JPH055083Y2 - - Google Patents

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JPH055083Y2
JPH055083Y2 JP17577187U JP17577187U JPH055083Y2 JP H055083 Y2 JPH055083 Y2 JP H055083Y2 JP 17577187 U JP17577187 U JP 17577187U JP 17577187 U JP17577187 U JP 17577187U JP H055083 Y2 JPH055083 Y2 JP H055083Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は反射面の角度を遠隔操作によつて自由
に変更しうるようにした電動式ミラー駆動装置に
関する。
[従来の技術とその問題点] バツクミラーの反射角をモータにより自動的に
調節する駆動装置は種々の形式があるが、多くの
ものはピボツトスクリユーの先端に配設した可動
ピボツト部がミラーの支軸中心(固定支点)を中
心として円弧状にスイングできる構成となつてい
る(例えば実開昭62−43843号等)。すなわちフロ
ントハウジングとリヤハウジングを嵌合せて作つ
たアクチユエータハウジング内にミラーの上下・
左右傾動用の2台のモータを取付けると共に、各
モータの駆動軸にウオームを取付け、さらにこの
ウオームとかみ合つて回転するウオームホイール
が配設されている。ウオームホイールは、その中
心線が鏡面と直交するようにリヤハウジング上に
設けられているものであり、このウオームホイー
ルの中心部に該ホイールと一体的に回転するよう
に係合されたピボツトスクリユーが挿設されてい
る。
その構造を具体的に示すと、例えば第9図に示
すようにウオームホイール1の中心線上に角形の
係合孔2を形成させ、この角形孔2にピボツトス
クリユー3の後端側に設けた角形凸部4を嵌合さ
せることにより、嵌合状態において円周方向の相
対移動が制限され、軸方向の移動が許容されるよ
うに形成させている。またミラーホルダー裏面に
連結させたピボツトスクリユー3の頭部がミラー
の傾斜調整時に円弧状(放射状)に傾動できるよ
うに、係合孔2と凸部4の間に所定の間隙(ガ
タ)を設けた構造となつている。ピボツトスクリ
ユーのネジ部にはリヤハウジング5aに挿設した
スプリングピン6をかみ合せており、モータによ
りウオームホイールを介してウオームホイールを
回転させることによりピボツトスクリユーを前後
方向に動かしてミラーの傾斜角度を調整するよう
に構成されている。
ところでこうした従来型のバツクミラーの駆動
装置においては、ミラーの傾斜調整上必要な前記
係合孔2と角形凸部4間に設けたガタのために、
ウオームホイールとピボツトスクリユーとの間の
回転伝達効率が悪くなる欠点があり、かつピボツ
トスクリユーのホールド力も弱いので、鏡面振動
(ビビリ)を生じやすいという問題点もあつた。
またこの種の駆動装置においては、広視界を確
保するためにピボツトスクリユーの作動ストロー
クを長くする必要があるが、ピボツトスクリユー
の後端に前述の角形凸部4を形成する必要がある
ので、アクチユエータユニツトの厚みが増してし
まい、薄型の製品を得ることができないという難
点もあつた。
[考案の目的] 本考案は上記のような従来型の欠点を解消し
て、ウオームホイールとピボツトスクリユーの回
転伝達効率を高め、かつピボツトスクリユーのホ
ールド力を大きくすると共に、アクチユエータユ
ニツトをコンパクト化し得る電動式ミラー駆動装
置を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するために、反射面
を持つミラーエレメントの裏面に、ミラーエレメ
ントの回転中心部となる固定支点と、反射面の傾
斜角度を調整するピボツトスクリユーとを取付
け、該ピボツトスクリユーを駆動ギヤにより進退
駆動して反射面の傾斜角度を調整自在とした電動
式ミラー駆動装置において、前記ピボツトスクリ
ユーに軸方向に沿い複数本のスリツトを形成し、
このスリツト内に挿合してピボツトスクリユーに
回転力を伝達する係合フインを前記駆動ギヤから
突出形成させると共に、該係合フインは駆動ギヤ
の直径線方向に拡縮可能に形成し、かつピボツト
スクリユーの端部を駆動ギヤを収容するハウジン
グ内に設けた固定ナツトで保持したものである。
[実施例] 進んで本考案を一実施例に基づいて具体的に説
明する。
符号10が電動式バツクミラーであり、ステー
11を有するミラーボデー12と、ミラーボデー
内にセツトされたアクチユエータユニツト13
