JPH05504328A - ドーピング処理された結晶性組成物およびそれらの製造方法 - Google Patents

ドーピング処理された結晶性組成物およびそれらの製造方法

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JPH05504328A JP3504355A JP50435591A JPH05504328A JP H05504328 A JPH05504328 A JP H05504328A JP 3504355 A JP3504355 A JP 3504355A JP 50435591 A JP50435591 A JP 50435591A JP H05504328 A JPH05504328 A JP H05504328A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ドーピング処理された結晶性組成物およびそれらの製造方法発明の分野 本発明はKT i OP O4の構造を有する結晶および融剤成長工程を使用す るそれらの製造に関するものであり、そしてより特に減じられたイオン伝導率を 有する結晶を与えるための選択されたドーピング剤の使用に関するものである。
発明の背景 KT l0P04およびそれの同族体の結晶はそれらの非線状性光学的性質のた めに非常に有用であると考えられている。米国特許3.949゜323は、非線 状性光学的装置中での無傷結晶の使用を開示している。
最近では比較的高いAC伝導率を結晶に対する増加された損傷と相互関連させて いる。モリス(Morris)他のrKTiOPOJ中の欠陥(Defects in KTiOPO,)J 、Proc、 Book MR30ptical  Matls、、1989を参照のこと。従って低いイオン伝導率を有する比較的 大きい結晶は多くの光学的用途用に特に望ましい。
KT i OP O4およびそれの同族体は溶融時に分解することが知られてい るため、水熱および融剤方法がこれらの化合物の結晶を成長させるために一般的 に使用されている。米国特許3.949.323並びに他のものは水熱方法によ る結晶の成長を教示している。実際には、高い圧力(数百気圧の桁)、高い温度 、および比較的長い結晶成長時間という条件にもかかわらず、当技術は結晶成長 の水熱方法の方を一般的に好んでいる。RA、ロウダイス(Laudise)他 、ザ・ジャーナル・オブ・クリスタル・グロウス(J、 Crystal Gr owth)、74.275−280 (1986)を参照のこと。R,F、ベル ト(Belt)他のレーザー・フォーカス・エレクトローオブチックス(Las er Focus Electro−Optics)、110−124 (19 83年10月)は特に水熱以外の方法の使用に反対して勧告している。
比較的大きい結晶寸法、比較的良好な性質および比較的大きい耐性に関する要望 、並びに水熱方法の欠点のために、融剤成長技術における継続している興味およ び融剤方法の変法の開発が生じている。米国特許4゜231.838では、MT iOXO4と非水性融剤M/X10(ここでMはに、TI、およびRbから選択 され、そしてXはPおよびAsがら選択される)とのある種の混合物を加熱する ことにより結晶成長が行われている。結晶成長は、温度勾配の使用によりまたは 5℃/時間以下の速度における溶融物の遅い冷却により、影響を受ける。この融 剤方法は報告では水熱方法の有利な変法として使用できる経済的な低圧方法を供 するものである。MTiOXO4(ここでMおよびXは上記で定義されている如 くである)の無傷の単一結晶を製造するための実質的等温方法が米国特許番号4 .761,202中に記されている。この方法は、MTiOXO4並びにMおよ びX酸化物類の融剤のある種の溶融物を種生成温度に加熱し、M T iOX  O4の種結晶を溶融物中に懸濁させ、実質的等温条件を保ちながら溶融物の温度 をゆっくり低下させ、そして種の上で希望するMTiOX○4の結晶化が完了す るまで温度を低下し続けることを含んでいる。この方法は比較的大きい結晶を生 じる。融剤方法から生じる結晶のイオン伝導率は多くの光学的用途用には望まし くないほど高いことがある(例えば1o−6オ一ムーam”)。
