JPH0551120U - 定期券入れ - Google Patents

定期券入れ

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JPH0551120U
JPH0551120U JP11078291U JP11078291U JPH0551120U JP H0551120 U JPH0551120 U JP H0551120U JP 11078291 U JP11078291 U JP 11078291U JP 11078291 U JP11078291 U JP 11078291U JP H0551120 U JPH0551120 U JP H0551120U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚の定期券を保持できて、それら定期券を
取り出す場合は勿論のこと、取り出した定期券を再び入
れ戻す場合もスムースに収納できて、使い勝手がきわめ
て良好な定期券入れを提供する。 【構成】 表面版1と、中板2を挟んでこれと重なり合
う裏面版3との左右両側辺部と後辺部を閉合して、表面
版1と中板2との間、及び裏面版3と中板2との間にそ
れぞれ定期券収納部4,5を設けると共に残りの前辺部
を開口して定期券取出口6,7となし、表面版1及び裏
面版3にそれぞれ定期券イの大きさに近い矩形の定期券
挿入口8,9を開設し、また上記定期券収納部4,5の
内部において定期券イ,ロを左右方向に所要量移動自在
となし、定期券収納部4,5における左右両側辺部の一
方に定期券イ,ロの一側辺部を挟み止め可能な定期券保
持部10,11を設けると共に他方の側辺部に定期券
イ,ロの側縁部を滑り易くする定期券スライド部12,
13を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動改札用の定期券の出し入れが便利な定期券入れに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動改札用の定期券入れは、透明窓を有する表面版と、裏面版とを重ね 合わせて、その三辺を閉合することによりその間に定期券収納部を設けると共に 残りの開口した一辺を定期券取出口となし、透明窓に長孔を穿設して該長孔から 指を挿通して定期券を押し出せるようにした構造が一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来の定期券入れは、定期券を取り出す場合は便利であるが、取り出し た定期券を入れ戻す場合は、狭い取出口から再び挿入しなければならないので、 スムースに収納できないという欠点があった。特に定期券を2枚収納する定期券 入れではその傾向が顕著であった。
【0004】 そこで本考案は、2枚の定期券を保持できて、それら定期券を取り出す場合は 勿論のこと、取り出した定期券を再び入れ戻す場合もスムースに収納できて、使 い勝手がきわめて良好な定期券入れの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の定期券入れでは、表面版1と、中板2 を挟んでこれと重なり合う裏面版3との左右両側辺部と後辺部を閉合して、表面 版1と中板2との間、及び裏面版3と中板2との間にそれぞれ定期券収納部4, 5を設けると共に残りの前辺部を開口して定期券取出口6,7となし、表面版1 及び裏面版3にそれぞれ定期券イ,ロの大きさに近い矩形の定期券挿入口8,9 を開設し、また上記定期券収納部4,5の内部において定期券イ,ロを左右方向 に所要量移動自在となし、定期券収納部4,5における左右両側辺部の一方に定 期券イ,ロの一側辺部を挟み止め可能な定期券保持部10,11を設けると共に 他方の側辺部に定期券イ,ロの側縁部を滑り易くする定期券スライド部12,1 3を設けたものである。
