JPH05508162A - イソニトリルリガンド含有金属―放射性核種錯化合物 - Google Patents

イソニトリルリガンド含有金属―放射性核種錯化合物

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JPH05508162A JP91515592A JP51559291A JPH05508162A JP H05508162 A JPH05508162 A JP H05508162A JP 91515592 A JP91515592 A JP 91515592A JP 51559291 A JP51559291 A JP 51559291A JP H05508162 A JPH05508162 A JP H05508162A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 インニトリルリガンド含有金属−放射性核種錯化合物本発明はイソニトリルリガ ンドを含む金属−放射性核種錯化合物に関する。発明はさらに上記錯化合物を含 んで成る放射性医薬組成物及び上記組成物の使用にも関係する。発明は放射性医 薬組成物を作るためのキットであって、インニトリルリガンドを含んで成るキッ トにも関する。
しばしば使用される診断用組成物は放射性核種標識化合物を含み、それらは例え ば内臓の形及び機能の変化、及び体内の病的プロセスの存在及び部位の診断的検 査のために用いられる。この目的のために、放射性化合物を含む組成物が注射液 の形で患者に投与される。適した検出器1例えばガンマカメラを用いて、例えば 放射性化合物が取り込まれた又は含まれる器官又は病的プロセスから放出される 放射線を記録することによって画像が得られる。
上記の放射性化合物又は作用物質は共通して一つの特徴をもっている;それは所 望の目的を得るために、すなわち診断的検査を行うために比較的少量が投与され るということである。理想的には、゛放射性診断薬は標的器官又は組織のみに取 り込まれるべきである。標的器官又は組織以外の体の他の場所にこれらの作用物 質が蓄積することは、標的器官と周囲組織とのコントラストの減少のために、標 的器官又は組織の検査に重大な影響を与えるかも知れない。その上、放射性核種 標識化合物を用いる場合、試験すべき器官又は組織以外の器官及び組織における 放射能蓄積は、これらの他の器官及び組織に対して、それらの健康で正しい機能 に悪影響を与える可能性のある余分の放射能負担を与える。
診断的組成物に用いられる上記化合物又は作用物質にとって、特に°゛標的器官 特異性“が最も重要であることは上記の説明から明らかである。用語゛標的器官 特異性”は、問題の化合物があらかじめ決められた一定期間中、標的器官又は組 織に選択的に存在することと理解すべきである。この後者の要求は、その化合物 が十分に速(標的器官又は組織に運ばれ、蓄積され、上記器官又は組織における その滞在時間が診断的検査が可能となるために十分に長いことを意味する。
イソニトリルリガンドを含む金属−放射性核種錯化合物は欧州特許明細書第01 07734号に記載され、特にトレーサー剤として核心臓病学に用いることがで きる。しかしながらホルマン(Holman)ら(J、Nucl、Med、 2 5巻、 1984.1350)は、イソニトリルリガンド、例えばtert−ブ チルイソニトリルリガンド、を含むこのような錯化合物、特にテクネチウム−9 9rn!化合物は、上に定義せる“標的器官特異性”に関して遺憾なところが多 いことを証明した。人に投与した場合、実際にかなり高濃度の放射能が肺及び肝 臓に認められる。肺における放射性核種濃度は初期に高いため、心臓の画像化を 遅らせて、有用な心筋画像を得る前に肺の放射能を消失させることが必要であっ た。その上、肝臓における放射性核種の高濃度は、心筋の尖端領域の潅流異常の 検出をより困難にした。
上記と関連して、リガンドとしてエーテル置換イソニトリルを含む金属−放射性 核種が研究されている。このような錯化合物は欧州特許第0233368号に開 示されている。これらの錯化合物は、上記のこれまでに公知の錯化合物に比較し て改良された画像化特性を示し、したがって心筋画像化剤として成功裡に用いら れる。ヘキサキス(2−メトキシイソブチルイソニトリル) [”’″Tc]T c]テクネチウム+”’ Tc−M I B I )はこの生成物が既に市場開 発段階にあるという事実から明らかなように、心筋画像化のための好適錯化合物 である;例えば“将来の薬剤(Drugs of the Future )  ” 14巻、1989.1169−1175ページ参照。しかしながらこの生成 物はその“標的器官特異性”に関してはまだ不満足である。ヒトに投与した後、 この生成物はかなり長い肺滞在時間を示し、その上肝臓にかなり高い放射能を示 す。
