JPH05504479A - レチノイドレセプター組成物および方法 - Google Patents

レチノイドレセプター組成物および方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11、リポータ−ベクターによりさらに形質転換され、該リポータ−ベクターが 、 (a)該細胞中で機能し得るプロモーター、(1))ホルモン応答エレメント、 および(C) リポータ−タンパク質をコードするDNAセグメントを含有して おり、 該リポータ−タンパク質をコードするDNAセグメントが、該DNAセグメント の転写のために該プロモーターに作動可能に連結されており、さらに、 該ホルモン応答エレメントが、該プロモーターに、その活性化のために作動可能 に連結されている、請求項8に記載の細胞。
12、前記プロモーターがマウス乳癌ウィルスの5°−LTRプロモーターであ り、 前記ホルモン応答エレメントがTREPまたはβ−RAREから選択され、さら に、 前記リポータ−タンパク質が、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラー ゼ、ルシフェラーゼまたはβ−ガラクトシダーゼから選択される、請求項11に 記載の細胞。
13、前記IJホー9−ヘク9−が、δ−MTV−TREp−CAT、 δ−T K−TREp−CAT、δ−5V−TREp−CAT、δ−MTV−TREp− LUC,δ−TK−TIiEp−LUCまたはδ−5V−TREp−LUCから 選択される、請求項12に記載の細胞。
14、前記リポータ−ベクターが、ADH−TREp−CAT、 ADH−TR Ep−LUC,TK−TREp−CATまたはTK−TREp−LUCから選択 される、請求項12に記載の細胞。
15、キイクシ1ウジヨウバエ5chneider系2細胞である、請求項14 に記載の細胞。
16、レセプターポリペプチドの転写活性化効果を制御する化合物の能力を試験 する方法であって、該方法が、レセプターポリペプチドおよびリポータ−ベクタ ーを含有する細胞を該化合物に接触させてリポータ−タンパク質の有無を調べる アッセイを行うことを包含しており、 該レセプターポリペプチドが、 (1)単数または複数種類のレチノイドの存在に対して応答性を有しており、こ れによって、関連する単数または複数個の遺伝子の転写を制御すること、および (2)9個のCys残基を持つ約66個のアミノ酸のDNA結合ドメインを有し ており、該DNA結合ドメインが、(a)hRAR−αのDNA結合ドメインに 対する約65%未満のアミノ酸同一性と、 (b)hTR−βのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性 と、 (c)hGRのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性とを 有すること を特徴としており、さらに、 該リポータ−ベクターが、 (a)該細胞中で機能し得るプロモーター、(b)ホルモン応答エレメント、お よび(C) リポータ−タンパク質をコードするDNAセグメントを含有してお り、 該リポータ−タンパク質をコードするDNAセグメントが、M D N Aセグ メントの転写のために該プロモーターに作動可能に連結されており、さらに、 該ホルモン応答エレメントが、該プロモーターに、その活性化のために作動可能 に連結されている、方法。
17、前記接触が、さらに少なくともひとつのレチノイド橿の存在下で行われる 、請求項16に記載の方法。
18、使用される前記細胞が、前記レセプターポリペプチドを発現させ得るベク ターで共形質転換されたCV−1細胞であり、該ベクターが、R5−hRXR− a、R3−mRXR−aまたはRS −m RX R−γから選択されるベクタ ーであり、およびリポータ−ベクターが、δ−MTV−TREp−CAT、δ− TI−TREp−CAT1 δ−5V−TREp−CAT、δ−MTV−TRE p−LUC,δ−TK−TREp−LUCまたはδ−5V−TREp−LUCか ら選択される、請求項16に記載の方法。
19、使用される前記細胞が、前記レセプターポリペプチドを発現させ得るベク ターで共形質転換されたキイクシヨウジヨウバエ5chneider系2細胞で あり、該ベクターが、A5C−hRXR−α、A5C−mRXR−aまたはA5 C−mRXR−7から選択されるベクターであり、およびリポータ−ベクターが 、ADH−Tl?Ep−CAT、 AD[1−TREp−LUC,TK−TRE p−CATまたはTI−TREp−LUCから選択される、請求項16に記載の 方法。
20、標識された一本鎖核酸配列であって、少なくとも長さ20個の連続する塩 基を含有しており、該塩基が、(j)配列番号1 [hRXR−αコに示されて いるDNAの、2位から1861位までの塩基、または(i i)配列番号20 mRXR−α]に示されているDNAの、20位から2095位までの塩基、ま たは(fit)配列番号3[mRXR−7コに示されているDNAの、15位か ら1653位までの塩基、またはHv)(i)、(i i)または(iii)に 記載の配列の内の何れかひとつの相補体 から選択される任意の20個以上の連続する塩基と実質的に同一の配列を有する 、標識された一本鎖核酸配列。
21、32PによりI識された、請求項20に記載の核酸。
22、レセプターポリペプチドを作製する方法であって、該ポリペプチドが、 (1)単数または複数種類のレチノイドの存在に対して応答性を有しており、こ れによって、関連する単数または複数個の遺伝子の転写を制御すること、および (2)9個のCys残基を持つ約66個のアミノ酸のDNA結合ドメインを有し ており、該DNA結合ドメインが、(a)hRAR−αのDNA結合ドメインに 対する約65%未満のアミノ酸同一性と、 (b)hTR−βのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性 と、 (c)hGRのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性とを 有すること を特徴としており、 発現ベクターを含有する細胞を培養することを包含し、該発現ベクターが、該細 胞中で機能し得、これによって、該ポリペプチドをコードするD N A配列を 発現させる、レセプターポリペプチドを作製する方法。
23、前g己しセプターポリペプチドが、配列番号2 [hRXR−α]に示さ れている1位〜462位のアミノ酸、 配列番号4 [mRXR−α]に示されている1位〜467位のアミノ酸、また は 配列番号6 [mRXR−γ]に示されている1位〜463位のアミノ酸 の配列と実質的に同一の配列を有する、請求項22に記載の方法。
24、前記レセプターポリペプチドが、DNA結合ドメインを含有しており、該 DNA結合ドメインが、配列番号2 [hRXR−α]に示されている135位 〜200位のアミノ酸、 配列番号4 [mRXR−α]に示されている140位〜205位のアミノ酸、 または 配列番号6 [mRXR−γ]に示されている139位〜204位のアミノ酸 の配列と実質的に同一の配列を有する、請求項22に記載の方法。
25、前記DNA配列が、セグメントを含有しており、該セグメントが、 配列番号1 [hRXR−α]に示されている76位〜1464位のヌクレオチ ド、 配列番号2 [mRXR−α]に示されている181位〜1581位のヌクレオ チド、または 配列番号3 [mRXR−γ]に示されている123位〜1514位のヌクレオ チド の配列と実質的に同一のヌクレオチド配列を有する、請求項22に記載の方法。
明細書 レチノイドレセプター組成物および方法関連出願 本出願は、1990年2月9日に出願された現在係属中の出願系478.071 号の一部継続出願であり、この関連出願の全内容はこれにより本明細書中に援用 される。
技術分野 本発明は、新規なステロイドホルモン様レセプタータンパク質、ならびにこれを 作製および使用する方法に関する。
特に、本発明は、転写を調節する効果を有するステロイドホルモン様レセプター タンパク質に関する。このようなタンパク質は、レチノイド酸(retinoi d acid)および他のビタミンA代謝物の存在に対して応答性を有する。
発明の背景 レチノイドは、レチノイド酸、レチノール(ビタミンA)、ならびに一連の天然 および合成誘導体を含む化合物の群を含む。これらは共に、広範囲の種々のシス テムにおける発生および分化に対して大きい効果を与える。初期の研究の中心は 、上皮細胞の成長および分化に対するレチノイドの効果にあったが、レチノイド の作用が広範囲に渡ることは現在明らかにされている。近年の多くの研究では、 ヒト前骨髄球性白血病細胞系HL60を含む、種々の培養された新生細胞型に対 するこれらの分子の効果が調査されている。このような細胞中では、レチノイド 酸が顆粒球分化の有効な誘導物質であると思われる。F9胚性癌腫細胞中では、 レチノイド酸は、後期マウス胚盤胞の特徴である壁側内胚葉の分化を誘導する。
レチノイド酸は、さらに、発生中のトリの肢および再生中の両性類の肢において 時空軸を規定するに際し重要な役割を果たしていると思われる。
レチノイド酸は、数個のcDNAの転写を誘導することが明らかにされている。
これらのcDNAの遺伝子産物は分別スクリーニングによって単離されている。
