JPH0550691A - キヤリツジ制御装置 - Google Patents

キヤリツジ制御装置

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JPH0550691A
JPH0550691A JP3209574A JP20957491A JPH0550691A JP H0550691 A JPH0550691 A JP H0550691A JP 3209574 A JP3209574 A JP 3209574A JP 20957491 A JP20957491 A JP 20957491A JP H0550691 A JPH0550691 A JP H0550691A
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JP
Japan
Prior art keywords
carriage
motor
printing
rotation speed
print
Prior art date
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Pending
Application number
JP3209574A
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English (en)
Inventor
Hirotomo Tanaka
中 啓 友 田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流モータでキャリッジを駆動するプリンタ
で、一行の印字に要するキャリッジの走行距離が比較的
短い場合における直流モータの発熱温度が許容限界温度
を超えないように制御する。 【構成】 直流モータに温度センサを取り付けて発熱温
度を検出する。検出値が許容限界に達し、かつ、一行の
印字に要するキャリッジの走行距離が所定走行距離より
短い場合は、一行の印字に要するキャリッジの走行距離
の長さに応じて直流モータの回転速度を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流モータでキャリッジ
を駆動して記録媒体に印字を行なうシリアルプリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は本発明が適用されるシリアルプリ
ンタのキャリッジ制御装置の構成を示す。直流モータ1
の回転運動はプーリ2を介してタイミングベルト3の直
線運動に変換される。タイミングベルト3で牽引するこ
とにより印字ヘッド4を搭載したキャリッジ5を移動さ
せ、印字ヘッド4から紙等の印字媒体8に印字を行な
う。なお直流モータ1には位置検出用のエンコーダ6が
配設されている。
【0003】一行分の印字データを印字する時の直流モ
ータ1の駆動パターンを図7(a)に、この時に直流モ
ータ1に流れる電流を同図(b)に示す。Tacc は加速
区間であり、目標回転速度に達した後、定速区間TCONS
Tで定速制御を行いながら印字を行ない、印字終了後に
減速制御を開始し減速区間Tbrk で減速する。キャリッ
ジ5の加速および減速に大きなトルクが必要であり、直
流モータ1の発生トルクは電流値に比例するから、図7
(b)に示すように加速区間Tacc 、減速区間Tbrk で
は定速区間Tconst より電流値は大きくなる。
【0004】このため、定速区間Tconst が短いほど、
一行当りの直流モータ1の平均電流は大きくなる。さら
に、直流モータ1の発熱量はこの平均電流の増加に伴っ
て大きくなるから、例えば一行中の印字データが少くて
定速区間Tconst が短いほど発熱量が大きくなる。
【0005】このような印字が連続して行なわれること
により、発熱量が増加して許容温度を超えると直流モー
タ1の焼損を招くおそれがある。このため従来のプリン
タでは、一行中の印字データが少ない場合のことも考慮
して大出力の直流モータを使用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一行中の印字
データの数は数十桁程度が一般的で、例えば十桁以下の
印字が連続して長時間続くことは希である。このような
特殊な状況を想定して大出力の直流モータを選定したの
では、印字桁数が多い場合の直流モータの利用効率が悪
くなるという課題があった。
【0007】本発明は以上の点に鑑みこのような問題点
を解決するもので、その目的は直流モータの利用効率を
高めるために、直流モータの発熱温度が許容値を超えな
いよう制御するキャリッジ制御装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のキャリッジ制御装置は、前記直流モータの
発熱温度を検出する温度検出手段と、前記キャリッジの
位置を検出する位置検出手段と、前記検出された位置に
基づき1行の印字に要する前記キャリッジの走行距離を
求め、前記検出された発熱温度が予め設定された所定温
度に達し、且つ前記求められた走行距離が予め設定され
た所定走行距離よりも短い場合は、前記求められた走行
距離に応じて前記直流モータの回転速度を制御する制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示すキャリッジ
制御装置の構成図である。図1において、図5に示した
構成例と同じ装置には同一番号を付して説明を省略す
る。図中、符号7は直流モータ1の発熱温度を検出する
ために直流モータ1に当接して配設された温度センサで
ある。
【0011】図2はこのような構成のキャリッジ制御装
置を制御するための制御ブロック図である。図2におい
て符号10はプリンタの制御を行なうCPUである。符
号11はROMであり、制御プログラム及び本実施例で
は直流モータ1の許容限界温度Hs (本実施例では12
0℃)、所定走行距離Ss (本実施例ではエンコーダ6
の出力パルス数で150パルス)、さらに、表1に示さ
れるキャリッジ5の停止位置から印字終了位置までの走
行距離Speと直流モータ1の目標回転速度との関係がデ
