JPH05506477A - ポリ(アルキレンシクロヘキサンジカルボキシレート)二元ブレンド - Google Patents

ポリ(アルキレンシクロヘキサンジカルボキシレート)二元ブレンド

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JPH05506477A
JPH05506477A JP91518430A JP51843091A JPH05506477A JP H05506477 A JPH05506477 A JP H05506477A JP 91518430 A JP91518430 A JP 91518430A JP 51843091 A JP51843091 A JP 51843091A JP H05506477 A JPH05506477 A JP H05506477A
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バーマン,ウイリアム・フレデリック・ヘンドリ
リウ,ナン−アイ
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ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 ポリ(アルキレンシクロヘキサンジカルボキシレート)二元ブレンド 関連出願の相互参照 本出願は、同時に出願され本願出願人に譲渡されている次の米国特許出願に関連 している。
336−2220 ポリ(アルキレンシクロへ W、 F、 H。
(8CY−キサンジカルボキシレ−Borman504g/ ト’) −ポリカ ーボネート組 N−I Liu50113) 酸物および変性物 336−2221 ポリ(アルキレンシクロへ W、 F、 H。
[8CV−50キサンジカルボキシレ−Bowman8415118) ))ブ レンドの変性物 N−I Lia336−2222 ポリ(アルキレンシクロへ  W、 F、 H。
(8CV−キサンジカルボキシレ−Bowman5+251 ト) −(アルキ レンテレフタレート)コポリエステル 発明の分野 本発明は、(A)少なくとも1種の直鎖、分枝鎖もしくは環式脂肪族のC2〜C 1oアルカンジオールまたはその化学的均等物と少なくとも1種の環式脂肪族二 階またはその化学的均等物との反応生成物からなるポリエステル樹脂、および、 CB)ポリ(エーテルエステル)エラストマー、ポリ(エーテルイミドエステル )エラストマー、(エーテルエステル)モノマーと(エーテルイミドエステル) モノマーからなるコポリマーエラストマー、エチレンとこれと共重合して固体の コポリマーを生成し得る1種以上のコモノマーとからなるコポリマー、または以 上の任意の組合せを含む組成物に係る。このような組成物に充填材と難燃剤を配 合した組成物も包含される。
これらの組成物は、そのポリエステル成分または変性剤成分単独の引張り強さと 比較して引張り強さが増大している。驚くべきことに、これらの組成物は従来の 材料と比べてメルトフローも高まっている。
発明の背景 少なくとも1種の直鎖、分枝鎖もしくは環式脂肪族の02〜C1oアルカンジオ ールまたはその化学的均等物と少なくとも1種の環式脂肪族二階またはその化学 的均等物との反応生成物であるポリエステル樹脂を、ポリ(エーテルエステル) エラストマー、ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー、(エーテルエス テル)モノマーと(エーテルイミドエステル)モノマーからなるコポリマーエラ ストマー、(i)エチレンおよび(i i)これと共重合して固体のコポリマー を生成し得る1種以上のコモノマーからなるコポリマーと組合せて含み、改良さ れた引張り強さを有する新規な組成物が発見された。
耐候性、耐UV練性、耐溶剤性で引張り強さが高く弾性の耐衝撃性ポリマーは、 自動車の外回り部品、芝生・庭園用設備、およびスポーツ用品のような成形品ま たは熱成形品の製造におおいに使用されている。
環式脂肪族二階またはその誘導体と脂肪族および/または環式脂肪族のジオール との結晶性ポリエステルは比較的融点が高く、近UV光をあまり吸収しないので UV耐性が良好である。これらのポリエステルの多くはホットメルト接着剤とし ての用途が検討されている。ジャクソン(Jacksowl ら、応用ポリマー 科学誌(1,^pplied Po17mer 5ciencC)、第14巻、 第685〜98頁(1970年)、米国特許第3,515,628号参照。
ウィルフォック(Willong)は、ポリマー科学誌(J、 Po17mer Sci、) 、第54巻、第385〜410頁(1961年)で、テレフタル酸 の水素化によって得られたシクロヘキサンジカルボン酸のシス/トランス混合物 であるヘキサヒドロテレフタル酸のポリエステルに言及している。ポリ(ネオペ ンチルシクロヘキサンジカルボキシレート)を包含するコールドウェル(Cal dvell)らの米国特許第2,891゜930号、カーペンタ−(Cxtpe nder) 、染色・着色業者協会誌(Io+unxl ol SoC,D7e rs xnd Co1orisls) 、第65巻、篇469頁(1941年) 参照。
キブラー(Kibletlらの米国特許第2.901,466号は、シス−およ び/またはトランス−1,4−シクロヘキサンジメタツールを1種以上の二官能 性反応体と縮合することによって製造された線状のポリエステルおよびポリエス テル−アミドを開示している。これらは融解温度が高いため、織物に使用する繊 維および写真乳剤用支持体として使用するフィルムの製造に有利である。
1種以上の飽和脂肪族ジカルボン酸および/または芳香族ジカルボン酸と1種以 上の飽和脂肪族ジオールとから誘導された熱可塑性ポリエステル、粘着付与剤お よび可塑剤からなる摩擦で活性化可能な無溶剤型接着剤が、ウニイン(li7n e) らの米国特許$4.066.600号に開示すしている。
ジャクソン(Jxcksonl らの米国特許第4. 327. 206号は、 適切な触媒の存在下で、トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸のエス テルと芳香族ジオールのジアシル誘導体とを加熱することからなる、トランス異 性体含量の高いポリ(1,4−シクロヘキサンジカルボキシレート)ポリエステ ルの製造方法を開示している。
リュー(Lii)の米国特許第4,814,380号は、ポリ(ブチレンテレフ タレート)、モノアルケニルアレーン−共役ジエンコポリマーおよびポリカーボ ネートの組合せで変性したポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーからな る熱可塑性エラストマー成形用組成物を開示している。
以前の組成物の主たる欠点は引張り強さが比較的低いということであった。この 欠点は本発明の組成物によって克服される。本発明のポリエステル樹脂の降伏時 引張り強さは、ポリ(エーテルエステル)エラストマー、ポリ(エーテルイミド エステル)エラストマー、(エーテルエステル)/(エーテルイミドエステル) コポリマーエラストマー、EVAタイプのコポリマー、または以上の変性剤ポリ マー(いずれも、ポリエステル樹脂より低い引張り強さをもっている)の任意の 組合せを添加することによって改良される。
発明の概要 本発明により、(A)(a)少なくとも1種の直鎖、分枝鎖もしくは環式脂肪族 の02〜C1oアルカンジオールまたはその化学的均等物と、(b)少なくとも 1種の環式脂肪族二酸またはその化学的均等物との反応生成物からなるポリエス テル樹脂、および、(B)(a)ポリ(エーテルエステル)エラストマー、(b )ポリ (エーテルイミドエステル)エラストマー、(c)(i)(エーテルエ ステル)モノマーと(ii)(エーテルイミドエステル)モノマーとからなるコ ポリマーエラストマー、(d)(i)エチレンと(11)これと共重合して固体 のコポリマーを生成し得る1種以上のコモノマーとからなるコポリマー、または (e)以上のものの任意の組合せを含む組成物が提供される。
発明の詳細な説明 本発明のポリエステル樹脂(A)の製造に有用なジオールは直鎖、分枝鎖または 環式脂肪族のアルカンジオールであるが、好ましくは直鎖か分枝鎖のアルカンジ オールであり、2〜10個の炭素原子を含有し得る。そのようなグリ) コール の例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール(すなわち1.2− および1,3−プロピレングリコール)、ブタンジオール(すなわち1.3−お よび1゜4−ブタンジオール)、ジエチレングリコール、2.2−ジメチル−1 ,3−プロパンジオール、2−エチル、2−メチル、1,3−プロパンジオール 、1,3−および1゜5−ベンタンジオール、ジプロピレングリコール、2−メ チル、1.5−ベンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1.4−シクロ へ牛サンジメタツール(特にシス−およびトランス−鏡像異性体)、トリエチレ ングリコール、1.10−デカンジオール、ならびに以上のものの任意の混合物 があるがこれらに限られることはない。特に好ましいのは1,4−ブタンジオー ルである。環式脂肪族のジオールまたはその化学的均等物、特に1,4−シクロ ヘキサンジメタツールまたはその化学的均等物をジオール成分として使用しよう とする場合、そのシスへ鏡像異性体とトランス−鏡像異性体の1=4から4・1 の範囲、好ましくは1:3の比の混合物を使用するのが好ましい。
