JPH05508230A - 垂直格納コリメーターを備えた核医学カメラ用ガントリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 垂直格納コリメーターを備えた 核医学カメラ用ガントリ装置 皮盃豆１ 本発明は、医療診断装置のためのガントリに関する。

このようなガントリは、核カメラ又はガンマカメラに組合せて使用するのに特に 好適であり、ここでは、核又はガンマカメラに適用した場合を例にとって説明す るが、本発明はＰＥＴやその他の診断装置にも適用することができることは明ら かである。

１血１１ 従来慣用の核又はガンマカメラは、患者から発する放射線を受取る検知器ヘッド を備えている。検知器ヘッドは、入射放射線を閃光に変換する平坦なシンチレー ションクリスタルを備えている。内部エレクトロニクスが各閃光を受取った入射 放射線の部位の表示とエネルギーに変換する。シンチレーションクリスタルがそ れに向かってほぼ直線状に入ってくる放射線だけを受容するようにするために、 通常、検知器ヘッドの面にコリメーターが取付けられている。一般に、コリメー ターは、グリッド内に配列された一連のベーン（羽根）であり、それらのベーン の高さと間隔が、直角からずれることのある放射線の受容角度を制御する。異な るタイプの医療処置に対して、異なるコリメーターが設置される。

通常２００〜３００ｋｇもの重さの検知器ヘッドを患者を覆う所望の位置に位置 づけするためのいろいろな機械的ガントリ装置が、従来から供給されている。一 般に、ガントリは、検知器ヘッドをｆｉｌ患者の長手に沿って、あるいは（ｉｉ ｌ患者の周りに円周方向に連続的に又は間欠的に移動させることができるように モータで制御される。、又、ガントリ装置は、通常、患者の周りに第１検知器ヘ ツドと１８０°対向して配置される第２検知器ヘツドを支持する。

従来のガントリ装置の１つにおいては、各カメラヘッド即ち検知器ヘッド（以下 、単に「ヘッド」とも称する）は、１対のアームに取付けられている。それらの アームは、その一端近（において大径軸受リングに枢着されており、他端には釣 合錘りが取付けられている。この釣合錘りはカメラヘッドの実効重量を減少させ るが、片持ちされた上記アームの長さが長（なるので、ガントリが占める所要ス ペースが大きくなる。更に、釣合錘りが動くので、診断装置の操作者にとって危 険でもある。

別の形式の従来のガントリ装置においては、ヘッドが単一のアームに枢着されて おり、そのアーム及びヘッドを移動させ回転させるたくの適当な制御機構が設け られている。釣合錘りを排除したことによりスペースが節減されるが、ヘッド自 体の重量が重いので、重厚な部品及び強力な駆動機構を必要とする。

更に別の形式の従来のガントリ装置においては、ヘッドが細長い水平ビームに沿 って長平方向に移動自在に取付けられており、そのビームの両端が患者の周りに 円周方向に回転自在に連結されている。

更に別の形式の従来のガントリ装置においては、患者を１対の配向な大径軸受の 軸線に沿って受入れるようになされており、カメラヘッドと釣合錘りとが、互い に対置してそれらの軸受に連結されている。別法として、第２カメラヘツドが第 １カメラヘツドに１８０°対置して軸受の内レースに連結される。

軸方向の走査を行う場合は、カメラヘッドと患者を相対的に移動させる。ある種 の形式の従来のガントリ装置においては、カメラガントリ全体を静止した患者に 対して長手方向に移動させることができるように床上のレールに取付けられてい る。

従来のガントリ装置においては、コリメーターの交換操作が困難である０通常、 コリメーターは、例えばカート上に平らに格納されている。コリメーターを交換 する場合は、カートをガントリに対して所定位置へ車輪によって移動し、ヘッド を床から約９０ｃｍ上に下に向けて水平に位置づけする。カートの上面又は検知 器ヘッドのどちらかを移動して該ヘッドとコリメーターを取付けるために整合さ せる。通常、カートは、コリメーターを上下に動かすための調節機構を備えてい る。検知器ヘッドを床から約９０ｃｍ上に下に向けてほぼ水平な所定のコリメー ター取付は位置に位置づけする。次いで、カートをヘッドの下に位置づけし、カ ートの位置を調節し、コリメーターを持ち上げて、コリメーターのボルト孔を検 知器ヘッドの対応するボルト孔に整合させる。これは、面倒な整合操作である。

ボルト又は他の締着具をコリメーターのボルト孔に通し、ヘッドに螺着する。

このタイプのコリメーターの１つの問題点は、コリメーターを格納するのに大き なスペースを必要とすることで必要とすることである。各格納コリメーターはそ れ自体のサイズに相当するだけのスペースを必要とする。従って、ダブルヘッド 型カメラ装置の場合は、コリメーターの所要格納スペースが倍になる。