【0006】 また、表面版1と、中板2を挟んでこれと重なり合う裏面版3との左右両側辺 部と後辺部を閉合して、表面版1と中板2との間、及び裏面版3と中板2との間 にそれぞれ定期券収納部4,5を設けると共に残りの前辺部を開口して定期券取 出口6,7となし、表面版1及び裏面版3にそれぞれ定期券イ,ロの大きさに近 い矩形の定期券挿入口8,9を開設し、上記定期券収納部4,5において定期券 取出口6,7の反対側の後辺部に定期券イ,ロの後辺部を挟み止め可能な定期券 保持部10,11を設けることによっても上記目的を同様に達成することが可能 である。
【0007】
【作用】
取り出した定期券イ,ロを再び定期券収納部4,5へ入れ戻すには、表面版1 及び裏面版3に開設した定期券の大きさに近い矩形の定期券挿入口8,9から容 易に収納することができる。また、定期券収納部4,5において、定期券イ,ロ を一側辺部又は後辺部に寄せると定期券保持部10,11によって定期券イ,ロ が挟み止めされる。定期券イ,ロを取り出すには、定期券保持部10,11を一 側辺部に配したものでは、定期券イ,ロを反対側の側辺部へ移動させて定期券ス ライド部12,13に位置させてから前方の定期券取出口6,7の方向へ押し出 せばよく、定期券保持部10,11を後辺部に配したものでは、そのまま前方の 定期券取出口6,7の方へ押し出せばよい。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づき実施例について詳説する。まず図1〜図4に示した第1実 施例は、ほぼ矩形でその中央部に定期券イ,ロよりも幅及び長さが僅かに小さい 矩形の定期券挿入口8を開設した皮革製の表面版1と、この表面版1と同材質且 つ同形で更に上記の定期券挿入口8と同様の定期券挿入口9を開設した裏面版3 と、矩形のプラスチック製でその上面側の一側辺部にU字状折返片14を設けて その内側の溝部を定期券スライド部12となすと共に下面側の反対側の一側片部 に同じくU字状の折返片15を設けてその内側の溝部を定期券スライド部13と なした中板2とを形成し、この表面版1と裏面版3とを間に中板2を挟んだ状態 で重ね合せて、左右両側辺部及び後辺部を略U字状に縫着して閉合することによ り、表面版1と中板2の間に前辺開口部を定期券取出口6とした定期券収納部4 を設けると共に、裏面版3と中板2の間に同じく前辺開口部を定期券取出口7と した定期券収納部5を設け、これらの定期券収納部4,5の内部において定期券 イ,ロを左右方向に所要量移動自在となし、定期券収納部4内において中板2の 上面側に設けた定期券スライド部12の反対側の側辺部に表面版1と中板2とが 近接してその間に定期券イの一側辺部を挟み止め可能な定期券保持部10を設け ると共に、定期券収納部5内において中板2の下面側に設けた定期券スライド部 13の反対側の側辺部に裏面版3と中板2とが近接してその間に定期券ロの一側 辺部を挟み止め可能な定期券保持部11を設けてなるものである。ところで中板 2に設けた定期券スライド部12,13は、表面版1及び裏面版3が定期券イ, ロに対し圧接するのを折返片14,15が妨げることによって定期券イ,ロのス ライドを確保できるようになっている。尚、中板2の表面及び裏面には、定期券 イ,ロのスライドを円滑にするために、滑りやすい布片やポリプロピレン等の滑 りやすい樹脂フィルム等を貼着してもよい。
【0009】 この第1実施例において、一方の定期券収納部4に対する定期券イの出し入れ は図4に示すように次の手順で行う。まず表面版1の上に載せた定期券イに親指 等を当てて押すことにより(a)に示すように、定期券挿入口8から定期券収納 部4の定期券スライド部12側へ定期券イの前辺角部を挿入する。次に定期券を そのまま前方へ押していき(b)に示すように定期券イの後辺部を完全に定期券 挿入口8内に没入させる。この状態で定期券イの前辺部が定期券取出口6から多 少突出するので、次に親指等で定期券イを引き戻して(c)に示すように定期券 スライド部12側でそのまま定期券イを後退させる。それから(d)に示すよう に定期券イを親指等で定期券保持部10側へ横方向に移動させる。これにより定 期券イの一側辺部が定期券保持部10によって挟み止めされる。逆に定期券イを 取り出す場合は定期券イを反対方向へ横移動させて定期券保持部10から抜き出 すと共に定期券スライド部12に一側辺部を位置せしめて、そのまま前方へ押し て定期券取出口6から脱出させればよい。尚、もう一方の定期券収納部5に対す る定期券ロの出し入れは、裏面版3に設けた定期券挿入口9と前辺開口部の定期 券取出口7を利用して上記と同様に行えばよい。
