JPH05507456A - 係止手段を備えた錠剤分与器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 係止手段を備えた錠剤分与器 発明の背景 １、発明の分野 本発明は分与容器に関し、特には錠剤を分与する容器等に関する。

２、従来技術の説明 多くの容器が内容物を分与する機能を有している。これらの容器中には、スプレ ー、ポンプあるいは圧搾式容器、噴射器、さらにはいくつかの煙草の箱などが含 まれる。また、特に錠剤を分与する容器として知られる分与容器がある。ここで 「錠剤」として定義されているのは丸薬、カプセル、平円薬、小丸薬やその他比 較的小型の物質を含み、医療用かその他の目的で使用されるのかは問われない。

錠剤分与器の一つの例が、１９８９年１２月１３日交付の欧州特許出願番号第３ ４５，４１３号で開示されている。この錠剤分与容器は、収容部と往復素子を有 している。往復素子は収容部の内部を通って配されている。

往復素子の上面端部を押すと、錠剤収容手段を有する往復素子下面端部が錠剤と 共に収容部の分与口を貫通しそ従来の多数の錠剤分与容器と同様、前述の容器は 錠剤を不注意に分与してしまう可能性がある。また、分与のこの容易さのために 、これらの容器は別の問題点を有している。ある年代の子供達が、容器の操作に 興味を持ち、おもちゃにしてしまうのである。さらに重要なのは、子供達は分与 された内容物を口にしてしまう傾向にあることである。もしそれが薬物や潜在的 有害物質であった場合は災難になりうる。それゆえ、容器が完璧に「子供よけ」 されていなくとも、少なくとも子供が容器内容物を手にする能力を超えたもので あることが望ましい。子供が容器内容物を分与するために余分な時間がかかれば 、おそらく悲劇は防げるのである。

錠剤分与器の中には「子供よけ」機能ををしているものがある。この「子供よけ 」機能を解除しないと、分与機能は作動しない。錠剤を分与する都度、分与機能 を操作する前に、この付加機能をただちに解除しなくてはならない。機能が分与 前に解除されなければ、錠剤は容器から分与されることはない。例として、１９ ８８年８月１３日交付のハックマン等による米国特許第４，７６７゜０２３号が 、そのような「子供よけ」機能を開示している。前記機能は分与機能作動の防御 に限られている。それゆえ、錠剤分与機能作動のためにこの機能を操作しなけれ ばならない。

前述の錠剤分与容器に関する一つの問題点として、錠剤を分与する度に必ず「子 供よけ」機能を操作しなくてはならないという点が挙げられる。多くの場合、こ の操作は使用者が錠剤を得る前に強制される不必要な障害であると言える。不注 意な分与は、ある特別な状況下において起こる可能性が高い。例えば、容器が棚 に別に保管されてあった場合、偶発的な分与が起こる率は非常に低い。反対に容 器をバッグの中に保管していた場合、事故は非常に起こりやすくなる。

さらには、偶発的な摂取が大きな懸念となる年代の子供がいる世帯がある一方大 多数の世帯はその年代の子供を持たない。我々の多くが「子供よけ」容器の使用 に困難を覚える。実際には子供が危険にさらされる恐れはない場合がほとんどで あってもである。その上、複数の錠剤を連続的に分与するのが望ましいのだがこ の機能は不必要にその操作を妨げている。必然的に、使用者の希望又は状況によ って作動・不作動が選べる係止機能を有する分与容器が望ましい。

従って、本発明の目的の一つとしては、手動で一方の位置に動かすまでは、施錠 ・解錠のどちらかの状態を保つ係止機能を有する錠剤分与器を提供することであ る。

本発明のもう一つの目的は、操作が大人にとって自明のものである錠剤分与容器 係止機能を提供することである。

本発明のさらにもう一つの目的は、年配も含めた大人にとって操作の簡単な錠剤 分与器係止機能を提供することである。

本発明のさらにまた一つの目的は、特別な状況下において、触覚及び聴覚ないし その一方の表示を有する錠剤分与容器係止機能を提供することである。

本発明のさらにまた一つの目的は、施錠・解錠の状態を直ちに識別できる表示を 有する錠剤分与器係止機能を提供することである。

本発明の最後の目的としては、前述の目的の全てを最少の経費で実現させた錠剤 分与容器を提供することである。

発明の概要 本発明の一つの局面によれば、錠剤分与容器が提供される。錠剤分与容器は、分 与口と反対側に往復素子の孔を有する収容部を有している。往復素子は錠剤一つ を収容する手段を有し、上部表面を有する。往復素子は収容部に接続し、往復素 子口を通って配されている。往復素子は、単錠剤収容手段によって、収容部が静 止状態の時、囲いを形成するのを阻止するように付勢されている。錠剤収容手段 は、収容部内部から錠剤を受け、収容部内部から外部へと分与口を通過させ、錠 剤を分与する。往復素子の交換を選択的に妨げる係止機能もまた有している。

