JPH05506017A - ハロゲン交換フッ素化 - Google Patents
ハロゲン交換フッ素化Info
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- JPH05506017A JPH05506017A JP91507121A JP50712191A JPH05506017A JP H05506017 A JPH05506017 A JP H05506017A JP 91507121 A JP91507121 A JP 91507121A JP 50712191 A JP50712191 A JP 50712191A JP H05506017 A JPH05506017 A JP H05506017A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/093—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
- C07C17/20—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of halogen atoms by other halogen atoms
- C07C17/202—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of halogen atoms by other halogen atoms two or more compounds being involved in the reaction
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の名称〕
ハロゲン交換フッ素化
〔発明の分野〕
本発明は飽和ハロカーボンのハロゲン交換フッ素化、即チ、元のハロカーボンに
比較して少なくとも1つの追加のフッ素置換を有する対応したハロカーボンを得
るためのハロゲン交換フッ素化に関する。特に、本発明は、少なくとも1つの塩
素または臭素置換を有する飽和ハロカーボンを、その「少なくとも1つの塩素ま
たは臭素置換」の置き換えにより生じた少なくとも1つのフッ素置換を有する対
応ハロカーボンへ変換することに関する。最大の興味は、2−クロロ−または2
−ブロモ−1,1,1−トリフ/I、オロエタン(cF3cH2C1まf:にi
cF CHBr;以下それぞれ、rHCFC−133aJおよびrHBFC−1
33aBIJと呼ぶ)の1゜1.1.2−fトラ−フルオcyエタン(CF3C
H2F ;以下、HFC−134aと呼ぶ)への変換を改善し、および、必要に
応じて、生成した金属塩化物あるいは臭化物を変換工程に再循環するために、金
属フッ化物として回収するための発明方法にある。
RFC−1341およびその異性体、即ち1. 1.2. 2−テトラフルオロ
エタン(CHF2〜cHF2、以下、「HFC−1344と呼ぶ)は、エアロゾ
ル噴射剤および冷媒として潜在的に有用である。これらは、殆ど全ての自動空気
調節システムで現在使用されている商業的な冷媒であるフレオン(登録商標)1
2の代替物として特に興味が持たれている。
しかし、これまでRFC−134およびRFC−134aの製造は商業的に魅力
がなかった。特に、連続操作に容易に適合され得、フッ素源としてのフッ化水素
の必要性を最小にし、高い変換レベルおよび選択性のレベルで所望のテトラフル
オロ化合物を与え、かつ純度の高い状態で所望の化合物を与える方法によってH
CFC−133aをHFC−134aに変換することに対して、明らかな要求が
存在する。
米国特許4.311.863 (第1欄、26行以下)に述べられているように
、「従来技術から明らかなことは、−CH2C1基(CFC−133aにおける
ような)の塩素原子はHFとのハロゲン交換に非常に抵抗するということである
」。「従来技術」として、この特許の発明者は以下の文献を開示している。米国
特許2.885.427 、米国特許3.664.545 、米国特許4゜12
9、603 、および]iud[1ck7による本の中の「有機フッ素化合物の
化学(Ctemistr7 of Organic Fluorine Com
pounds) J 、MacMillan Co、、 New York、
N、Y、 (1962)の93頁。
米国特許2.885.427には、水和されたフッ化クロムを酸素の存在下で加
熱することによって調製された触媒の存在下に、トリクロロエチレンとHFを気
相反応させることによるIFC−134aの製造が開示されている。生成した生
成物は、フルオロカーボンの混合物であり、そのうちRFC−134aは3モル
%の量で存在すると報告されている。
11udlick7はその本の中で、また米国特許3.664.545は、それ
ぞれ、アンチモンで触媒された液相反応および気相反応において、HFによる一
CH2C1基のフッ素交換が困難であることを開示している。
米国特許4.129.603には、酸化クロム触媒の存在下にCFC−133a
とHFを気相反応させて、HFC−134aが18.2容積%と報告されている
フルオロカーボンの混合物を生成させることが開示されている。
米国特許1,914.135 ;豪州特許3,141 ;米国特許2.739.