これらのジオールの化学的均等物としては、エステルおよびエーテル、たとえば ジアルキルエステル、ジアリールエステル、ポリテトラメチレンオキサイド、な どがある。
本発明のポリエステル樹脂(A)の製造に有用な二酸(A)(b)は環式脂肪族 の二酸である。これは、飽和環中の飽和炭素に結合したカルボキシル基を2個も つカルボン酸を包含して意味する。好ましい二酸は1,4−シクロヘキサンジカ ルボン酸であり、最も好ましいのは以下でさらに説明するトランス−1,4−シ クロヘキサンジカルボン酸である。
シクロヘキサンジカルボン酸とその化学的均等物は、たとえば、炭素やアルミナ の適当な担体上に支持されたロジウムのような適切な触媒を使用して環式芳香族 の二酸および相応する誘導体(たとえばイソフタル酸やテレフタル酸)を適切な 溶媒、水または酢酸中室温・大気圧で水素化することによって製造することがで きる。フライフエルダー(Fre百elder)らの有機化字詰(Jounal  of 0Banic ChemistrY)、第31巻、第3438頁(19 66年)、米国特許第2.675,390号および第4,754.064号を参 照されたい。また、反応条件下でフタル酸が少なくとも部分的に溶解し得る不活 性液体媒質、および炭素またはシリカにパラジウムまたはルテニウムを含む触媒 を使用しても製造できる。米国特許第2,888,484号および第3゜444 .237号を参照されたい。
一般にこの水素化では、カルボン酸基がシス位またはトランス位にある2つの鏡 像異性体が得られる。このシス−鏡像異性体とトランス−鏡像異性体は、溶剤( たとえばn−へブタン)を用いるかもしくは用いない結晶化、または蒸留によっ て分離することができる。シスー鋺像異性体は混和性がトランス体よりも良好な 傾向がある。しかし、トランス−鏡像異性体は融解温度と結晶化温度がシス体よ りも高く、特に好ましい。本発明ではシスとトランスの鏡像異性体の混合物も有 用である。そのような混合物を使用する場合、シスとトランスの鏡像異性体を合 わせた100重量部を基準にして、トランス−鏡像異性体が少なくとも75重量 部で、シス−鏡像異性体が残部を構成するのが好ましい。
鏡像異性体の混合物または2種以上の異なる二酸を使用する場合、成分(A)と して使用するためのコポリエステルまたは2種類のポリエステルの混合物を使用 してもよい。
環式脂肪族二酸の化学的均等物としては、エステル、アルキルエステル(たとえ ばジアルキルエステル、ジアリールエステル)、酸無水物、酸塩化物、酸臭化物 、などがある。好ましい化学的均等物は環式脂肪族二酸のジアルキルエステルで あり、最も好ましい化学的均等物は環式脂肪族二酸のジメチルエステル、特にジ メチル−トランス−1゜4−シクロヘキサンジカルボキシレートである。
ジメチル−1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートはジメチルテレフタレー トの環水素化によって得ることができ、カルボン酸基をシス位かトランス位に有 する2つの鏡像異性体が得られる。これらの鏡像異性体は前記と同様にして分離 することができ、上記の理由でトランス−鏡像異性体が特に好ましい。前記で説 明したように鏡像異性体の混合物も適しており、前記で説明したような量で用い るのが好ましい。
本発明のポリエステル樹脂(A)は一般に、ジオールまたはジオール均等成分( A)(a)と二酸または二階均等成分(A)(b)との縮合重合またはエステル 交換重合によって得られ、次式の繰り返し単位をもっている。
ここで、Rは2〜10個の炭素原子を含有するアルキル基かシクロアルキル基を 表わし、2〜10個の炭素原子をもつ直鎖、分枝鎖もしくは環式脂肪族のアルカ ンジオールまたはその化学的均等物の残基であり、R1は環式脂肪族基酸または その化学的均等物から誘導される脱カルボキシル化された残基である環式脂肪族 基である。本発明のポリエステル樹脂は特に次式の繰り返し単位を有する。
ここで、前記のRは1,4−ブタンジオールから誘導されており、前記のR1は シクロヘキサンジカルボキシレートまたはその化学的均等物から誘導されたシク ロヘキサン環であり、そのシス−またはトランス−鏡像異性体から選択される。
上記のようなポリエステルはすべて、たとえば米国特許第2.465.319号 や第3,047,539号の教示に従って作成することができる。
反応は通常、過剰のジオール成分を用い、テトラキス(2−エチルヘキシル)チ タネートのような適切な触媒を適当な量、一般には最終生成物に対して約20〜 200ppmのチタンの割合で存在させて行なわれる。
本発明で使用するポリ(エーテルエステル)エラストマー変性剤(B)(a)は 、400〜20,000の分子量を有するポリエーテルセグメントとポリエステ ルセグメントとで構成されるブロックコポリマーまたはランダムコポリマーであ る。通常これらは、常用のエステル化/重縮合法により、(i)1種以上のジオ ール、(i i)1種以上のジカルボン酸、(i t i) 1種以上の長鎖エ ーテルグリコール、および任意成分としての(iv)1種以上のラクトンまたは ポリラクトンから製造される。
これらのポリ(エーテルエステル)エラストマーの製造の際に使用することがで きるジオール(B)(a)(i)には、飽和または不飽和の脂肪族または環式脂 肪族のジヒドロキシ化合物がいずれも包含される。これらのジオールは低分子量 、すなわち約250以下の分子量を有するのが好ましい。
このポリ(エーテルエステル)エラストマーに関連して使用する「ジオール」お よび「低分子量ジオール」という用語は、これらと均等なエステル形成性誘導体 を包含するが、ただし、分子量の要件はジオールのみに関するものであり、その 誘導体には関わらない。エステル形成性誘導体としてはジオールの酢酸エステル ならびに、たとえばエチレングリコールに対するエチレンオキサイドやエチレン カーボネートがある。
ポリ(エーテルエステル)エラストマーの製造に有用な好ましい飽和または不飽 和の脂肪族または環式脂肪族のジオールは、一般に、約2〜約20個の炭素原子 をもつものであり、たとえば、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタン ジオール、ベンタンジオール、2−メチルプロパンジオール、2,2−ジメチル プロパンジオール、ヘキサンジオール、デカンジオール、1,2−11,3−お よび1,4−ジヒドロキシシクロヘキサン、1. 2−11゜3−および1.4 −シクロヘキサンジメタツール、ブチンジオール、ヘキセンジオールなどがある 。特に好ましいのは1.4−ブタンジオールおよびこれとヘキサンジオールまた はブチンジオールとの混合物である。
ポリ(エーテルエステル)エラストマーの製造の際に使用するのに適した芳香族 ジオールは通常6〜約19個の炭素原子をもつものである。芳香族ジヒドロキシ 化合物の中には、レゾルシノール、ヒドロキノン、1,5−ジヒドロキシナフタ レン、4.4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)メ タンおよび2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパンがある。
特に好ましいジオールは、飽和脂肪族ジオール、その混合物、および飽和ジオー ル(1種以上)と不飽和ジオール(1種以上)との混合物である。ただし、各々 のジオールは2〜約8個の炭素原子を含有する。1種以上のジオールを使用する 場合、ジオール分全体に対して少なくとも約60モル%が同じジオールであるの が好ましく、少なくとも80モル%が同じジオールであると最も好ましい。前述 した通り、好ましいポリ(エーテルエステル)エラストマーは1,4−ブタンジ オールが主たる量で存在するものである。
ポリ(エーテルエステル)エラストマーの製造の際に使用するのに適したジカル ボン酸CB)(a)(i i)には脂肪族、環式脂肪族および/または芳香族の ジカルボン酸が包含される。これらの酸は低分子量のもの、すなわち約350未 満の分子量を有するものが好ましいが、これより高分子量のジカルボン酸、特に ダイマー酸も使用できる。
