JPH05504285A - 化学的殺菌機構 - Google Patents

化学的殺菌機構

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JPH05504285A JP3505054A JP50505491A JPH05504285A JP H05504285 A JPH05504285 A JP H05504285A JP 3505054 A JP3505054 A JP 3505054A JP 50505491 A JP50505491 A JP 50505491A JP H05504285 A JPH05504285 A JP H05504285A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 化学的殺菌機構 背景 分野 本発明は、化学的蒸気殺菌装置に関する。より詳しくは、本発明は、小型の殺菌 装置内で、注入された液体殺菌剤から発生した蒸気により物品を殺菌するための 方法および装置に関する。
現状技術 化学的蒸気殺菌袋!は良く知られている。例えば、カリフォルニア州、トランス のVDTコーポレーションはその様な装置を「ケミクレープR」の商品名で販売 している。この種の殺菌装置は、一つの室に予め決められた量の液体殺菌薬品を 注入することを特徴としている。その液体はその室内で加熱され、それによって 化学的蒸気殺菌剤を生じる。最近の装置は、幾つかの殺菌サイクルに十分な量の 液体殺菌薬品を保存するための貯蔵庫を備えている。殺菌剤はその貯蔵庫から液 体の形で輸送機構を通して殺菌室に配送される。
歯科および医学診療所、学校、研究所、等の施設は、物品の殺菌を必要とするこ とが多い。小規模の作業には卓上用の、または台上で使用できる殺菌装置が有利 である。
現在の化学的殺菌装置では、殺菌剤は一般的に大気圧で殺菌室内に注入される。
その結果、室内に空気のポケットが生じたり、殺菌剤が過度に希釈され、十分な 殺菌が行なわれないことがある。一般的に、N出時間を長くしても十分な解決策 にはならない。
その上、多くの施設は殺菌装置から屋外に排気する機構に投資したがらないので 、残留化学殺菌剤成分を含む気体および蒸気を室内に直接放出することがある。
不当に高い濃度の化学的刺激物質、例えばホルムアルデヒドが長期間にわたり室 内に蓄積する可能性かある。
また、現在のバルブ機構を含む化学的殺菌装置の制m機構では、作業者の誤操作 を検出できないこともある。 短い循環時間の間に必要な殺菌を確実に行ない、 操作が簡単で、殺菌剤成分が大気中に逃げるのを防止する、または最小に抑える 。小型の化学的殺菌装置が必要とされている。
発明の概要 本発明の化学的殺菌装置は、密閉可能な加熱殺菌室を備え、その殺菌室は、下記 の一つ以上の従機溝により支持されている、すなわち (a)殺菌剤注入従機槽は殺菌剤を貯蔵し、予め決めた体積を計量し、それを殺 菌室内に注入する。
(b)排出機機構は、殺菌室に接続され、殺菌室を排気し、気化した殺菌剤の空 気による希釈を少なくする、あるいは新鮮な空気をポンプで殺菌室内に送り込み 、使用済みの殺菌剤をそこから排出する。
(c)パージ機構は、排出機機構の排出手段を含むが、使用済みの殺菌剤を冷却 し、凝縮させる手段も含む。廃棄物貯蔵庫が凝縮した殺菌剤、ガスおよび蒸気を 殺菌室から集め、液体−気体分離装置として作用する。ガスおよび蒸気は濾過し て残留殺菌剤成分を除去し、凝縮物を廃棄する。
(d)制御l1lW4は、好適なバルブ機構(一般的に4個の3方ソレノイドバ ルブ、および少なくとも1個の2方バルブ)、接続導管、および温度、圧力、ド アー位置、バルブ位置1等を確認するためのセンサー手段を備えた電子制御装置 を含む。排出手段、加熱装置およびバルブ位置を制御し、効率の高い殺菌、サイ クル時間の短縮、化学的殺菌剤成分の効果的な管理/処理を行なう自動化学殺菌 装置を提供する。この自動機構により、操作が簡単で、誤操作の可能性を少な( した殺菌装置が得られる。 本発明の様々な実施形態により、空気または殺菌装 置ガスで希釈されるための殺菌剤活性の低下を大幅に少なくした化学殺菌装置を 得ることができる。殺II削の使用量は、先行する殺菌サイクルの間に自動的に 、且つ正確に予備計量される。必要な制御バルブの数は最小に抑えである。