このタイプのコリメーターのもう１つの問題点は、コリメーターを検知器ヘッド にボルト止めしたり、ヘッドから外すためにボルトを外したりする操作が時間の かかる面倒な作業であり、しかも、特別の工具を必要とすることである。コリメ ーターは重いので、柔らかい鉛製のコリメーター又は検知器ヘッドを傷めること なく、ボルトを十分に締めるのに注意をしなければならない。

鉛製のコリメーターは、通常、１００〜２００ｋｇである。コリメーターは、高 さが異ると、あるいは、それにとつけられているベーンの幅や間隔が異なると、 相当に重さが異なる。コリメーターごとに重さが異なり、検知器ヘッドの重さが 重いので、ガントリが検知器ヘッドを適正に位置づけする能力が変ってしまうこ とがある。

ヘッドがその重量のために垂れ下がる傾向があり、あるいは、カートがガントリ を介してヘッドを回転させてしまう傾向がある。

本発明は、上述した各問題点及びその他の問題を克服する新規な改良されたガン トリ装置を提供することを企図したものである。

褒３１０」１ 本発明の一側面によれば、コリメーターを検知器ヘッドに転勤自在に受容するこ とができるように、コリメーターと検知器ヘッドに互いに嵌合するレールとロー ラの組立体を設ける。

本発明のより限定的な側面によれば、複数台のコリメーターをコリメーター格納 ラックに垂直状態に懸吊する。コリメーター移送カートを格納ラックの近（に選 択的に位置づけする。選択された１台のコリメーターを垂直状態に維持したまま 移送カートへ水平方向に移動する。

移送カートをほぼ垂直状態に向けられた検知器ヘッドに選択的に整合させ、コリ メーターを移送カートから垂直状態に保持された検知器ヘッドへ移す。

本発明のより限定的な側面によれば、整合作業を簡略化するために、カメラヘッ ドに、コリメーターの単一のレールに転がり係合する単一のローラレールを設け る。

コリメーターの反対端を掛金によって検知器ヘッドに固定する。

本発明の別の側面によれば、検知器ヘッドをその両側に沿って配設されたガイド に沿って摺動させる。検知器ヘッドを並進させるために単一の駆動機構を設ける 。この駆動機構は、検知器ヘッドの一側に連結する。異なる重量のコリメーター を担持したときでも、検知器ヘッドの両側が均一に即ち平行に移動するのを保証 するためのチェーン又はその他の可撓部材を含む駆動機構を設ける本発明の好ま しい実施例においては、第１チエーンの一端を検知器ヘッドの一側に連結しスプ ロケットに架は渡し、そのスプロケットからガイドに沿って延長し、チェーンの 他端を検知器ヘッドの他側に連結する。同様にして、第２チエーンの一端を検知 器ヘッドの他側に連結しスプロケットに架は渡し、そのスプロケットからガイド に沿って延長し、チェーンの他端を検知器ヘッドの一側に連結する。か（して、 このチェーンスプロケット機構により検知器ヘッドのどちらか一端が他端より先 行するのを防止され、それによって検知器ヘッドが斜行するのを防止される。

本発明の１つの利点は、検知器ヘッドの正確な移動を容易にする、簡略化された 、占有スペースの小さいガントリを提供することである。

本発明の他の利点は、コリメーターの交換を容易にすることである。

本発明の更に他の利点は、コリメーターの格納スペースを最小限にすることであ る。

本発明の更に他の利点は、ガントリ及び検知器ヘッドの安定性を高めることであ る。

本発明のその他の利点は、以下に添付図を参照して記述する本発明の好ましい実 施例の説明から明らかになろう。

図面の簡単な説明 図１は、本発明によるガンマカメラ用ガントリの透視図である。

図２は、内側ガントリのカバーを取外した図１のガントリの正面図である。

図３は、コリメーター取付は又は取外し作業中図１の検知器ヘッドの１つの懸架 されたコリメーターの側面図である。

図４は、コリメーターの１つの背面又は内面図である図５は、コリメーターの側 面図である。

図６は、コリメータ一連結機構を示す検知器ヘッドの正面又は上面図である。

図７は、図６の検知器ヘッドの側断面図である。

図８は、本発明によるコリメーター格納ラックの正面図である。

図９は、コリメーター格納ラックの側面図である。

図１０は、本発明によるコリメーター移送カートの正画図である。

図１１は、図１０のコリメーター移送カートの側面図である。

図１２は、コリメーターを検知器ヘッドと格納ラックの間で移送する際移送カー トを検知器ヘッド及び格納ラックに整合させ、連結するための組立体を示す。

図１を参照して説明すると、患者支持テーブル１ｏは、その両端において固定直 立支持部材１２に取付けられている。患者支持テーブル１０は、患者を支持する ために長子軸Ｍ１４に沿って選択的に位置ぎめすることができる。