ポリ(エーテルエステル)エラストマーに関連して使用する「ジカルボン酸」と いう用語には、ジカルボン酸の均等物で、ポリエステルポリマーを生成する際に グリコールおよび二酸との反応においてジカルボン酸とほぼ同様な働きをする2 つの官能性カルボキシル基を有するものが包含される。これらの均等物としては エステルおよびエステル形成性誘導体、たとえば酸ハロゲン化物や酸無水物があ る。
さらに、ジカルボン酸は、本発明の実施の際にポリマー生成やそのポリマーの使 用時に干渉することがほとんどない任意の置換基またはその組合わせを含有して いてもよい。
ポリ(エーテルエステル)エラストマーに関連して脂肪族ジカルボン酸には、飽 和炭素原子に結合したカルボキシル基を2個有するカルボン酸が包含される。カ ルボキシル基が結合している炭素原子が飽和であって飽和している環の中にある ならば、その酸は環式脂肪族である。
ポリ(エーテルエステル)エラストマーの製造に有用な芳香族のジカルボン酸は 、孤立または縮合ベンゼン環系内の炭素原子に結合した2つのカルボキシル基を 有するジカルボン酸である。2つの官能性カルボキシル基が両方とも同じ芳香環 に結合している必要はなく、また2つ以上の環が存在する場合それらの環は脂肪 族もしくは芳香族の二価の基または一〇−や一5O7−のような二価の基を介し て連結されていることができる。
ポリ(エーテルエステル)エラストマーの製造の際に使用することができる代表 的な脂肪族の酸および環式脂肪族の酸はC4〜C44のジカルボン酸が好ましく 、たとえば、1.2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジ カルボン酸、1.4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、グルタル酸、 コハク酸、シュウ酸、アゼライン酸、ジエチルマロン酸、アリルマロン酸、ダイ マー酸、2−エチルスペリン酸、テトラメチルコハク酸、シクロペンタンジカル ボン酸、デカヒドロ−1,5−ナフタレンジカルボン酸、4,4′ −ビシクロ へキシルジカルボン酸、デカヒドロ−2,6−ナフタレンジカルボン酸、4゜4 −メチレンビス(シクロヘキサンカルボン酸)、3.4−フランジカルボン酸、 および1,1−シクロブタンジカルホン酸があるがこれらに限定されることはな い。好ましい脂肪族酸はシクロへ牛サンジカルボン酸、セパシン酸、ダイマー酸 、グルタル酸、アゼライン酸およびアジピン酸である。
この製造において使用することができる代表的な芳香族ジカルボン酸としては、 テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、ビ安息香酸、ベンゼン核を2つもつ置 換ジカルボキシ化合物、たとえばビス(p−カルボキシフェニル)メタン、オキ シビス(安息香酸)、エチレン、1,2−ビス−(p−オキシ安息香酸)、1. 5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフ タレンジカルボン酸、フェナントレンジカルボン酸、アントラキノンジカルボン 酸、4. 4’ −スルホニルジ安息香酸、ならびにこれらのハロ、Cl−01 2アルキル、アルコキシおよびアリールによる環置換誘導体がある。p−(β− ヒドロキシエトキシ)安息香酸のようなヒドロキシ酸も、芳香族のジカルボン酸 が共に存在するのであれば使用することができる。
ポリ(エーテルエステル)エラストマーの製造用に好ましいジカルボン酸は芳香 族ジカルボン酸、その混合物、および1種以上の芳香族ジカルボン酸と脂肪族お よび/または環式脂肪族のジカルボン酸との混合物であり、最も好ましくは芳香 族ジカルボン酸である。芳香族の酸の中では8〜16個の炭素原子をもつものが 好ましく、特にベンゼンジカルボン酸、すなわちフタル酸、テレフタル酸および イソフタル酸ならびにこれらのジメチル誘導体が好ましい。
特に好ましいのはテレフタル酸ジメチルである。
ジカルボン酸の混合物を使用する場合、ジカルボン酸(B)(a)(i i)の 100モル%に対して少なくとも約60モル%、好ましくは少なくとも約80モ ル%が同じジカルボン酸またはそのエステル誘導体であるのが好ましい。上で述 べた通り、好ましいポリ(エーテルエステル)は、テレフタル酸ジメチルが主た るジカルボン酸であるものである。
熱可塑性ポリ(エーテルエステル)エラストマーの製造の際に使用することがで きる適切な長鎖エーテルグリコール(B)(a)(i it)は、約400〜1 2000の分子量のポリ(オキシアルキレン)グリコールまたはコポリ(オキシ アルキレン)グリコールが好ましい。好ましいポリ(オキシアルキレン)単位は 、分子量が約900〜約4000で、側鎖を除いた炭素対酸素の比が約1,8〜 約4゜3の長鎖のエーテルグリコールから誘導される。
適切なポリ(オキシアルキレン)グリコールの代表例は、ポリ(エチレンエーテ ル)グリコール、ポリ(プロピレンエーテル)グリコール、ポリ(テトラメチレ ンエーテル)グリコール、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとのラン ダムコポリマーまたはブロックコポリマー、たとえば、エチレンオキサイドで末 端がキャッピングされたポリ(プロピレンエーテル)グリコールまたはプロピレ ンオキサイドで末端がキャッピングされたポリ(エチレンエーテル)グリコール 、および主としてポリ(エチレンエーテル)、ポリ(プロピレンエーテル)、ま たはポリ(エチレンエーテル)およびポリ(プロピレンエーテル)主鎖のコポリ (プロピレンエーテル−エチレンエーテル)グリコール、ならびに、テトラヒド ロフランと少量の第二のモノマー(たとえばエチレンオキサイド、プロピレンオ キサイドまたはメチルテトラヒドロフランであり、炭素対酸素の比が約4.3を 越えないような割合で使用する)とのランダムコポリマーまたはブロックコポリ マーである。また、ホルムアルデヒドを1,4−ブタンジオールや1,5−ベン タンジオールのようなジオールと反応させることによって製造されたポリホルマ ールグリコールも有用である。特に好ましいポリ(オキシアルキレン)グリコー ルはポリ(プロピレンエーテル)グリコール、ポリ(テトラメチレンエーテル) グリコール、ならびに主としてポリ(エチレンエーテル)、ポリ(プロピレンエ ーテル)またはポリ(エチレンエーテル)およびポリ(プロピレンエーテル)主 鎖のコポリ(プロピレンエーテル−エチレンエーテル)グリコールである。
場合によってはこれらのポリ(エーテルエステル)エラストマーに1種以上のラ クトンまたはポリラクトン(iv)を配合してもよい。そのようなラクトンで変 性されたポリ(エーテルエステル)は1984年8月24日付けで出願さるた同 時係属中の米国特許出願第643,985号に開示されている。
本発明に適したラクトン(B)(a)(iv)は、たとえばユニオンφカーバイ ド社(fIdioIICu&ide Carporxfiaa)ヤアルトリッチ ・ケミカルズ(Aldrieb Cbemicil@) カラ、広く市販されて いる。ε−カプロラクトンが特に好ましいが、ラクトンのα位、β位、γ位、6 位またはε位が低級アルキル基(たとえば、メチル基やエチル基)で置換されて いる置換ラクトンを使用することも可能である。さらにまた、ホモポリマーおよ びこれと1種以上の成分とのコポリマーならびにヒドロキシで末端が停止したポ リラクトンを始めとするポリラクトンをこれらのポリ(エーテルエステル)中の ブロックとして使用することも可能である。適切なポリラクトンとその製法は、 たとえば米国特許第3゜761.511号、第3,767.627号および第3 ゜806.495号に記載されている。
これらのポリ(エーテルエステル)エラストマー変性剤は1988年12月7日 付けで出願された同時係属中の米国特許出願第07/279.353号に充分詳 しく記載されている。
一般に、適切なポリ(エーテルエステル)エラストマー(B)(a)は、ポリ( エーテルエステル)中の長鎖のエーテルグリコール成分(i i i)の重量% または長鎖のエーテルグリコール成分(i r i)とラクトン成分(iv)の 合計の重量%が約5〜約80重量%であるものである。
(fit)まt=t! (i i i) + (i v)の重量%は約10〜5 0重量%であるのが好ましい。
上記したように、ポリ(エーテルエステル)エラストマー(B)(a)は、ポリ エステルの製造に関する通常のエステル化/縮合反応によって製造できる。実施 できる方法の例は1、たとえば米国特許第3.023,192号、箪3.763 .109号、第3.651.014号、第3゜663.653号および第3,8 01.547号に記載されている。さらにまた、これらの変性剤は、ランダムコ ポリマー、ブロックコポリマー、またはランダム単位とブロック単位の両方が存 在するハイブリッドを実現するための公知の方法によって製造できる。たとえば 、上記モノマー/反応体の任意の2種以上を最終のポリ(エーテルエステル)の 重合前に予備的に反応させることが可能である。あるいは、異なる2種類のジオ ールおよび/またはジカルボン酸をあらかじめ別々の反応器内でそれぞれ反応さ せて2つの低分子量プレポリマーを形成し、次にこれらを長鎖のエーテルグリコ ールと一緒にして最終のトリブロックポリ(エーテルエステル)を形成するとい う二段階式合成を使用してもよい。