本発明の幾つかの特徴を組合わせることにより、化学殺菌剤成分の放出を低水準 に抑え、安全性を高め、政府が定める標準に適合する。
本発明の従撮構を各種の実施形態に取入れることにより実現される他の利点には 、殺菌室に含まれる空気により希釈されるために低下する殺II剤の活性を維持 すること、殺菌室内の異なった位置における殺菌条件の変動を少な(すること、 化学段!I機構に必要な制御バルブの数を少なくすること、進行しているサイク ル中で、その後に続く殺菌サイクルのための殺菌剤使用量を自動的に計量し、そ れによって一連のサイクルに必要な時間を短縮できること、および安全性および 信頼性の観点から、殺菌工程全体を向上させること、がある。
本発明の殺菌装置は、比較的小規模の殺菌を行なうための卓上型に特に好適であ る。この殺菌装置は、準備時間が短く、殺菌条件の変動が非常に小さく、安全性 が高い。その運転は簡単で、大幅に自動化されている。
の 一 本発明を実行するために最良であると現在考えられている様式を図に示す。
図1は、本発明に係わる化学的蒸気殺菌装置の概要図であり、図2は1図1に示 す化学的蒸気殺菌装置の代表的な運転の代表的な圧力特性曲線を示すグラフであ り。
図3は、本発明の化学的殺菌装置で使用できる電子制御面機構の起動ソフトウェ アルーチンのブロックダイアグラムであり、図4および4Aは、本発明の化学殺 菌袋!に有用な電子制御従機構のメインループソフトウェアルーチンのブロック ダイアグラムであり、 図5は、本発明の化学殺菌装置に有用な電子制御面機構のウオームアツプルーチ ンのブロックダイアグラムであり、図61本発明の化学殺菌装置に有用な電子制 御面機構の排出ルーチンのブロックダイアグラムであり、 図7および7Aは、本発明の化学殺菌装置に有用な電子制御面機構のプロセスル ーチンのブロックダイアグラムであり、図8および8Aは、本発明の化学殺菌装 置に有用な電子制御面機構のパージルーチンのブロックダイアグラムであり、図 9は1本発明の化学殺菌装置に有用な電子制御面機構の換気ルーチンのブロック ダイアグラムであり、図10およびIOAは1本発明の化学殺菌装置に有用な電 子制御従!lI横のタイマー−カウンター遮断ルーチンのブロックダイアグラム であり、 図11およびIIAは1本発明の化学殺菌装置に有用な電子制御装置嘴のランプ テストルーチンおよび点検保守指示器ルーチンのブロックダイアグラムであり。
図12は5本発明の化学殺菌装置に有用な電子制御装置構のオートゼロおよびエ ラールーチンのブロックダイアグラムであり。
図13、!3Aおよび13Bは、本発明の化学殺菌装置に有用な電子制御従機構 の診断メインラインルーチンのブロックダイアグラムであり。
図14は2本発明の化学殺菌装置に有用な電子制御面機構のソレノイドバルブ欠 陥ルーチンのブロックダイアグラムである。
図1に示す様に、本発明の殺菌袋!は、絶縁壁27および密閉可能なドアー28 を有する殺菌室10を含む。好ましくは、ドアー28は、不均一な加熱およびド アー28の内側における凝縮を防ぐために、璧27と大体同じ熱抵抗を有する様 に絶縁する。
また、この殺菌装置は、殺Ig剤注入従橢1lI60、排出従機槽61、除去従 機構62および制御面機構63をも含む。これらの従撮構を含む#!I菌装置は 、医療、歯科、科学研究および他の施設で使用するのに便利な様に卓上または台 上キャビネット内に収容される。必要な光熱源は電力だけである。
