JP2988125B2 - キャリッジ制御装置 - Google Patents

キャリッジ制御装置

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JP2988125B2
JP2988125B2 JP4164943A JP16494392A JP2988125B2 JP 2988125 B2 JP2988125 B2 JP 2988125B2 JP 4164943 A JP4164943 A JP 4164943A JP 16494392 A JP16494392 A JP 16494392A JP 2988125 B2 JP2988125 B2 JP 2988125B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流モータでキャリッジ
を駆動して記録媒体に印字を行なうシリアルプリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明が適用されるシリアルプリ
ンタのキャリッジ制御装置の構成を示す。直流モータ1
の回転運動はプーリ2を介してタイミングベルト3の直
線運動に変換される。タイミングベルト3で牽引するこ
とにより印字ヘッド4を搭載したキャリッジ5を移動さ
せ、印字ヘッド4から紙等の印字媒体8に印字を行な
う。なお直流モータ1には位置検出用のエンコーダ6が
配設されている。
【0003】前記図1のような装置を用いて一行分の印
字データを印字する際の直流モータ1の駆動パターンを
図7(a)に、この時に直流モータ1に流れる電流を同
図(b)に示す。Tacc は加速区間であり、目標回転速
度に達した後、定速制御を行いながらTconst の区間で
印字を行ない、印字終了後に減速制御を開始しTbrk
の区間で減速する。キャリッジ5の加速および減速には
大きなトルクが必要であり、その発生トルクは直流モー
タ1の電流値に比例するから図7(b)に示すように加
速、減速区間では定速制御区間より電流値は大きくな
る。このため、定速制御区間Tconst が短いほど
一行当りの直流モータ1の平均電流値は大きくなり、さ
らに、直流モータ1の発熱量はこの平均電流値の増加に
伴って大きくなる。このような印字が連続して行なわれ
ると、直流モータ1の発熱量が増大し過ぎて許容温度を
超え、焼損を招くおそれがある。そのため従来のプリン
タでは、一行中の印字データが少ない場合のことも考慮
して大出力の直流モータを使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一行中の印字
データの数は数十桁程度が一般的で、例えば十桁以下の
印字が連続して長時間続くようなことは希であり、上記
のような特殊な状況を想定して大出力の直流モータを選
定するのは利用効率が落ちるという問題がある。本発明
はこの様な問題を解決するために鑑みられたものでその
目的とするところは、許容値を超えないように発熱温度
を制御することで直流モータの利用効率を高めることが
可能なキャリッジ制御装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この様な課題を解決する
ために本発明のキャリッジ制御装置は、前記直流モータ
の応答特性を検出する応答特性検出手段と、前記キャリ
ッジの位置を検出する位置検出手段と、前記直流モータ
の駆動動作を休止する休止時間を計時する計時手段とを
有し、前記応答特性検出手段で検出した結果が所定値に
達し、かつ一行の印字に要する前記キャリッジの移動距
離が所定走行距離よりも短い場合は、前記一行の印字に
要する前記キャリッジの移動距離の長さに応じて前記直
流モータの駆動動作に休止時間を設けることを特徴とす
る。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0007】図2は図1の構成のキャリッジ制御装置を
制御するための制御ブロック図である。図2において1
1はROMであり、制御プログラム、直流モータ1が所
定回転速度に到達するまでの許容限界時間Ts(本実施
例では20msec)、所定走行距離Ss(本実施例では1
50パルス)が保持されている。さらに、キャリッジ5
の停止位置から印字終了位置までの距離Speと休止時間
との関係も表1に示すデータテーブルとして記憶されて
いる。
【0008】
【表1】
【0009】10はプリンタの制御を行なうCPUであ
る。12は各種データを一時的に記憶するRAMであ
る。
【0010】コンピュータ等のホスト装置13からの印
字データはI/F部(インターフェイス部)14を介し
てCPU10に送られる。印字指令はI/O部15を介
してヘッド駆動部16に送られ、これに応じてヘッド駆
動部16が印字ヘッド4を駆動して印字を行なう。一