ある種の融剤成長方法は結晶製造の種々の面を改良するための他の融剤の使用を 含んでいる。高品質結晶の収率を改良するための無水タングステンの使用がパル マン(Ballman)他の「溶融タングステート溶融物からのチタニル燐酸カ リウム(KTP)の成長」、ザ・ジャーナル・オブ・クリスタル・グロウス(J 、 of Crystal Growth)、75.390−394(1986 )により記されている。日本特許63・40,799は、ある種のタングステン 、モリブデン、クロムおよび硫黄を基にした融剤の使用により長期間の保有時間 が避けられそして黒色の板状結晶の沈澱が抑圧されることを開示している。KT iOPO4を基にした光学的結晶のイオン伝導率を簡便に減じるための方法に関 する要望が残っている。
発明の要旨 本発明は、少なくとも約xooppmのGa、AI、Siまたはそれらの混合物 からなる群から選択された少なくとも1種のドーピング剤を含有しているMTi OXO4(ここでMはKSRbおよびTIからなる群から選択され、そしてXは PおよびAsからなる群から選択される)のドーピング処理された単一結晶を提 供するものである。
本発明はさらに一般的には、少な(とも約1100pI)合計量のGa。
A1およびSiからなる群から選択された少なくとも1種のドーピング剤を含有 しているドーピング処理された結晶性MTiOXO4(ここでMはに1Rbおよ びTIからなる群から選択され、そしてXはPおよびAsからなる群から選択さ れる)から本質的になる組成物を提供するものである。本発明はさらに、(1) MTiOXO4結晶、MおよびXの酸化物の融剤、並びにGa、AIおよびSi からなる群から選択される少なくとも1種の酸化物を製造するための成分を含有 している実質的に等温の溶融物を、酸化物として計算されそしてMTiOXO4 の合計モル数を基にして少な(とも約0.5モル%の、好適には少なくとも約1 モル%の量で製造し、そして溶融物を種生成温度に加熱し、(2)MTi OX  O4の種結晶を溶融物中に懸濁させ、(3)内部の実質的等温状態を保ちなが ら溶融物の温度をゆっくり低下させ、そして(4)ドーピング処理されたM T  i OX O4結晶の結晶化が完了するまで温度を低下させ続けることにより 、少なくとも約tooppm合計量のGa、AIおよびSlからなる群から選択 された少なくとも1種のドーピング剤を含有している実質的に無傷のMTiOX O4(ここでMはに、RbおよびT1からなる群から選択され、そしてXはPお よびAsからなる群から選択される)のドーピング処理された単一結晶を製造す る方法も提供するものである。本発明の特に高品質の結晶性組成物を製造するた めの別の改良は、溶融物中の種結晶周辺の融剤を混合する手段を供することであ る。
本発明の結晶は10−6オームーc m”のイオン伝導率を有しておりそして多 くの光学的用途用にさらに望ましい性質(例えば強化された耐損傷性)を有して いる。そのような結晶をこの方法により簡便に製造する図1は、本発明のドーピ ング処理された結晶および比較用のドーピング処理されていない結晶に関するケ ルヴイン度での成長温度目盛りに対するイオン伝導率の対数、。のプロットであ る。
本発明の結晶はPna2+空間基を有するK T i OP O4のオルト斜方 構造を有している。本発明に従うと、少量であるが有効量のGa、AI、Siま たはそれらの混合物からなる群から選択されたドーピング剤を結晶性構造内に加 える。Ga5AlおよびSiを結晶性構造中に少な(とも約1100ppの合計 量で均一に加えることが好ましい。
Ga、AIおよびSiからなる群から選択された少なくとも1種のドーピング剤 を含有しているドーピング処理された結晶性M T i OX O4(ここでM はに、RbおよびT1からなる群から選択され、そしてXはPおよびAsからな る群から選択される)から本質的になる組成物が本発明に従い提供される。好適 には、ドーピング処理された結晶性M T i OX O4は単一結晶である。
本発明のドーピング処理された結晶性組成物は同じ条件下で成長したドーピング 処理されていないM T i OX O<結晶より多くの用途用に優れていると 考えられており、その理由はそれらが減じられたイオン伝導率および減じられた 損傷敏感性を示すからである。