本発明の目的は、特に心筋画像化を意図した、イソニトリルリガンド含有金属− 放射性核種錯化合物を提供することである。この錯化合物では肺及び肝臓の放射 能が少なく、良い心臓取り込みが実現する。良い取り込みとは、錯化合物をヒト に投与した後、周囲組織に取り込まれた放射能の妨害的干渉なしに心臓の明瞭な 画像を得ることができる取り込みを意味する。
この目的は、下記の一般式で表され 式中MはTc、Ru、Fe、Cr、Mn、Cu、Pb、Ga、As及びInの放 射性同位体から選択される金属−放射性核種であり;R,は炭素原子2−4個の 直鎖又は枝分かれアルキレン基であり。
R2及びR8は各独立的にメチル基又はエチル基を表し;R4は水素原子又はメ チル基であり; Xは1から8までの整数であり: nは錯化合物の電荷を示し、0(中性)、又は正又は負の整数であり。
R,+R2+Rs +R4の炭素原子の総数が4ないし6であるという条件つき である金属−放射性核種錯化合物によって達せられる。
実際のところ、式1の記号が、条件として記載された制限を含んで上記の意味を もつならば、所望の“標的器官特異性”は最も良(実現するようにみえる。この ような場合にのみ、周囲組織への取り込みは減少し、最適心臓取り込みが実現す る。
発明による上記錯化合物のために用いられる適切な金属−放射性核種は例えばT c−99m、Cu−62,Cu−64,Cu−67、Pb−203、CGa−6 7、Ga−68、As−72、In−111、In−113m、Ru−97,F e−52,Mn−52m、及びCr−51である。放射特性及び錯化合物形成挙 動両方に関して、Tc−99mは好適放射性核種である。R3の適切なアルキレ ン基は、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、プロピレン、2−メチルエ チレンなどである。
下記の式で表される錯化合物 例λば中心放射性核種としてのTc−99mがリガンドとしての6個の3−イソ シアノプロピオンアルデヒド ジメチルアセクール分子と錯化している錯化合物 が特に効果的である。
本発明は、上に定義せる金属−放射性核種錯化合物の下記に示すような製法にも 関係する 適切な金属−放射性核種の塩又はキレートとイソニトリルリガンド又 はこのイソニトリルの金属アダクトとを、所望ならば還元剤の存在下で反応させ 、上記イソニトリルは下記の一般式で表され OR。
 0R3 式中、記号は前記の意味をもつ。上に定義せるイソニトリルの金属アダクトとは 、適切なアニオン、例えばBF、、PF、、ClO4、I、Br、C1又はCF 3CO0などをもった、Zn、Ga、Cd、In、Sn、Hg、TI、Pb、B i、Cu、Mo、Pd、Co、N1.Cr、Ag及びRhから成る群から選択さ れる金属のアダクトと理解さるべきである。最近公表された国際特許出願110 89102433号にある関連イソニトリルリガンド含有錯化合物の製造のため に記載された所望錯化合物の上記製法は、概してより簡単な方法、好適には実質 上水性メジウム中で実質上中性のpH(5−8)で行われ得る。錯化合物形成の ためには、所望金属が塩の形又はキレートの形で、リガンド及びこのリガンドの 金属アダクトに与えられ、その際金属は比較的弱いキレータ−1例えばピロホス フェート、ホスホネート又はポリホスホネート、ポリホスフェート、オキシネー ト、カルボキシレート、ヒドロキシカルボキシレート、アミノカルボキシレート 、エルレート又はこれらの混合物に結合する。錯化合物形成のための出発材料と して金属キレートを用いる場合、所望錯化合物はリガンド交換原理によって形成 される。リガンドそのものの代わりにリガンドの金属アダクトを用いて錯化合物 を形成する場合、その錯化合物もリガンド交換によって形成される。
上記反応のための適切な還元剤として5n(II)化合物、ジチオナイト、水素 化硼素ナトリウムなどが用いられる。このような還元剤が必要とされるのは、金 属放射性核種が錯化合物の所望電荷nよりも高い電荷状態の形で存在する場合で ある。