【0010】 次に図5及び図6に示した第2実施例は、定期券イ,ロよりも幅及び長さが僅 かに小さい矩形の定期券挿入口8,9を並列状に開設した一枚のポリプロピレン 等プラスチックシートを二つの定期券挿入口8,9の中間位置で2つ折りして表 面版1と裏面版2とを連設し、その表面版1と裏面版3の間に同じくポリプロピ レン等プラスチック製の中板2を挟んだ状態で折返辺部16に対向する側辺部と 後辺部をL字形に縫着して閉合することにより、表面版1と中板2の間に前辺部 を開口して定期券取出口6となした定期券収納部4を設けると共に、同じく裏面 版3と中板2の間に前辺部を開口して定期券取出口7となした定期券収納部5を 設けて、これら定期券収納部4,5の内部において折返辺部16側の側辺部を定 期券スライド部12,13となすと共に、反対側の縫着した側の側辺部を定期券 保持部10,11となしたものである。また、表面版1と裏面版3の前辺部にお ける定期券保持部10,11側の一端には紐を挿通可能で定期券イ,ロの抜出も 阻止できるハトメ17を取付けている。尚、定期券スライド部12,13はポリ プロピレン等プラスチックシートが折り曲げられただけで縫着されておらず表面 版1や裏面版3が中板2に対しそれほど近接しないので、上記第1実施例のよう に中板2に折返片を設けなくとも支障はない。
【0011】 次に図7及び図8に示した第3実施例は、上記第2実施例の定期券収納部4, 5の定期券保持部10,11側の側辺部における表面版1と裏面版3の内面にそ れぞれ定期券イ,ロに圧接する突条18,19を設けたものである。この突条1 8,19は、定期券保持部10,11の挟み止め効果を強化するためのものであ る。尚、上記第2実施例のようにハトメを取付けてもよい。
【0012】 次に図9〜図12に示した第4実施例は、ほぼ矩形でその中央部に定期券イ, ロよりも幅が僅かに広く長さは少し短い矩形の定期券挿入口8を開設した皮革製 の表面版1と、この表面版1と同材質且つ同形で更に上記の定期券挿入口8と同 様の定期券挿入口9を開設した裏面版3と、矩形のプラスチック板製でその上面 側の両側辺部及び下面側の両側辺部にそれぞれ折返片20,21,28,29を 設けた中板2とを形成し、この表面版1と裏面版3とを間に中板2を挟んだ状態 で重ね合せて、左右両側辺部及び後辺部を略U字状に縫着して閉合することによ り、表面版1と中板2の間に前辺開口部を定期券取出口6とした定期券収納部4 を設けると共に、裏面版3と中板2の間に同じく前辺開口部を定期券取出口7と した定期券収納部5を設け、これら定期券収納部4,5内において定期券取出口 6,7の反対側の縫着した後辺部に表面版1及び裏面版3が中板2と近接してそ の間に定期券イ,ロの後辺部を挟み止め可能な定期券保持部10,11を設けて なるものである。尚、中板2の上下面の両側辺部に折返片20,21,28,2 9を設けたのは、定期券イ,ロの両側辺部が表面版1及び裏面版3と中板2の間 に挟まれてしまうのを防止するためである。尚、中板2の上下両面には滑りやす い布片や、ポリプロピレン等の滑りやすい樹脂フィルムを貼着してもよい。
【0013】 この第4実施例において、一方の定期券収納部4に対する定期券イの出し入れ は図12に示すように次の手順で行う。まず、自動改札機から抜き取った定期券 イを表面版1の上に重ねて親指等で挟み、(a)に示すように親指等で定期券イ を押しながらその前辺部から定期券挿入口8内へ挿入していく。次に(b)に示 すように定期券イの後辺部まで完全に定期券挿入口8内へ没入させると、定期券 イの前辺部が定期券取出口6から多少突出した状態となる。その後に親指等で定 期券イを引き戻して(c)に示すように定期券イの後辺部を定期券保持部10に 挿入して挟み止めする。これにより定期券イの収納作業が終了する。逆に定期券 イを取り出す場合は、親指等を定期券挿入口8内へ入れて定期券イに接触させ、 そのまま前方へ押して定期券取出口6から脱出させればよい。尚、もう一方の定 期券収納部5に対する定期券ロの出し入れは、裏面版3に設けた定期券挿入口9 と前辺開口部の定期券取出口7を利用して上記と同様に行えばよい。
