JPH05505117A - 創傷の診断および治療用のシステム - Google Patents

創傷の診断および治療用のシステム

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JPH05505117A JP91502844A JP50284491A JPH05505117A JP H05505117 A JPH05505117 A JP H05505117A JP 91502844 A JP91502844 A JP 91502844A JP 50284491 A JP50284491 A JP 50284491A JP H05505117 A JPH05505117 A JP H05505117A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 j の診 および゛ のシステム 本発明は、創傷および他の皮膚病の診断および治療のためのシステムに関する。
さらに詳細には、本発明は、治癒速度を増し、傷跡を残すことを減少させる、創 傷、熱傷、および皮膚病用の治療システムに関する。
はとんどの開放性の創傷は、一般に湿潤ガーゼあるいは乾燥ガーゼで処置される 。このことにより過度の痛み、創傷の乾燥、体液およびタンパク質の喪失、熱の 喪失、および治癒の遅れが生じる。患者は、さらに感染を予防あるいは制御する ために、局所的におよび全身的に抗生物質で治療される。
開放性の創傷は、湿潤から乾燥までの環境中で治癒が速まるようだ。局部的に深 い傷は、空気に曝されたときよりもポリエチレンフィルムで覆われたときのほう が治癒が早い。一般的には、いくらかの水透過性の包帯が、治癒の最適条件を提 供している。
環境から創傷を保護する概念およびその創傷を治療するために流体を用いる概念 は、一般的に知られているが、臨床的には実行されていない。例えば、流体治療 法で創傷を治療することは、0vensの米国特許第3.089.429号、G rovesの米国特許第3.367、323号、Vseanの米国特許第4,3 75.812号、およびSvedmanの米国特許第4.382.441号に開 示されている。流体治療法は、創傷を洗浄し、そして「流れ」の流体治療システ ム中に外来の粒子を除去するのに有用であることは認職されてきた。例えば、M cCarthyの米国特許第3.288.140号に開示されている。Grov esは、封じ込めた環境からある種の物質を通過さす、包帯(チャンバー)の一 部として半透過膜を使用している。そしてSvedmanは、特許に開示してい るシステムは分解生成物を取り除くために作用していることを開示している。S vedmanに開示されているシステムは、さらに、栄養物質とともに組織を供 給するための輸送システムとして作用する。
創傷が、抗生物質および他の薬剤を投与するチャンバー内に封じ込められている 、流体治療法と共に用いられる器具は当分野ではまた公知である。例えば、5t evensの米国特許第3、026.874号に開示されている器具は、チャン バー、チャンバーと皮膚との間のシール、透明の「窓」、および注入口と排出口 とを有している。GrovesおよびSvedmanは、この概念の変法を開示 している。
しかしながら、上記にシステムのいずれも臨床には受け入れられていない。これ らの器具および方法は、創傷の症状を診断する能力を提供することを欠いている 。さらに、従来のシステムのほとんどは、その有用性が多大に制限される、単一 治療様式あるいは単一薬剤治療用に設計されていた。いずれも、創傷の治癒速度 の増進あるいは創傷の治癒過程にわたる広範囲の制御をもたらさなかった。
従って、本発明の目的は、治癒を促進し、そして表皮の創傷および疾患の傷跡を 残すことを減少させる、器具および治療用流体、ならびにその使用法を提供する ことにある。
本発明のもう1つの目的は、創傷および疾患の、連続的、非連続的、そして容易 に改変し得る治療を提供する器具および方法を提供することにある。
発明の要旨 圧、pH,イオン濃度、および酸素含有量などの治療上の変貌的に変え得えるか 、あるいはチャンバーを通して連続的に着面を有し、チャンバーの一部は、自己 修復する。該チャンバーは、さらに放出可能な区画を有する。
創傷治療法の改変により、この治療システムは透析用に使用される。この方法の 他の改変により、この治療システムは無傷の皮膚に麻酔するために用いられる。
図面の簡単な説明 図1は、本発明のチャンバーの好ましい実施態様を示す。
図6aは、斜視図(prospective view)である。図6bは、断 面図である。
図2は、本発明のチャンバーのもう一つの好ましい実施態様を示す。
図3は、本発明のチャンバーのもう一つの好ましい実施態様を示す。
図4aは、図3に示す実施態様に使用されているH型接合テープの斜視図である 。
図4bは、チャンバーの2つの部分を接合するH型テープの断面図である。
図5は、患者の腕の周囲に装着された2つのチャンバ一部分を示す。
図6は、図5に示す2つのチャンバ一部分の断面図である。
図7は、熱傷上のチャンバー流体の体積(ml)の経時変化(熱傷後の日数)の グラフを示す。(流体を測定し、毎日取り替えた(5sl)。平均95%信頼度 で、括弧の中に数字を入れた。熱傷のない皮膚では測定できるほどの流体の流れ はなかった。) 図8は、熱傷のタンパク質および電解質の流出(mg/am2/日典型的な熱傷 について)(典型的な熱傷上の生理食塩水を満たしたチャンバーに毎日収集した タンパク質、K1およびCa)のグラフを示す。