この観察により、レチノイド酸が遺伝子発現の調節を介して作用するという仮説 が支持される。このレチノイド酸の作用は、ステロイドホルモンおよび甲状腺ホ ルモンが標的遺伝子に影響を及ぼす場合と類似の態様で生じる。
レチノイド酸またはビタミンAの他の代謝物に対して応答性を宵する遺伝子の転 写に影響を及ぼす化合物を同定する能力は、例えば治療の用途において、非常に 重要である。さらに、レチノイド酸、ビタミンAまたはビタミンAの代謝物の存 在を調べるために溶液、体液などを監視するための有用なシステムは、様々な分 析的生化学の応用、およびおそらくは医学的診断において重要であろう。
分子クローニング研究によって、ステロイドホルモン、レチノイドホルモンおよ び甲状腺ホルモンのためのレセプターが全て構造上関連していることが実証可能 となった。これらのレセプターは、調節タンパク質のスーパーファミリーを含む 。調節タンパク質は、ホルモン刺激に応答してシス作用エレメントに直接結合す ることにより特異的な遺伝子発現を調節することができる(Evans、 5c ience 240.889 (1988);GreenおよびChambon 、 Trends genet、 4.309 (1988)) o変異レセプ ターとの構造上の比較およびこれらの機能の研究によって、これらの分子が別個 の機能ドメインにより構成されていることが確認された。機能ドメインとして最 も顕著なものには、典型的には66〜68個のアミノ酸(2個の亜鉛フィンガー を含む)により構成されるDNA結合ドメイン、および、約250個のアミノ酸 により構成された関連するカルボキシ末端伸張部があり、このカルボキシ末端伸 張部は、リガンド結合ドメインを含有する(前出のEvansにより概説)。
低い緊縮条件でハイブリダイゼーシヨンを行って、ホルモンレセプターの構造的 特徴を有する遺伝子産物を単離し、その後にこれを描写してリストを増やしてい (ことが可能となった。
最近、RAR−α(レチノイド酸レセプター−α)と称されるレチノイド酸依存 転写因子が確認された。これに続いて、他の2個のRAR関連遺伝子が単離され た。したがって、現在少なくとも3個の異なるRARのサブタイプ(α、βおよ びγ)がマウスおよびヒト中に存在することが知られている。
これらのレチノイド酸レセプター(RAR)は、ステロイドホルモンおよび甲状 腺ホルモンレセプターのスーパーファミリーと相同であり、しかも、類似のリガ ンド依存機構によって特異的な遺伝子発現を調節することが明らかにされている ( Umesonoら、Nature 335. 262 (198g)) o  これらのRARサブタイプは、発生中および成熟した生体において異なるパタ ーンで発現される。
本発明の理解および実施に有用な他の情報は、同一出願人の、同時係属中である 、1987年10月20日出願の米国特許出願策108.471号、1988年 11月30日出願の第276、536号、1989年3月17日出願の第325 .240号、1989年6月22日出願の第370.407号、および1989 年11月168出願の第438.757号に見られる。これら全ての出願は、こ れによってその全体が本明細書中に援用される。
発明の要旨 本発明者らは、動物細胞がレチノイド酸およびレチナールなどのレチノイドに接 触した時に、活性化されて細胞中の特定の遺伝子の転写を調節する新規なレセプ ターを発見した。
これらの新規なレセプターは、−次タンパク質配列および種々のレチノイドに対 する応答性の双方に関して、既知のレチノイド酸レセプターとは大きく異なる。
これらの新規なレセプターは、遺伝子的に異なる遺伝子座に位置する数個のイソ 型を有する。これらのイソ型は、レチノイド酸レセプターに類似のシスエレメン トを介してトランス活性化を行い得るが、有効性のランクおよびレチノイドに対 する用量依存性は異なる。本発明の新規なレセプターをノーザン分析することに よって、各イン型が成人組織中で独特の発現パターンを呈すること、および、胚 中で時間的、空間的に発現されることが分かる。結合実験によって、新規なレセ プタータンパク質が[3H]レチノイン酸(retinoic acid)に対 して低い親和性を有することが実証される。これらの結果をトランス活性化研究 の結果と共に考慮すると、新規なレセプターのためのリガンドは、レチノイン酸 の単数(もしくは複数)種類の代謝物または単数(もしくは複数)種類の構造的 アナログであることが示唆される。本発明は、新規なレセプターをコードするD NA、レセプターを発現するための発現ベクター、そのような発現ベクターで形 質転換された細胞、ならびにそのような発現ベクターおよびリポータ−ベクター で共形質転換された細胞を提供する。このリポータ−ベクターは、レセプターに よる転写の関節を監視するためのものである。本発明は、さらに、レセプターを 直接または間接的に活性化し得る化合物のためのスクリーニングにおいてそのよ うな共形質転換された細胞を使用する方法を提供する。
本発明は、さらに、他のレチノイドレセプターをコードするDNAを同定するた めの一末鎖核酸プローブを提供する。
本発明は、さらに、本発明のレセプターを作製する方法を提供する。これは、適 切な宿主生物中でレセプターをコードするDNAを発現させることによって行わ れる。
本発明のレセプターが存在する動物細胞は、レチノイドの存在を調べるための液 体のアッセイに使用され得る。本発明の動物細胞は、治療に有効と思われる化合 物をスクリーニングするためにも使用され得る。このスクリーニングは、これら の化合物の結合能力および/または本発明のレセプターによるトランス活性化( 即ちトランス作用転写活性化)を促進する能力に関して行われる。
以下にさらに詳しく記載するように、本発明のレセプターは、遺伝子の転写を調 節する。これは、レセプターがホルモン応答エレメントに結合した時に生じる。
ホルモン応答エレメントは、このような遺伝子のためのプロモーターに対して作 動可能に位置しており、このことによって、そのような調節が生じる。本発明の 実施で使用を意図するホルモン応答エレメントとしては、TREp−β−レチノ イン酸応答エレメント、およびエストロゲン応答エレメント、ならびに、非常に 関連のあるエレメント、例えば1989年11月16日出願の出願箪438.7 57号および1989年3月17日出願の出願第325.240号に開示された エレメントがある。
図面の簡単な説明 図1は、マウスRXR−a (mRXRα) のDNA結合ドメイン(rDNA J)およびリガンド結合ドメイン(rRXJ)を、ヒトレチノイン酸レセプター −α(h RARα)、ヒトエストロゲンレセプター(hER)、ヒト甲状腺ホ ルモンレセプター−β(hTRβ)およびヒトグルフフルチコイドレセブタ−( hGR)の対応する各ドメインと比較して、アミノ酸同一性(即ち相同性)の程 度を示している。
図2は、ヒトRXR−α(hRARα)のD N A結合ドメイン(rDNAJ )およびリガンド結合ドメイン(「L I GANDJ)を、ヒトレチノイン酸 レセプター−β(hRARβ)、ヒトレチノイン酸レセプター−7(hRARγ )、hTRβおよびhRXRαの対応する各ドメインと比較して、アミノ酸同一 性(即ち相同性)の程度を示している。
図3は、mRXRαのDNA結合ドメイン(rDNAJ )およびリガンド結合 ドメイン(rRXJ)を、マウスRXR−β(mRXRβ)、マウスRXR−7 (mRXR7)およびhRXRαの対応する各ドメインと比較して、アミノ酸同 一性(即ち相同性)の程度を示している。
図4は、レセプター発現ベクターであるA5C−RXR−αで共形質転換され、 かつ種々の濃度のレチノイン酸を含有する培地中に存在する牛イロシ1ウジlウ バエ5chnefder系2 細胞中のリポータ−ベクター(ADH−TRE  p−CAT)からのCAT産生を示す。
図5は、異なるビタミンA代謝物を含有する培養中の哺乳動物細胞中のhRXR −αとhRAR−αの転写活性化作用の差を示す。
図6は、図5と同様に、レチノイン酸または異なる合成レチノイドを含有する培 養中の哺乳動物細胞中のhRXR−αとhRAR−αの転写活性化作用の差を示 す。
図7は、hRXR−αとhRAR−αの、これらのレセプターが生じる培養液中 の哺乳動物細胞中のレチノイン酸に対する投与量応答効果の差を示す。図8は、 マウスRXR−α(mRXRα)、?ウスRXR−β(mRXRβ)およびマウ スRXR−7(mRX Rγ)間の、このようなレセプターを発現する培養液中 の哺乳動物細胞中のレチノイド酸(RA)に対する投与量応答効果の差を示す。
図9は、mRXRα、mRXRβおよびmRXR7間の、このようなレセプター を発現する培養液中の哺乳動物細胞中の3.4−ジデヒドロレチノイン酸(dd RA)に対する投与量応答効果の差を示す。
発明の詳細な説明 本発明は、新規なポリペプチドに関し、その特徴は以下の通りである。
(1)単数(または複数)種類のレチノイドの存在に対して応答性を有しており 、これによって、関連する単数(または複数)の遺伝子の転写を調節すること; (2)9個のCys残基を有する約66個のアミノ酸のDNA結合ドメインを有 しており、このDNA結合ドメインが、(a)hRAR−αのDNA結合ドメイ ンに対する約65%未満のアミノ酸同一性、 (b)hTR−βのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性 、および (c)hGRのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性を有 すること;ならびに(3)配列番号7に記載の配列を含有しないこと。