係止手段は施錠・解錠のいずれの位置に選択して手動で移動することが可能であ る。係止手段は手動でどちらかの位置に移動させるまでは、施錠・解錠いずれが の状態を保つための手段である。

図面の簡単な説明 明細書は発明を特に指摘し、明瞭に承認をめた請求と締結しているが、本発明は 図解を伴った好適な実施例の以下の説明を通して、より良い理解がなされると思 われる。図面においては、同一の参照番号は同一の部品を表す。

図１は、本発明である錠剤分与容器の第一好適実施例の正面図である。

図２は、図１の錠剤分与容器の分解斜視図であり、様々な構成部品を図示してい る。

図３は、図１の錠剤分与容器の３−３に沿った断面平面図である。

図４は、図１の錠剤分与器の４−４に沿った断面正面図である。

図５は、図３の錠剤分与器の５−５に沿った断面正面図である。

図６は、図１の錠剤分与器の係止機能を形成する輪の平面図である。

図７は、図５と同様に、分与過程の開始における図１の容器を図解した部分的断 面図である。

図８は、図７と同様に、分与過程の開始と中間点における容器を図解した部分的 断面図である。

図９は、図７と同様に、分与過程の中間点における容器を図解した部分的断面図 である。

図１０は、図７と同様に、分与過程の中間点から終了までにおける容器を図解し た部分的断面図である。

図１１は、本発明である錠剤分与容器の第２の好適な実施例の正面図である。

図１２は、図１１による錠剤分与容器の往復素子上部の斜視図である。

図１３は、図４と同様の、図１１における錠剤分与容器の断面正面図である。

好適な実施例の説明 図１に見られる好適の実施例において、概して２０で示されている錠剤分与容器 が提供される。重要な点は、この錠剤分与容器２０は、施錠・解錠の位置を手動 で選択する係止手段２２を有していることである。係止手段２２は、手動で一方 の位置に移動するまでは、施錠・解錠いずれかの状態を保持する。この方式は容 器２０を施錠するか否かの選択を自由にするので、錠剤を分与するたびに係止手 段２２を解く必要を希望によって排除できる。

図２に関し、錠剤分与容器２０は概して収容部２４と、単錠剤収容手段８８（図 ５参照）を有する往復素子と、係止手段２２を有する。前記実施例における収容 部２４は、略円形水平交差部を有する管式スリーブである。収容部２４は、往復 素子開口部３０を形成する上位端部で開口している。さらに、収容部２４は、略 水平底部璧３２を有する。この底部壁は収容部２４の下位端部近辺に接続され、 開口部に弧形をとらせている。

図４・５に関し、収容部２４内部は、幾つか顕著な特徴を有している。底部壁３ ２の内部は中央に位置した隆起３４を有する。また、固定内部壁３６は、収容部 ２４と一体型成形されるのが望ましい。内部壁３６は正面又は表面３８．４０４ ２．４４．４６を有している。図２に戻り、内部壁３６は底部壁３２と共に収容 部２４の内部と外部を通じる分与口５０を形成している。さらには、８個の突起 ５２は、収容部内部表面の底部壁３２下方に、８個が等間隔で配されている。さ らに、垂直隆起５４が収容部２４の内表面の突起５２上方及び底部壁３２下方に 位置している。

往復素子２６は、一体型成形も可能だが、上部５６と下部５８で形成されている のが望ましい。上部５６は、容器２０の概して水平である上部壁６０を有してい る。

内部環状壁６２は、比較的直径が小さく縦に長く、上部壁６０から垂下している 。図４に見られるように、隆起６６はこの内部環状壁６２の内側に位置している 。外部環状壁６８もまた、この上部壁６０から垂下しており、収容部２４の内径 よりわずかに小さい外径を有している。

容部２４にはめこむことができる。上部壁６ｏは、外部環状壁６８と共に、内部 の錠剤が収容部２４の上端部を通り抜けて出てしまうことを防いでいる。

変形例（図示せず）において、上部壁６０は収容部２４に接続し、またその一部 を構成している。この変形例において、上部壁６０は開口部を有し、それより往 復素子２６は突出する。いかなる状況下においても、収容部２４は往復素子２６ の上端部と共に、内部に収容された錠剤が収容部２４の上端部を通り抜けて出て しまうことを防いでいる。往復素子２６に手で触れることは可能である。

