JPH0556146B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0556146B2
JPH0556146B2 JP59131979A JP13197984A JPH0556146B2 JP H0556146 B2 JPH0556146 B2 JP H0556146B2 JP 59131979 A JP59131979 A JP 59131979A JP 13197984 A JP13197984 A JP 13197984A JP H0556146 B2 JPH0556146 B2 JP H0556146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
sterilization
valve
sterilizing
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59131979A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6111050A (ja
Inventor
Kazuo Myazawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Manufacturing Corp
Original Assignee
Chiyoda Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Manufacturing Corp filed Critical Chiyoda Manufacturing Corp
Priority to JP59131979A priority Critical patent/JPS6111050A/ja
Publication of JPS6111050A publication Critical patent/JPS6111050A/ja
Publication of JPH0556146B2 publication Critical patent/JPH0556146B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明に係るガス滅菌装置は、病院、各種研
究施設等に於いて、細菌が付着した、或は付着し
たおそれのある医療器具、実験器具等を滅菌する
のに使用される。
(発明の背景) 病院、各種研究施設等、細菌により汚染される
危険性のある場所で使用した各種器具、材料等
は、再使用するのに先立つて洗浄し更に滅菌しな
ければならない。滅菌作業は高温(130℃程度)
の蒸気により行なう場合もあるが、被滅菌物が耐
熱性に乏しい場合は、被滅菌物を滅菌容器中に収
納した状態でこの容器内に滅菌ガスを充満させ、
被滅菌物に付着した細菌を死滅させるようにして
いる。
滅菌作業を行なう場合には、被滅菌物を収納し
た滅菌容器内の空気を真空ポンプにより排出した
後、この容器内に滅菌ガスを送り込み、所定時間
の滅菌を行なう。この滅菌のための時間が経過し
たならば、上記滅菌ガスを真空ポンプにより排出
する。
このようにして滅菌終了後滅菌容器内から排出
された滅菌ガスは、従来はそのまま廃棄されてい
たため、次に述べる様な不都合を生じた。即ち、
滅菌容器内に充填される滅菌ガスの量に比べて被
滅菌物に付着している細菌は極めて微量であるた
め、ガス滅菌を行なつても滅菌ガスは殆ど消費さ
れることがなく、滅菌の効力も殆ど失われない。
一方、酸化エチレン等の滅菌ガスは高価であるた
め、十分再使用に耐える滅菌ガスを滅菌作業の度
に廃棄するのは無駄である。更に、滅菌能力が殆
ど衰えていない滅菌ガスをそのまま排出すると周
囲の環境を悪化させ各種障害を発生するおそれが
あり、その障害除去を図る場合、装置が大型化す
るのを避けられない。
(発明の目的) 本発明は上述のようないずれの不都合をも解消
するため、滅菌に使用した滅菌ガスの再利用を図
ることができるガス滅菌装置を提供することを目
的としている。
(発明の構成) 本発明のガス滅菌装置は、滅菌容易とは別に滅
菌作業に使用した後の滅菌ガスを液化して貯溜し
ておくための貯溜容器を設け、排気管の途中に設
けた凝縮器により凝縮液化した滅菌剤を分離させ
るトラツプとこの貯溜容器とを途中に弁を設けた
連通管により連通させ、滅菌作業に使用した後の
滅菌ガスを上記貯溜容器内に凝縮液化させた状態
で貯溜できるようにしている。
図面により更に詳しく説明すると、図面は本発
明のガス滅菌装置の概要を示す略図であつて、こ
の図の例では滅菌容器1は内缶1aと外缶1bと
から成る二重構造となつている。内缶1aと外缶
1bとの間には温水ジヤケツト1cが形成されて
おり、この温水ジヤケツト1c内には図示しない
給蒸装置により加熱用温水を供給し更に排出でき
るようにしている。
内缶1a内には、途中に第一の弁2を設けたガ
ス管3に一端が開口し、滅菌作業時にこの内缶1
a内に滅菌ガスを送り込めるようにしている。
又、内缶1a内に一端を開口した排気管4の途中
には、内缶1aの側から順に、凝縮器5とトラツ
プ6と第二の弁7と真空ポンプ8とが互いに直列
に設けられている。凝縮器5は、排気管4内を送
られて来る滅菌ガスを冷却し液化するもので、ト
ラツプ6はこの液化した滅菌剤を分離して下部に
設けた排液口から排出する。
このトラツプ6の排液口に上端を接続した連通