本発明の結晶性組成物は好適には少な(とも1100ppの、そしてより好適に は少なくとも約200ppmの、Ga、AI、Siおよびそれらの混合物からな る群から選択されたドーピング剤を含有している。
上限は、それの製造中にM T i OX O4を基にした結晶構造中で製造温 度において使用されるドーピング剤(すなわちGa、AIおよび/またはSi) の溶解度の高さ程度であることができる。一般的には、上限は約5000ppm である。
M T i OX O4のドーピング処理された単一結晶を製造するための本発 明の方法は、MTiOXO4(ここでMはKSRbおよびTIからなる群から選 択され、そしてXはPおよびAsからなる群から選択される)結晶並びにMおよ びXの酸化物からなる融剤を製造するための成分を含有している実質的に等温の 溶融物を製造し、MTiOXO,の種結晶を溶融物中に懸濁させ、内部の実質的 等温状態を保ちながら溶融物の温度をゆっくり低下させ、そして結晶性組成物の 結晶化が完了するまで温度を低下させ続けることを含んでいる簡便な融剤工程段 階を使用することができる。M T i OX O4結晶を製造するための成分 類は当技術で公知であり(例えば、ここでは参考として記しておく米国特許番号 4,231.838および米国特許番号4,761,202参照)、そしてT1 1MおよびXの酸化物、Ti、MおよびXの酸化物の先駆体、並びにTi1Mお よびXの酸化物および/または先駆体を含んでなる物質を包括している。しかし ながら、本発明に従うと改良法が提供され、それによるとGa、AIおよび/ま たはSiドーピング剤を融剤に対して、酸化物として計算されそして溶融物中の 成分類から製造可能なMTiOXO,の合計モルを基にして少なくとも約0.5 モル%の、そして好適には少なくとも約1モル%の、合計量で加え、そして結晶 化温度を調節して少なくとも約1100pp合計のGa、AIおよび/またはS iを含有しているM T i OX O4のドーピング処理された単一結晶が供 される。Ga。
AIおよび/またはSiドーピング剤の上限は溶融温度によってのみ限定されて おり、そして20モル%程度の高さまで可能である。典型的に使用される範囲は 3モル%−8モル%の範囲である。結晶組成物中のGa、AIおよび/またはS iの実際の量は主としてM T i OX Oa結晶中のこれらのドーピング剤 の溶解度により限定されているため、過剰量のこれらのドーピング剤を溶融物中 で使用する際の意義ある利点は一般的には存在しない。生じた結晶は該ドーピン グ剤を加えずに製造された結晶と比べて減じられたイオン伝導率を有している。
実際には、一般的に10−6オームーc m”以下のイオン伝導率を示す結晶を 本発明の方法により簡便に製造することができる。これらの結晶は多くの光学的 用途用のさらに望ましい性質(例えば強化された耐損傷性)を有すると考えられ ている。
本発明の方法の種生成温度(すなわちM T iOX O4の種結晶が内部に懸 濁される時の溶融物の温度)は好適には約700’C−約990’Cの範囲内、 そしてより好適には約800’C−約980℃の範囲内である。
図1を参照すると、実線は成長温度が減少するにつれての(すなわち成長温度の 目盛りが増加するにつれての)ドーピング処理されていないK T i OP  O4すなわち本発明のGa、AIおよび/またはSt添加物なしのKTiOPO 4のイオン伝導率における減少を示している。この線は約945℃、757℃お よび716℃の中間点成長温度を有する温度範囲にわたり成長したドーピング処 理されていないKTiOPO4結晶の複数試料のイオン伝導率を測定しそしてデ ータと「最も良く一致する」線を引くことにより決められた。ある温度範囲にわ たり生じる成長の結果として、傷濃度およびイオン伝導率における変動が存在し ている。