図9は、4つの熱傷からのタンパク質流出のグラフを示す(mg/cm27日) 。(4匹の異なったブタの各熱傷上の、生理食塩水で満たしたチャンバーに毎日 収集したタンパク質。下方の水平な線は、熱傷のない皮膚からの流出を示す。) 図10は、熱傷の治癒時間に対する成長因子の影響を示すグラフである。(6匹 のブタの平均、95%C1;pro、05)図11は、切傷の治癒時間に対する 成長因子の影響を示すグラフである。(4匹のブタの平均、95%CI)発明の 詳細な説明 本治療/ステムおよびそれを用いた治療方法は、環境から保護しつつ、創傷部位 の生理的環境を整え、感染を抑え、かつ傷跡を残さずに創傷の治癒を促進する。
本明細書に用いられる用語「創傷」は、熱傷、切創、開削、腫瘍、皮膚病および その他の皮膚または表皮疾患を含む多くの状態を示すが、これらに限定されるも のではない。本明細書に用いられる用語「創傷の治癒を促進する」は、治癒速度 の増加、治癒の質の向上(すなわち傷跡を残さない治癒)、他の方法では冶癒し ない創傷の治癒、およびその他の皮膚状態の改善および排除を意味する。その他 の皮膚状態には、しわ等の通常美容上のものとされる状態も含まれる。
本/ステムは、主に2全身的にではなく、局所的に治療薬を投与するため、さも なければ有毒になり得る物質をより高い濃度で用いることができる。
治療器具 本治療/ステムは、一般に、チャンバー分と、生理食塩水のような治療用流体と を含有し、抗生物質、麻酔剤、成長因子、または熱傷に移植するための皮膚細胞 分散液に至るまでの治療用添加物と、および治療上の変化要因を制御し、創傷の 状態をモニターするための手段とを必要に応じて含有する。
チャンバーは、創傷の周囲の所定の表面を取り囲む。チャンバーは、周囲の滅菌 されていない環境から創傷を保護し、治療上の変化要因を制御し、連続的な流体 治療のために流体を収容し、効果的なデリバリ−システムを提供し、創傷と環境 との開の有効な界面となり、創傷の生理の直接的なモニター、および創傷の診断 、および濃度勾配(透析)にょる動きによってイオンおよび排出物を交換する。
本治療システムの他の局面は、痛みを制御するために用いることであり、これは 、無傷の皮膚でも創傷部位でもなされ得る。
好適な実施態様において、創傷の状態は規則的にモニターされる。治療用流体内 にタンパク質および微生物が引続き存在するということは、治療のプロトコール を変える必要があるということである。この流体は、柔軟なチャンバーの壁の自 己修復部分からシリンジによって、または、注入口および排出口から連続的もし くは非連続的に抜き出される。チャンバーの透明部分は、創傷状態を直接に視覚 的にモニターするために用いられ得る。
器具が、治療用流体貯蔵部およびドレインに接続されていない場合、または連続 的潅流システムに接続されている場合には、バルブ機構が必要である。しかし、 本システムの緊急介護型など、場合によっては、口部は封鎖し得る。まず、器具 を損傷部位に接触させ、治療用流体を収容している内部区画を開いて治療用流体 をチャンバーに流し込む。口部の封鎖は、例えば病院で連続的潅2itシステム などの他の器具に接続する時など、適切な時期に破られる。
本治療システムの好適な実施態様は、治療用流体を注入口および排出口から連続 的に潅流させることを組み込んでいる。
治療用流体を動かすためにはポンプまたは重力を用い得る。
治療用流体は、濾過およびその他の適切な処理(例えば加熱または冷却)の後、 再循環させてもよい。あるいは、新鮮な治療用流体を導入して、汚染した流体を 廃棄してもよい。
上述したように、本システムによって制御し得る、多くの治療上の変化要因があ る。制御し得る治療上の変化要因の内の1つが熱である。創傷を約27°C(下 肢の創傷の典型的温度)から37℃に暖めると、創傷の治癒が増進されることが わかっている。実験データによると、創傷の温度が約37°Cでは、治癒速度は 、27℃の時に比べて2倍以上である。創傷領域の温度は、治療用流体を加熱す ることによって上昇させることができる。冷却もまた、急性熱傷およびその他の 外傷に有効であることかわかっている。冷却することによって、痛み、腫れおよ び組織の崩壊を減少させることができる。一般的に言って、急性創傷は、創傷の 起こった後最初の数時間には、冷やした方がよく、その後は約37°Cの温度が よい。
冷却も、同様に治療用流体を冷却することによって行い得る。
一般に、20°Cという温度を推薦する。急性外傷および熱傷においては、もし 創傷領域が10xlOセンナより小さければ、摂氏5度という温度を提案する。
それより大きな創傷に関しては、中心の温度をモニターしつつ、20’Cで冷却 することを提案する。
システムから抜きだした流体は、創傷の治癒状況を示し、微生物を含有し、低酸 素、高二酸化炭素、および不都合なpHを有する因子の分析を行うことができる 。流体は、細菌および他の微生物の数および種類、宿主細胞の数および種類、な らびにタンパク質の量および種類をテストし得る。
さらに、流体は、創傷によって作り出された成長因子、および様々な炎症媒介物 質および抗原の存在とその量をテストすることもできる。抗原の存在は、創傷用 のチャンバーを通じて特定の抗体を送達することによって検出し得る。チャンバ ーが、生体によって作り出された陽性の要因が、創傷部位に高濃度で残るような 環境を作るということに注目することが重要である。
本治療システムは、熱、特定のイオン濃度、コロイド浸透圧、グルコース濃度、 アミノ酸含有I、脂質!1度、酸素2III度および二酸化炭素濃度とpHを含 む、治療上の変化要因を制御することができる。これらの付加的な治療上の変化 要因を制御すると、創傷治癒を大いに増進することができる。