下部５８は一体型成形が望ましいが、多くの独自の部品を有している。シャフト 部７０は軸方向に伸び、上端部に刻み目７２を有しているが、内部環状壁６２の 環状隆起６６と共に、上部５６と下部５８を結合させる役目を担っている。シャ フト部７０は、直角に中央部で接続した２つの平らな部品で形成されている。シ ャフト部７０は、傾斜壁７４に接続している。傾斜壁低端部は垂直壁７６に連結 している。垂直壁７６はさらに、２つの固定部品７８によって傾斜Ｗ７４に接続 している。傾斜壁７４の裏面にはバイアス手段８０が接続している。本実施例に おけるバイアス手段８０は概してダイアモンド型プラスチ７７輪であり、垂直部 品８２により傾斜壁７４に接合している。輪の最下部は隆起部８４になっており 、底部壁３２の隆起と共にバイアス手段８０を適所に位置付けている。

図４及び図５に関し、面８６．８７．８８が垂直壁７６の反対面に接続しており 、それより垂直に伸びている。これら面８６．８７．８８は垂直壁７６と共に、 錠剤通路、狭窄部、錠剤収容手段８８を後述の様に形成している。さらに、突出 部９０が垂直壁７６の下部より、バイアス手段３４に向かって水平に伸びている 。この突出部９０は底部壁３２と共に収容部２４と往復素子２６を支えている。

この実施例において、係止手段２２は錠剤分与容器２０の下位端部に接続した輪 ９１である。輪９１は、収容部２４の突起５２と共に収容部２４と輪９１を接続 している溝９２を有している。溝９２の下には、概して収容部２４と同じ外径を 有する輪９１の外面が位置している。この外面はギザギザ状になっており、滑り 止め付き握持表面を提供している。図１のように、この外面は印９３を有し、輪 ９１が解状位置に回転した際、収容部２４外面上にある対応印９４と一致する。

輪９１が施錠位置にある場合、印９３と９４は係止手段２２の施錠・解錠の状態 を直ちに判別する指標を提供している。

図６並びに図４に関し、輪９１上部は水平壁９５を有している。この水平壁９５ は収容部２４の底部壁３２と類型をとっており、弓形の分与開口部９６を有して いる。

往復素子２６は、例えば輪が解錠の位置をとっている時等、適切な状況下におい て分与開口部９６を通過することができる。輪９１が施錠位置にある際は水平壁 ９５が往復素子２６の完全な交換を妨げるため、錠剤の分与はできない。

水平壁９５の上面には環状輪９７が接続する。環状輪９７は分与開口部９６の最 至近箇所近くでは接続していないため、この部分の環状輪９７は容易に変形する ことができる。この環状輪９７の内外境界は各々小さめと大きめの直径を有する ２つの円に拠って決定され、起点は各々より片寄りとなっている。外項界を決め る円の起点は、水平壁９５の全境界を定める円の起点より、わずかに分与開ロ＃ ９６寄りに位置している。環状輪９７の内境界を定める円の起点は、外項界を定 める円の起点よりわずかに分与開口部９６寄りに位置している。刻み目９８は２ つの円の起点を通る環状輪９７の線上に位置している。

図４及び図５に戻り、刻み目９８近くの環状輪９７の外項界が寄ると、収容部２ ４の内面と接触するが、ここでは実質的には何の作用もない。しかし、輪９１が 回転し、刻み目９８が隆起５４に接近するにつれ、環状輪９７の外項界が隆起５ ４を突き動かし始め、前記隆起上に乗る。刻み目９８と隆起５４の距離が狭まる 程環状輪９７による隆起５４上の力は大きくなる。従って、輪９１が解錠位置に 回転している際には、輪９１は回転が難しくなる。これは輪９１が解錠位置に接 近している触覚表示を提供している。同様に、輪９１が解錠位置から回転した際 には、輪９１は回転が容易となる。

輪９１の分与開口部９６と分与口が合致すると、刻み百９８は収容部２４の内面 上で垂直隆起５４をとらえる。

従って、輪９１が解錠位置に移動中に、刻み目９８は環状輪９７によって収容部 ２４の隆起５４をとらえる。これは輪９１が解錠位置にあることを示す触覚及び 聴覚表示となる。

好適実施例における環状輪９７のおおよその寸法は、環状輪９７の好例として提 供されている。その他の寸法、そして他の触覚及び聴覚表示手段は当業者により 容易に発展させることができる。輪９１の全直径は４２．４＋ａｍである。水平 壁９５の全直径は４０．２＋ａｉ＋である。環状壁９７の外項界の円の直径は２ ９．２ｍｍで、内境界の円の直径は２６．２ｍｍである。外部境界の起点は水平 壁の外項界を定める円の起点より５．５１離れている。内部境界の起点は、水平 壁の外項界を定める円の起点より６．０鰭離れている。