比較的低い成長温度の使用により望ましい低いイオン伝導率を得ることができる が、成長時間が長くなってしまい実用的でな(なる。図1の番号は、本発明に従 い製造されそして下記の実施例に相当する結晶組成物に関するデータを示してい る。これらのデータ点は、最も代表的なデータとして各結晶の複数試料に関する 結果から選択された。両者ともある温度範囲にわたって起きる成長の結果として 存在している上記の傷濃度の温度依存性並びにドーピング剤濃度の温度依存性の ために、イオン伝導率における変動が存在している。図1中のデータは、成長速 度が実用的である成長温度での本発明の実施により望ましい低いイオン伝導率が 得られることを示している。さらに、生じた結晶組成物は多(の光学的用途用に さらに望ましい性質(例えば強化された耐損傷性)も示している。
本発明の方法は、種結晶を内部に懸濁させながら実質的等温状態の維持を必要と する装置中で実施することができる。本発明の実施用に適している装置は、ここ では参考として記しておく上記参考文献である米国特許番号4,761.202 中に記載されている。本発明の実施においては、溶融物中でのドーピング剤の均 一な分布を与えるために実質的に等温である結晶化中に溶融物を混合することが 好適である。これを行うために特に適している方法は、溶融物中のドーピング剤 の分布の均一性を促進声せるための手段(例えば溶融物中の種結晶を保持する装 置の端部にパドルを供しそして装置を結晶化中に回転させることにより、または 溶融物が含まれているるつぼを回転させることによる)を提供することである。
この方法では、小さい種結晶だけを単に回転させることにより供される混合より さらに有効に溶融物を混合することができる。
本発明の範囲内のMTiOXO4のドーピング処理された単一結晶は少なくとも 約1100pp合計のGa5AlおよびSlからなる群から選択された少なくと も1種のドーピング剤を含有している。本発明のドーピング処理されたMTi○ XO4結晶は、有用なドーピング処理されていないMTiOX○4結晶と同様に 、結晶性能を実質的に妨害する量で存在していない限り、不純な出発物質、結晶 製造において使用される融剤などの結果としての種々の不純物を含有していても よい。例えば、結晶性組成物は少量の例えば鉄の如き不純物を含有していてもよ い。結晶性組成物はまた例えば融剤からの自然な核形成の如き方法によっても製 造することができ、そして例えばタングステンまたはモリブデンの如き物質を基 にした融剤を使用することもできる。従って、本発明の結晶性組成物は、これも 結晶性能を実質的に妨害する量で存在していない限り、製造技術の結果として存 在している可能性のある例えばタングステンまたはモリブデンの如き物質を含有 することもできる。
本発明の実施を下記の非−限定用の実施例によりさらに説明する。
1モルのKTiOPO4およびに/P10溶媒を生成するための成分類を製造ス ル量のTiO□、K2HPO,およびKHPo4を2ooccの白金るつぼ中で 空気中で溶融させた。予備溶融をマツフル炉中で行って溶融時の水損失から生じ る容量減少を補充するための成分の段階的添加を促進させた。最初の成分、すな わちT i O2、K2HPO4およびKHPO4、の添加が完了した後に、希 望する量の酸化物であるGa2O,、A l 20 s、および/または5i0 2を白金るつぼ中で溶融物に加え、そしてるつぼの内容物を垂直管炉に移した。
混合物を再溶融させそして白金パドルを用いて一夜混合した。浮遊固体またはる つぼの底の上の溶融物を通して見える物質により示されている如く溶融が不完全 であるなら、溶解が完了するまで温度をゆっ(り段階的に高めた。透明溶液が得 られた時に、パドルを除きそして溶液物の表面上に固体の島が生じるまで炉の温 度をゆっくり段階的に低下させた。その時点で、固体が消えるまで炉の温度を再 びゆっくり上昇させた。温度を約16−24時間にわたりそのままにして安定化 させた後に、溶液温度を白金塊熱電対を用いて測定した。次にKTiOPO,の 種結晶をるつぼ中に挿入し、そして溶液物の表面下10−50mmに置いた。白 金パドルを種ホルダーと連結させて、成長工程中の溶融物の混合を可能にした。