ポリエステルセグメントの好ましい例はポリ(1,4−ブチレンテレフタレート )およびポリ(エチレンテレフタレート)である。好ましいポリエーテルセグメ ントとしては、ポリアルキレンエーテルグリコール、たとえばポリエチレンオキ サイドグリコール、ポリテトラメチレンオキサイドグリコール、ポリプロピレン オキサイドグリコール、もしくはこれらの混合物、脂肪族ポリエステル、または ポリ−α−カプロラクトンがある。
本発明のポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー(B)(b)は、(i) 1111以上のジオール、(j f) 1種以上のジカルボン酸、ならびに、( iii)(1)CI)1種以上のポリオキシアルキレンジイミドニ酸、および場 合により、(II) 1種以上のトリカルボン酸またはその誘導体、(2)(I )1種以上のポリオキシアルキレンジイミドニ酸、(■)1種以上のダイマー酸 [ただし、ダイマー酸の量は(I)+ (n)の100重量部に対して約5〜約 40重量部である]、および場合により、(■)1種以上のトリカルボン酸また はその誘導体の組合せ、または(3)(I)1種以上の高分子量ポリ(オキシア ルキレン)ジアミン、および(II) 1種以上のトリカルボン酸またはその誘 導体の組合せの反応生成物からなる。
好ましいポリ (エーテルイミドエステル)エラストマーは、(i)1種以上の ジオール、好ましくは低分子量のジオール、また好ましくは1種以上の02〜C I5の脂肪族および/または環式脂肪族のジオール、(ii)1m以上のジカル ボン酸、好ましくは1種以上の04〜CI6の脂肪族、環式脂肪族および/また は芳香族のジカルボン酸またはそのエステル誘導体、(i i 1)(1)1種 以上のポリオキシアルキレンジイミドニ酸、(i i 1)(2)(1)1種以 上のポリオキシアルキレンジイミドニ酸、(U)1種以上のダイマー酸[ただし 、ダイマーの量は、(1) + (II)の100重量部に対して約5〜約40 重量部である]、および場合により(■)1種以上のトリカルボン酸もしくはそ の誘導体の組合せ、または(i 1f)(3)(r)1種以上の高分子量ポリ( オキシアルキレン)ジアミン、および(■)1種以上のトリカルボン酸またはそ の誘導体から製造できる。ポリオキシアルキレンジイミドニ酸の使用量は通常、 得られるポリ(エーテルイミドエステル)に所望の特性に拠る。一般に、ポリオ キシアルキレンジイミドニ酸成分(iii)(1)、(2)および/または(3 )のジカルボン酸(b)に対する重量比は約0.25〜約2゜0であり、好まし くは約0.4〜約1.4である。これらのエラストマーは、さらに大きな安定化 と低温衝撃強さを得るために追加の安定剤を含有していてもよい。
ポリ (エーテルイミドエステル)エラストマーの製造の際に使用するのに適し たジオール(B)(b)(i)としては、ポリ(エーテルエステル)エラストマ ー(B)(a)の製造に関して上記したものが包含される。
本発明でポリ(エーテルイミドエステル)の製造の際使用するのに適したジカル ボン酸(B)(b)(j j)は、ポリ(エーテルエステル)の製造に関連して 前記した通りである。好ましい分子量範囲の規定は酸に関係しており、それと均 等なエステルまたはエステル形成性誘導体には及ばない。すなわち、分子量が3 50より大きいジカルボン酸のエステルは、その酸の分子量が約350以下であ れば本発明に包含される。
ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーの製造の際に使用するのに適した ポリオキシアルキレンジアミンニH(B)(b)(i i i)は、数平均分子 量が約700より大きく、最も好ましくは約900より大きい高分子量のジイミ ドニ酸である。これらは、隣接する241のカルボキシル基または無水物基とそ のほかにエステル化可能でなければならないがイミド化できないのが好ましい別 のカルボキシル基を1個含有する1種以上のトリカルボン酸化合物と、高分子量 のポリオキシアルキレンジアミンとのイミド化反応によって製造できる。これら のポリオキシアルキレンジイミドニ酸とその製造方法は、1984年10月26 日付けで出願された「トリカルボン酸無水物の高分子量ジイミドニ酸およびジイ ミドジエステル(旧(h Mo1ecular Weighl Diimide  Dixcids and Diimide Diesten ol Tric a+boBlic ADh7drideg)Jと題する米国特許出願第665. 192号にさらに詳しく開示されている。
たとえばこれらは、トリメリド酸無水物と、次式を有するポリアルキレンエーテ ルジアミンとから誘導することがここで、Gは、約600〜12000の分子量 を有する大きい鎖長のアルキレンエーテルジアミンのアミノ基を除去した後に残 る二価の残基である。
一般に、ポリオキシアルキレンジイミドニ酸は次の式で特徴付けられる。
ここで、各Rはそれぞれ独立して、三価の有機基、好ましくは02〜C2oの脂 肪族、芳香族または環式脂肪族の三価の有機残基であり、各R′はそれぞれ独立 して、水素、C1〜C6の脂肪族または環式脂肪族の一価の有機基、および06 〜C12の芳香族の一価の有機基(たとえばベンジル)より成る群の中から選択 され、最も好ましくは水素であり、Gは長鎖のエーテルグリコールの末端の(ま たはできるだけ末端に近い)ヒドロキシ基を除去した後に残る二価の基または長 鎖のアルキレンエーテルジアミンの末端の(またはできるだけ末端に近い)アミ ノ基を除去した後に残る二価の基であり、いずれも平均分子量が約600〜約1 2000、好ましくは約900〜約4000であり、炭素対酸素の比が約1.8 〜約4.3である。
ポリオキシアルキレンジアミンの製造原料となる代表的な長鎖のエーテルグリコ ールとしては、ポリ(エチレンエーテル)グリコール、ポリ(プロピレンエーテ ル)グリコール、ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール、エチレンオキサ イドとプロピレンオキサイドとのランダムコポリマーもしくはブロックコポリマ ー、たとえば、プロピレンオキサイドで末端が停止したポリ(エチレンエーテル )グリコールもしくはエチレンオキサイドで末端が停止したポリ(プロピレンエ ーテル)グリコール、またはこれらの組合せ、ならびに、テトラヒドロフランと 少量の箪二のモノマー(たとえば、メチルテトラヒドロフラン。グリコール中の 炭素対酸素のモル比が約4.3を越えないような割合で使用する。)とのランダ ムコポリマーもしくはブロックコポリマーがある。特に好ましいポリ(アルキレ ンエーテル)グリコールはポリ(プロピレンエーテル)グリコールおよびポリ( プロピレンエーテル)グリコールおよび/またはプロピレンオキサイドで末端が キャッピングされたポリ (エチレンエーテル)グリコール、ポリ(エチレンエ ーテル)グリコールおよび/またはエチレンオキサイドまたはこれらの組合せで ある。
一般に、有用なポリオキシアルキレンジアミンは平均分子量が約600〜120 00、好ましくは約900〜約4000である。
本発明で有用なトリカルボン酸は、カルボキシル基をひとつ別にもっているほと んどあらゆるカルボン酸無水物またはこれに対応して無水物基の代わりに隣接す る2つのイミド形成性カルボキシル基をもつ酸でよい。これらの混合物も適して いる。この別にあるカルボキシル基はエステル化できなければならず、好ましく は実質的にイミド化できない。
さらに、トリカルボン酸成分としてはトリメリド酸無水物が好ましいが、2.  6. 7−ナフタレントリカルボン酸無水物、3.3’、4−ジフェニルトリカ ルボン酸無水物、3.3’ 、4−ベンゾフェノントリカルボン酸無水物、1゜ 3.4−シクロペンタントリカルボン酸無水物、2. 2’ 。
3−ジフェニルトリカルボン酸無水物、ジフェニルスルホン−3,3’、44リ カルボン酸無水物、エチレントリカルボン酸無水物、1. 2. 5−ナフタレ ントリカルボン酸無水物、1. 2. 4−ブタントリカルボン酸無水物、ジフ ェニルイソプロピリデン−3,3’、4−)リカルボン酸無水物、3.4−ジカ ルボキシフェニル−3−カルボキシフェニルエーテル無水物、1. 3. 4− シクロヘキサントリカルボン酸無水物、などを始めとしてたくさんの適切なトリ カルボン酸成分のいずれも当業者は思い当たるであろう。これらのトリカルボン 酸類は次の式で特徴付けることができる。