本発明はさらに、薬物学的に容認される液体担体物質の他に、上に定義したよう な金属放射性核種錯化合物を含む放射性医薬組成物に関する。このような放射性 医薬組成物は診断的使用のためのものである。放射性診断的組成物は薬物学的に 容認される液体担体メジウムの他に前に定義せる放射性核種の錯化合物を含む。
所望ならばこうして得られた組成物を、精製によって又は薬物学的に容認される 液体担体物質を加えることによって、静脈内又は皮下投与により適した形にする ことができる。静脈内又は皮下投与のためには溶液はもちろん無菌状態でなけれ ばならない。
放射性診断的検査を行うためには、組成物は上記のように、所望ならば薬物学的 に容認される液体、好適には生理的食塩水で希釈した後、外部イメージングによ って検出できる十分な量、すなわち体重70kg当たり エロないし2000M Bq 、より好適には100ないし1200MBQを混血動物に投与することが できる。その後その動物は外部イメージングを受け、蓄積した放射能を検出し、 動物体内のその部位を明らかにすることができる。放射性標識化合物の貯蔵寿命 は短いことが多く、そして/又は使用する金属放射性核種の貯蔵寿命は短いから 、使用するばかりになった組成物を使用者が自由に得ることができるようにする ことは不可能であることが多い。このような場合、使用者は臨床病院又は検査室 で放射性核種による標識反応を行う。この目的のために、種々の反応成分がいわ ゆる“キット”の形で使用者に提供される。使用者が彼の自由になる設備を用い てキットから放射能ラベル組成物を作ることができるように、所望反応を行うた めに必要な操作はできるだけ簡単でなければならない。本発明によると放射性医 薬組成物は簡単で容易な方法で作ることができるから、使用者はこの製法を非常 によ(行うことができる。そこで、本発明は、上記の放射性医薬組成物を作るた めのキットにも関係する。そのキットは、(i)上に示した一般式で表され、式 中記号は前記の意味をもつインニトリルリガンド、又はその金属アダクトで、所 望ならば不活性な薬物学的に容認される担体及び/又は処方薬剤及び/又は補助 物質が加えられる、(11)金属放射性核種の塩又はキレートの溶液、(iii  )キット中に在る成分を反応させるための、すなわち上記のように(ii)を (1)と反応させて錯化合物を形成させるための処方をもった使用説明書とを含 む。上記のように、上記錯化合物精製反応では、所望放射性核種がリガンドに、 又は比較的弱いキレ−クー例えばピロホスフェート、ポリホスフェート、ホスホ ネート又はポリホスホネート、オキシネート、カルボキシレート、ヒドロキシカ ルボキシレート、アミノカルボキシレート、エルレート又はそれらの混合物に結 合した、キレートの形のリガンド又はそのアダクトに与えられ、上記反応は緩和 な条件下で行われる。放射性核種のための適したキレータ−の例は、8−オキシ キノリン又はその誘導体ニジカルボン酸、ポリカルボン酸、又はヒドロキシカル ボン酸、例えば蓚酸、マロン酸、琥珀酸、マレイン酸、フタール酸、リンゴ酸、 乳酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、サリチル酸又はこれらの酸の誘導体 ;ピロホスフェート、ホスホネート又はポリホスホネート例えばメチレンジホス ホネート、ヒドロキシエチレンジホスホネート又はヒドロキシメチレンジホスホ ネート、又はエルレート、例えばトロボロン又はベータージケトンをもつエルレ ート、例えばフロイルアセトン、テノイルアセトン、ベンゾイルアセトン、ジベ ンゾイルメタン、又はこれらジケトンの誘導体である。特に興味深いのは8−ヒ ドロキシキノリン、クエン酸、酒石酸、アスコルビン酸、グルコヘプトン酸、又 はこれらのキレータ−としての誘導体である、なぜならば放射性核種1例えばイ ンジウム−111又は鉛−203のキレートは、適切な条件を用いる場合、好適 には緩衝水溶液と実質上生理的なpHを用いる場合、前記のようなリガンドとの 錯化合物生成反応に入り易いからである。