殺菌剤注入従橢嘴60は、注入室18を経由して殺菌室10に配送する液体殺菌 剤を保持するための殺菌剤貯蔵庫16を含む。この貯蔵庫は充填口50を有し、 それによって殺菌剤は容器51から配量装置52を通って送られる。この装置に より、貯蔵庫16は液面19まで充填され、蒸気空間20を与え、蒸気が大気中 に逃げるのを防止する。
殺菌剤貯蔵庫の出口導管11は、第一の3方ソレノイドバルブ21の第三出入り 口に接続している。バルブ21の第一出入り口から第一導管17が殺菌室10に 伸びている。
別の導管14が殺菌剤貯蔵庫16の蒸気空間20から第二の3方ソレノイドバル ブ22の第三の出入り口に伸びている。バルブ22の第一出入り口からは第一の 導管が殺菌室10に伸びている。
第一3方バルブ21の第二出入り口に接続した第二導管12は注入室18の下部 、好ましくは底部に伸びている。同様に、3方バルブ22は導管13により注入 室18の上部に接続している。バルブ21および22が第一の開き位置に作動す ると、注入室18と貯蔵庫16との間の流れが可能になり、殺菌剤溶液は重力に より導管11、バルブ21、導管12、注入室18、導管13、バルブ22を通 って導管14中に流れ込み、貯蔵庫16内の殺菌剤の液面19で平衡に達する。
この「開ループ」流路により、確実に、注入室18および導管12および13が 迅速に、完全に充填される。
注入室18および導管12および13の容積の組合わせにより、単一殺菌サイク ル中で殺菌室10に配送されるべき殺菌剤の必要量が与えられる。
注入室18は殺菌室10の上に位置し、殺菌剤貯蔵庫16は注入室18の上に位 置し、重力による、貯蔵庫16から注入室18へ、さらに殺菌室10への迅速な 流れを確保している。
好ましくは、導管ll内にフィルター30を配置し、貯蔵庫内容物中に存在する 固体がソレノイドバルブに達し、目詰まりを起こす。
または損傷を与えるのを防止する。
真空ポンプ47により殺菌室10を予備排出した後、真空ポンプへのバルブ23 を閉じ、バルブ21および22を同時に作動させ、貯蔵庫16からの流路を閉じ 、殺菌室10と注入室18との間で流路を開き、液体殺菌剤を殺菌室lo中に導 入する。開ループにより低圧が均一化されるために、導管12および13および 注入室18中の液体殺菌剤は重力により迅速に、完全に殺菌室10中に流れ込む 0次いで、バルブ21および22を作動させ、次の殺菌サイクルの準備のために 注入室18および導管12および13を再充填する。
排出従機構61は小型の真空ポンプ47を含み、その入り口48は導管42によ り第三の3方ソレノイドバルブ23に接続し、その出口49は導管43により第 四の3方ソレノイドバルブ24に接続している。3方バルブ23の他の2個の出 入り口は、導管4oを経由して殺菌室IOに、および導管41を経由して大気に 接続されている。フィルター46は、殺菌室の除去中に、空気から粒子が導管4 1中に吸い込まれるのを防止する。
3方バルブ24の他の2個の出入り口は導管45を経由して殺菌室10に、およ び導管44を経由して廃棄物貯蔵庫36に接続されている。この廃棄物貯蔵庫は 除去従撮嘴62の一部である。
本発明には、ライスコンシン州、シエボイガンのトーツス インダストリーズ社 製のトーツス シリーズ107真空ポンプが特に好適である。真空ポンプ型番1 07CA16は、少なくとも−48゜265ニユ一トン/平方インチゲージ(− 7(マイナス7)ポンド/平方インチゲージ(PSIG))の真空を迅速に達成 し、保持する能力があるが、これは本質的に海面では約53.320ニユ一トン /平方メートル(400IlmHg)の絶対圧力に等しい。殺菌室をこの圧力に 予備排出することにより、空気の約半分を除去し、殺菌室内に液体殺菌剤を注入 するための「充填時間」を短縮することができる。
例えば、予備排出を使用することにより、充填時間は20分間から約7分間に短 縮できる。さらに、殺菌室内の空気の量を減らすことにより、より大量の殺菌剤 を使用することができる。空気による希釈を低下させることにより、気化した殺 菌剤の殺菌活性が高くなる。