本発明の新規なポリペプチドレセプターは、さらに、種々の特徴を有し得る。例 えば、これらのレセプターが存在しない場合ならびに/またはレチノイン酸およ びレチナールが存在しない場合の転写速度と比較して、構築物中の標的遺伝子の 転写速度を増加させることである。この構築物は、これらのレセプターによる転 写活性化のためにホルモン応答エレメントに作動可能に連結されたプロモーター を含有する。上記標的遺伝子の転写は、培養中の動物細胞中で測定される。その 培地は、約5 X 10−7Mを越える濃度のレチノイド酸またはレチナールを 含有する。
これに代わるものとして、本発明のポリペプチドレセプターは、さらに、連続ヌ クレオチド配列によりコードされるという特徴を有し得る。この連続ヌクレオチ ド配列は、配列番号2 [hRXRαコに示す1位〜462位のアミノ酸、配列 番号4[mRXRαコに示す1位〜467位のアミノ酸または配列番号6 [m RXRγコに示す1位〜463位のアミノ酸の配列と実質的に同一のアミノ酸配 列をフードする。
さらにこれに代わるものとして、本発明のポリペプチドレセプターは、他の連続 ヌクレオチド配列によりコードされるという特徴を有し得る。この連続ヌクレオ チド配列は、配列番号2 [hRXRαのDNA結合結合ドメイン水す135位 〜200位のアミノ酸、配列番号4 [mRxRαのDNA結合結合ドメイン水 す140位〜205位のアミノ酸または配列番号6 [mRXRγのDNA結合 結合ドメイン水す139位〜204位のアミノ酸の配列と実質的に同一のアミノ 酸配列をコードする。
さらにこれに代わるものとして、本発明のポリペプチドレセプターは、さらに他 の連続ヌクレオチド配列によりコードされるという特徴を有し得る。この連続ヌ クレオチド配列は、配列番号1 [hRXRα]に示す76位〜1464位のヌ クレオチド、配列番号a [mRXRα]に示す181位〜1581位のヌクレ オチドまたは配列番号3 [mRXRγ]に示す123位〜1514位のヌクレ オチドと実質的に同一である。
本明細書中に使用されているように、用語「レチノイド」とは、ビタミンA活性 合成アナログおよびこれらの種々の代謝物を有する天然の化合物を言う。レチノ イドは、頭部と末端とが互いに連結された4個のイソプレノイド単位により構成 される化合物のクラスである。多くのレチノイドが、例えばThe Retin oidsと題する2巻の論文(Academic Press、NY。
1984)において5porn、 RobertsおよびGood+*anによ り記載されているように、確認されている。これに関しては、さらに詳しく説明 する。レチノイドの例としては、レチノール、レチニルアセテート、レチニルへ キサデカノエート、α−レチニル、4.14−レトロレチノール、デオキシレチ ノール、アンヒドロレチノール、3.4−ジデヒドロレチノール、15.15− ジメチルレチノール、レチニルメチルエーテル、レチニルフォスフェート、マン ノシルレチニルフォスフェート、レチノールチオアセテート、レチナール(レチ ナルデヒド)、3.4−ジデヒドロレチナール、レチニリデンアセチルアセトン 、レチニリデンー1.3−シクロペンタンジオン、レチナールオキシム、レチナ ルデヒドアセチルヒドラゾン、レチノイン酸、4−ヒドロキシレチノイン酸、4 −オキソレチノイン酸、5.6−ジヒドロレチノイン酸、5.6−ニポキシレチ ノイン酸、5.8−エボキシレチメイン酸、レチノイン酸の開環C211アナロ グ(即ち、(オール一旦−3,7,11,15−テトラメチル−2,4,6,8 ,10,2,14−へキサデカへブタエン酸)、7.8−ジデヒドロレチノイン 酸、7.8−ジヒドロレチノイン酸、”CIS酸″(旦、旦)−3−メチル−5 −(2,6,6−ドリメチルー2−シクロヘキセン−1−イル)−2,4−ペン タンジオル酸、”CI7酸″((L旦、旦)−5−メチル−7−(2,6,a− トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−2,4,6−ヘパトリエン酸) 、C22酸”(14゛−アポ−β、φ−カロチン酸)、レチノイン酸エステル( 例えば、メチルエステル、エチルエステルなど)、レチノイン酸エチルアミド、 レチノイン酸2−ヒドロキシエチルアミド、メチルレチノン、″C18″ケトン ″(岨、H4)−6−メチル−8−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキ セン−1−イル)−3,5,7−オクタトリエン−2−オン)などがある。
さらに、本発明によれば、上記のように新規なポリペプチドをコードするDNA 配列が提供される。
さらに本発明によれば、培養中の動物細胞中で機能し、これによって、上記ポリ ペプチドを作製するDNA構築物が提供される。
本発明のさらに池の実施態様によれば、(上記のように)DNA構築物で形質転 換された培養中の動物細胞が提供される。これらのDNA構築物は、上記細胞中 で機能し、これによって、レセプターポリペプチドを作製する。このレセプター ポリペプチドの作製は、上述のポリペプチドをコードするDNAセグメントの発 現によって行われる。
本発明の実施で使用を意図する動物細胞の中には、リポータ−ベクターでさらに 形質転換されるものがある。このリポータ−ベクターは、 (a)細胞中で機能し得るプロモーター、(b)ホルモン応答エレメント、およ び(C) リポータ−タンパク質をコードするDNAセグメントを有する。
このリポータ−タンパク質をコードするDNAセグメントは、上記プロモーター に作動可能に連結されており、これによって、上E D N Aセグメントの転 写が行われる。
上記ホルモン応答エレメントは、上記プロモーターに、その活性化のために作動 可能に連結されている。
本発明によれば、さらに、上記のレセプターポリペプチドの転写活性化特性を制 御する化合物の能力を試験する方法が提供される。この方法は、リポータ−ベク ターおよびレセプターポリペプチドを含有する細胞を上記化合物に接触させて、 リポータ−タンパク質の有無を調べるアッセイを行うことを包含する。このリポ ータ−ベクターおよびレセプターポリペプチドは、上記のようなものである。
本発明のさらに他の実施態様によれば、本発明のレセプターに関連するレセプタ ーをフードする遺伝子を同定するために使用され得る種々のプローブが提供され る。これに関しては、以下の実施例VおよびvIで特に記載する。特に、本発明 は、標識された一本鎖核酸を提供する。この核酸は、以下のものから選択された 任意の20個以上の連続する塩基と実質的に同一の配列を有する少なくとも20 個の連続する塩基の配列を含む。
(i)配列番号1 [hRXR−α]に示すDNAの、2位から1861位まで の塩基、または (i i)配列番号2 [mRXR−aコに示すDNAの、20位から2095 位までの塩基、または (tit)配列番号3[mRXR−7コに示すDNAの、15位から1653位 までの塩基、または(fv) (f)、(i i)または(i 1 l)による 配列の内の何れかひとつの相補体。
本明細書に使用されているように、用語「標識された一本鎖核酸配列」とは、他 の改変されていない配列中から容易に検出され得る、ある種のものを付加して「 標識された」配列を提供することによって改変された一本鎖DNAまたはRNA 配列を言う。標識の例としては、放射性標識(例えば、32p、353)、酵素 標:a(例えば、ビオチン)などがある。
本発明の実施で使用を意図する好ましいプローブは、上記の配列から選択される 少なくとも約1oo個の連続する塩基を有する。特に好ましいプローブは、約1 98個から数百側の範囲のヌクレオチドを有する。なぜならば、配列が長くなる ほど、選択範囲が広くなるからである。
本発明はまた、上記のレセプターポリペプチドを作製する方法を包含する。この 方法は、発現ベクターで形質転換される適切な宿主細胞を培養することを包含す る。この発現ベクターは、上記細胞中で機能し得、これによって、レセプターポ リペプチドをフードするDNAを発現させる。本発明の実施で使用を意図する適 切な宿主細胞としては、酵母、細菌、哺乳動物細胞、昆虫細胞などがある。大腸 菌が現在好ましい細菌の橿である。本発明の方法に使用され得る多くの発現ベク ターは、何れも当業者に公知のものである。これらの発現ベクターには、原核発 現ベクターpNH8A、 p+JH16AおよびpNH18Aがあり、これらは Stratagene、 La Jolla、Ca1ifornia USAよ り入手可能である。
本発明に関するさらに詳しい情報は、以下の非限定的実施例オよび寄託の説明に あるように提供される。