そのとき、所望放射性核種錯化合物がリガンド交換によって高収率、高純度で形 成され得るのである。この目的に適したインジウム−111−トロポロネート緩 衝水溶液は欧州特許明細書第131327号に記載されている。使用者に提供さ れるキットも、上記(i)に明示された成分を使用説明書と共に含むが、上記( ii)に明示された金属放射性核種溶液(その溶液は限られた貯蔵寿命をもつ) は使用者個々人に任せられる。異なる、等しく非常に好ましい実施態様において 、本発明によるキットは(i)上で明示されたように、上記の一般式 で表され 、式中記号は前記の意味をもつインニトリルリガンド、又はその金属アダクトを 含み、所望ならばこれに不活性薬物学的に容認される担体及び/又は処方薬剤及 び/又は補助物質が加えられ、(ii)還元剤、及び所望ならばキレータ−、( iii)テクネテート溶液の形のテクネチウム−テクネチウム−99mを上記の (i)及び(11)の成分と反応させて錯化合物を形成せしめるための処方を含 む使用説明書を含む。組成物は、ペルテクネテート、例えばジチオナイト又は錫 イオンを還元させるために還元剤を含まなければならない。このようなキットは 、Tc−99mで標識した医薬組成物を作るためのものである。使用者はペルテ クネテートをモリブデン−テクネチウム発生器から非常に簡単に得ることができ る。逼切なキレータ−の例は既述された。所望ならば、上の(1)及び(ll) に明示された成分を、それらが相容性である場合に限り、組み合わせることがで きる。
上記両キットで、(i)に記載の成分は溶液として、例λば生理的食塩温液の形 で、又は成る種の緩衝溶液の形で提供される。上記キットの(i)に記載の成分 がイソニトリル リガンドの金属アダクトであるか、それを含む場合、上記成分 は乾燥状態、例えば凍結乾燥状態であることが好適である。所望ならば上記成分 を通常の方法で、適した安定剤、例λばアスコルビン酸、ゲンチシン酸又はこれ らの酸の塩で安定化させてもよいし、その他の補助物質、例えば充填剤を加えて もよい。
好適には上記キットは金属−放射性核種のためのりガントとして3−インシアノ プロピオンアルデヒド ジメチルアセタール又はその金属アダクトをを含む。こ のリガンドが金属−放射性核種、特にテクネチウム−99mを錯化するために極 めて適していることがわかった。3−イソシアノプロピオンアルデヒド ジメチ ルアセタールは新しい化合物である。そこで発明は最後にこの化合物そのものに も関する。この化合物は、関連化合物のための公知の製法そのものを用いて、す なわち対応するアミノ化合物の逐次的ホルミル化及び脱水によって製造できる。
上記ホルミル化は、例えばホスゲン、ジホスゲン又は蟻酸と酢酸無水物との混合 物で、又は非常に便fすなことにクロロホルムで行われ得る。このインニトリル の金属アダクトはこの金属の適切な塩を極性有機溶媒に溶解し、イソニトリルを 加え、撹拌し、それから金属アダクトを例えば沈殿によって分離することによっ て容易に製造することができる:この反応は不活性気体中で行われる。
今度は、次の特殊な実施例を引用して本発明をより詳細に述べる夫血豊−ユ 3−イソシアノプロピオンアルデヒド ジメチルアセクールの°法a 3−アミ ノプロピオンアルデヒド ジメチルアセクールの“法反応ボンベ中で、3−クロ ロプロピオンアルデヒド ジメチルアセタール13.9 g (0,1mol  )と、無水メタノール320 mlと、液体アンモニア150 mlとを混合す る。
ボンベを閉じ、 135℃で5時間加熱する。水浴中で冷却後、溶媒を減圧下で 蒸発した。2N N a OH2Om1を加えて、その混合物をジエチルエーテ ル200 mlで3回抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、それ から減圧で蒸発する。所望アミノ酸化合物4.1gが黄色っぽい油として残る。
アセトン−メタノール(9:1)を用いるシリカゲル上TLCは1つのスポット の存在を明らかにする34.4 mmol )及びベンジルトリエチルアンモニ ウムクロリド35mgをジクロロメタン5.7 mlとクロロホルム4gとの混 液に溶解する。この混合物を40℃で、水Sml中NaO85,31gの溶液に 滴下する。反応混合物を45℃ないし50℃に1時間保つ。水10 mlとジク ロロメタン10 mlを加久た後、2層を分離する。有機層を水、塩類溶液及び 水で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥する。
