JPH05505734A - 塗布ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 塗布ブラシ 技術分野 本発明は塗布ブラシに係り、特にゲル状材料を塗布するのに好適な２要素部材か らなる塗布ブラシに関する。

背景技術 理髪用あるいは他の目的のために様々な塗布ブラシが提案されている。この塗布 ブラシを使用するにあたっては液体あるいは粉−来状の材料を塗布ブラシに送る 必要があり、一般には供給経路に弁あるいは他の手段を組み込み、これを操作し て材料の供給、停止を行なうことになる。

塗布ブラシの例を示すと、米国特許第２３３６７１７号明細書に示される整髪装 置、特許第３４４６２１６号明細書に示される整髪用くし、特許第４０５５１９ ５号明細書に示される液体リザーバを有する整髪用＜シ、および特許第４１４３ ９８２号明細書に示される分離した材料のための塗布ブラシがある。

これらの特許に示される装置は、使用中、塗布ブラシの柔毛に材料を供給し、一 方、使用されないときには材料の流れを止めるために弁を組み込んでいる。この 弁を備えた供給経路には付属部品を含めると、複数の部材が必要であり、塗布ブ ラシの製造コストを上昇させるのみならず、ブラシ全体を大がかりな装置にして しまう。このため、装置は高価なものとなり、大きさが増した分装置が扱いにく くなる。

最近、理髪中に使われるひげ剃り材料はゲル状のものになりつつあり、皮膚面に これを塗るとき、材料の泡立ちの早い塗布ブラシを使用する機会が増している。

材料を詰め替えられる形状の小さいひげ剃すブラシもあるが、何回かのひげ剃り が可能で、そこに詰めた材料を使い切った後は捨てられるようにした安価で、し かも製作が容易な装置に対する一要望もある。

そこで、本発明の目的は製作が容易で、組立も簡単な単純な２要素部材からなる 塗布ブラシを提供することにある。

他の目的は使用しないときの保管のスペースを最小に保つことのできるコンパク トな形状の塗布ブラシを提供することにある。

さらに、別の目的は使用時にブラシへの材料の供給を果たす一方、使用しないと き、ブラシへの材料の流れを容易に断つことのできる塗布ブラシを提供すること にある。

発明の開示 本発明による塗布ブラシは上面に多数の柔毛を備えたブラシ本体を有する。ブラ シ本体には上面から底面にかけて開口を形成し、さらにブラシ本体の上面とほぼ 直角に向けた位置から底面に倣う位置にかけて回動可能にハンドルを設けている 。さらに、ハンドルは隔壁をもって外部と仕切られ、ブラシ本体の上面とほぼ直 角にハンドルを向けたとき、開口と通じるように隔壁を貫いて形成される連絡孔 を有する材料〒、蔵手段を有する。さらに、ブラシ本体の底面に倣う位置にハン ドルを向けたとき、隔壁の連絡孔に接触して密封するブラシ本体上に形成された 密封手段を有する。

一般に、材料貯蔵手段は伸縮可能な隔壁で形成される材料袋からなり、使用時、 隔壁部を押して材料袋から材料をしぼり出すようにする。

また、密封手段はブラシ本体の底面から突出させたフランジで構成し、このフラ ンジにハンドルの隔壁と対面する曲線状のシール面を形成する。さらに、ｌ＼ン ドルの隔壁には連絡孔が穿たれる曲線状の上面を形成する。そして、フランジ本 体の底面に倣う位置にハンドルを向けたとき、隔壁の上面がフランジのシール面 に当接され、これにより、保管中、ブラシ本体の開口が密封されて材料を貯蔵す ることができる。

また、フランジの自由端側はブラシ本体の底面から突出させて拘束部を形成する 。さらに、ハンドルの隔壁にハンドル軸とほぼ平行に延びるリップ部を形成し、 使用中、ブラシ本体の上面とほぼ直角にハンドルを向けたとき、リップ部が拘束 部に掛かつてハンドルの位置を固定できるようになっている。

図面の簡単な説明 図１は本発明による２要素部材からなる塗布ブラシの分解斜視図、図２は図１の 塗布ブラシの底面側を示す斜視図、図３は図１および図２に示される塗布ブラシ の側面図、図４は図１ないし図３に示される塗布ブラシの正面図、図５は図１な いし図４に示される塗布ブラシの平面図、図６は本発明のハンドルを拡大して示 す側面図である。

発明を実施するための最良の形態 図１および図２は本発明による２要素部材からなる塗布ブラシを示すもので、こ の゛塗布ブラシはブラシ本体１２とハンドル１４とから構成される。このブラシ 本体１２は円板状のもので、ポリプロピレン、ポリエチレンあるいはナイロン材 料などを用いて成形される。特に望ましいのはポリプロピレンである。ブラシ本 体１２の上面１７に多数の柔毛１６を設けており、これはブラシ本体１２の成形 と同時に形成される。