外側ガントリ２０は、長手軸線１４に平行に延長した軌道即ちレール２２に移動 自在に取付けられている。外側ガントリ２０は、長手方向外側ガントリ移動手段 ２４により長手軸線１４に平行な経路内でレール２２に沿って選択的に移動され る。図示の実施例では、長手方向外側ガントリ移動手段２４は、外側ガントリ２ ０をレール２２上に支持するための車輪２６と、レールに摩擦係合する車輪２６ の１つを選択的に駆動し、外側ガントリをレールに沿って駆動するモータ２８の ような駆動手段とから成る。

内側ガントリ即ち回転ガントリ３ｏは、外側ガントリ２０に回転自在に取付けら れている。この内側ガントリ３０には、第１カメラヘッド即ち第１検知器ヘツド ３２と、それと対置して第２カメラヘッド即ち第２検知器ヘツド３４が移動自在 に取付けられている。これらのカメラヘッド又は検知器ヘッドは、ここでは単に 「ヘッド」とも称する。内側ガントリ３０は、患者テーブルとその上に支持され た患者を長手軸線Ｉ４に沿って受け入れるための中央患者受は入れ開口３６を画 定する。開口３６は、検知器ヘッド３２．３４を長手軸線１４からいろいろに変 位した位置に、かつ、長手軸線１４に対しているいろな角度位置に受容すること ができるように拡大されｅる。各検知器ヘッドは、入射放射線に応答して閃光を 発するシンチレーションクリスタルを備えている。光電子増倍管の配列体が各閃 光を対応する電気信号に変換　“する。レゾルバ回路が各閃光の座標（ｘ、ｙ） 及び入射放射線のエネルギーを分解する。各座標（ｘ、ｙ）での閃光のカウント 即ち個数は、適当な均−性及び直線性を修正した後、グレースケールに変換され 、ＣＲＴ又はビデオモニターに表示される。

図２を参照して説明すると、内側ガントリ回転手段４０は、内側カートリッジ３ ０を固定外側カートリッジ２０に対して回転させるためのものであり、内レース ４４と、外レース４６と、該両レースの間に介設されたボール又はローラ軸受か ら成る大径軸受４２を備えている。

内レース４４は、内側ガントリ３０の円周に沿って延長しており、軸受の主たる 構造部材である。

内レース４４に大径歯車５０が連結されている。外側ガントリ２０にとつけられ た電気モータ５２のような駆動手段が、大径歯車５０に噛合した歯車５４に回転 エネルギーを与える。モータ５２を付勢することにより、内側ガントリ３０及び それに取付けられた検知器ヘッド３２．３４が長手軸線Ｉ４の周りに回転せしめ られる。

患者受は入れ開口３６の両側に１対のガイドロッド５６．５８が平行に延設され ている。これらのロッドは、その両端を内レース４４に固定されている。第１検 知器ヘツド３２の両側にキャリッジ６０．６２が連結されている。これらのキャ リッジは、それぞれガイドロッド５６．５８に摺動自在に装着されている。第２ 検知器ヘツド３４の両側にも同様にキャリッジ６４．６６が連結されており、そ れぞれガイドロッド５６，５８に摺動自在に装着されている。

第１検知器ヘツド３２は、第１検知器ヘッド角度位置調節手段７０によって第１ 軸線７２の周りに選択的に回転せしめられる。第１ヘツド３２は、取付は軸７４ に取付けられており、取付は軸７４は、キャリッジ６０，６２の軸受に受容され ており、該取付は軸とヘッド３２を第１軸線の周りに回転することができるよう になされている。キャリッジ６０．６２の１つに取付けられたモータ７６のよう な駆動手段が、歯車又はチェーン組立体７８を介して駆動力を与え、取付は軸７ ４従って第１検知器ヘツド３２を回転させる。

同様にして、第２検知器ヘツド３４は、第２検知器ヘッド角度位置調節手段８０ によって第２軸線８２の周りに選択的に回転せしめられる。第２ヘツド３４は、 取付は軸８４に取付けられており、取付は軸８４は、キャリッジ６４．６６の軸 受に受容されており、該取付は軸とヘッド３４を第２軸線の周りに回転すること ができるようになされている。キャリッジ６４．６６の１つに取付けられたモー タ８６のような駆動手段が、歯車又はチェーン組立体８８を介して駆動力を与え 、取付は軸８４従って第２検知器ヘツド３４を回転させる。第１軸線７２及び第 ２軸線８２は、長手軸線１４（図１）に対して横断方向の平面内に配置されてい る。