989 ;および米国特許3.843.546には、アルカリ金属あるいはアル
カリ土類金属のフッ化物を用いたハロゲン交換フッ素化が開示されている。しか
し、これらの金属フッ化物は比較的低いオーダーの反応性を有し、それらを含む
方法は、一般に、ガス状のハロカーボンを固体金属フッ化物床の上または中を通
して、350から550℃の上昇された温度で気相で最もよく行なわれる。金属
ハライドの副生成物は、反応が進行するにつれて金属フッ化物を覆う傾向にある
。その結果、反応の速度が遅くなり、金属フッ化物の頻繁な交換が必要であり、
更にこれらの特許で述べられているように、この問題を解決するために他の手段
が課されなければならない。
英国特許941.144には、気体−液体法を用いることで気体一固体法で要求
される上昇された温度が下げられ得ること、および収率が改善されることが開示
されている。ガス状のクロロカーボンは、約300から375℃の温度で金属フ
ッ化物−金属塩化物の溶融物中を通過させる。開示された金属フッ化物は、とり
わけフッ化ナトリウム、フッ化カリウムおよびフッ化カルシウムである。フッ化
物の溶媒として機能する溶融金属塩化物は、塩化第二鉄または塩化亜鉛、あるい
はそれらの混合物、またはこれらの塩化ナトリウムとの混合物であり得る。
米国特許4.311.863には、水性媒体中の気−液ハロゲン交換法が開示さ
れている。具体的には、この方法は、25から65重量%の水溶液中のフッ化カ
リウム、フッ化セシウムまたはフッ化ルビジウムと約200から300℃、自生
の圧力下で反応させることによって、HCFC−133aをHFC−134aに
変換することを含む。この方法は、RFC−134aの十分な収率を与え得るが
、特に、要求される操作温度で水性混合物を液体状態に保つためにより高い圧力
が要求されるということ、および方法の条件下での反応器材料の過度の腐食を考
慮すると、低コストで、経済的な連続操作とは容易に適合しない。この特許の第
5欄、34行以下で、「水が存在しないとHFは反応を促進しない。0.2−ク
ロロ−1,1,1−1−リフルオロエタン(CFC−133a)を水の存在なし
に溶融したKF、HFと接触させた。少しも反応は起こらなかった。」 (下線
付加)ことが開示されていることに注意しなければならない。
本発明は、以下のステップを具備した飽和ハロカーボンのハロゲン交換フッ素化
の方法、好ましくは連続方法である。
1、分子中にフッ素以外の少なくとも1つの置換可能なハロゲン、即ち塩素また
は臭素を有するハロカーボンと、少な(とも50mo1%の式KF−nHF(n
”は約0.5から3、好ましくは約0. 5から1までの数である)を有する化
合物を含有する無水の溶融した組成物とを、約30℃から元のハロカーボンの分
解温度またはフッ素化された生成物の分解温度のどちらか低い方より僅かに低い
温度までの温度、好ましくは約200℃から約350℃において、大気圧未満ま
たは2000psi程度の超大気圧(好ましくは生産性を増加させるために後者
)、通常は14.7psiから約1500psiで、数秒から数時間(通常0.