幾らかの疑似的核形成がパドル表面上で生じるが、パドルは小さい種結晶の回転 により固有に生じる少量混合の他に有効な溶融物の混合手段を供していた。種結 晶を含有している種ホルダーを一定温度に保たれている溶融物中で一夜回転させ た。次に炉の温度をゆっくり低下させすなわちプログラム式に下げて一定の過飽 和溶液を与えた。あらかじめ決められた温度範囲、典型的には約20℃−約50 ℃の温度低下、を通して冷却した後に、生じた結晶組成物を溶融物から除去しそ して炉の熱い区域からゆっ(り移動させた。実験の終了時に、溶融温度を白金塊 熱電対を用いて測定した。
生じた結晶組成物をrcp<伝導的に結合されたプラズマ発生分光計)により分 析して、そこに含有されているGa、AIおよび/またはSiの重量による量、 ppm、を測定した。示差測定技術は一定試料に関する異なるドーピング剤水準 を特に低濃度において得ることができて、この目的用にはppmはICPにより 測定された。
結晶のイオン伝導率は下記の如き一般的方法で測定された。試験しようとする結 晶のウェファ−をウェファ−の頂部および底部表面と垂直なZ−軸に沿ってそし て典型的には側面が2.3mmであり厚さが1mmの寸法に切断した。底部表面 の頂部を蒸発アルミニウムまたは金の金属を用いて電極処理した。2回の熱測定 が室温で空気中でゲンラドGRI689RLC架橋を使用してヒユーレット・パ ラカード156034E試験備品を有する平行回路方式で行われた。装置用には 短くそして解放している目盛りをつけた。ホルダーの電気容量を測定しそして全 ての測定前に0目盛りとした。電気容量および損失は13Hzにおいて測定され る。AC伝導率すなわちイオン伝導率を電気容量および損失正接から下記式を用 いて測定した: AC伝導率(オーム−am)−’=(t/A)本2rω本Cp*Dここで、tは ウェファ−の厚さであり、Aはウェファ−の頂部または底部表面の面積であり、 ωは適用された電場の周波数であり、Cpは測定された電気容量であり、そして Dは損失正接である。
実施例1−5 実施例1−5の結晶を上記の一般的工程に従い製造した。1.16モルのに2H P04.2.16モルのKH2PO4および1.0モルのT i O2を溶融さ せることにより、1モルのK T i OP O4およびに/P10溶媒を製造 するのに必要な成分の溶液を製造した。次に3モル%のGa2O3を溶融物に加 えた。種結晶が内部に懸濁される時の溶融物の温度は表1に示されているそれぞ れの温度範囲内の最高温度であり、溶融物をそれぞれの温度範囲を通して冷却し 、そして結晶を溶融物からそれぞれの温度範囲内の最低温度において除去した。
生じた結晶をGa含有量に関して分析すると、表1に示されているGa (pp m)を含有していることが見いだされた。(実施例1.3および4に関して示さ れているドーピング剤濃度の範囲は複数回の分析から生じた。)各実施例におい て製造された結晶に関するイオン伝導率も温度範囲の中間点におけるケルヴイン 目盛り(K)温度の逆数1/Tと共に表1に示されている。
1/Tの関数としてのイオン伝導率の対数のプロットは図1に示されており、そ して各実施例に関する結果は図1中に対応する番号1−5により示されている。
実施例6−7 2倍(すなわち6モル%)のGa2O3を使用しそして温度範囲が表1に示され ている如くであったこと以外は実施例1−5と本質的に同じ工程を用いて、実施 例6および7の結晶を製造した。各実施例に関する結果は表1に記録されており 、そして図1に点6および7としてプロット3モル%のAl2O3をGa2O3 の代わりに使用しそして温度範囲が表1に示されている如くであったこと以外は 実施例1−5と本質的に同じ工程を用いて、実施例9の結晶を製造した。結果は 表1に記録されており、そして図1に点8としてプロットされている。
実施例9 1モル%の5in2をGa2O3の代わりに使用しそして温度範囲が表1に示さ れている如くであったこと以外は実施例1−5と本質的に同じ工程を用いて、実 施例9の結晶を製造した。結果は表1に記録されており、そして図1に点9とし てプロットされている。
実施例10−12 3モル%のGa2O3の他に1モル%の5i02も加えそして温度範囲が表1に 示されている如くであったこと以外は実施例1−5と本質的に同じ工程を用いて 、実施例〕0.11および12の結晶を製造した。各実験に関する結果は表1に 記録されており、そして図1に点10.11および12としてプロットされてい る。