ータテーブルとして記憶されている。符号12は各種デ
ータを一時的に記憶するRAMである。コンピュータ等
のホスト装置13からの印字データはI/F部(インタ
ーフェイス部)14を介してCPU10に送られる。印
字指令はCPU10からI/O部15を介してヘッド駆
動部16に送られ、これに応じてヘッド駆動部16が印
字ヘッド4を駆動して印字を行なう。キャリッジ5を駆
動する直流モータ1の制御指令はCPU10からI/O
部15を介して直流モータ駆動部17に送られ、直流モ
ータ駆動部17が直流モータ1を駆動してある目標回転
速度に制御する。この目標回転速度の値はRAM12に
記憶される。直流モータ1の回転角度に応じたエンコー
ダ6の出力パルスI/O部15を介してCPU10に送
られ、このパルスをカウントすることによりキャリッジ
5の位置管理を行い、パルスの計測することによって回
転速度を検出する。(以後、キャリッジ5の走行距離は
エンコーダのパルス数で表す。)また、温度センサ7で
検出された直流モータ1の発熱温度データI/O部15
を介してCPU10に送られる。
【0012】以上のように構成された本発明の一実施例
の動作について図3を参照しながら説明する。図3は一
行分の印字データを印字する動作を表すフローチャート
である。ここではキャリッジ5が図4(a)に示す停止
位置に停止した状態から、矢印の方向に移動して印字デ
ータ“ABSD”を印字する動作を表している。
【0013】CPU10はホスト装置5からの印字デー
タに応じてヘッド駆動データをRAM12に展開すると
ともに印字データに応じた印字領域を演算する。このと
き、キャリッジ5の停止位置から印字終了位置(印字領
域の最終位置)までの走行距離Speが確定する。ここで
はSpe=100パルスとする(ステップ)。
【0014】次に温度センサ7により直流モータ1の発
熱温度を検出し、ROM11に格納されている許容限界
温度Hs の値と比較し、直流モータ1の発熱温度が許容
限界温度Hs に達していない場合はステップに進む
(ステップ)。
【0015】ステップでは直流モータ1の目標回転速
度の値をVmax としてRAM12に設定する。なおVma
x はヘッドの最高応答周波数に基づいて決定される最高
回転速度であり本実施例では2000rpmとする(ス
テップ)。
【0016】一方、ステップにおいて直流モータ1の
発熱温度が許容限界温度Hs に達している場合はステッ
プに進む。ステップではROM11に格納されてい
る所定走行距離Ss と、ステップで推定した、キャリ
ッジ5の停止位置から印字終了位置までの走行距離Spe
とを比較し、SpeがSs より大きい場合はステップに
進む(ステップ)。
【0017】ステップにおいて、キャリッジ5の停止
位置から印字終了位置までの走行距離Speが所定走行距
離Ss 以下の場合はステップに進む。ステップでは
ROM11に格納されているデータテーブルにより、ス
テップで確定したSpeの値(キャリッジ5の停止位置
から印字終了位置までの距離)に応じた目標回転速度の
値をRAM12に記憶する。ここではSpe=100のた
め目標回転速度は1600rpmとする(ステッフ
)。
【0018】直流モータ1の目標回転速度が決定される
とステップに進む。ステップでは、まず直流モータ
1を駆動しキャリッジ5の移動を開始する。直流モータ
1は停止状態から、RAM12に記憶されている目標回
転速度に向って加速し、到達後は目標回転速度に制御さ
れる。その後、印字領域に達するとCPU10はヘッド
駆動データに基づき印字ヘッド4を駆動し印字を行な
う。印字データに応じた印字が終了すると減速制御を行
なってキャリッジ5を停止する(ステップ)。
【0019】次に所定走行距離Ss の設定値およびデー
タテーブルの決定方法について述べる。図5(a)は目
標回転速度をVmax に設定して印字を連続して行なった
場合の一行におけるキャリッジ5の停止位置から印字終
了位置までの走行距離Speと、直流モータ1の発熱飽和
温度との関係を示したものである。本実施例に用いた直
流モータ1の特性を保証する許容限界温度が130℃で
あるため、検出精度等のマージンを考慮し制御上の許容
限界温度Hs は120℃とした。図5(a)より許容限
界温度Hs 120℃に対応するSpeが150パルスであ
るため、所定走行距離Ss を150パルスに設定する。
前述のように直流モータ1の通電電流は加速時、減速時
に大きく定速制御時には小さくなる。そこで、Speが1
50パルス以下の場合には目標回転速度の値をVmax よ
り小さくし、加減速に必要な時間を短くすることによっ
て平均電流を小さくする。データテーブルは表1に示す
ようにSpeの値が小さいほど目標回転速度の値も小さく
なっている。これはSpeの値が小さいほど加減速時間の
占める割合が大きくなるためである。なお、これらは予
め実験によって求めることができる。
【0020】以上の構成および動作により、直流モータ
1の発熱温度が許容限界温度Hs に達するまでの印字動
作においては、目標回転速度の値をヘッドの最高応答周
波数に基づいて決定される最高速度であるVmax に設定
して高速印字を確保する。(このときのキャリッジ動作
を図4(b)に示す。横軸は走行距離を、縦軸は回転速
度を示す。)一方、直流モータ1の発熱温度が許容限界
温度Hs に達し、かつ、キャリッジ5の停止位置から印
字終了位置までの走行距離Speが所定走行距離Ss より
小さい場合においては、Speの値に応じて目標回転速度
の値を変更することによって、発熱温度を許容限界温度
Hs 以下に抑えることが可能となる。(このときのキャ
リッジ動作を図4(c)に示す。)この結果、キャリッ
ジ5の停止位置から印字終了位置までの走行距離Speを
一定にした印字を連続して行なった場合の直流モータ1
の発熱飽和温度は図5(b)のようになる。
【0021】目標回転速度の値を小さくすることにより
プリンタとしての印字速度は遅くなるわけであるが、図
5(b)からわかるようにSpeが150パルス以上の印
字においては目標回転速度の値を小さくしなくとも連続
印字動作が可能である。前述のように、印字桁数の少な