このシステムの他の利点は、治療用流体を、単独でまたは様々な治療用添加物と 共に、治療上の変化要因の変化にあわせて、連続的に投与し得るということであ る。連続投与はあらかじめ決定しておいてもよいし、モニターに応じて行っても よい。好適な実施態様において、創傷の周囲の一定表面を取り囲むチャンバーは 、接着剤を用いて創傷の周囲の皮膚表面に固定される。適切な治療用流体が、固 定されたチャンバーに導入される。治療用流体は、導入して、その後新鮮な流体 のために抜き出し得、または、治療用流体はチャンバーからポンプで抜き出し得 る。選ばれた治療用添加物を、連続的に、または一定の時期にもしくは定期的に 間隔をおいて、チャンバーに導入し得る。治療上の変化要因を適切に制御するこ ともできる。患者を検査し、チャンバー内の流体および創傷そのものを視覚で検 査することによって、モニターを行うことができる。さらに、流体のサンプルが 、分析および診察のためにチャンバーから抜き出される。介入および以降の治療 は、モニターしたデータに基づいて行われる。創傷の治癒が十分であると診断さ れると、チャンバーは取り外される。
創傷が治癒したか否かを決定する1つの方法は、抜き出された流体のタンパク質 含有量を測定することである。抜き出された流体のタンパク質含有量が基線まで 減少すれば、創傷は治癒された。タンパク質含有量を判断する方法は、当該分野 では公知であり、安価で迅速である。タンパク質の種類おヨヒタンパク質の種類 の相対量によって、モニターを行つためのさらなるデータが提供され得るという ことも考えられる。
抜き出された流体を分析することは、治癒過程をモニターするための、非侵入性 で、より正確な手段であるということに注目することが重要である。
本システムは様々な適用例に用いることができる。ドラッグデリバリ−システム として、緊急治療または長期治療のために、病院および外来医療設備においての みならず、個々の患者によっても用いられる得る。長期保存のためには前もって 一括し、無造作に扱ったり、簡単に素早く用いたりすることができる。一般に、 本システムは滅菌して一括される。
実施例で採用したチャンバー10の好適な実施態様を、図1aおよび1bに示す 。チャンバーlOは、本質的に、蛇腹型構造を有する包帯である。チャンバー1 0は、ビニルのような、透明で柔軟な生物学的適応プラスチックであり、治療用 流体および添加物に対して非反応性でもある。蛇腹ひだ12によって、治療用流 体を大量に収容でき、かつ製造し易くなっている。チャンバー10は、環状基部 14を熱または超音波によって円形蛇腹ひだ12部分に溶接し、円形蓋部16を 蛇腹ひだ12部分に溶接することによって製造し得る。円形蓋部16は、実質的 に透明な物質である。残りの構成部分は必ずしも透明である必要はないが、透明 であってもよい。
透明な環状基部は、漏れをたやすく視覚的に検査するために用いられ得る。環状 基部14に開口部18を設けて、治療用流体を創傷に近づける。環状基部14の 底面15には、接着テープ、またはチャンバーを皮膚に固定するのに適切な被覆 を設けている。当業者はすでに気付いているように、接着部を保護し、チャンバ ー内部の滅菌性を維持するために、着脱自在シートを備えることが望ましい。チ ャンバーは、滅菌容器内に何年にもわたって保存され得る。このチャンバーは、 創傷に合わせるために、1平方センチの大きさから極度に大きなものまでの、多 くの形を取ることができる。接着面は、漏れなく封鎖できるように、包帯を皮膚 表面に固定するのに十分であることが重要である。
治療用流体をチャンバー10に導入する手段を設けるために、チャンバーは自己 修復性物質からなり得る。あるいは、チャンバーに様々な物質を出し入れするた めの注入口および排出口を設けることができる。
多重区画チャンバーを用いることもできる。チャンバーは、患者に固定された後 、チャンバーの主要部分に治療用流体を導入する、放出機構を有している。さら に、治療用添加物を含有するチャンバー内に区画を設けることもできる。化学的 または電気化学的加熱もしくは冷却システムを含有する区画を、治療上の変化要 因の制御を効果的に行うために設は得る。
システムを前もって一括しておくことは、緊急治療適用の場合および店頭売りの 場合には、特に有効である。チャンバーと皮膚との間の漏れを確実に防止して封 鎖するために、このようなシステムと共に、皮膚洗浄セットも提供し得る。「野 外」保護用の外側カバーも提供し得る。
前もって一括したシステムの保存期間は、治療用流体および治療用添加物の選択 によってのみ限定される。チャンバー、および鎮痛剤並びに抗生物質などの治療 用添加物は、生理食塩水などの治療用流体のための別個の区画と共に、乾燥した 区画に混ぜずに置いておけば、何年にもわたって安定している。
本システムは、一般ドラッグデリバリーシステムとしても適用し得る。皮膚透過 性は、水分補給と共に増加する。従って、経口摂取または注射をすることなく、 様々な薬剤を投与できる。特に、局部麻酔剤、コルチゾン、モルヒネ、インシュ リン、および抗生物質などの小さな分子の薬剤が、この器具を用いた投与に適し ている。図1または図2に示されているようなチャンバーを、患者の皮膚の適切 な位置に固定する。
その後、投与する治療用流体および薬剤を、チャンバーに導入する。皮膚に水分 補給をする時間を増やすこともできるし、浸透速度を増すために、外側の表皮層 を破壊する酵素を治療用流体に含ませることもできる。
前もって梱包した場合に特に有効な、本システムの、他の実施態様において、透 過性または半透過性容器を、区画としてチャンバーの一部に形成し得る。区画の 内壁は、透過性または半透過性物質からなる。膜および区画の内容物を保護する だめに、チャンバーを用いる前に除去し、チャンバーを用いた後に解除される、 適切な不透過性カバーを採用し得る。
区画の外壁は、追加の治療用添加物を加えられるように、注入口などの口に合わ せ得る。