実施例 実施例! hRAR−αをフードするDNAのDNA結合ドメインを含むKpnl/5ac l制限フラグメント(503bp) [Giguereら、Nature 33 0.624 (1987);同一出願人の1988年11月30日出願の米国特 許出願!276.536号;および欧州特許出願系0325849号を参照のこ と:これらは全て本明細書中に援用されるコをニックトランスレー/−Jンして 、λ−gtllヒト肝臓cヒトNAライブラリー(にyakら、Biochet  24.555 (1985))を低い緊縮条件でスクリーニングするために使 用した。ハイブリダイゼーション混合物は、35%のホルムアミド、IXのデン ハート溶液、5Xt7) 5SPE (Ix)SSPElt、0.15 MノN aC1,10mM(DNa2HPO4およびld EDTA”、8る) 、0. 1%ノSDS、 10%のデキストラン硫酸、1゜Omg/IItの変性サケ精 子DNAおよび10’cpmの[32Pコにより標識されたプローブを含有して いた。2重ニトロセルロースフィルターを、42℃で16時間ハイブリダイズし て、2xのSSC<1xのSSCは、0.15MのNaC1および0.015M のクエン酸ナトリウムである)および0.1%のSDSで25℃にて15分間1 旦洗浄し、そして、2XのSSCおよび0.1%のSDS中で30分間55℃に て2回洗浄した。これらのフィルターに、増感板を用いて、−70’Cで3日間 オートラジオグラフィーを行った。
陽性のクローンを単離し、これをpGEMベクター(Prosega、 Mad ison、 Wiseonsin、 USA)にサブクローニングし、制限マツ プし、そして、種々のサイズの制限フラグメントにしてM13+5p18および M13s+p19のシーフェンシングベクターに再度サブクローニングした。D NA配列を、ジデオキシ法により、5equenase” シークエンシングキ ノト(United 5tates Bioche+5fcal、 C1eve land、0hio、 USA)を用いて決定し、University of  Wisconsin Genetics Computer Groupプロ グラム(Davereuxら、Nucl、 Ac1ds Res 12.387  (1984))により分析した。固有のレセプター様配列を同定し、λ−HL 3−1と称することとした。
λ−HL3−1をハイブリダイゼーンコンブローブとして使用し、これによって 、λ−gtlOヒト腎臓cヒト N Aライブラリー(Arr izaら、5c ience 237.268 (1987))を再度スクリーニングした。この λ−gtloヒト腎@ ヒトD N Aライブラリーは数個のクローンを産生じ た。その内の最長のクローンの配列決定を行い、λ−XR3−1と称することと した。λ−XR3−1からEcoRI−フラグメントとして得られたDNA配列 は、配列番号1 [hRXRaコに示す配列を宵する。
マウス全胚ライブラリーを上記の全長のhRXR−αクローンで同様にスクリー ニングすることによって、ヒトRXR−αレセプターの異なるイソ豐をコードす る配列がさらに得られた。さらに、マウスのこの相同体(マウスRXR−α)も またこのようにして同定された。
したがって、交尾後(p、c、) 14.50のマウス胚からmRNAを単離し 、これをcDNAに翻訳し、EcoR1/Notlリンカ−と結合し、そして、 クローニングベクターλ−Z A P (Stratogene)の固有のEc oR1部位に挿入した。得られたライブラリーを、32p標識の全長のhRXR −αをプローブとして用いて、緊縮条件を低くしてスクリーニングした。
得られたクローンのDNA配列を、配列番号3 [mRXRα]および配列番号 5 [mRXRγ]として記載する。
実施例!! mRXR−α、hRAR−α(ヒトレチノイン酸レセプター−α)、hER(ヒ トエストロゲンレセプター)、hTR−β(ヒト甲状腺ホルモンレセプター−β )およびhGR(ヒトグルココルチコイドレセプター)のアミノ酸配列を、Un iversity of Wisconsin Genetics Compu ter Groupプログラム″Be5tfit” (Devereuxら、前 出)を用いて整列させた。mRXR−αと他のレセプターとの非常に類似した領 域、即ち、66〜68個のアミノ酸のDNA結合ドメインおよびリガンド結合ド メインを、アミノ酸同一性パーセントとして図1に模式的に示す。
同様に、ヒトRAR−α(hRARα)、ヒトRAR−β(hRARβ)、ヒト RAR−γ (hRARγ)、ヒトTR−β(hTRβ)およびヒトRXR−a  (hRXRa)(7)7 ミ/酸配列を整列させた。図1で示したように、h RAR−αと他のレセプターとの非常に類似した領域をアミノ酸同一性パーセン トとして図2に模式的に提示する。
さらに他のレセプターの比較を図3に示す。したがって、マウスRXR−a ( mRXRa) 、マウスRXR−β(mRXRβ)、マウスRXR−7(mRX Rγ)およびヒトRXR−α(hRXRa)のアミノ酸配列を整列させて、アミ ノ酸同一性パーセントを図3に模式的に示す。
mRXR−αおよびhRXR−αの双方のDNA結合ドメインは、他のレセプタ ー(hRAR−αおよびfiTR−βなど)と比較して、かなりよく保存されて いるが、リガンド結合ドメインの保存程度は低い(図1および図3参照)。レセ プターのレチノイン酸レセプターサブファミリーとhRXR−αとを比較すると 、hRXR−αが既知の何れかのレチノイドレセプターに関連することを示唆す るような証拠は得られない(図2)。
実施例II+ キイロシコウジJウバエ5chneider系2(rs2J)細胞(Schne ider、 E履bryo1. Exp、 Morphol、 27.353  (1972))は容易に入手可能であり、これを、35II112の各培養ディ ツシュに付き2 x 106個の割合で植えて、5ehneider培地(GI BCO/Life Technologies、 Inc、、 Grand l 5land、 New York、 USA)中で維持した。この5chnei der培地には、ペニシリン、ストレプトマイシンおよび12%の熱不活性化ウ シ胎児血清(Irvine 5cientific、 5anta Ana、  Ca1ifornia、USA)が補足されていた。これらの細胞を、リン酸カ ルシウム沈澱法(Krasnowら、Ca1157、1031 (1989)) により、各ディツシュに付き10μgのプラスミドD N Aを用いて一時的に 共トランスフェクトした。各ディツシュに付き10μgのプラスミドDNAとは 、即ち、各ディツシュに付き4.5μgのレセプター発現ベクターまたは対照の 構築物(h RX R−αを産生しない);各ディツシュに付き0.5μgのリ ポータ−プラスミドまたは対照のリポータ−プラスミド;各ディツシュに付き0 ゜5μgのリファレンスプラスミド;および4.5μgの不活性プラスミドDN Aである。
レセプター発現ベクターA5C−RXR−α(各ディツシュに付き45μg)で は、レセプターhRXR−αは、ンゴウジ1ウバエのアクチン5Cプロモーター (A 5 C; Thum+gelら、qene 74: 445 (198g ))の制御下で82細胞中に構成的に発現される。このプロモーターによって、 λ−XR3−1のEcoR1部位結合挿入物の転写が推進される。対照のベクタ ーA5C−RXR,,v (これもまた4、5μg/ml)では、λ−XR3− 1からのEcoR1部位結合挿入物が、逆向きの配回(即ち、ノンコーディング またはナンセンスコーディング)で挿入される。
A5C−RXR−αの作製の際には、最初に、A5Cの固有のBam旧部位にお いて、 5−GATCCGATATCCATATGGAATTCGGTACCA。
の配列のリンカ−を挿入し、次に、リンカ−のEcoR1部位(上記下線部)に おいて、λ−XR3−1のEcoR1部位結合挿入物を挿入した(実施例■膠原 )。
リポータ−プラスミドADH−TREp−CAT (各ディツシュに付き0.5 μg)は、パリンドロームの甲状腺ホルモン応答ニレメンhTREpを含有して いる。このTREpは、5°−AGGTCATGACCT [(Glassら、Ce1l 54. 313 (1988): Thomps onおよびEVani9、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、(U SA) 86.3494 (1989)]の配列を有しており、バックグラウン ドとしてのpD33−ADH−CAT (Krasnowら、Ce1l 57. 1031 (1989))のく転写開始部位に対して)−33位に挿入される。
pD33−ADH−CATは、キイロショウジョウバエのアルコールデヒドロゲ ナーゼ遺伝子の遠位のプロモーターを持つプラスミドである。この遺伝子は、転 写のために機能できるように、mm (大i[1i)のクロラムフェニコールア セチルトランスフェラーゼ(rcATJ )遺伝子、即ち1標タンパク質である CATの遺伝子に連結されている。ADE[−TREp−CATの作製の際には 、 5°−CTAGAGGTCATGACCTTCCAGTACTGGAGATC− 5’の配列を有するすりゴヌクレオチドを、pD33−ADH−CATの一33 位のXba1部位に挿入する。pD33−AD)I−CATは、TREpを持た ない場合には、対照のリポータ−(即ちバックグラウンドの)プラスミドとして 機能した。
アクチン5Cプロモーターにより推進されるβ−ガラクトシダーゼをコードする リファレンスプラスミドもまた、pGEMDNA(各ディツシュに付き4.5μ g> (Pro+*ega、 Madis。