方、キャリッジ5を駆動する直流モータ1の制御指令は
I/O部15を介して直流モータ駆動部17に送られ、
直流モータ駆動部17が直流モータ1を駆動して目標回
転速度に制御する。目標回転速度の値はRAM12に記
憶される。直流モータ1の回転角度に応じたエンコーダ
6の出力パルスはI/O部15を介してCPU10に送
られ、このパルスをカウントすることによりキャリッジ
5の位置管理を行い、周期を計測することによって回転
速度を検出する(以後キャリッジ5の移動距離はエンコ
ーダのパルス数で表す)。7はタイマであり、CPU1
0によりセットされたデータにより計時を行う。計時が
終了するとタイマ7は割り込み信号をCPU10に送
り、これにより計時の終了を認識する。
【0011】以上のように構成された本実施例の動作に
ついて図3を参照しながら説明する。図3はキャリッジ
5が図4(a)に示す位置に停止した状態から矢印の方
向に移動して印字データ“ABCD”を印字する動作を
表すフローチャートである。まず、CPU10はホスト
装置13からの印字データに応じてヘッド駆動データを
RAM12に展開するとともに印字データに応じた印字
領域を演算する。このとき、キャリッジ5の停止位置か
ら印字終了位置(印字領域の最終位置)までの距離Spe
が確定する。ここではSpe=100パルスとする〔ステ
ップ〕。次に直流モータ1を駆動し、キャリッジ5の
移動を開始すると同時に許容限界時間Ts のデータをタ
イマ7にセットする。本実施例では20msecをセットす
る〔ステップ〕。次に、エンコーダ6の出力パルスの
周期を計測することによって応答性確認回転速度Vchec
kに到達したか否かを確認し、Vcheckに到達するまでに
タイマ7の割り込み信号が発生しなかった場合はステッ
プに進む〔ステップ〕。ステップでは休止時間の
値を0としてRAM12に設定する。一方、ステップ
においてVcheckに到達するまでにタイマ7の割り込み
信号が発生した場合はステップに進む。ステップで
はROM11に格納されている所定走行距離Ss(後
述)と、ステップで確定したキャリッジ5の停止位置
から印字終了位置までの距離Speとを比較し、Speが所
定走行距離Ss より大きい場合はステップに、小さい
か等しい場合はステップに進む。ステップではRO
M11に格納されているデータテーブルにより、ステッ
プで確定したSpeの値(キャリッジ5の停止位置から
印字終了位置までの距離)に応じた休止時間のデータを
RAM12にセットしステップに進む。ここではSpe
=100のため休止時間は20msecをセットする。その
後、直流モータ1を目標回転速度に制御し、印字領域に
達するとCPU10はヘッド駆動データに基づき印字ヘ
ッド4を駆動して印字を行なう。印字データに応じた印
字が終了すると減速制御を行なってキャリッジ5を停止
する〔ステップ〕。ステップではステップあるい
はステップでRAM12に設定された休止時間のデー
タをタイマ7にセットする。ステップではセットされ
たデータ分の計時が終了したか否かを判断し、計時が終
了した場合は次行の印字に進む。以上が1行分の印字デ
ータを印字する動作である。
【0012】次に所定走行距離Ss の設定値およびデー
タテーブルの決定方法について述べる。図5(a)は一
行におけるキャリッジ5の停止位置から印字終了位置ま
での距離Speを一定にして、休止時間を設けず印字を連
続して行なった場合におけるSpeの長さと直流モータ1
の発熱飽和温度の関係を示したものである。本実施例に
用いた直流モータ1の特性を保証する許容限界温度Hs
が130℃であるため、図5(a)より所定走行距離S
sを150パルスに設定する。Speが150パルス以下
の場合には、次行の印字を開始する前に休止時間を設け
ることによって平均電流を小さくする。データテーブル
は表1に示すようにSpeの値が小さいほど休止時間が長
くなっている。これは前述のようにSpeの値が小さいほ
ど一行当りの直流モータ1の平均電流値は大きくなり、
直流モータ1の発熱量が増大し過ぎるためである。な
お、これらのデータテーブルは予め実験により求められ
る。
【0013】次に、直流モータ1が応答性確認回転速度
Vcheckに到達するまでの許容限界時間Tsの決定方法に
ついて述べる。一般に直流モータ1は発熱温度の上昇に
伴い電流対トルク特性が低下し、所定速度に到達するま
での時間が遅くなるため応答性と発熱温度の間には図6
に示すような相関関係がある。そこで、本実施例に用い
た直流モータ1が許容限界温度Hs=130℃であると
き、応答性確認回転速度Vcheckに到達するまでの時間
は図6より20msecであるため、許容限界時間Tsを2
0msecに設定している。
【0014】以上の構成および動作によりVcheckに到
達するまでの時間が20msecより短い(つまり図6の関