【0014】 次に図13〜図15に示した第5実施例は、中央部に定期券イ,ロよりも幅が 僅かに広く長さは少し短い矩形の定期券挿入口8を開設すると共に両側辺部にそ れぞれ折返辺部22,23を設けたポリプロピレン等プラスチック製の表面版1 に対し、同じく中央部に同様の定期券挿入口9を開設した同材質の裏面版3をそ の両側辺部が上記折返辺部22,23と一連に接続するように重ね合せて、その 表面版1と裏面版3の間にプラスチック製中板2を挿入すると共に表面版1と裏 面版3の後辺部を一体的に縫着して閉合することにより、表面版1と中板2の間 に前辺開口部を定期券取出口6とした定期券収納部4を設けると共に、裏面版3 と中板2の間に前辺開口部を定期券取出口7とした定期券収納部5を設け、それ ら定期券収納部4,5内において定期券取出口6,7の反対側の縫着した後辺部 に表面版1及び後面版3が中板2と近接してその間に定期券イ,ロの後辺部を挟 み止め可能な定期券保持部10,11を設けてなるものである。尚、中板2の両 側辺部には上記第4実施例のように折返片を設けなくともよい。表面版1の両側 辺部の折返辺部22,23がその役割を代りに果たすからである。
【0015】 次に図16及び図17に示した第6実施例は、上記第5実施例の定期券保持部 10,11における表面版1と裏面版3の内面箇所、及び表面版1と裏面版3の 前辺部の内面箇所にそれぞれ定期券イ,ロに圧接可能な突条24,25,26, 27を設けてなるものである。この中で突条24,25は定期券保持部10,1 1の挟み止め効果を強化するものであり、前辺部の突条26,27は定期券イ, ロを抜け止めするためのものである。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上記の通りであり、2枚の定期券を保持できて、それら2枚の定期券 を親指等の操作でそれぞれ同様に定期券取出口から簡単に取り出すことができる のは勿論であるが、本考案は特にそれら2枚の定期券を定期券収納部に入れ戻す 場合も、親指等の操作によって表面版及び裏面版に開設した定期券の大きさに近 い矩形の定期券挿入口から容易に収納できるので、従来の定期券入れに比べて定 期券の出し入れが格段に簡便化して使い勝手が向上する効果がある。
【提出日】平成4年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動改札用の定期券の出し入れが便利な定期券入れに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動改札用の定期券入れは、透明窓を有する表面版と、裏面版とを重ね 合わせて、その三辺を閉合することによりその間に定期券収納部を設けると共に 残りの開口した一辺を定期券取出口となし、透明窓に長孔を穿設して該長孔から 指を挿通して定期券を押し出せるようにした構造が一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来の定期券入れは、定期券を取り出す場合に、定期券の滑りがわるく 取り出しにくい不便があり 、取り出した定期券を入れ戻す場合は、狭い取出口か ら再び挿入しなければならないので、スムースに収納できないという欠点があっ た。特に定期券を2枚収納する定期券入れではその傾向が顕著であった。