第１ヘッド並進手段９０は、第１検知器ヘツド３２を長手軸線１４に対して接近 又は離間する方向に選択的に並進させるためのものであり、被駆動キャリッジで ある一方の滑りキャリッジ６ｏに螺入されたアクメ駆動ねじ９４と、ねじ９４を 回転させるモータ９２から成るゆ他方のキャリッジ６２は、被駆動ではなく、自 由に摺動する。モータ９２を選択的に付勢することにより、キャリッジ６０．６ ２をガイドロッド５６．５８に沿って摺動させることができるや 同様にして、第２ヘッド並進手段１００は、第２検知器ヘツド３４を長手軸線１ ４に対して接近又は離間する方向に選択的に並進させるためのものであり、被駆 動キャリッジである一方の滑りキャリッジ６４に螺入されたアクメ駆動ねじ１０ ４と、ねじ１０を回転させるモータ１０２から成る。干−夕１０２を選択的に付 勢することにより、キャリッジ６４．６６をガイドロッド５６゜５８に沿って摺 動させることができる。

この構成によれば、内側ガントリ回転手段４０が、検知器ヘッド３２．３４を患 者の周りに連続的に又は間欠的に回転させる。それによって、検知器ヘッド３２ ，３４を長手軸１１１４の周りの任意の角度位置に固定的に位置ぎめすることか できる。

第１検知器ヘッド角度位置調節手段７ｏは、第１軸線７２を中心とする第１ヘツ ド３２の角度位置を調節する。第２検知器ヘッド角度位置調節手段８ｏは、第１ ヘツド３２の位置とは独立して、第２ヘツド３４を第２軸線８２を中心として所 望の角度位置へ回転させる。

第１ヘッド並進手段９０及び第２ヘッド並進手段１゜Ｏは、第１検知器ヘツド３ ２及び第２検知器ヘツド３４をそれぞれ独立して患者支持テーブル１ｏに対して 離接する方向に選択的に並進させる。

内側ガントリ３０が回転すると、重い検出器ヘッド３２．３４がガイドロッド５ ６．５８に及ぼすカが変化する。ロッド５６，５８が水平位置にあるときは、ヘ ッド３２．３４は安定的に支持されるが、ロッド５６，５８が斜めになると、そ れらのロッドに沿って重力にょる力成分が及ぼされる。その場合、各ヘッドの一 方の被駆動キャリッジ６０．６４は並進手段の駆動ねじ９４．１０４によってそ のままの位置に保持されるが、他方の自由滑りキャリッジ６２．６６は、ガイド ロッド５６．５８に沿って下方へ摺動しようとする。自由滑りキャリッジ６２． ６６が被駆動キャリッジ６０．６４より先行する又は遅れる度合は、ガイドロッ ドに沿っての上記力成分の大きさ、即ち内側ガントリ３０と検出器ヘッド３２゜ ３４の質量によって異なる。

第１ヘツド３２は、自由滑りキャリッジ６２．６６が被駆動キャリッジ６０．６ ４より先行する又は遅れるのを防止するための第１斜行排除手段１１０を有して いる。同様に、第２ヘツド３４は、自由滑りキャリッジ６２．６６が被駆動キャ リッジ６０．６４より先行する又は遅れるのを防止するための第２斜行排除手段 １１０′を有している。第２斜行排除手段１１０゛は、第１斜行排除手段１１０ と同様の構造であり、第２斜行排除手段１１０゛の構成部品は、第１斜行排除手 段１１０の構成部品の誉照番号と同じ参一番号に“を付して示されている詳述す れば、第１斜行排除手段１１０ば、先行防止手段１１２と遅れ防止手段１２４と から成る。先行防止手段１１２は、ガイドロッド５６の中央部分近（に取付けら れたスプロケット又はプーリ１１４と、一端１１８を被駆動キャリッジ６ｏに連 結されガイドロッド５６に平行に延長してスプロケット１１４に架は渡された第 １チエーン１１６と、ガイド１２０とから成る。第１チエーン１１６は、スプロ ケット１１４からガイド１２０に沿って延長し、他方のガイドロッド５８に平行 に延長し、他端１２２を自由滑りキャリッジ６２に固定されている。ガイド１２ ０は、チェーン１１６をガイドロッド５６と５８の間で案内する。