該器具の好適な実施態様は、無傷の皮膚への局部麻酔剤の投与に泪いられる。蛇 腹包帯型チャンバー20などのチャンバーおよび2〜6ccのりドカイン5%を 治療用流体として含有する放出区画を有する、前もって一括されたシステムを図 2に示す。無傷の皮膚に麻酔を行う際の、リドカインの効力は立証されてきてい る。しかし、従来、実際的な投薬システムはなかった。注射の約4時間前に、注 射位置となる領域にチャンバーを接触させ、治療用流体を放出区画からチャンバ ーに導入する。あるいは、わずかに20から30分後の局部麻酔としては、ジク ロニンの1%溶液が特に有効である。
約20%溶液中のペンシカインも、局部麻酔治療用添加物としては有効である。
本発明の他の実施態様において、時間放出システムが提供される。適切なキャリ アを有する、もしくは有さない治療用添加物を、ベレ、トの形状、もしくは治療 用添加物を経時的に治療用流体中に溶解させる他の類似の包装の形状をとり得る 。従って、治療用添加物ベレットは、治療用流体を含有するチャンバーに導入さ れ、そこで経時的に溶解し、治療用添加物7s度を上げ、もしくは?M減した治 療用添加物と入れ換わる。治療用添加物またはキャリアを有する治療用添加物を ペレット形状に形成する代わりに、治療用添加物を、透過性または半透過性容器 に入れることもできる。その場合、容器は、治療用添加物を治療用流体内に溶解 させる。透過性物質は、治療用流体中の治療用添加物が一定の濃度を下回った時 、または温度やpHなどの他の要因が容器に作用して治療用添加物が治療用流体 中に溶解した時、治療用添加物が治療用流体のみに導入するように、選択される 。所望の治療用添加物を導入する、自然なフィードバックシステムがこうして作 られている。
この点において、pHは効果的に制御される。治療システムにおける流体の緩衝 化が重要である。この問題の研究、効果を抑制するほどの治療用流体の量にする こと、または、創傷流体が緩衝剤を提供できるほど少なくすることによって達成 される。
本発明によるチャンバー20の別の好適な実施態様が図2に示されている。図2 は、腕26に固定したチャンバー20を示している。チャンバー20は、ビニル もしくは他の適当な物質からなる。接着性周辺部22を設け、中央部24は実質 的に透明である。注入口28および排出口29がある。注入口、排出口双方とし て、1つの口部のみを備えているチャンバー、または、口部が一方向バルブを通 じて内容物を導入するだけのものもある。このような場合には、流体は、シリン ジを用いて、またはチャンバーを取り外した時に抜き出される。さらに、チャン バーを患者に固定する前あるいは固定している間に、口部の別々の取付具をチャ ンバーに取り付は得ると考えられる。
注入口および排出口用の適切な取付具は、連続潅流システムを含む、流体導入ま たは排出システムの一部になり得る管部への接続のための形状および外形を有す る。
図3は、腕の末端を負傷して、それぞれ図工および図2に示したチャンバー10 およびチャンバー20を固定することが困難な位置での治療に用いられる、もう 1つの好適な実施態様を示したものである。実質的に透明で柔軟な弾力性のある 物質からなるチャンバー30は、接着性ライナーを有するカフス部32を持つ。
注入口34および排出口35が設けられている。
e13および14に示したような、管状チャンバー40および50°を、腕の最 も近い末端部までチャンバー30を延長するために用い得る。環状チャンバーを 接合するためのH型接合テープ40を、図4aおよび4bに示す。H型接合テー プは、チャンバーを愚者の皮膚に固定するためにも用い得る。H型テープは、創 傷のサイズおよび形状が様々であるため、創傷に特異的なチャンバーのデザイン に柔軟性をもたせるように設計されている。腕の創傷は、ありふれたものであり 、腕の広い部分を占めることもある。
H型FI 合テープは、チャンバーに用いられるものに類似の、適当な柔軟で弾 力性のある物質で製造し得る。H型接合テープは、ノート状物質から形成される 他、押し出し成形によっても製造し得る。H型接合テープは、脚部42a、42 b142a′ および42b’、接続ブリッジ44、ならびに脚部42の片面に 接着面43を含有する。着脱可能な保護カバーが接着面43であると考える。接 続ブリッジ44を脚部42および42′にしっかりと固定することが重要である 。
脚部42aおよび42bを、管状チャンバー50のようなチャンバーの端部を接 着面43の開に挾み込むように、接続ブリッジ44の延長線に沿うように折り曲 げる。同様に、脚部42a′および42b°を、隣接するチャンバーの端部を挟 み込むように折り曲げる。図4bは、チャンバーの端部46およびチャンバーの 端部47に固定されたH型接合テープ40を示す、(はっきりした切断線のない )断面図である。
接着面のいずれかを、チャンバーを患者の皮膚に固定するために用い得る。
図5は、H型接合テープ52で接合した2つの管状チャンバー50および50′ を示している。このような管状チャンバーは、腕に沿ってチャンバーを延長する ために用い得る。
図6は、図5に示した管状チャンバー50および50”の略断面図である。チャ ンバーのH型接合テープによる接続を説明するために、H型接合テープ52は強 調されている。符号54は、H型接合テープに必要な柔軟性の度合を示している 。
治療システムのボディスーツを形成するために、複数のチャンバーを用いること ができる。全身あるいはその一部を覆うために、チャンバーは、様々なパターン および形状で形成し得る。隣接するチャンバー、および様々な都合のよい場所に 設けられる注入口または排出口を接合するためにはH型接合テープを用いること ができる。
チャンバーを患者に装着する前に、接着を妨げる物質を除去するために、創傷の 周りの皮膚をまず洗浄し、消毒する。