【0004】 そこで本考案は、2校の定期券を保持できて、それら定期券を取り出す場合は 勿論のこと、取り出した定期券を再び入れ戻す場合もスムースに収納できて、 に慣れててくると片手で、例えば右手だけで定期券の出し入れカ可能で、左手が 荷物を持っている場合などに大変便利で、 使い勝手がきわめて良好な定期券入れ の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の定期券入れでは、表面版1と、中板2 を挟んでこれと重なり合う裏面版3との左右両側辺部と後辺部を閉合して、表面 版1と中板2との間、及び裏面版3と中板2との間にそれぞれ定期券収納部4, 5を設けると共に残りの前辺部を開口して定期券取出口6,7となし、表面版1 及び裏面版3にそれぞれ定期券イ,ロの大きさに近い矩形の定期券挿入口8,9 を開設し、また上記定期券収納部4,5の内部において定期券イ,ロを左右方向 に所要量移動自在となし、定期券収納部4,5における左右両側辺部の一方に定 期券イ,ロの一側辺部を挟み止め可能な定期券保持部10,11を設けると共に 他方の側辺部に定期券イ,ロの側縁部を滑り易くする定期券スライド部12,1 3を設けたものである。
【0006】
【作用】
取り出した定期券イ,ロを再び定期券収納部4,5へ入れ戻すには、表面版1 及び裏面版3に開設した定期券の大きさに近い矩形の定期券挿入口8,9から容 易に収納することができる。特に慣れてくると後述する手順により片手だけで容 易に定期券を収納することができる。 定期券収納部4,5において、定期券イ, ロを一側辺部に寄せると定期券保持部10,11によって定期券イ,ロが挟み止 めされる。定期券イ,ロを取り出すには、定期券保持部10,11の反対側の側 辺部に定期券イ,ロを移動させて定期券スライド部12,13に位置させてから 前方の定期券取出口6,7の方向へ押し出せばよい。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づき実施例について詳説する。まず図1〜図4に示した第1実 施例は、ほぼ矩形でその中央部に定期券イ,ロよりも幅及び長さが僅かに小さい 矩形の定期券挿入口8を開設した皮革製の表面版1と、この表面版1と同材質且 つ同形で更に上記の定期券挿入口8と同様の定期券挿入口9を開設した裏面版3 とを、その間に中板2を挟んだ状態で重ね合せて、左右両側辺部及び後辺部を略 U字状に縫着して閉合することにより、表面版1と中板2の間に前辺開口部を定 期券取出口6とした定期券収納部4を設けると共に、裏面版3と中板2の間に同 じく前辺開口部を定期券取出口7とした定期券収納部5を設け、又、これとは別 個に、上面側の一側辺部に折返片14を設けてその折返片14の内部の滑らかな 溝部を定期券スライド部12となしたプラスチック製の滑り板20と、同じく下 面側において上記滑り板20の折返片14を設けた側辺部の反対側の側辺部に折 返片15を設けてその折返片15の内部の滑らかな溝部を定期券スライド部13 となしたプラスチック製の滑り板21とを形成して、これら滑り板20,21を それぞれ定期券収納部4,5の内部に配して、それらの折返片14,15をそれ ぞれ表面版1及び裏面版3の内面側に両面接着テープ等により貼着し、定期券収 納部4,5の内部において定期券イ,ロを左右縫向に所要量移動自在となし、一 方の定期券収納部4内において滑り板20に設けた定期券スライド部12の反対 側の側辺部に表面版1と、滑り板20及び中板2とが近接してその間に定期券イ の一側辺部を挟み止め可能な定期券保持部10を設けると共に、他方の定期券収 納部5内において滑り板21に設けた定期券スライド部13の反対側の側辺部に 裏面版3と、滑り板21及び中板2とが近接してその間に定期券ロの一側辺部を 挟み止め可能な定期券保持部11を設け、更に、滑り板20,21の前辺部にお いて定期券保持部10,11側の一端に定期券イ,ロの抜脱を妨げる起上がり片 22,23を設けてなるものである 。ところで、滑り板20,21に設けた定期 券スライド部12,13は、表面版1及び裏面版3が定期券イ,ロに対し圧接す るのを折返片14,15が妨げることによって定期券イ,ロのスライドを確保で きるようになっている。尚、滑り板20,21の表面は、定期券イ,ロのスライ ドを円滑にするために、滑りやすいマット状とするか、布片やポリプロピレン等 の滑りやすい樹脂フィルム等を貼着してもよい。