管11の途中には第三の弁9が設けられており、
この連通管11の下端は貯溜容器10に通じてい
る。
更に、前記内缶1a内に一端を開口させた給気
管12の途中には第四の弁13を設けている。1
4はこの給気管12の他端に設けた除菌フイルタ
である。
(発明の作用) 上述のように構成される本発明のガス滅菌装置
の作用は次の通りである。
(a) 滅菌開始時 第一の弁2、第三の弁9、第四の弁13をいず
れも閉じ、第二の弁7を開いた状態で真空ポンプ
8を運転する。
これにより滅菌容器1の内缶1a内の空気が排
気管4を通じて排出され、内缶1a内が真空にな
る。
次いで第二の弁7を閉じ、第一の弁2を開き、
ガス管3を通じて内缶1a内に滅菌ガスを送り込
み、内缶1a内に収納した被滅菌物15,15の
滅菌を行なう。第三、第四の弁9,13は閉じた
ままとする。
(b) 滅菌終了時 所定時間の滅菌作業が終了したならば、第一の
弁2を閉じ、第二、第三の弁7,9を開いて真空
ポンプを運転する。
これにより、内缶1a内の滅菌が真空ポンプ8
に吸引され、凝縮器を通過する間に冷却され凝縮
液化する。この際第四の弁13は閉じておく。
凝縮器5によつて凝縮液化した滅菌剤は、次い
でトラツプ6によつて分離され、連通管11を通
じて貯溜容器10内に送られる。
凝縮器5としては通常の冷凍器を使用すること
ができるが、通常滅菌ガスとして使用されるガス
の内、酸化エチレンは沸点が1気圧に於いて10.7
℃、ダイサイドL(商品名:11%の酸化エチレン
と53%のフレオン−11と36%のフレオン−12とを
混合したもの)の沸点が同じく11℃、ダイサイド
LS(商品名:12%の酸化エチレンと88%のフレオ
ン−12とを混合したもの)の沸点が同じく−23℃
であり、これらの滅菌ガスを凝縮し液化すること
は比較的容易である。
又、内缶1a内の圧力低下により滅菌ガスの液
化が行なわれ難くなる様な場合、滅菌終了後真空
ポンプ8の運転を開始した直後、或は運転の途中
から第四の弁13を開き、排気管4に滅菌ガスと
無菌空気との混合気体を送り込むようにしても良
い。このようにすることで、滅菌ガスのみが凝縮
器5内で液化し、トラツプ6で分離されて貯溜容
器10内に捕集される。
内缶1a内の滅菌ガスの大部分が貯溜容器10
に移されたならば、第三の弁9を閉じ、第二、第
四の弁7,13を開いて真空ポンプ8を運転す
る。第一の弁2は閉じたままの状態とする。
これにより、内缶1a内に除菌フイルタ14を
通過した清浄な空気が送り込まれ、被滅菌物15
の表面に付着した滅菌ガスの除去を行なう。この
際、滅菌容器1の温水ジヤケツト1c内には加熱
用温水を送り込んで内缶1a内の温度を上昇さ
せ、上記した滅菌ガスの除去が効率良く行なわれ
るようにする。
この滅菌ガス除去を所定時間行なつたならば真
空ポンプ88を停止し、被滅菌物15を取り出
す。
(c) 滅菌作業の再開時 滅菌作業を再開する場合、第一、第二、第四の
弁2,7,13を閉じたままの状態で第三の弁9
を開く。内缶1a内は予め真空にしておく。
これにより、貯溜容器10に液体状態で貯溜さ
れていた滅菌剤が蒸発し、連通管11、排気管4
を通じて内缶1a内に送り込まれ、この内缶1a
内に収納された被滅菌物15の滅菌を行なう。こ
の際、滅菌ガスの蒸発が緩徐な場合は、貯溜容器
10に付設したヒータ16により滅菌剤の加熱を
行なつて蒸発を促進する。更に、貯溜容器10か
ら内缶1a内に戻された滅菌ガスの量では滅菌作
業に不足な場合は、第一の弁2を開き、ガス管3
を通じて適宜新たな滅菌ガスの供給を行なう。
以下、上述の行程を繰り返して被滅菌物の滅菌
作業を行なう。
(発明の効果) 本発明のガス滅菌装置は以上に述べた通り構成
されるので、滅菌に使用した滅菌ガスの大部分を
回収して再利用することができ、滅菌に要する費
用の節約を図れるだけでなく、廃棄される滅菌ガ
スを処理するための設備を簡略化するか或は全く
省略することができる。
ガス滅菌装置において使用済の滅菌剤を回収し
再使用することは、特公昭52−30792号、特開昭
54−39992号各公報にも記載されているが、これ
らに記載されたものは、使用済の滅菌ガスをガス
状のまま回収し貯留するものである。
これに対して本発明の装置は、凝縮器及びトラ
ツプを設けて滅菌ガスを凝縮させ、空気等の気体
と分離して液状で貯留し、再使用時に気化させて
使用するものである。凝縮したガスは、重力によ
り貯留器に流下させることができると共に、酸化
エチレンガスの場合は液化により体積が約500分
の1にも縮小するので、貯留容器が小さくなり、
凝縮器、トラツプを設けても全体として滅菌装置
の占有空間が小さくて済むから、各種機器が多く
設備されるようになつて来た病院等に設備する場
合に効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のガス滅菌装置の概略を示す図で
ある。 1:滅菌容器、1a:内缶、1b:外缶、1
c:温水ジヤケツト、2:第一の弁、3:ガス
管、4:排気管、:凝縮器、6:トラツプ、7:
第二の弁、8:真空ポンプ、9:第三の弁、1
0:貯溜容器、11:連通管、12:給気管、1
3:第四の弁、14:除菌フイルタ、15:被滅
菌物、16:ヒータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被滅菌物を収納する滅菌容器内に、途中に第
