JPH055091A - 摩擦材 - Google Patents
摩擦材Info
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- JPH055091A JPH055091A JP3039108A JP3910891A JPH055091A JP H055091 A JPH055091 A JP H055091A JP 3039108 A JP3039108 A JP 3039108A JP 3910891 A JP3910891 A JP 3910891A JP H055091 A JPH055091 A JP H055091A
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Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 7
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- XQUPVDVFXZDTLT-UHFFFAOYSA-N 1-[4-[[4-(2,5-dioxopyrrol-1-yl)phenyl]methyl]phenyl]pyrrole-2,5-dione Chemical compound O=C1C=CC(=O)N1C(C=C1)=CC=C1CC1=CC=C(N2C(C=CC2=O)=O)C=C1 XQUPVDVFXZDTLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D69/02—Composition of linings ; Methods of manufacturing
- F16D69/025—Compositions based on an organic binder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車等のブレーキ制動時に発生する摩擦材
のノイズを防止する。 【構成】 ビスマレイミドトリアジン樹脂を主成分とす
るダストを含有させた摩擦材。上記ダストは摩擦材中に
１〜15wt％含有させるのが有効。 【効果】 従来のカシューダストを用いた摩擦材に比べ
て、摩擦性能は同等あるいはそれ以上であるにもかかわ
らず、ノイズ発生率は大幅に低減する。
のノイズを防止する。 【構成】 ビスマレイミドトリアジン樹脂を主成分とす
るダストを含有させた摩擦材。上記ダストは摩擦材中に
１〜15wt％含有させるのが有効。 【効果】 従来のカシューダストを用いた摩擦材に比べ
て、摩擦性能は同等あるいはそれ以上であるにもかかわ
らず、ノイズ発生率は大幅に低減する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等のブレーキ等に
使用する摩擦材に関し、特に制動時に発生するノイズを
防止したものである。
使用する摩擦材に関し、特に制動時に発生するノイズを
防止したものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り使用されている機械式ブレーキは、固体と固体を接触
させて互いに摺動させているので、必然的にこれらの振
動によりノイズが発生する。現在このノイズを完全に防
止することは困難であるがこれを低減させるべく、相対
する一方のブレーキパッド中に振動を吸収する素材を配
合したり、また振動伝達系の途中に粘弾性特性の良好な
エラストマーを介在させる等の方法により対処してい
る。しかしいまだ十分とはいえない。
り使用されている機械式ブレーキは、固体と固体を接触
させて互いに摺動させているので、必然的にこれらの振
動によりノイズが発生する。現在このノイズを完全に防
止することは困難であるがこれを低減させるべく、相対
する一方のブレーキパッド中に振動を吸収する素材を配
合したり、また振動伝達系の途中に粘弾性特性の良好な
エラストマーを介在させる等の方法により対処してい
る。しかしいまだ十分とはいえない。
【０００３】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らはこれ
を解決すべく検討し、ブレーキの摩擦材中に以下のよう
な目的で含有されているダストに着目してこれについて
さらに研究した。即ちダストの主な機能は、ブレーキ
感触（ブレーキフィーリング）の向上、効力アップ、
ノイズ防止等であり、ダストの種類としては現在ゴム
ダスト，カシューダスト及びその変成品があり、これら
を２〜10wt％の割合でディスクブレーキ用パッドに含有
させている。一方ブレーキを取り巻く環境は、自動車の
大型化に伴う車体の軽量化から構造的に剛性が低下しや
すい上、ブレーキシステムも小型・軽量化が進みブレー
キパッドにかかる負荷は益々厳しくなる傾向にある。従
ってブレーキパッドの耐熱性の要求は高まっているが、
上記ゴムダストでは到底目的を達成することができず、
またカシューダストはゴムダストより耐熱性は高いが安
定した機能を長期間にわたって発揮することは困難であ
った。即ちカシューダストを含有したパッドに発生する
ノイズは、ブレーキ制動を繰り返すにつれて多発する傾
向が強かった。これは制動の繰り返しによる熱履歴を重
ねるにつれてブレーキパッドの温度が次第に上昇し、つ
いにはカシューダストの熱分解温度（約 290℃）以上と
なってしまい、カシューダストの耐熱限界を越えてしま
うからである。
を解決すべく検討し、ブレーキの摩擦材中に以下のよう
な目的で含有されているダストに着目してこれについて
さらに研究した。即ちダストの主な機能は、ブレーキ
感触（ブレーキフィーリング）の向上、効力アップ、
ノイズ防止等であり、ダストの種類としては現在ゴム
ダスト，カシューダスト及びその変成品があり、これら
を２〜10wt％の割合でディスクブレーキ用パッドに含有
させている。一方ブレーキを取り巻く環境は、自動車の