パージ従機構は、廃棄物貯蔵庫36に加えて、殺菌室1oからソレノイドバルブ 32に伸びる導管33を含み、そこから大型のアルミニウム低温バー31に達し 、冷却コイル29を通り、導管34を経由して廃棄物貯蔵庫36に達している。
アルミニウムバー31および冷却コイル29を通過する殺菌剤蒸気は大体室温ま で急速に冷却され、凝縮し、廃棄物貯蔵I[36に運ばれる。空気および他のガ スは導管35を経由してフィルター39を通過し、そこで少量のホルムアルデヒ ドの様な殺菌剤成分および他の汚染物が除去される。
濾過されたガスは大気中に放出される。液面37は、廃棄物貯蔵庫中で蒸気空間 38を与える様に維持される。導管58を通した凝縮殺菌剤の放出は1図には示 していない通常の手段により制御され、適切な液面を維持する。
低温バー31は大型の、液体を流すための穴を開けたアルミニウムバーである。
このバーは受動的な熱吸収部として作用し、使用済み殺I!I剤のエンタルピー の大部分を急速に吸収する。小型の卓上殺菌装置には、15〜36立方インチの アルミニウムバーにより必要な熱容量が得られる。
排出蒸気から残留化学成分を除去するための好ましい排気フィルター機構には、 凝縮した液体を捕集するための液体トラップフィルター、および排気中の使用済 み殺菌剤成分を無毒化または捕集する反応性または不活性化学組成物を充填した 缶が含まれる。
実際には、法律および優れた工学的慣行により必要とされる様に、殺菌室10に 圧力除去バルブまたは導管4oの様な追加導管を設置する。
さらに、殺菌剤蒸気が殺菌室1oから真空ポンプ47に流れるのを確実に阻止す るために、導管45にチェックバルブを設置することができる。その様な蒸気は ポンプを構成する材料に悪影響を与えることがある。
1IIlIIl従櫟嘴63は電子制御装置25、圧力/温度測定手段26、およ び図には示していない他の測定手段を含む。熱論、図には示していない電気およ び電子制御配線が装置25を各種のソレノイドバルブ21.22.23.24お よび32、真空ポンプ47、温度および圧力測定装置、等に接続している。制御 装置25は、望ましい殺菌を実行するために必要な一連の操作を制御する。
図2は、殺菌室に装填した後の、殺菌作業の各工程における代表的な殺菌室圧力 をグラフで示す。また、この図は、各種ソレノイドバルブ21.22.23.2 4および32の位置、並びに真空ポンプ手段47.殺菌室ドアーロック(一般的 にソレノイド型ロック)、および殺菌室加熱装置56の状態を示す。後の2個の 部品は図1には示していないが、殺菌の分野では良く知られている。一般的に。
一つ以上の電気式帯状加熱装置が殺菌室の金属壁と外部絶縁との間に位置し、殺 菌室の円筒状部分を取り巻いている。
既に述べた様に、各3万ソレノイドバルブは流れを与えるための3個の出入り口 を有する。熱論、バルブの位置としては。
(a)流体の流れが第二出入り口と第三出入り口との間で起こる「非作動」位置 、および (b)流れが第一出入り口と第二出入り口との間で起こる「作動」または「開」 位置 がある。
3方バルブには、 (C)すべての出入り口で流れを制限する「全閉」位置、ま たは(d)すべての出入り口で流れが可能な「全開」位置、または(e)流体の 流れが第一出入り口と第三出入り口との間で可能な位置があるが、これらのバル ブ位!のどれも本発明の現在好ましい実施形態では必要ない、または使用しない 。3個以上の流れ位置を有するバルブの使用は、不十分な殺菌またはバルブの誤 操作による他の危険性があるので、好ましくない。
「低温始動」から進行する代表的な殺菌サイクルを図2に示す。
サイクルはすべてのソレノイドバルブが非作動位置にあり、ドアー280ツクが 非作動状態で、真空ポンプがオフで、加熱装置56がオフである状態から開始す る。バルブ21および22は非作動状態にあるので1 注入室18はすでに殺菌 剤で満たされている。電源を入れることにより、ソレノイドバルブ32が開き、 殺菌室の加熱装置56が作動し、加熱を開始し、 ドアーロックが作動してロッ ク解除位置になる。