また、ブラシ本体１２の底面２１から外側に突出させて一対のラグ１８．２０を 設けている。双方のラグ１８．２０は相手と同心を保って対面するビン孔２２． ２４をそれぞれ備えている。

さらに、ブラシ本体１２の底面２１には本体成形時に同時に形成されるフランジ ２５を備えている。このフランジ２５は双方のラグ１８．２０の間に突出させ、 中心をラグ１８．２０の内側端面の中心と一致させるように配置される。また、 フランジ２５はラグ１８．２０と対面□する側に曲線状のシール面２６を有する 。このシール面２６はζ・′図１、・図２およ・び図６に示すように拘束部２８ にかけて延びる。さらに、ブラシ本体１２には上面１一方、図６を参゛照して説 明すると、／１ンドル１４には塗布面に供給゛さ□れる材料を溜めておく伸縮可 能な材料袋３２を設けている。これはポリエチレンあるいは他の類似する材料を 使っ上底形され、使用者が材料をしぼり出すときに押さ゛える面となる隔壁３３ ．３４と、この双方の隔壁３３．３゛４をつなぐ上部隔壁３５とから構成される 。材料袋３２には上部隔壁３５の曲線状の上面３６と、内部の空間とを結ぶ連絡 口３８を形成している。

隔壁３３の上部近くに上部壁３５の幅と同じ長さのリップ部４０を形成する。さ らに、上部隔壁３５にはノ）ンドル１４のそれぞれの側に突出させて一対のピン ４２．４４を設けている。このピン４２．４４の外径寸法はブラシ本体１２のピ ン口２２．２４の内径に見合う大きさである。

ハンドル１４をブラシ本体１２に取付けるにあたり、軽い力でラグ１８．２０が 外側に曲がり、ピン４２．４４をラグ１８．２０の間に簡単に押し込めるように ラグ１８．２０の厚さおよび長さを決める。ラグ１８．２０を根元から曲げてピ ン４２．４４をビン孔２２．２４に案内し、そこに収めて双方の部材を組立てる （図１および図２参照）。

こうして組立そられた塗布ブラシ１０は図２の実・線で示゛される位置から仮想 線で示される位置にかけて７Ｘンドル１４を回すことができる。

ハンドル１４の材６袋３２にはひげ剃りで使うゲル状材料を前もって満たしてお く。／１ンドル１４は、このとき、仮想線で示される位置に向け、連絡口３８が フランジ２５の曲線状のシール面２６によって密封されるようにする。

一方、輸送さらには製品を展示する際の包装の仕方は、パッケージに収めたゲ′ ル状材料をハンドル１４と共にブラシ本体１２の底面２１に倣う方向に装着して 包装する。

また、塗布ブラシ１０を使用するときは、図２の位置へハンドル１４を回し、連 絡口３８の中心を開口３０の中心と合わせて双方を通じさせる。ここで、使用者 が隔壁３３．３４を押すと、材料袋３２が繍み、ゲル状材料が連絡口３８および 開口３０を通ってブラシ本体１２の上面１７に流れる。

ハンドル１４が図２および図４に示される位置まで動（と、リップ部４０が拘束 部２８に掛かり、その位置でハンドル１４が固定される。このため、使用者はハ ンドル１４を持ち、通常のハンドルのある塗布ブラシを使う場合と同じように塗 布することができる。

ゲル状材料を塗布し、さらに塗布ブラシ１０で泡立てた後、ハンドル１４を底面 ２１近くまで折り曲げ、再び連絡口３８がシール面２６と接触して密封される位 置に置く。この状態で塗布ブラシ１０は次の使用まで保管される。

以上の説明から明らかなように、本発明による塗布ブラシ１０は極めて簡素な構 成であり、費用を少な（抑えて製作することができる。

また、塗布ブラシ１０は塗布位置から密封位置まで、ハンドル１４の片手操作が 可能であり、取扱いに便利である。

ＷＬぬ嵩 塗布ブラシ（１０）はブラシ本体（１２）と、このブラシ本体（１２）に回動可 能に設けられたハンドル（１４）とから構成される。ハンドル（１４）はブラシ 本体（１２）の上面とほぼ直角に向けた位置から底面に倣う位置にかけて回動す ることができる。ブラシ本体（１２）には上面にある柔毛（１６）に通じる開口 （３０）を形成する。この開口（３０）はブラシ本体（１２）の上面とほぼ直角 にハンドル（１４）を向けたとき、ハンドル（１４）内の材料貯蔵袋に通じてい る連絡孔（３８）と同心に並び、材料を供給する。また、ブラシ本体（１２）に フランジ（２５）を設け、ブラシ本体（１２）の底面に倣う位置にハンドル（１ ４）を向けたときにフランジ（２５）が連絡孔（３８）を密封し、材料の流れを 断つ。