R’0QC−RO ここで、Rは三価の有機基、好ましくは02〜c2oの脂肪族、芳香族または環 式脂肪族の三価の有機基であり、R′は好ましくは水素または好ましくはC1〜 C12の芳香族基(たとえばベンジル)より成る群の中から選択される一価の有 機基であり、最も好ましくは水素である。
簡単にいうと、これらのポリオキシアルキレンジイミド二階は、溶融合成を始め とする公知のイミド化反応によって、または溶媒系内で合成することによって製 造することができる。このような反応は通常、100〜300℃の温度、好まし くは約150〜約250℃で水を除去しながら行なうか、または溶媒もしくは共 沸(溶媒)混合物の還流温度の溶媒系で行なう。
本発明に有用なダイマー酸(B)(b)(i 1i)(2)(II)自体は炭素 数18の不飽和脂肪酸の三量化によって製造される。その製造原料となり得る脂 肪酸の例としてはオレイン酸、リノール酸およびリルン酸があるがこれらに限定 されることはない。ダイマー酸の製造と構造は、米国油化学者協会誌(Jo+u nxl of the American Oil Chemists 5oc ie17)第39奏、第534〜545頁(1962年)、米国化学会誌(Jo urnal of the A+nerican Chemical 5oci eLT)第66巻、第84頁(1944年)、および米国特許第2.347,5 62号に記載されている。適切なダイマー酸は水素化されているかまたはされて いない形態で使用でき、その酸誘導体も包含する。
モノマーとトリマーの含量が異なるいくつかのグレードのダイマー酸が市販され ている。市販の適切なダイマー酸としでは、エメリー・インダストリーズ(!l ξ+71sdwsjrie@)からエンポール(gMPOL) 1010 (水 素化されたダイマー酸)およびエンポール(KMPOL) 1014という商標 で入手できるものがある。エンポール(EMPOL) 1010は通常ダイマー 酸が97%、トリマー酸が3%であり、−塩基酸をほとんど含まず、不飽和度が 極端に低いとされており、エンポール(EMPOL) 1014はダイマー酸、 トリマー酸および一塩基酸をそれぞれ95%、4%、1%含有しているのが典型 的である。また、ライトコ・ケミカル社(Wetco Chemical Co +porxtion)のハムコ・プロダクツ部門(Hamko P+oduej s旧ti+1on)からハイストレン(I(YSTRENE)という商標で販売 されているダイマー酸も利用できる。特に、ハイストレン(HYSTRENE)  3695は通常ダイマー酸を95%含有し、ダイマーとトリマーの重量比が3 6:1である。好ましいグレードはそのようなモノマーやトリマーをほとんど含 んでおらず、最も好ましくは5重量%未満であり、完全に飽和されているか、ま たは実質的に飽和されている。
所望の場合、ダイマー酸は、分子蒸留やその他の適切な手段によってモノマーや トリマーの部分を実質的に取り除くことができる。一般にダイマー酸はポリ(エ ーテルイミドエステル)エラストマー中で軟質またはゴムセグメントとして存在 しており、したがって、ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーが弾性で はあるがかなり高い温度になるまでは変形しないように比較的高分子量(好まし くは約500より高い)のダイマー酸が好ましい。
以上の成分の重量比は特に臨界的なものではない。
ポリ (エーテルイミドエステル)エラストマーは、ジメチルテレフタレート( 場合により、他のジカルボン酸を40モル%まで含む)、1.4−ブタンジオー ル(場合により、他の飽和または不飽和の脂肪族および/または環式脂肪族のジ オールを40モル%まで含む)、および分子量が約600〜約12000、好ま しくは約900〜約4000のポリオキシアルキレンジアミンとトリメリド酸無 水物から製造されたポリオキシアルキレンジイミド二酸の反応生成物からなるの が好ましい。このジオールの100モル%が1.4−ブタンジオールであり、ジ カルボン酸の100モル%がジメチルテレフタレートであると最も好ましい。
ポリオキシアルキレンジイミド二酸と組み合わせてダイマー酸を使用する場合、 ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーは、ジメチルテレフタレート(場 合により、他のジカルボン酸を40モル%まで含む)、1.4−ブタンジオール (場合により、他の飽和または不飽和の脂肪族および/または環式脂肪族のジオ ールを40モル96まで含む)、および、(I)分子量が約600〜約1.20 00、好ましくは約900〜4000のポリオキシアルキレンジアミンから製造 され!ポリオキシアルキレンジアミドニ酸と、(n)この(I と(II)の合 計重量に対して約10〜約40重量%、最も好ましくは約15〜約30重量%の 量のダイマー酸と、場合によりトリメリド酸無水物との組み合わせの反応生成物 からなるのが好ましい。このジオールの100モル%が1.4−ブタンジオール であり、ジカルボン酸の100モル%がジメチルテレフタレートであると最も好 ましい。
本明細書に記載したこれらのポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーは、 ポリエステルの製造に関して常用されているエステル化/縮合反応によって製造 できる。実施できる方法の例は、たとえば米国特許第3. 023. 192号 、第3.763,109号、第3.651.014号、第3,663.653号 および第3,801.547号に記載されている。また、これらの組成物は、上 記の方法や、ランダムコポリマー、ブロックコポリマーまたはランダム単位とブ ロック単位が両方とも存在しているハイブリッドを得るための他の公知の方法に よって製造できる。
本発明のポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーの製造法では触媒を利用 するのが習慣であり好ましい。一般に、公知のエステル交換・重縮合触媒のいず れも使用できる。エステル交換と重縮合にそれぞれ別の触媒または触媒系を使用 してもよいが、適当である場合には両方にひとつの触媒または触媒系を使用する のが好ましい。2つの別々の触媒を使用するような場合には、得られるポリマー の熱安定性を増大させるために、予備的縮合反応の完了後公知の触媒阻害剤また はクエンチャ−1特にリン酸、ホスフェン酸、ホスホン酸およびこれらのアルキ ルもしくはアリールエステルまたは塩によってエステル交換触媒の効力を抑える のが好ましく、しかも有利である。
適切な触媒としては、反応混合物に可溶である限りにおいて、亜鉛、マンガン、 アンチモン、コバルト、鉛、カルシウムおよびアルカリ金属の酢酸塩、カルボン 酸塩、水酸化物、酸化物、アルコラードまたは有機錯体化合物があるがこれらに 限定されることはない。特定例としては酢酸亜鉛、酢酸カルシウムおよびこれら と三酸化アンチモンなどとの組み合わせがある。これらの触媒とさらに別の有用 な触媒は米国特許第2,465,319号、第2,534゜028号、第2.8 50,483号、第2. 892. 815号、第2.937.160号、第2 ,998.412号、第3.047,539号、第3.110.693号および 第3,385,830号に記載されている。
反応体と反応に対して許容できる場合には、たとえば米国特許第2.720,5 02号、第2,727.881号、第2.729,619号、第2,822,3 48号、第2゜906.737号、第3.047.515号、第3.056.8 17号、第3.056.818号および第3,075.952号に記載されてい るもののような無機または有機のチタンを含有する触媒を始めとするチタン触媒 を使用するのが好ましい。特に好ましいのは、チタン酸テトラ−ブチル、チタン 酸テトラ−イソプロピルおよびチタン酸テトラ−オクチルのような有機チタネー ト、ならびにアルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルコキシドとチタン酸エ ステルとから誘導される錯体チタネートであり、最も好ましいのは有機チタネー トである。これらはまた、単独でも、あるいはたとえば酢酸亜鉛、酢酸マンガン または三酸化アンチモンのような他の触媒および/または上述のような触媒クエ ンチャ−と組み合わせても使用できる。
これらのポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーは米国特許第4.544 ,734号、第4. 556. 688号および第4,556,705号にさら に詳しく記載されている。
さらにまた、上記の(エーテルエステル)と(エーテルイミドエステル)のモノ マー単位を有するコポリマーエラストマー(B)(C)も本発明で使用するのに 適している。
そのようなコポリマーは、ポリ(エーテルエステル)ブロックとポリ(エーテル イミドエステル)ブロックを有するブロックコポリマーからなるのが好ましい。
このようなコポリマーの製造は前記のような影響を受け、当業者の知識の範囲内 である。