たとえば、皮膚をベタジン(Betadine)石鹸でこすり、乾燥させて、ベ タジン(Betadine)溶液を塗布することができる。
チャンバーが接着物質を含んでいない場合には、医療用液体接着剤(アクリル系 、ホリスター(Hollister) )を、器具が固定される、創傷の周辺領 域に塗布することができる。器具の接着面の裏貼を外し、接着面上に押さえつけ ることによって器具を創傷上に固定する。
治療用流体と添加物 通常生理食塩水が基本的な治療用流体である。緩衝剤も、基本的治療用流体の一 部であり得る。緊急時の使用のために、熱傷を冷やすため、冷蔵保存され得る。
しかし、一般に治療用流体を冷蔵する必要はない。好ましい基本的治療用流体と しては、0.001%リドカイン(1mlあたり10マイクログラム)を含む0 .9%塩化ナトリウムが挙げられる。当初に治療システムに導入した後、治療用 流体は、創傷の種類によって、その場に2から24時間留められる。
抗菌剤 基本的治療用流体は、細菌、真菌類またはウィルスの感染を治療するための抗菌 剤をも含有し得る。100IU/mlのペニンジンおよび100μg / m  lのストレプトマイシンが、治療用流体の一般的抗生物質成分の適切な濃度であ る。
麻酔剤 局所的な傷みを制御するためには、リドカインのような局所麻酔剤を用い得る。
リドカインに対するアレルギーは殆ど存在しない。
化学療法剤 腫瘍その他の癌の治療のために、化学療法剤を治療用流体に直接加えることもで きる。食品医薬品局に認められており、使用可能な化学療法剤が多く入手でき、 腫瘍抗原に対する特異的なモノクローナル抗体もあり得る。
成長因子 以下の成長因子を、治療用添加物として、ブタの熱傷および開側モデルによる実 験において研究してきた:表皮細胞成長因子(EGF)、血小板由来成長因子( PDGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、基礎繊維芽細胞成長因子(t +FGF)、およびコレラトキシン(CT)。成長因子は、創傷そのものによっ ても作り出すことができる。
免疫調節剤 免疫反応を抑制する、または促進する薬剤も加えることができる。サイクロスポ リンもしくはコルチゾン、または免疫促進薬もしくは変更遺伝子などの免疫調節 剤があり得る。湿疹などのその他の皮膚状態においては、コルチゾンおよびその 他の免疫調節剤などの治療用添加物を、免疫反応を抑制するだめに治療用流体に 加える。
免疫促進剤は、炎症組織および微生物の洗浄を促進するために、創傷に食作用細 胞を引き付けるために用い得る。タンパク質分解酵素も、炎症組織を除去するた めに加え得る。
組織培養培地および浸透剤 単独で、もしくは分散細胞と共に、細胞の成長を促進するための組織培養培地、 および浸透圧並びに酸素接触可能性(accessibility)を増加させ る流体も、たとえばデキストランまたはグルコースなどの治療用添加物としてチ ャンバーに導入し得る。
創傷が、創傷自体の中には皮膚要素を全く含まず非常に厚みがある場合には、自 原性のケラチノサイトを下腹部から採取し、細かく刻んでトリプシンを加え、チ ャンバーに注入することができる。分散された細胞は、創傷中に堆積、成長し、 正常な層状の皮膚を形成する。同様の技術を用いて、その他の細胞種も創傷に移 植することができる。はとんどの場合には、イオン濃度は、正常細胞外濃度まで に保たなければならない。水腫が形成されるのを防ぐために、コロイド浸透圧は 、血しようの約1.5倍から2倍という高いレベルに維持しなければならない。
治療用流体のコロイド浸透圧は、通常、10x10センチより小さな創傷におい ては、調整を行わない。
それより大きな創傷では、デキストラン40溶液を用いて、浸透圧を血しょう浸 透圧の2倍に制御する。
グルコース、アミノ酸および脂質濃度は、血しよう濃度に近似であるか、または 皮膚組織培養培地に相当するものでなければならない。さらに、酸素および二酸 化炭素濃度は、それぞれの正常組織レベルに維持されなければならない。酸素は 、効果的な治療用添加物である。チャンバーに酸素を加えると、低酸素症性の創 傷に有効である。
治療用添加物は、創傷ごとに特有のものである。たとえば、感染症が診断されて いる場合には、抗生物質を、流体1000ccにつき1回分の非経口投与量で加 える。シュードモナスに感染した創傷には、ゲンタマイシン、トブラマイシン、 またはカルベニシリンを加えることが適切である。低酸素症が診断された場合に は、流体をチャンバーに流入する前に、酸素化チャンバーを通過させる。腫瘍と 診断された場合には、化学療法剤を、流体1000ccにつき1回分の非経口投 与量で加える。創傷が壊死性組織および組繊細片(デブリス)を含んでいる場合 、流体にタンパク質分解酵素を加える。炎症反応がある場合、または望まれる場 合(炎症反応は治癒および組繊細片の除去には必要なものである)には、免疫調 節剤を治療用流体に加える。必要に応じて、表皮細胞成長因子を、lccにつき 10ナノグラムの濃度で加える。
皮膚を外科移植する必要があると判断された場合には、本治療システムは、皮膚 移植工程の前処置の24時間に限って用いられる。まだ皮膚移植ができる状態で はない皮膚領域が大きく露出している場合には、本治療システムは、このような 工程が行われるまで設置したままにしておく。治療を始めた段階で、創傷の感染 がひどい時には、チャンバー内の流体を交換する度に、細菌の数と種類の分析用 のサンプルをとらねばならない。
適応症特定チャート1〜11は、治癒を増進するために本システムを用いること ができる、様々な創傷を示している。
各チャートの一番左の欄に創傷の種類が挙げられている。欄は、左から右へ、治 療用流体、治療用流体添加物および治療上の変化要因の制御である。