国際調査報告

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．上面に多数の柔毛を備えたブラシ本体と、このブラシ本体の上面から底面に かけて形成された開口と、前記ブラシ本体の底面にあって、前記ブラシ本体の上 面とほぼ直角に向けた位置から前記底面に倣う位置にかけて回動可能に設けられ たハンドルとを具備してなり、前記ハンドルは隔壁をもって外部と仕切られ、前 記ブラシ本体の上面とほぼ直角に該ハンドルを向けたとき、前記開口と通じるよ うに該隔壁を貫いて形成される連絡孔を有する材料貯蔵手段と、前記ブラシ本体 の底面に倣う位置に該ハンドルを向けたとき、前記隔壁の該連絡孔に接触して密 封する前記ブラシ本体上に形成された密封手段とを備えることを特徴とする塗布 ブラシ。
2. ２．前記材料貯蔵手段を伸縮可能な隔壁で形成される材料袋で構成し、使用時、 前記隔壁部を押して材料袋から材料をしぼり出すように構成した請求の範囲第１ 項記載の塗布ブラシ。
3. ３．前記ブラシ本体に該底面から突出させて一対のラグを設け、このラグに相手 と同心を保って対面するピン孔を形成すると共に、前記ハンドルに相手と同心を 保って外側に突出させた一対のピンを設け、前記双方のピンを前記ピン孔にそれ ぞれ収めて前記ハンドルを前記ブラシ本体に対して回動可能に構成した請求の範 囲第１項記載の塗布ブラシ。
4. ４．前記密封手段を前記ブラシ本体の該底面から突出させたフランジで構成し、 前記フランジに前記ハンドルの該隔壁と対面する曲線状のシール面を形成し、さ らに前記ハンドルの該隔壁に前記連絡孔が穿たれる曲線状の上面を形成し、前記 ブラシ本体の該底面に倣う位置に前記ハンドルを向けたとき、前記隔壁の該上面 が前記フランジの該シール面に当接されるように構成した請求の範囲第１項記載 の塗布ブラシ。
5. ５．前記フランジの自由端側に前記ブラシ本体の該底面から突出させた拘束部を 形成し、また前記ハンドルの該隔壁にハンドル軸とほぼ平行に延びるリップ部を 形成し、前記ブラシ本体の上面とほぼ直角に前記ハンドルを向けたとき、前記リ ップ部が前記拘束部に掛かって前記ハンドルの位置を固定できるようにした請求 の範囲第４項記載の塗布ブラシ。
6. ６．前記ブラシ本体を柔毛を備えた単一の成形体に構成した請求の範囲第１項記 載の塗布ブラシ。
7. ７．前記ブラシ本体をポリプロピレン、ポリエチレンあるいはナイロンからなる 群から選ばれる材料を用いて成形した請求の範囲第１項記載の塗布ブラシ。
8. ８．前記ブラシ本体を円板状に成形した請求の範囲第１項記載の塗布ブラシ。
9. ９．前記ブラシ本体に該底面から突出させて一対のラグを設け、このラグに相手 と同心を保って対面するピン孔を形成すると共に、 前記ハンドルに相手と同心を保って外側に突出させた一対のピンを設け、前記双 方のピンを前記ピン孔にそれぞれ収めて前記ハンドルを前記ブラシ本体に対して 回動可能に構成した請求の範囲第２項記載の塗布ブラシ。
10. １０．前記密封手段を前記ブラシ本体の該底面から突出させたフランジで構成し 、前記フランジに前記ハンドルの該隔壁と対面する曲線状のシール面を形成し、 さらに前記ハンドルの該隔壁に前記連絡孔が穿たれる曲線状の上面を形成し、前 記ブラシ本体の該底面に倣う位置に前記ハンドルを向けたとき、前記隔壁の該上 面が前記フランジの該シール面に当接されるように構成した請求の範囲第９項記 載の塗布ブラシ。
11. １１．前記フランジの自由端側に前記ブラシ本体の該底面から突出させた拘束部 を形成し、また前記ハンドルの該隔壁にハンドル軸とほぼ平行に延びるリップ部 を形成し、前記ブラシ本体の上面とほぼ直角に前記ハンドルを向けたとき、前記 リップ部が前記拘束部に掛かって前記ハンドルの位置を固定できるようにした請 求の範囲第１０項記載の塗布ブラシ。
12. １２．前記ブラシ本体を柔毛を備えた単一の成形体に構成した請求の範囲第１１ 項記載の塗布ブラシ。
13. １３．前記ブラシ本体をポリプロピレン材料を用いて成形した請求の範囲第１２ 項記載の塗布ブラシ。
14. １４．前記ブラシ本体を円板状に成形した請求の範囲第１３項記載の塗布ブラシ 。