実施例13およびC−13 3,24モルのKH2AsO4,2,34モルのKHCO3および10モルのT i02(すなわちKTiOAsO4を製造するための成分)を使用してに/As 10溶媒中で1モルのKT i OA s 04を与えそして温度範囲が表1に 示されている如くであったこと以外は実施例1−5に関する工程を使用して、実 施例13の結晶を製造した。実験13に関する結果は表1に示されており、そし て図1に点13としてプロットされている。
比較用に、2.85モルのKH2AsO4,185モルのK HCO3および1 .0モルのTiO2を使用して溶融物を製造し、そして温度範囲が表1に示され ている如くであったこと以外は実施例13と同じ工程を使用して、ドーピング処 理されていないKT i OA s 04の結晶試料を製造した。この試料に関 する結果も表1に示されており、そして図1に点C−13としてプロットされて いる。
実施例14 82 g (0,6M)のKH2PO4,71g (0,3M)のに2Mo○4 .17g (0,1M)のLiMo0..24g (0,3M)のTiO2およ びIg(0,004M)のGa(NO3)3を白金るツホ中チー緒ニシソシテ4 8時間にわたり1005℃に加熱することにより、モリブデート融剤を製造した 。生じた融剤を次に毎時0.7℃で650℃の温度まで冷却した。53グラムの 良好な品質のチタニル燐酸カリウムの結晶を単離し、そしてそれは伝導的に結合 されたプラズマ発生分光計によると製造されたチタニル燐酸カリウムのグラム数 を基にして195マイクログラム/グラムのGa、30マイクログラム/グラム 以下のFe、および210マイクログラム/グラムのMOを含有していることが 見いだされた。結晶の一部はわずかに紫色の色調を有していた。ドーピング処理 された結晶性Ga組成物は非常に低い伝導率を有することが見いだされた。
1 300−375(Ga) 921−896 0.85 2.34 x 10 −82 652(Ga) 940−925 0.83 9.51 x 10−’ 3 285−367(Ga) 863−830 0.89 1.83 x 10 −’4 240−330(Ga) 894−864 0.87 4.14 x  10−’5 270(Ga) 829−780 0.93 1.86 x 10 −96 600(Ga) 868−850 0.88 2.58 x 10−” 7 550(Ga) 850−804 0.91 3.39 x 10” ’8  200(At) 906−881 0.86 9.76 x 10−’9 2 000(Si) 855−805 0.91 5.66 X 10−”10 5 80(GaXSi) +11925−888 0.86 1.73 x 10− 911 330(Ga)150(Si) 864−83り 0.89 1.01  x 10−”12 395(Ga)2900(Si) 914−875 0. 86 125 x 10−’13 700(Ga) 929−873 0.85  4.27 x 10−’KTiOAsO4中 C−13ドーピング処理 924−867 0.85 1.44 x 10−’ されていない KTiOAsO4 巾 この実施例に関してはSiは検出されなかった。
実施例は本発明の特定態様を包含しているものである。明細書の考察またはそこ に開示されている本発明の実施法から当技術の専門家には他の態様が明らかとな るであろう。本発明の新規な概念の精神および範囲から逸脱しない限り改変を行 えるということを理解すべきである。本発明はここに示されている特定の調合物 および実施例に限定されるものでな(それは下記の請求項の範囲内に入るそれの 改変形も包括しているということも理解すべきである。
図1 要 約 少な(とも約1100pp合計量のGa、AIおよびSiからなる群から選択さ れた少なくとも1種のドーピング剤を含有しているドーピング処理された結晶性 MTiOX○4(ここでMはに、RbおよびTIからなる群から選択され、そし てXはPおよびAsからなる群から選択される)から本質的になっている組成物 が開示されている。該組成物は一般的には低いイオン伝導率を有しており、そし てGa、AIおよび/またはSiドーピング剤が少なくとも約0.5モル%の合 計量で融剤に加えられておりそして結晶化温度を調節して希望する量のMTiO X○4剤を含有している結晶性組成物を供するような改良された融剤方法を用い て製造することができる。