5分から2時間)だけ、即ち元のハロカーボンよりもフッ素原子を少なくとも1
つ多く分子中にをする少なくとも一つの反応生成物と、フッ素含量が少なくとも
部分的に減少し、且つそのフッ化物以外のハロゲン化物含量が増加した残留溶融
組成物とを与えるのに十分な圧力と時間で密接に接触させる工程。
2、前記残留溶融組成物から、フッ素化された反応生成物を単離および回収する
工程、および任意に3、前記残留組成物を、ハロカーボンの存在下または非存在
下にガス状の無水HFと接触させ、フッ化物以外のハロゲン化物の内容物をHX
(Xは塩素または臭素)に変換し、且つ溶融組成物からガス状のHXを分離す
る工程。
本発明の方法は、特にHCFC−113aが飽和l\ロカーボンであるとき、H
CFC−133aと溶融したKF−HFとを、180℃から350℃の温度で密
接に接触させ、どんな実質的な量の好ましくない不飽和副生成物を伴わず、高変
換、高収率、高純度でRFC−1342を提供し得る。変換中に生成された塩化
カリウムは、任意に追加のIFと処理され、操作から除かれるHCIガスの生成
を伴って、フ・ン化カリウムに再生され得る。フッ化カリウムは、HFと共に再
循環され、KF−nHFを形成する。これは、今度は、追加のHCFC−133
aをRFC−134aに変換するのに役立好ましい連続方法では、フッ素化され
得る飽和ハロゲン化炭化水素(haloh7drocirbon)が、’CF
S TR”として当分野で公知の連続供給攪拌型タンクリアクターへHFと一緒
に供給される。該HFの量は、710カーボンのフ・ソ素化、およびフッ素化の
間に連続的にしかも同時に形成されるハロゲン化カリウムからKF−nHFの再
生を行なうのに十分な量である。
特に、HCFC−133aが飽和!10カーボンであり、KF−HFが使用され
る場合、HCFC−133aを、少なくとも500101%のKF−HFを含有
する溶融組成物を含んだCFSTRにHFと一緒に180℃から350℃の温度
で供給してRFC−134aを生成させ、且つ同時に、過剰のHFを用いて、K
CI(以下の式(2)に示されるようにRFC−134gと共に形成される)を
連続的なMCIの遊離を伴ってKFに変換する。HFC−134aは単離され、
必要であれば、冷却剤または他のものとして最終的な販売のために保存する前に
、更に精製される。
以下の式は本発明の操作の理論を表わしたものである。
(1) KFllnHF KF + nHFHCFC−RFC−
(2) KF + 133a 134a + KCI(3) KCI + nH
F HCI + KF−nHF式(1)は、溶融組成物が形成される本方法の第
1ステ・ツブを表わす。式(2)は、l)ロゲン交換ステ・ツブであって、HC
FC−133aが溶融組成物に通され、ガスとして除去され、液体として回収さ
れるRFC−134aを生じるステップを表わす。式(3)は、KFがKCIか
ら再形成され、追加のHFと結合し、KF−nHFの溶融組成物を形成する再生
ステップを表わす。
本発明は、フッ素以外の1以上の置換可能な7Xロゲンを有する飽和ハロカーボ
ンのフッ素化に応用可能である。ここでおり、該混成炭素原子がまた、水素、ハ
ロゲン、または他のSP3混成炭素原子にのみ結合したハロカーボンを包含する
ことを意味する。言い変えれば、炭素−炭素不飽和を含むどの構造にも、もし存
在するとすれば、ハロゲン原子に結合した炭素原子と異なった少なくとも2つの
炭素原子が存在する。
飽和ハロカーボンは、炭素およびハロゲン、または炭素、水素およびハロゲンで
構成され得る。ここで、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味
し、少なくとも1つのハロゲン原子がフッ素以外のものである。好ましくは、フ
ッ素以外のハロゲン原子が、塩素および臭素であり、更に好ましくは、塩素であ
る。これは、塩素を含有する化合物のより多くの有用性、およびより広い用途に
よる。炭素およびハロゲンから構成されるパーハロカーボン、および炭素、水素
、およびハロゲンで構成されたハロゲン化炭化水素が含まれる。水素を含有する
ハロカーボンは、これらのフッ素化誘導体がオゾンを減少させる可能性が低いの
で好ましい。全体的に、ハロカーボンは通常、1から6個の炭素原子、好ましく
は少なくとも2個の炭素原子、より好ましくは2ないし3個の炭素原子を含有し
、2個の炭素原子を含むハロカーボンがこれらのより大きな商業的重要性のため
に最も好ましい。
これらは、−80から130℃の範囲に標準的な沸点を有し、より普通には、−
40から120℃の沸点を有する。非環状化合物に加えて脂環式化合物も含まれ
る。