減圧下で蒸発後、固定層としてシリカゲルを用いる吸着クロマトグラフィーによ って残留物を精製する。移動層は勾配混合物(100%ヘキサンからヘキサン− エーテル 9 l)である。ヘキサン−エーテル(9l)を用いるシリカゲル上 TLCで、溶出液中のアセタールの存在をモニターする。主要化合物を含むフラ クションを合一し、蒸発する。こうして表題の化合物12が黄色油として1.2 gの収量が得られた。
NMRによる確認 ’ H−NMR(CDC1,;TMS) 618−2.1  (m、 2H) 、63.3 (s、6H)、 63.4−3.6 (t。
2H)、δ4.5 (t、IH)。
1皿皿一旦 実施例I (a)に記載の方法と対応する方法で、3−インシアノプロピオンア ルデヒド ジエチルアセクールを製造した。こうして得られた3−アミノプロピ オンアルデヒド ジエチルアセクール4gをジクロロメタン200 nilと混 合する。50%m/m 水酸化カリウム溶液250 mlとベンジルトリエチル アンモニウムクロリド500 mgを加える。溶液は黄色に変わり、水100  mlを加える。水浴中で0℃に冷やした後、クロロホルムL85gとジクロロメ タン80 mlを15分間のうちに加久る。その後溶液を0℃で1時間撹拌する 。層を分離した後、有機層を水で2回洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥する。
有機溶媒を減圧下で15℃で蒸発し、吸着クロマトグラフィーによって精製する (上記実施例I/bl’り。最後に表題化合物 1.45gが黄色っぽい油とし て得られる。NMR(”C−CDClx 、TMS) ・δ15.2.33.5 ,34.2.61.3及び1007゜1皿皿」■ 991Tc I) −へキサキス 3−イソシアノプロピオンアルデヒド ジメ チルアセタール Tc−IPADA の゛法実施例Iによって製造されたアセク ールのテクネチウム−99mによる標識化は次のように行われる 沸騰水浴中で 、リガンドのエタノール溶液(1mg/ 1ml )とMo−Tc−発生器から の塩類溶液中ペルテクネテート2ml (370−740MBq T c −9 9m)とを、還元剤としてのジチオナイトの存在下で約10分間加熱する。得ら れたTc−99m錯化合物の放射化学的純度をシリカゲルカラム上で、即ちIT LC−5G (商標)で分析し、20%塩類溶液又はアセトンで溶出する。表題 錯化合物の放射化学的純度は97%である。
メタノール−0゜025Mリン酸緩衝液pH7,4混液(70/30 v/v  )中で濾紙電気泳動(300V、 30 min )を行い、カチオン電荷が1 +であることが明らかにされる。
実IL−堕 生j目」1に見 実施例IIIによって製造された標識化合物を次のようにマウスで試験した:  148 kBqの塩類溶液を5匹のマウスに静脈注射し、その後注射浸種々の決 められた時間に動物を殺し、種々の器官を分離し、その後それらの放射能を計数 するとことによって種々の器官への放射能の分布を調べる。その化合物を[””  Tc (I)]−へキサキス(2−メトキシイソブチルイソニトリル)(Tc −MIBI)と比較した。下表は注射10及び30分後の心臓、肺、肝臓及び腸 の放射能を示す、放射能は注射量のパーセンテージとして計算される(%1.D 、)。
表 拭μばL組物 上記の結果は、発明の新しい錯化合物、すなわちTc−IPADA が公知のT c−MIBIとほとんど等しい心臓取り込みを示すことをあられす。しかしなが らTc−IPADAの肝臓及び肺放射能は公知錯化合物のそれよりかなり小さい 。その上、肝臓から腸に至るクリアランスは、上表の腸の数字かられかるように 、発明の錯化合物を用いた場合、かなりより速い。
新しい錯化合物Tc−IPADAをヒヒに注射して霊長類における効果を研究す る。ヒヒの心臓ははっきりと可視化され、その化合物が心臓シンチグラフィーに おける有望な道具であることを示す。
要 約 書 本発明はイソニトリルリガンドを含む金属−放射性核種錯化合物に関するもので あり、上記錯化合物は下記の一般式で表され、式中MはTc、Ru、Fe、Cr 、Mn、Cu、Pb、Ga、As及びInの放射性同位体から選択された金属− 放射性核種であり;R1は炭素原子2−4個をもつ直鎖又は枝分かれアルキレン 基である; R2及びR1は各々独立的にメチル基又はエチル基をあられす;R4は水素原子 又はメチル基である; には1から8までの整数である: nは錯化合物の電荷を示し、0(中性)又は正又は負の整数であり; R+ + Ri +Rs +R4の炭素原子の総数が4ないし6であるという条件つきであ る。
