800092A JP 3258061 B2 JP3258061 B2 JP 3258061B2
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孝 永島
まさき 恒岡
強 假家
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はジャイロトロンに係わ
り、特にその電子銃構体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ジャイロトロンは、周知のようにサイク
ロトロンメ―ザ作用を動作原理とする電子管で、ミリ波
からサブミリ波帯における高周波大電力源として利用さ
れている。
【0003】このようなジャイロトロンは、中空電子ビ
―ムを発生する電子銃構体と、この電子銃構体の下流に
配置されて次第に径小となるテ―パ状電子ビ―ム導入部
と、このテ―パ状電子ビ―ム導入部の下流に設けられ螺
旋運動をする電子ビ−ムと相互作用を行なう共振空胴部
と、この共振空胴部の下流に設けられ次第に径大になる
テ―パ状案内部と、このテ―パ状案内部の下流に配置さ
れ相互作用を行なった後の電子ビ−ムを捕捉する円筒状
のコレクタ部と、電磁波を外部に取出すと共に管内の真
空を維持するように気密封止された誘電体電磁波透過窓
を有する出力窓部と、中空電子ビ―ムに螺旋運動を与え
る磁石等より構成されている。
【0004】動作時には、共振空胴部の下流において、
電子ビ−ムは主として共振空胴部よりコレクタ部に向け
て減少する磁場の作用を受けて拡散し、コレクタ部の内
壁面に捕捉され、運動エネルギが熱エネルギに変換され
熱損失となる。同時に、発振高周波出力はコレクタ部内
を伝播し、出力窓部を通過して外部に取出される。
【0005】ところで、上記の電子銃構体は、従来、図
3に示すように構成され、図中の符号1はカソ−ドであ
り、このカソ−ド1はカソ−ド・ノ−ズ2,ベルト状の
電子放射部3,カソ−ド・スカ−ト4,カソ−ド・スカ
−ト支持フランジ5からなっている。更に、符号6は支
持リング、7は絶縁リング、8は排気管、9は排気管支
持板、10はヒ−タリ−ド、11はボルト、12はリン
グ状アノ−ド、13,14は外囲器、15,16,17
はバックアップ・リングである。
【0006】そして、外囲器13,14内の排気は、排
気ポンプ(図示せず)に接続された排気管8を介して行
なわれるが、カソ−ド1の排気経路はカソ−ド・スカ−
ト4やカソ−ド・スカ−ト支持フランジ5に設けられた
孔やスリット(いずれも図示せず)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のジ
ャイロトロンでは、次のような不都合がある。
【0008】即ち、カソ−ド1の機械的強度を保つこと
や、電子銃構体の電界分布形成等の制約があるため、カ
ソ−ド・スカ−ト4やカソ−ド・スカ−ト支持フランジ
5に、それ程大きな孔やスリットを設けることが出来な
い。従って、十分大きな排気コンダクタンスが得られな
かった。又、カソ−ド・スカ−ト支持フランジ5が絶縁
油で冷却される支持リング6に直接大きな面積で取付け
られるため、カソ−ド1の熱の逃げが大きかった。
【0009】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、十分大きな排気コンダクタンスが得られ、能率的に
排気出来ると共に、カソ−ドからの熱の逃げが抑制さ
れ、電子放射部の温度低下を抑制することが出来るジャ
イロトロンを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、外囲器内に
中空電子ビ―ムを発生するカソ−ドおよびアノ−ドが所
定間隔で同軸的に配設され、カソ−ドが支持リングに支
持され、この支持リングの中央部に排気管が接続された
電子銃構体を備え、更にカソ−ドはサ−クル状に配置さ
れた複数のリング状スペ−サにより通気間隙が形成され
て支持リングに支持されてなるジャイロトロンである。
【0011】
【作用】この発明によれば、カソ−ドと支持リングの間
に複数のリング状スペ−サにより通気間隙が形成されて
いるので、十分大きな排気コンダクタンスが得られる。
その結果、ジャイロトロンを能率的に排気出来ると共
に、カソ−ドからの熱の逃げが抑制され、カソ−ド特に
電子放射部の温度低下を防止することが出来る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。