大型化に伴う車体の軽量化から構造的に剛性が低下しや
すい上、ブレーキシステムも小型・軽量化が進みブレー
キパッドにかかる負荷は益々厳しくなる傾向にある。従
ってブレーキパッドの耐熱性の要求は高まっているが、
上記ゴムダストでは到底目的を達成することができず、
またカシューダストはゴムダストより耐熱性は高いが安
定した機能を長期間にわたって発揮することは困難であ
った。即ちカシューダストを含有したパッドに発生する
ノイズは、ブレーキ制動を繰り返すにつれて多発する傾
向が強かった。これは制動の繰り返しによる熱履歴を重
ねるにつれてブレーキパッドの温度が次第に上昇し、つ
いにはカシューダストの熱分解温度（約 290℃）以上と
なってしまい、カシューダストの耐熱限界を越えてしま
うからである。
【０００４】本発明は上記の点に鑑みさらに検討の結
果、耐熱性に優れノイズの発生を防止した摩擦材を開発
したもので、ビスマレイミドトリアジン樹脂を主成分と
するダストを含有したことを特徴とするものであり、上
記ダストは１〜15wt％含有するのが良い。
果、耐熱性に優れノイズの発生を防止した摩擦材を開発
したもので、ビスマレイミドトリアジン樹脂を主成分と
するダストを含有したことを特徴とするものであり、上
記ダストは１〜15wt％含有するのが良い。
【０００５】
【作用】上記ビスマレイミドトリアジン（以下ＢＴレジ
ンと記す）と従来のカシューダストとの耐熱性及びブレ
ーキ制動による熱分解後の残炭率を比較すると表１のよ
うになる。
ンと記す）と従来のカシューダストとの耐熱性及びブレ
ーキ制動による熱分解後の残炭率を比較すると表１のよ
うになる。
【０００６】
【表１】
【０００７】このようにＢＴレジンはカシューダストに
比較して熱分解点（耐熱性）が約 100℃も高いので、使
用可能な温度領域が広く、摩擦材として適用範囲が広い
特徴がある。また熱分解した後の炭素残量も多いので、
即ち熱的に安定な炭素の存在量が多いのでノイズ性も含
めた摩擦特性の変化が少なくなる利点がある。また上記
ＢＴレジンを主成分とするタストの摩擦材中の含有量は
１〜15wt％が有効であるが、さらに望ましくは３〜８wt
％が良好である。
比較して熱分解点（耐熱性）が約 100℃も高いので、使
用可能な温度領域が広く、摩擦材として適用範囲が広い
特徴がある。また熱分解した後の炭素残量も多いので、
即ち熱的に安定な炭素の存在量が多いのでノイズ性も含
めた摩擦特性の変化が少なくなる利点がある。また上記
ＢＴレジンを主成分とするタストの摩擦材中の含有量は
１〜15wt％が有効であるが、さらに望ましくは３〜８wt
％が良好である。
【０００８】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。表２
に示す配合組成からなる本発明摩擦材と比較摩擦材とを
製造した。これら摩擦材の物性は表３に示す。
に示す配合組成からなる本発明摩擦材と比較摩擦材とを
製造した。これら摩擦材の物性は表３に示す。
【０００９】
【表２】
【００１０】
【表３】
【００１１】上記の摩擦材をブレーキパッドに適用し
て、JASO 1201に準ずる摩擦性能試験を実施した結果を
表４に示し、さらにノイズ試験を実施した結果を図１に
示す。
て、JASO 1201に準ずる摩擦性能試験を実施した結果を
表４に示し、さらにノイズ試験を実施した結果を図１に
示す。
【００１２】
【表４】
【００１３】表４によれば本発明摩擦材を使用したブレ
ーキパッドは、従来の比較摩擦材を使用したパッドに比
べて同等あるいはそれ以上の摩擦性能を有することが判
る。また図１によれば、本発明摩擦材を使用したブレー
キのノイズ発生率は従来ブレーキのものと比較して明ら
かに低下していることが判る。
ーキパッドは、従来の比較摩擦材を使用したパッドに比
べて同等あるいはそれ以上の摩擦性能を有することが判
る。また図１によれば、本発明摩擦材を使用したブレー
キのノイズ発生率は従来ブレーキのものと比較して明ら
かに低下していることが判る。
【００１４】
【発明の効果】このように本発明によれば、摩擦材の摩
擦性能を低下させることなく、制動時のノイズ発生を従
来に比較して大幅に抑制する事を可能とする等顕著な効
果を奏するものである。
擦性能を低下させることなく、制動時のノイズ発生を従
来に比較して大幅に抑制する事を可能とする等顕著な効
果を奏するものである。
【図１】ブレーキノイズ試験の結果を示す柱状図であ
る。
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ビスマレイミドトリアジン樹脂を主成分
とするダストを含有したことを特徴とする摩擦材。 【請求項２】 ビスマレイミドトリアジン樹脂を主成分
とするダストを１〜15wt％含有した請求項１記載の摩擦
材。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3039108A JPH055091A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 摩擦材 |
| EP92102020A EP0498441B1 (en) | 1991-02-08 | 1992-02-06 | Friction material |
| DE69204176T DE69204176T2 (de) | 1991-02-08 | 1992-02-06 | Reibungsmaterial. |