錠剤分与器２０を操作するには、もし解錠位置になければ係止手段２２を最初に その位置に回す。輪９１と収容部２４上の印９３と９４が直線上に一致すれば係 止手段２２は解錠されるが、しない場合は係止手段２２を手動で解錠位置へ移動 させなければならない。係止手段２２の状態変化のために輪９１と収容部２４に は抵抗する手動力が適用されるが、これらの部品２４と９１間の摩擦が相関的回 転を妨げ、そのために手動操作が要求される。係止手段２２が解錠位置に移動す るにつれ、輪９１は解錠位置に接近しているという触覚表示を出しながら、次第 に回転しにくくなっていく。解錠位置に達すると、収容部２４と輪９１の印９３ と９４は一致する。

さらに、輪９１が解錠位置に到達したことを示す触覚及び聴覚表示が環状輪９７ と隆起５４によって提供される。

触覚及び聴覚表示により係止手段２２は、暗所においてまた眼鏡なしでも操作が 可能である。付は加えて印９３と９４により、輪９１が解錠位置にある連続的表 示が得られる。

係止ホイール９１が解錠位置に回転すると、係止ホイールが施錠位置に手動回転 されるまでは、錠剤は容器２０より連続的分与が出来る。容器２０からの錠剤分 与の方法は図７から１０を参照のこと。

分与過程は、図７における交換手段２６より開始される。錠剤は、様々な面３８ ．４０．４２．４４．４６．７６．８６．８７．８８より形成された通路内部に ある。

図８は、分与過程直後の容器２０を表している。過程が始まると、最下位置の錠 剤９つが面４６により往復素子の錠剤収容手段内に導かれる。また、面８７が面 ４６に近づき、閉塞部を形成する。図９では、分与過程の中間点で、最下錠剤９ ９が錠剤収容手段から回転し排出され、分与される。第２の錠剤９９′は面４６ と８７間に形成された閉塞部により、分与器２０内に停留する。図１０に見られ るように、元の形に戻った往復素子２６と共に過程は続く。その時点までに第２ 錠剤９９′は面４６と８７間の閉塞部を通過し、錠剤収容手段と面４６により容 器内に停留する。第２錠剤９９゛は最下錠剤となり、次過程において分与される 。過程の最後にあたり、容器２０は図７における元の状態に戻る。希望数の錠剤 を分与後、係止手段２２は要望により解錠位置のまま、又は施錠位置へ回転させ ることも可能である。

係止手段２２を除く容器２０の操作と構造のより完全なる説明は、１９８９年１ ２月１３日交付の欧州特許出願番号第３４５．４１３号において提供されている 。前記特許の開示は参照にある。係止手段２２を備える錠剤分与容器は他にも見 られるが、前述の錠剤分与容器はより好ましい。よって説明図における様々な実 施例は、全てこの錠剤分与容器に基づくものである。

図１１における第２の好適な実施例において、錠剤分与容器１２０は、係止手段 ２２を除き、構造と操作において図１の実施例と類似のものである。この実施例 における係止手段は、容器１２０の上端部に結合している。

図１３において、前記実施例の係止手段は各々２つの雄部品と雌部品を有する。

前記実施例の雌部品１２７は、往復素子１２６の環状壁１６８外部に位置する溝 であり、図１２において最もよく図解されている。前記実施例の雄部品１２５は 、収容部２４上端部近くの内面に位置する突起である。

前実施例と同様、往復素子１２６は上部１５６特に下部１５８により形成される 。上下部１５６と１５８は、下部１５８を回転させることなく上部１５６を手動 回転できるように連結されている。上部１５６と下部１５８間の摩擦により、異 方向の力が手動で部品１５６と１５８に加えられない限りは、部品間の連鎖回転 は妨げられている。図１１に見られるように、前記実施例は類似した印１９３と １９４を有する。図１１の印は往復素子１２６と収容部１２４上に位置し、解錠 位置にある時合致する。

分与器操作のために、係止手段１２２は解錠位置になければならない。係止手段 １２２の状態は印１９３と１９４が合致しているかどうかを調べることで確認で きる。合致していれば、係止機能１２２は解錠位置にある。

合致していなければ、係止機能１２２は施錠位置にあり、手動で解錠位置に回転 させなければならない。上部１５６は印１９３と１９４が合致するまで回転する 。この時点で、前述の様に錠剤の分与が可能になる。