と、アクチユエータユニツト前部に取付けられた
ミラーエレメント14とを含んでいる。ミラーエ
レメント14は反射鏡15と、反射鏡を保持する
ミラーホルダー16と、ミラーホルダーの裏面中
央に装着したピボツトプレート17とからなつて
いる。
前記アクチユエータユニツト13は、第2図に
示すようにフロントハウジング18とリヤハウジ
ング19とを分割可能に嵌め合せたものであり、
その内部に2組のモータ20,21とドライブト
ランスミツシヨン40,41を内蔵させている。
前記リヤハウジング19のほぼ中央には後述する
ごとき2重ソケツトタイプの支持部(固定支点)
30を設けてミラーエレメント14を傾動自在に
支持している。また前記ドライブトランスミツシ
ヨン40,41は、前記支持部30から直交方向
にある距離だけそれぞれ離された位置のハウジン
グ内に配置されている。各ドライブトランスミツ
シヨン40,41にそれぞれピボツトスクリユー
26,27を取付け、このピボツトスクリユーの
先端に設けたピボツト28をピボツトプレート1
7の背面に形成した球面受座29に嵌合させてい
る。
前記モータの何れかを正転または逆転させる
と、ドライブトランスミツシヨン40または41
を介してピボツトスクリユー26または27が進
退され、これによりミラーの上下または左右方向
の反射角が調節される。上下方向および左右方向
のミラー角度調節用のドライブトランスミツシヨ
ン40,41は、第1図に示すように中央のピボ
ツト30を中心にして直交方向に距離を離した位
置のアクチユエータユニツト13内に配置されて
いる。各ドライブトランスミツシヨン40,41
は、モータ20,21の出力軸22,23に固着
したウオーム24,25と、ウオームとかみ合う
ギヤ45,46を有する円筒部材43,44とか
らなつている。
前記ドライブトランスミツシヨンは上下調節
用、左右調節用とも同一の構造であるため、以下
の説明では上下方向ミラー角度調節用のトランス
ミツシヨン40について述べる。
第3図に示すように前記円筒部材43はアクチ
ユエータユニツト13のフロントハウジング18
に形成された凹所47の内壁48と、リヤハウジ
ング19側の環状壁49との間に配置されてい
る。この円筒部材43は凹所47のあるハウジン
グ18,19間に若干アソビをもたせた状態で回
転自在に支持されている。
前記円筒部材43は第4A図、第4B図に示す
ように、その外周に前記ウオーム24に噛み合う
駆動ギヤ(ウオームホイール)45を形成し、ま
た円筒部材の上端から内向きに係合フイン52を
複数個突出形成している。係合フイン52はピボ
ツトスクリユー26に形成させたスリツト53に
挿合させて該スクリユーを弾性的に保持し、後記
のように円筒部材43の回転時にピボツトスクリ
ユー26が一体に回転するように連結されてい
る。なお、この係合フイン52は円筒部材43と
一体に合成樹脂で作られ、その直径線方向に弾性
的に拡縮可能に形成されている(第5A図参照)。
ピボツトスクリユー26は円筒部材43と同一
軸線上にあり、フロントハウジング18から延出
させた固定ナツト50がピボツトスクリユーのネ
ジ部に挿合されてピボツトスクリユーの一端を保
持している。固定ナツト50は第6図に示すよう
に軸線に沿つて3個以上の弾性舌状体51で作ら
れている。ピボツトスクリユー26のスリツト5
3は第7A図、第7B図のように軸方向に沿い、
円周方向に所定の角度間隔を持つて分布してい
て、このスリツト53に第3図に示す如く係合フ
イン52が摺動可能に挿合されて円筒部材43に
対し、ピボツトスクリユー26が回り止め状態に
係合している。
上記のようにピボツトスクリユー26は円筒部
材43に対し、回り止め状態で係合しているか
ら、可逆モータの正転または逆転に伴うウオーム
24の駆動により駆動ギヤ45が回転すると、ピ
ボツトスクリユー26は鏡の前後方向に進退し、
それによつてミラーの反射角が調節されるように
なつている。
ちなみにピボツトスクリユー26に形成したス
リツト53の一端には、ピボツトスクリユーのス
トツパを規制するストツパ54を設けるようにし
てもよい。
[作用] 本装置を使用するには、まずミラーの上下・左
右反射角の何れかを変更するかを選択し、それに
応じてスイツチ(図示省略)を操作する。例えば
上下方向のミラー角度を調節する場合について述
べる。
スイツチの操作によりモータ20を正逆何れか
に回転すると、出力軸22端のウオーム24と噛
み合うギヤ45の回動により駆動ギヤと一体の円
筒部材43の本体並びにピボツトスクリユー26
が回転される。
前記ピボツトスクリユー26の回転により、固
定ナツト50に螺合されたピボツトスクリユー2
6が軸線方向(ミラーの前後方向)に進退し、こ