国際調査報告 国際調査報告 US 9100041 S^ 44619

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ドーピング処理された結晶性MTiOXO4(ここでMはK、RbおよびT 1からなる群から選択され、そしてXはPおよびAsからなる群から選択される )から本質的になっており、該MTiOXO4が少なくとも約100ppm合計 量のGa、AlおよびSiからなる群から選択された少なくとも1種のドーピン グ剤を含有している、組成物。
  2. 2.少なくとも約200ppmの少なくとも1種のドーピング剤を含有している 、請求項1に記載の組成物。
  3. 3.該ドーピング処理された結晶性MTiOXO4が単一結晶である、請求項2 に記載の組成物。
  4. 4.ドーピング剤がGaである、請求項3に記載の組成物。
  5. 5.ドーピング剤がAlである、請求項3に記載の組成物。
  6. 6.ドーピング剤がSiである、請求項3に記載の組成物。
  7. 7.ドーピング剤がGaおよびSiの混合物である、請求項3に記載の組成物。
  8. 8.XがPである、請求項3に記載の組成物。
  9. 9.XがAsである、請求項3に記載の組成物。
  10. 10.MがKである、請求項3に記載の組成物。
  11. 11.XがPである、請求項10に記載の組成物。
  12. 12.ドーピング剤がGaである、請求項11に記載の組成物。
  13. 13.ドーピング剤がAIである、請求項11に記載の組成物。
  14. 14.ドーピング剤がSiである、請求項11に記載の組成物。
  15. 15.ドーピング剤がGaおよびSiの混合物である、請求項11に記載の組成 物。
  16. 16.XがAsである、請求項10に記載の組成物。
  17. 17.ドーピング剤がGaである、請求項16に記載の組成物。
  18. 18.MTiOXO4(ここでMはK、RbおよびTIからなる群から選択され 、そしてXはPおよびAsからなる群から選択される)結晶並びにMおよびXの 酸化物からなる融剤を製造するための成分を含有している実質的に等温の溶融物 を製造し、MTiOXO4の種結晶を溶融物中に懸濁させ、内部の実質的等温状 態を保ちながら溶融物の温度をゆっくり低下させ、そして結晶性組成物の結晶化 が完了するまで温度を低下させ続ける段階を含んでなるMTiOXO4の単一結 晶の製造方法において、酸化物として計算されそして溶融物中の成分から製造可 能なMTiOXO4結晶の合計モル数を基にして少なくとも約0.5モル%合計 のGa、AlおよびSiからなる群から選択される少なくとも1種のドーピング 剤を融剤に加え、そして結晶化温度を調節して少なくとも約100ppm合計の 該ドーピング剤を含有しているドーピング処理されたMTiOXO4の単一結晶 を供することからなる改良。
  19. 19.種結晶を内部に懸濁させた時の溶融物の温度が約700℃−約990℃の 範囲内であり、そして結晶化中に混合が行われる、請求項18に記載の改良され た方法。
  20. 20.MTiOXO4結晶を製造するための成分がTiO2、K2HPO4およ びKHPO4を含んでおり、そして少なくとも約1モル%のGa2O3、Al2 O3、SiO2またはGa2O3とSiO2の混合物を融剤に加える、請求項1 9に記載の改良された方法。
  21. 21.MTiOXO4結晶を製造するための成分がK2HCO4およびTiO2 を含んでおり、そして少なくとも約1モル%のGa2O3を融剤に加える、請求 項19に記載の改良された方法。
  22. 22.少なくとも約100ppmのGa、Al、Siまたはそれらの混合物から なる群から選択されるドーピング剤を含有している、MTiOXO4(ここでM はK、RbおよびTlからなる群から選択され、そしてXはPおよびAsからな る群から選択される)のドーピング処理された単一結晶。
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