係より直流モータ1の発熱温度が許容限界温度Hsより
低い)場合の印字動作においては、休止時間を設けずに
高速印字を確保する。このときのキャリッジ動作を図4
(b)に示す。一方、Vcheck に到達するまでの時間が
20msec以上(つまり直流モータ1の発熱温度が許容限
界温度Hsに達している)で、かつキャリッジ5の停止
位置から印字終了位置までの距離Speが所定走行距離S
sより小さい場合においては、Speの値に応じて休止時
間を設けることにより発熱温度を許容限界温度Hs 以下
に抑えることが可能となる。このときのキャリッジ動作
を図4(c)に示す。この結果、キャリッジ5の停止位
置から印字終了位置までの距離Speを一定にして印字を
連続して行なった場合の直流モータ1の発熱飽和温度は
図5(b)のようになる。
【0015】休止時間を設けることによりプリンタとし
ての実行印字速度は遅くなるが、図5(b)からわかる
ようにSpeが150パルス以上の印字においては休止時
間を設けなくとも連続印字動作が可能である。Speが1
50パルス以下の印字桁数の少ない印字が連続して長時
間続くことは希であり、使用頻度の高い印字桁数につい
ては実行印字速度を落すことなく印字できる。また、印
字桁数が少ない印字が連続した場合でも、直流モータ1
の発熱温度が許容限界温度Hs以内であれば休止時間を
設けないで済むから実行印字速度を落すことなく印字で
きる。
【0016】本実施例では直流モータの応答特性として
加速特性を検出したが、所定速度からの減速特性を検出
してもよい。また、本実施例では一行の印字に要するキ
ャリッジの移動距離としてキャリッジ5の停止位置から
印字終了位置(印字領域の最終位置)までの距離Speを
用いたが、この他に印字開始前のキャリッジの停止位置
から印字終了後の停止位置までの走行距離や、定速制御
中の走行距離を用いることも考えられる。また、走行パ
ターンが決まれば走行距離と走行時間は対応関係がある
ため、走行距離の代わりに走行時間を用いることも可能
である。さらには、本発明の応用としてプリンタ以外の
ものにも利用することが可能と思われる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば簡
単な構成で直流モータの発熱量が許容値を超えないよう
に制御することが可能となり、利用効率の高いキャリッ
ジ制御装置を提供することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すプリンタの構成図。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例のキャリッジ動作を説明する
フローチャート。
【図4】本発明の一実施例のキャリッジ駆動動作を示す
図。
【図5】直流モータの発熱状態を説明する図。
【図6】直流モータの発熱温度と応答特性の関係を説明
する図。
【図7】キャリッジ駆動パターンと直流モータの通電電
流を示す図。
【符号の説明】
1 直流モータ 2 プーリ 3 タイミングベルト 4 印字ヘッド 5 キャリッジ 6 エンコーダ 7 タイマ 8 印字媒体 10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 ホスト装置 14 I/F部 15 I/O部 16 ヘッド駆動部 17 直流モータ駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−5967(JP,A) 特開 平4−133774(JP,A) 特開 平3−65093(JP,A) 特開 昭59−87191(JP,A) 特開 平4−153071(JP,A) 特開 平5−254207(JP,A) 特開 平4−235073(JP,A) 特開 平5−50689(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 19/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリッジと、該
    キャリッジを駆動する直流モータを有するキャリッジ制
    御装置において、 前記直流モータの応答特性を検出する応答特性検出手段
    と、 前記キャリッジの位置を検出する位置検出手段と、 前記直流モータの駆動動作を休止する休止時間を計時す
    る計時手段と、を有し前記応答特性検出手段で検出した
    結果が所定値に達し、かつ一行の印字に要する前記キャ
    リッジの移動距離が所定走行距離よりも短い場合は、前
    記一行の印字に要する前記キャリッジの移動距離の長さ
    に応じて前記直流モータの駆動動作に休止時間を設ける
    ことを特徴とするキャリッジ制御装置。
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