(i)エチレンおよび(i i)これと共重合して固体のコポリマーを生成し得 る1種以上のコモノマーからなるコポリマー(B)(d)は、(i)と(i i )を合わせた100重量部を基準にして(i)が40〜80重量部で(11)が 20〜60重量部であるのが好ましく、(i)と(i i)の100重量部に対 して(i)が50〜70重量部で(i i)が30〜50重量部であるのが最も 好ましい。
コモノマー(B)(d)(i j)は、炭素原子が2〜20個の不飽和のモノカ ルボン酸またはジカルボン酸、不飽和のモノカルボン酸またはジカルボン酸のエ ステル、1〜18個の炭素原子を有する飽和カルボン酸のビニルエステル、アル キル基が1〜18個の炭素原子を有するビニルアルキルエーテル、アクリロニト リル、ノルボルネン、炭素原子3〜12個のα−オレフィン、およびビニル芳香 族化合物からなるのが好ましい。特に好ましいのは酢酸ビニルである。
本発明の組成物では、成分(A)が主要部分を構成し、成分(B)が(A)と( B)の少量部分を構成する。好ましくは、(A)と(B)を合わせた100重量 部を基準にして、成分(A)が約75〜約99重量部を構成し、成分(B)が約 1〜約25重量部を構成する。最も好ましくは、(A)と(B)を合わせた10 0重量部を基準にして、成分(A)が約80重量部を構成し、成分(B)が約2 0重量部を構成する。
特に本発明の組成物からなるブレンドに言及する。また、本発明の組成物は、当 業者に公知の常法によって成形したり押出したり熟成形したりして物品にするこ とができる。
本発明の範囲内の組成物の製造には、通常の熱可塑性ポリマーの混合法を使用す ることができる。たとえば、本発明の組成物は、当業者に公知の条件下で任意の 適切な混合装置、コニーダーまたはエクストルーダーを使用して製造することが できる。
さらにまた、安定剤、たとえば3,5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシ ヒドロケイ皮酸の1. 3. 5−トリス−(2−ヒドロキシエチル)−3−ト リアジン−2゜4.6− (LH,3h、5H))リオンとのトリエステル、強 化用充填材、難燃剤、耐衝撃性改良剤、顔料または以上のものの任意の組み合わ せのような通常の添加剤を本発明の組成物に添加してもよい。
本発明に有用な耐衝撃性改良剤としては、アクリレートまたは(メタ)アクリレ ート、ジエンまたはこれらの混合物から誘導されたゴム質コアと、ビニルを主体 とするポリ?−4たはコポリマーの外側シェルとを有する多段のコアーシェルポ リマーがあるがこれらに限られるわけではない。
これらのあるものは、ローム・アンド・ハース社(Rhom &8111 Co mpan7)からパラロイド(PARALOID) (登録商標)EXL 33 30 トモイbtLル7り’) ロイド (ACRYLOID) (登録商標) KM330またはバラロイド(PARALOID) (登録商標)EXL 36 91ともいわれるアクリロイド(ACRTLOID) (、登録商標)KM65 3として市販されている。
適切な耐衝撃性改良剤としては、通常シアン化ビニル−共役ジオレフィン−アル ケニル芳香族のグラフトコポリマーによって代表されるABS改良剤も包含され る。これらは特に、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレングラフトコポリマ ーからなるが、類似の物質の混合物も包含する。
好マシくは、このターポリマー中のスチレンとアクリロニトリルの比は約3.5 :1から約2.5:1までの範囲であり、ブタジェンとスチレン/アクリロニト リルの比は7〜3である。最も好ましくは、スチレンとアクリロニトリルの比は 3.5:1.3:1、または2.5:1のいずれかである。
好ましい具体例の説明 以下の実施例で、限定することなく本発明を例示する。
他に記さない限り部とあるのはすべて重量で表わしである。
他に記さない限り衝撃強さはASTM−D−256に従う23℃でのノツチ付き アイゾツトとして表わしである。引張り特性は、ASTM−D−638によって 曲げ弾性率、引張り強さおよび引張り伸びとして測定する。溶融粘度は他に記さ ない限り250℃で測定する。
実施例1 ポリ(1,4−プチレンシクロヘキサンジカルボキシレ−))(PBCD)(溶 融粘度5500ポイズ)80.0部とポリ(エーテルエステル)エラストマー[ ローモッド(LOMOD) (登録商標)Ba、マサチューセッツ州ビッツフィ ールド(Pillsfield)のゼネラル・エレクトリック社(Geneta l Electric Compan7)] ]2. 0部のよく混合したトラ イブレンドを、バレルゾーンを230℃にした1100rpで作動するエクスト ルーダーで押出した。
特性を表1にまとめて示す。
トライブレンドをPBCD (溶融粘度5500ポイズ)100.0部に変えて 実施例1の手順に従った。
特性を表1にまとめて示す。
トライブレンドをポリ(エーテルエステル)エラストマー[ローモッド(LOM OD3 (登録商標)Ba0ゼネラル・エレクトリック社(Generxl E leclric Co*pi117)] ]100. 0部に変えて実施例1の 手順に従った。
特性を表1にまとめて示す。
PBCD (溶融粘度5500ポイズ)80.0部とポリ(エーテルイミドエス テル)[ローモツド(LOMODI (登録商標)J25゜ゼネラル・エレクト リック社(Generxl !!Ieclric Compzn7)] ]2.  0部とのトライブレンドに変えて実施例1の手順に従った。
特性を表1にまとめて示す。
トライブレンドをポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー[ローモッド( LOMOD) (、登録商標)J25゜ゼネラル−エレクトリック社(Gene rxl Elect「ic Compu7)] ]10.0部に変えて実施例1 の手順に従った。
特性を表1にまとめて示す。
実施例3 PBCD (溶融粘度5500ポイズ)80.0部とエチレン−酢酸ビニルコポ リマー[エルパックス(ELVAXI (登録商標’I 350−EVA0プラ ウエア州ウイルミントン(Wilmington)のイー・アイ・デュポン・ド ・ヌムール社(E、 1、DuPont de Nemou+s & Co、) ] 20. 0部とのトライブレンドに変えて実施例1の手順に従った。
特性を表1にまとめて示す。
比較例3A* トライブレンドをエチレン−酢酸ビニルコポリマー[エルパックス(ELVAX ) (登録商標)350−EVA0プラウエア州ウィルミントン(Wi 1mi ngton)のイー・アイ・デュポン・ド・ヌムール社(E。I、 DoPon l de Nemous & Co、)] ]10.0部に変えて実施例1の手 順に従った。
特性を表1にまとめて示す。
実施例1〜4を比較例IA 、IB 、2A および3A*と比べると、特定の 変性剤の添加による降伏時引張り強さの改良が示され、−力木発明のポリエステ ルには比較的低い引張り強さが付与される。
PBCDA30.0 +011.0−RO,0−80,6〜室温ノブチ付き 1 3.8 14 NB 118 NB 15.0 !IBアイゾツト(f p i ) 引張り強さくpsi) 6200 3700 3050 4100 3400  4980 1200引張り伸び(%) 530 550 400 430 20 0 390 800曲げ弾性率(kpsi) 64 99 31 55 36  59 26A−ポリ(1,4−ブチレンシクロヘキサンジカルボキシレート)− PBCD−溶融粘度5500ポイズ 3−ローモッド(LOMOD) (登録量If)Ba−ゼネラル・エレクトリッ ク社(G**u凰口1ee−、(−−フイ・デュポン・ドーヌムール社(E、  1.0aPoil de NetIosn & Co、l−プラウエア州つィル ミントン(WimBLoal上記した特許、出願、刊行物および試験法はすべて 引用により本明細書中に包含する。
以上の詳細な説明に鑑みて本発明の多くの変形自体が当業者に示唆されている。
たとえば、実施例のブレンドはポリ(25−シス・75−トランス−1,4−シ クロヘキサンジメチレン−トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボキシレー ト)を含むことができる。そのような自明な変形はすべて添付の請求の範囲に記 載の充分に意図された範囲内に入る。
