JPH04282101A - カード入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、定期券などのカードを
収容携帯するに好適なカード入れに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、定期券入れとしては、定期券より
やや大きい長方形の二枚のシートを重ね、その一側辺を
除く周縁に沿って溶着等により接合し、二枚のシートの
うち少なくとも一枚を透明プラスチックにより構成し、
接合されない側辺に形成された開口部から定期券を出し
入れするものが一般的であった。

【０００３】そして、駅の改札口を通過する場合には、
透明プラスチックより成るシートを通して定期券の表記
面を係員に提示していたので、改札の都度、定期券を定
期券入れから取り出す必要はなかった。

【０００４】ところが、最近、電鉄各社において自動改
札システムが導入されたので、定期券を自動改札機に通
過させるために、改札の度に定期券を定期券入れから出
し入れしなければならず、上記のような従来の定期券入
れでは出し入れに非常に手間どっていた。

【０００５】しかも、近年様々な分野でカード化が進み
、ほとんどの人がこれ以外にも多数のカードを携帯する
ようになっており、従来のカード入れではこれらのカー
ドの出し入れに不便であった。

【０００６】これに対処するために、裏面シートに表面
シートを重合し、それらの一端縁に沿って開口部を形成
すると共に、他の縁部を接合し、前記開口部に直交する
方向に長い長孔を表面シートに穿設し、開口部において
裏面シートを表面シートよりやや長く延出したカード入
れが提供された。

【０００７】しかし、このものはカード収容部が１箇所
であるため、異種の複数のカードを収容するのに不便で
あり、また、長孔が開口部とその反対の縁部との中央に
形成されているため、カード入れの前記縁部を保持した
場合、カードの指保持部と前記縁部との距離が大となっ
てカードが繰出し難い欠点があった。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、１枚
のシートの折曲で複数のカードをそれぞれ別個に収容で
きる収容部が形成できると共に、カード入れの開口部の
反対の縁部を持った状態で定期券などのカードを指先で
簡単に取り出し、スムーズに収納することのできるカー
ド入れを提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明のカード入れは、
上記課題を達成するために、シートを複数の位置で折曲
して裏面シートの両面に表面シートとを重合し、各表面
シートの一端縁に沿って開口部を形成すると共に、その
側縁に沿って接合し、前記開口部に直交する方向に長い
長孔を折曲縁寄りに偏在させて前記表面シートに穿設し
、前記開口部において、前記裏面シートを表面シートよ
りやや長く延出する。

【００１０】

【作用】表面シートの開口部を通してカードの表示を目
視し、カードを取り出す際には、カード入れの開口部の
反対側を保持し、長孔を通して指をカードの表面に押し
当て、そのまま長孔の長軸に沿って開口部方向に摺動さ
せ、カードを引き出す。

【００１１】また、開口部において裏面シートの延出部
をガイド部とし、カードを収納する。

【００１２】

【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。

【００１３】図１及び図２は、本考案のカード入れＡの
第１の実施例を示し、透明又は半透明のポリプロピレン
，ポリエチレン等の合成樹脂を素材とする、図３に示す
如き中間部を狭幅とした細長い帯状のシート１を、長さ
の３等分線よりやや外方の複数の位置の折曲線２，３か
らそれぞれ反対側に折曲し、外面に重合される２枚の表
面シート１ａ，１ｂの両側の長辺どうしを、これら表面
シート１ａ，１ｂの間に表面シート１ａ，１ｂより狭幅
の裏面シート１ｃを挾んで溶着，縫着などにより接合す
る。

【００１４】従って、表面シート１ａと裏面シート１ｃ
との間には袋部４ａが形成され、その一端縁の短辺に沿
って開口部５ａが形成され、表面シート１ｂと裏面シー
ト１ｃとの間には袋部４ｂが形成され、その他端縁の短
辺に沿って開口部５ｂが形成され、これら開口部５ａ，
５ｂにおいて、裏面シート１ｃがそれぞれ表面シート１
ａ，１ｂよりやや長く延出されている。