真空ポンプ47も始動し、大気中の空気をフィルター46、導管41.42.4 3. および45を通して殺菌室lo中に送り込む。
空気はドアーおよび/または開いているバルブ32を通して殺菌室から出る。I II御盤のランプの様な指示器が、貯蔵庫16中に十分な殺菌剤があるか、液面 19が裏通ぎないが、缶フィルター39が所定の位置にあるかを示す。
次いで、一般的にトレー中に入れた殺菌すべき物品を殺菌室l。
中に収容し、ドアー28を閉じ、ロックする。この間に、殺菌室IOは、Oニュ ートン/平方メートルゲージ(OPSIG)に減圧され、望ましい蒸発温度に加 熱される。温度は、使用する特定の殺菌剤により異なるが、一般的に、大部分が アルコールで、低濃度のケトンおよびホルムアルデヒドを含む通常の化学殺菌剤 では約132℃である。
ドアー28を閉じた後、ソレノイドバルブ23および24を「試動させる」、す なわちオンおよびオフサイクルを数回、一般的には5回繰り返し、バルブ中のホ ルムアルデヒド付着物の様な粒子を除去し、密閉部の働きを確認する。
次いで、排出工程でソレノイドバルブ23および24を同時に作動させ、ガス、 例えば空気の流れを 殺菌室10がら導管4o、バルブ23、導管42.真空ポ ンプ47.導管43、バルブ24、および導管44を通して貯蔵1136に開く 。これらのガスは貯蔵庫36からフィルター39を通して排出される。
2方ソレノイドバルブ32も切って閉位置に合わせ、殺菌室1゜を約−34,4 75〜−55,160ニユ一トン/平方メートルゲージ[−5(マイナス5)  〜−8(マイナス8)PSIG]l:なるまで排出する。排出工程の終了時にお ける室内圧は図2では−48゜265ニユ一トン/平方メートルゲージ[−7( マイナス)PSIG]で示しである。
次いで、前に述べた様にソレノイドバルブ21および22を同時に作動させて「 落下」または「殺菌剤注入」工程を開始し、注入室18および導管12および1 3中の殺菌剤を殺菌室lo中に流し込む。室内の金属機器が急速に熱を吸収し、 さらに小さな真空効果を生み出し、それによってすでに迅速に進行している充填 工程を促進する。
殺菌剤の蒸発により室IO内の総圧が増加する。予め設定した室圧20.685 〜82.740ニユ一トン/平方メートルゲージ(3〜12PSIG)、一般的 i: 27. 580ニユー h ン/平方メートルゲージ(4PSrG)で、 ソレノイドバルブ21および22が切れて注入室18および関連する導管を貯蔵 庫16からの殺菌剤の流れに対して開く。
バルブ21および22が切れる時、注入室18内の高圧によりフィルター30に 瞬間的に逆流が生じ、この逆流により、フィルター30から粒子状物質が取り除 かれる。逆流蒸気は急速に凝縮し、圧力は等しくなる。それによって、液体殺r !N剤が注入室および関連する導管に充填され、次の殺菌サイクルの準備をする 。
室10内の圧力は、約132℃の制御温度で、殺菌剤および空気の蒸気圧、一般 的に137.900ニユ一トン/平方メートルゲージ〜172.375ニユ一ト ン/平方メートルゲージ(20〜25PSIG)に上昇する。この圧力は、室内 の殺菌剤および残留空気の量、殺菌剤組成物、室容積、および温度により異なる 。温度および関連する蒸気圧が望ましい殺菌値で平衡に達したら、殺菌する物品 の露出時間を測定し、制御する。一般的に露出時間は、処理量に応じて7〜20 分間である。少数の包装していない医療または歯科器材の殺菌には、雉い露出時 間で効果的である。
望ましい露出時間に達したら、 「換気」工程を開始する。2方ソレノイドバル ブ32を作動させて開位置にする。加圧された蒸気が室10からバー31および 冷却コイル29を通って流れ、はとんど室温、すなわち25〜30℃に冷却され 、凝縮する。この凝縮物は廃棄物貯蔵庫36にに集められ、続いて廃棄される。
ガスおよび蒸気はフィルター39を通り、微量の殺菌剤成分が除去される。使用 済み殺菌剤が放出されると、室圧はOニュートン/平方メートルゲージ(OPS  I G)に低下する。