第１斜行排除手段１１０の遅れ防止手段１２４は、自由滑りキャリッジ６２のガ イドロッド５８の中央部分近くに取付けられた固定スプロケット又はプーリ１２ ６と、一端１３０を自由滑りキャリッジ６２に連結されガイドロッド５８に平行 に延長してスプロケット１２６に架は渡された第２チエーン１２８と、ガイド１ ３２とから成る。第２チエーン１２８は、スプロケット１２６からガイド１３２ に沿って延長し、他方のガイドロッド５６に平行に延長し、他端１３４を被駆動 キャリッジ６０に固定されている。ガイド１３２は、チェーン１２８をガイドロ ッド５６と５８の間で案内する。

区１及び図３〜５を参照して説明すると、各検知器ヘッド３２．３４は、コリメ ーター１４４の嵌め合いチャンネル又は嵌め合いレール１４２に滑り係合するガ イドチャンネル又はガイドレール１４０を備えている。検知器ヘッドのレール１ ４０とコリメーターのレール１４２の内の一方のレール、図示の実施例ではコリ メーターのレール１４２に、他方のレール１４０を回転自在に支持する一連のロ ーラ又はボール１４６が設けられている。

これらのローラは、コリメーターのレール１４２のＪ字形上面１４８を支持する ように位置づけされている。ことによってコリメーター１４４を検知器ヘッド３ ２．３４に対して角度をなして懸吊することができる。

図３及び図６〜７を参照して説明すると、コリメーター１４４は、係留手段１５ ０によって検知器ヘッド３２又は３４に選択的に係留される。コリメーター１４ ４は、回転自在のねじ材軸１５４と螺合するねじ付ブツシュ１５２を備えている 。ねじ材軸１５４は、検知器ヘッドに取付けられた駆動機構１５６によって選択 的に回転されてねじ付ブツシュ１５２に螺合し、検知器ヘッド３２又は３４とコ リメーター１４４を所定のトルクで締めっける。コリメーターと検知器ヘッドの 反対側の下隅にも第２ねじ付ブツシュ１５２゛とねじ材軸１５４′を設けること が好ましい。

ねじ材軸１５４にナツト１６０が螺着される。ナツト１６０は、ねじ材軸１５４ に対して回転しないようにビン又は止めねじ１６２によって固定される。ねじ材 軸１５４を回転するための駆動機構１５６は、ねじ材軸１５４に固定されたスプ ロケット１６４と、回しつまみ又はクランク１７０によって駆動される駆動スプ ロケット１６８と、駆動スプロケット１６８をスプロケット１６４に連結する駆 動チェーン１６６を含む。クランク１７０と駆動スプロケット１６８の間にばね １７２又は摩擦クラッチが介設されている。クランク１７０を時計方向に回すと 、クランク１７０の回転力がばね１７２又は摩擦クラッチの摩擦力を介してスプ ロケット１６４へ伝達され、スプロケット１６４を回転させてねじ材軸１５４を ねじ付ブツシュ１５２に螺入させる。スプロケット１６４を回転するのに要する 力（トルク）がばね１７２又は摩擦クラッチの摩擦力を上回ると、スプロケット １６４及びねじ材軸１５４の回転が停止し、駆動スプロケット１６８はクランク １７０に対してスリップし始める。

駆動機構１５６の第２駆動スプロケツト１６８゛は、第２ねじ材軸１５４゛に固 定された第２スプロケツト１６４゛に第２駆動チエーン１６６″によって連結さ れる。回しつまみ又はクランク１７０は、両方の摩擦クラッチ１７２が両方の駆 動スプロケット１６８，１６８’をスリップさせてねじ材軸１５４，１５４°の 回転が停止するまで駆動チェーン１６６．１６６’を駆動し続ける、従って、ね じ材軸１５４，１５４°の一方がその対応するねじ付ブツシュ１５２又は１５２ ′に所定のトルクで固定された後でも、他方のねじ材軸１５４又は１５４°がそ の対応するねじ付ブツシュ１５２又は１５２′に所定のトルクで固定されるまで ねじ材軸１５４又は１５４゛を回し続けることができる。

コリメーター１４４を解放するときは、クランク１７０を反対方向に回す、一方 向クラッチ１７４が駆動スプロケット１６８を回転するクランクに又はクランク 受容ブツシュに確実な態様で、即ち摩擦のない態様で係合させる。一方向クラッ チ１７４は、駆動スプロケット１６８に形成された穴１７８と、穴１７８内に配 設されたばね押しボール軸受１７６と、上記クランク受容ブツシュに形成された 傾斜スロット１８０から成る。クランク１７０が時計回り方向に回されると、ボ ール軸受１７６のボールが傾斜スロット１８０の一端内へ落下し、傾斜スロット １８０の傾斜面に沿って転がり出る。クランク１７０が反時計回り方向に回され ると、ボール軸受１７６のボールが傾斜スロット１８０の傾斜面に沿って下がり 、該スロットの反対端の直立壁によってそれ以上転がるのを阻止される。その結 果、駆動スプロケット１６８がクランク１７０及びクランク受容ブツシュに対し て相対的に回転しないようにロックされ、コリメーター１４４を解放する間摩擦 クラッチ１７２がバイパスされるようにする。