    一の弁2を設けた滅菌ガス送給用のガス管3と、
    滅菌容器側から順に第二の弁7、真空ポンプ8を
    互いに直列に接続した排気管4と、途中に第四の
    弁13を設け除菌フイルタ14を介して大気に通
    じる給気管12とを連結して成るガス滅菌装置に
    於いて、上記排気管4の第二の弁7よりも滅菌容
    器寄りの部分に、滅菌容器側から順に滅菌ガスを
    冷却液化する凝縮器5、トラツプ6を設け、この
    トラツプ6の液排出口と液状の滅菌ガスを貯溜す
    る貯溜容器10とを、途中に第三の弁9を設けた
    連通管11で連通させたことを特徴とするガス滅
    菌装置。
JP59131979A 1984-06-28 1984-06-28 ガス滅菌装置 Granted JPS6111050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59131979A JPS6111050A (ja) 1984-06-28 1984-06-28 ガス滅菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59131979A JPS6111050A (ja) 1984-06-28 1984-06-28 ガス滅菌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6111050A JPS6111050A (ja) 1986-01-18
JPH0556146B2 true JPH0556146B2 (ja) 1993-08-18

Family

ID=15070703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59131979A Granted JPS6111050A (ja) 1984-06-28 1984-06-28 ガス滅菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6111050A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03210266A (ja) * 1990-01-12 1991-09-13 Shinwa Corp 蒸気加熱滅菌装置
JP5843115B2 (ja) * 2012-04-19 2016-01-13 株式会社エナ 四酸化二窒素による滅菌法及び滅菌装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6111050A (ja) 1986-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6558622B1 (en) Sub-critical fluid cleaning and antimicrobial decontamination system and process
US3549312A (en) Process and apparatus for recovering sterilization gas for reuse
JPH06269605A (ja) 多成分蒸気混合物の回収方法および回収装置
Miller Sterilization: disciplined microbial control
JP6991736B2 (ja) 真空チャンバ内の水分を検出するための装置及び方法
JP2022168262A (ja) 医療器具の乾燥方法
JP2017507737A (ja) 滅菌装置の真空排気システム
TW208689B (ja)
WO1999056892A1 (en) Sub-critical fluid cleaning and antimicrobial decontamination sysstem and process
US6132679A (en) Method and apparatus for aerating chemically-sterilized articles
JPH0556146B2 (ja)
JP2005143513A (ja) 真空超音波洗浄除菌装置
JP4210654B2 (ja) ミクロトームクリオスタットを殺菌するための方法及び装置
JP5002039B2 (ja) ミクロトームクリオスタットを殺菌するための方法及び装置
JP2001070410A (ja) 滅菌処理方法
JP2690518B2 (ja) ガス滅菌器に於ける残留ガス除去方法
JP4007847B2 (ja) 真空加熱設備における劣化生成物の回収および脱臭装置
EP0818205A2 (en) Steam sterilization
JP2781008B2 (ja) ガス滅菌器の運転方法
US6413322B1 (en) Machine for vapor degreasing and process for doing same using an inflammable fluid
JPS60225566A (ja) ガス滅菌装置
JP3225843B2 (ja) オートクレーブ
JP2005312792A (ja) 減圧・常圧併用の消毒方法および消毒装置
JP2001170140A (ja) 滅菌処理装置
JPH03210267A (ja) 真空低温蒸気加熱滅菌法及びその滅菌装置