室lOが低圧、好ましくは大気圧近くになると、ソレノイドバルブ24が作動し 、 「ウオームアツプ」工程から作動している真空ポンプ47が大気中の空気を フィルター46から導管41、バルブ23、導管42.ポンプ47、導管43. バルブ24および導管45を通して殺菌室10に送り込む。 流入する空気は、 室およびその内容物よりも温度が低い。空気が室の後方から入る時、下降する傾 向があり、高温の蒸気よりも重い。空気は室の壁と接触することにより、および 高温の蒸気と混合することにより、加熱され、続いて上昇し、さらに混合して高 温蒸気を希釈する。小型の化学殺菌装置では、殺菌室ガスの化学成分を05HA の必要条件未満に下げるのに、一般的に7分間の連続パージで十分である。この パージを行なわない場合、この標準に適合するのにはるかに長い時間が必要にな る。
このパージに続いて、バルブ24およびポンプ47を切り、パージ空気を止め、 室を大気温度で再換気して平衡化する。
続く第一の「保持」状態で、ドアーロックを作動させてドアーを開き、殺菌した 物品を取り出す。この「保持」状態により、別の殺菌サイクルをより短い「ウオ ームアツプ」時間で開始することができる。
第二の、所望により使用する「保持」状態で、加熱装置56も切り、室を冷却す る。
必要であれば、殺菌装置全体を停止させ、本来の「オフ」状態に戻すこともでき る。
制WJ!fIA構は1例えば殺菌装置が労働時間内だけ作動する様に、望ましい 時間に自動的に始動し、停止する様に設定することができる。
図3〜14は、この殺菌装置の制御従機構に有用な各種のソフトウェアルーチン を示す。
図3の「起動」ルーチンは、サイクルカウンターおよびフィルター39が受けた サイクルの数のためのカウンターを含む。フィルタ−再生後に予め設定したサイ クル数に達した時に殺菌装置が作動しなくなる様に設定することができる。この ルーチンは室ドアーロックの作動および圧力計のを設定も行なう。
図4のメインループルーチンは1図5〜10に示すウオームアツプ、排出工程、 パージ、換気、およびタイマー−カウンタールーチンを使用してウオームアツプ からパージおよび換気の工程を制御する。
試験、保守点検、誤作動の処置、診断およびバルブ欠陥に対する各種の制御ルー チンを図11−14に示す。 本発明の一つの重要な特徴は、殺菌室内おける殺 菌剤蒸気の濃度増加である。予備排出により、殺菌剤蒸気は132℃および17 2,375ニユ一トン/平方メートルゲージ(25PSIG)における体積で大 体等量の殺菌剤および空気からなる。−27,580ニユ一トン/平方メートル ゲージ(−4PSIG)に予備排出することにより、殺菌剤蒸気の濃度が約64 %に増加し、−48,265ニユ一トン/平方メートルゲージ(−7PSIG) に予備排出することにより、殺菌剤蒸気の濃度が約75%に増加し、−68,9 50ニユ一トン/平方メートルゲージ(−10PSIG)に予備排出することに より、殺菌剤蒸気の濃度が約85%に増加する。
この濃度増加により、殺菌活性が非常に高(なり、室内に「空気ポケット」が残 り、殺菌すべき物品の露出が不十分になる可能性が低下する。
非常に低い圧力、すなわちほとんど完全な真空への排出は、圧力を僅かに低下さ せるのに必要な時間が非常に長くなるので、容量が非常に大きい真空ポンプなし には一般的に実際的ではない。その上、それによって得られる効率の増加も僅か である。
殺菌室を排出するためにこの機構に真空ポンプを組み込むことにより、他の工程 における殺菌剤成分の放出が減少し、同時にサイクル時間も短くすることができ る。殺菌露出時間の後、殺菌室からの使用済み殺菌剤の放出は真空ポンプ出口か ら室lOに空気を送り込むことにより促進される。導入された空気により圧力が 増加し、凝縮素子31.29への流れが増加する。このパージ期間の間に、使用 済み蒸気が連続的に希釈され、その濃度が十分に低い水準に急速に低下し、政府 が定めた現行の、例えば05HA標準に適合する様になる。