n、 Wisconsin)と共にトランスフェクト(各ディツシュに付き05 μg)され、これによって、D N Aの最終1度が各ディツシュに付き10μ gとされた。リファレンスプラスミドは、Bam旧部位結合β−ガラクトシダー ゼをコードするセグメントをA5Cの固有のBag旧部位に挿入することによっ て、作製された。リファレンスプラスミドの目的は、トランスフェクション効率 の結果を基準化することであった。
トランスフェクションから24時間後に、種々のレチノイドを培養中に加えた。
レチノイドをジメチル−スルホキシドおよび/またはエタノール中に溶解し、得 られた溶液を0.1%V/Vの培養培地に加えた。培養培地中のレチノイドの初 期濃度は10−’Mであった。但し、図4に示すデータの基礎となる実験は例外 であり、この実験は、種々のレチノイン酸濃度で行われた。
対照試験では、培地中の0.1%V/Vのエタノールを、レチノイド溶液の代わ りに用いた。
培養物を、レチノイド添加後に暗所で36時間維持し、そして回収した。レチノ イドに関連する実験の他の全ての部分は、弱い光の下で行われた。
細胞溶解物を遠心した。β−ガラクトシダーゼを調べるために、上清のアッセイ を、HerbomelらのCe1l 39.653−662 (1984)に従 って行い、そして、un i t s/m l単位のβ−ガラクトシダーゼ活性 を算出した。上清のCATアッセイ用分析物(β−ガラクトシダーゼ活性に基準 化されている)を75ユニット一時間(「ユニット」とは、β−ガラクトシダー ゼ活性のユニットを言う)インキュベートした。これは、GormanらのMo 1. Ce11、 Biol、 2.1044 (1982)に記載のように行 われ、通常30分に付き150ユニツトである。
ADH−TREp−CATの代わりに対照のリポータ−を用いた何れの実験にお いても、CAT発現のhRXR−α依存活性化は見られなかった。同様に、A5 C−hRXRの代わりに対照のプラスミドであるA 5 C−h RX R,、 、を使用した試験でも活性化は本質的に観察されなかった。
レチノイドで処理した細胞中のCAT活性の誘導を、処理していない(即ちエタ ノールのみで処理した)細胞中での誘導と比較した。誘導は、レチノイン酸(R A) 、レチナール(RAL)、レチノールアセテート(RAC) 、レチノー ル(ROH)およびレチノールパルミテート(RP)存在下で測定された。リポ ータ−ベクター(ADH−TREp−CAT)からのクロラムフェニコールアセ チルトランスフェラーゼ(CAT)の産生を、半イロノ曹つジコウバエ5chn eider系2細胞中で測定した。これらの細胞は、hRXR−α発現ベクター であるA5C−RXR−αで共形質転換され、そして、レチノイン酸(RA)、 レチナール(RAL)、 レチノールアセテート(RAC)、レチノール(RO H)またはレチノールパルミテート(RP)を10−6Mの濃度で加えた培地に 接触するようにされたものである。観察された相対的誘導は、RA>RAL>R AC>ROH>RHであった。
図4には、上記の段落に記載したようにCAT活性の「誘導倍率」の結果が示さ れている。即ち、多(の異なる濃度のレチノイン酸を用いることによって、細胞 の培地中のレチノイン酸に対する(昆虫細胞中のTREpでのトランス活性化に おける)hRXR−αの「投与量応答効果」が示されている。
実施例+7 本実施例では、実施例II+で記載のものと類似の実験を説明しつつ、hRAR −αおよびhRXR−αの特性が非常に異なること、特に、プロモーターからの 転写のトランス活性化に関して異なるということを明らかにする。
哺乳動物レセプター発現ベクターであるRS−hRAR−αからは、ラウス肉腫 ウィルスのプロウィルスDNAの5′−LTRプロモーターの制御下でhRAR −αが産生される。この哺乳動物レセプター発現ベクターであるR3−hRAR −αは、GiguereらのNature 330.624 (1987);同 一出願人の1988年11月30日出願の米国特許出願!276、536号;お よび欧州特許出願系0325849号に記載されており、これらは全てこれによ って本明細書中に援用される。
レセプター発現ベクターであるR9−hRXR−αは、R3−hRAR−ffの 場合と同様に、λ−X R3−1の、EcoR1部位が結合したhRXR−αを コードするセグメントをプラスミドpR3中に挿入することによって、構築され る(Giguereら、Ce1f 46.645 (1986))。
対照プラスミドであるpR3nsは、レセプターをコードする配列の代わりに挿 入されたナンセンスコーディング配列を有するpR3である。
リポータープラスミトテあるδ−MTV−T[1Ep−CATは、TREplM CATとしても知られており、これもまた記載されている(UIIlesono ら、Nature 336. 262 (1988)、前出のThoIlpso nおよびEvans 、さらにU+*esonoおよびEvans、 Ce1l  57. 1139 (1989)も参照のこと)。対照のリポータ−は、δ− MTV−CATと称されており、これは、実質的にはTREpを除去したδ−M TV−TREp−CATである。これを6−!#TV−TREp−CAT+;D 代わリニ用イタとコロ、何れかのレチノイドまたはレチノイドアナログを持つレ セプターの何れにおいてもCAT活性は見られなかった。
リファレンスプラスミドであるRS−β−ガラクトシダーゼもまた、既知のもの である。このR3−β−ガラクトシダーゼは、R5−hRAR−aおよびRS− hRXR−αと実質的ニ同一であるが、レセプターをフードするセグメントの代 わりにβ−ガラクト/ダーゼをコードするセグメントを有する。
CV−を細胞の培養、共トランスフェクション(リポータ−プラスミド、レセプ ター発現プラスミドもしくは対照プラスミド、リファレンスプラスミドおよび不 活性プラスミドDNAを用いる)、およびCATアッセイは、全て、Umeso noらのNature 336.252 (1988)に記載のように行われた 。共トランスフェク/−JンおよびCATアッセイは、実施例II+に記載のも のと類似の方法で実施された。実施例II+の実験と同様に、弱い光が使用され た。
リポータープラスミ)’ (6−MTV−TREp−CAT)、リファレンスプ ラスミド、対照プラスミド(即ちレセプターを発現しないもの)、およびレセプ タープラスミド(R3−hRAR−αまたはRS −h RX R−α)を用い て共形質転換されたCV−1細胞を、RA、RAL%RACSROHSR,P  (これらは天然のビタミンA代謝物である)、またはレチノイドを含まないエタ ノールに接触させたところ、図5に示す結果が得られた。
この図には、CV−1系のサル腎臓細胞中のリポータ−プラスミドからのCAT 産生が示されており、これらの細胞は、hRXR−α産生発現ベクターであるR 3−hRXR−αまたはhRAR−α産生発現ベクターであるR3−hRARで 共形質転換されたものである。実験は、RA、RAL、RAC%R○HまたはR Pを濃度10−6Mとなるように添加した培地中で実施された。「−」の上に位 置するバーは、細胞がレチノイドに接触しない(即ちレチノイドを含まないエタ ノールに接触する)場合のCAT産生レベルを示す。斜線を施したバーは、レセ プターが発現されることのない対照の発現ベクターをレセプター発現ベクターの 代わりに用いた場合のCAT産生レベルを示す。斜線のないバーは、レセプター 産生発現ベクターを用いた場合のCAT産生レベルを示す。いずれの場合にも、 レチノイドをエタノール溶液として、培地中の溶液の体積が0.1%(V/V) となるように加えた。レチノイドを含まないエタノールは0.1%V/Vとなる ように加えられた。これらの結果を、実験で観察された最大反応、即ちRAに対 するhRXR−αのパーセンテージとしてグラフに示した。
図6では、上記の段落で記載したように実施した実験の結果が提供されているが 、ただし、これらの実験では、RAL。
RAC,ROHおよびRPの代わりに合成レチノイドを初期濃1ffilo−’ Mで使用した。この合成レチノイドは、4−(5,6,7,8−テトラヒドロ− 5,5,8,8−テトラメチル−4−ヨード−2−アントラセニル−安慝香酸く ”R1”)、エチル−P−[(E)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5 ,5,8,8−テトラメチル−2−ナフチル)−1−プロヘニル]−安息香al  (” R2′″) 、エチル−オール トランス−9−〈4−メトキン−2, 3,6−)ジメチル)−3,7−シメチルー2.4.5.8−7ナテトラノエー ト(”R3”)およびエチル−オール トランス−9−(4−メトキン−2,3 ,6−トリメチル)−3,7−シメチルー2.4.5゜8−ノナテトラエン酸( ”R4”)である。この図では、Cv−1細胞中ノIJポータープラスミド(δ −MTV−TREp−CAT)からのCAT産生が示されており、各CV−1細 胞は、hRXR−α産生発現ベクターであるR3−hRXR−αまたは構成性h RAR−α産生発現ベクターであるR3−hRARで共形質転換されている。実 験は、RA、R1、R2、R3またはR4を濃度10−8Mとなるように加えた 培地中で実施される。「−」の上に位置するバーは、細胞がレチノイドに接触し ない場合のCAT産生レベルを示す。斜線を施したバーは、レセプターが発現さ れることのない対照の発現ベクターをレセプター発現ベクターの代わりに用いた 場合のCAT産生レベルを示す。斜線のないバーは、レセプター産生発現ベクタ ーを用いた場合のCAT産生レベルを示す。