発明された方法によって製造され得るフッ素化された炭化水素生成物は、炭素お
よびハロゲン、または炭素、水素およびハロゲンより成り、少なくとも1つのハ
ロゲンがフッ素原子である。付随した表に例示されているように、飽和フッ素化
炭化水素に加えて、不飽和フッ素化炭化水素も含まれる。
好ましい生成物には、フッ素に加えて水素が含有されており、塩素は任意に存在
する。
以前に開示されたものに対する発明された方法の利点の1つは、フッ素化された
生成物の構造にある。フッ素以外のハロゲンを含有した飽和ハロカーボンの構造
は、フッ素化の後、望まない異性体への転移を伴わずに、フッ素化された炭化水
素生成物において大部分維持される。従来技術の方法では、生成物は、転位して
熱力学的に最も安定な生成物を形成する傾向にある。従って、HCFC−133
は、従来技術の方法では、所望のRFC−134ではなく、RFC−134aを
代表的なフッ素化可能なハロカーボン、および本発明の方法に従って、これらか
ら生成され得るフッ素化された炭化水素を以下の表に載せた。表に示された化合
物は全てを含んでいるわけではなく、当業者が本発明を用い、他のフッ素化され
得る炭化水素から追加のフッ素化された炭化水素を形成し得ることが理解される
べきである。
ハロカーボン反応剤 フッ素化された炭化水素生成物溶融組成物は、基本的に良
く知られたフッ化水素カリウム組成物である。これは、塩化カリウムまたはフッ
化カリウムをフッ化水素と反応させることによって容易に調製される。
溶融したとき、これらは大部分、カリウムカチオン、K+、および酸性フッ化物
(acid fluoride)アニオン、[HoFI、+1]−(“n“はフ
ッ化物イオンに結合したHFの分子数に依存するが、少なくとも0.5の数であ
る)として存在する。
しかし、KF−nHF(“n”は上記の通りである)としてこれらを表わすのが
便利である。本発明の目的に対しては、“n″は、通常2よりも大きくなく、好
ましくは、1,5よりも大きくなく、更に好ましくは、1よりも太き(ない。n
−1であるとき、酸性フッ化物は、ニフッ化水素(h7drogsndiflu
oride) 、これは一般に“ニフッ化物”と呼ばれる。n−2であるとき、
酸性フッ化物は、三フッ化二水素であり、更にn−1,5であるとき、三フッ化
物は、ニフフ化物と三フッ化二水素の混合物である。50モル%のKFのような
添加物が50モル%のニフッ化物と共に用いられるとき、nmは0.5である。
一般に、“n”の値が大きくなるに従い、フッ化水素カリウムの融点は、以下の
表に例示したように低(なる。表には、“n″の関数(HF含量)としてフッ素
化水素カリウムの融点が記載されている。同じ酸性フッ化物の融点の変動は、化
学量論量からのずれ、または例えば、フッ素化物中の少量の水等の不純物、また
は使用される決定法に起因する。
表A
フッ化カリウムおよびニフッ化物の融点(’C)n−1n−2
フッ化カリウムI ニフッ化物 三フッ化二水素(”C) (’C) (’C)
880 226 .238 約72
(1)LangeのHandbook of Chemistr7−第1O版M
acGravHill、(1961)。
(2) Chaudhuri *1 !+、、Chew、Ind、(Loffd
on)、88 (1979)(3) WesHum et ml。、J、Cht
m、Thermod7nxlnies、10. 835(1979)。
フッ化水素カリウムは単独か、またはお互いに混合物として使用され得る。また
、これらは、単一で使用してもよいが、例えばフッ化水素リチウム、フッ化水素
ルビジウム、フッ化水素セシウムあるいは塩化水素リチウム、塩化水素ルビジウ
ム、塩化水素セシウムのような他のアルカリ金属酸フッ化物あるいはアルカリ金
属酸塩化物、または1以上のアルカリ金属フッ化物および/または例えば塩化物
のような他のアルカリ金属ハロゲン化物の50%までを用いた混合物として使用
してもよい。単独かまたは混合物としてのカリウムのニフッ化物は、融点が低い
ので好ましい。リチウム、ナトリウム、ルビジウムおよび/またはセシウムのフ
ッ化物あるいは塩化物、好ましくはフッ化物が、カリウムニフッ化物と共に小量
の混合物として使用され得る。あまり好ましくないが、有効なものとして、小量
のCa、Sr、Ba、B、AtあるいはLaのフッ化物または塩素化物がある。
更にあまり好ましくないが、有効なものとして、小量のTi、Zr5Hf、V。
N b %T a s Cr 1M o s F e SCo s N l s
Cu 、、Z n %Ag、Mn、Hg、Cd、Sn、PbSSn、Pbおよ
びSbのフッ化物または塩化物がある。
ニフフ化物と共に50モル%までのフッ化カリウムを含有する溶融塩組成物は、