本発明は上記リガンド又はその金属アダクトを含むキットにも関する。
国際調査報告 1MmM1mtmAtm16116.PI”T/IKQI1042’i+INT ERNATIONALAPPLICATIONNo、PCT/1Js91104 251Detailed Reasons For Holding Lack  of Unity or Invention (contin浮■пj

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.イソニトリルリガンドを含んで成る金属放射性核種錯化合物であって、上記 錯化合物は下記の一般式で表され、▲数式、化学式、表等があります▼ 式中MはTc,Ru,Fe,Cr,Mn,Cu,Pb,Ga,As及ひInの放 射性同位体から選択された金属−放射性核種である;R1は炭素原子2−4個を もつ直鎖又は枝分かれアルキレン基である; R2及びR3は各々独立的にメチル基又はエチル基をあらわす;R4は水素原子 又はメチル基である; xは1から8までの整数である; nは錯化合物の電荷であり、0(中性)又は正又は負の整数でありR1+R2+ R3+R4の炭素原子の総数が4ないし6であるという条件つきである金属−放 射性核種錯化合物。
  2. 2.下記の式で表される請求の範囲第1項記載の錯化合物▲数式、化学式、表等 があります▼
  3. 3.請求の範囲第1項で定義された金属−放射性核種Mの塩又はキレートをイソ ニトリルリガンド又はこのイソニトリルリガンドの金属アダクトと、所望ならば 還元剤の存在下で反応させて錯化合物を形成せしめ、上記イソニトリルは下記の 一般式で表され、▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、記号は請求の範囲第1項に与えられた意味をもつ請求の範囲第1項に記載 の金属−放射性核種錯化合物の製法。
  4. 4.薬物学的に容認される液体担体物質に加えて金属−放射性核種錯化合物を含 む放射性医薬組成物であって、請求の範囲第1項又は請求の範囲第2項記載の錯 化合物を含むことを特徴とする組成物。
  5. 5.請求の範囲第5項記載の組成物が、必要ならば薬物学的に容認される液体で 希釈した後に、温血動物に体重70kgにつき10ないし2000mBq,より 好適には100ないし1200MBq与えられ、その後上記動物から放出される 放射を記録することを特徴とする放射性診断的検査を実施する方法。
  6. 6.(i)請求の範囲第3項に示される一般式(III)で表され式中の記号は 請求の範囲第項1記載の意味をもつイソニトリルリガンド又はその金属アダクト と、もし所望ならばこれに加えた不活性薬物学的に容認される担体及び/又は処 方剤及び/又は補助剤(ii)金属−放射性核種の塩又はキレート、及び(ii i)キット中にある成分を反応させるための処方を含む使用説明書から成る放射 性医薬組成物製造のためのキット。
  7. 7.請求の範囲第3項に示される一般式(III)で表され、式中の記号は請求 の範囲第1項に与えられた意味をもつイソニトリルリガンド、又はその金属アダ クトと、 もし所望ならばこれに加えた不活性の薬物学的に容認される担体及び/又は処方 剤及び/又は補助剤、及び(ii)(i)の成分を金属一放射性核種の塩又はキ レートの溶液と反応させるための処方を含む使用説明書とから成る放射性医薬組 成物製造のためのキット。
  8. 8.(i)請求の範囲第3項に示される一般式(III)で表され式中の記号は 請求の範囲第1項記載の意味をもつイソニトリルリガンド又はその金属アダクト と、もし所望ならばこれに加えた不活性の薬物学的に容認される担体及び/又は 処方剤及び/又は補助剤(ii)還元剤及びもし所望ならばキレ−タ−、成分( i)及び(ii)を任意に組み合わせたもの、(iii)キット中にある成分を ペルテクネテート溶液の形のテクネチウムー99mと反応させるための処方を含 む使用説明書から成る放射性医薬組成物製造のためのキット。
  9. 9.リガンドとして3−イソシアノプロピオンアルデヒドジメチルアセタールを 含む請求の範囲第6項、請求の範囲第7項又は請求の範囲第8項記載のキット。
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