図7には、種々の濃度のレチノイン酸を用いて本実施例で記載したように実施し た実験の結果が提示されている。この図では、CV−1細胞中のリポータ−プラ スミド(δ−MTV−TREp−CAT)からのCAT産生が示されており、各 CV−1細胞は、レセプター産生発現ベクターであるR S −RX R−αま たはRS −RA R−αで共形質転換されている。実験は、RAを種々の濃度 で加えた培地中で行われた。この図において、結果は、RAに接触した細胞およ び(RAを含まないエタノールのみに接触した)対照の細胞において観察された 誘導倍率が示されている。
図8には、種々の濃度のレチノイン酸を、mRXR−α、mRXR−βおよびm RXR−γをコードする発現ベクターと共に用いて上記のようにして実施した実 験の結果が提示されている。
図9には、種々の濃度の3.4−ジデヒドロレチ/ イア酸(ddRA)を、m RXR−a、mRXR−βおよびmRXR−7をコードする発現ベクターと共に 用いて上記のようにして実施した実験の結果が提示されている。
実施例■ hRXR−α遺伝子発現の分布を決定するために、種々の成体ラット組織から単 離されたポリA″RNAをサイズ分画し、ナイロンフィルターに移して、hRX R−αのc DNAとハイブリダイズした。
したがって、分析した成体雄ラットの各組織に対して、全てのRNAをこの組織 から調製しく Chomezynskiおよび5acehiのAnal、 Bi ochet 162.156 (1987)参照)、オリゴ(dT)−セルロー スクロマトグラフィーによってポリA゛を選択した。
10μgのポリA ” RN Aを、1%アガロースホルムアルデヒドゲル電気 泳動により分離して、Nytranフィルター(5chleicherおよび5 chuell) (McDonnellらの5cience 235.1214  (1987)参照)に移し、そして、hRXR−αをコードするλ−XR3− 1のEcoRI挿入物に緊縮条件下でハイブリダイズした。ハイブリダイゼーシ 1ンは、50%のホルムアミド、5Xのデンハート溶液、5X(7)SSPE、  0.1%ノSDS、 100mg/mlノfヶ精子DNA、200mg/ml の酵母RNA、および[32p]標識プローブを含有する緩衝液中で42℃にて 行われた。次いで、フィルターを、2xのSSCおよび0.1%ノSDSを用い て、22℃で2回、そして50℃で2回洗浄した。オートラジオグラフィーを、 増感板を用いて、−70℃で24時間行った。RNAラダーサイズマーカーは、 Bethesda Re5earch Laboratories (Gait hersburg、 Maryland、 USA)からのものである。
ラット中のRXR−αのrnRNAの分布は、レチノイド酸レセプターの分布と は異なる発現パターンを呈する(Giguereら、Nature 330.  624 (19g?);Zelentら、Nature 339. 714 ( 1989): Benbrook、Na−t*re 333.669 (198 8))。ラットRXR−aのメノセーノは、約4.8kbp(キロベースベア) の単独橿であると思われる。この種は、多くの組織中に発現される。ただし、肝 臓、筋肉、肺および腎臓中に最も多く発現され、これより幾分少ないが、副腎、 心臓、腸および、弾臓中にも多く発現される。
実施例v1 甲状腺ホルモンおよびレチノイン酸レセプター遺伝子の分子クローニング分析に よって、これらの各レセプターが、数個のレセプターのイソ型をコードする別個 の遺伝子サブファミリーに属することがわかる。RXRに関してもこのことが言 えるかどうかを確認するために、一連のサザンブロ’y )分析を行った。制限 エンドヌクレアーゼにより消化されたヒトDNAを、λ−X R3−1由来の標 mDNAフラグメントと高い緊縮条件でハイブリダイズしたところ、単独の遺伝 子座が一致する同じ数のバンドが各消化において得られた。しかし、ハイブリダ イゼーション条件が緩和されると、各酵素消化の産物中に他の多くのバンドが観 察された。このハイブリダイゼーションパターンを注意深く観察することにより 、このパターンが、hRAR−αに関して記載された類似の分析(Giguer eら、Nature 330.624 (19g?>)とは関係ないことが実証 された。これらの観察によって、ヒトゲノム中にhRXR−α遺伝子に関連する 少なくとも1個の他の遺伝子座が存在していることが分かる。さらに、哺乳動物 、トリ、酵母およびシボウジコラバエの種を示すゲノムDNAグープロットが得 られた。これまでのところ、RXR遺伝子ファミリーは酵母以外の試験された全 ての種に存在すると思われる。酵母がステロイドレセプタースーパーファミリー の何れかのメンバーを含有することは現在明らかにはされていない。
ヒトDNAの分析のために、2個のヒト胎盤ゲノムDNAサザンプロノトを、同 一のDNA試料に対応して調製した。
各プロットを、約1200bpノ1.t−XR3−1の[32P] J−myラ グメントと、高い緊縮条件または低い緊縮条件でハイブリダイズした。このフラ グメントは、前記のDNAおよびリガンド結合ドメインのコーディング部分(配 列番号1の459位〜1631位のヌクレオチド)を含有していた。
ズープロットを得るために、ヒト、サル、ラット、マウス、イヌ、ウシ、ウサギ 、ニワトリ、S、 cerevisiaeおよびキイロシコウジlウバエからの ゲノムDNAを、約330bpの、λ−XR3−1の[]2F]−Ig識フラグ メントに、低い緊縮条件でハイブリダイズした。このフラグメントは、DNA結 合ドメイン(配列番号lの459位〜776位のヌクレオチド)を含有していた 。サイズの異なるバンド(サイズ決定のための旧ndlllにより消化されたえ DNAと比較して)を、種々の種において発見した。酵母、マウスおよびウサギ を除く全ての種(キイロシコウジヲウバエに関しては両方を含む)のプロ。
トが、1個を越えるバンドを有していると思われた。
ヒトDNAの分析のために、胎盤DNAをBa+*HI、Bgl目、EeoRI 、 Hindlll、 PstlおよびPvu I [で制限し、0.8%の7 ガロースゲル中で分離しく各レーンに10μg)、ニトロセルロース(前出のM cDonnellらを参照のこと)に移し、以下に記載のようにハイブリダイズ した。
ズープロットを得るために、キイロシヲウジ1ウバエ以外の数個の種からの、E coRIにより消化されたD N A (C1onteah、 Pa1o Al to、 Ca1ifornia、 USA)を、サザンブo ’yト分析に使用 した。EcoRIおよびXholにより消化されたキイロシコウジコウハエのD NAもまた含まれていた。
各プロットを、実施例Iに記載の低い緊縮条件の緩衝液中で、もしくは同一の緩 衝液にホルムアミドを50%まで加えて改変した緩衝液中において高い緊縮条件 で、42℃にてハイブリダイズした。各低い緊縮条件のプロットを、室温で2回 、そして2xのSSCおよび0.1%のSDS中で50℃にて2回洗浄した。
高い緊縮条件のプロ、トを、室温で2回、2xのsscおよび0.1%のSDS 中で洗浄し、そして65℃にて2回、0.5Xのsscおよび0.1%のSDS 中で洗浄した。
実施例v11 ノーザン分析を、マウスRXRイソ型α、βおよびγについて実施した。これは 、成体組織および発生中の胚におけるこれらのレセプターの組織分布を決定する ためである。
したがって、mRNA(10μg)を、種々の成体ラット組織、および交尾後( p、 c、 )第10.521目から第18.5日巨までの全マウス胚から単離 した。これらの試料に対して、mRXRα、mRXRβまたはmRXRγに特異 的な領域由来の、”P−m識c D N Aプローブを用いて、ノーザン分析を 実施した。
成体組織では、種々のRXRイソ型が、特異的でありかつ重なり合った分布パタ ーンで発現されることが認められる。
胚では、種々のイソ型が、特異的で一時的なパターンと思われるもので高度に発 現される。
本発明は、その好ましい実施態様について特に詳しく説明されてきたが、本発明 の精神および範囲内で変更および改変が行われ得ることは理解されるであろう。
寄託 1990年1月31日に、複製可能なファージスフリブ)SK二本末鎖N A  (Stratagene、 La Jolla、 Ca1ifornia、 U SA)の試料を、その固有のEcoR1部位に、図1に示す配列を有する186 0ベースペアーのEcoR1部位結合DNAを挿入した状態で、寄託した。この 寄託は、特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の規定 に基づいて、 American Type Cu1ture Co11ect ion、 Rockv411e、 Maryland、 USA (−ATCC −)において行われた。この寄託物に割り当てられた受託番号は、ATCC40 741Fある。寄託されたDNAは、psK (hRXR−a)と称される。
ファージスクリプトSK二本鎖DNAは、改変されたM13mp1gバクテリオ ファージDNA (二本鎖)である。psK(hRXR−α)などの、ファージ スクリプトSK二本鎖DNAの誘導体は、Ml:1apHlおよびその誘導体の 場合と間様にしてクローニングし得る。