(以下余白) チャート l −形成外科 マイシン含有の 特定の 通常生理食塩水 抗生物質 通常生理食塩水 抗生物質 マイシン含有の 特定の 通常生理食塩水 抗生物質 通常生理食塩水 抗生物質 マイシン含有の 特定の 通常生理食塩水 抗生物質 マイシン含有の 特定の 通常生理食塩水 抗生物質 (以下余白) チャート 2− 整形外科 通常生理食塩水 抗生物質 マイシン含有の 特定の 通常生理食塩水 抗生物質 マイ7ノ含有の 特定の 通常生理食塩水 抗生物質 チャート 3− 皮膚科 創傷種類 治療用 治療用 流体交換 添加物 モニター流体 添加物 の調整  および分析 乾1 ベニ/リン ハイドロコ q12h qL2h i覚にヨル&ストレプト  ルチゾ/ 検査 マイン/含有の (1mg/cc) 通常生理食塩水 非ステロイド 性抗炎症剤 アクネ ベニ/リン クリンド q12h 12 微生物&ストレプト マイノ ン マイシン含有の (clinclomycin)通常生理食塩水 細菌性 ベニ/リン 特定の q6h 6 微生物&ストレプト 抗生物質 マイシン含有の 通常生理食塩水 ウィルス ベニ/リン アンクロビル q12h 12 抗体感染 &ストレプ ト 微生物 マイ7/含宵の 通常生理食塩水 臭性 ベニ/リン 角質溶解剤 q24h 24 視覚による新生物 &ストレ プト (サリチル 検査マイシン含有の 酸など) 通常生理食塩水 悪性 ベニ/リン フルオロウラ q12h 12 タンパク質新生物 &スト レプト シル(3■g、’ml) M瘍抗原マイフン含有の 視覚による 通常生理食塩水 検査 園状息 ベニ/リン ハイドロコル Q12h 12 9ンバク質通常生理食塩 水 (l■g/cc) (以下余白) チャート 4− 心臓胸部外科 マイシン含有の 通常生理食塩水 マイシン含有の 通常生理食塩水 チャート 7− 眼科 チャート 6− 神経外科 流体 添加物 の調整 および分析 通常生理食塩水 抗生物質 表層の ペニンジン リドカイン q6h 6 タンパク質通常生理食塩水 成 長因子 マイシン含有の 抗生物質 通常生理食塩水 成長因子 チャート 9−一般外科 マイシン含有の 抗生物質 通常生理食塩水 マイシン含有の 抗生物質 通常生理食塩水 マイシン含有の 抗生物質 通常生理食塩水 チャート 1〇 −婦人科 通常生理食塩水 成長因子 マイシン含有の 抗生物質 通常生理食塩水 成長因子 (以下余白) チャート 11− 医M瘍学 マイフン含有の 通常生理食塩水 (以下余白) これらのチャー トの理解を助けるために、まず、本システムの使用について、 以下の形成外科をより詳細に説明する。
適応症特定チャートニー形成外科に示した適応症のための治療システムは、治療 用流体を入れた前もって一括されたチャンバーを含み、または治療用流体および 治療用添加物は、チャンバーを創傷に適用した後に、チャンバー内に導入し得る 。
チャンバーの種類は、それぞれの創傷に特異なものである。
好ましい治療用流体は、EGFおよびPDGFを配合した生理食塩水である。そ の他の用い得る治療用添加物としては、鎮痛剤、抗生物質、および抗炎症剤が挙 げられる。0から24時間の治療期間では、治療用添加物は100IU/ml投 与量のペニシリン、100マクログラム/m1のストレプトマイシンおよび1  n g / m lの硫酸モルヒネを含有(7得る。
24から120時間では、トリプシン処理したケラチノサイトと共に、37℃で 、ペニシリン、ストレプトマイシンおよび硫酸モルヒネ(EGF−Long/m l)IGF−20ng/ml)を加える。治療用流体は、最初の24時間では、 6から12時間ごとに、その後は、モニターの結果に応じて、毎日交換する。
治療上の変化要因の制御としては、最初の24時間は常に34°Cに冷却してお くことが含まれる。モニターには、抜きだした流体のタンパク質および微生物に ついて、24時間毎に抜きだしたサンプルを用いて分析することが含まれる。微 生物の数が1ミリリツトルにつき104を下回れば、感染の心配はなくなる。タ ンパク質しヘルは、24 m g / d l / c m2より下に維持しな ければならない。
本発明は、以下の限定はされない実施例により、さらによく理解できるであろう 。
実施例1:ブタの熱傷の治療 熱傷を負った皮膚は、生体と外環環との保護的界面として機能しなくなり、体液 喪失および感染をまねく。本システムを、40から45kgの重さのブタでテス トした。1平方インチの中間層熱傷、および1平方インチの中間層開側を、通常 麻酔のもとで起こした。1平方インチのチャンバーを創傷の上に装着した。ペニ シリンおよびストレプトマイシン含有の通常生理食塩水を、チャンバーに加えた 。
液体環境においては、組織的には、凝固帯はあまり現れなかった。4日後、わず かに付着した!A傷表皮層を、熱傷の直後に取り除いた、空気に曝した創傷は、 表面から、真皮の3分の1から半分にまで至る、壊死帯を表した。同じ創傷は、 かさぶたを剥した後、12日後にかなりひどい傷跡を残した。
約4日後の、創傷中央から取った切片により、かさぶた中にも入り込んでいた細 菌が、表皮をも侵していることがわかった。12El目に、再生した上皮が表面 を覆ったが、多くの繊維芽細胞を含有する、ひどい傷跡組織を含んでいた。はと んど検出できないが、高度に組織化されたコラーゲン束が、残った真皮に存在し ていた。
空気に曝した創傷を、空の、または生理食塩水を満たしたチャンバーを用いて治 療した熱傷と、実験的に比較した。4日後、この熱傷は、かさぶたのない表面を 覆う細菌をともなった組繊細片を持つようになった。対照的に、生理食塩水を満 たしたチャンバーで覆われた熱傷には、4日後、かさぶた、組繊細片または創傷 感染の明かな兆候は見られなかった。