| US08/120,319 US5384344A (en) | 1991-02-08 | 1993-09-13 | Friction material containing BT resin dust |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3039108A JPH055091A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 摩擦材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055091A true JPH055091A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12543882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3039108A Pending JPH055091A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 摩擦材 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5384344A (ja) |
| EP (1) | EP0498441B1 (ja) |
| JP (1) | JPH055091A (ja) |
| DE (1) | DE69204176T2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9915331B2 (en) | 2016-01-15 | 2018-03-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wet friction materials including calcium silicate |
| US10132375B2 (en) | 2016-05-18 | 2018-11-20 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wet friction materials having friction modifier carrier |
| CN107218322B (zh) * | 2017-04-21 | 2019-03-22 | 湖南博云汽车制动材料有限公司 | 一种电动中巴用液压盘式刹车片及其制备方法 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1604839A (en) * | 1977-08-10 | 1981-12-16 | Ferodo Ltd | Friction materials |
| CA1187232A (en) * | 1980-04-17 | 1985-05-14 | John R. Blickensderfer | Phenolic friction particles |
| JPS61113650A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-05-31 | Kouseinou Jushi Shinseizou Gijutsu Kenkyu Kumiai | 塗装用樹脂組成物 |
| JPS6213479A (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 摩擦材料 |
| CA1262471A (en) * | 1985-11-13 | 1989-10-24 | Masanori Sumihara | Ultrasonic motor having a friction material comprising a rubber-like elastic material and aromatic polyamide fiber |
| JPS62270635A (ja) * | 1986-05-19 | 1987-11-25 | Komatsu Ltd | 湿式摩擦材 |
| US4866107A (en) * | 1986-10-14 | 1989-09-12 | American Cyanamid Company | Acrylic containing friction materials |
| US4920159A (en) * | 1987-12-28 | 1990-04-24 | Allies-Signal Inc. | Friction resistant composition |
| EP0324908A3 (en) * | 1987-12-28 | 1990-11-07 | AlliedSignal Inc. | Improved friction resistant composition |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3039108A patent/JPH055091A/ja active Pending
-
1992
- 1992-02-06 DE DE69204176T patent/DE69204176T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-02-06 EP EP92102020A patent/EP0498441B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-09-13 US US08/120,319 patent/US5384344A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0498441A3 (en) | 1992-08-26 |
| EP0498441B1 (en) | 1995-08-23 |
| EP0498441A2 (en) | 1992-08-12 |
| DE69204176D1 (de) | 1995-09-28 |
| DE69204176T2 (de) | 1996-04-25 |
| US5384344A (en) | 1995-01-24 |
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