【0008】 この第1実施例において、一方の定期券収納部4に対する定期券イの出し入れ は図4に示すように次の手順で行う。まず表面版1の上に載せた定期券イに親指 等を当てて押すことにより(a)に示すように、定期券挿入口8から定期券収納 部4の定期券スライド部12側へ定期券イの前辺角部を挿入する。次に定期券を そのまま前方へ押していき(b)に示すように定期券イの後辺部を完全に定期券 挿入口8内に没入させる。この状態で定期券イの前辺部が定期券取出口6から多 少突出するので、次に親指等で定期券イを引き戻して(c)に示すように定期券 スライド部12側でそのまま定期券イを後退させる。それから(d)に示すよう に定期券イを親指等で定期券保持部10側へ横方向に移動させる。これにより定 期券イの一側辺部が定期券保持部10によって挟み止めされる。逆に定期券イを 取り出す場合は定期券イを反対方向へ横移動させて定期券保持部10から抜き出 すと共に定期券スライド部12に一側辺部を位置せしめて、そのまま前方へ押し て定期券取出口6から脱出させればよい。尚、もう一方の定期券収納部5に対す る定期券ロの出し入れは、裏面版3に設けた定期券挿入口9と前辺開口部の定期 券取出口7を利用して上記と同様に行えばよい。
【0009】 次に図5及び図6に示した第2実施例は、定期券イ,ロよりも幅及び長さが僅 かに小さい矩形の定期券挿入口8,9を並列状に開設した一枚のポリプロピレン 等プラスチックシートを二つの定期券挿入口8,9の中間位置で2つ折りして表 面版1と裏面版2とを連設し、その表面版1と裏面版3の間に同じくポリプロピ レン等プラスチック製の中板2を挟んだ状態で折返辺部16に対向する側辺部と 後辺部をL字形に縫着(高周波溶着、熱融着等も可能)して閉合することにより 表面版1と中板2の間に前辺部を開口して定期券取出口6となした定期券収納部 4を設けると共に、同じく裏面版3と中板2の間に前辺部を開口して定期券取出 口7となした定期券収納部5を設けて、これら定期券収納部4,5の内部におい て折返辺部16側の側辺部を定期券スライド部12,13となすと共に、反対側 の縫着した側の側辺部を定期券保持部10,11となしたものである。また、表 面版1と裏面版3の前辺部における定期券保持部10,11側の一端には紐を挿 通可能で定期券イ,ロの抜出も阻止できるハトメ17を取付けている。尚、定期 券スライド部12,13はポリプロピレン等プラスチックシートが折り曲げられ ただけで縫着されておらず表面版1や裏面版3が中板2に対しそれほど近接しな いので、上記第1実施例のように中板2に折返片を設けなくとも支障はない。
【0010】 次に図7及び図8に示した第3実施例は、上記第2実施例の定期券収納部4, 5の定期券保持部10,11側の側辺部における表面版1と裏面版3の内面にそ れぞれ定期券イ,ロに圧接する突条18,19を設けたものである。この突条1 8,19は、定期券保持部10,11の挟み止め効果を強化するためのものであ る。尚、上記第2実施例のようにハトメを取付けてもよい。
【0011】
【考案の効果】
本考案は上記の通りであり、2枚の定期券を保持できて、それら2枚の定期券 を親指等の操作でそれぞれ同様に定期券取出口から簡単に取り出すことができる のは勿論であるが、本考案は特にそれら2枚の定期券を定期券収納部に入れ戻す 場合も、親指等の操作によって表面版及裏面版に開設した定期券の大きさに近い 矩形の定期券挿入口から容易に収納できるので、従来の定期券入れに比べて定期 券の出し入れが格段に簡便化して使い勝手が向上する効果がある。特に本考案の 定期券入れは、慣れてくると片手で定期券を取り出して自動改札機に挿入すると 共に、自動改札機から出てきた定期券を同じ手の親指で定期券入れの上に挟み込 みながら受け取ってそのまま親指を使って上記の操作方法により定期券を定期券 入れの内部に入れ戻すことができるので大変便利である
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】分解斜視図である。
【図4】定期券を収納する操作手順を示す平面図であ
る。
【図5】第2実施例の斜視図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】第3実施例の斜視図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】第4実施例の斜視図である。