空のチャンバーで覆われた熱傷から、4日後に取られた切片は、治療しなかった 熱傷よりもかなり小さな壊死帯を示しまた。多くの細菌が存在した。生理食塩水 で治療1、た熱傷下らの切片には、細菌は見られず、壊死帯もほんのわずかであ った。
組織の研究および標準化された表面写真では、液体治療を用いた時の治癒中には 殆ど異常(傷跡)は見られなかった。
12ヨ後、空のチャンバーで治療した熱傷は、再び上皮で覆われたが、まだ幾分 炎症を起こしていた。生理食塩水で治療した創傷の縁は、12日ヨシはほとんど 見えなかった。
12日ヨシ、空のチャンバーで治療した熱傷のその部分は、はとんど正常な上皮 を示したが、血流が多く、そして炎症の中心部に侵入細菌が見られた。生理食塩 水で治療した創傷がらの同様の切片は、わずかに過形成は見られたものの、表皮 は正常な構造および規則的な角質層を有していた。上皮の上の表皮下組織は非常 に薄く、組織化したコラーゲンと、はんのわずかの線維芽細胞を含んでいた。組 織的な外見は、正常な皮膚のものに近かった。
対照の創傷(乾燥空気中のもの)は、12日以上かかって治癒した。空気を含有 するチャンバーで取り囲んだ創傷は、約12日で冶癒した。液体を含有するチャ ンバーで取り囲んだ創傷は、9日以下で治癒した。
さらにテストをかさねて、液体、タンパク質およびイオンが創傷−液体界面を通 って移動することがわかった。熱傷上のチャンバー流体の体積を図7に示す。熱 傷のない皮膚では、測定できるほどの流体の流れはなかった。
熱傷に関するタンパク質および電解質の流出を図8に示す。
タンパク質、K1およびCaを、典型的熱傷について、生理食塩水を満たしたチ ャンバー内で、毎日収集した。タンパク質の漏れは、表面の上皮がないことに一 致しており、液体内のタンパク質濃度は、創傷表面の上皮のモニターに用いるこ とができた。図9は、4つの異なった被験体の各熱傷において、生理食塩水で満 たしたチャンバー内で毎日収集されたタンパク質を示している。底辺の水平線は 、熱傷のない皮膚での流れを示している。
実施例2:開削および熱傷の治癒時間に対する成長因子の影響 熱傷および別層の治癒時間に対する成長因子の影響を研究した。図10に示すよ うに、ブタの標準化した中間層熱傷において、表皮細胞成長因子(EGF)およ び血小板由来成長因子(PDGF)は、それぞれ治癒時間を約1日短縮する。
基礎繊維芽細胞成長因子(bFGF)およびインシュリン様成長因子(IGF) は、治癒時間には影響を及ぼさなかった。
コレラトキシン(CT)は、治癒時間を1日以上増加させた。
図11に示すように、ブタの中間層熱傷においては、EGFおよびPDGFは治 癒時間を短縮したが、コレラトキシンは治癒時間を増加させた。bFGFおよび IGFは影響を及ぼさなかった。
本発明の改変および変形である、皮膚およびその他の表在性創傷、疾病および疾 患の治療のための方法および器具は、当業者には、上述の説明より明白であろう 。そのような改変および変形は、以下の特許請求の範囲内に含まれるものである 。
FIGURE 2 FIGURE 3 FIGURE 6 FIGURE 7 ネタ5ブIン1この 1文。
F3杏( FIGURE 9 FIGURE 77 要約書 創傷および他の疾患のための治療システムが開示されている。このシステムは、 創傷の周囲に固定される柔軟性のチャンバー(20)、必要に応じて、該チャン バーに治療用流体を導入および抜き出すための輸送手段(28,29) 、治療 上の変化要因の制御手段、および創傷の症状をモニターするモニタ一手段(24 )を包含し、生理食塩水、および抗生物質、麻酔剤などの他の必要な添加物から なる治療用流体と組み合わされる。創傷および他の皮膚病を治療する方法がさら に開示されている。この方法には、流体を満たした、柔軟性の、装着性のよいチ ャンバー(20)を創傷の周囲に、チャンバーの表面が創傷に接触しないように 固定する工程、0.9%生理食塩水に相当する治療用流体を導入する工程、およ び創傷の症状をモニターする工程が包含される。この方法には、必要に応じて、 創傷の症状に応じて選択される治療用添加物、並びに治療上の変化要因の制御が 含まれる。
国!1Av4査報告 Inl+rni+、い+lAoユ1cs1.。、。PCT/US 901074 69lmw+v−電+1−^−*W@h**−φ、、PCT/IJS90107 469国際調査報告 SA 43894

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.創傷および他の疾患のための治療システムであって、該治療システムが、 流体が満たされている、柔軟性の、該創傷に接触しないように創傷の表面に固定 し得る、装着性のよいチャンバー;0.99%生理食塩水に相当する流体;およ び創傷の症状を評価するモニター手段、を包含する、治療システム。 2.麻酔剤、抗生物質、化学療法剤、成長因子、細胞培養培地、細胞、酸素、緩 衝剤、酵素、および免疫調節剤からなる群から、創傷の症状によって選択される 治療用添加物をさらに包含する、請求項1に記載の治療システム。 3.温度、コロイド浸透圧、pH、イオン濃度、および酸素含有量から選択され る、治療上の変化要因を制御する手段をさらに包含する、請求項1に記載の治療 システム。 4.前記治療が、創傷の症状によって選択される、請求項2に記載の治療システ ム。 5.前記チャンバー内に治療用流体を導入し、そして該チャンバーから流体を抜 き取る輸送手段をさらに包含し、該治療用流体が創傷の症状によって断続的に変 えられる、請求項4に記載の治療システム。 6.前記治療用流体が、該チャンバーを通して連続的に灌流される、請求項5に 記載の治療システム。 7.前記治療用流体が、汚染を除く処理をされている、請求項6に記載の治療シ ステム。 