い印字が連続して長時間続くことは希であり、使用頻度
の高い印字桁数については印字速度を落すことなく構成
できる。印字桁数の少ない印字が連続した場合でも許容
限界温度Hs 以内であれば目標回転速度はVmax のまま
であるから印字速度が遅くなることはない。
【0022】なお、本実施例では一行の印字に要するキ
ャリッジの走行距離として、キャリッジ5の停止位置か
ら印字終了位置(印字領域の最終位置)までの距離Spe
を用いたが、この他に印字開示前のキャリッジの停止位
置から、印字終了後の停止位置までの走行距離や、定速
制御中の走行距離を用いることもできる。また、走行パ
ターンが決まれば走行距離と走行時間は対応関係がある
ため、走行距離の代わりに走行時間を用いてもよい。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば簡
単な構成で直流モータの発熱量が許容値を超えないよう
に制御することが可能となり、直流モータの利用効率の
高いキャリッジ制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すプリンタの構成図。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例のキャリッジ駆動動作を説明
するフローチャート。
【図4】本発明の一実施例のキャリッジ駆動動作を示す
図。
【図5】直流モータの発熱状態を説明する図。
【図6】従来のプリンタの構成図。
【図7】キャリッジ駆動パターンと直流モータの通電電
流を示す図。
【符号の説明】
1 直流モータ 2 プーリ 3 タイミングベルト 4 印字ヘッド 5 キャリッジ 6 エンコーダ 7 温度センサ 8 印字媒体 10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 ホスト装置 14 I/F部 15 I/O部 16 ヘッド部 17 直流モータ駆動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドを搭載したキャリッジと、該キ
    ャリッジを駆動する直流モータを有するキャリッジ制御
    装置において、 前記直流モータの発熱温度を検出する温度検出手段と、 前記キャリッジの位置を検出する位置検出手段と、 前記検出された位置に基づき1行の印字に要する前記キ
    ャリッジの走行距離を求め、前記検出された発熱温度が
    予め設定された所定温度に達し、且つ前記求められた走
    行距離が予め設定された所定走行距離よりも短い場合
    は、前記求められた走行距離に応じて前記直流モータの
    回転速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    るキャリッジ制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記キャリッジの走行距
    離に応じた、前記直流モータの回転速度に対応する所定
    数の回転速度データを予め記憶する記憶手段と、 前記求められた走行距離に応じて回転速度データを前記
    記憶手段より読み出し、該読み出された回転速度データ
    の示す速度に前記直流モータの回転速度を補正する補正
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のキャリ
    ッジ制御装置。
JP3209574A 1991-08-21 1991-08-21 キヤリツジ制御装置 Pending JPH0550691A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3209574A JPH0550691A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 キヤリツジ制御装置

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JP3209574A JPH0550691A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 キヤリツジ制御装置

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JPH0550691A true JPH0550691A (ja) 1993-03-02

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ID=16575092

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JP3209574A Pending JPH0550691A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 キヤリツジ制御装置

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JP (1) JPH0550691A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0761083A (ja) * 1993-08-27 1995-03-07 Nec Corp シリアルプリンタ
USRE36540E (en) * 1993-07-15 2000-02-01 Methode Electronics, Inc. Method of manufacturing a memory card package

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE36540E (en) * 1993-07-15 2000-02-01 Methode Electronics, Inc. Method of manufacturing a memory card package
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