本殺菌装置のもう一つの特徴は、フィルター30の自動洗浄である。この洗浄は 、各サイクルに一度、液体殺菌剤の殺菌室10中への注入、つまり落下の後に起 こる。これが起こると、殺菌室10と注入室18における圧力が直ちに大気圧よ り僅かに高い圧力で平衡になる。その結果、3方ソレノイドバルブ21および2 2を同時に殺菌室10に対して閉じ、殺菌剤貯116に対して開いた時に、加圧 された殺菌剤蒸気および空気の瞬間的なパルスが導管11およびフィルター30 を通って逆流し、入り口、すなわちフィルターの貯蔵II(Illから固体をす べて吹き飛ばす。同様なパルスはバルブ22および導管14においても起こり、 液体殺菌剤を貯蔵庫16中に吹き戻す。これによって導管14が空になるので、 その後で注入室18が迅速に充填される。さもなくば、導管14および貯蔵庫1 6内の液体が同じ水準になり、注入室18中、すなわち2つの湾頭間にに蒸気お よびガスを閉じ込める傾向が生じ、充填を妨害する、または遅らせることになる 。
ここに2叙する配置に3万バルブを使用することにより、必要なバルブの数を最 小に抑え、バルブと各従橢構の他の部品との間の効率的な相互作用が可能になる 。
ここに2敵する実施形態は、請求項の範囲を制限するものではない。
図4A 図8B 図9 図10 図1OA 図11A 図13 図13A 図14 !−−杓 殺菌室中で液体化学殺菌剤を蒸発させることにより、物品を殺菌するための化学 殺菌装置。殺菌室の予備排出により殺菌活性が高くなる。殺菌剤は、予め充填し た注入室から殺菌室中に注入される。
露出期間に続いて。使用済み殺菌剤を凝縮させ、新鮮な空気を真空ポンプから殺 菌室中に送り込む。自動化したバルブ機構が、最小の数の3方バルブおよび1個 以上の2方バルブを使用し、殺菌サイクルにおける流体の流れ機能をI11御す る。
国際調査報告

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.化学殺菌剤蒸気に露出することにより殺菌すべき物品を収容するための密封 可能な殺菌室を有し、前記殺菌室が殺菌剤入り口導管および排出導管を有する化 学殺菌装置であって、前記殺菌室に接続された真空ポンプ手段、および前記殺菌 剤蒸気に対する前記物品の露出を完了した後、前記殺菌室を排出する様に操作で きる第一制御手段を備えていることを特徴とする化学殺菌装置。
  2. 2.前記殺菌室をマイナス27,580〜マイナス68,950ニュートン/平 方メートルゲージ(マイナス4〜マイナス10PSIG)のゲージ圧に排出する 様に操作できる第二制御手段を含むことを特徴とする請求項1の化学殺菌装置。
  3. 3.殺菌すべき物品を収容するための密封可能な殺菌室手段を有し、前記殺菌室 手段が殺菌剤入り口導電手段および排出導管手段、殺菌剤貯蔵庫手段、液体殺菌 剤を前記殺菌室手段に供給し、その中で蒸発させるための殺菌剤注入手段、使用 済み殺菌剤を凝縮させる手段、蒸気空間およびドレンを備えた廃棄凝縮物貯蔵庫 手段、ソレノイドバルブ制御手段、および電子制御手段を有する化学殺菌装置で あって、 前記液体殺菌剤を前記殺菌室手段に供給する前に前記殺菌室手段を予備排出し、 それによって蒸気化した殺菌剤の空気による希釈を少なくするための、第一導管 手段により前記殺菌室手段に接続された真空ポンプ手段を特徴とする化学殺菌装 置。
  4. 4.前記殺菌室手段を冷却し、使用済みの蒸気化した殺菌剤をバージするために 、前記殺菌室手段中に大気中の空気をポンプで送り込むための、前記真空ポンプ 手段および前記殺菌室手段に接続された第二導管手段を特徴とする請求項3の化 学殺菌装置。