【００１５】また、表面シート１ａ，１ｂにはそれぞれ
折曲線２，３寄りに偏在させて開口部５ａ，５ｂに直交
する方向に長い長孔６ａ，６ｂが穿設されている。

【００１６】次にこのカード入れＡの使用方法について
説明すると、袋部４ａ，４ｂにそれぞれカードの表記面
を外面に向けて収納し、カードを取り出す場合は折曲線
２，３寄りを保持し、必要なカードの表記面に指の腹を
押し当て、長孔６ａ，６ｂの長軸に沿って開口部５ａ，
５ｂ方向に摺動させ、カードの一端が開口部５ａ，５ｂ
から露出したら、この部分をカード読取機に挿入する。

【００１７】使用後は再びカードの表記面を外面に向け
て開口部５ａ，５ｂから袋部４ａ，４ｂ内に挿入するの
であるが、その際裏面シート１ｃの延出部７がガイド部
となり、カードが表面シート１ａ，１ｂと裏面シート１
ｃとの間にスムーズに挿入される。

【００１８】図４はカード入れＡの第２の実施例を示し
、図３に示すシート１より裏面シート１ｃの長さだけ長
い狭幅のシート１の長手方向中央部と、さらにその２等
分線よりやや外方に図５に示すようにそれぞれ折曲線８
，９，１０が形成され、折曲線８から半分に折曲した後
、折曲線９，１０に沿ってそれぞれ外側に折り返し、２
枚の表面シート１ａ，１ｂの両側の長辺どうしを、これ
らの間に表面シート１ａ，１ｂよりも狭幅の２枚の裏面
シート１ｃ，１ｄを挾んで溶着，縫着等により接合する
。

【００１９】従って、開口部５ａ，５ｂは同じ側に形成
され、図１に示す実施例と同じく、裏面シート１ｃ，１
ｄは開口部５ａ，５ｂにおいて表面シート１ａ，１ｂよ
りやや長く延出されている。

【００２０】なお、他の部分は図１に示す実施例とほぼ
同様の構成を有するので、同一部位に同一符号を付し、
説明を省略する。

【００２１】

【発明の効果】本発明のカード入れは、開口部に直交す
る方向に長い長孔を表面シートの折曲線寄りに偏在させ
て穿設したので、この長孔を通して直接カードに指を押
し当てて、そのまま開口部方向へ摺動させるに際し、折
曲縁部を保持した指と開口部に挿入される指との距離が
短くなるので簡単にカードを引き出すことができ、開口
部において裏面シートが表面シートよりやや長く延出さ
れているので、この延出部がガイド部となりカードの端
部が容易に表面シートと裏面シートとの間に案内され、
スムーズにカードをカード入れに収納することができる
。

【００２２】また、１枚のシートを折曲し、裏面シート
の両面に表面シートが重合されるので、接合部分が少な
くてすみ、製造が容易で、複数のカードを同時に収納で
き、しかもカード入れから取り出すことなく、開口部を
通してこれら複数のカードの表記面を目視することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を示すカード入れの斜視
図

【図２】図１の実施例のＡ−Ａ線断面図

【図３】図１の
カード入れの展開図

【図４】本発明の第２の実施例を示すカード入れの断面
図

【図５】図４のカード入れの展開図

【符号の説明】

Ａ　　カード入れ １　　シート １ａ　　表面シート １ｂ　　表面シート １ｃ　　裏面シート １ｄ　　裏面シート ２　　折曲線 ３　　折曲線 ８　　折曲線 ９　　折曲線 １０　　折曲線 ４ａ　　袋部 ４ｂ　　袋部 ５ａ　　開口部 ５ｂ　　開口部 ６ａ　　長孔 ６ｂ　　長孔 ７　　延出部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　シートを複数の位置で折曲して裏面シ
   ートの両面に表面シートを重合し、各表面シートの一端
   縁に沿って開口部を形成すると共に、その側縁に沿って
   接合し、前記開口部に直交する方向に長い長孔を折曲縁
   寄りに偏在させて前記表面シート穿設し、前記開口部に
   おいて、前記裏面シートを前記表面シートよりやや長く
   延出したことを特徴とするカード入れ。