の進退に従つて上下方向のミラー反射角が調節さ
れる。左右方向調節のときはモータ21を駆動
し、他方のピボツトスクリユー27を進退させる
ことによつて達成される。
なお、上記装置において、モータによる駆動と
は別に支持手段30より離れた位置のミラー前面
を指で押圧すれば、固定ナツト50を構成する弾
性舌状体51が強制的に押し広げられ、ピボツト
スクリユー26,27のネジ部を摺動して、前進
または後進して行くので、直接手動にてミラーの
角度を調節することが可能である。
[考案の効果] 上述のように本考案は、ピボツトスクリユーに
軸方向に沿い、複数本のスリツトを形成し、一
方、スクリユーに回転力を伝達する駆動ギヤから
係合フインを駆動ギヤの直径線方向に拡縮可能に
突設して、この係合フインを前記スリツト内に摺
動可能に挿合させてピボツトスクリユーを弾性的
に保持しているから、回転方向にガタを生ずるこ
とがない。またピボツトスクリユーは、その端部
をハウジングから延設した弾性舌片に螺合させて
いるため、保持力が大きくピボツトスクリユーの
スラストガタの発生を防止して鏡面振動の発生を
押えることができ、かつ従来型と異なりピボツト
スクリユーの端部に回転力伝達用角形凸部を形成
させる必要がないので、ピボツトスクリユー長さ
を必要最小限の長さにして、駆動ユニツトのコン
パクト化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のバツクミラーの正
面図、第2図は第1図の−線における断面
図、第3図は本考案の要部を示す組立断面図、第
4A図と第4B図は駆動ギヤの一部破断正面図と
斜視図、第5A図と第5B図は係合フインの拡大
断面図、第6図は固定ナツトの斜視図、第7A図
と第7B図はピボツトスクリユーの断面図と斜視
図、第8図はピボツトスクリユーの変形例を示す
斜視図、第9図は従来形を示す組立断面図であ
る。 10……電動式バツクミラー、11……ステ
ー、12……ミラーボデー、13……アクチユエ
ータユニツト、14……ミラーエレメント、15
……反射鏡、16……ミラーホルダー、17……
ピボツトプレート、18……フロントハウジン
グ、19……リヤハウジング、20,21……モ
ータ、26,27……ピボツトスクリユー、2
4,25……ウオーム、30……固定支点、4
3,44……円筒部材、45,46……駆動ギヤ
(ウオームホイール)、47……凹所、49……環
状壁、50……固定ナツト、52……係合フイ
ン、53……スリツト、54……ストツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 反射面を持つミラーエレメントの裏面に、ミ
    ラーエレメントの回転中心部となる固定支点
    と、反射面の傾斜角度を調整するピボツトスク
    リユーとを取付け、該ピボツトスクリユーを駆
    動ギヤにより進退駆動して反射面の傾斜角度を
    調節自在とした電動式ミラー駆動装置におい
    て、前記ピボツトスクリユーに軸方向に沿い複
    数本のスリツトを形成し、このスリツトに挿合
    してピボツトスクリユーに回転力を伝達する係
    合フインを前記駆動ギヤから突出形成させると
    共に、該係合フインは駆動ギヤの直径線方向に
    拡縮可能に形成し、かつピボツトスクリユーの
    端部を駆動ギヤを収容するハウジング内に設け
    た固定ナツトで保持したことを特徴とする電動
    式ミラー駆動装置。 2 ピボツトスクリユー上に形成するスリツトは
    円周方向に所定の角度間隔を持つて分布し、該
    スリツトに対応して駆動ギヤに設けた係合フイ
    ンがスリツト内を摺動し得るように形成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の電動
    式ミラー駆動装置。 3 固定ナツトは、ハウジングと一体の複数個の
    弾性舌状片から形成されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電動式ミラー駆動装置。 4 スリツト下部にピボツトスクリユーの抜止め
    用ストツパを有している実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の電動式ミラー駆動装置。
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JPH0180550U JPH0180550U (ja) 1989-05-30
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