8.新鮮な治療用流体が、前記システムに導入される、請求項7に記載の治療シ ステム。 9.前記モニター手段が、前記創傷を視覚的に観察し得、並びに前記治療用流体 を視覚的に観察し得る視覚による検査手段を包含する、請求項1に記載の治療シ ステム。 10.前記視覚による検査手段が、前記チャンバーの透明な部分を包含する、請 求項9に記載の治療システム。 11.前記モニターシステムが、前記システムから流体を抜き取る手段、および 該流体を分析する手段を包含する、請求項1に記載の治療システム。 12.前記抜き取られた流体が、タンパク質含有量について分析される、請求項 11に記載の治療システム。 13.前記抜き取られた流体が、微生物について分析される、請求項11に記載 の治療システム。 14.前記チャンバーの底部が、周辺に接着面を有する、請求項1に記載の治療 システム。 15.前記チャンバーが、該チャンバー壁を介して針により物質を注入あるいは 抜き取れるような自己修復する物質を含む、請求項1に記載の治療システム。 16.前記輸送手段が、少なくとも1つの注入口および排出口を有する、請求項 5に記載の治療システム。 17.前記チャンバーが、治療用添加物を該チャンバー内へ放出し得る区画をさ らに有する、請求項1に記載の治療システム。 18.前記チャンバーが、該チャンバー内に区画を有し、該区画が透過膜を有す る、請求項1に記載の治療システム。 19.請求項1に記載の治療システムであって、前記チャンバーが、 内部周辺縁部よび外部周辺縁部を有し、並びに先端部および底部を有する、柔軟 性のシート状物質の第1の環状リング内部周辺縁部および外部周辺縁部を有する 、柔軟性のシート状物質の第2の環状リングであって、該第2の環状リングの内 部周辺縁部が該第1の環状リングの内部周辺縁部に固定されている、第2の環状 リング;および該第2の環状リングの該外部縁部に固定される周辺縁部を有する 、柔軟シート状物質の円形状の部品;を包含し、組立て式のチャンバーを形成す る、治療システム。 20.前記第1の環状リングの底部が接着面を有する、請求項19に記載の治療 システム。 21.前記柔軟性シート状物質の円形状部品が、実質的に透明である、請求項2 0に記載の治療システム。 22.前記チャンバーの少なくとも1部分が自己修復する、請求項15に記載の 治療システム。 23.前記チャンバーが、輸送手段をさらに有する、請求項15に記載の治療シ ステム。 24.前記輸送手段が、少なくとも1つの注入口および排出口を有する、請求項 23に記載の治療システム。 25.前記チャンバーが、該チャンバー内に放出可能な区画をさらに有する、請 求項19に記載の治療システム。 26.前記チャンバーが、該チャンバー内に区画をさらに有し、該区画が透過膜 を有する、請求項19に記載の治療システム。 27.前記チャンバーの底部の周辺が、さらにH型接合テープを有し、該テープ がブリッジで接合された柔軟性のシート状物質の平行な平面を有し、該シート状 物質の外部表面が接着面を有する、請求項1に記載の治療システム。 28.お互いを接合するための接合チャンバー用の固定具をさらに有する、請求 項1に記載の治療システムであって、接着側面および第1のチャンバーに固定さ れる対応側面を有する第1の付属細片; 接着側面および第2のチャンバーに固定される対応側面を有する第2の付属細片 ;および 該第1の付属細片の非接着側面に固定される1つの縁部、および該第2の付属細 片の非接着側面に固定されるもう1つの縁部を有するブリッジ; を有する、治療システム。 29.前記細片および前記ブリッジが柔軟性材料である、請求クレーム28に記 載の治療システム。 30.前記ブリッジが硬化要素を含む、請求項28に記載の治療システム。 31.前記硬化要素が前記ブリッジに埋め込まれている、請求項28に記載の治 療システム。 32.創傷および他の皮膚病を治療する方法であって、該方法が、 流体が満たされている、柔軟性の、該創傷に接触しないように創傷の表面に固定 し得る、装着性のよいチャンバーを固定する工程; 0.99%生理食塩水に相当する治療用流体を導入する工程;および 創傷の状態をモニターする工程; を包含する、方法。 33.麻酔剤、抗生物質、化学療法剤、成長因子、細胞培養培地、細胞、酸素、 緩衝用、酵素、および免疫調節剤からなる群から、創傷の症状によって選択され る治療用添加物をさらに包含する、請求項32に記載の方法。 34.創傷の症状によって、温度、コロイド浸透圧、pH、イオン濃度、および 酸素含有量から選択される、治療上の変化要因を制御することをさらに包含する 、請求項32に記載の方法。 35.前記治療用流体が、創傷の症状によって断続的に変えられる、請求項33 に記載の方法。 36.前記治療用流体が、前記チャンバーを通して連続的に液流される、請求項 34に記載の方法。 37.前記治療用流体が、汚染を除く処理をされる、請求項37に記載の方法。 38.新鮮な治療用流体が、前記チャンバーに導入される、請求項37に記載の 方法。 39.モニターする工程に、前記創傷および治療用流体の視覚による検査が包含 される、請求項32に記載の方法。 40.モニターする工程に、前記チャンバーから流体を抜き出すこと、および該 流体を分析することを包含する、請求項32に記載の方法。 41.前記治療用添加物および前記治療上の変化要因の制御が、良好な経過を作 り出すために選択される、透析用の請求項36に記載の治療システム。 42.さらに、送達される薬剤を含む、患者に薬剤を送達するための請求項1に 記載のシステム。 43.前記治療用添加物が、皮膚に類似の細胞である、請求項2に記載の治療シ ステム。
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