要 約 書 少なくとも1種の直鎖、分枝鎖もしくは環式脂肪族のC2〜C1oアルカンジオ ールまたはその化学的均等物と環式脂肪族二階またはその化学的均等物の反応生 成物からなるポリエステル樹脂、ならびにポリ(エーテルエステル)エラストマ ー、ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー、(エーテルエステル)モノ マーと(エーテルイミドエステル)モノマーからなるコポリマーエラストマー、 エチレンおよびこれと共重合して固体のコポリマーを生成し得る1種以上のコモ ノマーからなるコポリマー、または以上のものの任意の組合せを含む組成物が提 供される。これらの組成物は優れた引張り特性をもっている。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)(A)(a)少なくとも1種の直鎖、分枝鎖もしくは環式脂肪族のC2〜 C10のアルカンジオールまたはその化学的均等物と、 (b)少なくとも1種の環式脂肪族の二酸またはその化学的均等物と の反応生成物からなるポリエステル樹脂、(B)(a)ポリ(エーテルエステル )エラストマー、 (b)ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー、 (c)(i)(エーテルエステル)モノマーと (ii)(エーテルイミドエステル) モノマー からなるコポリマーエラストマー、 (d)(i)エチレンと (ii)これと共重合して固体のコポ リマーを生成し得る1種以上のコモノマーからなるコポリマー、または (e)以上のものの任意の組合せ を含む組成物。 (2)前記アルカンジオール(A)(a)が、エチレングリコール、プロピレン グリコール、ブチレングリコールおよびシクロヘキサンジメタノールより成る群 の中から選択される、請求の範囲1に記載の組成物。 (3)前記アルカンジオール(A)(a)が1,4−ブチレングリコールからな る、請求の範囲2に記載の組成物。 (4)前記二酸(A)(b)が1,4−シクロヘキサンジカルボン酸からなる、 請求の範囲1に記載の組成物。 (5)前記二酸(A)(b)がトランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸 からなる、請求の範囲4に記載の組成物。 (6)前記二酸(A)(b)がシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサン ジカルボン酸の混合物からなる、請求の範囲4に記載の組成物。 (7)前記二酸の化学的均等物(A)(b)が二酸のジアルキルエステルからな る、請求の範囲1に記載の組成物。 (8)前記ジアルキルエステル(A)(b)がジメチル−1,4−シクロヘキサ ンジカルボキシレートからなる、請求の範囲7に記載の組成物。 (9)前記ジアルキルエステル(A)(b)がジメチル−トランス−1,4−シ クロヘキサンジカルボキシレートからなる、請求の範囲8に記載の組成物。 (10)前記ジアルキルエステル(A)(b)がジメチル−シス−およびジメチ ル−トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートの混合物からなる、 請求の範囲8に記載の組成物。 (11)前記ポリエステル樹脂(A)がポリ(1,4−ブチレン−1,4−シク ロヘキサンジカルボキシレート)からなる、請求の範囲1に記載の組成物。 (12)前記ポリエステル樹脂(A)がポリ(1,4−ブチレン−トランス−1 ,4−シクロヘキサンジカルボキシレート)からなる、請求の範囲11に記載の 組成物。 (13)前記ポリエステル樹脂(A)がポリ(1,4−ブチレン−シス−1,4 −シクロヘキサンジカルボキシレート−トランス−1,4−シクロヘキサンジカ ルボキシレート)のコポリマーからなる、請求の範囲1に記載の組成物。 (14)前記ポリ(エーテルエステル)エラストマー(B)(a)が、 (i)1種以上のジオール、 (ii)1種以上のジカルボン酸またはそのエステル誘導体、 (iii)約400〜約12000の分子量を有する1種以上の長鎖のエーテル グリコール、および任意の(iv)1種以上のラクトン の反応生成物であり、前記長鎖のエーテルグリコールおよび存在する場合の前記 ラクトンは前記ポリ(エーテルエステル)エラストマーの約5〜約70重量%を 占める、請求の範囲1に記載の組成物。 (15)前記ポリ(エーテルエステル)エラストマー(B)(a)が、 (i)1種以上のC2〜C20の脂肪族または環式脂肪族のジオール、 (ii)1種以上のC4〜C44のジカルボン酸、(iii)約900〜約40 00の分子量を有する1種以上のポリ(アルキレンエーテル)グリコール、およ び任意の (iv)1種以上のラクトン から誘導されており、ジオールの少なくとも60モル%は同一であり、ジカルボ ン酸の少なくとも60モル%は同一であり、前記ポリ(エーテルエステル)エラ ストマー中の長鎖のエーテルグリコールと存在する場合のラクトンを合わせた量 は約10〜約50重量%である、請求の範囲14に記載の組成物。 (16)前記ジオール(B)(a)(i)が1,4−プタンジオールからなる、 請求の範囲15に記載の組成物。 (17)前記ジカルボン酸(B)(a)(ii)が、ヘキサヒドロフタル酸無水 物、C36ダイマー酸、およびテレフタル酸ジメチルより成る群の中から選択さ れる、請求の範囲15に記載の組成物。 (18)主たるジカルボン酸がジメチルテレフタレートである、請求の範囲16 に記載の組成物。 (19)前記長鎖のエーテルグリコールが、ポリ(エチレンエーテル)グリコー ル、ポリ(プロピレンエーテル)グリコール、ポリ(テトラメチレンエーテル) グリコール、およびコポリ(プロピレンエーテルエチレンエーテル)グリコール より成る群の中から選択される、請求の範囲14に記載の組成物。 (20)前記ポリ(アルキレンエーテル)グリコールがポリ(テトラメチレンエ ーテル)グリコールからなる、請求の範囲19に記載の組成物。 (21)前記ラクトンがε−カプロラタトンからなる、請求の範囲15に記載の 組成物。 (22)前記ポリ(エーテルエステル)エラストマーが、(1)ポリエステルセ グメントおよび(2)ポリエーテルセグメントで構成されるブロックコポリマー からなる、請求の範囲14に記載の組成物。 (23)前記ポリエステルセグメントがポリ(1,4−ブチレンテレフタレート )からなり、前記ポリエーテルセグメントがポリ(アルキレンエーテル)グリコ ールからなる、請求の範囲22に記載の組成物。 (24)前記ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー(B)(b)が、 (i)1種以上のジオール、 (ii)1種以上のジカルボン酸、ならびに、(iii)(1)(I)1種以上 のポリオキシアルキレンジイミドニ酸、および任意の (II)1種以上のトリカルボン酸もしくはその誘導体、 (2)(I)1種以上のポリオキシアルキレンジイミド二酸、および (II)1種以上のダイマー酸[ただし、ダイマー酸の量は(I)と(II)の 100重量部に対して約5〜約40重量部である]、および任意の(III)1 種以上のトリカルボン酸もしくはその誘導体、 の組合せ、または (3)(I)1種以上の高分子量ポリ(オキシアルキレン)ジアミン、および (II)1種以上のトリカルボン酸もしくはその誘導体 の組合せ の反応生成物からなる、請求の範囲1に記載の組成物。 (25)前記ジオール(B)(b)(i)が低分子量のジオールである、請求の 範囲24に記載の組成物。 (26)前記ジオール(B)(b)(i)がC2〜C15の脂肪族もしくは環式 脂肪族のジオールまたはその混合物である、請求の範囲24に記載の組成物。 (27)前記ジオール(B)(b)(i)が1,4−プタンジオールからなる、 請求の範囲26に記載の組成物。 (28)前記ジカルボン酸(B)(b)(ii)が、C2〜C16の脂肪族ジカ ルボン酸、C2〜C16の環式脂肪族ジカルボン酸、C8〜C16の芳香族ジカ ルボン酸、これらのエステル均等物、および以上のものの任意の混合物より成る 群の中から選択される、請求の範囲24に記載の組成物。 (29)前記ジカルボン酸(B)(b)(ii)がジメチルテレフタレートから なる、請求の範囲28に記載の組成物。 (30)前記ポリオキシアルキレンジイミド二酸成分(B)(b)(iii)が 、1種以上のポリオキシアルキレンジアミンと、隣接する2つのカルボキシル基 または無水物基および別のカルボキシル基をひとつ含有する1種以上のトリカル ボン酸化合物とから誘導されており、次式▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、各Rはそれぞれ独立して、C2〜C20の脂肪族または環式脂肪族の三 価の有機基およびC6〜C20の芳香族の三価の有機基より成る群の中から選択 され、各R′はそれぞれ独立して、水素、C1〜C6の脂肪族または環式脂肪族 の一価の有機基およびC6〜C12の芳香族の一価の有機基より成る群の中から 選択され、Gは約600〜12000の平均分子量を有する長鎖のエーテルグリ コールのヒドロキシ基を除去した後に残る残基である]を有する、請求の範囲2 4に記載の組成物。 (31)前記各Rがそれぞれ独立して、同じかまたは異なるC6の三価の芳香族 炭化水素基であり、各R′が水素であり、Gが約900〜4000の平均分子量 を有する長鎖のエーテルグリコールのヒドロキシ基を除去した後に残る残基であ る、請求の範囲30に記載の組成物。 (32)前記ポリオキシアルキレンジイミド二酸(B)(b)(iii)が、ト リメリト酸無水物と、ポリプロピレンオキサイドジアミンならびに主鎖中にポリ プロピレンオキサイド、ポリエチレンオキサイドまたはポリプロピレンオキサイ ドおよびポリエチレンオキサイドの組合せを主として有するコポリ(エチレンオ キサイド−プロピレンオキサイド)ジアミンより成る群の中から選択されたポリ オキシアルキレンジアミンとから誘導される、請求の範囲24に記載の組成物。 (33)前記ダイマー酸(B)(b)(iii)(2)(II)が、二量化した 不飽和脂肪酸、その水素化された誘導体、およびその酸官能性誘導体より成る群 の中から選択される、請求の範囲24に記載の組成物。 (34)前記ダイマー酸(B)(b)(iii)(2)(II)が、水素化され たダイマー酸からなる、請求の範囲33に記載の組成物。 (35)前記ダイマー酸(B)(b)(iii)(2)(II)が、二量化した 不飽和脂肪酸の水素化された誘導体である、請求の範囲34に記載の組成物。 (36)少量までの前記トリカルボン酸(B)(b)(iii)(1)(II) 、(B)(b)(iii)(2)(III)または(B)(b)(iii)(3 )(II)が、別のカルボキシル基を有するカルボン酸無水物および隣接する2 つのカルボキシル基を有するトリカルボン酸化合物より成る群の中から選択され る、請求の範囲24に記載の組成物。 (37)前記トリカルボン酸成分が次式▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、RはC2〜C20の脂肪族または環式脂肪族の三価の有機基およびC6 〜C20の芳香族の三価の有機基より成る群の中から選択され、R′は水素、C 1〜C6の脂肪族または環式脂肪族の一価の有機基およびC6〜C10の芳香族 の一価の有機基より成る群の中から選択される]を有する、請求の範囲36に記 載の組成物。 (38)前記トリカルボン酸成分がトリメリト酸無水物からなる、請求の範囲3 7に記載の組成物。 (39)前記ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーが、(i)1,4− プタンジオール、(ii)ジメチルテレフタレート、および(iii)トリメリ ト酸無水物と次式 H2N−G−NH2 [式中、Gは約600〜約12000の分子量を有する長鎖のエーテルグリコー ルのヒドロキシ基を除去した後に残る二価の残基である]を有するポリオキシア ルキレンジアミンから誘導されたポリオキシアルキレンジイミド二酸の反応生成 物からなる、請求の範囲24に記載の組成物。 (40)前記長鎖のエーテルグリコールが約900〜約4000の分子量を有す る、請求の範囲39に記載の組成物。 (41)前記長鎖のエーテルグリコールが、ポリプロピレンエーテルグリコール 、および主としてポリプロピレンエーテル、ポリエチレンエーテルまたはポリプ ロピレンエーテルとポリエチレンエーテルの組合せの主鎖を有するコ(ポリエチ レンエーテル−プロピレンエーテル)グリコールより成る群の中から選択される 、請求の範囲39に記載の組成物。 (42)前記ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー(B)(b)が、( i)1,4−プタンジオール、(ii)ジメチルテレフタレート、および(ii i)(1)トリメリト酸無水物と次式 H2N−G−NH2 [式中、Gは約600〜12000の分子量を有する長鎖のアルキレンエーテル ジアミンのアミノ基を除去した後に残る二価の残基である]を有するポリアルキ レンエーテルジアミンから誘導されたポリオキシアルキレンジイミド二酸と(2 )ダイマー酸との組合せ[ただし、ダイマーは(1)と(2)を合わせた100 重量部に対して約5〜約40重量部である]の反応生成物からなる、請求の範囲 24に記載の組成物。 (43)前記長鎖のアルキレンエーテルジアミンが、ポリプロピレンエーテルジ アミン、および主としてポリプロピレンエーテル、ポリエチレンエーテルまたは ポリプロピレンエーテルとポリエチレンエーテルの組合せの主鎖を有するコ(ポ リエチレンエーテル−プロピレンエーテルジアミン)より成る群の中から選択さ れる、請求の範囲42に記載の組成物。 (44)前記ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー(B)(b)が、 (i)1,4−ブタンジオール、 (ii)ジメチルテレフタレート、ならびに(iii)(1)(I)トリメリト 酸無水物と次式H2N−G−NH2 [式中、Gは約600〜約12000の分子量を有する長鎖のエーテルグリコー ルのヒドロキシ基を除去した後に残る二価の残基である]を有するポリオキシア ルキレンジアミンから誘導されたポリオキシアルキレンジイミド二酸、および (II)トリカルボン酸 の反応生成物からなる、請求の範囲24に記載の組成物。 (45)前記トリカルボン酸(B)(b)(iii)(1)(II)がトリメリ ト酸無水物からなる、請求の範囲44に記載の組成物。 (46)前記長鎖のアルキレンエーテルジアミンが、ポリプロピレンエーテルジ アミン、および主としてポリプロピレンエーテル、ポリエチレンエーテルまたは ポリプロピレンエーテルとポリエチレンエーテルの組合せの主鎖を有するコ(ポ リエチレンエーテル−プロピレンエーテルジアミン)より成る群の中から選択さ れる、請求の範囲45に記載の組成物。 (47)前記ポリ(エーテルイミドエステル)エラストマー(B)(b)がさら に(iv)安定剤を含んでいる、請求の範囲24に記載の組成物。 (48)前記安定剤が3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロケ イ皮酸の1,3,5−トリス−(2−ヒドロキシエチル)−3−トリアジン−2 ,4,6(1H,3H、5H)トリオンとのトリエステルからなる、請求の範囲 47に記載の組成物。 (49)前記コポリマー(B)(d)が、(i)エチレン40〜80重量部、お よび(ii)これと共重合して固体のコポリマーを生成し得るコモノマー20〜 60重量部 からなる、請求の範囲1に記載の組成物。 (50)前記コモノマー(B)(d)(ii)が酢酸ビニルからなる、請求の範 囲49に記載の組成物。 (51)さらに、 (C)強化用充填材、 (D)耐衝撃性改良剤、 (E)難燃剤、 (F)顔料、または (G)以上のものの任意の組合せ を含んでいる、請求の範囲1に記載の組成物。 (52)成分(B)がポリ(エーテルエステル)エラストマーからなる、請求の 範囲1に記載の組成物。 (53)成分(B)がポリ(エーテルイミドエステル)エラストマーからなる、 請求の範囲1に記載の組成物。 (54)成分(B)が(i)(エーテルエステル)モノマーおよび(ii)(エ ーテルイミドエステル)モノマーからなるコポリマーエラストマーからなる、請 求の範囲1に記載の組成物。 (55)前記コポリマーエラストマーがポリ(エーテルエステル)ブロックとポ リ(エーテルイミドエステル)ブロックとを有するブロックコポリマーからなる 、請求の範囲54に記載の組成物。 (56)成分(B)が(i)エチレン、および(ii)これと共重合して固体の コポリマーを生成し得る1種以上のコモノマーからなるコポリマーからなる、請 求の範囲1に記載の組成物。 (57)(A)と(B)を合わせた100重量部を基準にして、前記ポリエステ ル成分(A)が約75〜約99重量部であり、成分(B)が約25〜約1重量部 である、請求の範囲1に記載の組成物。 (58)(A)と(B)を合わせた100重重部を基準にして、前記ポリエステ ル成分(A)が約80重量部であり、成分(B)が約20重量部である、請求の 範囲57に記載の組成物。 (59)請求の範囲1に記載の組成物から熱成形された物品。 (60)請求の範囲1に記載の組成物から押出し成形された物品。 (61)請求の範囲1に記載の組成物から金型成形された物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63215759A (ja) * 1986-12-30 1988-09-08 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 低温耐衝撃性のポリカーボネート−ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート−コアシェルアクリレート共重合体組成物
JPH01230666A (ja) * 1987-12-16 1989-09-14 General Electric Co <Ge> 熱可塑性ポリカーボネート−ポリエステル配合物

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