図８及び９を参照して説明すると、複数台のコリメーター１４４は、格納された 状態ではコリメーター格納ラック１９０に垂直に懸吊される。コリメーター格納 ラック１９０は、格納すべきコリメーターのチャンネル又はレール１４２のＪ字 形上面１４８を摺動自在に受容するための、検知器ヘッドのガイドレール１４０ と類似した複数の上側チャンネル又は上側レール１９２と、各コリメーターの下 縁が揺動して互いに又は近接する構造物にぶつかるのを防止するための下側チャ ンネル又は下側ガイドレール１９４から成る。格納ラック１９０は、支持脚１９ ６によって床に固定される。コリメーターロック手段１９８は、ラック１９０に 懸吊された各コリメーターを動かないようにロックする。このロック手段１９８ は、リードバンパー又はストッパー１９８ａと、進退自在の前部解放ビン１９８ ｂから成る。

図１０及び１１を参照して説明すると、コリメーター移送カート２００は、コリ メーターのレール１４２のＪ字形上面１４８を摺動自在に受容するための、ガイ ドレール１４０と類似した上側レール又はローラ手段２０２と、上側レール又は ローラ手段２０２の高さを選択的に調節するための高さ調節手段２０４と、コリ メーターが移送中に揺動するのを防止するためのガイド手段２０６を備えている 。例えば車輪２０８から成る移動手段は、カート２００を前後左右に移動させる ことができる。

図１１と１２を参照して説明すると、コリメーター移送カート２００は、整合手 段２１０によって静止格納ラック１９０及び検知器ヘッド３２．３４の１つに選 択的に整合した状態にロックされる。詳述すれば、移送カート２００に設けられ た整合手段２１０は、格納ラック１９ｏの各レール１９２及び検知器ヘッド３２ ．３４に設けられた対応するブツシュ２１４に受容される整合ビン２１２と、ビ ン２１２に設けられた止め２１８を外方に突出させてビン２１２を受容ブツシュ ２１４内にロックするためにビン２１２に設けられた止め２１８を外方に突出さ せるためのハンドル２１６から成る。

移送カート２００は、更に、該カートへのコリメーターの受入れを制限するため のストッパー２２０を備えている。上記ハンドル２１６は、又、コリメーターを 移送カート２００に選択的にロックするためのロックビン２２２をも制御する。

詳述すれば、ハンドル２１６を一方の方向へ動かせば、整合ビンの止め２１８を 係合又は解放させ、ハンドル２１６を他方の方向へ動かすと、ロックビン２２２ を制御することができる。

以上、本発明を実施例に関連して説明したが、本発明は、ここに例示した実施例 の構造及び形態に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱する ことな（、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更及び改変を加える ことができることを理解されたい。

八　Ｎ 要　約 外側ガントリ（２ｏ）は、レール（２２）に沿って移動するように車輪に取付け られている。内側ガントリ（３０）は、外側ガントリ（２０）に回転自在に取付 けられており、少くとも１対のガイドロッド（５６，５８）を備えている。これ らのガイドロッドに検知器ヘッド（３２，３４）が移動自在に取付けられている 。モータ（９２，１０２）が、検知器ヘッドをガイドロッドに沿って選択的に並 進させる。検知器ヘッドが移動し、内側ガントリが回転する間、チェーン・スプ ロケット機構（１１６，１１４，１２８，１２６）が検知器ヘッドを斜行しない ように拘束し、検知器ヘッドの両側を整合状態に維持する。各検知器ヘッドは、 コリメーター（１４４）の水平レール部分（１４２）を懸吊するローラ軸受レー ル又はチャンネル部分（１４０）を備えている。コリメーター移送カート（２０ ０）は、コリメーターを検知器ヘッドとコリメーター格納ラック（１９０）のレ ール部分（１９２）の間で移動させる際、コリメーターをそのガイドレールによ って支持するための転がりレール（２０２）を有している。