pSK (hRXR−α)の試料は、遅くとも本出願またはその継続出願に対す る米国特許が最初に発行される日に、37 CFR1,801以下の規定による もの以外には制限なくATCCから公的に入手可能となるであろう。これ以外の 場合には、ブダペスト条約およびこれに基づいて公布された規定に従って、試料 はATCCから入手可能となるであろう。この場合に、試料を入手できるのは、 出願即ちその出願の優先権主張が提出されるかまたはそのような何れかの出願に 対する特許が認可されるあらゆる国または国際機関の法律および規定に基づいて 試料を受け取る権利を法的に有する全ての人である。
配列の概要 配列番号1は、本明細書に開示され、ヒトRXR−α[hRXRα]と称する新 規なレセプターをコードするEeoRI一部位結合DNAセグメントのコーディ ング配列である。
配列番号2は、本明細書においてhRXRαと称する新規なレセプターのアミノ 酸配列である。
配列番号3は、本明細書中に開示され、マウスRXR−α[mRXRα]と称す る新規なレセプターのヌクレオチド(およびアミノ酸)配列である。
配列番号4は、本明細書においてmRXRαと称する新規なレセプターのアミノ 酸配列である。
配列番号5は、本明細書中に開示され、マウスRXR−γ[m RX Rγ]と 称する新規なレセプターのヌクレオチド(およびアミノ酸)配列である。
配列番号6は、本明細書においてmRXRγと称する新規なレセプターのアミノ 酸配列である。
配列番号7は、HamadaらによりPNAS 85: 8298−8293  (19g9)において開示されたレセプターのヌクレオチド配列である。
このレセプターは、本明細書においてmRXRβと称するしセブターに類似して いる。
(鳳T:衆自う 配列番号1・ lJe C’TCAceTea effl ATα繊=30 Gln Laa  Her−Pm Met Aan Pr。′T″′″″″′″″A″cgayea ac !Wう 、。v“−′″′榊“(u AQ In L”+05 TGCね一−uコ;CcCCTTTTCT丁TCmIC;QCTT↑A丁eca τccTGITTTTI−Aj^^TτeI+シロ6配列番号2: Leu Nf Pro 1at Leu Sly Pro Cty IIsζl y for Pro C1y C1n Leu XisユOXS 尋 45 SerProItm$4−・丁)IFLeuSy$c「PnrI1mA寡n1i lybtGlyPrsPrvso ss 關 15 Ml* tar Vsl IIs sat ser pre sat s ty prv ++ls tar ke sw vat P窒■ 45 70 75 gl Lsu Asn C1y Val Leu LYI Val l1ro Ala  IIs Ppm Mar Gly Ash Net A1■ 25 us τ江 1ご ty Phe Thr Ly mis He eW^Is I +a eys  Gly AHムQ 細]cGly130 1!5 140 コOLysmisTyrSlyVa(YyrkrCys!1uatye’nLm GIYPh偕PheLTImC1n Lys C’YI Lm Alm l+1 et Gly 1llet LW M@ G−Alm Val GLr+ GL u Gl■ 4o 嘔 洩 あ Arg (in Arg aty LYI kxo Arc Asn GILI  AM CLu Val l:lu jarτ?+rkrzta 215 22 0 45 s#Parm hIcru asp set IMI vat alu  Aq lτe Lgu l:lu Aim Glu Lsv225 230 Z n 240 +LsllLQL:InLauPh#ThrIjJVlllDIIJTl’PA lllLW^「1夏l1IP?@Itg55 275 260 zas P!1@Myαlu Leu Prv Lev^詩^Heln Val IIs  Lw Lsa M1^1@ 5ly290 2?5 Xi力 60 Trv Aj/Ic1u LM kW lie^1oserリ−1w l 1ls ArI Ser IIs^la Vs1305 !+Q ゴ+S X2 rJ Ljll Val Ser Lys let^1M中^t Gln kt Am  LM Thr a+u Lau cly70 xss 詞4 又5 CysLe&IArIAle+1eVa4Leu〜AsnPro^usSorL ysC1yLmkrm :+75 シに As1lPraAleGluVatGluALaLast^QFuLyaVat TY+−^1m$erLmW390395400 C1u Al# 7yr l:’yl Ln Nil Lys Tyr Pro  C1u t、rn P+”e cty^PI %e A1■ 5 可 CIO415 Lys Lru Lsu Leu At窒Lau Pre^(a LeuAq  kr口a C1y Lau LW e)y420 425 4u 配列番号3: 配列番号4: IQSarL〜”督“Pra Ser Leu喚P″Gly IIs Gly  Ser Pro L″″Iy″″′!5 40 45 40Gin Tyr Arm Tyr Gln L′C’n LWJ Alm  kt Gly set LWAPI C1u嘔 2oo205 IIs C1q Gln^1−ムIa Asp LW G(n L&〜Thr  Lj&l Vat C1u Trl> ALa^r11V@lLe+a丁heG luLmValSurLysMetAr1呻ktGlr+1lletAsp70  355 誓 扇 5urLyslilyLsubeAsnProAlaC1uVaLC1u^1m LeaArgFuLWM5 390 ’595 40G VslTyrAlaSetLeuC1uAla+yrCMLMIIsLyg丁y rPrvC1uIInPro C1y Arc PPII1 A11l Leu  Leu Leu Leu^rg Lsu Pro Ala Lau^N ta rcn 425 4g。
10 lie any tm Lys ays Leu C1u Mls Ls u Pha Pis Phm LW LaJ lie ct■ &ゴ5 4iJ) /、45 (ふ人下吃1) 配列番号5: cAATTccr2CCtx二Cτe’tac:丁W+、C1:ニ^心−ば一μ ;んc^CJにACN−^um605ucamcacacAcAccr:rcr λCrC丁Tcaca^at:二C−ズ:;^CAaC^^rcaatvc^c caceea+噤B 15 arc me m Aa、 ccc AILCcca ATCsac a ce cx cee awe yz ua cae usAl$Le+a Pr a Thr Gly Lys PP6 N11tAJII $y lll5 P ry Sw Ty The Amp35 4Q 45 AeCeeA HGAl:Tにelm ! Alj CTC^c’r ce’r  c’rc cca x eee e’r口 31120 Thr PPII  Vat Ser^la Pro Mg 1hr Lsa Her A11Val  Sly Thr Pro LmSo 55 ω AAAAC’nCETeTeelTATAUCTcA丁cu:r丁eTeATI +QiecA!59^wAnLeuCLYtarPraτマ「^rqv亀(Il τhrSu^lsに−cC1y?t。
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本発明は、新規なレセプターをコードするDNA、レセプターを発現するための 発現ベクター、そのような発現ベクターで形質転換された細胞、ならびに、その ような発現ベクターおよびリポータ−ベクターで共形質転換された細胞を提供す る。このリポータ−ベクターは、レセプターによる転写の調節を監視するための ものである。本発明は、さらに、レセプターを直接または間接的に活性化し得る 化合物のためのスクリーニングにおいてそのような共形質転換された細胞を使用 する方法を提供する。本発明はまた、本明細書に開示されている新規なレセプタ ーと同一のクラスの他のレチノイドレセプターをコードするDNAを同定するた めの核酸プローブを提供する。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポリペプチドをコードする実質的に純粋なDNA配列であって、該ポリペプ チドが、 (1)単数または複数種類のレチノイドの存在に対して応答性を有しており、こ れによって、関連する単数または複数個の遺伝子の転写を制御すること、 (2)9個のCys残基を持つ約66個のアミノ酸のDNA結合ドメインを有し ており、該DNA結合ドメインが、(a)hRAR−αのDNA結合ドメインに 対する約65%未満のアミノ酸同一性と、 (b)hTR−βのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性 と、 (c)hGRのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性とを 有すること、および、(3)配列番号7に記載の配列を含まないことを特徴とす る、DNA配列。 2.前記ポリペプチドが連続配列によりコードされ、該連続配列が、 配列番号2[hRXR−α]に示されている1位〜462位のアミノ酸、 配列番号4[mRXR−α]に示されている1位〜467位のアミノ酸、または 配列番号6[mRXR−γ]に示されている1位〜463位のアミノ酸 の配列と実質的に同一の配列をコードする、請求項1に記載のDNA配列。 