【図10】図9のD−D線断面図である。
【図11】図9のE−E線断面図である。
【図12】定期券を収納する操作手順を示す平面図であ
る。
【図13】第5実施例の斜視図である。
【図14】図13のF−F線断面図である。
【図15】図13のG−G線断面図である。
【図16】第6実施例の斜視図である。
【図17】図16のH−H線断面図である。
【符号の説明】
1 表面版 2 中板 3 裏面版 4 定期券収納部 5 定期券収納部 6 定期券取出口 7 定期券取出口 8 定期券挿入口 9 定期券挿入口 10 定期券保持部 11 定期券保持部 12 定期券スライ
ド部 13 定期券スライド部 14 折返片 15 折返片 16 折返辺部 17 ハトメ 18 突条 19 突条 20 折返片 21 折返片 22 折返辺部 23 折返辺部 24 突条 25 突条 26 突条 27 突条 28 折返片 29 折返片 イ 定期券 ロ 定期券
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 定期券入れ
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】分解斜視図である。
【図4】定期券を収納する操作手順を示す平面図であ
る。
【図5】第2実施例の斜視図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】第3実施例の斜視図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【符号の説明】 1 表面版 2 中板 3 裏面版 4 定期券収納部 5 定期券収納部 6 定期券取出口 7 定期券取出口 8 定期券挿入口 9 定期券挿入口 10 定期券保持部 11 定期券保持部 12 定期券スライ
ド部 13 定期券スライド部 14 折返片 15 折返片 16 折返辺部 17 ハトメ 18 突条 19 突条 20 滑り板 21 滑り板 22 引がり片 23 起上がり片
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面版1と、中板2を挟んでこれと重な
    り合う裏面版3との左右両側辺部と後辺部を閉合して、
    表面版1と中板2との間、及び裏面版3と中板2との間
    にそれぞれ定期券収納部4,5を設けると共に残りの前
    辺部を開口して定期券取出口6,7となし、表面版1及
    び裏面版3にそれぞれ定期券イ,ロの大きさに近い矩形
    の定期券挿入口8,9を開設し、また上記定期券収納部
    4,5の内部において定期券イ,ロを左右方向に所要量
    移動自在となし、定期券収納部4,5における左右両側
    辺部の一方に定期券イ,ロの一側辺部を挟み止め可能な
    定期券保持部10,11を設けると共に他方の側辺部に
    定期券イ,ロの側縁部を滑り易くする定期券スライド部
    12,13を設けてなる定期券入れ。
  2. 【請求項2】 表面版1と、中板2を挟んでこれと重な
    り合う裏面版3との左右両側辺部と後辺部を閉合して、
    表面版1と中板2との間、及び裏面版3と中板2との間
    にそれぞれ定期券収納部4,5を設けると共に残りの前
    辺部を開口して定期券取出口6,7となし、表面版1及
    び裏面版3にそれぞれ定期券イ,ロの大きさに近い矩形
    の定期券挿入口8,9を開設し、上記定期券収納部4,
    5において定期券取出口6,7の反対側の後辺部に定期
    券イ,ロの後辺部を挟み止め可能な定期券保持部10,
    11を設けてなる定期券入れ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029334A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Sun-Star Stationery Co Ltd カードケース

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