国際調査報告 ｍ−１＾−−Ｎ・　ＰＣＴ／にＢ　９１１０２０５０、＋ｍ＝ＰＣＴ／ＧＢ９１ １０２０５０

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. １．核カメラシステムであって、 検知器ヘッドを移動自在に支持するためのガントリと、 複数台のコリメーターを垂直状態に懸吊するための格納ラックと、 前記ラックから１台のコリメーターを受取り、前記検知器ヘッドがほぼ垂直状態 に位置づけされているときに該コリメーターを該検知器ヘッドへ垂直方向に移送 するための移送カートと、 から成る核カメラシステム。
2. ２．前記検知器ヘッドと、各コリメーターの上端は、互いに協同するチャンネル 部分を有しており、垂直状態のコリメーターを該協同するチャンネル部分から懸 吊して該チャンネル部分に沿って水平方向に移動させることができるようになさ れていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の核カメラシステム。
3. ３．前記検知器ヘッドとコリメーターの一方の前記チャンネル部分は、ローラ軸 受部材を有しており、他方のチャンネル部分が該一方のチャンネル部分上に支持 され該一方のチャンネル部分と転がり係合するようになされていることを特徴と する請求の範囲第２項に記載の核カメラシステム。
4. ４．前記１台のコリメーターの下方部分を前記検知器ヘッドに固定的に連結する ためのコリメーター連結手段を含むことを特徴とする請求の範囲第３項に記載の 核カメラシステム。
5. ５．前記コリメーター連結手段は、前記検知器ヘッドとコリメーターのどちらか 一方に固定的に装着されたねじ付ブッシュと、該ねじ付プッシュに選択的に螺入 することができるように該検知器ヘッドとコリメーターの他方に回転自在に装着 されたねじ付部材と、該ねじ付部材を回転するための回転手段と、該回転手段と ねじ付部材との間に連結されており、該ねじ付部材と回転手段とが螺合するトル クの大きさを制限するためのトルク制限手段を含むことを特徴とする請求の範囲 第４項に記載の核カメラシステム。
6. ６．前記コリメーター連結手段は、更に、第２ねじ付ブッシュと、該第２ねじ付 プッシュと螺合することができるように回転自在に装着された第２ねじ付部材と 、前記回転手段と第２ねじ付部材との間に連結された第２トルク制限手段を含み 、それによって、該各ねじ付部材が、所定の大きさのトルクに達するまで対応す るねじ付ブッシュ内へ螺入されるようになされていることを特徴とする請求の範 囲第５項に記載の核カメラシステム。
7. ７．前記１台のコリメーターを前記検知器ヘッドに固定的に連結するためのコリ メーター連結手段を含み、該コリメーター連結手段は、前記検知器ヘッドとコリ メーターのどちらか一方に固定的に装着されたねじ付ブッシュと、該ねじ付ブッ シュに選択的に螺入することができるように該検知器ヘッドとコリメーターの他 方に回転自在に装着されたねじ付部材と、該ねじ付部材を回転するための回転手 段と、該回転手段とねじ付部材との間に連結されており、該ねじ付部材と回転手 段とが螺合するトルクの大きさを制限するためのトルク制限手段を含むことを特 徴とする請求の範囲第１項に記載の核カメラシステム。
8. ８．前記移送カートは、それに載せて移送される前記コリメーターの前記チャン ネル部分を受容するためのチャンネル部分を有し、前記格納ラックは、該ラック に格納された複数台のコリメーターのそれぞれのチャンネル部分を受容するため の複数のチャンネル部分を有していることを特徴とする請求の範囲第２項に記載 の核カメラシステム。
9. ９．前記検知器ヘッド、移送カート及び格納ラックの各チャンネル部分は、その 上に前記コリメーターのチャンネル部分を転がり自在に受容するためのローラ軸 受を含むことを特徴とする請求の範囲第８項に記載の核カメラシステム。
10. １０．前記格納ラック及び移送カートは、各々、それに受容されたコリメーター を水平方向に移動しないようにロックするためのロック手段を有していることを 特徴とする請求の範囲第９項に記載の核カメラシステム。
11. １１．前記移送カート、格納ラック及び検知器ヘッドは、移送カートのチャンネ ル部分を該検知器ヘッド及び格納ラックのそれぞれのチャンネル部分に整合した 状態に選択的にロックするための整合手段を含むことを特徴とする請求の範囲第 ８項に記載の核カメラシステム。
12. １２．前記整合手段は、ピンとブッシュから成り、該ブッシュは前記検知器ヘッ ドと格納ラックに取付けられており、該ビンは前記移送カートに取付けられてい ることを特徴とする請求の範囲第１１項に記載の核カメラシステム。
13. １３．前記ガントリは、第２検知器ヘッドを移動自在に支持するようになされて おり、第１検知器ヘッド及び第２検知器ヘッドは、各々、水平に受け取るべき１ 台のコリメーターの上縁に設けられているチャンネル部分を受容するために水平 方向に位置ぎめすることができるチャンネル部分を有しており、前記移送カート 及び格納ラックも、コリメーターのチャンネル部分を有していることを特徴とす る請求の範囲第１項に記載の核カメラシステム。