3.前記ポリペプチドが連続配列によりコードされ、該連続配列が、 配列番号2[hRXR−α]に示されている135位〜200位のアミノ酸、 配列番号4[mRXR−α]に示されている140位〜205位のアミノ酸、ま たは 配列番号6[mRXR−γ]に示されている139位〜204位のアミノ酸 の配列と実質的に同一の配列をコードする、請求項1に記載のDNA配列。 4.連続ヌクレオチド配列を有するセグメントを含有しており、該ヌクレオチド 配列が、 配列番号1[hRXR−α]に示されている76位〜1464位のヌクレオチド 、 配列番号2[mRXR−α]に示されている181位〜1581位のヌクレオチ ド、または 配列番号3[mRXR−γ]に示されている123位〜1514位のヌクレオチ ド の配列と実質的に同一である、請求項1に記載のDNA配列。 5.pSK(hRXR−α)、pSK(mRXR−α)またはpSK(mRXR −γ)である、請求項4に記載のDNA配列。 6.実質的に純粋なDNA構築物であって、(i)請求項1に記載のDNA配列 と、該DNA配列が作動可能に連結されている、 (ii)培養中の動物細胞中における該DNA配列の転写および前記ポリペプチ ドの発現のために作動可能な単数または複数の制御エレメントと を含有する、DNA構築物。 7.AsC−hRXR−α、AsC−mRXR−α、AsC−mRXR−γ、R S−hRXR−α、RS−mRXR−αまたはRS−mRXR−γから選択され る、請求項6に記載のDNA構築物。 8.培養中の動物細胞であって、請求項6に記載のDNA構築物で形質転換され た動物細胞。 9.前記細胞が昆虫細胞または哺乳動物細胞である、請求項8に記載の細胞。 10.前記DNA構築物が、A5C−hRXR−α、A5C−mRXR−α、A 5C−mRXR−γ、RS−hRXR−α、RS−mRXR−αまたはRS−m RXR−γから選択される、請求項9に記載の細胞。 11.リポーターベクターによりさらに形質転換され、該リポーターベクターが 、 (a)該細胞中で機能し得るプロモーター、(b)ホルモン応答エレメント、お よび(c)リポータータンパク質をコードするDNAセグメントを含有しており 、 該リポータータンパク質をコードするDNAセグメントが、該DNAセグメント の転写のために該プロモーターに作動可能に連結されており、さらに、 該ホルモン応答エレメントが、該プロモーターに、その活性化のために作動可能 に連結されている、請求項8に記載の細胞。 12.前記プロモーターがマウス乳癌ウィルスの5′−LTRプロモーターであ り、 前記ホルモン応答エレメントがTREpまたはβ−RAREから選択され、さら に、 前記リポータータンパク質が、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラー ゼ、ルシフェラーゼまたはβ−ガラクトシダーゼから選択される、請求項11に 記載の細胞。 13.前記リポーターベクターか、δ−MTV−TREp−CAT、δ−TK− TREp−CAT、δ−SV−TREp−CAT、δ−MTV−TREp−LU C、δ−TK−TREp−LUCまたはδ−SV−TREp−LUCから選択さ れる、請求項12に記載の細胞。 14.前記リポーターベクターが、ADH−TREp−CAT、ADH−TRE p−LUC、TK−TREp−CATまたはTK−TREp−LUCから選択さ れる、請求項12に記載の細胞。 15.キイロショウジョウバエSchneider系2細胞である、請求項14 に記載の細胞。 16.レセプターポリペプチドの転写活性化効果を制御する化合物の能力を試験 する方法であって、該方法が、レセプターポリペプチドおよびリポーターベクタ ーを含有する細胞を該化合物に接触させてリポータータンパク質の有無を調べる アッセイを行うことを包含しており、 該レセプターポリペプチドが、 (1)単数または複数種類のレチノイドの存在に対して応答性を有しており、こ れによって、関連する単数または複数個の遺伝子の転写を制御すること、および (2)9個のCys残基を持つ約66個のアミノ酸のDNA結合ドメインを有し ており、該DNA結合ドメインが、(a)hRAR−αのDNA結合ドメインに 対する約65%未満のアミノ酸同一性と、 (b)hTR−βのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性 と、 (c)hGRのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性とを 有すること を特徴としており、さらに、 該リポーターベクターが、 (a)該細胞中で機能し得るプロモーター、(b)ホルモン応答エレメント、お よび(c)リポータータンパク質をコードするDNAセグメントを含有しており 、 該リポータータンパク質をコードするDNAセグメントが、該DNAセグメント の転写のために該プロモーターに作動可能に連結されており、さらに、 該ホルモン応答エレメントが、該プロモーターに、その活性化のために作動可能 に連結されている、方法。 17.前記接触が、さらに少なくともひとつのレチノイド種の存在下で行われる 、請求項16に記載の方法。 18.使用される前記細胞が、前記レセプターポリペプチドを発現させ得るベク ターで共形質転換されたCV−1細胞であり、該ベクターが、RS−hRXR− α、RS−mRXR−αまたはRS−mRXR−γから選択されるベクターであ り、およびリポーターベクターが、δ−MTV−TREp−CAT、δ−TK− TREp−CAT、δ−SV−TREp−CAT、δ−MTV−TREp−LU C、δ−TK−TREp−LUCまたはδ−SV−TREp−LUCから選択さ れる、請求項16に記載の方法。 19.使用される前記細胞が、前記レセプターポリペプチドを発現させ得るベク ターで共形質転換されたキイロショウジョウバエSohneider系2細胞で あり、該ベクターが、A5C−hRXR−α、A5C−mRXR−αまたはA5 C−mRXR−γから選択されるベクターであり、およびリポーターベクターが 、ADH−TREp−CAT、ADH−TREp−LUC、TK−TREp−C ATまたはTK−TREp−LUCから選択される、請求項16に記載の方法。 20.標識された一本鎖核酸配列であって、少なくとも長さ20個の連続する塩 基を含有しており、該塩基が、(i)配列番号1[hRXR−α]に示されてい るDNAの、2位から1861位までの塩基、または(ii)配列番号2[mR XR−α]に示されているDNAの、20位から2095位までの塩基、または (iii)配列番号3[mRXR−γ]に示されているDNAの、15位から1 653位までの塩基、または(iv)(i)、(ii)または(iii)に記載 の配列の内の何れかひとつの相補体 から選択される任意の20個以上の連続する塩基と実質的に同一の配列を有する 、標識された一本鎖核酸配列。 21.32Pにより標識された、請求項20に記載の核酸。 22.レセプターポリペプチドを作製する方法であって、該ポリペプチドが、 (1)単数または複数種類のレチノイドの存在に対して応答性を有しており、こ れによって、関連する単数または複数個の遺伝子の転写を制御すること、および (2)9個のCys残基を持つ約66個のアミノ酸のDNA結合ドメインを有し ており、該DNA結合ドメインが、(a)hRAR−αのDNA結合ドメインに 対する約65%未満のアミノ酸同一性と、 (b)hTR−βのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性 と、 (c)hGRのDNA結合ドメインに対する約55%未満のアミノ酸同一性とを 有すること を特徴としており、 発現ベクターを含有する細胞を培養することを包含し、該発現ベクターが、該細 胞中で機能し得、これによって、該ポリペプチドをコードするDNA配列を発現 させる、レセプターポリペプチドを作製する方法。 23.前記レセプターポリペプチドが、配列番号2[hRXR−α]に示されて いる1位〜462位のアミノ酸、 配列番号4[mRXR−α]に示されている1位〜467位のアミノ酸、または 配列番号6[mRXR−γ]に示されている1位〜463位のアミノ酸 の配列と実質的に同一の配列を有する、請求項22に記載の方法。 24.前記レセプターポリペプチドが、DNA結合ドメインを含有しており、該 DNA結合ドメインが、配列番号2[hRXR−α]に示されている135位〜 200位のアミノ酸、 配列番号4[mRXR−α]に示されている140位〜205位のアミノ酸、ま たは 配列番号6[mRXR−γ]に示されている139位〜204位のアミノ酸 の配列と実質的に同一の配列を有する、請求項22に記載の方法。 25.前記DNA配列が、セグメントを含有しており、該セグメントが、 配列番号1[hRXR−α]に示されている76位〜1464位のヌクレオチド 、 配列番号2[mRXR−α]に示されている181位〜1581位のヌクレオチ ド、または 配列番号3[mRXR−γ]に示されている123位〜1514位のヌクレオチ ド の配列と実質的に同一のヌクレオチド配列を有する、請求項22に記載の方法。
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