本発明の好ましい側面を構成する。このような組成物は、遊離のフッ化物イオン
を含有すると信じられている。
ニフッ化物−フフ化物混合物が所望のフッ素化温度で溶融されれば、カリウムの
ニフッ化物との混合物において、どのアルカリ金属フッ化物でも“遊離の°フッ
化物イオン源として使用し得る。“遊離の”フッ化物含量は、一般にニフフ化物
1モル当たり約0.05から1モル、好ましくは、0.1から0. 5の範囲に
ある。特に言われていることは、混合された酸性フッ化物−フッ化物の塩におい
て、任意のより高率の酸性フッ化物がフッ化物を消費するために、“遊離の”フ
ッ化物の存在は、ニフッ化物の存在に依存するということである。
本発明の具体的な態様は、以下の例で示される。この例5が、本発明を行なうた
めに企画された最良の形態である。
各側は、ステンレス鋼、即ち“インコネル(Inconel)”合金または“ハ
ステロイ(IIaslsllBl”でできた600m1のオートクレーブで行な
われた。オートクレーブには、ガス導入管、出口管、攪拌器、リアクター内の中
心に据えられた熱電対によって制御される加熱用マントル、およびオートクレー
ブ中の圧力をモニターするための圧力変換器が取付けられている。接続されてい
る出口管には、水性苛性アルカリを含む主ガススクラバー、同様に構成されたバ
ックアップスクラバー、およびリアクターからのガス状流出物を自動でサンプリ
ングし、分析するために採用されたガスクロマトグラフ(GC)が連続して接続
されている。幾つかの例では、GCの結果は、マススペクトロメーター(MS)
で確認された。
使用された全ての反応体は無水であった。ガスクロマトグラフ(GC)は、フレ
ームイオン化検出器および注文で作った4−成分力ラムを使用した“ヒユーレッ
トバラカード”5880モデルであった。スクラバー溶液の分析は、フッ化物お
よび塩化物に特異的なイオン電極を用いて行なわれた。
例1
600ccのステンレス鋼バール(Parr)オートクレーブに350.6gm
(4,49モル)のニフツ化カリウム(KHである);および117gm (
0,99モル)のCF3CH40分後、内容物をサンプリングし、31.8%の
HCFC−134aが含まれていることが見い出された。
例2
600ccのヒストアロイ(]l1sjxllo7)オートクレーブに、303
.8gm (2モル)のCsF、174.3gm (3モル)のKFおよび80
gm(4モル)のHFを加えた。リアクターには、300psigにセットされ
たバック圧レギュレーターが取付けてあり、HCFC−133aが、高圧液体ク
ロマトグラフィーポンプによって、6時間の実行時間に渡って、1.267gm
/分の定速でリアクター(加圧下で液体として)に供給された。最初の3時間で
、HCFC−133aの変換は、55%であり、RFC−134aへの選択性は
99+%であった。次ぎの3時間では、HCFC−133aの変換は、ゆっくり
と19%まで減少したが、RFC−134aへの選択性は約99%のままであっ
た。
例3
600ccのヒストアロイfBisjalloy)オートクレーブに、303.
8gm (2モル)のCsF、174.3gm (3モル)のKFおよび80g
m(4モル)のHFを加えた。リアクターには、300psigにセットされた
バック圧レギュレーターが取付けてあり、HCFC−133aを、高圧液体クロ
マトグラフィーポンプによって、2.2時間の実行時間に渡って、1.92gm
/分の定速でリアクター(加圧下で液体として)に供給した。最初の1.3時間
で、HCFC−133aの変換は、34%であり、RFC−134aへの選択性
は99+%であった。次ぎの0.9時間では、HCFC−133aの変換は、ゆ
っくりと22%まで減少したが、RFC−134aへの選択性は約99%のまま
であった。
例4
600ccのヒストアロイ(Hisjallo7)オートクレーブに、303.
8gm (2モル)のCsF、174.3gm (3モル)のKFおよび80g
m(4モル)のHFを加えた。リアクターには、300psigにセットされた
バック圧レギュレーターが取付けてあり、HCFC−133aを、高圧液体クロ
マトグラフィーポンプによって、7時間の実行時間に渡って、0.55gm/分
の定速でリアクター(加圧下で液体として)に供給した。最初の4時間で、HC
FC−133aの変換は、67%であり、RFC−1348への選択性は99+
%であった。次ぎの3時間では、HCFC−133aの変換は、ゆっくりと33
%まで減少したが、RFC−134aへの選択性は約99%のままであった。
例5
600ccのヒストアロイ(Histalloy)オートクレーブに、303.