14. １４．前記検知器ヘッド、移送カート及び格納ラックのそれぞれのチャンネル部 分は、ローラ軸受部材を有しており、前記コリメーターのチャンネル部分が検知 器ヘッド、移送カート及び格納ラックのそれぞれのチャンネル部分に沿って水平 方向に移動自在に転がり係合するようになされていることを特徴とする請求の範 囲第１３項に記載の核カメラシステム。
15. １５．前記検知器ヘッドの両側を移動自在に受容し支持するための１対の平行な ガイド部材と、該検知器ヘッドの被駆動側を前記ガイド部材の１つに沿って選択 的に移動させるためのモータ手段と、いろいろな異なるコリメーターによって付 加される重量の相違にかかわりなく、該検知器ヘッドを該１対の平行なガイド部 材に対して垂直に維持するために検知器ヘッドの被駆動側を検知器ヘッドの自由 移動側と相互に連結させるための斜行排除手段を含むことを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の核カメラシステム。
16. １６．前記斜行排除手段は、前記１対のガイド部材に平行な検知器ヘッドの被駆 動側から自由移動側に向けて延長し、該１対のガイド部材のほぼ中間に配置され たプーリに係合し、該検知器ヘッドの一端を回ってガイド部材の１つに沿って平 行に検知器ヘッドの自由移動側にまで延長した第１ケーブルを含むことを特徴と する請求の範囲第１５項に記載の核カメラシステム。
17. １７．前記斜行排除手段は、更に、前記１対のガイド部材に平行な検知器ヘッド の自由移動側から被駆動側に向けて延長し、該１対のガイド部材のほぼ中間に配 置されたプーリに係合し、該検知器ヘッドの他端を回ってガイド部材の他の１つ に沿って平行に検知器ヘッドの被駆動側にまで延長した第２ケーブルを含むこと を特徴とする請求の範囲第１６項に記載の核カメラシステム。
18. １８．垂直状態に懸吊されたコリメーターを核カメラの検知器ヘッドへ移送する ためのコリメーター移送カートであって、 フレームと、 該フレームを床上に移動自在に支持するための車輪と、 コリメーターを垂直状態に懸吊するためにコリメーターの嵌め合いレール部分を 受容するように該フレームに水平に取付けられたレール部分と、から成るコリメ ーター移送カート。
19. １９．移送カートの前記レール部分は、コリメーターの前記レール部分上に沿っ て水平に転動するローラ手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１８項に記載 のコリメーター移送カート。
20. ２０．移送中のコリメーターを移送カートの前記レール部分から転がり落ちるこ とが内容にロックするためのロック手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１ ９項に記載のコリメーター移送カート。
21. ２１．該移送カートを、そのレール部分を検知器ヘッドのレール部分及びコリメ ーター格納ラックのレール部分から転がり落ちることがないようにロックするた めのロック手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１９項に記載のコリメータ ー移送カート。
22. ２２．核カメラのための複数台のコリメーターを垂直状態に格納するための格納 ラックであって、床の上に支持されたフレームと、 各々、垂直状態に格納された各コリメーターの上端の嵌め合いフランジを転動自 在に受容するためのローラ軸受を有し、該格納ラックに沿って配設された複数の 水平レール部分と、 から成る格納ラック。
23. ２３．核カメラであって、 長手方向に延長したレール部分を有する少くとも第１検知器ヘッドを、そのレー ル部分を実質的に水平にして位置づけするように移動自在に支持するためのガン トリと、 コリメーターを垂直状態に懸吊した検知器ヘッドのレール部分に沿って水平に摺 動するように位置づけすることができるレール部分を有するコリメーターと、前 記検知器ヘッドのレール部分とコリメーターのレール部分を水平方向に相対的に 転がり移動させることができるように知器ヘッドのレール部分とコリメーターの レール部分の間に介設されたローラ軸受と、前記コリメーターを前記検知器ヘッ ドに動かないように選択的に連結するためのコリメーター連結手段と、 から成る核カメラ。
24. ２４．前記コリメーター連結手段は、前記検知器ヘッドとコリメーターのどちら か一方に固定的に装着されたねじ付ブッシュと、該ねじ付プッシュに選択的に螺 入することができるように該検知器ヘッドとコリメーターの他方に回転自在に装 着されたねじ付部材と、該ねじ付部材を回転するための回転手段と、該回転手段 とねじ付部材との間に連結されており、該ねじ付部材と回転手段とが螺合するト ルクの大きさを制限するためのトルク制限手段を含むことを特徴とする請求の範 囲第２３項に記載の核カメラ。
25. ２５．前記検知器ヘッドのレール部分を移送カートのレール部分に整合した状態 に選択的に固定するための整合手段を含むことを特徴とする請求の範囲第２３項 に記載の核カメラ。