【0013】この発明によるジャイロトロンの電子銃構
体は、図1および図2に示すように構成され、従来例
(図3)と同一箇所には同一符号を付すことにする。
【0014】即ち、セラミックス製の筒状外囲器13,
14内には、中空電子ビ―ムを発生するカソ−ド1とア
ノ−ド12が所定間隔で同軸的に配設され、アノ−ド1
2はバックアップ・リング15,16を介して外囲器1
3,14の各端部に挾持固定されている。一方、カソ−
ド1はカソ−ド・ノ−ズ2,ベルト状電子放射部3,カ
ソ−ド・スカ−ト4,カソ−ド・スカ−ト支持フランジ
5からなっている。そして、このカソ−ド・スカ−ト支
持フランジ5は、サ−クル状に位置する複数のボルト1
1により支持リング6に支持されている。この場合、こ
の発明では図2からも明らかなように、各ボルト11の
外周にリング状スペ−サ18がそれぞれ嵌合されてい
る。このスペ−サ18により、カソ−ド1つまりカソ−
ド・スカ−ト支持フランジ5と支持リング6の間に、大
きな通気間隙19が形成されている。勿論、この発明で
もカソ−ド・スカ−ト4やカソ−ド・スカ−ト支持フラ
ンジ5には、カソ−ド1の排気経路となる孔やスリット
(いずれも図示せず)が設けられている。
【0015】更に、支持リング6には絶縁リング7を介
して排気管支持板9が取付けられ、この排気管支持板9
には排気管8が設けられ、この排気管8は図示しない排
気ポンプに接続されている。
【0016】排気時には、外囲器13,14内が排気ポ
ンプにより排気されるが、この時の空気の流れは破線で
示すようになり、従来と同様にカソ−ド・スカ−ト4や
カソ−ド・スカ−ト支持フランジ5に設けられた孔やス
リットに加え、カソ−ド・スカ−ト支持フランジ5と支
持リング6の間の通気間隙19が、排気経路となる。従
って、十分大きな排気コンダクタンスが得られる。
【0017】又、スペ−サ18を熱伝導性の悪い材質と
することにより、カソ−ド・スカ−ト支持フランジ5と
支持リング6の間に熱障壁が設けられたことになり、カ
ソ−ド1からの熱の逃げを抑制することが出来る。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、カソ−ドと支持リン
グの間にサ−クル状に配置された複数のリング状スペ−
サにより通気間隙が形成されているので、十分大きな排
気コンダクタンスが得られる。その結果、ジャイロトロ
ンを能率的に排気出来ると共に、カソ−ドからの熱の逃
げが抑制され、カソ−ド特に電子放射部の温度低下を防
止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るジャイロトロンの電
子銃構体を示す縦断面図。
【図2】図1のA−A′線に沿って切断し矢印方向に見
た横断面図。
【図3】従来のジャイロトロンの電子銃構体を示す縦断
面図。
【符号の説明】
1…カソ−ド、2…カソ−ド・ノ−ズ、3…電子放射
部、4…カソ−ド・スカ−ト、5…カソ−ド・スカ−ト
支持フランジ、6…支持リング、7…絶縁リング、8…
排気管、9…排気管支持板、10…ヒ−タリ−ド、11
…ボルト、12…アノ−ド、13,14…外囲器、1
5,16,17…バックアップ・リング、18…スペ−
サ、19…通気間隙。
フロントページの続き (72)発明者 假家 強 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式 会社東芝那須電子管工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 25/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外囲器内に中空電子ビ―ムを発生するカ
    ソ−ドおよびアノ−ドが所定間隔で同軸的に配設され、
    上記カソ−ドが支持リングに支持され、この支持リング
    の中央部に排気管が接続された電子銃構体を備えたジャ
    イロトロンにおいて、 上記カソ−ドはサ−クル状に配置された複数のリング状
    スペ−サにより通気間隙が形成されて上記支持リングに
    支持されてなることを特徴とするジャイロトロン。
JP03800092A 1992-02-25 1992-02-25 ジャイロトロン Expired - Fee Related JP3258061B2 (ja)

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