8gm (2モル)のCsF、174.3gm (3モル)のKFおよび80g
m(4モル)のHFを加えた。リアクターには、450psigにセットされた
バック圧レギュレーターが取付けてあり、HCFC−133aを、高圧液体クロ
マトグラフィーポンプによって、3時間の実行時間に渡って、1.5gm/分の
定速でリアクター(加圧下で液体として)に供給した。最初の1.5時間で、H
CFC−133aの変換は、58%であり、RFC−134aへの選択性は99
+%であった。次ぎの1.5時間では、HCFC−133aの変換は、ゆっくり
と38%まで減少したが、RFC−134aへの選択性は約99%のままであっ
た。
要約書
フッ素以外の置換可能なハロゲンを有するハロカーボンをKF−nHF(nは0
.5から3である)と接触させ、出発のハロカーボンよりもフッ素を少なくとも
1つ多く有するフッ素化された炭化水素を与えることによって、および任意に、
追加のHFを用いるか、または連続方法において供給に過剰のHFを用いてKF
争nHFを再生することによって!XOゲン交換フッ素化をする方法。
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.フッ素以外の少なくとも1つの置換可能なハロゲンを有する飽和ハロカーボ ンを、該飽和ハロカーボンよりも分子中にフッ素を少なくとも1つ多く有するフ ッ素化された炭化水素へ変換するハロゲン交換フッ素化のための方法であって、 以下のステップ; (1)飽和ハロカーボンと、式KF・nHFを有する少なくとも50モル%の化 合物であって、“n”が約0.5から約3までの数である化合物を含有する無水 溶融組成物とを、約30℃から前記ハロカーボンまたは前記フッ素化された炭化 水素の、どちらがより低いとしても、分解温度以下の温度までの範囲内の温度で 、前記飽和ハロカーボンよりも分子中にフッ素を少なくとも1つ多く有する前記 フッ素化された炭化水素のすくなくとも1つの反応生成物と、そのフッ素含量が 少なくとも部分的に減少し、そのフッ素以外のハロゲン化物含量が増加した残留 溶融組成物を与えるのに十分な圧力と時間で密接に接触させること、 (2)残留溶融組成物からフッ素化された反応生成物を単離および回収すること 、 を具備した方法。 2.“n”が0.5である請求の範囲第1項に記載の方法。 3.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記飽和ハロカーボンが、HCF C−133aであり、前記フッ素化された炭化水素がHFC−134aある方法 。 4.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記飽和ハロカーボンが、HCF C−133a、クロロホルム、四塩化炭素、HCFC−132a、HCFC−1 31a、HCFC−123、HCC−150、またはHCFC−141である方 法。 5.請求の範囲第1項に記載の方法であって、“n”が約0.5から1までの数 である方法。 6.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記温度が約200℃から約35 0℃である方法。 7.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記圧力が約大気圧(14,7p si)から約1500psiである方法。 8.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記接触ステップが0.5分から 約120分の時間を包む方法。 9.請求の範囲第1項に記載の方法であって、前記残留溶融組成物をHFで処理 し、前記溶融組成物中に相当量のKF・nHFおよびHX(Xはフッ素以外のハ ロゲンである)を含有する無水の溶融組成物を得る方法。 10.HCFC−133aのフッ素化の方法であって、(1)HCFC−133 aと、“n”が約0.5から1までの数であるKF・nHFとを約180℃から 約350℃の温度で密接に接触し、HFC−134aを生産すること、 (2)前記HFC−134aをガスとして単離し、前記ガスを冷却して液体状の HFC−134aを回収すること、を具備した方法。 11.請求の範囲第1項に記載の方法であって、HFおよび前記ハロゲン化炭化 水素を、前記無水溶融組成物に接触するように連続的に一緒に供給し、前記溶融 組成物を再生しながら前記フッ素化されたハロゲン化炭化水素およびHC1を生 成する方法。
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