  5. 5.密封可能な、加熱された殺菌室中で蒸気化した液体化学殺菌剤で物品を殺菌 するための方法であって、殺菌すべき物品を前記殺菌室内に置き、前記殺菌室を 密封すること、前記殺菌室を殺菌剤の蒸発温度に加熱すること、真空ポンプによ り前記殺菌室から空気の一部を予備排出し、前記殺菌室内を減圧すること、 前記殺菌室の圧力が予め決めた減圧値に達したところで前記殺菌室と前記真空ポ ンプの接続を切ること、予め充填した注入室から、重力により、予め決めた量の 前記液体化学殺菌剤を、前記殺菌室中で蒸発させ、前記殺菌室中の残留空気と混 合するために前記殺菌室中に導入すること、前記導入した化学殺菌剤を蒸発させ るために、前記殺菌室および内容物を制御された殺菌温度に加熱すること、前記 殺菌温度を一定期間保持すること、 使用済み殺菌剤および空気を、前記殺菌室から、冷却手段を通して放出し、前記 殺菌剤を冷却し、凝縮させること、前記真空ポンプを接続し、大気中の空気を前 記殺菌室に送り込み、前記殺菌室を急速に冷却し、前記蒸気化した殺菌剤を希釈 すること、前記の放出され、冷却され、凝縮した使用済み殺菌剤を凝縮物貯蔵庫 に通し、前記凝縮した殺菌剤をガスおよび蒸気から分離すること、前記凝縮物貯 蔵庫からの前記ガスおよび蒸気を処理し、前記処理されたガスおよび蒸気を大気 中に排出すること、および前記凝縮した使用済み殺菌剤を廃棄することを特徴と する方法。
  6. 6.さらに、前記殺菌剤を前記殺菌室中に導入した後、前記注入室と前記殺菌室 との接続を切り、次の殺菌サイクルのために前記注入室を充填する工程を含むこ とを特徴とする請求項5の方法。
  7. 7.前記凝縮物貯蔵庫からの前記ガスおよび蒸気が濾過工程により処理されるこ とを特徴とする請求項5の方法。
  8. 8.殺菌剤入り口導管手段および排出導管手段を備えた密封可能な殺菌室手段、 蒸気空間を備えた液体殺菌剤貯蔵庫手段、殺菌剤を前記殺菌室手段に供給するた めの注入室を含む殺菌剤注入手段、吸引口および放出口を備えた排出手段、使用 済み殺菌剤を凝縮させる手段、蒸気空間およびドレンを備えた廃棄凝縮物貯蔵庫 手段、および電子制御手段を有する化学殺菌装置のためのソレノイドバルブ制御 機構であって、前記ソレノイドバルブ制御機構が、第一導管により前記殺菌室に 接続された第一出入り口、第二導管により前記注入室の底部に接続された第二出 入り口、および第三導管により前記殺菌剤貯蔵庫手段に接続された第三出入り口 を備えた第一の3方ソレノイドバルブ手段、 第一導管により前記殺菌室に接続された第一出入り口、第二導管により前記注入 室の上部に接続された第二出入り口、および第三導管により前記殺菌剤貯蔵庫手 段の前記蒸気空間に接続された第三出入り口を備えた第二の3方ソレノイドバル ブ、第一導管により前記殺菌室手段に接続された第一出入り口、第二導管により 前記排出手段の前記吸引口に接続された第二出入り口、および第三導管により大 気に接続された第三出入り口を備えた第三の3方ソレノイドバルブ、 第一導管により前記廃棄物貯蔵庫手段の前記蒸気空間に接続された第一出入り口 、第二導管により前記排出手段の前記放出口に接続された第二出入り口、および 第三導管により前記殺菌室に接続された第三出入り口を備えた第四の3方ソレノ イドバルブ、第一導管により前記殺菌室手段に接続された第一出入り口、および 第二導管により前記使用済み殺菌剤凝縮手段に接続された第二出入り口を備えた 第一の2方ソレノイドバルブ、および前記凝縮手段を前記廃棄物貯蔵庫手段に接 続する凝縮物導管手段からなり、 前記第一および第二の3方バルブが、前記注入室に前記液体殺菌剤を充填するた めの第一位置と、前記液体殺菌剤を前記殺菌室中に注入するための第二位置との 間で操作できること、および前記第三および第四の3方バルブが、前記殺菌室を 排出するための第一位置、前記殺菌室への、または前記殺菌室からの流れを阻止 するための第二位置、および前記殺菌室を前記排出手段により送り込まれた空気 でバージするための第三位置で操作できることを特徴とするソレノイドバルブ制 御機構。
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