触覚表示は、この構成においても提供されている。往復素子１２６を回転中に押 し、解錠位置に達すると、雄部品１２５である突起が、雌部品１２７である溝に 簡単にはめこまれ、分与器１２０の操作に照明を必要としない。前記実施例の更 なる変形例（図示せず）では、類似の環状輪が収容部１２４内部の隆起と協同す る垂下環状壁１６８外部の底部に取り付けられている。これによって先の実施例 と同様の触覚及び聴覚表示を提供している。

さらに、当業者が触覚及び聴覚表示の付加方法を考案した。

本発明の特定の実施例の説明と図示はなされたが、本発明の教示から離脱しない 範囲での変形は可能である。

従って、本発明は添付請求の範囲内の全実施例を包含するものである。

要　約 本発明は、錠剤を分与するための分与容器に関する。

そうした容器に係る問題は、不注意に錠剤を分与してしまい易いことや、子供が 触れ易いことである。分与容器（２０）は、収容部（２４）と、往復素子（２６ ）と、施錠位置と解錠位置との間で可動で往復素子（２６）を施錠又は解錠する 係止機構（２２）より成る。係止機構（２２）は手動で他の位置まで移動される まで施錠又は解錠位置のいずれかに止まる。係止機構は、係止機構（２２）が解 錠位置にあることを示す視覚、触覚及び聴覚信号手段を有する。

国際調査報告 −一一−＾−一一−■πＮ羽１１国７６２

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．（ａ）互いに対向する分与開口部と往復素子開口部とを有する収容部と、 （ｂ）錠剤を収容する手段と上部表面とを有する往復素子と、 を備え錠剤分与容器であって、、 前記往復素子は、前記収容部に取り付けられて、前記往復素子開口部を通って延 在すると共に、前記錠剤を収容する手段が静止して囲いを形成するとき収容部の 分与開口部を閉鎖するように付勢され、 前記錠剤収容手段が、囲いの内側から錠剤を受け取って、往復素子が往復動する 際に錠剤を囲いの内側から分与開口部を通って囲いの外部に渡することにより錠 剤を分与する錠剤分与容器において、 往復素子の往復動を選択的に妨げるための係止手段を更に有し、 前記係止手段が、施錠及び解錠位置の間で選択的に手動で移動可能であり、 前記係止手段が、手動で他方の位置まで移動されるまで施錠位置か解錠位置かの いずれかの位置に止まることを特徴とする錠剤分与容器。
2. ２．前記係止手段が、前記往復素子の下端部と係合していることを特徴とする請 求の範囲第１項記載の錠剤分与容器。
3. ３．前記係止手段が、管状スリーブの下端部に取り付けられて分与閉口部を有す る係止ホイールであり、施錠位置においてホイールは往復素子の移動を制限する ことにより錠剤の分散を防ぎ、解錠位置においてホイールは往復素子が分与開口 部を通って移動するのを許可すると共に錠剤が分与されるのを許可することを特 徴とする請求の範囲第２項記載の錠剤分与容器。
4. ４．前記係止手段が、往復素子の上端部と係合していることを特徴とする請求の 範囲第１項記載の錠剤分与容器。
5. ５．前記往復素子が更に、上部表面から垂下する外部環状壁を有し、 前記係止手段が、往復素子の前記外部垂下壁か収容部の上端部かのいずれか一方 に位置する雌部と、往復素子の外部垂下壁か収容部の上端部かのいずれか他方か ら延びて雌部と共働する雄部とを有し、 前記雌部と雄部とが、解錠位置で整列して往復素子が往復動できるようにすると 共に、施錠位置においては往復素子の往復動を防ぐように付勢されることを特徴 とする請求の範囲第４項記載の錠剤分与容器。
6. ６．前記雌部が、往復素子の外部垂下壁上に位置すると共に、雄部が収容部上に 位置することを特徴とする請求の範囲第５項記載の錠剤分与容器。
7. ７．前記係止手段が、解錠位置に係止手段が到着したことを示す触覚信号及び視 覚信号手段を有することを特徴とする請求の範囲第１項乃至第６項のいずれか１ 項に記載の錠剤分与装置。
8. ８．前記触覚信号及び聴覚信号が、係止手段に取り付けられてノッチを有するオ フセット環状リングにより付与され、前記環状リングが、信号を生成する収容部 の内部に取り付けられた隆起部に対して付勢されることを特徴とする請求の範囲 第７項記載の錠剤分与容器。
9. ９．前記係止手段が、係止手段が解錠位置にあることを示す視覚信号手段を有す ることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第８項のいずれか１項記載の錠剤分与 装置。